JP2714027B2 - カラー画像処理装置およびカラー画像処理方法 - Google Patents

カラー画像処理装置およびカラー画像処理方法

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JP2714027B2 JP63216928A JP21692888A JP2714027B2 JP 2714027 B2 JP2714027 B2 JP 2714027B2 JP 63216928 A JP63216928 A JP 63216928A JP 21692888 A JP21692888 A JP 21692888A JP 2714027 B2 JP2714027 B2 JP 2714027B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カラー画像に応じたマトリクス係数を生成
し、色処理を行うカラー画像処理装置及び方法に関す
る。
〔従来の技術〕
例えばカラースキヤナとレーザーカラープリンタなど
によるカラー画像入出力システムにおいては、一般的
に、カラー原稿を色分解して読み取る装置(カラースキ
ヤナ)から各色入力濃度信号に体してそれぞれ諧調処理
を施し、この諧調処理後の各色出力濃度信号を画像出力
装置(例えばレーザーカラープリンタ)に入力するよう
にしている。そして最終出力画像(すなわち上記レーザ
ーカラープリンタ等を用いるシステムにあってはその直
接出力画像、カラースキヤナを用いるカラー製版システ
ム等においては網版を用いて印刷された印刷物)上で見
ため美しくしあげるために諧調変換テーブルによって修
正することが一般的に行われている。
すなわち例えば通常のカラースキヤナを用いるカラー
製版システムにおいては、スキヤナドラム上の上記特定
点にスキヤナ入力ヘツドを手動で移動させ、その特定点
における各色(通常はイエロー、マゼンタ、シアン)の
仕上がり網パーセント表示を見、もし希望する綱パーセ
ントと異なれば諧調変換テーブルを修正するツマミを動
かして、希望し上がり網パーセントになるように諧調変
換テーブルを修正する。またレイアウトスキヤナを用い
る場合には、原稿をグラフイツクデイスプレイ上に表示
し、上記特定点をライトペン、ジヨイステイツク等で指
示し、後は上記と同様にして諧調テーブルを修正するよ
うにしている。
一方、上述した諧調テーブルを自動的に修正する方法
として、画像データのRGB(又はYMC)それぞれの平均値
を求め、その平均値が同じになるように画像データにバ
イアス(諧調テーブルの平行移動)をかけて補正する方
法がある。また、画像データのハイライトポイント(最
も濃度値の低い画素データ値や、画素の数が所定値数以
上になる濃度値の低い側での画素データ値)やシヤドウ
ポイント(最も濃度値の高い画素データ値や、画素の数
が所定値数以上になる濃度値の高い側での画素データ
値)がデイジタルデータの最大値(8ビツトデータであ
れば255)と最小値(8ビツトデータであれば0)にな
るように諧調テーブルを自動的に作成し修正する方法が
ある。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかしこれらの方法は、RGB(またはYMC)の各画像プ
レーンに対してそれぞれ諧調テーブルを変換(γ変換)
することにより、見ため好ましい画像に変換するもので
あり、色合いを自動的に変換すると言う所までいたって
いなかった。すなわち、見ため好ましく表現するための
自動マスキング処理は行われていない。
本発明は、カラー画像に応じて色合いを自動的に変換
し、見ためを好ましく再現することができるカラー画像
処理装置および方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
かかる目的を達成するため本発明は以下の構成用件を
有することを特徴とする。
本発明のカラー画像処理装置は、カラー画像を構成す
る、複数の色成分で示される各画素の最大値と最小値の
差を算出する算出手段と、前記カラー画像における前記
算出された差の平均値を求める平均手段と、前記平均値
に基づきマトリクス係数を生成する生成手段と、前記生
成されたマトリクス係数に基づき、前記カラー画像に対
して色処理を行う色処理手段を有することを特徴とす
る。
また、本発明のカラー画像処理方法は、カラー画像を
構成する各画素の彩度を抽出し、前記カラー画像におけ
る前記抽出された彩度の平均値を求め、前記平均値に基
づきマトリクス係数を生成し、前記生成されたマトリク
ス係数に基づき、前記カラー画像に対して色処理を行う
ことを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明の実施例の構成について説明する前に、本
発明の背景となる実験結果について説明する。エバンス
の定理で言われているように通常のカラー画像のRGBの
各データの積分値は統計的のほぼ一定レベルである。こ
のような統計的な結果が前述したγ変換などに応用され
ている。そこでこのような統計的な傾向がカラーバラン
スに対して存在し、人間が見て好ましいと感じるパラメ
ータを定量的に判断できないかと発明者が実験した結果
次のことが言えた。
RGBデイジタルカラー画像の各プレーン間で各画素の
最大値と最小値の差のデータの平均値がある範囲内であ
ると見ため好ましいと感じられ、それ以上であると色味
が強くケバケバしく感じ、それ以下であると全体的に色
褪せた感じを持つ。今回の実験では、入力カラー画像と
して写真画像を用い、濃度0〜2.0の範囲を8ビツトでA
/D変換し、そのデータを上記のように判断した結果、デ
イジタルカウント値で30〜40のあたりが好ましいと判断
された。また上記以外でも好ましいと判断された画像と
しては、コンサードなどでスポツトライトを浴びている
シーンとか、文字やイラスト主体のポスター画像であ
り、特殊な条件でのものと判断される。本発明はこの様
な特殊な条件以外の一般的な風景や集合写真やポートレ
ート等の画像をより好ましく表現するためのものであ
る。ここで判断のためのデイジタルカウント値が30〜40
であるのは本実験装置の特性に依存するもの(入力装置
の分光フイルター特性、感度分布や出力装置の発色特性
等)であり限定的なものでなく、ある範囲内であれば好
ましく感じると言うことである。
以下説明する本発明の好ましい実施例によれば、例え
ばRGB系などの相異なる3次元軸上の画像データの各画
素について、最大値と最小値の差を算出する手段と、該
算出結果に対して平均値を求める手段と、任意の係数に
応じてマスキング処理するマスキング処理手段と、該平
均値が所定範囲内から判断する手段を有し、該平均値が
所定範囲内になるようにてマスキング手段の係数を変
え、マスキング処理を自動的に行う装置が開示される
が、本発明は、好ましい出力画像再現による画像処理装
置、例えばレーザーカラー複写機、印刷レイアウトシス
テム、画像編集装置、画像データ検索装置等のカラー画
像を出力するすべての装置に利用できるばかりでなく、
画像を読み取る画像入力装置に利用することもできる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本発明の一実施例としての概略構成図を示す
ブロツク図であり、CCDスキヤナから読み取った画像を
好ましい色再現に処理し、カラーレーザープリンタに出
力するものである。
図中、1はコントロールプロセツサ(CPU)であり、
装置全体の制御を行っている。2はプログラムメモリ
で、CPU1の制御プログラムや各種データを格納してい
る。パラメータコントローラ3はCPU1等の指示により演
算器5、パラメータメモリ4、パラメータ設定用I/O6を
コントロールし、後述する制御に必要なパラメータの初
期化、設定、比較等を行う。また、パラメータ設定用I/
O6には各種コマンドや指示を入力するキーボード20とそ
の内容を表示するCRT22が接続されている。
プロセツサ8とCPU1は、CPUバス24とイメージコント
ローラ7を介して接続されており、プロセツサ8は画像
処理部23の中核となる部分であり、CPU1の命令にしたが
って選択されたイメージメモリ11,12や画像データ用I/O
15から画像データを受けとり、演算結果を行う。ここで
の演算はイメージメモリの各プレーン間又は任意の定数
との間で、四則演算、ロジカル演算、最大値最小値演算
をはじめ、RGB3次元のデータを各画素に対してRGBの3
つのデータの最大値と最小値の差を演算したり、RGB3次
元のデータを他の3次元軸上のデータ(例えばHLSやYIQ
座標系)に変換する演算も行う。そして、その結果をセ
レクトされた任意のイメージメモリ11,12に返送する。
マスキング処理手段9は選択されたイメージメモリ1
1,12のRGB等の3つのプレーンに対して設定された係数
αによってマスキング処理(3つのプレーンの3画素か
ら四則演算し1画素データをつくる。)し、その結果を
イメージメモリ11,12の任意のプレーンに書き込む。第
2図を用いて以下に説明する。
第2図はイメージメモリ12の構成を表わしている。画
像のサイズは512×512であり、イメージメモリは3つの
プレーンによりなっている。今ここでは3つのプレーン
がRGBに割り当てられてる。R(i,j)、G(i,j)、B
(i,j)はRGBそれぞれの画素データを表わしており、8
ビツト(0〜255)に量子化されている。マスキング処
理手段9に設定された係数をαとし、第2図のR,G,Bプ
レーンについて処理しその結果をR′(i,j)、G′
(i,j)、B′(i,j)として出力すると、次のような関
係式になる。
R′(i,j)=(1.0+2*α)*R(i,j)− α*G(i,j)−α*B(i,j) G′(i,j)=−α*R(i,j)+ (1.0+2*α)*G(i,j)− α*B(i,j) B′(i,j)=−α*R(i,j)− α*G(i,j)+(1.0+2*α) *B(i,j) {ただし1<=i,j<=512} 積算カウンタ10は、イメージメモリ11,12の選択され
たプレーンの画像データ値の総和を求める。すなわち第
2図のRプレーンについて言うとΣR(i,j)を求める
ことになる。その結果を用いて画像データの平均値ΣR
(i,j)/N{ただしNは画素総数}を求めることにな
る。
第4図はマスキング処理手段9に設定するための、マ
スキング係数αのデータテーブルの状態を説明したもの
である。横方向は入力装置のダイナミツクレンジの設定
値によって係数がことなることを意味する。すなわちこ
こでは、NOUDO 0は濃度レンジを0〜2.0で入力した場合
を示し、NOUDO 1は濃度レンジを0〜2.5で入力した場合
であり、NOUDO 2は濃度レンジを0〜3.0で入力した場合
を示している。縦方向は後述HEIKINの値によってことな
ることを意味する。中にかかれた内容は、係数が算術的
に行われる実数値を表わしているが、実際のメモリ内容
はこれに対応した値が格納されている。すなわち平均値
データHEIKINと入力装置の濃度レンジによって指定され
るテーブルであり、パラメータメモリ4に記憶されてい
る。
画像データ用I/O15は画像データ入力及び出力装置の
インターフエイス部であり、ここではCCDスキヤナ18、
カラーレーザープリンタ19の画像入出力装置が接続さ
れ、CPU1の指令によってこれらの画像入出力装置を選択
的に作動している。カラーレーザープリンタ19自身もデ
イジタル入力データに対して自らの発色特性を補正する
ためのマスキング処理回路が装備されている。
イメージメモリ11,12はそれぞれ3チヤンネル(例え
ばRGB或いはHLS)のフレーム構成となっており、CPUバ
ス24、ビデオバス25のいずれにも接続されているのでCP
U1からイメージメモリ11,12のいずれにも読み書きで
き、またプロセツサー8により任意のメモリ間で画像デ
ータの演算を行うことも可能である。
イメージメモリ11,12のビデオバス26側にはルツクア
ツプテーブル13,14を構成する高速のRAMがそれぞれ接続
されており、これらのルツクアツプテーブルの各フレー
ムメモリはそれぞれ256*8ビツトのアドレス空間を有
している。また、各ルツクアツプテーブルの各フレーム
メモリの8本のアドレスラインは、それぞれ対応するイ
メージメモリからの8ビツト(256諧調)出力に直結さ
れ、各ルツクアツプテーブルのデータラインはビデオバ
ス26に接続されている。CPU1はイメージコントローラ7
とプロセツサ8を介して、これらルツクアツプテーブル
13,14の内容を自由に読み書きすることができる。
グラフイツクコントローラ16は入力した画像を表示す
るグラフイツク表示用CRT17のコントローラ部であり、C
PU1の命令に従ってイメージメモリ11,12の内容を選択的
に切り換え、イメージメモリ11,12から出力されるデー
タを基に各ルツクアツプテーブル13,14から出力される
デイジタル画像信号をアナログビデオ信号に変換し、画
像表示用グラフイツクCRT17にカラー表示する。
CRT22はパラメータの設定内容やパラメータ設定要求
を表示してオペレータに指示を与えるのに使用される。
[処理動作の説明] 第3図は実施例の好ましい色再現処理の動作を示すフ
ローチヤート、第4図はパラメータメモリ4の構成を示
す図である。以下に第3図のフローチヤートに従って説
明を行う。
まずステツプS1では、CPU1の働きにより画像データ用
I/O15を入力装置選択モードに切換え、原画像データを
入力する画像入力装置の設定条件を入力する。これはCR
T22にCCDスキヤナ18のダイナミツクレンジの選択条件を
表示し、オペレータに設定要求を行う。ダイナミツクレ
ンジとは、最終結果として8ビツトデータをえるために
原稿の濃度のどこからどこまでを0〜255に振り分ける
か入力するもので、本実施形では原稿濃度が0〜2.0と
0〜2.5と0〜3.0の3種類がある。CPU1の働きによりCR
T22に該濃度条件を表示し選択要求を行う。オペレータ
はキーボードによってその条件を選択する。その選択結
果はパラメータNOUDOに0,1,2のいずれかの値としてパラ
メータメモリ4に記憶される。
こうして画像データの入力条件が決定すると、CPU1は
画像処理プロセツサ8に指示を与え、画像データ用I/O1
5を介してCCDスキヤナ18にその設定条件を知らせ該条件
によって原画像データを読み込み、R成分,G成分,B成分
に分けてイメージメモリ12に格納する。
ステツプS2では、イメージメモリ11に格納されている
画像データの各プレーン(RGB)の最大値を画像単位に
算出する。まずイメージメモリ11のRプレーンデータで
あるイメージメモリ11のaプレーンとGプレーンデータ
であるイメージプレーン11のbプレーンデータの画像デ
ータをプロセツサ8に読み込み各画素単位の最大値を求
めその結果をイメージメモリ12のaプレーンに格納す
る。次にその結果の画像データであるイメージメモリ12
のaプレーンのデータとイメージメモリ11のBデータプ
レーンであるcプレーンとの間で各画素単位の最大値を
プロセツサ8によって求め、その結果をイメージメモリ
12のbプレーンに格納する。この結果によりイメージメ
モリ12のbプレーンにはイメージメモリ11の3つの画像
データの各画素の最大値からなる画像データが書き込ま
れていることになる。
ステツプS3では、イメージメモリ11に格納されている
画像データの各プレーン(RGB)の最小値を画素単位に
算出する。まずイメージメモリ11のRプレーンデータで
あるイメージメモリ11のaプレーンとGプレーンデータ
であるイメージプレーン11のbプレーンデータの画像デ
ータをプレセツサ8に読み込み各画素単位の最小値を求
め、その結果をイメージメモリ12のaプレーンに格納す
る。次に、その結果の画像データであるイメージメモリ
12のaプレーンのデータとイメージメモリ11のBデータ
プレーンであるcプレーンとの間で各画素単位の最小値
をプロセツサ8によって求め、その結果をイメージメモ
リ12のcプレーンに格納する。この結果によりイメージ
メモリ12のcプレーンにはイメージメモリ11の3つの画
像データの各画素の最小値からなる画像データが書き込
まれていることになる。
ステツプS4では、ステツプS2で求めたイメージメモリ
12のbプレーンのデータとステツプS3で求めたイメージ
メモリ12のcプレーンのデータとの差を求めることによ
りイメージプレーン12の各画素の最大値と最小値の差の
データを求める。プロセツサ8によってイメージメモリ
12の(bプレーンデータ)−(cプレーンデータ)を演
算させ、その結果をイメージメモリ12のaプレーンに書
き込む。
ステツプS5ではイメージメモリ12のaプレーンの平均
値を求め、変数HEIKINに結果を記憶する。CPU1の指令に
よってイメージコントローラ7を介して積算カウンタ10
は、イメージメモリ12のaプレーンの画素データの総和
(ΣX(i,j)ただしX(i,j)は8ビツトのデータ値、
ijは1〜512)を求め、その総和結果を画像の総画素数
N(512*512)で除算し平均値(変数HEIKIN)を求め
る。該平均値HEIKINは小数点以下切り捨ての整数値とし
て求められる。すなわち変数HEIKINは0〜255の値をと
る。
ステツプS6では変数HEIKINと入力装置の濃度レンジの
設定値NOUDOに応じてマスキング係数αをパラメータメ
モリ4に予め設定されているデータテーブルから読みだ
し、マスキング処理手段9に設定する。CPU1の働きによ
って平均値結果HEIKINの値に対応したマスキング係数が
格納されているパラメータメモリ4内の該データテーブ
ルのアドレスを発生し、所望のマスキング係数値をパラ
メータコントローラ3及びイメージコントローラ7を介
して、マスキング処理手段9にその値をセツトする。こ
こで該変数HEIKINが18であり、濃度レンジの設定値NOUD
Oが0(O〜2.0)であるとマスキング係数αはテーブル
より0.28と読みだされ、設定される。
ステツプS7ではマスキング処理がマスキング処理手段
9によって行われる。まずイメージメモリ11のRプレー
ン,Gプレーン,Bプレーンより画像データを読みだしマス
キング処理手段9に入力する。ここで次のような処理が
行われる。
(1.0+2*α)*R(i,j)−α*G(i,j)−α*B(i,j) の演算を行い、その結果をイメージメモリ12のaプレー
ンに出力する。つぎに −α*R(i,j)+(1.0+2*α)*G(i,j)−α*B(i,j) の演算を行い、その結果をイメージメモリ12のbプレー
ンに出力する。そして −α*R(i,j)−α*G(i,j)+(1.0+2*α)*B(i,j) の演算を行い、その結果をイメージメモリ12のcプレー
ンに出力する。
上記の演算で、演算結果がオーバーフロー(255を越
えるもの)したものは255とし、アンダーフロー(負の
値)をしたものは0として行う。
ステツプS8では、画像データ用I/O15を入力装置選択
モードに切換え、上記ステツプにより画像処理したデー
タを画像データ用I/O15を介してカラーレーザープリン
タに出力する。CPU1の指定によりイメージメモリ12のデ
ータを画像データ用I/O15を介してカラーレーザープリ
ンタ19に転送する。転送終了後、カラープリンタ19に対
して画像出力の命令をだし、出力を完了する。
尚本実施形では平均値を求める手段、アドレスを発生
する手段、各パラメータの設定を行う手段をそれぞれマ
イクロコンピユータをもちいたソフトウエアシーケンス
に基づいて説明してきたが、専用のハードウエア構成に
することによっても同じ効果が得られることは言うまで
もない。
また本実施形では好ましい出力画像再現にマスキング
処理だけを用いて処理を説明してきたが、従来技術であ
るγ変換による処理も併用して用いられても良い。
〔他の実施例〕
前実施例では、マスキング処理係数用のテーブルを入
力装置のダイナミツクレンジと画素単位の最大値と最小
値の差のデータの平均値にとって定められる方法をとっ
たが、次の方法をとっても同様の効果が得られる。
すべての値を入力装置のダイナミツクレンジと各平均
値によって変化するメモリテーブルとして予めもってお
く。この結果、RGBで少しずつ異なる微妙なマスキング
係数を設定できるばかりでなく、前実施例のように(1.
0+2*α)、(1.0−α)などを改めて演算によって求
める必要がない。
(2)(1)の実施例とは逆に、すべてのマスキング係
数をメモリーテーブルに持つものでなく、代表的な値を
記憶しておきその値から補間によってマスキング処理手
段に設定する係数を求める。例えば、前記実施例では、
該平均値を0〜255まですべてのメモリテーブルを用意
しているが、ここでは10カウント幅でメモリテーブルを
用意しておきその中間値は補間によって求める。
(3)前実施例では、入力装置のダイナミツクレンジち
がいによるマスキング係数テーブルを用意し、平均値と
両方の値によって係数を選択したが、次のような方法を
とることにより平均値だけの変数からなるメモリテーブ
ルから係数を設定することができる。
それは、メモリテーブルの変数を濃度に対応した値に
しておくことである。即ち、前実施形の画素単位の最大
値と最小値の差のデータの平均値をさらにダイナミツク
レンジの濃度値(2.0,2.5,3.0)で割り、その値に比例
した整数値を持ってメモリテーブルよりマスキング係数
を設定する。当然のことではあるが、メモリテーブルも
平均カウント値を濃度値で割った値に対応したテーブル
にしておかなければならない。
以上説明した実施例においてはカラー画像の相異なる
3次元軸上のデータとしてR,G,Bを説明したが、これに
限らず、Y,M,C、Y,I,Q、H,L,S等の例のデータであって
もよい。
以上説明したように本実施例に依れば、操作者によっ
てマスキング係数を指定することなく、自動的に画像の
特性を判断しマスキング係数を決定するため、見ため好
ましい画像が容易に出力できる。
またネガフイルムからの画像をネガ/ポジ反転し、出
力すると色味が必要以上に強調される問題も本発明の方
法を用いれば容易に解決できるばかりでなく、褪色した
原画像の自動的な褪色補正ができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、カラー画像を構
成する複数の色成分で示される各画素の最大値と最小値
の差、各画素の彩度成分を抽出し、平均値を求め、マト
リクス係数を設定するので、該カラー画像の色合いを自
動的に変換することができ、カラー画像に応じて色合い
を自動的に変換し、見ためを好ましく再現することがで
きるカラー画像処理装置および方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の好ましい色再現用画像処理装置の概
略構成図を示すブロツク図。 第2図はイメージメモリの様子を示し、演算法を説明す
るための図。 第3図は本実施例の動作説明をしたフローチヤート。 第4図はパラメータメモリのマスキング係数テーブルの
データ構造を示す図。 図中、1……CPU、2……プログラムメモリ、3……パ
ラメータコントローラ、4……パラメータメモリ、5…
…演算器、6……パラメータ設定用I/O、7……イメー
ジコントローラ、8……プロセツサー、9……マスキン
グ処理手段、10……積算カウンタ、11,12……イメージ
メモリ、13,14……ルツクアツプテーブル、15……画像
データ用I/O、16……グラフイツクコントローラ、17…
…グラフイツクCRT、18……CCDスキヤナ、19……カラー
レーザープリンタ、19……CRTコントローラ、20……キ
ーボード、21……CRTコントローラ、22……CRT、23……
画像処理部、24……CPUバス、25,26……ビデオバス。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー画像を構成する、複数の色成分で示
    される各画素の最大値と最小値の差を抽出する抽出手段
    と、 前記カラー画像における前記算出された差の平均値を求
    める平均手段と、 前記平均値に基づきマトリクス係数を生成する生成手段
    と、 前記生成されたマトリクス係数に基づき、前記カラー画
    像に対して色処理を行う色処理手段を有することを特徴
    とするカラー画像処理手段。
  2. 【請求項2】カラー画像を構成する各画素の彩度を抽出
    し、 前記カラー画像における前記抽出された彩度の平均値を
    求め、 前記平均値に基づきマトリクス係数を生成し、 前記生成されたマトリクス係数に基づき、前記カラー画
    像に対して色処理を行うことを特徴とするカラー画像処
    理方法。
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