JP2711433B2 - 磁石ホルダ - Google Patents
磁石ホルダInfo
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- JP2711433B2 JP2711433B2 JP17010794A JP17010794A JP2711433B2 JP 2711433 B2 JP2711433 B2 JP 2711433B2 JP 17010794 A JP17010794 A JP 17010794A JP 17010794 A JP17010794 A JP 17010794A JP 2711433 B2 JP2711433 B2 JP 2711433B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁石ホルダに係わり、
更に詳しくは、磁力による吸着、非吸着を切換可能な磁
石ホルダに関する。
更に詳しくは、磁力による吸着、非吸着を切換可能な磁
石ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、従来から磁力による吸着、
非吸着を切換可能な磁石ホルダが使用されている。具体
的には、特公昭60−46803号公報に開示された磁
石ホルダがある。
非吸着を切換可能な磁石ホルダが使用されている。具体
的には、特公昭60−46803号公報に開示された磁
石ホルダがある。
【0003】つまり、磁性材料から成る一対のケーシン
グと、当該一対のケーシング間に画成され、磁化部材が
収容されるべき円筒形状の磁石収容孔と、当該磁石収容
孔を挟んで対面し、上記一対のケーシング間に挟まれて
配置された非磁性材料から成る一対の非磁性部と、上記
磁石収容孔に収容された磁化部材の磁化方向によりその
面が励磁状態或は消磁状態となる磁力作用面とから成る
磁石ホルダ外枠部と、上記磁石ホルダ外枠部の磁石収容
孔に収容されると共に、この磁石収容孔5の直径方向に
磁化され、且つ上記磁石収容孔内でその軸線を中心とし
て回動可能に円筒形状に形成された永久磁石とから成
り、上記永久磁石の磁化方向が上記一対の非磁性部を結
ぶ方向に沿うような状態で上記永久磁石が磁石収容孔内
に位置しているとき、上記磁力作用面は消磁状態とな
り、上記永久磁石を90度回転させて上記永久磁石の磁
化方向が上記一対の非磁性部を結ぶ方向に直角となるよ
うな状態で上記永久磁石が磁力収容孔内に位置している
とき、上記磁力作用面は励磁状態となる磁石ホルダであ
る。
グと、当該一対のケーシング間に画成され、磁化部材が
収容されるべき円筒形状の磁石収容孔と、当該磁石収容
孔を挟んで対面し、上記一対のケーシング間に挟まれて
配置された非磁性材料から成る一対の非磁性部と、上記
磁石収容孔に収容された磁化部材の磁化方向によりその
面が励磁状態或は消磁状態となる磁力作用面とから成る
磁石ホルダ外枠部と、上記磁石ホルダ外枠部の磁石収容
孔に収容されると共に、この磁石収容孔5の直径方向に
磁化され、且つ上記磁石収容孔内でその軸線を中心とし
て回動可能に円筒形状に形成された永久磁石とから成
り、上記永久磁石の磁化方向が上記一対の非磁性部を結
ぶ方向に沿うような状態で上記永久磁石が磁石収容孔内
に位置しているとき、上記磁力作用面は消磁状態とな
り、上記永久磁石を90度回転させて上記永久磁石の磁
化方向が上記一対の非磁性部を結ぶ方向に直角となるよ
うな状態で上記永久磁石が磁力収容孔内に位置している
とき、上記磁力作用面は励磁状態となる磁石ホルダであ
る。
【0004】即ち、上記磁石ホルダの磁石収容孔内に
は、この磁石収容孔の大きさ、形に合った永久磁石が収
容されていた。
は、この磁石収容孔の大きさ、形に合った永久磁石が収
容されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、次の点に於て幾つかの不具合を有する。即ち、上記
磁石ホルダの磁石収容孔に収容される永久磁石に於て、
上記永久磁石は、上記磁石収容孔の空間を占有するだけ
の大きさを有していた。この為、(1)永久磁石自体が
磁石収容孔を占有するだけの比較的大きな大きさを有す
ることになり、永久磁石自体のコストが比較的多くかか
ってしまっていた。そして、(2)永久磁石自体の大き
さは、磁石収容孔の大きさにより決まってしまう為に、
上記磁力作用面に作用する磁力の大きさを異にする場合
には、上記永久磁石の大きさを異にする以外の他の要素
(例えば、磁石ホルダ外枠部の大きさや材料、永久磁石
の材料等)で異にせしめる必要があり、上記磁力作用面
に作用する磁力の大きさを容易に異にすることが難しか
った。
と、次の点に於て幾つかの不具合を有する。即ち、上記
磁石ホルダの磁石収容孔に収容される永久磁石に於て、
上記永久磁石は、上記磁石収容孔の空間を占有するだけ
の大きさを有していた。この為、(1)永久磁石自体が
磁石収容孔を占有するだけの比較的大きな大きさを有す
ることになり、永久磁石自体のコストが比較的多くかか
ってしまっていた。そして、(2)永久磁石自体の大き
さは、磁石収容孔の大きさにより決まってしまう為に、
上記磁力作用面に作用する磁力の大きさを異にする場合
には、上記永久磁石の大きさを異にする以外の他の要素
(例えば、磁石ホルダ外枠部の大きさや材料、永久磁石
の材料等)で異にせしめる必要があり、上記磁力作用面
に作用する磁力の大きさを容易に異にすることが難しか
った。
【0006】また、(3)上記永久磁石は、磁石収容孔
を占有するだけの大きさを有していた為に、磁石ホルダ
全体の体積の中でも比較的大きな体積を占めていた。そ
の為、上記磁石ホルダを落とす等外部からの衝撃が磁石
ホルダにかかった場合に、上記永久磁石に対して衝撃が
かかり易く、永久磁石が破損してしまう危険性が大きか
った。
を占有するだけの大きさを有していた為に、磁石ホルダ
全体の体積の中でも比較的大きな体積を占めていた。そ
の為、上記磁石ホルダを落とす等外部からの衝撃が磁石
ホルダにかかった場合に、上記永久磁石に対して衝撃が
かかり易く、永久磁石が破損してしまう危険性が大きか
った。
【0007】更に、(4)上記永久磁石は、上記磁石収
容孔の型(円筒形状)に合わせて成型しなければなら
ず、この成型が複雑であった。
容孔の型(円筒形状)に合わせて成型しなければなら
ず、この成型が複雑であった。
【0008】従って本発明の目的とする所は、(1)磁
石自体のコストが低減され、(2)磁力作用面に作用す
る磁力の大きさを容易に異にすることが可能であり、
(3)磁石ホルダに衝撃がかかったときに、永久磁石自
体にかかる衝撃が少なく、(4)永久磁石自体の成型が
容易な技術を提供するにある。
石自体のコストが低減され、(2)磁力作用面に作用す
る磁力の大きさを容易に異にすることが可能であり、
(3)磁石ホルダに衝撃がかかったときに、永久磁石自
体にかかる衝撃が少なく、(4)永久磁石自体の成型が
容易な技術を提供するにある。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上記目的を解決する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本発明
は、磁性材料から成る一対のケーシング2a、2bと、
当該一対のケーシング2a、2b間に画成され、磁化部
材が収容されるべき円筒形状の磁石収容孔5と、当該磁
石収容孔5を挟んで対面し、上記一対のケーシング2
a、2b間に挟まれて配置された非磁性材料から成る一
対の非磁性部6a、6bと、上記磁石収容孔5に収容さ
れた磁化部材の磁化方向Yによりその面が励磁状態或は
消磁状態となる磁力作用面7とから成る磁石ホルダ外枠
部2と、上記磁石ホルダ外枠部2の磁石収容孔5に収容
されると共に、その直径方向に磁化され、且つ上記磁石
収容孔5内でその軸線を中心として回動可能に形成され
た磁化部材3とから成る磁石ホルダ1に於て、上記磁化
部材3は、上記磁石ホルダ外枠部2の磁石収容孔5に収
容される磁性材料から成る一対の磁石挟持部8a、8b
と、上記一対の磁石挟持部8a、8b間に挟まれた状態
で存する板状の永久磁石4とから成ることを特徴とする
磁石ホルダである。
発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応す
る添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本発明
は、磁性材料から成る一対のケーシング2a、2bと、
当該一対のケーシング2a、2b間に画成され、磁化部
材が収容されるべき円筒形状の磁石収容孔5と、当該磁
石収容孔5を挟んで対面し、上記一対のケーシング2
a、2b間に挟まれて配置された非磁性材料から成る一
対の非磁性部6a、6bと、上記磁石収容孔5に収容さ
れた磁化部材の磁化方向Yによりその面が励磁状態或は
消磁状態となる磁力作用面7とから成る磁石ホルダ外枠
部2と、上記磁石ホルダ外枠部2の磁石収容孔5に収容
されると共に、その直径方向に磁化され、且つ上記磁石
収容孔5内でその軸線を中心として回動可能に形成され
た磁化部材3とから成る磁石ホルダ1に於て、上記磁化
部材3は、上記磁石ホルダ外枠部2の磁石収容孔5に収
容される磁性材料から成る一対の磁石挟持部8a、8b
と、上記一対の磁石挟持部8a、8b間に挟まれた状態
で存する板状の永久磁石4とから成ることを特徴とする
磁石ホルダである。
【0010】
【作用】上記構成によると、上記永久磁石4は、一対の
磁石挟持部8a、8bに挟持された状態の板状の永久磁
石4である。これにより、(1)永久磁石4自体は従来
の永久磁石と比べても小さくなり、永久磁石4自体にか
かるコストも低減される。そして、(2)永久磁石4自
体の大きさは、磁石収容孔5の大きさに関係なく設定さ
れる。これにより、上記磁力作用面に作用する磁力の大
きさを異にする場合には、上記永久磁石4の大きさを異
にするだけで良く(例えば、幅を同一として面積を異に
する)、従来の如く永久磁石の大きさを異にする以外の
他の要素、例えば、磁石ホルダ外枠部の大きさや材料、
永久磁石の材料等を異にせしめる必要がなく、上記磁力
作用面に作用する磁力の大きさを容易に異にすることが
できる。
磁石挟持部8a、8bに挟持された状態の板状の永久磁
石4である。これにより、(1)永久磁石4自体は従来
の永久磁石と比べても小さくなり、永久磁石4自体にか
かるコストも低減される。そして、(2)永久磁石4自
体の大きさは、磁石収容孔5の大きさに関係なく設定さ
れる。これにより、上記磁力作用面に作用する磁力の大
きさを異にする場合には、上記永久磁石4の大きさを異
にするだけで良く(例えば、幅を同一として面積を異に
する)、従来の如く永久磁石の大きさを異にする以外の
他の要素、例えば、磁石ホルダ外枠部の大きさや材料、
永久磁石の材料等を異にせしめる必要がなく、上記磁力
作用面に作用する磁力の大きさを容易に異にすることが
できる。
【0011】また、(3)上記永久磁石4は、一対の磁
石挟持部8a、8bに挟まれた状態で存していることに
より、上記磁石ホルダ1を落とす等外部からの衝撃が磁
石ホルダ1にかかった場合でも、上記一対の磁石挟持部
8a、8bで衝撃がある程度吸収され、上記永久磁石4
に対する衝撃が緩和され易く、従って永久磁石4が破損
する危険性も少ない。
石挟持部8a、8bに挟まれた状態で存していることに
より、上記磁石ホルダ1を落とす等外部からの衝撃が磁
石ホルダ1にかかった場合でも、上記一対の磁石挟持部
8a、8bで衝撃がある程度吸収され、上記永久磁石4
に対する衝撃が緩和され易く、従って永久磁石4が破損
する危険性も少ない。
【0012】更に、(4)上記永久磁石4は、板状と成
していることにより、例えば塊をスライスカットする
等、その成型が容易である。
していることにより、例えば塊をスライスカットする
等、その成型が容易である。
【0013】
【実施例】次に添付図面に従い本発明の実施例を詳述す
る。即ち、磁力による吸着、非吸着を切換可能な磁石ホ
ルダ1であって、上記磁石ホルダ1は、磁石ホルダ外枠
部2と磁化部材3とから成る。
る。即ち、磁力による吸着、非吸着を切換可能な磁石ホ
ルダ1であって、上記磁石ホルダ1は、磁石ホルダ外枠
部2と磁化部材3とから成る。
【0014】上記磁石ホルダ外枠部2は、略直方体形状
を成しており、左右対称形状を成す一対のケーシング2
a、2bを有する。上記一対のケーシング2a、2bは
磁性材料から成り、一方のケーシング2aと他方のケー
シング2bとの間に非磁性材料から成る一対の非磁性部
6a、6bを有する。更に、上記一対のケーシング2
a、2b間には、後述する磁化部材3を収容する為の磁
石収容孔5が画成されている。上記磁石収容孔5は、磁
石ホルダ1前面1aで前面開口部1bを有していると共
に、磁石ホルダ1後部で行き止まりとなる円筒形状の孔
である。そして、上記磁石収容孔5を挟んで上下で上記
一対の非磁性部6a、6b、つまり一方の非磁性部6a
と他方の非磁性部6bとが対面している。
を成しており、左右対称形状を成す一対のケーシング2
a、2bを有する。上記一対のケーシング2a、2bは
磁性材料から成り、一方のケーシング2aと他方のケー
シング2bとの間に非磁性材料から成る一対の非磁性部
6a、6bを有する。更に、上記一対のケーシング2
a、2b間には、後述する磁化部材3を収容する為の磁
石収容孔5が画成されている。上記磁石収容孔5は、磁
石ホルダ1前面1aで前面開口部1bを有していると共
に、磁石ホルダ1後部で行き止まりとなる円筒形状の孔
である。そして、上記磁石収容孔5を挟んで上下で上記
一対の非磁性部6a、6b、つまり一方の非磁性部6a
と他方の非磁性部6bとが対面している。
【0015】更に、上記磁石ホルダ1の底面は、磁力作
用面7と成されている。上記磁力作用面7は、磁力の作
用によって吸着すべき相手側に対して直接吸着する面で
あり、磁力がより働くように前面から見て二股形状と成
し、底面が傾斜面となっている。
用面7と成されている。上記磁力作用面7は、磁力の作
用によって吸着すべき相手側に対して直接吸着する面で
あり、磁力がより働くように前面から見て二股形状と成
し、底面が傾斜面となっている。
【0016】次に、上記磁化部材3は、磁性材料から成
る一対の磁石挟持部8a、8bと、この一対の磁石挟持
部8a、8b間に挟まれた状態で存する永久磁石4とか
ら成り、上記永久磁石4は板形状である。上記一対の磁
石挟持部8a、8bは、左右対称形状と成す一方の磁石
挟持部8aと、他方の磁石挟持部8bとから成り、上記
永久磁石4を挟んだ一つの塊としての状態に於て、上記
磁石ホルダ外枠部2の磁石収容孔5とほぼ同じ形状、同
じ大きさを有する。即ち、上記磁化部材3を磁石収容孔
5に収容した状態では、上記磁化部材3は、その外周面
が上記磁石収容孔5を画成する面に接するように収容さ
れており、しかも、上記円筒形状を成すことから、軸線
を中心として回動可能となっている。
る一対の磁石挟持部8a、8bと、この一対の磁石挟持
部8a、8b間に挟まれた状態で存する永久磁石4とか
ら成り、上記永久磁石4は板形状である。上記一対の磁
石挟持部8a、8bは、左右対称形状と成す一方の磁石
挟持部8aと、他方の磁石挟持部8bとから成り、上記
永久磁石4を挟んだ一つの塊としての状態に於て、上記
磁石ホルダ外枠部2の磁石収容孔5とほぼ同じ形状、同
じ大きさを有する。即ち、上記磁化部材3を磁石収容孔
5に収容した状態では、上記磁化部材3は、その外周面
が上記磁石収容孔5を画成する面に接するように収容さ
れており、しかも、上記円筒形状を成すことから、軸線
を中心として回動可能となっている。
【0017】更に、上記永久磁石4により、上記一対の
磁石挟持部8a、8bは磁化している。その磁化方向Y
は、磁化部材3の直径方向である。
磁石挟持部8a、8bは磁化している。その磁化方向Y
は、磁化部材3の直径方向である。
【0018】そして、上記磁性材料から成る一対のケー
シング2a、2bや一対の磁石挟持部8a、8bの磁性
材料としては、元素Fe、Co、Niやそれらの合金、
幾つかのMn化合物、及び幾つかの希土類元素等があ
る。また、上記非磁性材料から成る一対の非磁性部6
a、6bの非磁性材料としては、元素Alやそれらの合
金等がある。更に、上記永久磁石4の材料は、希土類元
素、元素Fe、Co、Niやそれらの合金、幾つかのM
n化合物等がある。
シング2a、2bや一対の磁石挟持部8a、8bの磁性
材料としては、元素Fe、Co、Niやそれらの合金、
幾つかのMn化合物、及び幾つかの希土類元素等があ
る。また、上記非磁性材料から成る一対の非磁性部6
a、6bの非磁性材料としては、元素Alやそれらの合
金等がある。更に、上記永久磁石4の材料は、希土類元
素、元素Fe、Co、Niやそれらの合金、幾つかのM
n化合物等がある。
【0019】尚、上記永久磁石4の大きさは自由に設定
されるものであって、例えば幅を同一として、面積を異
にすることにより大きさを自由に設定して良い。そし
て、上記永久磁石4の設定に当たっては、上記磁力作用
面7に及ぼす磁力の大きさを考慮して設定するものであ
る。また、上記永久磁石4は一対の磁石挟持部8a、8
bに対して接着剤、その他の手段で固定されているもの
である。
されるものであって、例えば幅を同一として、面積を異
にすることにより大きさを自由に設定して良い。そし
て、上記永久磁石4の設定に当たっては、上記磁力作用
面7に及ぼす磁力の大きさを考慮して設定するものであ
る。また、上記永久磁石4は一対の磁石挟持部8a、8
bに対して接着剤、その他の手段で固定されているもの
である。
【0020】次に、上記磁石ホルダ1の磁力作用に着目
してみる。先ず、上記磁化部材3の磁化方向Yが上記一
対の非磁性部6a、6bを結ぶ方向に沿うような状態で
上記磁化部材3が磁石収容孔5内に位置している場合、
磁束Bが磁力作用面7を横切ることなく、自己閉鎖状態
となって上記磁力作用面7は消磁状態となる(図4及び
図7参照)。
してみる。先ず、上記磁化部材3の磁化方向Yが上記一
対の非磁性部6a、6bを結ぶ方向に沿うような状態で
上記磁化部材3が磁石収容孔5内に位置している場合、
磁束Bが磁力作用面7を横切ることなく、自己閉鎖状態
となって上記磁力作用面7は消磁状態となる(図4及び
図7参照)。
【0021】そして、上記磁石収容孔5内の磁石ホルダ
1を90度回転させて上記磁化部材3の磁化方向Yが上
記一対の非磁性部6a、6bを結ぶ方向に直角となるよ
うな状態で上記磁化部材3が磁石収容孔5内に位置して
いる場合、磁束Bが磁力作用面7を横切り、上記磁力作
用面7は励磁状態となる(図5及び図6参照)。
1を90度回転させて上記磁化部材3の磁化方向Yが上
記一対の非磁性部6a、6bを結ぶ方向に直角となるよ
うな状態で上記磁化部材3が磁石収容孔5内に位置して
いる場合、磁束Bが磁力作用面7を横切り、上記磁力作
用面7は励磁状態となる(図5及び図6参照)。
【0022】以上のように、上記永久磁石4は、一対の
磁石挟持部8a、8b間に挟まれた状態で存する永久磁
石4であることにより、従来の永久磁石に比べて小さ
く、大きさも自由に設定し易い。
磁石挟持部8a、8b間に挟まれた状態で存する永久磁
石4であることにより、従来の永久磁石に比べて小さ
く、大きさも自由に設定し易い。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の永久磁石は
一対の磁石挟持部に挟持された状態の板状の永久磁石で
あることにより、(1)永久磁石自体が小さく、永久磁
石自体にかかるコストも低減される。また、(2)永久
磁石の幅はそのままで面積を異にする等して永久磁石自
体の大きさを自由に設定し易く、磁力の大きさを異にし
易い。これにより、磁石ホルダの磁力作用面に作用する
磁力の大きさを容易に異にすることが可能となる。更
に、(3)衝撃がかかっても、上記一対の磁石挟持部に
よって永久磁石自体にかかる衝撃は緩和され、永久磁石
自体が破損する危険性が小さい。そして、(4)上記永
久磁石を板状と成すことにより、成型が容易なものであ
る。
一対の磁石挟持部に挟持された状態の板状の永久磁石で
あることにより、(1)永久磁石自体が小さく、永久磁
石自体にかかるコストも低減される。また、(2)永久
磁石の幅はそのままで面積を異にする等して永久磁石自
体の大きさを自由に設定し易く、磁力の大きさを異にし
易い。これにより、磁石ホルダの磁力作用面に作用する
磁力の大きさを容易に異にすることが可能となる。更
に、(3)衝撃がかかっても、上記一対の磁石挟持部に
よって永久磁石自体にかかる衝撃は緩和され、永久磁石
自体が破損する危険性が小さい。そして、(4)上記永
久磁石を板状と成すことにより、成型が容易なものであ
る。
【図1】本発明の実施例で示した磁石ホルダの分解斜視
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例で示した磁石ホルダの部分断面
を含む斜視図である。
を含む斜視図である。
【図3】本発明の実施例で示した磁石ホルダの正面図で
ある。
ある。
【図4】本発明の実施例で示した磁石ホルダのA−A線
に沿った縦断正面図である。
に沿った縦断正面図である。
【図5】本発明の実施例で示した磁石ホルダの図4に示
した磁石を90度回転させた状態を示す図である。
した磁石を90度回転させた状態を示す図である。
【図6】本発明の実施例で示した磁石ホルダの使用状態
を示す図である。
を示す図である。
【図7】本発明の実施例で示した磁石ホルダの磁石を回
転させて磁石ホルダを取り外した状態を示す図である。
転させて磁石ホルダを取り外した状態を示す図である。
1 磁石ホルダ 2 磁石ホルダ外枠部 2a 一方のケーシング 2b 他方のケーシング 3 磁化部材 4 永久磁石 5 磁石収容孔 6a 一方の非磁性部 6b 他方の非磁性部 7 磁力作用面 8a 一方の磁石挟持部 8b 他方の磁石挟持部
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性材料から成る一対のケーシング2
a、2bと、当該一対のケーシング2a、2b間に画成
され、磁化部材が収容されるべき円筒形状の磁石収容孔
5と、当該磁石収容孔5を挟んで対面し、上記一対のケ
ーシング2a、2b間に挟まれて配置された非磁性材料
から成る一対の非磁性部6a、6bと、上記磁石収容孔
5に収容された磁化部材の磁化方向Yによりその面が励
磁状態或は消磁状態となる磁力作用面7とから成る磁石
ホルダ外枠部2と、上記磁石ホルダ外枠部2の磁石収容
孔5に収容されると共に、その直径方向に磁化され、且
つ上記磁石収容孔5内でその軸線を中心として回動可能
に形成された磁化部材3とから成る磁石ホルダ1に於
て、上記磁化部材3は、上記磁石ホルダ外枠部2の磁石
収容孔5に収容される磁性材料から成る一対の磁石挟持
部8a、8bと、上記一対の磁石挟持部8a、8b間に
挟まれた状態で存する板状の永久磁石4とから成ること
を特徴とする磁石ホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17010794A JP2711433B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 磁石ホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17010794A JP2711433B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 磁石ホルダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0817624A JPH0817624A (ja) | 1996-01-19 |
JP2711433B2 true JP2711433B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=15898773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17010794A Expired - Lifetime JP2711433B2 (ja) | 1994-06-29 | 1994-06-29 | 磁石ホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2711433B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023124431A (ja) * | 2022-02-25 | 2023-09-06 | カネテック株式会社 | 磁気吸着装置 |
-
1994
- 1994-06-29 JP JP17010794A patent/JP2711433B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0817624A (ja) | 1996-01-19 |
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