JP3070803U - 配電盤裏面防護装置 - Google Patents

配電盤裏面防護装置

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JP3070803U
JP3070803U JP2000000517U JP2000000517U JP3070803U JP 3070803 U JP3070803 U JP 3070803U JP 2000000517 U JP2000000517 U JP 2000000517U JP 2000000517 U JP2000000517 U JP 2000000517U JP 3070803 U JP3070803 U JP 3070803U
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JP2000000517U
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芳重 藤本
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有限会社フジヨシ電機
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価で安全性に優れた配電盤裏面防護装置を提
供する。 【解決手段】配電盤1の裏面に配設される防護シート1
0と、防護シート10の上端部に取付けされたシート上
部保持部材20と、防護シート10の下端部に取付けら
れたシート下部保持部材30と、配電盤1の裏面の上方
部分に固定され、シート上部保持部材20を着脱自在に
支持する上部受け金具40とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は発電所、変電所等に設置される配電盤裏面防護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
配電盤の保守、点検、修理等は配電盤の裏面側で行われる。即ち、配電盤の裏面 側の裏蓋を止めているビスを外して裏蓋を外して行われる。しかし、裏蓋を不用 意に外すと危険が伴うので、配電盤裏面防護装置が強く要望されていた。
【0003】 従来、配電盤の防護装置として、例えば特開平8−9521号公報、実用新案登 録第3045023号公報等が知られている。しかし、これらの防護装置は、一 般に配電盤の前面側を防護するものである。配電盤の前面側は、操作面であるの で、利便性が要求される。そこで、前記公報に示すように、防護シートを巻き取 る巻取り機構を有し、即座に防護シートを上方に巻き取ることができ、また引き 下げて配電盤の前面を被覆できるようになっている。しかし、巻取り機構を有す るので高価である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
配電盤の裏面側は、前記したように、保守、点検、修理等を行うために裏蓋のビ スを外して行う。この裏面側は、不用意に裏蓋を外すと危険であるので、配電盤 裏面防護装置が要望されていた。しかし、配電盤裏面防護装置は、前面側の防護 装置に比べて利便性はそれ程必要としなく、むしろ安全性が重視され、また安価 であることが要望される。
【0005】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、安価で安全性に優 れた配電盤裏面防護装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するための本考案の第1の手段は、配電盤の裏面に配設される防 護シートと、この防護シートの上端部に取付けされたシート上部保持部材と、前 記防護シートの下端部に取付けられたシート下部保持部材と、配電盤の裏面の上 方部分に固定され、前記シート上部保持部材を着脱自在に支持する上部受け金具 とを備えたことを特徴とする。
【0007】 上記課題を解決するための本考案の第2の手段は、上記第1の手段において、前 記シート上部保持部材は、両側が前記防護シートより長く形成され、前記上部受 け金具には、前記シート上部保持部材の両側を支持するU字状に形成られた受け 部を設けたことを特徴とする。
【0008】 上記課題を解決するための本考案の第3の手段は、上記第1の手段において、前 記シート下部保持部材の裏面には、磁石が固定されていることを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施の形態を図1及び図2により説明する。図2に示すように、配電 盤1(1A、1B、1C、1D)の裏面には、裏蓋2がビス3で固定されている 。図2は、各配電盤1に3個の裏蓋2が取付けられた場合を示す。
【0010】 配電盤裏面防護装置は、縦長の防護シート10と、この防護シート10の上端 部に取付けられたシート上部保持部材20と、防護シート10の下端部に取付け られたシート下部保持部材30と、最上段の裏蓋2に固定される上部受け金具4 0とからなっている。防護シート10には、例えば開閉厳禁等の文字が記載され ている。
【0011】 次に防護シート10、シート上部保持部材20、シート下部保持部材30及び 上部受け金具40を図1により説明する。防護シート10の上端部分及び下端部 分は、それぞれ端部部分がシート取付け板11、12に接着固定され、かつシー ト取付け板11、12に1回程度巻回されている。
【0012】 シート上部保持部材20は、樹脂材により一体成形されており、防護シート1 0が固定されたシート取付け板11を内部に収納する収納部21を有し、下端部 にはシート取付け板11を抜け止めする一対の爪部22、23が対向して設けら れている。このシート上部保持部材20の横幅は、防護シート10の横幅より長 く形成されている。またシート上部保持部材20のほぼ中央には、上方に向けて 輪を形成した紐24が取付けられている。
【0013】 そこで、防護シート10が取付けられたシート取付け板11を爪部22、23の 間より押し込むと、爪部22、23が外側に弾性変形して開き、シート取付け板 11が収納部21に収納されると、爪部22、23は内側に弾性変形して閉じる 。これにより、シート取付け板11はシート上部保持部材20と一体的に結合さ れる。前記したように、シート上部保持部材20の横幅は、防護シート10の横 幅より長く形成されているので、シート上部保持部材20の両側は、防護シート 10より左右に突出する。
【0014】 シート下部保持部材30も前記シート上部保持部材20と同様に、樹脂材によ り一体成形されており、防護シート10が固定されたシート取付け板12を内部 に収納する収納部31を有し、下端部にはシート取付け板12を抜け止めする一 対の爪部32、33が対向して設けられている。またシート下部保持部材30の 配電盤1側には、磁石34が固定されている。
【0015】 そこで、防護シート10が取付けられたシート取付け板12を爪部32、33の 間より押し込むと、爪部32、33が外側に弾性変形して開き、シート取付け板 12が収納部31に収納されると、爪部32、33は内側に弾性変形して閉じる 。これにより、シート取付け板12はシート下部保持部材30と一体的に結合さ れる。
【0016】 上部受け金具40は、シート上部保持部材20の両側を支持するように上方及 び内側が開放した断面U字状の受け部41、41が設けられている。この上部受 け金具40は、図2に示すように、各配電盤1の最上段の裏蓋2に両面接着材に より固定されている。
【0017】 防護シート10は、図2に示すように、最上段の裏蓋2より最下段の裏蓋2に 跨がる長さとなっている。裏蓋2が鉄板等のように磁性板よりなる場合には必要 ないが、非磁性板よりなる場合には、シート上部保持部材20を上部受け金具4 0の受け部41、41に挿入して懸垂させた時、シート下部保持部材30に設け られた磁石34に対応した配電盤1の最下段の裏蓋2には、磁石板50を両面接 着材で固定しておく。
【0018】 そこで普段は、上部受け金具40の受け部41、41にシート上部保持部材20 の両側を挿入して防護シート10を懸垂させておく。これにより、シート下部保 持部材30に設けた磁石34が最下段の裏蓋2又は磁石板50に吸着し、シート 下部保持部材30は最下段の裏蓋2に固定される。図2において、配電盤1Dに は防護シート10を配設していない場合を図示したが、配電盤1A、1B、1C と同様に防護シート10を配設しておくことは言うまでもない。
【0019】 これにより、各配電盤1の最上段の裏蓋2から最下段の裏蓋2の全ては、防護シ ート10で止められている。このため、裏蓋2を外す時は、シート下部保持部材 30に設けた磁石34を裏蓋2又は磁石板50より外し、紐24を上方に引っ張 ってシート上部保持部材20を上部受け金具40の受け部41、41より外し、 配電盤1Dに示すように防護シート10を取り外す。そして、防護シート10が 取り外された配電盤1の裏蓋2のビス3を外して裏蓋2を外す。
【0020】 このように、防護シート10を上部受け金具40より取り外した後にビス3を 外して裏蓋2を外すという一定の作業を必要とするので、不用意に裏蓋2を外す ことが防止され、安全性に優れている。また非常に簡単な構成よりなるので、安 価な装置が得られる。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、配電盤の裏面に配設される防護シートと、この防護シートの上端部に 取付けされたシート上部保持部材と、前記防護シートの下端部に取付けられたシ ート下部保持部材と、配電盤の裏面の上方部分に固定され、前記シート上部保持 部材を着脱自在に支持する上部受け金具とを備えた構成よりなるので、安価で安 全性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の配電盤裏面防護装置の一実施の形態を
示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。
【図2】配電盤裏面防護装置を配電盤の裏面に取付け又
は取外した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1(1A、1B、1C、1D) 配電盤 2 裏蓋 3 ビス 10 防護シート 20 シート上部保持部材 30 シート下部保持部材 34 磁石 40 上部受け金具 41 受け部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電盤の裏面に配設される防護シート
    と、この防護シートの上端部に取付けされたシート上部
    保持部材と、前記防護シートの下端部に取付けられたシ
    ート下部保持部材と、配電盤の裏面の上方部分に固定さ
    れ、前記シート上部保持部材を着脱自在に支持する上部
    受け金具とを備えたことを特徴とする配電盤裏面防護装
    置。
  2. 【請求項2】 前記シート上部保持部材は、両側が前記
    防護シートより長く形成され、前記上部受け金具には、
    前記シート上部保持部材の両側を支持するU字状に形成
    られた受け部を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の配電盤裏面防護装置。
  3. 【請求項3】 前記シート下部保持部材の裏面には、磁
    石が固定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    配電盤裏面防護装置。
JP2000000517U 2000-02-07 2000-02-07 配電盤裏面防護装置 Expired - Lifetime JP3070803U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06170420A (ja) * 1992-12-08 1994-06-21 Sumitomo Metal Ind Ltd 熱間圧延用ハイス系ロールの冷却方法およびその装置

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