JP2710064B2 - 二サイクルエンジンの吸気装置 - Google Patents
二サイクルエンジンの吸気装置Info
- Publication number
- JP2710064B2 JP2710064B2 JP1014101A JP1410189A JP2710064B2 JP 2710064 B2 JP2710064 B2 JP 2710064B2 JP 1014101 A JP1014101 A JP 1014101A JP 1410189 A JP1410189 A JP 1410189A JP 2710064 B2 JP2710064 B2 JP 2710064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- intake
- cylinders
- air cleaner
- carburetor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/025—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle two
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、V型四気筒の二サイクルエンジンの吸気
装置に関する。
装置に関する。
二サイクルエンジンは、同一の排気量の場合、各気筒
の容積を小さくして多気筒にすると、高速回転が可能に
なって、高出力が得られる。しかし、多数の気筒を直列
に並べると、エンジン寸法が大きくなる不都合がある。
これに対し、四気筒の場合、V型に二気筒ずつ配置する
と、エンジン寸法を小さく、コンパクトにできる。この
場合、二サイクルエンジンは、一回転即ち360°で一つ
のサイクルを完了するので、二気筒ずつ180°位相さ
せ、V型の二気筒を同時点火するように同時作動させ
て、180°毎に二気筒ずつ点火爆発するようにしてお
り、点火系統が簡単にできるようにもしている。
の容積を小さくして多気筒にすると、高速回転が可能に
なって、高出力が得られる。しかし、多数の気筒を直列
に並べると、エンジン寸法が大きくなる不都合がある。
これに対し、四気筒の場合、V型に二気筒ずつ配置する
と、エンジン寸法を小さく、コンパクトにできる。この
場合、二サイクルエンジンは、一回転即ち360°で一つ
のサイクルを完了するので、二気筒ずつ180°位相さ
せ、V型の二気筒を同時点火するように同時作動させ
て、180°毎に二気筒ずつ点火爆発するようにしてお
り、点火系統が簡単にできるようにもしている。
V型四気筒二サイクルエンジンは、V型の間に各気筒
の吸気孔を開口させて気化器を連結すると、V型の間に
気化器を配置できてコンパクト化が図れるが、前述のよ
うに、二気筒ずつ同時作動にすると、二つの気筒が同時
に吸気し、吸気の脈動干渉が発生し、V型の間に気化器
を配置するので、気化器の大きさも制約され、吸気量が
不足して高出力が得られない不都合がある。
の吸気孔を開口させて気化器を連結すると、V型の間に
気化器を配置できてコンパクト化が図れるが、前述のよ
うに、二気筒ずつ同時作動にすると、二つの気筒が同時
に吸気し、吸気の脈動干渉が発生し、V型の間に気化器
を配置するので、気化器の大きさも制約され、吸気量が
不足して高出力が得られない不都合がある。
この発明は、かかる点に鑑み、同時作動する二つの気
筒の吸気孔を離して設け、吸気の脈動干渉が少なくでき
て、高い出力が得られる安価な構成の二サイクルエンジ
ンの吸気装置を得ることを目的とする。
筒の吸気孔を離して設け、吸気の脈動干渉が少なくでき
て、高い出力が得られる安価な構成の二サイクルエンジ
ンの吸気装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の二サイクルエンジ
ンの吸気装置は、♯1,♯2,♯3,♯4の4つの気筒をV型
配列とし、該気筒のVバンク内に各気筒共通のエアーク
リーナーを配設し、該エアークリーナー内に開口した吸
気孔から吸入した空気を気化器を介してクランク室内に
吸入する吸気通路とする2サイクルV型4気筒エンジン
において、♯1気筒と♯2気筒、♯3気筒と♯4気筒の
各組合せにおいて吸気サイクルに180°の位相差をもた
せ、かつ♯1気筒と♯4気筒、♯2気筒と♯3気筒の各
組合せにおいて吸気サイクルを同期化させると共に、前
記吸気通路は、各気筒とも独立した吸気通路であって、
かつエアークリーナー内に開口した各気筒の吸気孔のう
ち、♯1気筒と♯4気筒の吸気孔、♯2気筒と♯3気筒
の吸気孔をそれぞれ隣接しない位置に離間して配設した
ものとなっている。
ンの吸気装置は、♯1,♯2,♯3,♯4の4つの気筒をV型
配列とし、該気筒のVバンク内に各気筒共通のエアーク
リーナーを配設し、該エアークリーナー内に開口した吸
気孔から吸入した空気を気化器を介してクランク室内に
吸入する吸気通路とする2サイクルV型4気筒エンジン
において、♯1気筒と♯2気筒、♯3気筒と♯4気筒の
各組合せにおいて吸気サイクルに180°の位相差をもた
せ、かつ♯1気筒と♯4気筒、♯2気筒と♯3気筒の各
組合せにおいて吸気サイクルを同期化させると共に、前
記吸気通路は、各気筒とも独立した吸気通路であって、
かつエアークリーナー内に開口した各気筒の吸気孔のう
ち、♯1気筒と♯4気筒の吸気孔、♯2気筒と♯3気筒
の吸気孔をそれぞれ隣接しない位置に離間して配設した
ものとなっている。
♯1と♯4の気筒は、同時に吸入点火爆発の作動を多
い、これと180°位相差をもって、♯2と♯3の気筒が
同時に吸入点火爆発の作動を行い、♯1と♯4気筒と、
♯2気筒と♯3気筒は、180°の位相差をもって吸入作
動を行う。しかし、♯1と♯4の気筒の吸気孔と♯2と
♯3の気筒の吸気孔を各々離して設けてあるので、気化
器を介してエアークリーナーで吸入するとき、脈動干渉
を少なくできて吸気量を多くできる。このため、高出力
化が図れる。
い、これと180°位相差をもって、♯2と♯3の気筒が
同時に吸入点火爆発の作動を行い、♯1と♯4気筒と、
♯2気筒と♯3気筒は、180°の位相差をもって吸入作
動を行う。しかし、♯1と♯4の気筒の吸気孔と♯2と
♯3の気筒の吸気孔を各々離して設けてあるので、気化
器を介してエアークリーナーで吸入するとき、脈動干渉
を少なくできて吸気量を多くできる。このため、高出力
化が図れる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
二サイクルエンジンは、V型四気筒で、♯1の気筒5
と♯2の気筒5を後側に傾けて設け、♯3の気筒5と♯
4の気筒5を並べて前側に傾けて設けて、V型になるよ
うにしてある。♯1の気筒5と♯2の気筒5は、180°
位相差をもたせて作動するようにしてあり、♯3の気筒
5と♯4の気筒5も180°位相差をもたせて作動するよ
うにしてある。そして、♯1の気筒5と♯4の気筒5
は、同時に作動させ、同時吸気を行うようにしてあり、
♯2の気筒5と♯3の気筒5も同時に作動して同時吸気
を行うようにしてある。クランクケース6には、各気筒
5のクランク室7が独立して設けてあり、各クランク室
7に、各々、エアークリーナー10内に開口する吸気孔8
が連通させてある。各吸気孔8の入口は、クランクケー
ス6の前後の気筒5の間の上面に開口させた吸気孔8と
平面視において同様の配置となっている。そして、♯1
の気筒5の吸気孔8と♯4の気筒5の吸気孔8は、間
に、♯2の気筒5の吸気孔8が入るように隣り合うのを
さけて離して設けてあり、♯2の気筒5の吸気孔8と♯
3の気筒5の吸気孔8は、間に、♯1の気筒5の吸気孔
8が入るように隣り合うのをさけて離して設ける。
と♯2の気筒5を後側に傾けて設け、♯3の気筒5と♯
4の気筒5を並べて前側に傾けて設けて、V型になるよ
うにしてある。♯1の気筒5と♯2の気筒5は、180°
位相差をもたせて作動するようにしてあり、♯3の気筒
5と♯4の気筒5も180°位相差をもたせて作動するよ
うにしてある。そして、♯1の気筒5と♯4の気筒5
は、同時に作動させ、同時吸気を行うようにしてあり、
♯2の気筒5と♯3の気筒5も同時に作動して同時吸気
を行うようにしてある。クランクケース6には、各気筒
5のクランク室7が独立して設けてあり、各クランク室
7に、各々、エアークリーナー10内に開口する吸気孔8
が連通させてある。各吸気孔8の入口は、クランクケー
ス6の前後の気筒5の間の上面に開口させた吸気孔8と
平面視において同様の配置となっている。そして、♯1
の気筒5の吸気孔8と♯4の気筒5の吸気孔8は、間
に、♯2の気筒5の吸気孔8が入るように隣り合うのを
さけて離して設けてあり、♯2の気筒5の吸気孔8と♯
3の気筒5の吸気孔8は、間に、♯1の気筒5の吸気孔
8が入るように隣り合うのをさけて離して設ける。
また、前記V型に配置された気筒5のVバンク内には
気化器9とエアークリーナー10を配設し、前記気化器9
は前記各気筒5の吸気孔8に連結し、さらに気化器9の
入口は、前記エアークリーナー10に連結する。これによ
り、エアークリーナー10の吸気孔8から吸入した空気を
気化器9を介して各クランク室7に吸入する吸気通路を
形成している。
気化器9とエアークリーナー10を配設し、前記気化器9
は前記各気筒5の吸気孔8に連結し、さらに気化器9の
入口は、前記エアークリーナー10に連結する。これによ
り、エアークリーナー10の吸気孔8から吸入した空気を
気化器9を介して各クランク室7に吸入する吸気通路を
形成している。
♯1の吸気孔8と♯4の吸気孔8は同時に吸入が行わ
れ、♯2の吸気孔8と♯3の吸気孔8は同時に吸気が行
われる。しかし、吸気孔8が離してあるので、気化器9
及びエアークリーナー10内で、吸気の脈動による干渉が
少なく、スムースな吸気が行われて、吸気量を確保で
き、出力の向上が図れる。また、吸気孔8の配置及び吸
気動作等のタイミングを設定するだけであるので、複雑
化な構造を必要とせず安価に構成することができる。
れ、♯2の吸気孔8と♯3の吸気孔8は同時に吸気が行
われる。しかし、吸気孔8が離してあるので、気化器9
及びエアークリーナー10内で、吸気の脈動による干渉が
少なく、スムースな吸気が行われて、吸気量を確保で
き、出力の向上が図れる。また、吸気孔8の配置及び吸
気動作等のタイミングを設定するだけであるので、複雑
化な構造を必要とせず安価に構成することができる。
以上説明したように、この発明は、同時に吸気を行う
二つの気筒の吸気孔の間に、位相して吸気を行う気筒の
吸気孔を配置して離して設けたので、各吸気孔に連結し
た気化器及びエアークリーナー部分での、吸気の脈動に
よる干渉を少なくできて、吸気をスムースに行わせるこ
とができ、吸気量を増加できて、出力を向上することが
できる。又、各気化器での吸気作用が安定し、気化器の
セッチングも安定する。また、複雑な構造を必要とせ
ず、安価に構成することができる。
二つの気筒の吸気孔の間に、位相して吸気を行う気筒の
吸気孔を配置して離して設けたので、各吸気孔に連結し
た気化器及びエアークリーナー部分での、吸気の脈動に
よる干渉を少なくできて、吸気をスムースに行わせるこ
とができ、吸気量を増加できて、出力を向上することが
できる。又、各気化器での吸気作用が安定し、気化器の
セッチングも安定する。また、複雑な構造を必要とせ
ず、安価に構成することができる。
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は平面図、 第2図は側面図である。 5…気筒、8…吸気孔、9…気化器、10…エアークリー
ナー
ナー
Claims (1)
- 【請求項1】♯1,♯2,♯3,♯4の4つの気筒をV型配列
とし、該気筒のVバンク内に各気筒共通のエアークリー
ナーを配設し、該エアークリーナー内に開口した吸気孔
から吸入した空気を気化器を介してクランク室内に吸入
する吸気通路とする2サイクルV型4気筒エンジンにお
いて、♯1気筒と♯2気筒、♯3気筒と♯4気筒の各組
合せにおいて吸気サイクルに180°の位相差をもたせ、
かつ♯1気筒と♯4気筒、♯2気筒と♯3気筒の各組合
せにおいて吸気サイクルを同期化させると共に、前記吸
気通路は、各気筒とも独立した吸気通路であって、かつ
エアークリーナー内に開口した各気筒の吸気孔のうち、
♯1気筒と♯4気筒の吸気孔、♯2気筒と♯3気筒の吸
気孔をそれぞれ隣接しない位置に離間して配設したこと
を特徴とする二サイクルエンジンの吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014101A JP2710064B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 二サイクルエンジンの吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1014101A JP2710064B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 二サイクルエンジンの吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02196124A JPH02196124A (ja) | 1990-08-02 |
JP2710064B2 true JP2710064B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=11851729
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1014101A Expired - Lifetime JP2710064B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 二サイクルエンジンの吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2710064B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT515108B1 (de) | 2014-04-02 | 2015-06-15 | Forschungsgesellschaft für Verbrennungskraftmaschinen und Thermodynamik mbH | Zweitakt-Verbrennungsmotor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5999027A (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-07 | Sanshin Ind Co Ltd | 多気筒内燃機関の吸気負圧調整装置 |
JPS63130628U (ja) * | 1987-02-17 | 1988-08-26 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1014101A patent/JP2710064B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02196124A (ja) | 1990-08-02 |
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