JP2711686B2 - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置Info
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- JP2711686B2 JP2711686B2 JP22289488A JP22289488A JP2711686B2 JP 2711686 B2 JP2711686 B2 JP 2711686B2 JP 22289488 A JP22289488 A JP 22289488A JP 22289488 A JP22289488 A JP 22289488A JP 2711686 B2 JP2711686 B2 JP 2711686B2
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- electric power
- power steering
- steering
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動パワーステアリング装置に関し、更に詳
述すれば操舵輪の操舵力を解放した場合に、操舵輪の戻
り動作が良い電動パワーステアリング装置を提案するも
のである。
述すれば操舵輪の操舵力を解放した場合に、操舵輪の戻
り動作が良い電動パワーステアリング装置を提案するも
のである。
〔従来の技術〕 自動車の如き車輌が停止しているとき、又は低速走行
しているときに操舵輪を操作するには大きい操舵力を必
要とする。それ故、運転者の操舵力を軽減すべく、電動
機により操舵力を補助する電動パワーステアリング装置
が知られている（特開昭59−70257号）。
しているときに操舵輪を操作するには大きい操舵力を必
要とする。それ故、運転者の操舵力を軽減すべく、電動
機により操舵力を補助する電動パワーステアリング装置
が知られている（特開昭59−70257号）。
このような操舵力を補助する電動機は、固定子の永久
磁石を用いた直流電動機を使用しており、その直流電動
機は操舵力により作用したトルクに応じて回転子の回転
子巻線にチョッパ電流を流して駆動されるようになって
いる。
磁石を用いた直流電動機を使用しており、その直流電動
機は操舵力により作用したトルクに応じて回転子の回転
子巻線にチョッパ電流を流して駆動されるようになって
いる。
前述したように、操舵力を補助するための電動機は、
その固定子に永久磁石を用いているために回転子巻線に
電流が流れていない状態でも回転子と回転子との間に常
に磁力が作用している。したがって、操舵輪の操舵力を
解放した場合に、自己復元力により操舵輪が逆回転する
ときには磁力による影響をうけて操舵輪の戻り動作が鈍
く、車輌の操舵性能が劣るという問題がある。
その固定子に永久磁石を用いているために回転子巻線に
電流が流れていない状態でも回転子と回転子との間に常
に磁力が作用している。したがって、操舵輪の操舵力を
解放した場合に、自己復元力により操舵輪が逆回転する
ときには磁力による影響をうけて操舵輪の戻り動作が鈍
く、車輌の操舵性能が劣るという問題がある。
本発明は斯かる問題に鑑み、操舵輪の操舵力を解放し
た場合には、自己復元力により操舵輪が素早く逆回転
し、その戻り動作が良好な電動パワーステアリング装置
を提供することを目的とする。
た場合には、自己復元力により操舵輪が素早く逆回転
し、その戻り動作が良好な電動パワーステアリング装置
を提供することを目的とする。
本発明に係る電動パワーステアリング装置は、特許請
求の範囲に記載の操舵輪の操舵力を電動機により補助す
べく構成してある電動パワーステアリング装置におい
て、前記電動機に界磁巻線を有する電動機を用いてお
り、操舵力により生じるトルクを検出した検出トルクが
その不感帯域にある場合に前記界磁巻線の電流を消滅す
べく構成したことを特徴とする。
求の範囲に記載の操舵輪の操舵力を電動機により補助す
べく構成してある電動パワーステアリング装置におい
て、前記電動機に界磁巻線を有する電動機を用いてお
り、操舵力により生じるトルクを検出した検出トルクが
その不感帯域にある場合に前記界磁巻線の電流を消滅す
べく構成したことを特徴とする。
操舵輪に操舵力を与えると、その操舵力より生じるト
ルクに応じて電動機の回転子の回転子巻線及び固定子の
界磁巻線に電流が流れて電動機が駆動する。電動機によ
り操舵力が補助される。トルクを検出した検出トルクが
不感帯域に達すると界磁巻線の電流が消滅する。
ルクに応じて電動機の回転子の回転子巻線及び固定子の
界磁巻線に電流が流れて電動機が駆動する。電動機によ
り操舵力が補助される。トルクを検出した検出トルクが
不感帯域に達すると界磁巻線の電流が消滅する。
これにより、操舵力を解放した場合は回転子と固定子
との間に磁力が生じない。
との間に磁力が生じない。
以下本発明のその実施例を示す図面により詳述する。
第１図は本発明に係る電動パワーステアリング装置の
要部ブロック図である。図示しない操舵輪を操作した場
合にその操舵軸に作用するトルクを検出するトルクセン
サ１の検出トルク信号ST,車輌の走行速度を検出する車
速センサ２の車速信号SS及び車輌のエンジンの動作状態
を検出するエンジンセンサ３のエンジン動作信号SEがと
もにインタフェイス４の入力されている。このインタフ
ェイス４の出力は図示しないマイクロコンピュータ及び
メモリ等からなる制御部５へ入力されている。制御部５
が出力する回転方向指示信号SRは回転方向切換回路６へ
与えられており、方向切換回路６の出力側は電動機７の
固定子たる界磁巻線7aと接続されている。一方の電流指
示信号SIはチョッパ回路８へ与えられており、その出力
側をエミッタ接地のスイッチングトランジスタ９のベー
スと接続されている。前記電動機７の回転子たる回転子
捲線7bの一側はスイッチ10を介してバッテリ11と接続さ
れており、他側は前記スイッチングトランジスタ９のコ
レクタと接続されている。
要部ブロック図である。図示しない操舵輪を操作した場
合にその操舵軸に作用するトルクを検出するトルクセン
サ１の検出トルク信号ST,車輌の走行速度を検出する車
速センサ２の車速信号SS及び車輌のエンジンの動作状態
を検出するエンジンセンサ３のエンジン動作信号SEがと
もにインタフェイス４の入力されている。このインタフ
ェイス４の出力は図示しないマイクロコンピュータ及び
メモリ等からなる制御部５へ入力されている。制御部５
が出力する回転方向指示信号SRは回転方向切換回路６へ
与えられており、方向切換回路６の出力側は電動機７の
固定子たる界磁巻線7aと接続されている。一方の電流指
示信号SIはチョッパ回路８へ与えられており、その出力
側をエミッタ接地のスイッチングトランジスタ９のベー
スと接続されている。前記電動機７の回転子たる回転子
捲線7bの一側はスイッチ10を介してバッテリ11と接続さ
れており、他側は前記スイッチングトランジスタ９のコ
レクタと接続されている。
次に、このように構成した電動パワーステアリング装
置の動作を第１図及び第２図により説明する。第２図は
制御部の制御手順を示すフローチャートである。
置の動作を第１図及び第２図により説明する。第２図は
制御部の制御手順を示すフローチャートである。
いま、図示しないエンジンを始動させるとエンジンセ
ンサ３がエンジン動作信号SEを出力する。また車輌を走
行させると車速センサ２が車速を検出して車速信号SSを
出力する。これらのエンジン動作信号SE及び車速信号SS
はインタフェイス４を介して制御部５へ入力される。ま
た図示しない操舵輪を操作して操舵軸にトルクが発生す
ると、トルクセンサ１が検出し、そのトルクに相応する
トルク信号STを出力する。このトルク信号STはインタフ
ェイス４を介して制御部５へ入力される。
ンサ３がエンジン動作信号SEを出力する。また車輌を走
行させると車速センサ２が車速を検出して車速信号SSを
出力する。これらのエンジン動作信号SE及び車速信号SS
はインタフェイス４を介して制御部５へ入力される。ま
た図示しない操舵輪を操作して操舵軸にトルクが発生す
ると、トルクセンサ１が検出し、そのトルクに相応する
トルク信号STを出力する。このトルク信号STはインタフ
ェイス４を介して制御部５へ入力される。
制御部５は、入力されたトルク信号STによりトルクを
読込み（S1）、続いて車速信号SSにより車速を読込む
（S2）。そして、車速に応じてトルクの不感帯域が設定
されているテーブルを参照（S3）した後、検出トルクが
不感帯域にあるか否かを判断する（S4）。
読込み（S1）、続いて車速信号SSにより車速を読込む
（S2）。そして、車速に応じてトルクの不感帯域が設定
されているテーブルを参照（S3）した後、検出トルクが
不感帯域にあるか否かを判断する（S4）。
即ち、テーブルには車速が速い場合にトルクの不感帯
域が広く、遅い場合には狭く設定されており、走行速度
が増すにしたがい検出トルクに対し電動機が駆動される
機械が少なくなるようにして走行時の安定性を高めるよ
うになっている。そしてテーブルを参照して検出トルク
が不感帯域外にあると、制御部５はトルクの極性に対応
する回転方向指示信号SRを出力して方向切換回路８へ与
える。それにより発生しているトルクに相応し方向切換
回路８は操舵力を補助すべき方向の電流を電動機７の界
磁巻線7aへ流す（S5）とともに、電流指示信号S1を出力
してチョッパ回路８へ与え、この出力によりスイッチン
グトランジスタ９をスイッチング動作させる。それによ
りバッテリ11からスイッチ10を介して回転子の回転子巻
線7aにチョッパ電流を流し（S6）、電動機７が回転駆動
して操舵輪を操作している操舵力を補助することにな
る。
域が広く、遅い場合には狭く設定されており、走行速度
が増すにしたがい検出トルクに対し電動機が駆動される
機械が少なくなるようにして走行時の安定性を高めるよ
うになっている。そしてテーブルを参照して検出トルク
が不感帯域外にあると、制御部５はトルクの極性に対応
する回転方向指示信号SRを出力して方向切換回路８へ与
える。それにより発生しているトルクに相応し方向切換
回路８は操舵力を補助すべき方向の電流を電動機７の界
磁巻線7aへ流す（S5）とともに、電流指示信号S1を出力
してチョッパ回路８へ与え、この出力によりスイッチン
グトランジスタ９をスイッチング動作させる。それによ
りバッテリ11からスイッチ10を介して回転子の回転子巻
線7aにチョッパ電流を流し（S6）、電動機７が回転駆動
して操舵輪を操作している操舵力を補助することにな
る。
しかるに、操舵輪の操舵力を解放した場合には、発生
していたトルクが消滅して、ステップ（S4）において検
出トルクが不感帯域である場合には制御部５は回転方向
指示信号SRを出力せず、界磁巻線7aの電流を遮断する
（S7）。また制御部５は電流指示信号SIを出力せずスイ
ッチングトランジスタ９のスイッチング動作を停止して
回転子巻線7bに流れる電流が遮断する（S8）。それ故、
界磁巻線7aを設けた固定子と回転子巻線7bを設けた回転
子との間に磁力が生じない。
していたトルクが消滅して、ステップ（S4）において検
出トルクが不感帯域である場合には制御部５は回転方向
指示信号SRを出力せず、界磁巻線7aの電流を遮断する
（S7）。また制御部５は電流指示信号SIを出力せずスイ
ッチングトランジスタ９のスイッチング動作を停止して
回転子巻線7bに流れる電流が遮断する（S8）。それ故、
界磁巻線7aを設けた固定子と回転子巻線7bを設けた回転
子との間に磁力が生じない。
したがって、操舵輪の操舵力を解放する等して作用し
ていたトルクが消滅した場合には、電動機７における磁
力の影響をうけず自己復元力により操舵輪は素早く逆回
転して良好な戻り動作をすることになって、優ぐれた操
舵性能を発揮させることができる。
ていたトルクが消滅した場合には、電動機７における磁
力の影響をうけず自己復元力により操舵輪は素早く逆回
転して良好な戻り動作をすることになって、優ぐれた操
舵性能を発揮させることができる。
以上詳述したように、本発明によれば操舵輪の操舵力
を解放する等して検出したトルクがトルクの不感帯域に
ある場合、即ちトルクが小さい範囲にある状態で界磁電
流を消滅させることで電動機の固定子と回転子との間に
磁力が生じないから、操舵輪の戻り特性が大幅に改善さ
れ、操舵性能が優れた電動パワーステアリング装置を提
供できる優れた効果を奏する。
を解放する等して検出したトルクがトルクの不感帯域に
ある場合、即ちトルクが小さい範囲にある状態で界磁電
流を消滅させることで電動機の固定子と回転子との間に
磁力が生じないから、操舵輪の戻り特性が大幅に改善さ
れ、操舵性能が優れた電動パワーステアリング装置を提
供できる優れた効果を奏する。
第１図は本発明に係る電動パワーステアリング装置の要
部ブロック図、第２図は制御部の制御手段を示すフロー
チャートである。 １…トルクセンサ、２…車速センサ、５…制御部、７…
電動機、7a…界磁巻線、7b…回転子巻線、９…スイッチ
ングトランジスタ、11…バッテリ
部ブロック図、第２図は制御部の制御手段を示すフロー
チャートである。 １…トルクセンサ、２…車速センサ、５…制御部、７…
電動機、7a…界磁巻線、7b…回転子巻線、９…スイッチ
ングトランジスタ、11…バッテリ
Claims (1)
- 【請求項１】操舵輪の操舵力を電動機により補助すべく
構成してある電動パワーステアリング装置において、 前記電動機に界磁巻線を有する電動機を用いており、操
舵力により生じるトルクを検出した検出トルクがその不
感帯域にある場合に前記界磁巻線の電流を消滅すべく構
成してあることを特徴とする電動パワーステアリング装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22289488A JP2711686B2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22289488A JP2711686B2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0270574A JPH0270574A (ja) | 1990-03-09 |
| JP2711686B2 true JP2711686B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16789532
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22289488A Expired - Fee Related JP2711686B2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2711686B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60197464A (ja) * | 1984-03-22 | 1985-10-05 | Nippon Seiko Kk | 電動式パワ−ステアリング装置 |
| JPS62218278A (ja) * | 1986-03-19 | 1987-09-25 | Mitsubishi Electric Corp | モ−タ駆動式パワ−ステアリング制御装置 |
-
1988
- 1988-09-06 JP JP22289488A patent/JP2711686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0270574A (ja) | 1990-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |