JP2711245B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2711245B2 JP63119581A JP11958188A JP2711245B2 JP 2711245 B2 JP2711245 B2 JP 2711245B2 JP 63119581 A JP63119581 A JP 63119581A JP 11958188 A JP11958188 A JP 11958188A JP 2711245 B2 JP2711245 B2 JP 2711245B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、半導体製造装置に関する。
(従来の技術) 一般に、半導体製造装置には、真空チャンバ内に被処
理物例えば半導体ウエハを配置して、所定の処理を行う
よう構成されたものが多い。
例えば半導体ウエハ等の紙処理物に不純物をドーピン
グするイオン注入装置は、イオンソースで発生させたイ
オンを、ステンレス鋼またはアルミニウム等からなる真
空チャンバ内に電気的に引き出し、アナライザマグネッ
ト、加速管、電子レンズ等で所望のイオンビームした
後、プラテンに配置された被処理物例えば半導体ウエハ
にX−Y方向に走査しながら照射してイオンを注入す
る。
すなわち、このようなイオン注入装置では、イオンビ
ームの加速、集束、走査、照射等は、例えばステンレス
鋼またはアルミニウム等からなる真空チャンバ内で行う
よう構成されている。これは、真空チャンバ内を例えば
10-7Torr程度の高真空とする必要があるためと、真空チ
ャンバ内で発生した放射線例えばX線が外部に漏洩し、
作業員に悪影響を及ぼすことを防止するためである。
(発明が解決しようとする課題) 上述のイオン注入装置等の半導体製造装置では、真空
チャンバ内での処理が確実に行われているか否かを確認
するため、真空チャンバ内を目視可能とする窓を設ける
ことが好ましい。
しかしながら、従来の半導体製造装置では、観察用の
窓を設ける場合、真空チャンバの真空漏れを防止するた
め、窓の構造が複雑であったり、ガラス板の着脱が困難
な構造のものが多い。
一方、半導体製造装置、例えばイオン注入装置では、
ベント時に真空チャンバ内に窒素ガス等の不活性ガスを
パージするが、一般にこのパージガス圧は、大気圧より
高いので、真空チャンバ内の圧力が上昇し、例えばガラ
ス製のイオンチューブ等が破損することがある。
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもの
で、窓の構造が簡易で、ガラス板等の着脱が容易に行え
るとともに、真空チャンバ内の圧力上昇を抑制すること
ができ、圧力上昇による機器の破損を防止することので
きる半導体製造装置を提供しようとするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) すなわち本発明は、被処理物を真空チャンバ内に配置
して所定の処理を行う半導体製造装置において、前記真
空チャンバに設けられた開口と、この開口の周囲に沿っ
て設けられたシール部材と、前記開口を外側から閉塞す
る如く設けられた透明板と、この透明板を前記シール部
材に対して非押圧状態に支持するクランプとからなり、
前記真空チャンバ内の圧力が大気圧より上昇した場合に
は、前記ガラス板と前記シール部材との間から気体を放
出して圧力上昇を抑制する窓を設けたことを特徴とす
る。
(作 用) 上記構成の本発明の半導体製造装置では、窓の構造が
簡易で、ガラス板等の着脱が容易に行えるとともに、真
空チャンバ内の圧力上昇を抑制することができ、圧力上
昇による機器の破損を防止することができる。
(実施例) 以下、本発明をイオン注入装置に適用した実施例を図
面を参照して説明する。
例えばステンレス鋼またはアルミニウム等から構成さ
れた真空チャンバ1内の端部には、半導体ウエハ2を保
持するプラテン3が配置されている。また、上記真空チ
ャンバ1には、プラテン3の上部に位置する部位に、窓
4が設けられている。さらに、真空チャンバ1内のプラ
テン3前方には、ファラデーゲージ5が設置されてい
る。そして、図示しないイオンソースから電気的に引出
され、図示しないアナライザマグネット、加速管、電子
レンズ等で分析、加速、集束された後、例えば図示しな
いXスキャンプレート、YスキャンプレートによってX
−Y方向に走査されたイオンビーム6を、プラテン3に
配置された半導体ウエハ2に照射してイオンを注入する
よう構成されている。
また、上記窓4は、次のように構成されている。すな
わち、第2図にも示すように、真空チャンバ1には矩形
の開口4aが形成されており、真空チャンバ1の外側に
は、開口4aの周囲に沿って凹部4bが形成されている。さ
らに、この凹部4bには溝4cが形成されており、この溝4c
にシール部材例えばOリング4dが配置されている。そし
て、凹部4bには、開口4aを閉塞する如く、透明板、例え
ばPbO2を55%程度含み、厚さ例えば7mm程度の鉛ガラス
を2枚貼り合せてなる鉛ガラス4eが配置されている。
この鉛ガラス4eは、第3図にも示すように断面L字状
で、鉛ガラス4eとの当接部を熱収縮チューブ4fにより被
覆されたクランプ4gによって、Oリング4dに対して非押
圧状態となるよう係止されている。すなわち、開口4aの
周囲には、複数例えば4つのクランプ4gが、ワッシャー
4hを挿入さボルト4iによって固定されており、鉛ガラス
4eは、このクランプ4gと凹部4bとによって、Oリング4d
との間に間隙を形成可能な状態で係止されている。
なお、熱収縮チューブ4fは、例えばシリコーン系樹脂
等からなり、クランプ4gに被せた後、加熱することによ
って収縮させ固着する。この熱収縮チューブ4fは、収縮
後も弾力性を有するので、鉛ガラス4eの破損を生じにく
くする効果がある。また、クランプ4gの形状および数
は、種々の変形が可能であり、例えば第4図にも示すよ
うに幅の広いクランプ4gを2つ用いてもよい。
上記構成のこの実施例のイオン注入装置では、図示し
ないウエハ搬送機構により、ウエハカセット内に収容さ
れた半導体ウエハ2を、ロードロック室を介して真空チ
ャンバ1内のプラテン3にロードする。そして、半導体
ウエハ2に所定のイオンビーム6を走査、照射して所望
のイオンの注入を行う。
この時、真空チャンバ1内は、例えば10-7Torr程度の
高真空とされている。したがって、窓4の鉛ガラス4e
は、大気圧により、約1kg/cm2程度の力でOリング4dに
押圧された状態となり、このOリング4dに密着し、真空
漏れは生じない。
一方、ベント時に例えば窒素ガス等の不活性ガスを真
空チャンバ1内にパージする場合は、真空チャンバ1内
の圧力が大気圧よりも高くなると、窓4の鉛ガラス4eは
圧力差により外側方向へ押圧され、Oリング4dとの間に
間隙が生じて窒素ガス等の真空チャンバ1内の気体が排
出される。したがって、真空チャンバ1内の圧力が上昇
し、例えばガラス製のイオンチューブ等が破損すること
を防止することができる。
すなわち、この実施例のイオン注入装置では、真空チ
ャンバ1に設けられた窓4により、半導体ウエハ2に対
するイオンビーム6の照射状態を外部から目視すること
ができ、確実な処理を行うことができる。また、この窓
4の鉛ガラス4eの着脱は、4本のボルト4iを緩め、ある
いは締付けることにより容易に行うことができる。さら
に、真空チャンバ1内の圧力が上昇した場合は、この窓
4から気体が放出され、例えばガラス製のイオンチュー
ブ等が破損することを防止することができる。
また、窓4には、PbO2を例えば55%程度含む鉛ガラス
4eが配置されているので、放射線例えばX線が外部に漏
洩し、作業員に悪影響を与えることもない。さらに、真
空チャンバ1内は高真空とされるが、鉛ガラス4eは、複
数枚例えば2枚の鉛ガラスを貼り合せた構造とされてい
るので、万一破損した場合でも、その破片が飛散するこ
とを防止することができ、安全性を確保することができ
る。
なお、この実施例では、窓4を、イオン注入装置の真
空チャンバ1のプラテン3の上部に位置する部位に設け
た例について説明したが、本発明は他の半導体製造装置
に適用することができ、また、窓4を設ける部位は、ど
のような部位としてもよいことはもちろんである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の半導体製造装置によれ
ば、真空チャンバ内を目視することができ、処理状態を
確認することができ、かつ、窓の構造が簡易で、ガラス
板等の着脱が容易に行えるとともに、真空チャンバ内の
圧力上昇を抑制することができ、圧力上昇による機器の
破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をイオン注入装置に適用した実施例の要
部構成を示す縦断面図、第2図は第1図の窓を拡大して
示す縦断面図、第3図は第2図のクランプの斜視図、第
4図は第3図のクランプの変形例を示す斜視図である。 1……真空チャンバ、2……半導体ウエハ、3……プラ
テン、4……窓、4a……開口、4b……凹部、4c……溝、
4d……Oリング、4e……鉛ガラス、4f……熱収縮チュー
ブ、4g……クランプ、4h……ワッシャー、4i……ボル
ト、5……ファラデーゲージ、6……イオンビーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理物を真空チャンバ内に配置して所定
    の処理を行う半導体製造装置において、 前記真空チャンバに設けられた開口と、この開口の周囲
    に沿って設けられたシール部材と、前記開口を外側から
    閉塞する如く設けられた透明板と、この透明板を前記シ
    ール部材に対して非押圧状態に支持するクランプとから
    なり、前記真空チャンバ内の圧力が大気圧より上昇した
    場合には、前記ガラス板と前記シール部材との間から気
    体を放出して圧力上昇を抑制する窓を設けたことを特徴
    とする半導体製造装置。
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