JP2712112B2 - 作業プラツトホームを支持するための折り畳み可能なリンク棒 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として水平の運動平面上で作業プラット
ホームを旋回させる回転台を含む、作業プラットホーム
を上下させるピボットで懸垂されたリンク棒からなる、
移動フレーム上に配置する折り畳み可能なリンク棒シス
テムに関する。

去年の間、この種のリンク棒システムは多くの異なる
分野、なかでもビルディングおよび設備の取り付けおよ
び維持のために使用されてきている。１つの特別の仕事
は航空機のを除氷であった。この場合において、リンク
棒システムは除氷装置を有するキャリッジ上に配置され
ており、そして除氷媒質を噴霧するために利用される。

本発明の目的は、仕事、例えば、離陸直前の航空機を
除氷する仕事の特に迅速な達成と組み合わせた、大きい
運動性を要求する仕事のために、有利に使用することが
できる、すぐれた操縦性を特徴とするリンク棒システム
を提供することである。

本発明よれば、この目的は、回転台は二本のリンク棒
の間の持続を構成し、前記リンク棒は互いに連続して配
置されており、ここで回転台の１つの部分は第１リンク
棒の自由端に連結されており、前記リンク棒は主として
移動フレームの中線より上に配置されそしてその反対の
端において主として垂直面上で旋回棒システムの旋回面
上に向けられた旋回棒システムへピボット連結されてお
り、そして第２リンク棒は、また、主として垂直面上で
旋回し、回転台の他の部分に連結されており、そしてそ
の他端において作業プラットホームに連結されているこ
と、および２本のリンク棒はそれらの旋回装置の各々に
より旋回し、旋回装置は、それぞれ、移動フレームおよ
び旋回棒システム上に支持されていること、および旋回
棒システムの旋回運動を前記第１リンク棒に伝えること
ができ、ここで前記リンク棒自由端はリンク棒の端位置
の１つにおいてこの端と交差する線に従うか、あるいは
なおそれに近接しておりそして、同時に、旋回棒システ
ムの回転台は主として水平位置に保持されているという
事実によって達成される。

開示する種類の既知のリンク棒システムと異なり、回
転台は、こうして、もはや構造体の一番下のアンカ−部
分、例えば、二本の前述のリンク棒を支持する部分、を
構成いないが、前記第２リンク棒を前記第１リンク棒と
可動的に接続する中間のリンクを構成する。それは第１
リンク棒のみを上下にピボットするようにさせることが
必要であるが、また、すなわち、移動フレームで回転可
能にアンカーしないことを意味する。これにより、作業
プラットホームを横に動かさなくてはならないとき、動
かさなくてはならない質量は減少する。横の運動は、第
１リンク棒の自由端に配置された回転台のみを旋回する
ことによって達成することができ、これにより第２リン
ク棒は横に旋回される。

前記第１リンク棒の上下の旋回に依存しないで、簡単
な方法で第２リンク棒の上下の運動を制御することがで
きる。このことは、実際に、システムは、航空機を除氷
するとき、高さを調節することによって異なる大きさの
航空機を収容することができそして、同時に、エンジン
からの必要な距離が保持される。作業プラットホームの
全面は、同時に、加工すべき物体に面して保持すること
ができ、ここでこの目的に重い質量を動かさなくてす
む。

第１リンク棒は主として移動フレームのほぼ中線より
上に配置されるので、リンク棒システムのより重い要素
は中線より上に保持されるので、すぐれた安定性が保証
される。仕事の間、小さい質量の第２リンク棒重い作業
プラットホームのみを車両の車ベース上で動かす。

航空機の除氷にかんがみて、本発明によるシステムは
特定の実質的な利点を発生し、除氷を目的とする噴霧媒
質を、移動フレームから作業プラットホームへ供給する
ために必要な供給導管は、リンク棒システムの機能がシ
ステムのリンク棒の長さの変化に基づかないので、簡単
な、こうして信頼すべき構造を取ることができる。

本発明による折り畳み可能なリンク棒システムの１つ
の実施態様を、添付図面を参照しながら、下に詳述す
る。

第１図は、移動フレーム上に取り付けられそして部分
的に移送位置にありかつ作業位置にある、本発明による
リンク棒システムの１つの実施態様を示す。

第２図は、上から見た作業位置にある同一の実施態様
を示す。

第３図は、側面から見た、システムの鎖駆動装置をも
つ回転台を拡大して示す。

第４図は、上から見た、第３図による台を示す。

本発明を航空機を除氷することを意図する車両に関し
て説明する。一般に、このような除氷は航空機の離陸直
前に実施される。

車両は除氷媒質を噴霧するための特定しないシステム
を含有するエンジンハウジング12からなる。分離は作業
プラットホーム14から実施する。そのプラットホームを
他の仕事、例えば、補修の達成に使用することができる
であろう。

リンク棒システムは、２つのリンク棒16および18から
なり、これらは互いに連続してかつ互いに接続された回
転台20により配置されており、ここで前記台の第１部分
22は最もしたのリンク棒16の外側自由端にヒンジ支承ら
れており、そしてその第２部分24は第２リンク棒18の下
端にヒンジ支承されている。

一番下のリンク棒16は旋回棒システムをもつ垂直面で
ピボットで取り付けられており、旋回棒システムは１対
の平行の棒26および28および制御レバー30から成り、制
御レバーはエンジンハウジング12の屋根に取り付けられ
ていて、システムおよびリンク棒16は主として車両10の
中線より上に配置されている。

アンカーは２つのアームの旋回アーム32からなり、こ
れらはジャーナル34によりリンク棒16の下端および平行
棒26の突起する端の両者とピボットで接続されている。
エンジンハウジング12との平行棒26のピボットのアンカ
ーは36で表示されている。１端38において、平行棒28は
旋回アーム32の左アームとピボットで接続されており、
そしてその他端40において、それはエンジンハウジング
12とピボットで取り付けられている。アンカーの制御レ
バー30は、その１端42において、リンク棒16と、後者の
下端からある距離でピボットで接続されており、そして
ベッド44によりエンジンハウジング12に取り付けられて
いる。

ベッド46により、回転台20は第１図の図面におけるリ
ンク棒16の外側端とピボットで接続されている。ベッド
50により、制御レバー48は、その１端において、回転台
20とピボットで接続されており、そしてその他端におい
て、ベッド52により、旋回アーム32の剛性アームとピボ
ットで接続されている。

リンク棒16は、また、エンジンハウジング12の屋根上
に配置されている液圧ピストン駆動装置54により上下に
旋回することができる。ベベルエッジ56および58によ
り、駆動装置54は、それぞれ、リンク棒16およびエンジ
ンハウジング12の屋根と接続している。

図面からさらに明らかなように、旋回棒システムの棒
26、28、30の長さ比率および、それぞれ、リンク棒16お
よびエンジンハウジング12とのそれらのピボットで接続
の配置は、液圧ピストン駆動装置54の作動によるリンク
棒16の上向きの旋回が図面の底において左側に示す移送
位置から回転台20をほぼ垂直に持ち上げるような方法選
択され、ここでリンク棒16はエンジンハウジング12の屋
根に沿った横たわる位置に、図面の上部に示す作業位置
に旋回する。この位置において、システムのすべてのよ
り重い要素、すなわち、旋回棒システム26、27、30、リ
ンク棒16および回転台20は車両10の中線よりなお上であ
り、すぐれたバランスを与え、こうして車両10のための
すぐれた操縦性を与える。

この配置により、液圧ピストン駆動装置54は排出され
ている間旋回運動によりわずかに左側にリンク棒16の一
番下のアンカー26、27、30を引く。同時に、旋回アーム
32は時計回りと反対方向に回転し、こうして、制御レバ
ーおよびベッドを経て、回転台20を水平位置に保持す
る。

回転台20は、リンク棒16とピボットで接続された部分
22、および部分22に関してそれにピボットでありかつ平
行であり、そしてそれにリンク棒18の一番近い端がピボ
ットで接続されている部分24からなる。作業プラットホ
ーム14はそのリンク棒のその外側端にヒンジ支承されて
いる。

すべてのこれらの接続は、作業プラットホーム14が上
に述べた移送位置から作業位置へおよびその逆に旋回す
ることができるような形状である。作業位置において、
作業プラットホーム14は、第２図に示すように、さらに
旋回することができる。

水平面上で旋回することができるために、回転台20
は、示す実施態様において、鎖駆動装置を有し、この鎖
駆動装置はエンドレスの二本の鎖60の形状であり、台の
部分22中に埋め込まれた鎖車62および台の部分24がまた
配置されている駆動軸66上に位置する鎖車64のまわりに
導かれる。鎖駆動装置は２つのピストン駆動装置により
駆動され、駆動装置は部分22上に位置しかつ二本の鎖60
のそれぞれの部分に連結されている２つのピストンシリ
ンダ66および68から成る。共通の弁（これは図示されて
おらず、そして好ましくは作業プラットホーム14上に配
置されている）により、シリンダ66および68は反対の方
法で操作するように操縦される。シリンダのストローク
の長さは、旋回運動の程度の限界を形成する。

上から明らかなように、例えば、航空機の高さにより
決定される、作業高さの調節はリンク棒16を持ち上げる
ことによって実施される。たいていの場合において、リ
ンク棒16を単一の開始位置に上昇させ、そしてその位置
から、作業プラットホーム14を回転台20およびリンク棒
18により正しい作業位置に最終的に駆動することができ
る。なぜなら、リンク棒18は、また、垂直面上で液圧ピ
ストン駆動装置70によりピボットし、液圧ピストン駆動
装置は接続棒77により回転台の部分24中に埋め込まれて
いるからである。全体のリンク棒システムの他の部分と
比較して、これらの要素は僅かの質量をもつ。作業プラ
ットホーム14とリンク棒18との間のリンク接続は、プラ
ットホームがいずれの時間においても正しい作業位置に
あることを保証する。

鎖ピストン駆動機構の代わりに、歯車のシステムを使
用することができる。

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】車両本体に対して作業プラットホームを昇
   降させるための、操作可能な車両本体の折り畳み可能な
   リンク棒システムにおいて、 （ａ）垂直平面内において共に旋回可能であり、相互に
   延長部に配置された、相互連結され旋回可能であるリン
   ク棒と、 （ｂ）最も外側のリンク棒の外側端に旋回可能に連結さ
   れた作業プラットホームと、 （ｃ）主水平移動平面において該作業プラットホームを
   旋回させるようになっている回転台とを具備し、 （ｄ）該回転台が、中間リンク棒の外側端に連結されて
   おり、該中間リンク棒が該車両本体の長手方向中心線の
   上方に配置されており、該中間リンク棒が、その対抗し
   た内側端において、該車両本体に支持されている旋回棒
   システムに連結されており、 （ｅ）更に、該中間リンク棒の該外側端が、該中間リン
   ク棒の端部位置の１つにおいてこの端部と交差する線に
   従うように、該中間リンク棒に垂直平面内に旋回運動を
   与える手段と、主水平位置に該回転台を保つための手段
   とを具備し、 （ｆ）該回転台が、該最も外側のリンク棒の該内側の端
   部と該中間リンク棒の該外側端部との間の連結部を構成
   しており、 （ｇ）該作業プラットホームが、運転席を含む車両の端
   部の上方の領域において昇降するように、配置されてい
   ることを特徴とする折り畳み可能なリンク棒システム。
2. 【請求項２】該旋回棒システム（26,28,32）が二本の平
   行棒（26、28）を備えており、 該平行棒が、２つのアームの旋回アーム（32）に連結さ
   れており、 該旋回アーム（32）が、該中間リンク棒（16）の該内側
   端に、それぞれ、その回転ヘッドおよび１つの自由端に
   おいて連結されており、 該旋回アーム（32）の第２のアームが、該回転台（20）
   にリンク接続されており、そしてその他のリンク棒（3
   0）はリンク棒（16）に旋回アーム（32）からある距離
   で連結されそして、該平行棒に関して、リンク棒の旋回
   の間、該リンク棒の自由端に主として垂直の上向きの旋
   回運動を伝えるような長さを有する請求の範囲第１項記
   載のシステム。