JP2712970B2 - 半導体レーザとその製造方法 - Google Patents

半導体レーザとその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共振器内の発振光の水
平方向の電界強度分布が基本モードに制御され、かつ高
出力な半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として次の構造が挙げられる。す
なわち、量子井戸活性層上のクラッド部に形成されたメ
サストライプと電流狭窄のために前記メサストライプ上
を除いて絶縁体膜に覆われて成る、いわゆるリッジ導波
型半導体レーザが報告されている。例えば、1990年
A.LarssonらによりIEEE フォトニクス・
テクノロジー・レターズ,vol.2,No.8で報告
された半導体レーザの概略構造を図6に示す。図6のレ
ーザ構造は、(100)n型GaAs基板1上に、MB
E技術により、n型Al0.5Ga0.5Asクラッド層2
2、InGaAs単一量子井戸とAlGaAs−GRI
N光ガイド構造からなるSCH構造23、p型Al0.5
Ga0.5Asクラッド層24、p型GaAsキャップ層
5を順次形成した後、活性層より上の領域をメサストラ
イプ部を残してエッチングし、SiO2膜25で覆った
後、メサストライプ上のSiO2 膜25を除して、さら
に上面と底面に電極8,9を形成してなる。この構造に
よりメサ部直下の量子井戸活性層に電流が注入され、メ
サ内外に実効的な実屈折率差が得られ、基本水平横モー
ドでレーザ発振が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体レーザの高出力
化を図るためには導波路幅を広げるという方法が一般的
に知られているが、前記の方法で基本水平横モード発振
を保持しながらリッジ導波型レーザの高出力化を行う場
合、メサストライプ形成時のエッチングの深さを調整し
てメサ側部のp型クラッド層を厚く残してメサ内外の実
効的屈折率差を小さくし、高次の水平横モードの発振を
抑制すれば良い。高出力動作時には誘導放出によるキャ
リアの消費速度の増大による注入キャリア分布の変動が
大きくなるが、メサ内外の屈折率差が小さいと前記キャ
リア分布の変動による利得分布の変動による水平横モー
ドの不安定化が起こりやすくなるという問題が生じる。
また、メサ側部のpクラッド層を厚くするとこの層に沿
って横方向に流れて発振に寄与しない無効電流が増大す
るという問題が生じる。
【0004】ここで本発明の目的は、これらの従来の欠
点を除去し、最大出力が大きく、しかも高出力動作時の
基本水平横モード発振が安定な半導体レーザを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザの
第1の構成は、GaAs基板上にAl組成0.4以下の
第1導伝型クラッド層、光ガイド層に挟まれている単一
あるいは多重量子井戸活性層、Al組成0.4以下の第
2導伝型クラッド層が順次形成されてなるダブルヘテロ
構造を内包する多層積層構造をもつGaAs/AlGa
As系量子井戸半導体レーザにおいて、前記第2導伝型
クラッド層がメサストライプの形状を残して前記活性層
まで達しない深さに選択的に除去されており、前記除去
された部分が第1導伝型Ga0.5In0.5P電流ブロック
層、及び第1導伝型GaAs光吸収層で順次埋め込まれ
てなることを特徴としている。
【0006】また、本発明の半導体レーザの第2の構成
は、GaAs基板上にAl組成0.4以下の第1導電型
クラッド層、光ガイド層に挟まれて成る単一または多重
のInGaAs歪量子井戸活性層、Al組成0.4以下
の第2導電型クラッド層が順次形成されてなるダブルヘ
テロ構造を内包する多層積層構造をもつInGaAs/
AlGaAs系歪量子井戸半導体レーザにおいて、前記
第2導電型クラッド層がメサストライプの形状を残して
前記活性層まで達しない深さに選択的に除去されてお
り、前記除去された部分が第1導電型Ga0.5In0.5
電流ブロック層、及び不純物濃度が1×1019cm-3
上の第1導電型GaAs層で順次に埋め込まれてなるこ
とを特徴としている。
【0007】また、本発明の半導体レーザ第3の構成
は、上記第2の構成の半導体レーザにおいて、第2導電
型クラッド層の選択的に除去された部分に埋め込まれた
第1導電型Ga0.5In0.5P電流ブロック層と第1導電
型GaAs層の間に、歪量子井戸活性層のIn組成より
も大きいIn組成を有するInGaAs層とGaAs層
からなる歪超格子層が挿入されてなることを特徴として
いる。
【0008】また、本発明の半導体レーザの第4の構成
は、上記第1、第2又は第3の構成の半導体レーザにお
いて、第2導電型クラッド層の選択的に除去された部分
に埋め込まれた第1導電型Ga0.5In0.5P電流ブロッ
ク層がメサストライプの近傍を残して除去されてなる構
造を有することを特徴としている。
【0009】また、本発明の半導体レーザの製造方法
は、上記第4の構成の半導体レーザの製造方法におい
て、SiO2 マスクを用いたウェットエッチング技術に
より第2導電型クラッド層を逆メサ状に除去する工程及
び前記SiO2 マスクを用いた有機金属気相成長により
Ga0.5In0.5P電流ブロック層をメサ側部に選択的に
成長する工程の後、前記SiO2 をマスクとするリアク
ティブ・イオン・ビームエッチング技術により前記Si
2 マスク直下に含まれる部分を残して前記Ga0. 5
0.5P電流ブロック層を除去する工程を含むことを特
徴としている。
【0010】
【作用】水平方向に3つのそれぞれ異なる層構造をもつ
多層構造が並んでなる半導体レーザにおいて、第1、第
3の多層構造の実効的屈折率が第2の多層構造の実効的
屈折率よりも小さくしかも発振光を吸収しない実屈折率
導波レーザにおいて、第2の多層構造の幅が大きくなる
と、水平方向の導波可能モードに基本モードだけでなく
高次モードが含まれる場合がある。この場合、高次モー
ドを含みながら発振する、あるいは低出力時は基本モー
ド発振であるが高出力時に高次モードの割合が増大する
などの問題が生じる。そこで、上記3つの多層構造にお
いて第1、第3の多層構造の幅を適切に設定し、さらに
両側に発振光を吸収する第4、第5の多層構造を設け、
高次モードの第1の多層構造外への光のしみだしが基本
モードのそれよりも大きく第4、第5の多層構造で受け
る吸収損失が大きいことを利用して高次モード発振を抑
えることにより、基本モード発振を安定化させることが
可能である。この効果に従って、以下に本発明の作用を
説明する。
【0011】本発明によれば、メサ側部近傍に屈折率が
クラッド層のそれよりも小さいGa0.5In0.5P電流ブ
ロック層が垂直方向に厚く形成されており、実効的屈折
率がメサ直下の多層構造の実効屈折率よりも低く、かつ
GaAs/AlGaAs系の単一あるいは多重量子井戸
活性層で発生する光を活性層以外の層では吸収しない多
層構造が形成され、さらにその外側に前記活性層で発生
する光を強く吸収するGaAs層を活性層の近傍に含む
多層構造が形成されることにより、高出力動作時の水平
横モード発振が安定なGaAs/AlGaAs系の高出
力半導体レーザを得ることができる。
【0012】また、本発明によれば、メサ側部近傍に屈
折率がクラッド層のそれよりも小さいGa0.5In0.5
電流ブロック層が垂直方向に厚く成長しており、実効的
屈折率がメサ直下の多層構造の実効屈折率よりも低く、
かつInGaAs/AlGaAs系の単一あるいは多重
歪量子井戸活性層で発生する光を活性層以外の層では吸
収しない多層構造が形成され、さらにその外側に前記活
性層で発生する光を強く吸収する高い不純物濃度が1×
1019cm-3以上のGaAs層を、活性層の近傍に含む
多層構造が形成されることにより、高出力動作時の水平
基本横モード発振が安定なInGaAs/AlGaAs
歪系の高出力半導体レーザを得ることができる。
【0013】また、本発明によれば、メサ側部近傍に屈
折率がクラッド層のそれよりも小さいGa0.5In0.5
電流ブロック層が垂直方向に厚く成長しており、実効的
屈折率がメサ直下の多層構造の実効屈折率よりも低く、
かつInGaAs/AlGaAs系の単一あるいは多重
歪量子井戸活性層で発生する光を活性層以外の層では吸
収しない多層構造が形成され、さらにその外側に前記活
性層で発生する光を強く吸収する、InGaAs歪量子
井戸層のIn組成よりも高いIn組成からなるInGa
As層とGaAs層からなる歪超格子層を、活性層の近
傍に含む多層構造が形成されることにより、高出力動作
時の水平基本横モード発振が安定なInGaAs/Al
GaAs歪系の高出力半導体レーザを得ることができ
る。
【0014】また、本発明によれば、請求項1、請求項
2、請求項3によって得られる上記3つの半導体レーザ
の、活性層で発生する光を吸収する層を含む最も外側の
多層において、前記光を吸収する層がさらに活性層に近
く配置される構造が形成されることにより、高出力動作
時の水平基本横モード発振が一層安定なInGaAs/
AlGaAs歪系の高出力半導体レーザを得ることがで
きる。
【0015】また、本発明によれば、請求項4の半導体
レーザの製造工程において、SiO2 マスクを用いたウ
ェットエッチング技術により第2導電型クラッド層を逆
メサ状に除去する工程及び前記SiO2 マスクを用いた
有機金属気相成長によりGa0.5In0.5P電流ブロック
層をメサ側部に選択的に成長する工程の後、前記SiO
2 をマスクとするリアクティブ・イオン・ビームエッチ
ング技術により前記SiO2 マスク直下に含まれる部分
を残して前記Ga0.5In0.5P電流ブロック層を除去す
る工程を含むことにより、メサ側部に実効的屈折率がメ
サ直下のそれよりも小さい多層構造を残し、かつ、活性
層で発生する光を吸収する層を、前記リアクティブ・イ
オン・ビームエッチングにより処理された、活性層に近
い部分に形成することができる。
【0016】以下に図1を参照して、本発明の第1の実
施例を説明する。本実施例の半導体レーザは、図1に示
すように(100)n型GaAs基板1上に、n型Al
0.38Ga0.62Asクラッド層2を1μm、GaAs/A
lGaAs系量子井戸活性層とAlGaAs系光ガイド
層からなるSCH構造3を有し、さらにp型Al0.38
0.62Asクラッド層4を1.5μm、p型GaAsキ
ャップ層5を0.5μm有し、メサストライプ部以外は
活性層の上部にp型クラッド層4を0.1〜0.3μm
をのこしてn型GaInP電流ブロック層6及びn型G
aAs層7で順次埋め込まれて成り、これらの層構造の
両側にp型電極7、n型電極8を設けた構造を持つ。
【0017】以下に図2を参照して、本発明の第2の実
施例を説明する。本実施例の半導体レーザは、図2に示
すように(100)n型GaAs基板1上に、n型Al
0.38Ga0.62Asクラッド層2を1μm、InGaAs
/AlGaAs系歪量子井戸活性層(発光波長950n
m相当)とGaAs/AlGaAs系光ガイド層からな
るSCH構造10を有し、さらにp型Al0.38Ga0.62
Asクラッド層4を1.5μm、p型GaAsキャップ
層5を0.5μm有し、メサストライプ部以外は活性層
の上部にp型クラッド層4を0.1〜0.3μmをのこ
して(100)n型GaInP電流ブロック層6及び不
純物濃度が1×1019cm-3以上である高濃度n型Ga
As層11で順次埋め込まれて成り、これらの層構造の
両側にp型電極7、n型電極8を設けた構造を持つ。
【0018】以下に図3を参照して、本発明の第3の実
施例を説明する。本実施例の半導体レーザは、図3に示
すように(100)n型GaAs基板1上に、n型Al
0.38Ga0.62Asクラッド層2を1μm、InGaAs
/AlGaAs系量子井戸活性層とGaAs/AlGa
As系光ガイド層からなるSCH構造10を有し、さら
にp型Al0.38Ga0.62Asクラッド層4を1.5μ
m、p型GaAsキャップ層5を0.5μm有し、メサ
ストライプ部以外は活性層の上部にp型クラッド層4を
0.1〜0.3μmをのこしてn型GaInP電流ブロ
ック層6,前記SCH構造10に含まれる歪量子井戸層
のIn組成よりも高いIn組成を持つInGaAs60
ÅとGaAs60Åが交互に3層ずつ積層されてなるI
nGaAs/GaAs歪超格子層12、及び不純物濃度
が1×1019cm-3以上である高濃度n型GaAs層1
1で順次埋め込まれて成り、これらの層構造の両側にp
型電極7、n型電極8を設けた構造を持つ。
【0019】以下に図4を参照して、本発明の第4の実
施例を説明する。本実施例の半導体レーザは、図4に示
すように(100)n型GaAs基板1上に、n型Al
0.38Ga0.62Asクラッド層2を1μm、GaAs/A
lGaAs系量子井戸活性層とAlGaAs系光ガイド
層からなるSCH構造3を有し、さらにp型Al0.38
0.62Asクラッド層4を1.5μm、p型GaAsキ
ャップ層5を0.5μm有し、逆メサストライプの側部
近傍がn型GaInP電流ブロック層6で埋め込まれて
成り、さらにその周辺部である0.1〜0.3μmの厚
さに残されたp型クラッド層4の上がn型GaAs層7
で埋め込まれて成り、これらの層構造の両側にp型電極
7、n型電極8を設けた構造を持つ。このとき、前記G
aAs/AlGaAs系量子井戸活性層とAlGaAs
光ガイド層からなるSCH構造3の代わりにInGaA
s/AlGaAs系量子井戸活性層とGaAs/AlG
aAs系光ガイド層からなるSCH構造10が、前記n
型GaAs層7の代わりに不純物濃度が1×1019cm
-3以上である高濃度n型GaAs層11または前記SC
H構造10に含まれる歪量子井戸層のIn組成よりも高
いIn組成を持つInGaAs60ÅとGaAs60Å
が交互に3層ずつ積層されてなるInGaAs/GaA
s歪超格子層12および不純物濃度が1×1019cm-3
以上である高濃度n型GaAs層11の多層構造が置き
代わった構造もまた、本発明の実施例となりうる。
【0020】以下に図5を参照して、本発明の第5の実
施例を説明する。本実施例の半導体レーザの製造方法
は、まず(100)n型GaAs基板1上に、MOVP
E結晶成長技術により、n型Al0.38Ga0.62Asクラ
ッド層2を1μm、GaAs/AlGaAs系量子井戸
活性層とAlGaAs光ガイド層からなるSCH構造
3、さらにp型Al0.38Ga0.62Asクラッド層4を
1.5μm、p型GaAsキャップ層5を0.5μm順
次形成した後、スパッタ技術、フォトリソグラフィ技術
および沸酸系エッチングにより、エピ成長面上に(01
1)方向に並行なストライプ状のSiO2 膜13を形成
する(図5(a)参照)。
【0021】次に、アンモニア系エッチングおよび燐酸
系エッチングにより、逆メサ状の構造を形成した後、M
OVPE結晶成長技術、特に70torrの減圧下にお
ける選択成長技術により、SiO2 膜13をマスクとし
てn型Ga0.5In0.5P電流ブロック層6を2μmの厚
さに成長する。このとき、n型Ga0.5In0.5P電流ブ
ロック層6はメサ形成時にサイドエッチングにより除去
された部分、つまりSiO2 膜のエッジからおよそ2μ
mにわたる部分の下部にも埋め込まれている(図5
(b)参照)。
【0022】リアクティブ・イオン・ビーム・エッチン
グ技術により、SiO2 膜13をマスクとしてp型クラ
ッド層4に達する深さまでn型Ga0.5In0.5P層6の
一部を除去する(図5(c)参照)。
【0023】さらに、化学エッチング技術によりn型G
aInP電流ブロック層6の一部をメサのくびれ部から
0.5μm近傍を残して除去した後、SiO2 膜13を
マスクとしてn型GaAs層7をMOVPE結晶成長技
術により2μmの厚さに成長して得られた層構造の両端
にp型電極8、n型電極9を設けることにより、本実施
例の製造方法による半導体レーザが完成する(図5
(d))。このとき、前記GaAs/AlGaAs系量
子井戸活性層とAlGaAs光ガイド層からなるSCH
構造3の代わりにInGaAs/AlGaAs系量子井
戸活性層とGaAs/AlGaAs系光ガイド層からな
るSCH構造10を成長する場合は、前記n型GaAs
層7の代わりに、不純物濃度が1×1019cm-3以上で
ある高濃度n型GaAs層11、または前記SCH構造
10に含まれる歪量子井戸層のIn組成よりも高いIn
組成を持つInGaAs60ÅとGaAs60Åが交互
に3層ずつ積層されてなるInGaAs/GaAs歪超
格子層12および不純物濃度が1×1019cm-3以上で
ある高濃度n型GaAs層11の多層構造を成長するこ
とによっても本実施例の製造方法による半導体レーザが
完成する。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、高出力動作時の水平基
本横モード発振が安定なGaAs/AlGaAs系の高
出力半導体レーザを得ることができる。
【0025】また、本発明によれば、高出力動作時の水
平基本横モード発振が安定なInGaAs/AlGaA
s歪系の高出力半導体レーザを得ることができる。
【0026】また、本発明によれば、高出力動作時の水
平基本横モード発振が安定なGaAs/AlGaAs
系、またはInGaAs/AlGaAs歪系の高出力半
導体レーザの製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の半導体レーザの構造を
概略的に示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例の半導体レーザの構造を
概略的に示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例の半導体レーザの構造を
概略的に示す図である。
【図4】本発明の第4の実施例の半導体レーザの構造を
概略的に示す図である。
【図5】本発明の第5の半導体レーザの製造方法の実施
例を概略的に示す図である。
【図6】従来の半導体レーザの構造を概略的に示す図で
ある。
【符号の説明】
1 (100)n型半導体基板 2 n型Al0.38Ga0.62Asクラッド層 3 GaAs/AlGaAs系量子井戸活性層+Al
GaAs系光ガイド層 4 p型Al0.38Ga0.38Asクラッド層 5 p型GaAsキャップ層 6 n型Ga0.5In0.5P電流ブロック層 7 n型GaAs層 8 p型電極 9 n型電極s量子井戸活性層 10 InGaAs/AlGaAs系歪量子井戸活性
層+AlGaAs/GaAs系光ガイド層 11 高濃度n型GaAs層 12 InGaAs/GaAs歪超格子層 13 SiO2 膜 22 n型Al0.5Ga0.5Asクラッド層 23 InGaAs単一量子井戸+AlGaAs−G
RIN光ガイド構造 24 p型Al0.5Ga0.5Asクラッド層 25 SiO2

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板上にAl組成0.4以下の
    第1導電型クラッド層、光ガイド層に挟まれて成る単一
    または多重量子井戸活性層、Al組成0.4以下の第2
    導電型クラッド層が順次に形成されてなるダブルヘテロ
    構造を内包する多層積層構造をもつGaAs/AlGa
    As系量子井戸半導体レーザにおいて、前記第2導電型
    クラッド層がメサストライプの形状を残して前記活性層
    まで達しない深さに選択的に除去されており、前記除去
    された部分が第1導電型Ga0. 5In0.5P電流ブロック
    層及び第1導電型GaAs層で順次に埋め込まれてなる
    半導体レーザ。
  2. 【請求項2】 GaAs基板上にAl組成0.4以下の
    第1導電型クラッド層、光ガイド層に挟まれて成る単一
    または多重のInGaAs歪量子井戸活性層、Al組成
    0.4以下の第2導電型クラッド層が順次に形成されて
    なるダブルヘテロ構造を内包する多層積層構造をもつI
    nGaAs/AlGaAs系歪量子井戸半導体レーザに
    おいて、前記第2導電型クラッド層がメサストライプの
    形状を残して前記活性層まで達しない深さに選択的に除
    去されており、前記除去された部分が第1導電型Ga
    0.5In0.5P電流ブロック層及び不純物濃度1×1019
    cm-3以上の第1導電型GaAs層で順次に埋め込まれ
    てなる半導体レーザ。
  3. 【請求項3】 第2導電型クラッド層の選択的に除去さ
    れた部分に埋め込まれた第1導電型Ga0.5In0.5P電
    流ブロック層と第1導電GaAs層の間に、歪量子井戸
    活性層のIn組成よりも大きいIn組成を有するInG
    aAs層とGaAs層からなる歪超格子層が挿入されて
    なる請求項1または2に記載の半導体レーザ。
  4. 【請求項4】 第2導電型クラッド層が逆メサ状に選択
    的に除去された部分に埋め込まれた第1導電型Ga0.5
    In0.5P電流ブロック層がメサストライプの近傍を残
    して除去されてなる構造を有する請求項1、2又は3に
    記載の半導体レーザ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体レーザの製造方
    法において、SiO 2 マスクを用いたウェットエッチン
    グ技術により第2導電型クラッド層を逆メサ状に除去す
    る工程及び前記SiO2 マスクを用いた有機金属気相成
    長によりGa0.5In0.5P電流ブロック層をメサ側部に
    選択的に成長する工程の後、前記SiO2 をマスクとす
    るリアクティブ・イオン・ビームエッチング技術により
    前記SiO2 マスク直下に含まれる部分を残して前記G
    0.5In0.5P電流ブロック層を除去する工程を含む半
    導体レーザの製造方法。
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