JP2710840B2 - ステンレス鋼熱間圧延時のルーパーローラー焼付き疵防止方法 - Google Patents
ステンレス鋼熱間圧延時のルーパーローラー焼付き疵防止方法Info
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- JP2710840B2 JP2710840B2 JP1236291A JP23629189A JP2710840B2 JP 2710840 B2 JP2710840 B2 JP 2710840B2 JP 1236291 A JP1236291 A JP 1236291A JP 23629189 A JP23629189 A JP 23629189A JP 2710840 B2 JP2710840 B2 JP 2710840B2
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- JP
- Japan
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- looper roller
- stainless steel
- hot rolling
- looper
- prevention method
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/48—Tension control; Compression control
- B21B37/50—Tension control; Compression control by looper control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
- B21B45/0239—Lubricating
- B21B45/0245—Lubricating devices
- B21B45/0248—Lubricating devices using liquid lubricants, e.g. for sections, for tubes
- B21B45/0251—Lubricating devices using liquid lubricants, e.g. for sections, for tubes for strips, sheets, or plates
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ストリップの圧延時にルーパローラーへの
焼付きによって生ずるロール疵の防止方法に関する。
焼付きによって生ずるロール疵の防止方法に関する。
従来技術 圧延製品の表面には、圧延ロールによって生ずるもの
とみられる大小様々な疵が形成されることがある。こう
した疵が生ずる原因には、圧延ロールの肌あれによるも
のと、圧延ロールとの焼付きによるものとがあった。
とみられる大小様々な疵が形成されることがある。こう
した疵が生ずる原因には、圧延ロールの肌あれによるも
のと、圧延ロールとの焼付きによるものとがあった。
特にステンレス鋼圧延の場合には、耐摩耗性に優れ、
近年多く使用されるようになった高クロムロールとステ
ンレス鋼が類似の成分系であるためにロールにステンレ
ス鋼の焼付きを生じ易いこと、また、ステンレス鋼が普
通鋼のように、酸化皮膜が形成され難いためロールとス
テンレス鋼とのメタルタッチが起り易いことなどのため
線状のロール疵が生じ易い難点があった。この問題に対
する防止技術として、ロールとステンレス鋼との間に酸
化鉄粉の水溶液を供給し、酸化皮膜の機能を持たせるこ
とが考えられた。
近年多く使用されるようになった高クロムロールとステ
ンレス鋼が類似の成分系であるためにロールにステンレ
ス鋼の焼付きを生じ易いこと、また、ステンレス鋼が普
通鋼のように、酸化皮膜が形成され難いためロールとス
テンレス鋼とのメタルタッチが起り易いことなどのため
線状のロール疵が生じ易い難点があった。この問題に対
する防止技術として、ロールとステンレス鋼との間に酸
化鉄粉の水溶液を供給し、酸化皮膜の機能を持たせるこ
とが考えられた。
発明が解決しようとする課題 上述するような防止対策により圧延製品表面へのロー
ル疵の防止に相当な効果が上げられているが、製品の高
級化が進むにつれ、従来では問題にされなかったような
微細な疵まで問題視されるようになってきた。
ル疵の防止に相当な効果が上げられているが、製品の高
級化が進むにつれ、従来では問題にされなかったような
微細な疵まで問題視されるようになってきた。
本発明者らはこうした微細な疵の生成原因について検
討したところ、その一因にルーパローラーによるものが
あることが判明した。特に焼付きのおこり易いステンレ
ス鋼圧延時には、ルーパーローラー表面に圧延材が焼付
き、この焼付きにより以降の圧延材とルーパーローラー
との接触面に疵が発生する。
討したところ、その一因にルーパローラーによるものが
あることが判明した。特に焼付きのおこり易いステンレ
ス鋼圧延時には、ルーパーローラー表面に圧延材が焼付
き、この焼付きにより以降の圧延材とルーパーローラー
との接触面に疵が発生する。
本発明は、かゝる点に鑑みてなされたもので、ルーパ
ーローラーによって生ずるロール疵を防止しようとする
ものである。
ーローラーによって生ずるロール疵を防止しようとする
ものである。
課題の解決手段 本発明はそのため、ルーパーローラーに酸化鉄粉の高
粘性の水溶液を供給するようにしたものである。
粘性の水溶液を供給するようにしたものである。
すなわち本発明は、熱間圧延機のロールスタンド間に
配置され、ストリップの張力制御を行うルーパーローラ
ーに対し、酸化鉄粉の高粘性の水溶液を供給するように
したことを特徴とするものである。
配置され、ストリップの張力制御を行うルーパーローラ
ーに対し、酸化鉄粉の高粘性の水溶液を供給するように
したことを特徴とするものである。
作用 ステンレス鋼熱間圧延時にルーパーローラーに酸化鉄
粉の水溶液を供給することにより圧延材のルーパーロー
ルへの焼付きが防止される。
粉の水溶液を供給することにより圧延材のルーパーロー
ルへの焼付きが防止される。
実施例 図は、圧延ミル1、2間に配置されるルーパーローラ
ー3への酸化鉄粉の水溶液の供給装置について示すもの
で、タンク4に留められた酸化鉄粉の水溶液がポンプ5
によって圧送され、ノズル6よりルーパーローラー3に
噴射されるようになっている。図中、7はストレーナ、
8はバルブである。
ー3への酸化鉄粉の水溶液の供給装置について示すもの
で、タンク4に留められた酸化鉄粉の水溶液がポンプ5
によって圧送され、ノズル6よりルーパーローラー3に
噴射されるようになっている。図中、7はストレーナ、
8はバルブである。
なおルーパーローラー3によるストリップ9の張力は
ルーパーローラー3の高さの目標値からのずれを検出し
て圧延ミル1と圧延ミル2のモーター回転数を制御して
ストリップに安定した張力を与えることによって行う。
ルーパーローラー3の高さの目標値からのずれを検出し
て圧延ミル1と圧延ミル2のモーター回転数を制御して
ストリップに安定した張力を与えることによって行う。
水溶液への酸化鉄粉の混合割合は、圧送の面から30重
量%以下が好ましく、またその粒度は10μm以下が90重
量%以上の水溶液でることが好ましい。
量%以下が好ましく、またその粒度は10μm以下が90重
量%以上の水溶液でることが好ましい。
発明の効果 本発明によれば以上のように、ルーパーローラーに酸
化鉄粉の水溶液を供給することにより、ルーパーローラ
ーによる焼付き防止を図ることができ、これによるロー
ル疵を防止することが可能となり、また水溶液に高粘性
のものを使用することにより鉄粉がパイプやタンク内に
分離沈澱するのを防ぐことができる。
化鉄粉の水溶液を供給することにより、ルーパーローラ
ーによる焼付き防止を図ることができ、これによるロー
ル疵を防止することが可能となり、また水溶液に高粘性
のものを使用することにより鉄粉がパイプやタンク内に
分離沈澱するのを防ぐことができる。
図はルーパロールへの潤滑油の供給装置の概略図を示
す。 1、2……圧延ミル、3……ルーパーローラー 4……タンク、5……ポンプ、6……ノズル
す。 1、2……圧延ミル、3……ルーパーローラー 4……タンク、5……ポンプ、6……ノズル
Claims (1)
- 【請求項1】熱間仕上圧延機のロールスタンド間に配置
され、ストリップの張力制御を行うルーパーローラーに
対し、酸化鉄粉の高粘性の水溶液を供給するようにした
ことを特徴とするステンレス鋼熱間圧延時のルーパーロ
ーラー焼付き疵防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1236291A JP2710840B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ステンレス鋼熱間圧延時のルーパーローラー焼付き疵防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1236291A JP2710840B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ステンレス鋼熱間圧延時のルーパーローラー焼付き疵防止方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0399716A JPH0399716A (ja) | 1991-04-24 |
JP2710840B2 true JP2710840B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16998615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1236291A Expired - Lifetime JP2710840B2 (ja) | 1989-09-11 | 1989-09-11 | ステンレス鋼熱間圧延時のルーパーローラー焼付き疵防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710840B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005014878A1 (de) * | 2005-03-30 | 2006-10-05 | Sms Demag Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Schmelztauchbeschichtung eines Metallbandes |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51156030U (ja) * | 1975-06-06 | 1976-12-13 |
-
1989
- 1989-09-11 JP JP1236291A patent/JP2710840B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0399716A (ja) | 1991-04-24 |
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