JP2713075B2 - 熱間圧延用ハイス系ロールの冷却方法およびその装置 - Google Patents

熱間圧延用ハイス系ロールの冷却方法およびその装置

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JP2713075B2 JP4351749A JP35174992A JP2713075B2 JP 2713075 B2 JP2713075 B2 JP 2713075B2 JP 4351749 A JP4351749 A JP 4351749A JP 35174992 A JP35174992 A JP 35174992A JP 2713075 B2 JP2713075 B2 JP 2713075B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧延用ロールにハイ
ス系ロールを用いたストリップ用熱間圧延機仕上スタン
ドのロール冷却手段に係り、より詳しくは、ワークロー
ルにイニシャルクラウンを付けて圧延する際の被圧延材
の形状不良と疵の発生を可及的に抑制するためのロール
冷却方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ストリップ用熱間圧延機仕上スタンドに
使用されているハイス系ロールとしては、外層にモリブ
デン、バナジウム、タングステン等が含有されたもので
あり、その冷却方法は、従来から使用されているNiー
グレンロールおよびHiークロムロールと同様の冷却手
段が用いられている。その冷却手段としては、図5、図
6に示すごとく、スタンドの入側および出側にワークロ
ール2に向けて配置した冷却水スプレーヘッダ1により
噴射される冷却水にて直接ワークロール2を冷却する方
式を採用し、ヘッダ下方に配置した水切板3にて被圧延
材4上への冷却水の流下を防止するようにしたものであ
る。
【0003】このロール冷却方法によりハイス系ロール
を冷却する場合は、圧延時における熱膨張および耐摩耗
性を考慮してワークロールにイニシャルクラウンを付け
る方法がとられる。すなわち、ワークロール2にイニシ
ャルクラウンを付けないで圧延を行うと、冷却能力不足
によりワークロール2が熱膨張し、連続圧延においては
被圧延材4がセンターバックル(中伸び)し形状不良と
なるからである。このため、従来よりワークロール2に
ハイス系ロールを使用する熱間圧延機では、ワークロー
ルにマイナスクラウンを付けて圧延が行われている。被
圧延材の形状を修正する方法としては、例えばワークロ
ールベンダー(WRB)等が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワークロール
にマイナスクラウンを付けて圧延する方法では、圧延初
期において被圧延材のサイドバックル(耳伸び)が発生
するという問題がある。また、ワークロールベンダーを
用いて被圧延材の形状を変える方法の場合、ハイス系ロ
ールはNiーグレンロールに比べヤング率が大きいため
(ハイス系ロール:22〜23×10kg/mm
Niーグレンロール:18×10kg/mm)、ロ
ールのたわみ量が少なく、現状においてはあまり効果が
現れていない。
【0005】また、前記従来の冷却方法では、冷却水ス
プレーヘッダ1が固定式であり、かつロール全長にわた
って冷却されるように冷却水噴射ノズルが設けられてい
るため、図6に示すように板幅の狭い被圧延材の場合、
被圧延材4とワークロール2が被接触の部分(図6中の
、l)、すなわちヒートアップしていない部分も
冷却することになり、ワークロール全長にわたり均一な
サーマルクラウンが得られず、被圧延材の寸法精度を確
保できないという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の実状に鑑み
て、冷却水ヘッダを増加させることによって冷却能を向
上させるとともに、被圧延材の板幅に応じてワークロー
ルを冷却可能とすることによってワークロール全長にわ
たり均一なサーマルクラウンが得られ、被圧延材の形状
および寸法精度を確保でき、板クラウンを向上できる熱
間圧延用ハイス系ロールの冷却方法およびその装置を提
案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、(1)熱間
圧延用ハイス系ロールを冷却水にてスプレー冷却する方
法において、被圧延材の最小板幅に相当する範囲または
最小板幅よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能となす固
定スプレーヘッダを設け、該固定スプレーヘッダの下方
にロール軸方向に可動となす可変スプレーヘッダを上下
2段に配置し、かつ前記固定スプレーヘッダおよび可変
スプレーヘッダは、被圧延材上方に近接して設ける水切
板とバックアップロールとの接触点までの範囲のワーク
ロール円周面を冷却水スプレーにて直接冷却できるよう
に配置し、被圧延材情報に基づいて前記可変スプレーヘ
ッダを位置決めし、前記水切板に取付けた温度検出器に
より測定されるワークロールの表面温度に基づいて固定
スプレーヘッダおよび可変スプレーヘッダの冷却水量を
制御する方法、また(2)上記と同じハイス系ロールの
冷却方法において、被圧延材の最小板幅に相当する範囲
または最小板幅よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能と
なすスプレーヘッダを、被圧延材上方に近接して設ける
水切板とバックアップロールとの接触点までの範囲のワ
ークロール円周面を冷却水スプレーにて直接冷却できる
ように上下2段に配置するとともに、該スプレーヘッダ
の一方または両方をロール軸方向に可動に設け、被圧延
材情報に基づいて前記可変スプレーヘッダを位置決め
し、前記水切板に取付けた温度検出器により測定される
ワークロールの表面温度に基づいて上下2段のスプレー
ヘッダ冷却水量を制御する方法を要旨とする。
【0008】また、上記(1)の方法を実施するための
装置として、被圧延材の最小板幅に相当する範囲または
最小板幅よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能となす固
定スプレーヘッダをロール軸方向中央部に設け、該固定
スプレーヘッダの下方にロール軸方向に可動となす可変
スプレーヘッダを上下2段に配置し、かつ前記固定スプ
レーヘッダおよび可変スプレーヘッダは、被圧延材上方
に近接して設ける水切板とバックアップロールとの接触
点までの範囲のワークロール円周面を冷却水スプレーに
て直接冷却できるように配置し、被圧延材情報に基づい
て前記可変スプレーヘッダの位置決めを行うヘッダ位置
決め装置、前記水切板に取付けたワークロールの表面温
度検出器、被圧延材情報およびワークロールの表面温度
に基づいて固定スプレーヘッダおよび可変スプレーヘッ
ダの冷却水量を制御する冷却水量制御装置を備えたロー
ル冷却装置を要旨とし、また(2)の方法を実施するた
めの装置として、被圧延材の最小板幅に相当する範囲ま
たは最小板幅よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能とな
すスプレーヘッダを水切板の上方に上下2段に配置する
とともに、該可変スプレーヘッダの一方または両方をロ
ール軸方向に可動に設け、かつ前記スプレーヘッダは、
被圧延材上方に近接して設ける水切板とバックアップロ
ールとの接触点までの範囲のワークロール円周面を冷却
水スプレーにて直接冷却できるように配置し、被圧延材
情報に基づいて前記上下2段のスプレーヘッダの位置決
めを行うヘッダ位置決め装置、前記水切板に取付けたワ
ークロールの表面温度検出器、被圧延材情報およびワー
クロールの表面温度に基づいて上下2段のスプレーヘッ
ダの冷却水量を制御する冷却水量制御装置を備えたロー
ル冷却装置を要旨とする。
【0009】
【作用】熱間圧延機仕上スタンドの入側および出側に配
置する固定スプレーヘッダおよび可変スプレーヘッダ
は、被圧延材上方に近接して設ける水切板とバックアッ
プロールとの接触点までの範囲のワークロール円周面を
冷却水スプレーにて直接冷却できるように配置する。
【0010】可変スプレーヘッダをロール軸方向に可動
に設ける手段としては、例えばラック・ピニオン機構を
用いたモータ駆動方式、または流体圧シリンダー等を用
いることができる。
【0011】圧延に際しては、被圧延材の情報(板幅、
板厚、材質等)に基づいて、可変スプレーヘッダの位置
決めを行い、ワークロールのヒートアップされる部分の
みに冷却水スプレーが噴射されるように設定する。圧延
中においては、ワークロールの表面温度検出器(例えば
熱電対)により測定されるロール表面温度に基づいて、
固定スプレーヘッダおよび可変スプレーヘッダに供給す
る冷却水量を制御する。
【0012】ロール軸方向中央部に配置する固定ヘッダ
と、その下方に上下2段に配置した可変スプレーヘッダ
とからなる3段式のスペレーヘッダによりロールを冷却
する方式では、水切板とバックアップロールとの接触点
までの範囲のワークロール円周面を直接冷却することが
できるのみならず、可変スプレーヘッダの作用により被
圧延材の幅に関係なくワークロールのヒートアップする
部分のみをロール表面温度に応じて冷却することがで
き、また特に温度上昇の激しいロール中央部は一本の固
定ヘッダで集中的に冷却し、2本の可変スプレーヘッダ
で被圧延材の幅に合せて冷却することができるので、ワ
ークロール全長にわたり均一なサーマルクラウンが得ら
れる。その結果、被圧延材の耳伸び等の形状不良が減少
し、寸法精度を確保することができる。
【0013】また、固定ヘッダなしの2段式ヘッダの場
合も、上下2段の可変スプレーヘッダにより水切板とバ
ックアップロールとの接触点までの範囲のワークロール
円周面を直接冷却することができるとともに、ワークロ
ールはヒートアップする部分のみをロール表面温度に応
じて冷却することができるので、ワークロール全長にわ
たり均一なサーマルクラウンが得られる。
【0014】
【実施例】図1はこの発明方法を実施するための装置構
成例を示すもので、ストリップの熱間圧延機仕上スタン
ドに適用した場合のスタンドの一部と、ロール冷却装置
およびその制御系を示す概略図、図2(A)は同上装置
により最小板幅の被圧延材を圧延する際のワークロール
の部分を上から見た状態を示す平面図、図2(B)は同
上装置により最大板幅の被圧延材を圧延する際のワーク
ロールの部分を上から見た状態を示す平面図であり、4
−1は狭幅材、4−2は広幅材、11−1は固定スプレ
ーヘッダ、11−2は可変スプレーヘッダ、12は冷却
水供給系、13は可変スプレーヘッダ駆動装置、14は
ヘッダ位置決め制御装置、15は熱電対、16は冷却水
量制御装置、17は被圧延材情報設定器である。
【0015】固定スプレーヘッダ11−1は狭幅材4−
1の幅に相当する範囲または最小板幅よりやや狭い範囲
をスプレー冷却可能な噴射ノズル11−1aを有し、ワ
ークロール2のロール軸中央部に配置している。可変ス
プレーヘッダ11−2は固定スプレーヘッダ11−1と
同様、狭幅材4−1の幅に相当する範囲または最小板幅
よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能な噴射ノズル11
−2aを有し、固定スプレーヘッダ11−1の下方に上
下2段に配置している。上記固定スプレーヘッダ11−
1と可変スプレーヘッダ11−2はワークロール2とバ
ックアップロール5との接触部と水切板3との間のワー
クロール円周面をスプレー冷却できるようにスタンドの
入側および出側に配置する。
【0016】また、上下2段の可変スプレーヘッダ11
−2のみの2段式ヘッダの場合は、この2本の可変スプ
レーヘッダ11−2でワークロール2とバックアップロ
ール5との接触部と水切板3との間のワークロール円周
面をスプレー冷却できるようにスタンドの入側および出
側に配置する。
【0017】可変スプレーヘッダ11−2をロール軸方
向に水平に移動させて位置決めするための駆動装置13
としては、前記したごとくラック・ピニオン機構を用い
たモータ駆動方式または流体圧シリンダー等(図面は省
略)を用いる。
【0018】冷却水は冷却水供給系12より固定スプレ
ーヘッダ11−1と可変スプレーヘッダ11−2に供給
されるようになっており、その冷却水量は冷却水量制御
装置16により制御される。また、各可変スプレーヘッ
ダ11−2の位置決めは、ヘッダ位置決め装置14によ
り各ヘッダ駆動装置13を制御して行われる仕組みとな
っている。ロール表面温度は熱電対15により測定され
ると同時に冷却水量制御装置16に入力されるように構
成されている。
【0019】被圧延材4の圧延に際しては、まず被圧延
材情報設定器17に基づいて各可変スプレーヘッダ11
−2の位置決めがなされる。すなわち、被圧延材4の板
幅に応じてワークロール2のヒートアップされる部分の
みに冷却水が噴射されるように設定する。冷却水量は冷
却水量制御装置16に被圧延材情報設定器17から入力
される情報に基づいて決定され、その後圧延中は、熱電
対15により時々刻々測定されるワークロール表面温度
に基づいて冷却水量が制御される。
【0020】上記装置によれば、ワークロール2はバッ
クアップロール5との接触部と水切板3との間の円周面
全体を冷却されるとともに、時々刻々変化する該ロール
表面温度に基づいて適正な冷却水量でヒートアップされ
る部分のみ冷却されるので、ワークロール全長にわたり
均一なサーマルクラウンが得られる。したがって、被圧
延材の形状不良が大幅に減少するとともに、形状不良に
よる圧延トラブル(突掛け、絞り込み等)も減少する。
さらに、形状不良時に操作するワークロールベンダー等
の使用頻度も大幅に減る。
【0021】実施例1 ハイス系ロールを用いた熱間圧延機仕上スタンドに図
1、図2に示す構成のこの発明装置を適用し、表1に示
す条件で熱間圧延を実施した時のロール表面温度を図3
(A)(B)に示す。また比較のため、図5、図6に示
す従来のロール冷却装置を用いた場合のロール表面温度
を図4(A)(B)に示す。なお、(A)(B)は表1
に対応する被圧延材の圧延直後のロール表面温度であ
る。
【0022】図5、図6に示す従来のロール冷却装置を
用いた場合は、図4より明らかなごとく、圧延直後の最
終圧延材料幅におけるロール表面温度はバレル方向で1
0〜15度の変動が生じ、その結果製品に中伸びが発生
し、ダウンコイラーでの巻取時にスリ疵が発生し、形状
不良とスリ疵により製品歩留は99.1%であった。ま
た、形状不良により突掛け、絞り込み等の圧延トラブル
も発生した。
【0023】これに対し、本発明装置では、図3より明
らかなごとく、圧延直後の最終圧延材料幅におけるロー
ル表面温度の変動はバレル方向で僅か3〜5度程度にと
どまり、製品形状が大幅に改善され、その結果突掛け、
絞り込み等の圧延トラブルの発生もなく、スリ疵、形状
不良の減少により製品歩留は99.3%と向上した。な
お、可変スプレーヘッダのみの2段ヘッダ方式のロール
冷却装置の場合でもほぼ同様の効果が得られることを確
認している。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】以上説明したごとく、この発明によれ
ば、ワークロールとバックアップロールとの接触部と水
切板との間のワークロール円周面をスプレー冷却できる
ので、冷却能が大きく、またワークロールは板幅に関係
なくヒートアップする部分のみをロール表面温度に応じ
て適正な冷却水量で冷却することができるので、ハイス
系ロールであってもワークロール全長にわたり均一なサ
ーマルクラウンが得られる。その結果、被圧延材の耳伸
び等の形状不良が減少し、寸法精度を確保することがで
きるとともに、ダウンコイラーでのスリ疵の発生も減少
し、製品歩留を向上できる。また、圧延形状の安定化に
より圧延トラブルも大幅に減少し、安定した圧延が可能
となるとともに、操業トラブルの減少により人的作業負
担も軽減される等、多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための装置構成例を示
すもので、圧延ロールにハイス系ロールを用いたストリ
ップの熱間圧延機仕上スタンドに適用した場合のスタン
ドの一部とロール冷却装置の構成およびその制御系を示
す概略図である。
【図2】同上のロール冷却装置のワークロール部分を上
から見た状態の一部を示す概略平面図で、(A)は同上
のロール冷却装置により最小板幅の被圧延材を圧延する
際のワークロールの部分を上から見た状態を示す平面
図、(B)は同上のロール冷却装置により最大板幅の被
圧延材を圧延する際のワークロールの部分を上から見た
状態を示す平面図である。
【図3】この発明の実施例における圧延直後ロール表面
温度の変動を示す図で、(A)は表1に示す被圧延材A
のロール表面温度の変動、(B)は表1に示す被圧延材
Bのロール表面温度の変動を示す図である。
【図4】従来のロール冷却装置を用いた場合の圧延直後
ロール表面温度の変動を示す図で、(A)は表1に示す
被圧延材Aのロール表面温度の変動、(B)は表1に示
す被圧延材Bのロール表面温度の変動を示す図である。
【図5】圧延ロールにハイス系ロールを用いたストリッ
プの熱間圧延機仕上スタンドにおける従来のロール冷却
装置の一部を示す概略図である。
【図6】同上従来のロール冷却装置のワークロール部分
を上から見た状態の一部を示す概略平面図である。
【符号の説明】
2 ワークロール 3 水切板 4 被圧延材 5 バックアップロール 11−1 固定スプレーヘッダ 11−2 可変スプレーヘッダ 12 冷却水供給系 13 可変スプレーヘッダ駆動装置 14 ヘッダ位置決め制御装置 15 熱電対 16 冷却水量制御装置 17 被圧延材情報設定器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延用ハイス系ロールを冷却水にて
    スプレー冷却する方法において、被圧延材の最小板幅に
    相当する範囲または最小板幅よりやや狭い範囲をスプレ
    ー冷却可能となす固定スプレーヘッダを設け、該固定ス
    プレーヘッダの下方にロール軸方向に可動となす可変ス
    プレーヘッダを上下2段に配置し、かつ前記固定スプレ
    ーヘッダおよび可変スプレーヘッダは、被圧延材上方に
    近接して設ける水切板とバックアップロールとの接触点
    までの範囲のワークロール円周面を冷却水スプレーにて
    直接冷却できるように配置し、被圧延材情報に基づいて
    前記可変スプレーヘッダを位置決めし、前記水切板に取
    付けた温度検出器により測定されるワークロールの表面
    温度に基づいて固定スプレーヘッダおよび可変スプレー
    ヘッダの冷却水量を制御することを特徴とする熱間圧延
    用ハイス系ロールの冷却方法。
  2. 【請求項2】 熱間圧延用ハイス系ロールを冷却水にて
    スプレー冷却する方法において、被圧延材の最小板幅に
    相当する範囲または最小板幅よりやや狭い範囲をスプレ
    ー冷却可能となすスプレーヘッダを上下2段に配置する
    とともに、該スプレーヘッダの一方または両方をロール
    軸方向に可動に設け、かつ前記スプレーヘッダは、被圧
    延材上方に近接して設ける水切板とバックアップロール
    との接触点までの範囲のワークロール円周面を冷却水ス
    プレーにて直接冷却できるように配置し、被圧延材情報
    に基づいて前記可変スプレーヘッダを位置決めし、前記
    水切板に取付けた温度検出器により測定されるワークロ
    ールの表面温度に基づいて上下2段のスプレーヘッダ冷
    却水量を制御することを特徴とする熱間圧延用ハイス系
    ロールの冷却方法。
  3. 【請求項3】 ハイス系ロールを用いた熱間圧延機仕上
    スタンドのワークロールを冷却水にてスプレー冷却する
    装置において、被圧延材の最小板幅に相当する範囲また
    は最小板幅よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能となす
    固定スプレーヘッダをロール軸方向中央部に設け、該固
    定スプレーヘッダの下方にロール軸方向に可動となす可
    変スプレーヘッダを上下2段に配置し、かつ前記固定ス
    プレーヘッダおよび可変スプレーヘッダは、被圧延材上
    方に近接して設ける水切板とバックアップロールとの接
    触点までの範囲のワークロール円周面を冷却水スプレー
    にて直接冷却できるように配置し、被圧延材情報に基づ
    いて前記可変スプレーヘッダの位置決めを行うヘッダ位
    置決め装置、前記水切板に取付けたワークロールの表面
    温度検出器、被圧延材情報およびワークロールの表面温
    度に基づいて固定スプレーヘッダおよび可変スプレーヘ
    ッダの冷却水量を制御する冷却水量制御装置を備えたこ
    とを特徴とする熱間圧延用ハイス系ロールの冷却装置。
  4. 【請求項4】 ハイス系ロールを用いた熱間圧延機仕上
    スタンドのワークロールを冷却水にてスプレー冷却する
    装置において、被圧延材の最小板幅に相当する範囲また
    は最小板幅よりやや狭い範囲をスプレー冷却可能となす
    スプレーヘッダを上下2段に配置するとともに、該スプ
    レーヘッダの一方または両方をロール軸方向に可動に設
    けて可変スプレーヘッダとなし、かつ前記スプレーヘッ
    ダは、被圧延材上方に近接して設ける水切板とバックア
    ップロールとの接触点までの範囲のワークロール円周面
    を冷却水スプレーにて直接冷却できるように配置し、
    圧延材情報に基づいて前記可変スプレーヘッダの位置決
    めを行うヘッダ位置決め装置、前記水切板に取付けたワ
    ークロールの表面温度検出器、被圧延材情報およびワー
    クロールの表面温度に基づいて上下2段のスプレーヘッ
    ダの冷却水量を制御する冷却水量制御装置を備えたこと
    を特徴とする熱間圧延用ハイス系ロールの冷却装置。
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