JP2713738B2 - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

光学的情報記録再生装置

Info

Publication number
JP2713738B2
JP2713738B2 JP63182197A JP18219788A JP2713738B2 JP 2713738 B2 JP2713738 B2 JP 2713738B2 JP 63182197 A JP63182197 A JP 63182197A JP 18219788 A JP18219788 A JP 18219788A JP 2713738 B2 JP2713738 B2 JP 2713738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
recording
temperature
light
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63182197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0231341A (ja
Inventor
靖浩 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optic Co Ltd filed Critical Olympus Optic Co Ltd
Priority to JP63182197A priority Critical patent/JP2713738B2/ja
Publication of JPH0231341A publication Critical patent/JPH0231341A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2713738B2 publication Critical patent/JP2713738B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はレーザダイオードの発光特性に対する温度補
償手段を設けた光学的情報記録再生装置に関する。
[従来の技術] 近年、光ビームを集光照射することにより、光学的な
記録媒体(以下光ディスクと記す。)に情報を記録した
り、再生したりすることのできる光学的情報記録再生装
置が実用化された。
上記光ビームの発生手段として、小型化できるレーザ
ダイオードが広く用いられる。
ところで、レーザダイオードの電流対発光特性(以
下、I−L特性と略記する。)は第11図に示すように、
温度依存性を示す。一般には、温度が上昇すると閾値電
流は増加する。例えば、温度T1での閾値電流i th1は温
度T2に上昇すると、閾値電流i th2へと増加し、安定発
光領域での電流変化に対する光出力、つまり発光効率は
(P2-P1)/(i2-i1)から(P2-P1)/(i4-i3)へと低
下する。従って、安定したパワーを得るために、レーザ
ダイオードの後方(背面)出射光を検出し、駆動回路に
フィードバックをかけて光出力を一定に保持することが
行われる。
上記フィードバックの制御は一般に再生発光時に行わ
れ、記録時には行われない。このため発光出力レベルが
温度によって変化し易い。これを解決する従来例として
特開昭62-154335号がある。
上記従来例では、温度補償は温度センサの出力をフィ
ードバックループの中の閉ループ内に用いて行ってい
る。
[発明が解決しようとする問題点] このため、温度センサのばらつき誤差の影響を受け易
いという欠点がある。
また、上記従来例では上記発光効率は温度によらず一
定と見なしているので、環境温度が大きく異る地域とか
温度変化が大きい場合にはフィードバック制御を行って
も光出力が適正値からずれてしまう場合が生じる。例え
ば、寒いときに記録した場合と、暑いときに記録した場
合とではレーザーダイオードの電流対光出力の傾きが異
なってしまうので傾きを一定にした場合とは異なるため
記録時の発光パワーが異り、フィードバック制御を行っ
ても最適値からずれてしまう事態が生じる。又、記録直
後のパワーは、フィードバックループの時定数により、
誤差がそのまま残ってしまう。そのため、記録時には実
際の記録領域に記録発光パワーで光照射してその発光パ
ワーを検出し、望ましい記録発光パワーに設定している
ので、望ましい記録発光パワーに設定されるまでの間
は、適切な記録発光パワーでの記録を行うことができな
い。従って、記録データの読取りエラーの発生率が増大
するという欠点がある。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、温
度に依存して発光効率が変化しても望ましい発光強度に
保持できると共に、記録領域に影響を与えることなく望
ましい記録発光パワーに設定することのできる光学的情
報記録再生装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明は、記録媒体に情報を記録/再生する光源とし
てレーザダイオードを用いた光学的情報記録再生装置に
おいて、前記レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回
路と、前記レーザ駆動回路の記録用駆動電流値を設定す
る手段と、前記レーザダイオードの近傍に設置し、前記
レーザダイオード近傍の温度を検知するための温度検知
手段と、この検知した温度の変化がある範囲を超えたか
否かを判別する手段と、検知した温度の変化がある範囲
を超えた場合には、前記記録媒体上の情報記録領域以外
の領域でデフォーカス状態にして前記レーザ駆動回路の
記録用駆動電流値を再設定する手段と、を有することを
特徴とする。
本発明では第1図(A)に示す原理的な構成図におい
て、温度センサ1は光学ヘッド2内のレーザダイオード
3の近辺に設けてあり、温度を電気信号に変換し、A/D
コンバータ4を経て温度情報をCPU5に送る。CPU5は、第
1図(B)に示す処理ルーチンを行う。パワーチェック
において、温度Tでも適切な光出力となるようにパワー
テーブルの書き換えがデフォーカス状態にて行われ、レ
ーザ光量制御回路6のレーザ光量制御を望ましい制御状
態に設定する。その後例えば一定時間tごとに温度セン
サの出力TをCPU5は取込み、その温度幅が一定の温度幅
ΔT以内になるか否か、つまり|T-To|≧ΔTの判断を行
い、ΔT以下の場合にはパワーチェックを行わないが、
ΔT以上の変化があった場合、光出力再設定のパワーチ
ェックを行わせ、温度が変化しても常時適正な光出力レ
ベルに保持する。又、上記パワーチェックは、デフォー
カス状態等データ記録領域に影響を及ぼすことなく行う
ため、記録発光パワー設定時においてもデータ記録領域
に不適当な光出力レベルでの記録を行うことがない。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第2図ないし第7図は本発明の第1実施例に係り、第
2図は第1実施例の制御系の構成を示し、第3図は温度
変化検出手段を示し、第4図は発光量設定の処理ルーチ
ンを示し、第5図は発光量設定部分の構成を示し、第6
図は記録発光量設定のための指示テーブルの書換えの様
子を示し、第7図は指示テーブルの指示値を望ましい値
に設定するために記録発光パワーで発光させる様子を示
す。
第2図に示すように第1実施例の光学的情報記録再生
装置11は、図示しないスピンドルモータにて回転駆動さ
れる光ディスク12に対向して光学ヘッド13が配置してあ
る。この光学ヘッド13は、図示しない可動台に取付けら
れ、ボイスコイルモータ等の光学ヘッド移動手段にて光
ディスク12の半径方向(つまり、光ディスク12の同心円
状又はスパイラル状トラックを横断する方向)Rに移動
自在にしてある。
上記光学ヘッド13は、レーザダイオード14を有し、こ
のレーザダイオード14の光ビームを光ディスク12に集光
照射して、情報の記録とか再生を行えるようにしてい
る。このレーザダイオード14は、ピンフォトダイオード
15等のモニタ用光検出器15がハウジング16内に一体封入
してある。しかして、レーザダイオード14の前面光が記
録とか再生に用いられ、一方背面光はピンフォトダイオ
ード15にて受光され、この光電変換出力にてレーザダイ
オード14の発光量制御が行われる。
上記光学ヘッド13は次のような構成である。レーザダ
イオード14の前面光は、拡散する光ビームであり、コリ
メータレンズ19により平行光ビームにされた後、偏光ビ
ームスプリッタ21に例えばP偏光で入射され、殆んど10
0%透過する。この偏光ビームスプリッタ21の透過光は1
/4波長板22にて円偏光の光ビームにされた後、対物レン
ズ23により集光されて光ディスク12に照射される。
上記光ディスク12での反射光は、対物レンズ23を経た
後、1/4波長板22にてS偏光にされ、偏光ビームスプリ
ッタ21に入射され、殆んど100%反射され、臨界角プリ
ズム24に入射される。この臨界角プリズム24の斜面で反
射された光ビームはこのプリズム24の出射端面に対向
し、ファーフィールドの位置に配置した光検出器25にて
受光される。
上記光検出器25は、例えば4分割の受光素子で形成さ
れ、この出力は加減算回路26に入力され、4つの受光素
子の総和(加算)により再生信号が生成される。又、半
径方向Rと平行なラインで分割される1対の差動出力に
て、フォーカスエラー信号FERが生成され、トラックの
接線方向と平行なラインで分割される1対の差動出力に
て、トラックエラー信号TERが生成される。これら両信
号FER,TERはそれぞれドライブ回路27,28を介してレンズ
アクチュエータを形成するフォーカシングコイル29、ト
ラッキングコイル31に印加され、対物レンズ22をフォー
カス状態及びトラッキング状態に保持するサーボ系が構
成される。
ところで、上記レーザダイオード14の発光量を制御す
る発光量制御手段は次のような構成である。
レーザダイオード14の発光量は、モニタ検出回路32を
形成するフォトダイオード15に入力される。このフォト
ダイオード15の例えばアノードは抵抗Rを介して負の電
圧源−Vcに接続されている。このフォトダイオード15の
アノードはフォトダイオード15に入力される光量に応じ
た電位となり、この電位がモニタ検出回路32の出力とな
る。
尚、第2図ではモニタ検出回路32の主要部の構成のみ
を示してあり、実際のモニタ検出回路では使用されるレ
ーザダイオード14の効率が正規化されて発光量とモニタ
出力とが一定の関係になるよう設定される補償回路ある
いは調整回路が設けてある。
このモニタ検出回路32のモニタ出力はレーザ光量制御
回路33に入力され、このモニタ出力にてレーザ駆動回路
34からレーザダイオード14に供給される発光電流を制御
するレーザ光量制御信号を生成する。このレーザ光量制
御回路33の制御信号により、レーザ駆動回路34からレー
ザダイオード14に供給される電流はその発光量が適正値
となるように制御される。
ところで、上記光学ヘッド13におけるレーザダイオー
ド14の近傍には温度センサ35が設けてあり、この温度セ
ンサ35によってレーザダイオード14の温度が変化しても
常に適正な光出力に設定及び保持できるようにしてい
る。
この温度センサ35周辺部の構成を第3図に示す。
上記温度センサ35として例えばサーミスタが用いら
れ、温度検出回路41の利得設定抵抗を形成している。
上記温度検出回路41を形成するアンプA1の非反転入力
端は抵抗R1を介して接地され、反転入力端は抵抗R2及び
電圧Vを介して接地されると共に、抵抗R3及び温度セン
サ35を介して出力端と接続されている。この出力端は反
転増幅回路42を形成する抵抗R4を介して第2のアンプA2
の反転入力端に接続されている。この第2のアンプA2の
非反転入力端は抵抗R5を介して接地され、反転出力端は
抵抗R6を介して出力端と接続されている。
上記温度検出回路41の出力は、その極性が負となり、
反転増幅回路42で反転増幅されて正になる。また、温度
センサ35が例えば温度上昇と共に、その抵抗値が小さく
なる負の温度係数を有する場合には反転増幅回路42の出
力は温度上昇と共に出力レベルが下がる傾向を示す温度
検知出力となる。この反転増幅回路42の出力は、A/Dコ
ンバータ43でディジタル量に変換され、CPU44に入力さ
れる。このCPU44は初期設定時又は再設定時に取込んだ
温度と一定の温度幅ΔTを越える変化があったか否かを
判断し、第4図に示す処理ルーチンによってΔTを越え
る温度変化があった場合には、レーザダイオード14の記
録発光量の再設定を行い、ΔT以内の温度変化の場合に
はこの再設定を行わないで、その設定状態で継続動作さ
せる。
上記CPUは、第4図の処理を基準クロックCLKをカウン
トするカウンタ45のカウント出力により、一定時間tご
とに温度変化幅の判断を行う。
第4図の処理ルーチンは、チェックタイマとしてのカ
ウンタ45によりクロックCLKをカウントアップし、一定
時間tに相当するカウンタ値に達したか否かの判断を行
い、一定時間tに達した場合にはA/Dコンバータ43を介
して温度情報を取込み、前回(記録発光テーブルの初期
設定又は前回設定したとき)の温度Toとの温度差T-Toの
絶対値が一定の温度幅ΔTを越えるか否か、つまりリミ
ットオーバーか否かの判断を行う。しかして、リミット
オーバーしていない場合には、カウンタ45をリセットし
て再び時間計測を行わせ、リミットオーバーしている場
合には記録発光(ライト)テーブル再設定条件に相当す
るか否かの判断を行う。つまりΔTを越える場合でも、
電流対光出力の特性があまり変化しない場合があり得る
ので、その場合には強いてライトテーブルの再設定を行
う必要がない。一方、温度領域によっては上記ΔTを越
えた場合には、電流対光出力の特性の変化が大きく(例
えば第11図に示す電流対光出力の勾配の大きさの変化量
が大きくなり)、ライトテーブルの再設定が必要にな
る。従って、ライトテーブルの再設定の条件が成立する
場合、ライトテーブル再設定の処理を行い、チェックタ
イマを初期設定すると共に、レーザダイオード14のイニ
シャル温度設定、つまり再設定したこの温度の保持を行
う。
尚、第3図においてCPU44はアドレスによりチップセ
レクタ46を介してA/Dコンバータ43をセレクトする。
上記ライトテーブルの再設定は第5図に示すようにし
て行う。
フォトダイオード15のアノード電位等により発光量を
検出するモニタ検出回路32の出力は、レーザ光量制御回
路33のサンプルホールド回路51に入力され、サンプルホ
ールドされた後A/D変換回路52にてディジタル量に変換
され、演算回路53に入力される。
上記演算回路53は、第6図に示すような記録発光指示
テーブル54の指示値により指示回路55を介してアナログ
信号に変換してレーザ駆動回路34に入力し、さらに例え
ば“H"となる測定信号により記録発光させる。(尚、こ
の測定信号が“L"の場合には再生発光レベルに保持され
る。)この記録発光時におけるモニタ検出回路32の出力
がサンプルホールドされ、A/D変換回路52を介して演算
回路53に入力され、この入力された発光量が目標値に一
致するか否かにより、補正した指示値で再び発光させ、
目標値に設定させる。
又、上記記録発光量の設定を行う場合、再生発光指示
電流に記録発光電流を重畳して行う。このため、再生発
光の際のモニタ検出回路32で検出した出力は、再生光量
制御回路56のスイッチSWを経て、保持回路57に入力さ
れ、この保持回路57で再生発光指示電流が保持される。
この保持回路57により再生発光指示電流が保持された
後、スイッチSWは切換えられ、第5図に示すように記録
発光量設定側になる。
また、上記記録発光量設定の際には、例えば第2図に
示す量内周トラックTr1の内側等、データ記録に用いな
い領域で、デフォーカス状態で行われる。従って、記録
発光パワーで発光させてもデータ記録領域に影響を及ぼ
さない。
上記構成により、前回に設定した温度での記録発光量
レベルから、環境温度等の変化により、前回の電流対光
出力の特性が変化した場合にも対処できる作用を以下に
説明する。
温度センサ35で検出された温度情報は、CPU44によっ
て一定時間tごとに取込まれ、前回の温度との温度差が
チェックされる。しかして、一定の温度幅ΔT以上の温
度変化が検出された場合、さらにその温度変化ではテー
ブルの書換えを必要とする条件であるか否かのチェック
が行われ、書換えを必要とする場合には光学ヘッド13の
コントローラに対し、記録発光再設定の指示を送り、ラ
イトテーブル設定の動作を行わせる。
このライトテーブルの設定を行う前に、再生発光指示
電流は、再生光量制御回路56の出力電流を保持する保持
回路57に保持され、その後スイッチSWが第5図に示すよ
うに切換えられ、レーザ駆動回路34の再生発光電流は保
持回路57の出力値で決定される。
つまり第7図に示すように、再生発光モード時での再
生発光時には、その発光量はPRRであり、記録発光量設
定時には設定のために測定発光モード(このモードでは
ライト発光パワー時と再生パワー発光時とがある。)に
設定され、保持回路57にて保持された電流で発光される
レベルに、記録発光指示テーブル54による発光電流が重
畳されることになる。
つまり演算回路53は第6図に示すようにこの演算回路
53内に設けた記録発光指示テーブル54に従って、例えば
最外周側のトラックAに対応する発光指示値“1111100
0"にて指示回路55を介してレーザ駆動回路34に入力し、
測定信号を印加して記録パワー発光させる。尚、初期の
発光指示値“11111000"は、例えば大まかに分かってい
る値で良く、例えば使用するレーザダイオードの規格か
ら概略の指示値で設定できる。一方、初期設定でない場
合には、前回の設定時の発光指示値が書込んである。
上記トラックAに対する第1の指示値での記録発光量
は、モニタ検出回路32で検出されサンプルホールド回路
51でサンプルホールドされ、且つA/Dコンバータ52にて
ディジタル信号に変換され、演算回路53に取込まれる。
尚、この記録発光量はサンプルホールド回路51でサンプ
リングが可能となる短い時間後、再生発光量に戻され
る。上記演算回路53は、取り込まれた発光量が目標とす
る発光量と比較し、その差分を求め、一致しない場合に
はその差分を補正する指示値を演算して求める。第6図
では第1回目の指示値では目標値よりも少し低い発光レ
ベルとなった場合であり、少し大きくなる指示値“1111
1011"を指示回路55を介してレーザ駆動回路34に入力す
る。この指示値での発光量を同様に演算回路53にて目標
値か否か演算し、差がある場合補正された指示値を出力
する。このような動作を繰り返し、目標値に一致した場
合、そのトラックAに対する発光指示値を記録発光指示
テーブル54に格納してその内容を更新する。尚、各指示
値で発光させる場合、その都度記録発光指示テーブル54
内の指示値を更新し、目標値に一致した場合その更新を
止めるようにしても良い。
上記トラックAに対する発光量の設定が終了すると、
上記トラックAとは異るトラック、例えばB,Cに対して
も同様の動作を行い、それぞれ目標値に一致するまで行
う。第7図では3つの異るトラックA,B,Cに対して行っ
た様子を示す。この図では各トラックA,B,Cとも3回記
録パワー発光をさせているが、例えば最初の指示値にて
目標値の発光量が得られたならば、そのトラックに対す
る記録パワー発光は1回で終了する。このようにして、
3つの異るトラックに対する発光レベルが求められ、こ
れらのトラックを結ぶ直線によりこれらの間のトラック
に対する発光指示値が求められる。しかして、この補間
により、光ディスク12の全てのトラックに対する発光指
示値が求められ、第6図の演算回路53内の発光指示テー
ブル54はその指示値で入れ換えられる。
このようにして記録発光モードで記録パワー発光する
場合に対する発光指示値の設定が完了し、実際のユーザ
エリア内の各トラックのデータ部にデータを記録する場
合には上記指示値に従って記録発光される。
上記第1実施例によれば、装置11の始動時のみなら
ず、適宜の温度幅以上の温度変化があった場合にも記録
発光量を最適の目標値に設定できるようにしているの
で、長期間の使用等により、レーザダイオード14が劣化
等により発光効率が変化しても、あるいは温度が変化す
る環境においても常に高精度で目標とする発光量に保持
できる。
従って、予め目標値を最適の発光指示値に設定すれ
ば、その後は常時最適の発光量で記録発光するので、こ
の記録発光により光ディスク12に形成される記録ピット
(ピットに限定されるものでない)等は同一条件に保持
される。このため、再生時における読取りエラーのエラ
ーレートを十分に小さくでき、信頼性の高い記録再生装
置を実現できる。
尚、再生発光レベルは、APC制御によりモニタ検出出
力が一定レベルとなるように制御されるため、温度変化
があっても影響しない。
第8図は本発明の第2実施例の主要部を示す。
この第2実施例では、再生時においてレーザダイオー
ド14に対し直流電流と共に、高周波電流を重畳するもの
である。
このため、レーザダイオード14には再生時にレーザ駆
動回路34から直流電流が供給されると共に、高周波重畳
制御回路61による高周波重畳制御信号に基づいて高周波
重畳回路62からの高周波電流が前記直流電流に重畳して
供給される。尚、高周波重畳の動作は、制御信号によっ
て制御できるようにしてある。
この実施例では、第2図又は第5図において、第8図
に示すように新たに高周波重畳制御回路61と高周波重畳
回路62を設けた構成である。
しかして、再生発光モード時には上記高周波重畳回路
62の高周波電流が重畳され、一方記録発光モード時には
高周波電流の重畳は行われないでレーザダイオード14が
駆動される。このため、電流対発光量特性は第9図に示
すように2つの動作曲線で利用される。
実線による曲線は高周波重畳がない場合でのレーザダ
イオード14の電流対発光量特性を示し、記録発光の場合
はこの曲線に従って発光する。
一方、点線の曲線は高周波重畳がある場合での電流対
発光量特性を示し、再生発光の場合はこの曲線に従って
発光する。
この実施例では、第9図において記録発光させる場
合、高周波重畳が動作している場合での再生発光指示電
流IOPRに、記録発光指示電流IOPWを加算して目的とする
記録発光量(この場合にはAの記録発光レベル)を得る
ようにするものである。(尚、これに対し、従来は、上
記再生発光指示電流IOPRに、高周波重畳ありから高周波
重畳なしにした場合の誤差電流IΔを補い、さらに記
録発光加算電流IWを加えて目的の記録発光量にするもの
であり、この場合には高周波重畳回路が発生する高速波
パワー値にばらつきがあるため、IΔの調整が必要に
なり、その調整が煩雑になるという欠点がある。) 上記のように記録するために、記録発光量を測定して
目標値に設定する記録発光量設定手段が第1実施例と同
様に設けてある。
しかして、始動時あるいは一定の幅以上の温度変化が
あったときに記録発光量の設定動作を行う。例えば、前
回の温度から一定の温度差ΔTを越える温度変化がある
と、CPU44(第3図)で検出され、このCPU44は例えば制
御信号を高周波重畳制御回路61に伝送し、高周波重畳回
路62の動作を停止させてライトテーブルの再設定を行わ
せる。
第9図において高周波重畳回路62が動作している場合
の再生発光レベルに対応する再生発光指示電流IOPRが、
再生発光量制御回路56の出力電流を保持する保持回路57
に保持されている。しかして、記録発光量の設定を行う
場合、スイッチSWが第8図に示す状態に切換えられ、レ
ーザ駆動回路34の再生発光電流は保持回路57の出力値で
決定されることになる。
この場合、第7図において再生発光モード時での再生
発光時には、高周波電流が重畳された再生発光指示電流
IOPRで発光され、その発光量はPPR(点線で示す)であ
る。一方、記録発光量設定のために測定発光させる測定
発光モード(このモードではライト発光パワー時と再生
パワー発光時とがある。)において、再生発光パワーレ
ベルPRRは保持回路57にて保持された電流で発光された
レベルに保持される。また、制御信号により高周波重畳
制御回路61を介して高周波重畳回路62の高周波電流がレ
ーザダイオード14に供給されることが停止されるため、
測定発光モードでの再生発光時には上述したように高周
波電流が重畳された電流分に相当する発光レベルだけ低
い再生発光レベルPRRとなる。
しかして、演算回路53は第1実施例と同様の演算を行
い、記録発光指示テーブルの内容をこの温度においても
目標値と一致するように書換えることを行う。
第10図は本発明の第3実施例の主要部を示す。
この第3実施例は、第3図に示す第1実施例におい
て、CPU44はライトテーブルの書換えを行った場合、次
にその温度Tからどの程度温度変化した場合にライトテ
ーブルの書換えを必要とするかの温度情報TU,TLをラッ
チ71に書込む。ここでTUはTより高い方の温度のディジ
タルデータであり、TLは低い方の温度のディジタルデー
タを示す。このラッチ71に格納されたデータはウインド
ウ型ディジタルコンパレータ72に基準データとして印加
され、A/Dコンバータ43を経て入力される温度情報と比
較され、この温度情報が上記TU,TLの間から逸脱した場
合、コンパレータ72はCPU44に割込み信号を出力し、レ
ーザ光量制御回路33に対し、ライトテーブルの書換えを
行う処理ルーチンを行わせるようにしている。なお、CP
U44は、ライトテーブルの書きかえを行う場合光学ヘッ
ド移動手段74に対し、移動信号を出力して光学ヘッド13
を例えば量内周トラックTr1の内側に対向する位置に移
動させると共に、フォーカスエラー信号にデフォーカス
ようのオフセット電圧75を重畳してフォーカシングコイ
ル29側に出力しデフォーカス状態に設定する。(この場
合フォーカスサーボをOFFにする。) 尚、初期設定の場合のように、ライトテーブルの書換
えを必要とする温度幅が不確定である場合にはそのレー
ザダイオードの規格表から類推したり、小さめの幅を設
定したりしても良い。また、一定の温度幅を越えたらCP
U44に割込みをかけ、その温度でライトテーブルの書換
えを行うか否かの判断を行わせるようにすることもでき
る。
尚、上記各実施例ではレーザダイオードの背面光で光
出力のモニタを行っているが、前面光を検出して光出力
のモニタリングを行うようにしても良い。又、本発明は
光磁気記録方式の場合にも適用できる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、適宜の温度幅以上
の温度変化がある場合にもレーザダイオードの発光量の
再設定を行う手段を設けているので、環境温度の変化が
ある場合にも、レーザダイオードの発光特性の変化の影
響を受けることなく、最適の記録発光パワーを保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概念的構成を示し、第1図(A)は概
念的構成図、同図(B)はその動作説明図、第2図ない
し第7図は本発明の第1実施例に係り、第2図は第1実
施例の概略の構成図、第3図は温度検出部の構成図、第
4図は検出した温度差に応じてライトテーブルの設定を
行うか否かの処理を行う流れ図、第5図は記録発光量設
定を行う部分の構成図、第6図は指示テーブルの書換え
の様子を示す説明図、第7図は指示テーブルの指示値に
より記録発光パワーで発光させた場合の光出力を示す説
明図、第8図は本発明の第2実施例の主要部の構成図、
第9図は高周波電流の重畳がある場合での電流対発光量
の関係を示す説明図、第10図は本発明の第3実施例の主
要部を示す構成図、第11図は電流対光出力の関係が温度
に依存して変化する様子を示す説明図である。 1,35……温度センサ、2,13……光学ヘッド 3,14……レーザダイオード 4,43……A/Dコンバータ 5,44……CPU 6,33……レーザ光量制御回路 12……光ディスク、53……演算回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に情報を記録/再生する光源とし
    てレーザダイオードを用いた光学的情報記録再生装置に
    おいて、 前記レーザダイオードを駆動するレーザ駆動回路と、 前記レーザ駆動回路の記録用駆動電流値を設定する手段
    と、 前記レーザダイオードの近傍に設置し、前記レーザダイ
    オード近傍の温度を検知するための温度検知手段と、 この検知した温度の変化がある範囲を超えたか否かを判
    別する手段と、 検知した温度の変化がある範囲を超えた場合には、前記
    記録媒体上の情報記録領域以外の領域でデフォーカス状
    態にして前記レーザ駆動回路の記録用駆動電流値を再設
    定する手段と、 を有することを特徴とする光学的情報記録再生装置。
JP63182197A 1988-07-21 1988-07-21 光学的情報記録再生装置 Expired - Lifetime JP2713738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182197A JP2713738B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 光学的情報記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182197A JP2713738B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 光学的情報記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0231341A JPH0231341A (ja) 1990-02-01
JP2713738B2 true JP2713738B2 (ja) 1998-02-16

Family

ID=16114047

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63182197A Expired - Lifetime JP2713738B2 (ja) 1988-07-21 1988-07-21 光学的情報記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2713738B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6208609B1 (en) 1998-11-12 2001-03-27 New Dimension Research & Instrument, Inc. Optical system with interactive data capability
JP2002109772A (ja) 2000-09-29 2002-04-12 Sanyo Electric Co Ltd 光ディスク装置
JP2005122810A (ja) 2003-10-16 2005-05-12 Hitachi Ltd 光ディスク装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0213758U (ja) * 1988-03-14 1990-01-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0231341A (ja) 1990-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5029155A (en) Optical information recording/reproducing apparatus in which recording power is set prior to recording
JP2713738B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
US5101396A (en) Information recording system capable of preventing overwriting
JPS63164031A (ja) 情報記憶再生装置
JP3854917B2 (ja) 光学的記憶装置及び発光制御用デイテクタの異常検出方法
JP3392206B2 (ja) 光ピックアップ
JPH01144243A (ja) 情報記録装置
JP2731223B2 (ja) 光ディスク装置
JP2838890B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH0810777B2 (ja) レ−ザの寿命判定方法
JP3262706B2 (ja) 情報の記録再生装置
JP2002319699A (ja) 光学装置
JP3760495B2 (ja) 光ディスク装置
JPH10320792A (ja) 光ディスク装置
JP3973338B2 (ja) 光ディスク装置、情報処理装置及び光ディスク装置のレーザパワー制御方法
JP2524138Y2 (ja) 光磁気デイスク装置
JPH07262590A (ja) 光学式情報再生装置
JPH07262560A (ja) 記録再生装置
JPH0690806B2 (ja) 光学的記録再生装置
JP2621920B2 (ja) 半導体レーザ制御回路
JPH04229425A (ja) オートパワーコントロール回路
KR100515675B1 (ko) 정보기록/재생장치의레이저파워제어장치
JP3278994B2 (ja) 焦点位置制御装置
JPH03142724A (ja) 光ディスク装置
JPH02304729A (ja) 光学式情報記録再生装置