JP2780598B2 - ストリップの冷却装置 - Google Patents

ストリップの冷却装置

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JP2780598B2
JP2780598B2 JP12104893A JP12104893A JP2780598B2 JP 2780598 B2 JP2780598 B2 JP 2780598B2 JP 12104893 A JP12104893 A JP 12104893A JP 12104893 A JP12104893 A JP 12104893A JP 2780598 B2 JP2780598 B2 JP 2780598B2
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JP
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cooling
impeller
strip
laminar
strip cooling
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JP12104893A
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健人 佐々木
雪彦 岡崎
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JFE Engineering Corp
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JFE Engineering Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に鉄、非鉄産業にお
ける熱間圧延ラインでのストリップの冷却装置におい
て、ラミナー冷却と、ラミナー流を散布化した緩冷却の
切替ができ、しかも緩冷却の能力を調整可能としたスト
リップの冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱延工場は、一般に200〜350mm程
度の厚みを持った鋼片(スラブ)を1200℃近辺まで
加熱する加熱炉と、加熱された鋼片を1.2〜24mm程
度まで薄く延ばす圧延機群と、圧延された鋼帯を搬送
し、所定の温度に冷却するストリップの冷却設備及び冷
却されたストリップをコイルに巻き取るコイラ−とから
なる。
【0003】上記のストリップの冷却設備は、仕上げ圧
延機からコイラーまでのストリップの走間中に冷却する
ものであり、設備としては、搬送テーブルの上下にスプ
レー冷却装置又はラミナー冷却装置を10から20程度
に分割して構成され、ストリップの速度とストリップの
温度、ストリップの熱伝達率の関係から冷却水の流量を
調整制御することによって巻き取り直前のストリップの
温度を狙いの温度に制御するようになっている。
【0004】しかし、現在、熱延工場で扱っている鋼材
の中には、巻き取り時の狙い温度が500℃以下で通常
の方法では制御し難いものや、最終時の巻き取り温度に
近い冷却において、部分的な不均一の冷却が通常材より
大きく材質へ影響を与えるものがあり、温度の管理値が
厳しいため上記の設備だけでは充分な制御制度が得られ
ないことがある。
【0005】この対策として、このような材料に対応で
きるように、最終段にゆっくり冷却する緩冷装置を設け
ることが考えられる。例えば、特開昭53−85708
号公報では、冷却さるべき材料の幅に対応した幅を有す
るシャワータンク、このタンクの底に着脱自在に設けら
れた多数の散水孔を有するシャワープレート、及び給水
用樋等で構成されており、通常の冷却と緩冷とが両方可
能なように工夫されており、緩冷却の調整は、シャワー
プレートの交換、シャワータンクの高さ調整等によりな
されるようになっている。
【0006】また、特公昭63−50086号公報で
は、上部ラミナーの下面に網目板を設け、ラミナー流を
網目板に衝突させ、冷却水が網目を通過することにょっ
て散布され、緩冷却がなされるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
には下記に示す問題点がある。特開昭53−85708
号公報では、設備が複雑で、しかも大型化し、ホットラ
ンテーブルとの間の間隔が狭くなり、通板に支障を生じ
る危険性が高い等の問題点がある。
【0008】また、特公昭63−50086号公報で
は、散布の状況がラミナー流と網目板の関係で決まるた
め、細かい調整、制御が難しい等の問題がある。本発明
は、上記のような問題点を解消し、簡単な構成で、ラミ
ナー冷却と、ラミナー流を散布化した緩冷却の切替がで
き、しかも緩冷却の能力を調整可能としたストリップの
冷却装置を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のストリップの冷
却装置は、熱間仕上げ圧延機の出側に設けられたランナ
ウトテーブルでの冷却装置において、上部ラミナーノズ
ルの直下に羽根車式の散布装置が移動可能に配置されて
いることを特徴とするものである。
【0010】また、羽根車式の散布装置が、上部ラミナ
ーノズルの直下及び下面ラミナーノズルの直上に移動可
能に配置されている。そして、散布装置の羽根車の回転
数が任意に調整可能になっている。
【0011】
【作用】羽根車式の散布装置の羽根車をラミナーノズル
からの水流により回転させることにより、ラミナー流体
を散布させ、緩冷却を行う。そして、緩冷却を行わない
ときは、散布装置の羽根車をラミナー流体が当たらない
位置に移動することにより、ラミナー流での冷却ができ
る。
【0012】また、羽根車の回転数を、圧縮空気や水圧
の圧力や流量を変化させることで任意に調整し、散布範
囲(ゾーン)を変えることにより、所望の冷却能に調整
することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。まず、上面緩冷却装置の構成を図1、2により説明
する。対をなす支持棒2、2が軸4、4に枢着されてい
る。支持棒2、2の下端部に、冷却すべき材料の幅に対
応した長さを有する羽根車1が軸着されている。一方、
支持棒2の上端部は水平駆動される操作棒3にピン支さ
れている。こうして、操作棒3を操作することにより、
支持棒2は軸4を中心に回動されるようになっている。
【0014】そして、緩冷却を行う場合には、操作棒3
を操作して、羽根車1を一点鎖線で示す位置に移動させ
る。ラミナー管6のノズル6aより流れ出た冷却水は羽
根車1によってラミナー流が壊れ、散布され冷却能が低
下することで、テーブルローラ7の上の搬送中のストリ
ップ8は緩冷却される。
【0015】一方、通常のラミナ−冷却を行う場合は、
操作棒3を戻し、羽根車1を実線で示す位置に置くこと
により、羽根車1はラミナー管6からのラミナー流から
外れ、ラミナー流での冷却ができる。
【0016】なお、支持棒2に沿って、圧縮空気配管5
からのホースが設けられ、その先端ノズルが羽根車1の
羽根に当たるようになっている。こうして、羽根車1の
回転数を、圧縮空気の圧力や流量を変化させることで任
意に調整し、散布範囲(ゾーン)を変えることにより、
所望の冷却能に調整することができる。
【0017】次に、下面緩冷却装置の構成を図3により
説明する。(ラミナ−管からのノズルの位置を図面に加
入してください。)羽根車1が、シリンダ9のロッドの
先端部に設けられている。そして、ロッドを前進させ、
ラミナー流を遮ることにより、テーブルローラ7の上の
搬送中のストリップ8を下面から緩冷却する。
【0018】一方、ロッドを後退させることにより、通
常のラミナ−冷却を行うことができる。この場合にも、
圧縮空気配管5からの圧縮空気により、羽根車1の回転
数を調整できるようになっている。
【0019】なお、上記実施例では、圧縮空気により羽
根車の回転数を調整するようになっているが、水配管か
らの水の圧力や流量を変化させて、羽根車の回転数を調
整するようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、巻き
取り時の狙い温度が500℃以下で通常の方法では制御
し難いものや、最終段の冷却において、部分的な不均一
の冷却が通常材より材質へ与える影響が大きい材料のス
トリップの長手方向及び幅方向で、巻き取り温度精度が
飛躍的に向上し、歩留まりが向上する。
【0021】また、従来の方法に比べ既存の設備を簡単
に改造することにより、比較的安価に実施することがで
きる。さらに、散布範囲(ゾーン)を変えることによ
り、調整範囲が広がり、対象材料の最適な緩冷却を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上面緩冷却装置の一実施例の全体構成
を作用と共に示す説明図。
【図2】図1のII−II矢視図。
【図3】本発明の下面緩冷却装置の一実施例の全体構成
を示す説明図。
【符号の説明】
1…羽根車,6…ラミナー管、6a…ラミナーノズル,
7…テーブルローラ、8…ストリップ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間仕上げ圧延機の出側に設けられたラ
    ンナウトテーブルでの冷却装置において、上部ラミナー
    ノズルの直下に羽根車式の散布装置が移動可能に配置さ
    れていることを特徴とするストリップの冷却装置。
  2. 【請求項2】 上部ラミナーノズルの直下及び下面ラミ
    ナーノズルの直上に羽根車式の散布装置が移動可能に配
    置されていることを特徴とする請求項1に記載のストリ
    ップの冷却装置。
  3. 【請求項3】 散布装置の羽根車の回転数を任意に調整
    可能とした請求項1又は2に記載のストリップの冷却装
    置。
JP12104893A 1993-05-24 1993-05-24 ストリップの冷却装置 Expired - Lifetime JP2780598B2 (ja)

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JP12104893A JP2780598B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 ストリップの冷却装置

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JP12104893A JP2780598B2 (ja) 1993-05-24 1993-05-24 ストリップの冷却装置

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Publication Number Publication Date
JPH06328116A JPH06328116A (ja) 1994-11-29
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