JP2715991B2 - 高圧発生装置 - Google Patents

高圧発生装置

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JP2715991B2 JP13317595A JP13317595A JP2715991B2 JP 2715991 B2 JP2715991 B2 JP 2715991B2 JP 13317595 A JP13317595 A JP 13317595A JP 13317595 A JP13317595 A JP 13317595A JP 2715991 B2 JP2715991 B2 JP 2715991B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、高圧発生装置に係り、
特にフライバックトランス高圧レギュレーション改善に
関する。 【0002】 【従来の技術】従来技術例の1つに、特開昭和52−6
9522号公報記載の技術がある。これを図9に示す。
本従来技術は、コイル7、コンデンサ8、抵抗9より成
る共振回路を、フライバックトランス6の1次巻線と直
列に挿入し、高圧出力波形の高調波成分を抵抗9にて減
衰させ、フライバックトランス出力波形頭部を図3の点
線で示すようにほぼ平坦にして高圧ダイオード10の導
通範囲を広げ、高圧レギュレーションを改善しようとす
るものである。しかしながら、本回路においても、高圧
負荷を取った分だけ高圧出力が低下するのはまぬがれな
い。 【0003】又、別の従来例として、フライバックトラ
ンス1次巻線に並列に可飽和トランスを挿入し、高圧負
荷によりインダクタンスを変化させ、帰線期間パルス幅
変化により高圧安定化を図る方法があるが、この場合、
インダクタンス変化は、数百μH〜数mHにも及び、ト
ランスが大型で高価になってしまい、又、インダクタン
スによるリンギングも発生し画面に妨害を与え易くなる
欠点がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、高圧
負荷増大につれ高圧出力が低下する問題がある。又、可
飽和トランスのインダクタンスを可変にする方法におい
てはトランス部を中心に大型化し高価になる。さらに、
インダクタンスによるリンギングがフライバックトラン
ンスの出力波形に出て画面に妨害を与え易くなる。 【0005】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を改
善し、低コスト、小型かつ簡易構成下で、フライバック
トランスの出力波形のリンギング成分を小さくするとと
もに、負荷変動の影響を抑えて高圧出力を一定にできる
技術を実現することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る高圧発生装置は、高圧負荷電流が供給さ
れる1次巻線と、フライバックトランス(6)の1次側
に接続され、前記高圧負荷電流によってインダクタンス
値が変化する2次巻線とを備えた第1の可飽和トランス
(12)と、該第1の可飽和トランス(12)の2次巻線に
並列接続される抵抗(9)とコンデンサ(8)の直列回路
とを含み、前記高圧負荷電流値が低い第1の状態で、前
記フライバックトランス(6)の出力に含まれる水平周
波数の奇数倍の高調波に共振するように構成された第1
の共振回路と、 高圧負荷電流が供給される1次巻線と、
フライバックトランス(6)の2次側に接続され、前記
高圧負荷電流によってインダクタンス値が変化する2次
巻線を備えた第2の可飽和トランス(12′)と、該第2
の可飽和トランス(12′)の2次巻線に並列接続される
抵抗(9′)とコンデンサ(8′)の直列回路とを含み、
前記高圧負荷電流値が低い第1の状態で、前記フライバ
ックトランス(6)の出力に含まれる水平周波数の奇数
倍の高調波に共振するように構成された第2の共振回路
と、 前記フライバックトランスの2次側でフライバック
パルスの少なくとも正極側のピーク部を整流する整流器
とを備え、 前記第1及び第2の共振回路は、前記第1の
状態において前記フライバックトランス(6)の出力に
含まれる高調波成分を減衰せしめ、かつ前記高圧負荷電
流値が前記第1の状態より大きい第2の状態においてそ
の共振点がずれて前記高調波成分の減衰を小さくして、
前記第1及び第2の状態で前記フライバックトランス
(6)の高圧値をほぼ一定とするように構成したことを
特徴とする。 【0007】 【作用】第1,第2の共振回路は、第1の状態では共振
による高インピーダンス化と抵抗による損失とで高調波
成分を減らし、第2の状態では上記高調波成分の減少を
小さくし、該第1の状態と第2の状態とで負荷電流に増
大変化が生じても高圧値を略一定にする。すなわち、負
荷電流値の増大に従いフライバックトランスの1次側パ
ルスに含まれている高調波を除去する割合を減らすこと
によりパルスのピーク値の減少を抑えるように調整す
る。 【0008】 【実施例】以下本発明を、図1〜図9により説明する。 【0009】図1〜図6は、本発明の原理説明図であ
る。1は水平出力トランジスタ、2はダンパーダイオー
ド、3は共振コンデンサ、4は水平偏向コイル、5はS
字補正コンデンサ、6はフライバックトランス、8はコ
ンデンサ、9は抵抗、10は高圧整流ダイオード、11
は電源コンデンサ、12は可飽和トランスである。コン
デンサ8と、抵抗9と、可飽和トランス12の2次巻線
でフライバックトランス出力の高調波成分を減衰させる
共振回路を形成している。 【0010】可飽和トランス12の特性図を図2に示
す。 【0011】1次巻線電流が増大すると2次インダクタ
ンスは図のように減少する。 【0012】本構成において、高圧負荷が増大した場
合、B点から流入する電源電流は増大する。これによ
り、トランス12の2次インダクタンスは減少し、この
巻線と、並列に接続されている、コンデンサ8と抵抗9
の直列回路による共振効果が減少する。このため高調波
成分は減衰されず、出力波形のピーク値は、図3の実線
で示すように伸びた特性になる。 【0013】反対に、高圧負荷が減少した場合は、B点
から流入する電源電流は減少し、トランス12の2次イ
ンダクタンスは増大し、共振が活発になり、共振効果が
増大する。これにより、高調成分は減衰されて図3の点
線で示すようにピーク値が下がり平坦な特性になる。高
圧は、図3に示す波形を、高圧整流ダイオード10で整
流して得るため、上述した原理で、高圧レギュレーショ
ン特性は改善される。この特性を図8に示す。 【0014】実験では、コンデンサ0.01μF、抵抗
27Ω、可飽和トランス、2次巻線インダクタンス68
μH〜20μH変化で、高圧レギュレーション改善が
1.5KVであった。 【0015】ここで、可飽和トランス12の1次巻線電
流は高圧負荷に応じた電流でよいため、ブラウン管ビー
ム電流に応じたA.B.L(自動輝度制限)検出電圧を
利用し駆動してもよい。 【0016】抵抗9を半導体素子で構成し、高圧負荷に
応じて、内部インピーダンスを変化させてもよい。 【0017】又、図1の回路で、可飽和トランス12を
使用せず、電流に応じた自己飽和型コイルを利用しても
よい。 【0018】図4に、画面歪防止回路を示している。図
面歪は、画面が明るい部分で高圧が低下し偏向感度が上
昇して画面サイズが広がってしまう現象である。上記説
明より、可飽和トランス12の1次巻線に画面明るさに
応じた電流を流し、高圧補正することにより画面歪が補
正できることが明らかである。 【0019】又、本発明を異なる高次同調のフライバッ
クトランスに適用した場合は、高調波周波数が高いた
め、共振回路周波数も高くする必要がある。このため、
コンデンサ容量は小さくしなければならない。実際に
は、可飽和トランス巻線には分布容量があるのでコンデ
ンサは接続せずともよい。すなわち、可飽和トランス
と、抵抗の並列回路でも構成可能である。これを図5に
示す。この回路では、フライバックトランスの1次巻線
に印加されるパルスは、フライバックトランスの1次巻
線のインダクタンス、可飽和トランスのインダクタンス
の分割で得られ、高圧負荷が重い時、可飽和トランスの
インダクタンスが小さくなり、フライバックトランスの
1次巻線のパルスが大きくなり高圧レギュレーションが
改善される。 【0020】本構成は、フライバックトランスの1次巻
線に、抵抗を含んだ可変共振回路を接続する構成として
いるが、フライバックトランスは、トランス構成のた
め、高圧巻線側に共振回路を挿入してもよく、この場合
の構成を図6に示す。 【0021】図7には本発明の実施例構成を示す。すな
わち、1次巻線、2次巻線の両方に、トランスを含む共
振回路を挿入した構成であって、これにより一層、高圧
レギュレーション効果が増大する。 【0022】 【発明の効果】本発明によれば、低コストかつ小型・簡
易な回路構成下でも容易に高圧出力の一定化を実現で
き、同時に、水平走査期間でのリンキング発生も抑えら
れる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の高圧発生装置の原理説明図である。 【図2】図1の回路に使用されている可飽和トランスの
特性図である。 【図3】高圧出力の波形図である。 【図4】画面歪補正回路の回路例である。 【図5】可飽和トランスと抵抗で構成された高調波減衰
回路の回路図である。 【図6】本発明の高圧発生装置の原理説明図である。 【図7】本発明の実施例を示す回路図である。 【図8】電圧降下の特性図である。 【図9】従来例図である。 【符号の説明】 1…水平出力トランジスタ、 2…ダンパーダイオード、 3…共振コンデンサ、 4…水平偏向コイル、 5…S字補正コンデンサ、 6…フライバックトランス、 7…コイル、 8…コンデンサ、 9…抵抗、 10…高圧整流ダイオード、 11…電源コンデンサ、 12…可飽和トランス。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.高圧負荷電流が供給される1次巻線と、フライバッ
    クトランス(6)の1次側に接続され、前記高圧負荷電
    流によってインダクタンス値が変化する2次巻線とを備
    えた第1の可飽和トランス(12)と、該第1の可飽和ト
    ランス(12)の2次巻線に並列接続される抵抗(9)と
    コンデンサ(8)の直列回路とを含み、前記高圧負荷電
    流値が低い第1の状態で、前記フライバックトランス
    (6)の出力に含まれる水平周波数の奇数倍の高調波に
    共振するように構成された第1の共振回路と、高圧負荷電流が供給される1次巻線と、フライバックト
    ランス(6)の2次側に接続され、前記高圧負荷電流に
    よってインダクタンス値が変化する2次巻線を備えた第
    2の可飽和トランス(12′)と、該第2の可飽和トラン
    ス(12′)の2次巻線に並列接続される抵抗(9′)と
    コンデンサ(8′)の直列回路とを含み、前記高圧負荷
    電流値が低い第1の状態で、前記フライバックトランス
    (6)の出力に含まれる水平周波数の奇数倍の高調波に
    共振するように構成された 第2の共振回路と、 記フライバックトランスの2次側でフライバックパル
    スの少なくとも正極側のピーク部を整流する整流器とを
    備え、 前記第1及び第2の共振回路は、前記第1の状態におい
    て前記フライバックトランス(6)の出力に含まれる高
    調波成分を減衰せしめ、かつ前記高圧負荷電流値が前記
    第1の状態より大きい第2の状態においてその共振点が
    ずれて前記高調波成分の減衰を小さくして、前記第1及
    び第2の状態で前記フライバックトランス(6)の高圧
    値を略一定とするように構成したことを特徴とする高圧
    発生装置。
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