JP2715785B2 - 分光光度計 - Google Patents

分光光度計

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JP2715785B2
JP2715785B2 JP4046062A JP4606292A JP2715785B2 JP 2715785 B2 JP2715785 B2 JP 2715785B2 JP 4046062 A JP4046062 A JP 4046062A JP 4606292 A JP4606292 A JP 4606292A JP 2715785 B2 JP2715785 B2 JP 2715785B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は種々の試料の吸光度測定
などに利用される分光光度計に関し、特に測光値をデジ
タル信号として取り込む分光光度計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル化された分光光度計でステッピ
ングモータにより回折格子を回転させて波長走査を行な
い、分光器による測光信号をサンプリングし、デジタル
化して取り込む方法としては、下記の(A)と(B)の
2つの方法が使用されている。 (A)波長駆動と測光信号のサンプリグとを単一のCP
Uで制御する方式の分光光度計では、分光器の波長が測
光値を取り込む位置に達する毎にステッピングモータを
停止させて、測光信号を複数回(この回数は波長走査速
度に依存する)サンプリングし、平均を求めてその波長
での測光値とする。 (B)波長駆動を制御するCPUとは別に、測光値をサ
ンプリングしてデジタル信号に変換し、ノイズ低減のた
めの信号処理(レスポンス処理)を行なうまでの信号処
理を制御する専用のCPUを設け、測光値をデータとし
て取り込む波長から次の波長までの波長送り時間に比べ
て十分に速い周期で測光値の更新を行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(A)の方法では各波
長位置で測光値をサンプリングするため、表示される波
長と実際のサンプリング位置での波長との間のずれは生
じないが、レスポンスの値が波長走査速度に依存するこ
ととなる。また、データをサンプリングする位置でステ
ッピング・モータを一時停止させる場合は波長走査を高
速で行なうとモータが脱調するので、高速波長走査を行
なうことができない欠点がある。(B)の方法は好まし
い方法であるが、信号処理のためのCPUとステッピン
グモータの駆動を含む他のCPUとを別に設けなければ
ならないので、装置の構成が大がかりとなり、低価格の
汎用の分光光度計に適用するには不適当である。
【0004】そこで、低価格の分光光度計にも適用でき
るようにするには、波長駆動と信号処理を共通のCPU
で実行させる必要がある。波長走査速度と独立して信号
のレスポンスを設定できるようにするためには、信号を
一定したサンプリング周期でサンプリングし、デジタル
信号処理を行なう必要がある。また、分光器駆動用アク
チュエータとしては一般的にステッピング・モータが使
用されるが、ステッピング・モータを脱調させることな
く高速で回転させるためには、一定したパルス・レート
で回転させる必要がある。
【0005】その結果、波長駆動と信号処理を共通のC
PUで実行させ、かつ高速波長走査を行なうためには、
CPUは次の3つのタスクを同時に処理する必要があ
る。 (1)ステッピングモータを一定したパルス・レートで
波長値と関連付けながら回転させ、測光値を取り込む波
長に達する毎にその時点をあとで述べる(3)に知らせ
る。 (2)一定したサンプリング周期で検出器からの測光信
号をサンプリングし、信号処理を行ない、測光値を更新
する。 (3)(1)からの指示によって測光値を取り込み、ス
ペクトルや測光値の表示を行なう。
【0006】これらのタスクのうち、(1)の測光値を
取り込む周期と、(2)の測光信号をサンプリングして
測光値を更新する処理とは周期は異なるが、ともに一定
の周期で行なわれているため、これらの2つの周期が非
同期で行なわれる場合にはある波長でサンプリングされ
た測光値が、その波長位置でサンプリングされたもので
ないことが生じることになり、スペクトルに歪みを生じ
る結果となる。例えば、図5に示されるように、測光値
を取り込む周期をT1とし、サンプリングして測光値を
更新する周期をT2とすれば、それぞれの測光値取込み
波長位置でTd1,Td2,……の時間ずれが生じる。そ
の結果、図6のようにスペクトルに歪みを生じる。
【0007】本発明は、波長駆動と信号処理を共通のC
PUで実行しながらも、高速波長走査を行ない、かつ
光値取込み位置では正しくその波長でサンプリングされ
た測光値が取り込まれるようにして、スペクトルに歪み
が生じないようにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1に本発明を示す。本
発明の分光光度計は、ステッピングモータにより回転さ
せられる回折格子を備えた分光器2と、そのステッピン
グモータによる波長駆動と測光信号のサンプリグとを制
御する単一のCPUとを備えており、そのCPUは分光
のステッピングモータを一定のパルス・レートで回
転させるモータ駆動部4と、分光器2の測光信号をA/
D変換器6を経て一定のサンプリング周期T2でA/D
変換し、所定の信号処理を施して測光値としてその周期
2毎に更新する信号処理部8と、信号処理部8からデ
ータとして測光値を取り込むための波長間の波長送り周
期T1をサンプリング周期T22以上の整数倍に設定
し、かつ周期T1の開始時点と周期T2の開始時点を同時
にしてモータ駆動部4と信号処理部8を制御する制御部
10とを備えている。
【0009】
【作用】周期T1を周期T22以上の整数倍とし、かつ
同時に開始させると、図2に示されるように、波長が次
の測光値を取り込むための波長位置に進んだときには、
必ずその波長位置で測光信号がサンプリングされて測光
値が更新されている。
【0010】
【実施例】図1に示されるモータ駆動部4、信号処理部
8及び制御部10は共通のCPUで実現される。
【0011】図3と図4により一実施例の動作を説明す
る。図3は全体の動作を示したものである。測定条件に
従って装置のパラメータが設定される。パラメータはレ
スポンス、測定波長範囲、波長走査速度、測光値を取り
込む周期T1などである。パラメータが設定されると、
モータ駆動用タイミング発生用周期及び測光値サンプリ
ング用周期T2のタイマーが起動し、それらのタイマー
の割込みによって起動される各プログラムに分岐する。
各プログラムは図4に示されるものである。
【0012】図4(A)は分光器のステッピング・モー
タ駆動のプログラムである。ステッピング・モータを1
ステップ回転させ、その波長が測光値を取り込む次の波
長位置であればデータ取込み指令を出し、そうでなけれ
ばデータ取り込み指令を出さずに、一定時間後に再びス
テッピング・モータを1ステップ回転させる動作を繰り
返す。(B)は信号処理のプログラムである。周期T2
毎に測光値をサンプリングしてA/D変換を行ない、ノ
イズ低減ための移動平均などの信号処理(レスポンス処
理)を行なって測光値を更新する。(C)はメインのプ
ログラムである。測光値を取り込むための次の波長位置
になりデータ取込み指令が出されると、信号処理が施さ
れて更新されている測光値を取り込み、表示などを行な
う。
【0013】
【発明の効果】本発明ではデータとして測光値を取り込
むための波長間の波長送り周期T1をサンプリング周期
2の整数倍に設定し、かつ周期T1の開始時点と周期T
2の開始時点を同時にしたので、測光値取込み位置では
正しくその波長でサンプリングされた測光値が取り込ま
れるようになり、スペクトルの歪みがない状態で高速波
長走査を行なうことができるようになる。波長走査速度
と独立してレスポンスの値を設定することができる。波
長駆動と信号処理を単一のCPUで実現できるので、簡
単な制御系ですみ、低価格装置に適用するのに有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図3】一実施例の全体の動作を示すフローチャート図
である。
【図4】一実施例の各部の動作を示すフローチャート図
であり、(A)はモータ駆動プログラム、(B)は信号
処理プログラム、(C)はメインプログラムをそれぞれ
表わしている。
【図5】波長駆動と信号処理を共通のCPUで実行する
場合の一般的な動作を示すタイミングチャートである。
【図6】図5の動作によるスペクトルの例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 分光器 4 モータ駆動部 6 A/D変換器 8 信号処理部 10 制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッピングモータにより回転させられ
    る回折格子を備えた分光器と、前記ステッピングモータ
    による波長駆動と測光信号のサンプリグとを制御する単
    一のCPUとを備えた分光光度計において、 前記CPUは 前記ステッピングモータを一定のパルス・
    レートで回転させるモータ駆動部と、分光器の測光信号
    を一定のサンプリング周期T2でA/D変換し、所定の
    信号処理を施して測光値としてその周期T2毎に更新す
    る信号処理部と、信号処理部からデータとして測光値を
    取り込むための波長間の波長送り周期T1を前記T2
    以上の整数倍に設定し、かつ周期T1の開始時点と周期
    2の開始時点を同時にして前記モータ駆動部と前記信
    号処理部を制御する制御部とを構成していることを特徴
    とする分光光度計。
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JPS61108932A (ja) * 1984-10-31 1986-05-27 Shimadzu Corp 分光光度計
JPH01143920A (ja) * 1987-11-30 1989-06-06 Nikon Corp 分光測光装置
JPH02179427A (ja) * 1988-12-29 1990-07-12 Shimadzu Corp 光源切換え機能付き分光光度計

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