JP2714601B2 - ハロゲン化化合物の分解方法及びその分解反応器 - Google Patents

ハロゲン化化合物の分解方法及びその分解反応器

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JP2714601B2 JP35249893A JP35249893A JP2714601B2 JP 2714601 B2 JP2714601 B2 JP 2714601B2 JP 35249893 A JP35249893 A JP 35249893A JP 35249893 A JP35249893 A JP 35249893A JP 2714601 B2 JP2714601 B2 JP 2714601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化化合物特にP
CB等のポリハロゲン化化合物の分解にも好適なハロゲ
ン化化合物の分解方法及びその分解反応器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリハロゲン化ビフェニル(以
下、PCBという)は耐熱、耐薬品性、電気絶縁性に優
れているため熱処理用の加熱媒体やペンキやインクの添
加剤、コンデンサーやトランスの絶縁剤として広範囲に
使用されていた。しかしPCBが人体に有害で、かつ自
然界での分解が困難な環境汚染物質であることが判明し
て以来、無害化処理が望まれていた。しかしながら、そ
の物理的・化学的安定性のため一般的な無害化処理が困
難でその無害化のため種々の研究や開発がなされてい
る。 例えば、特開昭49−82570号公報や特公昭56
−39290号公報、特開平2−241586号公報に
はPCBをアルカリ金属や水素ガス等と混合して、又は
混合しないで1200℃〜1500℃の高温下で熱分解
する方法が開示されている。 特開昭50−87471号公報には熱分解炉を用いた
PCBの分解処理装置が、特公平2−5100号公報に
は熱分解炉とDC電弧を用いたPCB等の有害材料の分
解装置が開示されている。 特開昭50−63005号公報や特公昭61−597
79号公報にはPCBと塩基性物質の混合物に紫外線を
照射して光分解する方法が開示されている。 特開平1−205510号公報にはPCBにKOHペ
レットとポリエチレングリコールを加えN2ガス雰囲気
下で化学分解する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の熱分解方法では非常な高温を必要とし、多量のエネル
ギーを要するとともに焼却温度の低下によるPCBより
もはるかに毒性の高いポリ塩化ジベンゾフラン(PCD
F)やダイオキシンの発生が懸念されるという問題点を
有している。また、紫外線による光分解方法は、紫外線
単独、又は紫外線とオゾンを用いるだけでは分解率が低
く効率が悪いという問題点があった。更に、化学的分解
方法は各種薬品を使用するので、原価が上がり、かつ、
薬品の取扱いで作業性に劣り扱いづらいという問題点を
有している。またDC電弧を用いる方法はPCBを熱分
解炉で分解する際に発生したハロゲン化化合物の蒸気を
分解するものであり、熱分解炉中でDC電弧を発生させ
るため電極に耐熱性が要求されるとともに装置が大掛か
りで使用しづらいという問題点を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で簡単な設備で短時間でハロゲン化化合物を極めて高い
分解率で効率よく分解することのできるハロゲン化化合
物の分解方法を提供すること、及び省エネルギーでかつ
簡単な構造で極めて高い分解率で効率よくポリハロゲン
化化合物をも分解することのできるハロゲン化化合物の
分解装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は以下の構成からなる。請求項1に記載のハロ
ゲン化化合物の分解方法は、ハロゲン化化合物又はハロ
ゲン化化合物含有溶液と、塩基性溶液と、の混合溶液中
で、常温乃至200℃の条件下でアーク放電を行いハロ
ゲン化化合物を分解する構成を有している。請求項2に
記載のハロゲン化化合物の分解方法は、請求項1におい
て、前記ハロゲン化化合物又はハロゲン化化合物含有溶
液にオゾンを添加する構成を有している。請求項3に記
載のハロゲン化化合物の分解方法は、請求項2におい
て、前記オゾンがオゾン水又はオゾンガスである構成を
有している。請求項4に記載のハロゲン化化合物の分解
方法は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前記
アーク放電が容器状電極と棒状電極との間に充填された
塊状又は粒状の導電体の間隙部で行われる構成を有して
いる。請求項5に記載のハロゲン化化合物の分解方法
は、請求項1乃至3の内いずれか1において、前記アー
ク放電が、ドラム状又は棒状に形成された回転電極と、
固定された棒状電極の間で行われる構成を有している。
請求項6に記載のハロゲン化化合物の分解方法は、ハロ
ゲン化化合物又はハロゲン化化合物含有溶液と塩基性溶
液及び必要に応じて添加されたオゾンの混合溶液をアー
ク放電により分解処理する工程と、前記アーク放電処理
された未分解物を含む分解反応液を油状物とスラリー溶
液に分離する工程と、前記分解反応液又は前記油状物を
冷却する工程と、前記油状物とハロゲン化化合物もしく
はハロゲン化化合物含有溶液との混合物に塩基性溶液及
び必要に応じてオゾンを添加混合し前記アーク放電によ
る分解処理工程へ循環する工程と、を有する構成を有し
ている。請求項7に記載のハロゲン化化合物の分解方法
は、請求項1乃至6の内いずれか1において、前記混合
溶液が分散状態又は乳化状態である構成を有している。
請求項8に記載のハロゲン化化合物の分解反応器は、ハ
ロゲン化化合物等からなる被分解溶液流入部と分解処理
液の流出部とを備え冷却ジャケットを有する容器電極
と、前記容器電極の容器内に装着された1乃至複数の固
定電極と、前記容器電極の内部に充填された導電体と、
を備えた構成を有している。請求項9に記載のハロゲン
化化合物の分解反応器は、ハロゲン化化合物等からなる
被分解溶液流入部と分解処理液の流出部とを備え冷却ジ
ャケットを有する反応容器と、前記反応容器に装着され
たドラム状等の中空状又は棒状の回転電極と、前記回転
電極を回転させる回転機と、先端部が前記回転電極と
0.1〜5mm,好ましくは0.5〜3mmの間隙をあけて
前記反応器に前後動自在に装着された棒状電極と、を備
えた構成を有している。
【0006】ここで、ハロゲン化化合物としてはハロゲ
ン化アルキルやハロゲン化アリール,ハロゲン化アシル
その他の塩素化物や臭化物、フッ化物やこれらの混合
物,農薬,PCB,ダイオキシン等をさし、低分子量で
ハロゲン化率の低い液体状のものからポリハロゲン化物
等ハロゲン化率が55%以上の固体状のものでもよい
が、粘度の高いものや固体は溶剤に溶解して行うのが好
ましい。溶媒としては沸点が高いトランス油やコンデン
サー油,ケーブル油等の潤滑油や高級炭化水素化合物が
用いられる。オゾンはオゾンガスやオゾン水が用いられ
る。オゾンガスの場合高濃度のものが高分解率を示すの
で好ましいが、低濃度のものでも多段混入することによ
り用いることができる。オゾンガスの濃度としては10
0ppm〜50000ppm,好ましくは500ppm
〜10000ppmのものが用いられる。低濃度では分
解速度を速めることができず、高濃度になると未分解オ
ゾンガスが生成し易く、無害化処理工程等を必要とし装
置が大型化するので好ましくない。オゾン水の場合も高
濃度のものが好ましいが、反応系を加熱状態で行うとき
はオゾンガスの方が好適に用いられる。塩基性溶液とし
ては塩基性物質としてKOH,NaOH等の単独又は混
合物、更にこれらに他のハロゲン補足剤を加えた水溶液
が経済上等の理由から好適に用いられ、これらを水溶液
状又はこれをメタノール等のアルコール類に溶解させた
ものを用いてもよい。塩基性溶液の塩基の濃度として
は、ハロゲンの濃度にもよるが5〜90wt%,好ましく
は10〜50wt%で用いられる。塩基の濃度が濃い程分
解率を向上させることができる。10wt%未満になるに
つれ分解に長時間を要するようになる傾向が認められる
ので好ましくない。尚、ハロゲン捕捉剤を用いてもよ
い。ハロゲン化化合物の溶液と塩基性溶液及びオゾンは
分散状態又は乳化状態でアーク放電処理を行うのが好ま
しい。分散又は乳化させることにより分解速度を速める
ことができる。分散や乳化は機械的混合又は超音波処理
機等やホモジナイザー等で混合して行われる。尚、系内
に分散剤や乳化剤を加えて行ってもよい。乳化状態を長
く維持できるためである。分解反応器は略円筒状のもの
や略偏平状の形式のものでよいが、底部は漏斗状に形成
されるのが望ましい。電極の粉化物等による分解反応器
が閉塞するのを防止するためである。棒状電極として
は、炭素電極やタングステン電極,白金電極等が用いら
れる。導電体としては、活性炭やコークス,焼成カーボ
ン破砕品等その他アーク放電性を有するものが用いられ
る。但し、陽光柱の弱いものは分解率が低いので好まし
くない。導電体の平均粒径は1〜50mm,好ましくは2
〜30mm,更に好ましくは5〜10mmのものが好適に用
いられる。平均粒径が5mmよりも小さくなるに従い導電
体の充填密度が高くなるため導電体間の間隙が狭すぎて
陽光柱が短くなる傾向が現れ、また10mmを超えるに従
い接触点が少なくなり過ぎアーク放電回数が減少する傾
向が現れるのでいずれも好ましくない。また導電体の表
面は平滑化したものよりも粗くしたものの方が放電箇所
が増加する傾向が認められる。回転電極としては、アー
ク放電を行うことができるものであればよいが、銅等の
金属製やカーボン製のものが好適に用いられる。回転電
極の回転はサーボモータ等によりアーク電流に応じて可
変できるものが好適に用いられる。回転電極は電極が回
転するので回転電極面に対面して複数本の棒状電極が設
置でき、棒状電極の設置数が多い程処理能力を大きくす
ることができる。アーク放電は連続的にではなくパルス
信号等で断続的に行うこともできる。断続的に行う場
合、放電サイクル,放電時間は分解反応器の容量や電極
の種類に合わせて任意に設定できるとともに分解反応器
の温度制御を容易にすることができ分解装置の運転性や
安全性を向上させることができる。
【0007】
【作用】この構成によって、溶液中でアーク放電を行う
ことにより、局部的に超高温を得ることができるので、
超高温域下でハロゲン化化合物の脱ハロゲン化を容易に
行うことができる。塩基性溶液によりオゾニゾを分解す
ることができるので、安全に分解を行うことができる。
塩基性溶液により脱ハロゲン化されたハロゲンイオンを
容易に捕捉することができ、反応速度を早めることがで
きる。溶媒や水分が吸熱体となりアーク放電の陽光柱の
高熱を吸収し断熱体の役割を果たすことができる。容器
状電極と棒状電極との空間に塊状又は粒状の導電体が充
填されているので、それぞれのギャップ間でアーク放電
を行うことができ、このギャップ間に存在するハロゲン
化化合物のC−Cl結合を分断することができる。ま
た、オゾンが介在しているため励起したC−Cl結合に
オゾンが作用しオゾニゾを形成するため分解速度を速め
ることができる。塊状又は粒状の導電体は、接触点の位
置がランダムであると同時に接触間に絶縁剤が介在して
いるので、アークの発生と同時に導電体がその衝撃によ
って絶えず変動するので、分解により発生した炭化物や
導電体の粉化物による汚染を防ぐことができ、安定した
アーク放電を得ることができる。導電体の大きさに比例
して、接触点が減少し、間隙が大きくなるので、陽光柱
を大きくすることができ、その分局部温度を高くするこ
とができる。また、導電体の大きさを変えることにより
容易に分解反応条件を変えることができる。対面する電
極が双方とも棒状炭素電極である場合はアークが飛び難
く、また電極間に炭化物が生成し付着し易いが、回転電
極を用いることにより電極が回転するので、電極間での
炭化物の生成や付着を防止することができ、アークが飛
び易くすることができる。また、ドラム電極と棒状炭素
電極を使用すると、炭化物が付着せず、長時間安定した
運転ができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の第1実施例について、図面を参
照しながら説明する。 (実施例1)図1は第1実施例のハロゲン化化合物の分
解反応器の外観斜視図であり、図2はその要部縦断面図
である。1は第1実施例の分解反応器、2は分解反応器
1の分解槽、3は分解槽2の温度を調整する冷却水が流
れるジャケット部、4は金網や多孔板等からなるトレ
イ、4aはトレイ4を支持するトレイ支持体、5は電極
用端子、5′はアース用端子、6は電極用端子5の導電
部に連接して分解槽2の直径方向の中心部に吊設された
炭素電極、7は炭素電極6の上部まで充填された平均粒
径が5〜10mmの活性炭や焼成カーボンの破砕物からな
る導電体、8はPCB等の被分解物の流入部、9は分解
された被分解物の流出部、10はオゾンガスとともに混
入された空気やCO,CO2 等の反応生成ガス等のガス
出口、11はジャケット部3内に流入される冷却水の冷
却水流入部、12はジャケット部3に供給された冷却水
の冷却水流出部である。尚、本実施例では固定電極を吊
設したものについて説明したが、分解槽の側壁に固定電
極を1乃至複数配設するようにしてもよい。以上のよう
に構成された分解反応器を用いた本実施例の分解方法に
ついて、以下ハロゲン化化合物の分解工程図を用いて説
明する。図3は第1実施例のハロゲン化化合物の分解反
応器を用いたハロゲン化化合物の分解工程図である。1
a,1b,1cは直列に3基連結された第1実施例のハ
ロゲン化化合物の第1,第2,第3の分解反応器、13
はハロゲン化化合物の溶液を貯溜するとともに第3分解
反応器1cからの分解反応液を気液分離した後、未分解
物を含む油状物を第1分解反応器1aに循環させる原料
貯溜槽、13aは原料貯溜槽13からハロゲン化化合物
含有溶液を所定量流す定量供給機、14は空気圧縮機、
15は空気圧縮機14の空気からオゾンを製造するオゾ
ン製造機、16はオゾンを所定量流出するオゾン整流
機、17は所定濃度に調整されたNaOHやKOH溶液
等の塩基性溶液貯溜槽、18は塩基性溶液を供給する定
量供給機、19はPCB等のハロゲン化化合物とオゾン
と塩基性溶液を乳化状態に混合する混合機、20は第3
分解反応器1cの分解反応液を液体サイクロンへ供給す
る供給ポンプ、21は分解反応液をNaCl等を溶存す
るスラリー溶液と油状物に分離する液体サイクロン、2
2は油状物貯溜部、23はスラリー溶液貯溜部、24は
冷却水で分解反応液を冷却する冷却器、25は分解反応
液中に混入した未分解のオゾンガスや空気,CO,CO
2 等の反応生成ガスを分離する凝縮器、26はオゾンガ
ス等の有毒ガスを無害化した後大気へ放出するガス放出
部、27は各分解反応器1a,1b,1cからの空気や
CO,CO2等の反応生成ガスをガス放出部26に導入
するガス管、28は各分解反応器1a,1b,1cの未
分解物を含む分解反応液とカーボン等を含有するスラリ
ー溶液の流出管である。
【0009】(実験例1)実施例1の分解反応器を用い
て、図3に示す分解装置を用いた分解方法でPCBの分
解実験を行った。 <原料の調整> a.試料として、1,2,4−トリクロロベンゼン入り
トランス油10.7wt%と2号トランス油65.5wt%
と、水16.7wt%,NaOH7.1wt%の混合溶液を
17.3リットル(16.7kg)準備した。そのPCB
の含有量は10 4g/lに調整した。PCBは市販の
ものを用いた。 b.導電体として、活性炭(キントール−WA)の4〜
8メッシュのものを各分解槽に充填させて用いた。 c.分解反応槽として、図2に示す円筒状の分解反応器
を図3に示すように3基直列に配設したものを用いた。 <アーク放電条件> 次の条件に設定した。 a.アーク放電圧:50V b.アーク放電電流:200−220A c.アーク放電サイクル(1基当り):36sec d.アーク放電時間(1基当り):10sec e.アーク電極として径が10mm、長さが300mmの炭
素電極を用いた。 <試験条件> a.分解装置での試料の循環流速450リットル/hr
に調整して行った。 b.オゾンの供給は濃度3000ppmのオゾン含有空
気を540リットル/hrで行った。尚、オゾンガスは
試験中図3中のバルブV2を開にし常時供給して行っ
た。 c.各分解槽中での液の平均流速を32.4m/hrに
なるように行った。 d.塩基性溶液は試料中に予め混入して行ったので、図
3中のバルブV1は閉にして行った。 e.分解装置の試料の循環時間は6時間に設定した。 f.各分解槽の槽内温度は100℃〜120℃に設定し
た。 g.混合機はワイヤブラシ状のものが密植された2本の
回転体が互いに反対方向に回転し乳化物を形成する機械
式混合機を用いた。 h.試料とオゾンを混合機19で乳化状態に混合し乳化
液を生成させ、乳化液を分解反応器1aに供給し図3を
閉ループとして循環して行った。 <試験結果> 油状物中のPCBの濃度をガスクロマトグラフ法で測定
した。その結果を(表1)に示した。スラリー溶液中に
は排カーボンやタール状の物が含まれていたので水分を
分離した液はAgNO3法で測定したところ分解された
PCBと化学量論的に略合致するCl- 濃度が測定され
た。タール分について昇湿式ガスクロマトグラフ法で測
定したころPCBは認められなかった。
【表1】
【0010】(実験例2)導電体として、活性炭の代わ
りに焼成カーボンの破砕品を用いた他は実験例1と同様
にして行った。その結果を(表1)に示した。
【0011】(実験例3)オゾンを混入しなかった他は
実験例1と同一の条件でPCBの分解実験を行った。そ
の結果を(表1)に示した。
【0012】この(表1)から明らかなように、本実施
例によれば、 a.高濃度でかつ難分解性のPCBを97%以上分解で
きることがわかった。実験例3で更に5時間実験を続行
したところ99%以上まで分解できた。このことから分
解時間を更に長くすれば略100%分解できることがわ
かった。 b.容器状電極と棒状電極との空間に充填された塊状ま
たは粒子状の導電体はランダムな間隙を持ちそれぞれの
間隙で強い陽光柱が得られることがわかった。また、導
電体の表面は粗の方がアーク放電に好適な間隙が得られ
ることがわかった。更に、電圧を上げることにより粒径
が大きくても強い陽光柱が得られることがわかった。 c.導電体の位置は、アーク放電の発生衝撃によって振
動が起こり、絶えず変動することがわかった。その結
果、接触面は絶えず更新され、反応生成物や粉化した電
極による炭化物の汚染もなく、安定したアーク放電が行
われることがわかった。 d.そのことから、分解反応器のスケールアップが容易
で大電圧、大電流をかけることができ、簡単な装置で大
能力の分解反応装置を造ることができることもわかっ
た。 e.電極の間隙調整の必要がなく、運転操作が極めて簡
単で省力化できることがわかった。 f.分解反応器が同一容積、同一電圧のもとでは、導電
体の大きさによって接触点の数が変わり、陽光柱の大き
さを変えることができ局部温度を変化させることができ
ることがわかった。また、導電体の大きさに比例して、
接触点は減少し、陽光柱を大きくし局部温度は高くする
ことができることもわかった。従って、導電体の大きさ
を変えることにより容易に分解反応条件を最適条件に選
択できることがわかった。 g.導電体として各種金属、焼成カーボン、コークス、
活性炭などを用いて実験をしたが略同一の結果が得られ
た。また、NaOH溶液を試料に混入しないで塩基性溶
液貯溜槽に入れて行うようにしても、略同一の結果が得
られることがわかった。但し、乳化状態を維持するよう
に供給を行う必要があることがわかった。 尚、本実施例では分解反応器を3基直列に設置したもの
について説明したが、1基の分解反応器にハロゲン化化
合物と所定量の塩基性溶液との混合液にオゾン水やオゾ
ンガスを混入し乳化させたものを仕込みバッチ式で分解
を行うこともできる。
【0013】(実施例2)図4は本発明の第2実施例の
ポリハロゲン化化合物の分解反応器の要部平面図であ
り、図5はその分解反応器の要部縦断面図であり、図6
は分解反応器の電極挿着部の要部断面図である。31は
本発明の第2実施例におけるポリハロゲン化化合物の分
解反応器、32は分解反応器31の分解槽、33は分解
槽32の外周に分解槽32の中心を点対称として対称位
置で高さを同一又は変えて複数前後動自在に挿着された
炭素等からなる炭素電極、34は内部にシーリング機構
や絶縁機構を備えた電極挿着部、35は耐圧性のガラス
を備えて形成された覗窓、36は銅等からなるドラム電
極を回転させるサーボモータ等からなる回転機、37は
圧力計等の検知機器配設部であり、図5において、38
は検知機器配設部37に設置された圧力計、39は冷却
水で分解槽32を冷却するジャケット部、40は冷却水
流入部、41は冷却水流出部、42はハロゲン化化合物
等の被分解液の流入部、43は分解反応液の流出部、4
4は回転機36の回転部に吊設された銅等からなるドラ
ム電極である。図6において、45は炭素電極等からな
る棒状の炭素電極33が摺動自在に挿着され、電極挿着
部34に密着状態で嵌着されたセラミック製の電極支持
部、46は棒状電極33と電極支持部45との間隙から
分解反応液が漏洩を防止するパッキン、47はセラミッ
クス等の絶縁性を有する材料で作製されたフランジ、4
8,49はフランジ47を電極挿着部34に固定するボ
ルトとナットである。以上のように構成された分解反応
器を用いた本実施例のハロゲン化化合物の分解方法につ
いて、以下その分解方法を分解工程図を用いて説明す
る。図7は本発明の第2実施例の分解反応器を用いたポ
リハロゲン化化合物の分解工程図であり、図8は分解反
応器の電極を前後動させる電極間間隙調整部の要部側面
図である。図3の第1実施例の分解工程図と異なる点
は、第2実施例の分解反応器31が第1実施例の分解反
応器1a,1b,1cの代わりに設置されている点であ
り、第1実施例の分解工程と同一の機器等は図3の符号
と同一の符号を付し説明を省略する。50は炭素電極3
3と係合して炭素電極33を前後に摺動させ炭素電極3
3と回転するドラム電極44との間の間隙を調整するサ
ーボモータ等からなる電極間間隙調整部である。図7に
おいて、51は炭素電極33を軸着等するとともに電力
を供給する電極保持部、52は炭素電極33に電力を供
給する電源、53は炭素電極33を前後動させるギヤド
モータ等からなる駆動部、54は駆動部53の回動部に
連設されたスクリュー軸、55は電極保持部51と絶縁
部56を介して一体に連設され、スクリュー軸54に軸
着された軸着部である。
【0014】(実験例4)実施例2に示す分解反応器を
用いて、図7に示すハロゲン化化合物の分解装置を用い
てPCBを含有したトランス油の分解実験を行った。 <試料の調整> a.試験サンプル:PC入り廃トランス油 b.PCB濃度:6.48mg/リットル c.トランス油の投入量:20リットル d.トランス油の流量:300リットル/hr <アーク放電条件> ・反応器内の液流速:0.3cm/sec ・アーク放電電極の間隙:2〜3mm ・アーク放電圧:50V ・アーク放電電流:100〜150A ・アーク放電サイクル:10sec ・アーク放電時間:3sec ・炭素電極の本数:4本(対称位置に配置) <試験条件> a.KOH水溶液濃度:10wt% b.KOH流量:0.5リットル/hr c.オゾン流量:540リットル/hr d.オゾン濃度:3000ppm e.アーク反応器内の温度:90℃に調節 f.循環時間:6時間(計算上の循環回数:8.3回/
hr、合計50回) g.混合機:実験例1と同一のものを用い乳化状態で供
給した。 <試験結果>油状物中のPCBの濃度をガスクロマトグ
ラフ法で測定した。その結果を(表2)に示した。スラ
リー溶液中の水溶液はAgNO3法で測定したところ分
解されたPCBと化学量論的に略合致するCl- 濃度が
測定された。タール分について昇湿式ガスクロマトグラ
フ法で測定したところPCBは認められなかった。
【0015】(実験例5)炭素電極の本数を2本とした
他は実験例1と同一の条件で分解実験を行った。その結
果を(表2)に示した。
【表2】
【0016】(比較例1)ドラム電極44の代わりに、
炭素電極33だけを分解反応器31の中心線の対称位置
に炭素電極33の先端部の電極間距離を2mmにした他は
実験例3と同一の条件で分解実験を行った。アーク放電
中に電極間がPCB等を含有したトランス油で覆われて
いるためアークが飛んだり飛ばなかったりして安定した
アーク放電が得られず、また、電極の表面に生成した炭
化物が付着し、長時間運転できないことがわかった。以
上のように本実施例によれば、 a.PCBを99.9%以上も分解できることがわかっ
た。 b.対面する電極が双方とも棒状炭素電極である場合は
アークが飛び難く、また電極間に炭化物が生成し付着し
やすいことがわかった。ロータリー電極方式の本実施例
の場合は電極が動くためにアークが飛び易く、また銅製
ドラム電極と棒状炭素電極を使用しているため炭化物が
付着せず、長時間、安定した運転ができることがわかっ
た。 c.アーク放電はパルス信号で断続的に行うこともでき
ることがわかった。その結果放電サイクル、放電時間は
任意に設定できることもわかった。 d.電極間の間隙はサーボ機構で最適のアーク電流が得
られるように調節すると、高分解率で分解時間を更に短
縮できることもわかった。 e.固定棒状電極は回転ドラム電極に対面して何本でも
セットでき、本数が多いほど処理能力も大きくなること
がわかった。但し、反応液が高温になるので冷却水とし
てブライン等を考慮する必要があることがわかった。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のハロゲン化化合物
の分解方法は、ハロゲン化化合物と塩基性溶液及び必要
に応じてオゾンを添加したエマルジョン溶液中でアーク
放電を行う簡単な構成で、以下の優れた効果を有するハ
ロゲン化化合物の分解方法を実現できるものである。 a.PCB等のハロゲン化化合物を極めて短時間で、か
つ極めて高い分解率で分解できる。 b.バッチ式のみならず連続式でハロゲン化化合物を分
解できるので高い処理能力を発揮できる。 c.設備が簡単なため省力化が可能で、かつエネルギー
消費量も従来に比べ極めて低いので、ランニングコスト
を著しく低減化できる。 d.設備が簡単なので小型化・コンパクト化ができるの
で、トラクター等の運搬車に積載でき、どこでも場所を
とらずにハロゲン化化合物を分解できる。 次に、本発明のハロゲン化化合物の分解反応器は、固定
電極と塊状又は粒状の導電体、若しくは固定電極と回転
電極を組合わせた簡単な構成で、以下の優れた効果を有
するPCB等のハロゲン化化合物の分解反応器を実現で
きるものである。 a.塊状又は粒状の導電体がアーク放電の衝撃で自由に
動くことができるので、放電部位を常に更新でき強い陽
光柱を連続して得ることができるとともに、高い分解率
を得ることができる。 b.回転式なので反応生成物が電極間に付着することが
ないので、高い分解率でかつ同じ分解率を維持できる。
c.回転式の場合、電極間間隙調整部で電極間の間隙を
分解条件に合った間隙 に調整できるので、分解時間が計算でき分解装置の設計
を容易に行うことができる。 d.固定電極や回転電極の形状や設置数、又は導電体の
形状を自由に選択できるので、分解装置の大型化や小型
化に自由に対応でき設計自在性に優れている。 e.高分解率の装置を小型化できるので、分解装置全体
をコンパクト化することが可能でトラクター等の運搬車
両に積載でき、移動可能な分解装置とすることもでき、
PCBの貯溜場所毎に直接分解装置を移動させて分解で
きる。 f.分解反応器の構造が簡単なので低原価で量産性に優
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のハロゲン化化合物の分解
反応器の外観斜視図
【図2】本発明の第1実施例のハロゲン化化合物の分解
反応器の要部縦断面図
【図3】本発明の第1実施例のハロゲン化化合物の分解
反応器を用いたハロゲン化化合物の分解工程図
【図4】本発明の第2実施例のポリハロゲン化化合物の
分解反応器の要部平面図
【図5】本発明の第2実施例のポリハロゲン化化合物の
分解反応器の要部縦断面図
【図6】本発明の第2実施例のポリハロゲン化化合物の
分解反応器の電極挿着部の要部断面図
【図7】本発明の第2実施例の分解反応器を用いたポリ
ハロゲン化化合物の分解工程図
【図8】本発明の第2実施例の分解反応器の電極を前後
動させる電極間間隙調整部の要部側面図
【符号の説明】
1第1実施例の分解反応器 1a 第1分解反応器 1b 第2分解反応器 1c 第3分解反応器 2 分解槽 3 ジャケット部 4 トレイ 4a トレイ支持体 5 電極用端子 5′ アース用端子 6 炭素電極 7 導電体 8 流入部 9 流出部 10 ガス出口 11 冷却水流入部 12 冷却水流出部 13 原料貯溜槽 13a 定量供給機 14 空気圧縮機 15 オゾン製造機 16 オゾン整流機 17 塩基性溶液貯溜槽 18 定量供給機 19 混合機 20 供給ポンプ 21 液体サイクロン 22 油状物貯溜部 23 スラリー溶液貯溜部 24 冷却器 25 凝縮器 26 ガス放出部 27 ガス管 28 流出管 31 第2実施例の分解反応器 32 分解槽 33 炭素電極 34 電極挿着部 35 覗窓 36 回転機 37 検知機器配設部 38 圧力計 39 ジャケット部 40 冷却水流入部 41 冷却水流出部 42 被分解液の流入部 43 流出部 44 ドラム電極 45 電極支持部 46 パッキン 47 フランジ 48 ボルト 49 ナット 50 電極間間隙調整部 51 電極保持部 52 電源 53 駆動部 54 スクリュー軸 55 軸着部 56 絶縁部

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハロゲン化化合物又はハロゲン化化合物
    含有溶液と、塩基性溶液と、の混合溶液中で、常温乃至
    200℃の条件下でアーク放電を行いハロゲン化化合物
    を分解することを特徴とするハロゲン化化合物の分解方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン化化合物又はハロゲン化化
    合物含有溶液にオゾンを添加することを特徴とする請求
    項1に記載のハロゲン化化合物の分解方法。
  3. 【請求項3】 前記オゾンがオゾン水又はオゾンガスで
    あることを特徴とする請求項2に記載のハロゲン化化合
    物の分解方法。
  4. 【請求項4】 前記アーク放電が容器状電極と棒状電極
    との間に充填された塊状又は粒状の導電体の間隙部で行
    われることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1
    に記載のハロゲン化化合物の分解方法。
  5. 【請求項5】 前記アーク放電が、ドラム状又は棒状に
    形成された回転電極と、固定された棒状電極の間で行わ
    れることを特徴とする請求項1乃至3の内いずれか1に
    記載のハロゲン化化合物の分解方法。
  6. 【請求項6】 ハロゲン化化合物又はハロゲン化化合物
    含有溶液と塩基性溶液及び必要に応じて添加されたオゾ
    ンの混合溶液をアーク放電により分解処理する工程と、
    前記アーク放電処理された未分解物を含む分解反応液を
    油状物とスラリー溶液に分離する工程と、前記分解反応
    液又は前記油状物を冷却する工程と、前記油状物とハロ
    ゲン化化合物もしくはハロゲン化化合物含有溶液との混
    合溶液に塩基性溶液及び必要に応じてオゾンを添加混合
    し前記アーク放電による分解処理工程に循環する工程
    と、を有することを特徴とするハロゲン化化合物の分解
    方法。
  7. 【請求項7】 前記混合溶液が分散状態又は乳化状態で
    あることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1に
    記載のハロゲン化化合物の分解方法。
  8. 【請求項8】 ハロゲン化化合物等からなる被分解溶液
    流入部と分解処理液の流出部とを備え冷却ジャケットを
    有する容器電極と、前記容器電極の容器内に装着された
    1乃至複数の固定電極と、前記容器電極の内部に充填さ
    れた導電体と、を備えたことを特徴とするハロゲン化化
    合物の分解反応器。
  9. 【請求項9】 ハロゲン化化合物等からなる被分解溶液
    流入部と分解処理液の流出部とを備え冷却ジャケットを
    有する反応容器と、前記反応容器に装着されたドラム状
    等の中空状又は棒状の回転電極と、前記回転電極を回転
    させる回転機と、先端部が前記回転電極と0.1〜5m
    m,好ましくは0.5〜3mmの間隙をあけて前記反応容
    器に前後動自在に装着された棒状電極と、を備えたこと
    を特徴とするハロゲン化化合物の分解反応器。
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