JP2715396B2 - 継目無鋼管の管内面デスケーリング装置 - Google Patents

継目無鋼管の管内面デスケーリング装置

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JP2715396B2
JP2715396B2 JP34236092A JP34236092A JP2715396B2 JP 2715396 B2 JP2715396 B2 JP 2715396B2 JP 34236092 A JP34236092 A JP 34236092A JP 34236092 A JP34236092 A JP 34236092A JP 2715396 B2 JP2715396 B2 JP 2715396B2
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seamless steel
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登喜夫 細川
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JFE Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、継目無鋼管の熱間圧延
工程中に用いられる管内面デスケーリング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マンネスマン・プラグミル方式に
よる継目無鋼管の製造工程においては、管内にあばた疵
やピット疵などが発生するので、製品の用途によっては
これらの疵を除去するために、造管後における管内面の
研磨工程をラインに付加する必要がある。このようなあ
ばた疵やピット疵は、ビレットがピアサで穿孔された後
の中空素管の段階でその内面が酸化され、管内表面に発
生したスケールがピアサ工程以降のエロンゲータやプラ
グミル、リーラにおいてプラグによって管内面に押し込
まれて発生するものである。
【0003】ところで、このようなあばた疵やピット疵
を防止する手段としては、管内面デスケーリング装置を
用いて高圧水を噴射する方法(たとえば特開昭56−1511
06号公報参照)が主体である。すなわち、この管内面デ
スケーリング装置は、図5に示すように、先端に噴射ノ
ズル1を備えたマンドレルバー2をバーブロック3で支
持して台車4上に固定し、レール5上を走行自在とする
ように構成されており、ローラコンベヤ6で搬送されて
所定位置に停止されたホロー(または圧延管シェル)7
の内部へ、サポートローラ8を介してマンドレルバー2
を挿入し、ホース9によって供給される高圧水を噴射ノ
ズル1から噴射させて、ホロー7の内面をデスケーリン
グしようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の管内面デスケーリング装置を用いて操業する
と、以下のような問題点を生じることがある。 噴射ノズル挿入時の突っかかりトラブル;ホロー7
に噴射ノズル1を挿入するときは、通常、噴射ノズル1
の高さを調整することによってホロー7の中心部に位置
合わせしてから挿入するのが一般的であるが、噴射ノズ
ル高さの調整ミスやホロー7の管端部の大きな曲がりな
どに起因して、図6(a) に示すように、噴射ノズル1が
ホロー7の管端面7aに突っかかり、その衝撃でマンド
レルバー2が座屈して屈曲変形するような事故が発生す
ることになる。 ホローの大きな曲がりによるトラブル;図6(b) に
示すように、デスケーリングされるホロー7の途中で大
きな曲がりがあると、噴射ノズル1を前進走行中に走行
抵抗が大きくなって、ついにはマンドレルバー2が前進
不能になるとか、あるいはホロー7を押し込んでしま
い、端部までのデスケーリングができないばかりか、マ
ンドレルバー2が破損するとか台車4の走行駆動系を損
壊させるなどのトラブルに発展するおそれがある。
【0005】そこで、このようなトラブルを未然に防止
するには、台車4のモータ駆動軸にトルクリミッタを取
付けるのが一般的な手段であるが、しかしこの場合、ト
ルクリミッタは過負荷(過トルク)がかかると機械的に
スリップしてモータからの伝達トルクを遮断することに
よって機械保護がなされるが、スリップ後も台車4は慣
性で前進しようとするために、マンドレルバー2の屈曲
変形を防ぐことができないことになる。また、その位置
で過トルクを電気的に検出したとしても、応答遅れのた
めにマンドレルバー2の屈曲変形を防ぐには不十分であ
る。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決した継目無鋼管の管内面デスケーリング装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、先端に噴射ノ
ズルを取付けたマンドレルバーをバーブロックで支持し
て台車上に固定し、レール上を走行自在とされる継目無
鋼管の内面をデスケーリングする装置であって、前記台
車上に固定されてその側部にコの字状の切欠き部が設け
られた一対の支持部材と、前記切欠き部内に摺動自在に
設けられて前記バーブロックを支持ピンを介して回動自
在に支持するスライドチョックと、前記切欠き部内に介
装されて前記スライドチョックを付勢する圧縮バネと、
前記スライドチョックの移動位置を検出して前記台車を
緊急停止する位置センサと、を備えたことを特徴とする
継目無鋼管の管内面デスケーリング装置である。
【0008】
【作 用】本発明によれば、支持部材に摺動自在に設け
たスライドチョックでバーブロックを回動自在に支持す
るとともに、このスライドチョック圧縮バネによって付
勢するようにしたので、噴射ノズルの衝突によってマン
ドレルバーを座屈する前に軸方向に変位させるととも
に、ただちに台車を緊急停止させることが可能となり、
これによりマンドレルバーの屈曲変形や台車走行駆動系
の損壊を未然に防止することが可能である。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
して詳しく説明する。図1は本発明に係る管内面デスケ
ーリング装置の実施例を示す側面図であり、図2はその
一部断面で示す平面図、図3はその一部断面で示す正面
図である。なお、図中において従来例と同一部材は同一
の符号を付して説明を省略する。
【0010】これらの図において、10は台車7上に固定
される一対の支持部材で、側部にコの字状の切欠き部10
aが設けられている。11は切欠き部10a内に摺動自在に
設けられるスライドチョックで、バーブロック3の側部
に固定された支持ピン12を回動自在に支持する。13はス
ライドチョック11と押し部材14との間に介装される圧縮
バネである。この押し部材14は切欠き部10aのフランジ
15に螺合される押しボルト16で位置決めされ、押しボル
ト16の締め込み量によって、圧縮バネ13の付勢力が調整
可能とされる。
【0011】このように構成した管内面デスケーリング
装置を用いることによって、噴射ノズル1がホローの端
部に突っかかったときは、その衝撃の負荷によって圧縮
バネ13が圧縮されてマンドレルバー2がその軸方向に変
位することになるから、このマンドレルバー2の変位状
態を検知して台車4を緊急停止状態にする。これによ
り、マンドレルバー2を座屈などの損傷を与えるような
トラブルから回避させることが可能になる。
【0012】ここで、マンドレルバー2の変位状態を検
知する手段としては、たとえば図4に示すように、支持
ピン12に可動片17を取付けてこの動きを近接スイッチ18
で検出するようにするなどの方法が確実である。あるい
は図示しないロードセルを用いてスライドチョック11の
動きを力に変換して検出することも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
噴射ノズルの衝突によってマンドレルバーが座屈する前
に軸方向に変位し、ただちに台車を緊急停止させるよう
にしたので、マンドレルバーの屈曲変形や台車走行駆動
系の損壊を未然に防止することが可能である。これによ
って、デスケーリング作業の安全性を高め得ることが可
能であるとともに、装置の保全コストの低減を図ること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管内面デスケーリング装置の実施
例を示す側面図である。
【図2】図1の一部断面で示す平面図である。
【図3】図1の一部断面で示す正面図である。
【図4】マンドレルバーの変位検知の一例を示す部分平
面図である。
【図5】管内面デスケーリング装置の従来例を示す側面
図である。
【図6】(a) ,(b) はマンドレルバーのトラブル例を説
明する図である。
【符号の説明】
1 噴射ノズル 2 マンドレルバー 3 バーブロック 4 台車 10 支持部材 10a 切欠き部 11 スライドチョック 12 支持ピン 13 圧縮バネ 14 押し部材 15 フランジ 16 押しボルト 17 可動片 18 近接スイッチ(位置センサ)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に噴射ノズルを取付けたマンドレ
    ルバーをバーブロックで支持して台車上に固定し、レー
    ル上を走行自在とされる継目無鋼管の内面をデスケーリ
    ングする装置であって、前記台車上に固定されてその側
    部にコの字状の切欠き部が設けられた一対の支持部材
    と、前記切欠き部内に摺動自在に設けられて前記バーブ
    ロックを支持ピンを介して回動自在に支持するスライド
    チョックと、前記切欠き部内に介装されて前記スライド
    チョックを付勢する圧縮バネと、前記スライドチョック
    の移動位置を検出して前記台車を緊急停止する位置セン
    サと、を備えたことを特徴とする継目無鋼管の管内面デ
    スケーリング装置。
  2. 【請求項2】 前記位置センサに近接スイッチを用い
    たことを特徴とする請求項1記載の継目無鋼管の管内面
    デスケーリング装置。
  3. 【請求項3】 前記位置センサにロードセルを用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の継目無鋼管の管内面デ
    スケーリング装置。
JP34236092A 1992-12-22 1992-12-22 継目無鋼管の管内面デスケーリング装置 Expired - Lifetime JP2715396B2 (ja)

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