JP2713202B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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JP2713202B2
JP2713202B2 JP7016867A JP1686795A JP2713202B2 JP 2713202 B2 JP2713202 B2 JP 2713202B2 JP 7016867 A JP7016867 A JP 7016867A JP 1686795 A JP1686795 A JP 1686795A JP 2713202 B2 JP2713202 B2 JP 2713202B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数種類の映像信号を処
理する機能を有し、その複数種類の映像信号の処理出力
のそれぞれを同じディスプレイ上に映し出す際に用いる
映像信号処理装置に係り、特にアスペクト比4:3の画
面の中に横長の画面が挿入されているようなレターボッ
クス方式の映像ソフトを、アスペクト比が2:1や1
6:9などの横長画面のディスプレイで拡大してみる際
の字幕処理回路と、EDTV2などの画質改善のための
補助信号を有するテレビジョン方式で行われる水平高域
補助信号などの補助信号の分離回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、NTSC方式やPAL方式などの
現在世界に広く実用化されているテレビジョンシステム
以外に、その方式と互換性を有しているが解像度やS/
Nが改善されたEnhanced Definitio
n Television(EDTV)あるいはEDT
Vの第2世代の方式であるEDTV2、Improve
d Definition Television(I
DTV)、Improved PAL、Extende
d PAL等各種テレビジョン方式が実用化又は実験さ
れてきている。これらの各種テレビジョン方式は互換性
を基本としているため、テレビジョン受像機として複数
のこれらのテレビジョン放送が受信可能なものとなる。
【0003】また、従来のテレビジョン方式とは互換性
のない高性能化の例としてはHigh Definit
ion Television(HDTV)があるが、
このHDTV用の受像機は過渡的又はもしかしたら将来
的にも現行のテレビジョン方式の受像が可能な機能を一
体にした構成となるものが存在すると予想される。
【0004】このように同じディスプレイ上各種テレビ
ジョン方式の映像が表示される場合が今後増加すると考
えられる。
【0005】これらの複数種類のテレビジョン方式毎に
作成された異なる様式のソフトを変換して、何れか一つ
のテレビジョン方式に基づくアスペクト比の画面を持つ
ディスプレイ上に共通に映し出す必要性が多々発生す
る。その場合に問題となることの1つにアスペクト比が
異なるテレビジョン方式のソフトの変換がある。
【0006】例えば、アスペクト比16:9の画像ソフ
トをアスペクト比4:3の画面のディスプレイ上に映し
出す場合には、図5(a)に示すように画面の上下に無
画部分が発生させ(レターボックス方式と呼ぶ)、その
無画部分を翻訳された字幕スーパー表示に用いるように
変換した映像ソフトが多い。このようなレターボックス
方式の映像ソフトを図5(b)に示すようなアスペクト
比16:9の横長ディスプレイに映し出す場合に、画像
部分のみを拡大してみる際には字幕がきれてしまう場合
がある。そのため、メモリを用いて字幕部分を記憶する
ことによって、図5(b)のように字幕を移動する字幕
処理回路が提案されている。例えば、特開平2−179
080号公報に記載されたようなものがある。
【0007】この際メモリは字幕を含んだ映像信号を全
て記憶することが必要であるが、字幕は画像の下半分の
無画部分に存在すると考えられる。従って、最大下半分
のライン数約130ラインについて4fscの画素数9
10を記憶する必要があることになり、メモリ容量とし
ては910(1ラインの画素数)×130(ライン数)
×8(階調)=946400ビット=約1Mビット必要
である。
【0008】一方、EDTV2、Extended P
ALなどのテレビジョン方式は、解像度の改善に必要な
補助信号を多重化して、受信側でその補助信号を復調し
て解像度の改善に用いる場合が多い。例えばEDTV2
の放送方式では共役孔(色信号と対象な位置にある隙
間)を利用して水平解像度を改善するための水平高域補
助信号を映像信号に多重して送信することが行われてい
る。
【0009】このような補助信号を受信側で分離するに
は一般的にメモリを用いる必要があり、EDTV2の水
平高域補助信号を受信側で分離するために、やはりメモ
リを用いて処理されている。例えば、「TV画像の多次
元信号処理」吹抜敏彦著 日刊工業新聞社 137ペー
ジ図4.14に示されたような回路である。この際メモ
リは色信号の1フィールドと同じだけの映像信号を全て
記憶することが必要である。従って、メモリ容量として
は455(1ラインの画素数)×262.5(ライン
数)×8(階調)=955500ビット=約1Mビット
が必要である。
【0010】従って、従来は図6に示すように字幕処理
回路のメモリと水平高域補助信号分離回路のメモリがそ
れぞれ必要であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】EDTV2方式のテレ
ビジョン信号はアスペクト比は16:9であるために、
そのディスプレイはアスペクト比16:9の画面を用い
ることになる。このようにアスペクト比が4:3よりも
横長いディスプレイを持つ受像装置は、レターボックス
方式の映像信号を受像したときは、前述のように画像部
分のみを拡大して表示することがその特徴を発揮できる
ことから、画像部分のみを拡大して表示することがよく
行われることになる。
【0012】しかし、それを実現しようとすると画質改
善のための補助信号の処理と、字幕処理の両方が必要と
なり、前述のように約1Mビットのメモリを2個用いる
必要性が発生する。このメモリは高価であるため経済性
に劣ると言う欠点があった。本発明は上記課題に鑑み、
字幕処理回路のメモリと画質改善のための補助信号など
そのテレビジョン方式特有の処理に用いるメモリを切り
換えて用いることが出来る映像信号処理装置を提供する
ものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の映像信号処理装置は、読みだし、書き込み可
能なメモリと、そのメモリを用いて映像信号を第1の処
理をする第1の映像信号処理回路と、前記第1の映像信
号処理回路の入出力信号を第1の切り替え信号によって
選択する第1のスリーステートバストランシーバと、前
記メモリを用いて映像信号を第2の処理をする第2の映
像信号処理回路と、前記第2の映像信号処理回路の入出
力信号を第2の切り替え信号によって選択する第2のス
リーステートバストランシーバと、第1の切り替え信号
と第2の切り替え信号を発生する切り替え回路とで構成
され、前記第1及び第2のスリーステートバストランシ
ーバのメモリ側の入出力端子とメモリの入出力端子とを
接続するものである。
【0014】即ち、映像信号をメモリを用いて処理しな
ければならない第1,第2の処理がある場合に、1つの
メモリを共用することができるものであり、その切り替
え条件及びそのタイミングに特徴を有するものである。
【0015】また、共用のための映像信号を記憶するメ
モリと、前記映像信号の内の第1の映像信号を前記メモ
リを用いて処理する第1の映像信号処理回路と、前記第
1の映像信号処理回路の入出力端子と前記メモリの入出
力端子を接続する第1の双方向スイッチ手段と、前記映
像信号の内の第2の映像信号を前記のメモリを用いて処
理する第2の映像信号処理回路と、前記第2の映像信号
処理回路の入出力端子と前記メモリの入出力端子を接続
する第2の双方向スイッチ手段と、前記第1,第2の双
方向スイッチ手段を制御する制御回路とを具備し、前記
制御回路が映像信号に応じて前記第1,第2のスイッチ
手段の遮断、導通を制御する映像信号処理装置である。
【0016】特に、第1の映像信号処理回路が字幕移動
を行う字幕処理回路であり、第2の映像信号処理回路が
画質改善のための補助信号などが含まれているかどうか
を識別できる識別信号を分離する分離回路であり、制御
回路が映像信号の種類を判別する映像信号判別手段を有
し、映像信号が識別信号を含んでいる場合には第1の双
方スイッチ手段を遮断すると共に第2の双方向スイッチ
手段を導通し、前記映像信号が識別信号を含んでいない
場合には前記第1の双方向スイッチ手段を導通すると共
に前記第2の双方向スイッチ手段を遮断する映像信号処
理装置である。これにより、画像ソフトに適合した映像
信号処理がなされると共に、メモリ量を削減できるもの
である。
【0017】また、映像信号を記憶するメモリと、前記
映像信号の内の第1の映像信号を前記メモリを用いて処
理する第1の映像信号処理回路と、前記第1の映像信号
処理回路の入出力端子と前記メモリの入出力端子を接続
する双方向の第1のスイッチ手段と、前記映像信号の内
の第2の映像信号を前記のメモリを用いて処理する第2
の映像信号処理回路と、前記第2の映像信号処理回路の
入出力端子と前記メモリの入出力端子を接続する双方向
の第2のスイッチ手段と、前記第1,第2のスイッチ手
段を制御する制御回路と、前記第1,第2の映像信号処
理装置の出力を表示するディスプレイ部とを具備し、前
記制御回路が映像信号のアスペクト比と前記ディスプレ
イ部の画面のアスペクト比の比較結果にに応じて前記第
1,第2のスイッチ手段の遮断、導通を制御する映像信
号処理装置である。これにより、ディスプレイのアスペ
クト比と映像信号のアスペクト比が比較され、その比較
結果に応じて画像信号部分のみを拡大して表示するかど
うかの判別がなされるので、映像信号の内容に適合した
処理が、メモリ量を削減した構成で実現できるものであ
る。
【0018】
【作用】本発明は、切替回路により第1の切り替え信号
と第2の切り替え信号を発生し、第1のスリーステート
バストランシーバにより第1の映像信号処理回路の入出
力端子を第1の切り替え信号によって選択し、第2のス
リーステートバストランシーバにより第1の映像信号処
理回路の入出力端子を第2の切り替え信号によって選択
し、第1及び第2のスリーステートバストランシーバの
メモリ側の入出力端子とメモリの入出力端子を接続する
ことにより、第1及び第2の映像信号処理回路の映像信
号処理の際に用いるメモリを、1つのメモリを切り換え
て用いることが出来る。
【0019】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例を図1に参照しな
がら説明する。図1は本発明の一実施例を示す映像信号
処理回路のブロック図であり、図示していないがテレビ
ジョン受像機としては入力される映像信号はNTSC方
式、PAL方式など現行のテレビジョン方式、およびそ
の現行のテレビジョン方式の画質改善のために開発され
たEDTV方式、EDTV2方式、IDTV方式、Im
proved PAL方式、Extended PAL
方式等各種テレビジョン方式何れも入力可能な映像信号
入力部を備えていることとする。
【0020】図1において、1は字幕移動を行う字幕処
理回路、2は画質改善のために多重された補助信号であ
る水平高域補助信号を分離することが出来る水平高域補
助信号分離回路、3は字幕処理回路1の入出力信号を切
り替え信号C1によって選択する第1のスリーステート
バストランシーバ、4は水平高域補助信号分離回路の入
出力信号を切り替え信号C2によって選択する第2のス
リーステートバストランシーバ、5はスリーステートバ
ストランシーバ3の出力とスリーステートバストランシ
ーバ4の出力のいずれかを記憶するメモリ、6は切り替
え信号C1とC2を発生する切替回路である。
【0021】以上のように構成された映像信号処理装置
について動作を説明する。なおディスプレイとしてED
TV2方式に用いるアスペクト比16:9の画面のもの
を用いるとする。
【0022】まず通常のNTSC方式やPAL方式の信
号の場合は、映像信号としてアスペクト比16:9等の
横長の画像信号の場合は上下に無画部分があるレターボ
ックス方式信号で入力されることが多く、また画質改善
のための補助信号である水平高域補助信号は存在しな
い。一方画質改善のために開発されたEDTV2方式、
IDTV方式、Improved PAL方式、Ext
ended PAL方式等のテレビジョン方式の信号の
場合は、映像信号としてアスペクト比16:9等の横長
の画像信号の場合は無画部分の無い信号となることが多
く、また画質改善のための補助信号が何等かの形で存在
する。
【0023】そこで、映像信号の種類を識別する手段
(図示せず)を用いて画質改善のための補助信号が存在
するかどうかを示す識別信号を検出し、水平高域補助信
号が重畳されているかどうかを検出する。水平高域補助
信号が無いことが確認された場合は、字幕処理を行うよ
うに切替回路6によって切り替え信号C1を0(イネー
ブル)にし、C2を1(デスエイブル)にする。このよ
うにすれば、水平高域補助信号の処理が不要であるため
にスリーステートバストランシーバ4はハイインピーダ
ンスとなるように制御され、一方字幕処理が必要なため
にスリーステートバストランシーバ3はローインピーダ
ンスとなるように制御され、メモリ5には字幕処理回路
1の出力がスリーステートバストランシーバ3を通って
書き込まれ、メモリ5の出力は字幕処理回路1に読み出
される。この処理によりアスペクト比16:9のディス
プレイには画像部分のみが拡大されて表示され、無画部
分にあった字幕は画像部分の適当な場所に移されて表示
されるので、大きな画像表示が実現できると共に字幕も
適切に表示されることになる。
【0024】次にEDTV2方式などの信号の場合は水
平高域補助信号が多重されているので、その水平高域補
助信号を検出することにより、水平高域補助信号の分離
を行うように切替回路6によって切り替え信号C1を1
(デスエイブル)にし、C2を0(イネーブル)にす
る。このようにすれば、字幕処理が不要であるためにス
リーステートバストランシーバ3はハイインピーダンス
となるように制御され、一方水平高域補助信号処理が必
要なためにスリーステートバストランシーバ4はローイ
ンピーダンスとなるように制御され、メモリ5には水平
高域補助信号分離回路2の出力がスリーステートバスト
ランシーバ4を通って書き込まれ、メモリの出力は水平
高域補助信号分離回路に読み出される。この処理により
EDTV2方式の特徴である水平方向の解像度の改善が
なされることになる。
【0025】この様子を図示すると図2(a)のように
なる。ここでスリーステートバストランシーバ3の入出
力信号をa、スリーステートバストランシーバ4の入出
力信号をbとしている。また切り替えのタイミングによ
って映像信号が見にくくなる場合には(b)のように切
り替え信号C1,C2をともに1(デスエイブル)とす
る期間を設ければよい。
【0026】映像信号の種類を識別する手段(図示せ
ず)として識別信号を検出する例を示したが、映像信号
の無画部分を水平ライン毎に白信号があるか、黒信号が
連続して存在するかどうかを検出することにより検出
し、レターボックス方式の信号であるかどうかの判別も
可能である。又無画部分に文字表示があるかどうかを検
出することにより、字幕信号の有無の検出も可能とな
る。これらを検出することにより、より的確にメモリ切
り替えが可能となると共に動作が不必要な回路系を自動
的に停止させ、消費電力の削減も同時に実現できる。
【0027】画質改善のための補助信号を含む映像信号
の場合は、必ず水平高域補助信号分離回路2による処理
が必要である。一方、補助信号を含まない映像信号の場
合には全て字幕処理回路1による処理が必要であるかと
言うとそうではなく、動作をしても問題無いが必須とな
るのはレターボックス方式の信号であり、且つ字幕が存
在する場合のみに限られる。
【0028】なお、メモリ5の切り替え手段としてスリ
ーステートバストランシーバを用いたが、一般的に双方
向のスイッチ手段を用いても同様の動作、効果を有する
ことは言うまでもない。又、この双方向スイッチ手段の
制御回路として切替回路6を実施例では記載したが、一
般的に制御回路として入力される映像信号の種類に応じ
て双方向のスイッチ手段を制御する機能を有するもので
あれば同等の効果を有することは言うまでもない。
【0029】(実施例2)次に本発明の他の実施例を図
3に参照しながら説明する。図3は図1と同様に、図示
していないが入力される映像信号はNTSC方式、PA
L方式など現行のテレビジョン方式、およびその現行の
テレビジョン方式の画質改善のために開発されたEDT
V方式、EDTV2方式、IDTV方式、Improv
ed PAL方式、Extended PAL方式等各
種テレビジョン方式何れも入力可能な映像信号入力部を
備えていることとする。
【0030】図3において、1は字幕移動を行う字幕処
理回路、2は画質改善のために多重された補助信号であ
る水平高域補助信号を分離することが出来る水平高域補
助信号分離回路、5はメモリであり、以上は図1と同様
である。7は切り替えスイッチであり字幕処理回路1の
出力と水平高域補助信号分離回路2の出力を入力とし、
切り替え出力はメモリ5に入力されている。8は切り替
えスイッチ7を映像信号の種類を識別する手段(図示せ
ず)を用いて画質改善のための補助信号が存在するかど
うかを示す識別信号を検出し、水平高域補助信号が重畳
されているかどうかを検出する結果に基づいて制御する
制御回路である。
【0031】メモリ5の読みだし出力はスイッチを介さ
ずに字幕処理回路1、水平高域補助信号分離回路2の入
力に接続されている。
【0032】この動作は図1の実施例と同様に入力され
る映像信号の内容に応じて、切り替えスイッチ7が切り
替わり、字幕処理回路1が必要なときは切り替えスイッ
チ7を介してメモリ5を用いた字幕処理がなされ、水平
高域補助信号分離回路2が必要なときは切り替えスイッ
チ7を介してメモリ5を用いた補助信号処理がなされ
る。このように、入力される映像信号に適合した処理が
なされると共に、メモリ5の共用が可能となる。
【0033】以上、現行NTSCテレビジョン方式と、
画質改善のために補助信号を含みNTSC方式と互換性
を有するEDTV2信号について論じてきたが、互換性
の無いHDTV方式などについても、その方式独特のメ
モリを必要とする信号処理が存在するので、HDTV方
式信号を切り替え処理で表示する場合にも同様な効果を
有する事は言うまでもない。
【0034】(実施例3)以下に第1,第2の映像信号
処理回路の映像信号処理の際に用いるメモリを、1つの
メモリを切り換えて用いる例について記載する。
【0035】その本発明の一実施例を図4を参照しなが
ら説明する。図4は本発明の一実施例を示す回路のブロ
ック図である。
【0036】図4において、11は動き信号を時間方向
に拡張する動き検出回路、12は垂直時間解像度補助信
号(VT)、垂直高域補助信号(VH)を3倍伸長する
3倍伸長回路、3は動き検出回路11の入出力信号を切
替信号C1によって選択する第1のスリーステートバス
トランシーバ、4は3倍伸長回路の入出力信号を切替信
号C2によって選択する第2のスリーステートバストラ
ンシーバ、5はスリーステートバストランシーバ3の出
力とスリーステートバストランシーバ4の出力のいずれ
かを記憶するメモリ、13は切替信号C1とC2を発生
する切替回路である。
【0037】以上のように構成された映像信号処理装置
について動作を説明する。まず通常のNTSC方式の信
号の場合はVT,VH信号は存在しないので、動き信号
を時間方向に拡張する動き検出処理を行うように切替回
路13によって切替信号C1を0(イネーブル)にし、
C2を1(ディスエイブル)にする。このようにすれば
スリーステートバストランシーバ4はハイインピーダン
スとなりメモリ5には動き検出回路11の出力がスリー
ステートバストランシーバ3を通って書込まれ、メモリ
5の出力は動き検出回路11に読出される。
【0038】次にEDTV2方式の信号の場合は動き信
号を時間方向に拡張しないよう、VT,VH信号の3倍
伸長を行うように切替回路13によって切替信号C1を
1(ディスエイブル)にし、C2を0(イネーブル)に
する。このようにすればスリーステートバストランシー
バ3はハイインピーダンスとなりメモリ5にはVT/V
H信号3倍伸長回路12の出力がスリーステートバスト
ランシーバ4を通って書込まれ、メモリの出力はVT/
VH信号3倍伸長回路12に読出される。
【0039】この様子を図示すると図2(a)のように
なる。ここでスリーステートバストランシーバ3の入出
力信号をa、スリーステートバストランシーバ4の入出
力信号をbとしている。また切替のタイミングによって
映像信号が見にくくなる場合には(b)のようにC1,
C2をともに1(ディスエイブル)とする期間を設けれ
ばよい。尚、本実施例では、動き検出回路とVT/VH
3倍伸長回路とのメモリを共用の例を示したが、他に動
き検出回路とVT/VH分離回路、又は、動き検出回路
とVH拡大回路との場合も実現可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の映像信号処理装置
によれば、複数種類の映像信号入力に対して、その入力
された映像信号の特徴を検出して、その検出結果に応じ
て動作させる映像信号処理回路系を選択し、使用するメ
モリ量を削減できるものである。本発明の映像信号処理
装置を用いたEDTV方式の受像装置において、レター
ボックス方式の信号を入力した場合には第1の映像信号
処理回路(例えば字幕処理回路)を選択して、その映像
信号をメモリを用いて処理し、EDTV2の方式の映像
信号を入力した場合は第2の映像信号処理回路(例えば
水平高域補助信号分離回路)を選択して、その映像信号
を同じメモリを切り換えて用いて処理することができ、
メモリ量削減による大幅なコストダウンが可能となる。
【0041】また、動き検出回路と、VT/VH3倍伸
長回路、VT/VH分離回路、又はVH拡大回路との組
み合せ例の場合も、メモリ共用によるメモリ量削除がな
され、同様にコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である映像信号処理装置のブ
ロック図
【図2】(a)(b)本発明の一実施例である映像信号
処理装置の動作を説明するための波形図
【図3】本発明の他の実施例である映像信号処理装置の
ブロック図
【図4】本発明の他の実施例である映像信号処理装置の
ブロック図
【図5】(a)(b)映像信号のディスプレイ上表示に
係る説明図
【図6】従来の映像信号処理装置の一例を示すブロック
【符号の説明】
1 字幕処理回路 2 水平高域補助信号分離回路 3,4 スリーステートバストランシーバ 5 メモリ 6,13 切替回路 7 スイッチ 11 動き検出回路 12 VT/VH3倍伸長回路

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読みだし、書き込み可能なメモリと、 前記メモリを用いて字幕移動を行う第1の映像信号処理
    回路と、 前記第1の映像信号処理回路の入出力信号を選択する第
    1の選択手段と、 前記メモリを用いて画質改善のための補助信号を分離す
    る第2の映像信号処理回路と、 前記第2の映像信号処理回路の入出力信号を選択する第
    2の選択手段と、 映像信号に応じて前記第1、第2の選択手段を制御する
    制御回路とを備え、前記制御回路は、映像信号が画質改
    善のための補助信号を含んでいるかどうかを示す識別信
    号を検出し、前記補助信号を含んでいる場合には前記
    1の選択手段を無効にすると共に前記第2の選択手段を
    有効にし、前記補助信号を含んでいない場合には前記第
    1の選択手段を有効にすると共に前記第2の選択手段を
    無効にすることを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 読みだし、書き込み可能なメモリと、 前記メモリを用いて字幕移動を行う第1の映像信号処理
    回路と、 前記第1の映像信号処理回路の入出力信号を選択する第
    1の選択手段と、 前記メモリを用いて画質改善のための補助信号を分離す
    る第2の映像信号処理回路と、 前記第2の映像信号処理回路の入出力信号を選択する第
    2の選択手段と、 映像信号に応じて前記第1、第2の選択手段を制御する
    制御回路とを備え、前記制御回路は、映像信号が画質改
    善のための補助信号を含んでいるかどうかを示す識別信
    号を検出し、前記補助信号の内水平高域補助信号を含ん
    でいる場合には前記第1の選択手段を無効にすると共に
    前記第2の選択手段を有効にし、前記水平高域補助信号
    を含んでいない場合には前記第1の選択手段を有効にす
    ると共に前記第2の選択手段を無効にすることを特徴と
    する映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】 読みだし、書き込み可能なメモリと、 前記メモリを用いて字幕移動を行う第1の映像信号処理
    回路と、 前記第1の映像信号処理回路の入出力信号を選択する第
    1の選択手段と、 前記メモリを用いて画質改善のための補助信号を分離す
    る第2の映像信号処理回路と、 前記第2の映像信号処理回路の入出力信号を選択する第
    2の選択手段と、 映像信号に応じて前記第1、第2の選択手段を制御する
    制御回路とを備え、前記制御回路は、映像信号が画質改
    善のための補助信号を含んでいるかどうかを示す識別信
    号を検出するとともに、映像信号が画像の上下に無画部
    分を有するレターボックス方式の信号であるかどうかを
    検出し、前記補助信号を含んでいる場合には前記第1の
    選択手段を無効にすると共に前記第2の選択手段を有効
    にし、前記補助信号を含まず且つレターボックス方式の
    信号である場合には前記第1の選択手段を有効にし字幕
    処理回路を駆動すると共に前記第2の選択手段を無効に
    し、前記補助信号を含まず且つレターボックス方式の信
    号でない場合には前記第1の選択手段を無効にし字幕処
    理回路を停止すると共に前記第2の選択手段を無効にす
    ることを特徴とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】 読みだし、書き込み可能なメモリと、 前記メモリを用いて動き信号を時間方向に拡張する動き
    検出回路と、 前記動き検出回路の入出力信号を選択する第1の選択手
    段と、 前記メモリを用いて垂直時間解像度補助信号及び垂直高
    域補助信号を伸張するVT/VH伸張回路と、 前記VT/VH伸張回路の入出力信号を選択する第2の
    選択手段と、 映像信号に応じて前記第1、第2の選択手段を制御する
    制御回路とを備え、前記制御回路は、前記映像信号が画
    質改善のための補助信号を含んでいるかどうかを示す識
    別信号を検出し、前記補助信号を含んでいる場合には前
    第1の選択手段を無効にすると共に前記第2の選択手
    段を有効にし、前記補助信号を含んでいない場合には
    記第1の選択手段を有効にすると共に前記第2の選択手
    段を無効にすることを特徴とする映像信号処理装置。
  5. 【請求項5】 VT/VH伸張回路の代わりに、垂直時
    間解像度補助信号と垂直高域補助信号を分離するVT/
    VH分離回路を設けたことを特徴とする請求項4記載の
    映像信号処理装置。
  6. 【請求項6】 VT/VH伸張回路の代わりに、垂直高
    域補助信号を拡大するVH拡大回路を設けたことを特徴
    とする請求項4記載の映像信号処理装置。
  7. 【請求項7】 制御回路が、第1の選択手段と第2の選
    択手段の選択切り替え時に、前記第1の選択手段と前記
    第2の選択手段を共に無効にする期間を有するように制
    御することを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の
    映像信号処理装置。
  8. 【請求項8】 第1の選択手段及び第2の選択手段がス
    リーステートバストランシーバであることを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか記載の映像信号処理装置。
  9. 【請求項9】 第1の選択手段及び第2の選択手段が双
    方向のスイッチ手段であることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれか記載の映像信号処理装置。
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