JPH0685551B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents
画像読み取り装置Info
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- JPH0685551B2 JPH0685551B2 JP61109898A JP10989886A JPH0685551B2 JP H0685551 B2 JPH0685551 B2 JP H0685551B2 JP 61109898 A JP61109898 A JP 61109898A JP 10989886 A JP10989886 A JP 10989886A JP H0685551 B2 JPH0685551 B2 JP H0685551B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は複数の一次元撮像素子と原稿とを相対移動する
ことにより原稿画像を読み取る画像読み取り装置に関す
るものである。
ことにより原稿画像を読み取る画像読み取り装置に関す
るものである。
従来、複数の一次元撮像素子をその主走査方向に並べ長
尺センサとして用いる画像読み取り素子が提案されてい
る。第1図はその画像読み取り素子の構成例で1,2は夫
々複数の受光素子がライン状に配列された一次元撮像素
子であり、1で示される3つの撮像素子は基板S上に一
直線1′上に整列しており、また2で示される2つの撮
像素子もまた撮像素子1とは異なった直線2′上に整列
している。lは直線1′と2′間の距離であり、通常画
像読み取り時における撮像素子の副走査方向(撮像素子
の配列方向に略垂直な方向)へのスキヤンスピードVと
サンプリング時間間隔Tの積の整数倍となるように設定
されている。
尺センサとして用いる画像読み取り素子が提案されてい
る。第1図はその画像読み取り素子の構成例で1,2は夫
々複数の受光素子がライン状に配列された一次元撮像素
子であり、1で示される3つの撮像素子は基板S上に一
直線1′上に整列しており、また2で示される2つの撮
像素子もまた撮像素子1とは異なった直線2′上に整列
している。lは直線1′と2′間の距離であり、通常画
像読み取り時における撮像素子の副走査方向(撮像素子
の配列方向に略垂直な方向)へのスキヤンスピードVと
サンプリング時間間隔Tの積の整数倍となるように設定
されている。
この様な画像読み取り素子を用いると高解像読み取りが
可能となり且つ装置の小型化が達成できる。
可能となり且つ装置の小型化が達成できる。
第2図は上述した第1図示の読み取り素子によって画像
が取り込まれる様子を示したものであり、また第3図は
その取り込みタイミングを示すタイミングチヤートであ
る。第2図において、4は読み取りの対象となっている
画像、実線で囲まれた細長い領域5と6は第3図に示し
てあるタイミングチヤートの点11においてサンプルされ
る画素列に対応する画像である。また、点線で囲まれた
細長い領域7,8は第3図の点12のタイミングでサンプル
される画素列に対応する画像である。本発明では撮像素
子1と撮像素子2の間隔lは副走査方向へのスキヤンス
ピードVとサンプリング時間間隔Tの積の5倍であると
仮定している。
が取り込まれる様子を示したものであり、また第3図は
その取り込みタイミングを示すタイミングチヤートであ
る。第2図において、4は読み取りの対象となっている
画像、実線で囲まれた細長い領域5と6は第3図に示し
てあるタイミングチヤートの点11においてサンプルされ
る画素列に対応する画像である。また、点線で囲まれた
細長い領域7,8は第3図の点12のタイミングでサンプル
される画素列に対応する画像である。本発明では撮像素
子1と撮像素子2の間隔lは副走査方向へのスキヤンス
ピードVとサンプリング時間間隔Tの積の5倍であると
仮定している。
今第3図における時刻11でサンプルされた画像領域6
は、それから5回後のサンプリング時刻12でサンプルさ
れる画像領域7と共に、画像上で1つの連続した主走査
ラインを構成することができる。これは先に説明したと
おり、撮像素子列の間隔lがスキヤンスプードVとサン
プリング時間間隔Tの積の整数倍(本例では5倍)であ
るので可能となっている。ちなみに撮像素子列の間隔l
がスキヤンスピードVとサンプリング時間間隔Tの積の
5.5倍となっている場合の例を第4図に示す。第4図に
おいて、素子列1,2を同じサンプリングパルスを用いて
サンプル動作すると実線で囲まれた領域5,6のサンプル
から5回後のサンプリングによってサンプルされた領域
7も、6回後のサンプリング(第3図点12)によってサ
ンプルされた領域9も領域6とは一直線に並ぶものでは
ない。
は、それから5回後のサンプリング時刻12でサンプルさ
れる画像領域7と共に、画像上で1つの連続した主走査
ラインを構成することができる。これは先に説明したと
おり、撮像素子列の間隔lがスキヤンスプードVとサン
プリング時間間隔Tの積の整数倍(本例では5倍)であ
るので可能となっている。ちなみに撮像素子列の間隔l
がスキヤンスピードVとサンプリング時間間隔Tの積の
5.5倍となっている場合の例を第4図に示す。第4図に
おいて、素子列1,2を同じサンプリングパルスを用いて
サンプル動作すると実線で囲まれた領域5,6のサンプル
から5回後のサンプリングによってサンプルされた領域
7も、6回後のサンプリング(第3図点12)によってサ
ンプルされた領域9も領域6とは一直線に並ぶものでは
ない。
以上説明したように、このような千鳥配列をした一次元
撮像素子を用いると、撮像素子列の間隔によりスキヤン
スピードとサンプリング時間間隔に制約があるという欠
点があった。また第1図示の如くの千鳥配列に限らず、
複数の一次元撮像素子を副走査方向に所定間隔をもって
配列した場合には同様の問題が生じる。
撮像素子を用いると、撮像素子列の間隔によりスキヤン
スピードとサンプリング時間間隔に制約があるという欠
点があった。また第1図示の如くの千鳥配列に限らず、
複数の一次元撮像素子を副走査方向に所定間隔をもって
配列した場合には同様の問題が生じる。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、原稿上の異
なるラインを読み取る複数の一次元撮像素子と原稿との
相対移動することにより原稿画像を読み取る画像読み取
り装置において、原稿画像を任意の倍率で読み取り動作
することを目的とし、詳しくは、原稿上の異なるライン
を読み取る複数の一次元撮像素子を備えた読取り手段
と、前記読取手段と前記原稿とを画像読取倍率に応じた
速度で相対移動する移動手段と、前記複数の一次元撮像
素子の夫々により画像サンプルせしめるサンプルパルス
を前記画像読取倍率に応じた位相差をもって前記複数の
一次元撮像素子の夫々に対して発生する発生手段と、前
記原稿を先行読み取りする一次元撮像素子から出力され
た画像信号を前記原稿を後行読み取りする一次元撮像素
子から出力された画像信号に対して前記画像読取倍率に
応じたライン数分遅延する遅延手段とを有する画像読み
取り装置を提供するものである。
なるラインを読み取る複数の一次元撮像素子と原稿との
相対移動することにより原稿画像を読み取る画像読み取
り装置において、原稿画像を任意の倍率で読み取り動作
することを目的とし、詳しくは、原稿上の異なるライン
を読み取る複数の一次元撮像素子を備えた読取り手段
と、前記読取手段と前記原稿とを画像読取倍率に応じた
速度で相対移動する移動手段と、前記複数の一次元撮像
素子の夫々により画像サンプルせしめるサンプルパルス
を前記画像読取倍率に応じた位相差をもって前記複数の
一次元撮像素子の夫々に対して発生する発生手段と、前
記原稿を先行読み取りする一次元撮像素子から出力され
た画像信号を前記原稿を後行読み取りする一次元撮像素
子から出力された画像信号に対して前記画像読取倍率に
応じたライン数分遅延する遅延手段とを有する画像読み
取り装置を提供するものである。
以下、本発明の好ましい実施例を説明する。
第5図は本発明を適用した画像読み取り装置(リーダユ
ニツト100)の構成を示す図である。
ニツト100)の構成を示す図である。
リーダユニツト100において、121は原稿であり122はそ
れを支える透明な原稿台ガラス、123は原稿台カバー、1
24は原稿を露光する照明ランプ、125は照明ランプの光
量を効率よく原稿に与えるための反射鏡、126は原稿か
らの光を導入するための短焦点結像レンズ、127はレン
ズ126によって結像された光像を電気信号にかえるため
の第1図示の画像読み取り素子(CCDラインセンサ)で
ある。128は照明ランプ124と反射鏡125,レンズ126及びC
CDラインセンサ127を固定載置する往復動可能なセンサ
固定台、129はセンサ固定台128を保持するシヤフト、14
0はシヤフトを支える固定台、131はセンサ固定台に往復
動するための力を伝達するベルト、132はそのベルト131
の駆動を伝達するプーリ、133はベルト131を固定し回転
駆動源につながる駆動コロ、134は駆動源と駆動プーリ
を結ぶ駆動ベルト、135は駆動源としてのモータ、136は
CCDラインセンサ127からの出力を導くケーブルである。
137はCCDラインセンサ127の出力及び照明ランプ124やモ
ータ135の動作をコントロールするコントロール処理ユ
ニツトである。138はセンサ固定台128によって動作され
る前進リミツトSWである。139はセンサ固定台28のホー
ムポジシヨンセンサである。141は操作者がコピー指
令,読取り倍率等を入力するための操作パネルである。
れを支える透明な原稿台ガラス、123は原稿台カバー、1
24は原稿を露光する照明ランプ、125は照明ランプの光
量を効率よく原稿に与えるための反射鏡、126は原稿か
らの光を導入するための短焦点結像レンズ、127はレン
ズ126によって結像された光像を電気信号にかえるため
の第1図示の画像読み取り素子(CCDラインセンサ)で
ある。128は照明ランプ124と反射鏡125,レンズ126及びC
CDラインセンサ127を固定載置する往復動可能なセンサ
固定台、129はセンサ固定台128を保持するシヤフト、14
0はシヤフトを支える固定台、131はセンサ固定台に往復
動するための力を伝達するベルト、132はそのベルト131
の駆動を伝達するプーリ、133はベルト131を固定し回転
駆動源につながる駆動コロ、134は駆動源と駆動プーリ
を結ぶ駆動ベルト、135は駆動源としてのモータ、136は
CCDラインセンサ127からの出力を導くケーブルである。
137はCCDラインセンサ127の出力及び照明ランプ124やモ
ータ135の動作をコントロールするコントロール処理ユ
ニツトである。138はセンサ固定台128によって動作され
る前進リミツトSWである。139はセンサ固定台28のホー
ムポジシヨンセンサである。141は操作者がコピー指
令,読取り倍率等を入力するための操作パネルである。
リーダーユニツトの動作を説明する。まず操作パネル14
1よりコピー指令が入力されるとコントロール処理ユニ
ツト137から照明ランプ124の点灯を指示する信号が送ら
れ、照明ランプ124は点灯する。次にモータ125を正転さ
せる。これによってセンサ固定台128は矢印Aの方向へ
往動開始する。これによって原稿121は副走査方向に移
動されるCCDラインセンサ127によって、光像1ライン毎
に読取走査することにより電気信号に変換される。往動
の終点に達した固定台128は前進リミツトSW138を動作
し、これによってモータ135は逆転され固定台128の復動
を開始する。そしてホームポジシヨンセンサ129が動作
されることによりモータ135は停止し、センサ固定台127
はホームホジシヨンに停止する。
1よりコピー指令が入力されるとコントロール処理ユニ
ツト137から照明ランプ124の点灯を指示する信号が送ら
れ、照明ランプ124は点灯する。次にモータ125を正転さ
せる。これによってセンサ固定台128は矢印Aの方向へ
往動開始する。これによって原稿121は副走査方向に移
動されるCCDラインセンサ127によって、光像1ライン毎
に読取走査することにより電気信号に変換される。往動
の終点に達した固定台128は前進リミツトSW138を動作
し、これによってモータ135は逆転され固定台128の復動
を開始する。そしてホームポジシヨンセンサ129が動作
されることによりモータ135は停止し、センサ固定台127
はホームホジシヨンに停止する。
第6図はサンプリングパルスの印加タイミングを示すタ
イミングチヤートであり、第7図は第6図示タイミング
による各素子列の読み取り領域を示す図である。第6図
において(A)は第1図示の素子列1に印加されるサン
プリングパルス、(B)は第1図示の素子列2に印加さ
れるサンプリングパルスである。(C)は素子列1によ
り露光走査される画像領域であり、(D)は素子列2に
より露光走査される画像領域であり、各々の画像領域30
〜33、31′〜33′は第7図の同一番号の領域に対応す
る。第7図において、直線14,15は撮像素子の位置関係
を示している。第7図では第1図示の素子列間の間隔l
はスキヤンスピードVとサンプリング時間間隔Tの積の
5.5倍になっている例である。今、(A)と(B)は180
゜位相がずれた波形となっているが、これはFrac(X)
×360゜で表わされる。ここでXは、素子間隔l/(副走
査スキヤンスピードVとサンプリング時間間隔Tの積)
であり、またFrac(X)はXの小数部分を示す。
イミングチヤートであり、第7図は第6図示タイミング
による各素子列の読み取り領域を示す図である。第6図
において(A)は第1図示の素子列1に印加されるサン
プリングパルス、(B)は第1図示の素子列2に印加さ
れるサンプリングパルスである。(C)は素子列1によ
り露光走査される画像領域であり、(D)は素子列2に
より露光走査される画像領域であり、各々の画像領域30
〜33、31′〜33′は第7図の同一番号の領域に対応す
る。第7図において、直線14,15は撮像素子の位置関係
を示している。第7図では第1図示の素子列間の間隔l
はスキヤンスピードVとサンプリング時間間隔Tの積の
5.5倍になっている例である。今、(A)と(B)は180
゜位相がずれた波形となっているが、これはFrac(X)
×360゜で表わされる。ここでXは、素子間隔l/(副走
査スキヤンスピードVとサンプリング時間間隔Tの積)
であり、またFrac(X)はXの小数部分を示す。
このとき、タイミング20で画素列1により画像領域30を
サンプルする。また、この画像領域30と一直線に並ぶ画
像領域32は、タイミング22で画素列2によりサンプルし
て得られる。また、タイミング21でサンプルされた画像
領域31に対しては、タイミング23でサンプルされる画像
領域33が一直線に並ぶことは明らかである。このように
して、2つ素子列の間隔による前述したスキヤンスピー
ドVとサンプリング時間間隔Tの制約は、2つの素子列
夫々のサンプリングタイミングを変えることでなくすこ
とができる。以上説明したように2列の素子列に加える
サンプリングパルスの位相を変えることにより、自由な
スキヤンスピードとサンプリング時間間隔で2列の素子
列の読取位置にずれをなくした画像読み取りが可能とな
る。
サンプルする。また、この画像領域30と一直線に並ぶ画
像領域32は、タイミング22で画素列2によりサンプルし
て得られる。また、タイミング21でサンプルされた画像
領域31に対しては、タイミング23でサンプルされる画像
領域33が一直線に並ぶことは明らかである。このように
して、2つ素子列の間隔による前述したスキヤンスピー
ドVとサンプリング時間間隔Tの制約は、2つの素子列
夫々のサンプリングタイミングを変えることでなくすこ
とができる。以上説明したように2列の素子列に加える
サンプリングパルスの位相を変えることにより、自由な
スキヤンスピードとサンプリング時間間隔で2列の素子
列の読取位置にずれをなくした画像読み取りが可能とな
る。
そして、このスキヤンスピード・サンプリング時間間隔
を自由に選択できるという機能を用いると、オリジナル
画像副走査方向に関する変倍読み取りが任意の倍率で可
能となる。
を自由に選択できるという機能を用いると、オリジナル
画像副走査方向に関する変倍読み取りが任意の倍率で可
能となる。
以下、その変倍機構を説明する。今、説明のために使用
する画像読み取り装置は第8図に示す構成を持ってい
る。第8図において、110は画像を先行して読み取る第
1の撮像素子列、120は第2の撮像素子列であり、第7
図の如く、各々主走査の3/5、2/5の領域を分担して読み
取り、読み取った画像の濃淡を示す画像信号VD1,VD2を
夫々出力する。
する画像読み取り装置は第8図に示す構成を持ってい
る。第8図において、110は画像を先行して読み取る第
1の撮像素子列、120は第2の撮像素子列であり、第7
図の如く、各々主走査の3/5、2/5の領域を分担して読み
取り、読み取った画像の濃淡を示す画像信号VD1,VD2を
夫々出力する。
尚、以下の説明では副走査方向に関する変倍読み取りを
説明するが、主走査方向に関する変倍読み取りは1ライ
ン毎にシリアルに出力される画像信号を変倍率に応じて
間引いたり或いは水増しする周知の方法によって達成さ
れるので詳しい説明は省く。
説明するが、主走査方向に関する変倍読み取りは1ライ
ン毎にシリアルに出力される画像信号を変倍率に応じて
間引いたり或いは水増しする周知の方法によって達成さ
れるので詳しい説明は省く。
第8図において、100は5本のラインセンサの撮像素子
列110と120上に距離dだけ離して千鳥状配列をさせて構
成された一次元撮像器である。一次元撮像器100は位置S
Pから位置EPまで、原稿スキヤン速度制御装置106により
読み取り倍率に応じて制御された相対速度Vで矢印方向
に移動し、原稿101を副走査方向にスキヤンする。尚こ
の一次元撮像器100の移動機構は第5図示の如くモータ1
35、ベルト131,134、プーリ132,133等を用いた周知のも
のが適用される。
列110と120上に距離dだけ離して千鳥状配列をさせて構
成された一次元撮像器である。一次元撮像器100は位置S
Pから位置EPまで、原稿スキヤン速度制御装置106により
読み取り倍率に応じて制御された相対速度Vで矢印方向
に移動し、原稿101を副走査方向にスキヤンする。尚こ
の一次元撮像器100の移動機構は第5図示の如くモータ1
35、ベルト131,134、プーリ132,133等を用いた周知のも
のが適用される。
撮像素子列110と120に与えられるサンプルパルスφ1,φ
2は読み取り倍率に応じた位相差をもって2−位相クロ
ツク発生器102により原パルスφ0に基づいて発生され
る。撮像素子110により読み取られた画像信号VD1はφ1
によりサンプルされて、遅延量が可変なA/D及びサンプ
ル毎遅延装置103に入力される。そして読み取り倍率に
応じた適当な主走査回数分遅延(バツフア)される。
又、同様に撮像素子120により読み取られた画像信号VD2
はφ2によりサンプルされて、遅延量が可変な複数段の
ラインバツフアを備えたA/D及びサンプル毎遅延装置104
に入力される。そして読み取り倍率に応じた適当な主走
査回数分遅延(バツフア)される。A/D及びサンプル毎
遅延装置103,104により読み取り倍率に応じて各々適当
な主走査回数分遅延された画像信号VD1′,VD2′は並列
直列変換装置105により1直線に並んだ主走査のデータV
IDEOとしてプリンタ、メモリ等の後段の処理装置へ出力
される。第9図にそのタイミングチヤートを示す。
2は読み取り倍率に応じた位相差をもって2−位相クロ
ツク発生器102により原パルスφ0に基づいて発生され
る。撮像素子110により読み取られた画像信号VD1はφ1
によりサンプルされて、遅延量が可変なA/D及びサンプ
ル毎遅延装置103に入力される。そして読み取り倍率に
応じた適当な主走査回数分遅延(バツフア)される。
又、同様に撮像素子120により読み取られた画像信号VD2
はφ2によりサンプルされて、遅延量が可変な複数段の
ラインバツフアを備えたA/D及びサンプル毎遅延装置104
に入力される。そして読み取り倍率に応じた適当な主走
査回数分遅延(バツフア)される。A/D及びサンプル毎
遅延装置103,104により読み取り倍率に応じて各々適当
な主走査回数分遅延された画像信号VD1′,VD2′は並列
直列変換装置105により1直線に並んだ主走査のデータV
IDEOとしてプリンタ、メモリ等の後段の処理装置へ出力
される。第9図にそのタイミングチヤートを示す。
第8図及び第9図に示したパラメータについて説明す
る。第8図に記載した例では原パルスφ0の周期は一定
であり、主走査データ列VIDEOはこの原パルスφ0に従
って、並列直列変換装置105より一定の割合で出力され
ている。今、サンプルパルスφ1(t=0)で撮像素子
110によってサンプルされた主走査位置と同一の直線上
の主走査位置をサンプルパルスφ2(t=Ts)で撮像素
子120によってサンプルしたとする。原パルスφ0の周
期をH、サンプルパルスφ1とφ2の位相差を△φとし
て、 と書けるので △φ=360゜×Frac(d/vH) ……(1) (ここでFrac(X)はXの小数部分を得る函数)が成立
する。
る。第8図に記載した例では原パルスφ0の周期は一定
であり、主走査データ列VIDEOはこの原パルスφ0に従
って、並列直列変換装置105より一定の割合で出力され
ている。今、サンプルパルスφ1(t=0)で撮像素子
110によってサンプルされた主走査位置と同一の直線上
の主走査位置をサンプルパルスφ2(t=Ts)で撮像素
子120によってサンプルしたとする。原パルスφ0の周
期をH、サンプルパルスφ1とφ2の位相差を△φとし
て、 と書けるので △φ=360゜×Frac(d/vH) ……(1) (ここでFrac(X)はXの小数部分を得る函数)が成立
する。
また、一方、副走査方向の読み取り倍率をαとし、α=
1(等倍)のときスキヤンスピードv=v0とすれば次式
が成立する。
1(等倍)のときスキヤンスピードv=v0とすれば次式
が成立する。
更に、(1)式と(2)式により △φ=360゜×Frac(α・d/v0H) ……(3) となる。
また、A/D及びサンプル毎遅延装置103,104で遅延する主
走査データのライン数を夫々n1,n2とし、その差をnと
すると n=int(d/vH) =int(α・d/v0H) ……(4) (ここでint(X)はXを超えない最大の整数を得る函
数) が得られる。尚、φ1とφ0の関係及びn1とnの関係
は、実際の回路構成によって適宜設定される。
走査データのライン数を夫々n1,n2とし、その差をnと
すると n=int(d/vH) =int(α・d/v0H) ……(4) (ここでint(X)はXを超えない最大の整数を得る函
数) が得られる。尚、φ1とφ0の関係及びn1とnの関係
は、実際の回路構成によって適宜設定される。
以上の(2),(3),(4)式によって、第9図に示
された3つのパラメータ、すなわち位相差パラメータ△
φ(パラメータ1)、遅延量パラメータn(パラメータ
2)、速度パラメータv(パラメータ3)を副走査方向
の倍率αから算出することができる。これらのパラメー
タはマイコン等を応用した制御装置130によって、コン
トロールパネル141等からオペレータにより入力された
変倍率αから計算し、第8図の各装置へ指令される。以
上説明した実施例は先にも述べたとおり、φ0,n1とnの
関係、φ1とφ0の関係、v0等に自由度が残されてい
る。これらは読み取り装置を構成する各素子の機能によ
り、適宜設定可能なものである。この様にして、副走査
方向に関する所望の変倍率αに応じて、副走査速度vを
変化させると共に、各撮像素子のサンプリングタイミン
グφ1、φ2を独立に制御する。これにより複数本の撮
像素子を千鳥状に配列した読み取り装置により、第1列
の第2列の撮像素子に読取り位置のずれを生じることな
く任意の倍率で画像読み取りが可能となる。
された3つのパラメータ、すなわち位相差パラメータ△
φ(パラメータ1)、遅延量パラメータn(パラメータ
2)、速度パラメータv(パラメータ3)を副走査方向
の倍率αから算出することができる。これらのパラメー
タはマイコン等を応用した制御装置130によって、コン
トロールパネル141等からオペレータにより入力された
変倍率αから計算し、第8図の各装置へ指令される。以
上説明した実施例は先にも述べたとおり、φ0,n1とnの
関係、φ1とφ0の関係、v0等に自由度が残されてい
る。これらは読み取り装置を構成する各素子の機能によ
り、適宜設定可能なものである。この様にして、副走査
方向に関する所望の変倍率αに応じて、副走査速度vを
変化させると共に、各撮像素子のサンプリングタイミン
グφ1、φ2を独立に制御する。これにより複数本の撮
像素子を千鳥状に配列した読み取り装置により、第1列
の第2列の撮像素子に読取り位置のずれを生じることな
く任意の倍率で画像読み取りが可能となる。
第10図に第8図示の2−位相クロック発生器102の詳細
を示す。また、第11図にこの2位相クロツク発生器102
の動作タイミングチヤートを示す。
を示す。また、第11図にこの2位相クロツク発生器102
の動作タイミングチヤートを示す。
第10図において、901は原パルスφ0の周波数より高い
周波数のクロツクCLKを発生する水晶発振器等からなる
クロツク発生器であり、この発振周波数は要求される任
意の読取倍率に応じて予じめ設定される。クロツク発生
器901からのクロツクCLKはカウンタ902に入力される。
カウンタ902は原パルスφ0の入力によりそのカウント
値がクリアされ、クロツク発生器901から入力するクロ
ツクCLKをカウントする。
周波数のクロツクCLKを発生する水晶発振器等からなる
クロツク発生器であり、この発振周波数は要求される任
意の読取倍率に応じて予じめ設定される。クロツク発生
器901からのクロツクCLKはカウンタ902に入力される。
カウンタ902は原パルスφ0の入力によりそのカウント
値がクリアされ、クロツク発生器901から入力するクロ
ツクCLKをカウントする。
903は制御装置130から供給されるパラメータ1、即ち、
変倍率に応じたサンプルパルスφ1,φ2の位相差△φに
基づいて、サンプルパルスφ1,φ2の夫々発生タイミン
グをクロツク発生器901からのクロツクCLKのクロツク数
に換算して出力する位相差設定器である。位相差設定器
903により換算された位相差データはφ1位相差レジス
タ904及びφ2位相差レジスタ905にセツトされる。
変倍率に応じたサンプルパルスφ1,φ2の位相差△φに
基づいて、サンプルパルスφ1,φ2の夫々発生タイミン
グをクロツク発生器901からのクロツクCLKのクロツク数
に換算して出力する位相差設定器である。位相差設定器
903により換算された位相差データはφ1位相差レジス
タ904及びφ2位相差レジスタ905にセツトされる。
第11図は位相差制定器903によりサンプルパルスφ1,φ
2の位相差データが夫々3,8と換算された例を示してい
る。
2の位相差データが夫々3,8と換算された例を示してい
る。
前述の如く、原パルスφ0によりクリアされてクロツク
CLKのカウントを行うカウンタ902のカウント値は比較器
906及び907に印加される。比較器906にはφ1位相差レ
ジスタ904のセツト値も印加されており、比較器906はφ
1位相差レジスタ904のセツト値とカウンタ902のカウン
ト値が一致した場合にサンプルパルスφ1を発生する。
一方、比較器907にはφ2位相差レジスタ905のセツト値
が印加され、比較器907はφ2位相差レジスタ905のセツ
ト値とカウンタ902のカウント値が一致した場合にサン
プルパルスφ2を発生する。
CLKのカウントを行うカウンタ902のカウント値は比較器
906及び907に印加される。比較器906にはφ1位相差レ
ジスタ904のセツト値も印加されており、比較器906はφ
1位相差レジスタ904のセツト値とカウンタ902のカウン
ト値が一致した場合にサンプルパルスφ1を発生する。
一方、比較器907にはφ2位相差レジスタ905のセツト値
が印加され、比較器907はφ2位相差レジスタ905のセツ
ト値とカウンタ902のカウント値が一致した場合にサン
プルパルスφ2を発生する。
第12図は第8図示の2−位相クロツク発生器102を周知
のマイクロコンピユータで構成した場合の回路構成を示
し、第13図はマイクロコンピユータのサンプルパルスφ
1,φ2の発生手順を示すフローチヤートである。本フロ
ーチヤートにて示される動作プログラムはマイクロコン
ピユータの内臓ROMに予じめ格納されている。
のマイクロコンピユータで構成した場合の回路構成を示
し、第13図はマイクロコンピユータのサンプルパルスφ
1,φ2の発生手順を示すフローチヤートである。本フロ
ーチヤートにて示される動作プログラムはマイクロコン
ピユータの内臓ROMに予じめ格納されている。
第12図において、801は周知のワンチツプマイクロコン
ピユータで、その割込み端子INTには第10図示と同様の
クロツク発生器802からのクロツクCLKが印加される。マ
イクロコンピユータ801はこの割込み端子INTへのクロツ
クCLKの入力によりタイマ割込み動作する。更に、マイ
クロコンピユータ801の入力ポートI1には原パルスφ0
が、また入力ポートI2にはパラメータ1が入力される。
ピユータで、その割込み端子INTには第10図示と同様の
クロツク発生器802からのクロツクCLKが印加される。マ
イクロコンピユータ801はこの割込み端子INTへのクロツ
クCLKの入力によりタイマ割込み動作する。更に、マイ
クロコンピユータ801の入力ポートI1には原パルスφ0
が、また入力ポートI2にはパラメータ1が入力される。
マイクロコンピユータ801は第10図示の位相差設定器903
と同様に、入力ポートI2に入力されたパラネータ1に基
づいて、サンプルパルスφ1,φ2の夫々の発生タイミン
グをクロツクCLKのクロツク数に換算し、位相差データ
として内臓のRAMに保持する。
と同様に、入力ポートI2に入力されたパラネータ1に基
づいて、サンプルパルスφ1,φ2の夫々の発生タイミン
グをクロツクCLKのクロツク数に換算し、位相差データ
として内臓のRAMに保持する。
割込み端子INTへクロツクCLKが入力し、タイマ割込みが
かかると、ステツプ701で入力ポートI1に原パルスφ0
が入力されているかを判断する。原パルスφ0が入力し
ているならば、ステツプ702に進み、RAMのカウントエリ
アを0にクリアする。また、原パルスφ0が入力してい
なければステツプ703でカウントエリアのカウント値を
1加算する。この動作により、原パルスφ0の入力から
クロツクCLKの入力数がカウントされる。
かかると、ステツプ701で入力ポートI1に原パルスφ0
が入力されているかを判断する。原パルスφ0が入力し
ているならば、ステツプ702に進み、RAMのカウントエリ
アを0にクリアする。また、原パルスφ0が入力してい
なければステツプ703でカウントエリアのカウント値を
1加算する。この動作により、原パルスφ0の入力から
クロツクCLKの入力数がカウントされる。
ステツプ704では、カウントエリアのカウント値がRAMに
予じめ格納されているサンプルパルスφ1の位相差デー
タと等しいか否かを判断し、等しければステツプ705で
出力ポートO1をハイレベルとする。これがサンプルパル
スφ1となる。一方、等しくなければステツプ706で出
力ポートO1をローレベルとする。この動作により、カウ
ントエリアのカウント値がサンプルパルスφ1の位相差
データに等しくなった場合にサンプルパルスφ1を発生
することができる。
予じめ格納されているサンプルパルスφ1の位相差デー
タと等しいか否かを判断し、等しければステツプ705で
出力ポートO1をハイレベルとする。これがサンプルパル
スφ1となる。一方、等しくなければステツプ706で出
力ポートO1をローレベルとする。この動作により、カウ
ントエリアのカウント値がサンプルパルスφ1の位相差
データに等しくなった場合にサンプルパルスφ1を発生
することができる。
ステツプ707では、カンウトエリアのカウント値がRAMに
予じめ格納されているサンプルパルスφ2の位相差デー
タと等しいか否かを判断し、等しければステツプ708の
出力ポートO2をハイレベルとする。これがサンプルパル
スφ2となる。一方、等しくなければステツプ709で出
力ポートO2をローレベルとする。この動作によりカウン
トエリアのカウント値がサンプルパルスφ2の位相差デ
ータに等しくなった場合にサンプルパルスφ2を発生す
ることができる。
予じめ格納されているサンプルパルスφ2の位相差デー
タと等しいか否かを判断し、等しければステツプ708の
出力ポートO2をハイレベルとする。これがサンプルパル
スφ2となる。一方、等しくなければステツプ709で出
力ポートO2をローレベルとする。この動作によりカウン
トエリアのカウント値がサンプルパルスφ2の位相差デ
ータに等しくなった場合にサンプルパルスφ2を発生す
ることができる。
以上のステツプを割込み端子INTへのクロツクCLKの入力
により繰返し実行することにより、変倍率に応じた位相
差をもったサンプルパルスφ1,φ2を得ることができ
る。
により繰返し実行することにより、変倍率に応じた位相
差をもったサンプルパルスφ1,φ2を得ることができ
る。
第15図に第8図示のA/D及びサンプル毎遅延装置103の構
成例を示す。
成例を示す。
尚、A/D及びサンプル毎遅延装置104の構成もまた第15図
と同一の構成で良く、以下の説明では各番号にダツシユ
を付してそれを表わす。
と同一の構成で良く、以下の説明では各番号にダツシユ
を付してそれを表わす。
第15図において、601は撮像素子列110から出力されたア
ナログ画像信号VD1を所定ビツト数のデジタル画像信号D
VDに変換するアナログデジタル(A/D)変換器である。
また602〜604は夫々1走査分の画像信号DVDを記憶可能
なラインバツフアメモリであり、例えば撮像素子列110
の3個のラインセンサの夫々が約1000画素のものである
場合約3000画素分の画像信号を記憶可能である。
ナログ画像信号VD1を所定ビツト数のデジタル画像信号D
VDに変換するアナログデジタル(A/D)変換器である。
また602〜604は夫々1走査分の画像信号DVDを記憶可能
なラインバツフアメモリであり、例えば撮像素子列110
の3個のラインセンサの夫々が約1000画素のものである
場合約3000画素分の画像信号を記憶可能である。
609及び610は3進カウンタであり、夫々サンプルパルス
φ1及び原パルスφ0のカウントを行なう。607及び608
はデコーダであり、夫々3進カウンタ609,610のカウン
ト値をデコードする。デコーダ607の出力はバツフアメ
モリ602,603,604の書込み指令端子Wに入力され、各バ
ツフアメモリはこのデコーダ607の出力により書込み状
態に順次選択される。デコーダ608の出力はバツフアメ
モリ602,603,604の読出し指令端子Rに入力され、各バ
ツフアメモリはこのデコーダ608の出力により読出し状
態に順次選択される。従って、A/D変換器601の出力する
デジタル画像信号DVDはデコーダ607の出力により選択さ
れているバツフアメモリに書込まれ、またデコーダ608
の出力により選択されているバツフアメモリから画像信
号の読み出しがなされる。
φ1及び原パルスφ0のカウントを行なう。607及び608
はデコーダであり、夫々3進カウンタ609,610のカウン
ト値をデコードする。デコーダ607の出力はバツフアメ
モリ602,603,604の書込み指令端子Wに入力され、各バ
ツフアメモリはこのデコーダ607の出力により書込み状
態に順次選択される。デコーダ608の出力はバツフアメ
モリ602,603,604の読出し指令端子Rに入力され、各バ
ツフアメモリはこのデコーダ608の出力により読出し状
態に順次選択される。従って、A/D変換器601の出力する
デジタル画像信号DVDはデコーダ607の出力により選択さ
れているバツフアメモリに書込まれ、またデコーダ608
の出力により選択されているバツフアメモリから画像信
号の読み出しがなされる。
第16図に原パルスφ0とサンプルパルスφ1(φ2)に
従ったバツフアメモリ602,603,604(602′,603′,60
4′)の書込み動作(W)及び読出し動作(R)のタイ
ミングチヤートを示す。第16図から明らかな様に、例え
ば各A/D及びサンプル毎遅延回路103,104に夫々入力する
画像信号VD1,VD2は夫々位相のずれたサンプルパルス
φ1,φ2に同期してバツフアメモリ602,602′に書込ま
れる。しかしながらバツフアメモリ602,602′からの画
像信号の読み出しは共に原パルスφ0に同期して実行さ
れる。これにより、位相のずれた状態で入力した画像信
号の位相合せがなされる。
従ったバツフアメモリ602,603,604(602′,603′,60
4′)の書込み動作(W)及び読出し動作(R)のタイ
ミングチヤートを示す。第16図から明らかな様に、例え
ば各A/D及びサンプル毎遅延回路103,104に夫々入力する
画像信号VD1,VD2は夫々位相のずれたサンプルパルス
φ1,φ2に同期してバツフアメモリ602,602′に書込ま
れる。しかしながらバツフアメモリ602,602′からの画
像信号の読み出しは共に原パルスφ0に同期して実行さ
れる。これにより、位相のずれた状態で入力した画像信
号の位相合せがなされる。
バツフアメモリ602,603,604から選択的に読み出された
画像信号はn本のラインメモリからなるnラインバツフ
ア605に入力される。nラインバツフア605はバツフアメ
モリ602,603,604と同様に夫々1走査分の画像信号を記
憶可能なn本のラインメモリ605−1〜605−nを有し、
図の如く、各ラインメモリの出力が次のラインメモリの
入力となる様に直列接続される。尚、複数画像分の画像
信号をパラレル出力可能なラインメモリを用い、パラレ
ルシフトする様構成することもできる。
画像信号はn本のラインメモリからなるnラインバツフ
ア605に入力される。nラインバツフア605はバツフアメ
モリ602,603,604と同様に夫々1走査分の画像信号を記
憶可能なn本のラインメモリ605−1〜605−nを有し、
図の如く、各ラインメモリの出力が次のラインメモリの
入力となる様に直列接続される。尚、複数画像分の画像
信号をパラレル出力可能なラインメモリを用い、パラレ
ルシフトする様構成することもできる。
ラインメモリ605−1〜605−nの出力はまたセレクタ60
6に夫々入力される。セレクタ606はパラメータ2に従っ
て、入力する複数系統の画像信号の1つを選択し、画像
信号VD′1(VD′2)として出力する。これにより第一
列と第二列の撮像素子列の読取りラインのずれの補正が
なされる。
6に夫々入力される。セレクタ606はパラメータ2に従っ
て、入力する複数系統の画像信号の1つを選択し、画像
信号VD′1(VD′2)として出力する。これにより第一
列と第二列の撮像素子列の読取りラインのずれの補正が
なされる。
尚、画像を後行して読み取る列の画像信号に関しては、
ラインメモリ605を設けずに、先行して画像を読み取る
列の画像信号のみを遅延する構成でもよい。
ラインメモリ605を設けずに、先行して画像を読み取る
列の画像信号のみを遅延する構成でもよい。
本発明を適用した他の実施例を第14図に示す。第14図に
示されているのはカラー撮像素子に応用した例である
が、ここではR,G,B信号をとり出す装置を示している。
第14図において200は原稿、209は一次元撮像器であり、
原稿の読み取り巾に亘って複数の受光素子の配列された
3本の一次元撮像素子201〜203を有する。201はR透過
フイルタ付の一次元撮像素子、202,203はそれぞれG透
過フイルタ、B透過フイルタ付一次元撮像である。204
は第8図例と同様にパラメータ1に応じた位相差の3相
クロツクを発生する3相クロツク発生器、205,206,207
はそれぞれR,G,B信号をパラメータ2に応じて遅延動作
する遅延装置、208はパラメータ3に応じた速度で一次
元撮像器209を副走査方向に移動する原稿スキヤン速度
制御装置である。この例は、色処理を行う必要のある後
段の画像処理装置に対し、R,G,Bの3色の色信号を3色
同期回路210より同時に入力できる利点がある。従来、
3色の色信号を得るためには、読み取り解像度をおとす
か、1回の走査で1色ずつ入力して記憶しておく等の必
要があったが、本実施例によると高解像度で3色同時の
読み取り信号を得ることが可能である。
示されているのはカラー撮像素子に応用した例である
が、ここではR,G,B信号をとり出す装置を示している。
第14図において200は原稿、209は一次元撮像器であり、
原稿の読み取り巾に亘って複数の受光素子の配列された
3本の一次元撮像素子201〜203を有する。201はR透過
フイルタ付の一次元撮像素子、202,203はそれぞれG透
過フイルタ、B透過フイルタ付一次元撮像である。204
は第8図例と同様にパラメータ1に応じた位相差の3相
クロツクを発生する3相クロツク発生器、205,206,207
はそれぞれR,G,B信号をパラメータ2に応じて遅延動作
する遅延装置、208はパラメータ3に応じた速度で一次
元撮像器209を副走査方向に移動する原稿スキヤン速度
制御装置である。この例は、色処理を行う必要のある後
段の画像処理装置に対し、R,G,Bの3色の色信号を3色
同期回路210より同時に入力できる利点がある。従来、
3色の色信号を得るためには、読み取り解像度をおとす
か、1回の走査で1色ずつ入力して記憶しておく等の必
要があったが、本実施例によると高解像度で3色同時の
読み取り信号を得ることが可能である。
尚本発明においては、複数の撮像素子を2列に配列した
例と3列に配列した例を示したが、配列する列数、及び
素子数は実施形により変更でき、又等間隔に並べる必要
もない。また、撮像素子の配列の方向は、スキヤンの方
向に垂直の場合だけを説明したが、ある角度を持たせて
配列することも可能である。更に、撮像素子を移動する
代わりに、撮像素子を固定し、原稿をローラ等により搬
送することにより副走査してもよい。この場合は変倍率
に応じて原稿の搬送速度を変えることは言う迄もない。
例と3列に配列した例を示したが、配列する列数、及び
素子数は実施形により変更でき、又等間隔に並べる必要
もない。また、撮像素子の配列の方向は、スキヤンの方
向に垂直の場合だけを説明したが、ある角度を持たせて
配列することも可能である。更に、撮像素子を移動する
代わりに、撮像素子を固定し、原稿をローラ等により搬
送することにより副走査してもよい。この場合は変倍率
に応じて原稿の搬送速度を変えることは言う迄もない。
以上説明したように副走査方向にある距離を持って配置
された一次元撮像素子のサンプリングタイミングを独立
に制御するという簡単な構造で、サンプリングの時間間
隔と副走査方向のスキヤン速度と配列された素子列の物
理的間隔との間の制約をとりはらうことができる。
された一次元撮像素子のサンプリングタイミングを独立
に制御するという簡単な構造で、サンプリングの時間間
隔と副走査方向のスキヤン速度と配列された素子列の物
理的間隔との間の制約をとりはらうことができる。
また、サンプリングタイミングの位相差と副走査方向の
スキヤン速度とを制御することで、製造プロセスの簡単
な短い素子を集めて作製できる千鳥配列された一次元撮
像素子を用いて、無段階変倍が可能となり、更には単色
のフイルタをかけた撮像素子を複数平行に並べることで
分光された信号を同時にとり出せるカラー撮像素子に無
段階変倍を可能とすることができる。
スキヤン速度とを制御することで、製造プロセスの簡単
な短い素子を集めて作製できる千鳥配列された一次元撮
像素子を用いて、無段階変倍が可能となり、更には単色
のフイルタをかけた撮像素子を複数平行に並べることで
分光された信号を同時にとり出せるカラー撮像素子に無
段階変倍を可能とすることができる。
以上説明した様に、本発明によると、複数の一次元撮像
素子の夫々により画像サンプルせしめるサンプルパルス
を画像読取倍率に応じた位相差をもって前記複数の一次
元撮像素子の夫々に対して発生する発生手段を設けるこ
とにより、画像読取倍率によらず常に複数の一次元撮像
素子によって同一ラインをサンプルすることが可能とな
り、従って、原稿を先行読み取りする一次元撮像素子か
ら出力された画像信号を原稿を後行読み取りする一次元
撮像素子から出力された画像信号に対して画像読取倍率
に応じたライン数分遅延することにより、原稿を先行読
み取りする一次元撮像素子がある画像ラインに至ってか
ら原稿を後行読み取りする一次元撮像素子が同一画像ラ
インに至るまでに要する時間ずれの補正を行なうことが
可能となり、従って、本発明によると、原稿上の異なる
ラインを読み取る複数の一次元撮像素子と原稿とを相対
移動することにより原稿画像を読み取る画像読み取り装
置において、原稿画像を任意の倍率で読み取り動作する
ことが可能となる。
素子の夫々により画像サンプルせしめるサンプルパルス
を画像読取倍率に応じた位相差をもって前記複数の一次
元撮像素子の夫々に対して発生する発生手段を設けるこ
とにより、画像読取倍率によらず常に複数の一次元撮像
素子によって同一ラインをサンプルすることが可能とな
り、従って、原稿を先行読み取りする一次元撮像素子か
ら出力された画像信号を原稿を後行読み取りする一次元
撮像素子から出力された画像信号に対して画像読取倍率
に応じたライン数分遅延することにより、原稿を先行読
み取りする一次元撮像素子がある画像ラインに至ってか
ら原稿を後行読み取りする一次元撮像素子が同一画像ラ
インに至るまでに要する時間ずれの補正を行なうことが
可能となり、従って、本発明によると、原稿上の異なる
ラインを読み取る複数の一次元撮像素子と原稿とを相対
移動することにより原稿画像を読み取る画像読み取り装
置において、原稿画像を任意の倍率で読み取り動作する
ことが可能となる。
第1図は千鳥配列された一次元撮像素子の一例を示す
図、第2図及び第4図は原稿上を移動する上記素子によ
るサンプリング領域を示す図、第3図はサンプリングタ
イミングを示すタイミングチヤート図、第5図は本発明
を適用したリーダユニツトの構成図、第6図は本発明に
よる原稿上のサンプリング領域を示す図、第7図はサン
プリングタイミングを示すタイミングチヤート、第8図
は本発明による読み取り制御部の回路構成例を示すブロ
ツク図、第9図は第8図示回路の動作タイミングを示す
タイミングチヤート図、第10図は2−位相発生器の構成
例を示すブロツク図、第11図は第10図示回路の動作を示
すタイミングチヤート図、第12図は2−位相発生器の他
の構成例を示すブロツク図、第13図は第12図示のマイク
ロコンピユータの動作手順を示すフローチヤート図、第
14図は本発明による読み取り制御部の他の回路構成例を
示すブロツク図、第15図はA/D及びサンプル毎遅延回路
の構成例を示す図、第16図は第15図示回路の動作を示す
タイムチヤート図である。 図において、1,2は一次元撮像素子、101は原稿、102は
2−位相クロツク発生器、103,104はA/D及びサンプル毎
遅延装置、106は原稿スキヤン速度制御装置である。
図、第2図及び第4図は原稿上を移動する上記素子によ
るサンプリング領域を示す図、第3図はサンプリングタ
イミングを示すタイミングチヤート図、第5図は本発明
を適用したリーダユニツトの構成図、第6図は本発明に
よる原稿上のサンプリング領域を示す図、第7図はサン
プリングタイミングを示すタイミングチヤート、第8図
は本発明による読み取り制御部の回路構成例を示すブロ
ツク図、第9図は第8図示回路の動作タイミングを示す
タイミングチヤート図、第10図は2−位相発生器の構成
例を示すブロツク図、第11図は第10図示回路の動作を示
すタイミングチヤート図、第12図は2−位相発生器の他
の構成例を示すブロツク図、第13図は第12図示のマイク
ロコンピユータの動作手順を示すフローチヤート図、第
14図は本発明による読み取り制御部の他の回路構成例を
示すブロツク図、第15図はA/D及びサンプル毎遅延回路
の構成例を示す図、第16図は第15図示回路の動作を示す
タイムチヤート図である。 図において、1,2は一次元撮像素子、101は原稿、102は
2−位相クロツク発生器、103,104はA/D及びサンプル毎
遅延装置、106は原稿スキヤン速度制御装置である。
Claims (1)
- 【請求項1】原稿上の異なるラインを読み取る複数の一
次元撮像素子を備えた読取手段と、 前記読取手段と前記原稿とを画像読取倍率に応じた速度
で相対移動する移動手段と、 前記複数の一次元撮像素子の夫々により画像サンプルせ
しめるサンプルパルスを前記画像読取倍率に応じた位相
差をもって前記複数の一次元撮像素子の夫々に対して発
生する発生手段と、 前記原稿を先行読み取りする一次元撮像素子から出力さ
れた画像信号を前記原稿を後行読み取りする一次元撮像
素子から出力された画像信号に対して前記画像読取倍率
に応じたライン数分遅延する遅延手段とを有することを
特徴とする画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61109898A JPH0685551B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61109898A JPH0685551B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 画像読み取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62265851A JPS62265851A (ja) | 1987-11-18 |
JPH0685551B2 true JPH0685551B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=14521956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61109898A Expired - Lifetime JPH0685551B2 (ja) | 1986-05-14 | 1986-05-14 | 画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0685551B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0683337B2 (ja) * | 1986-09-22 | 1994-10-19 | 松下電器産業株式会社 | 画像読み取り装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59105762A (ja) * | 1982-12-09 | 1984-06-19 | Toshiba Corp | 原稿読取装置 |
-
1986
- 1986-05-14 JP JP61109898A patent/JPH0685551B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62265851A (ja) | 1987-11-18 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |