JP2708015B2 - サーマルヘッド用クリーニング装置 - Google Patents

サーマルヘッド用クリーニング装置

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JP2708015B2
JP2708015B2 JP7140398A JP14039895A JP2708015B2 JP 2708015 B2 JP2708015 B2 JP 2708015B2 JP 7140398 A JP7140398 A JP 7140398A JP 14039895 A JP14039895 A JP 14039895A JP 2708015 B2 JP2708015 B2 JP 2708015B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッド用クリ
ーニング装置に係り、とくにサーマルヘッドを用いて印
画を行う熱転写型プリンタのサーマルヘッド用クリーニ
ング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱転写プリンタでは、例
えば図7に示すように、プリンタ本体52の内部にサー
マルヘッド54が設けられ、このサーマルヘッド54の
位置に対応してインクリボンカートリッジを装着するた
めの装着部66が設けられた構成となっている。
【0003】このような熱転写プリンタでは、用紙など
の記録媒体とサーマルヘッド54がインクリボンフィル
ムを介して圧接される。この状態でサーマルヘッド54
に通電することによりインクリボンフィルム上のインク
を溶融あるいは昇華させて記録媒体上に転写することに
より印画を行うものである。
【0004】ここで、サーマルヘッド54の発熱部にゴ
ミなどの異物が付着すると、インクリボンフィルムへの
熱の伝導が妨げられて画像に所謂白抜けが発生する。こ
のため、サーマルヘッド4の発熱部を定期的にクリーニ
ングする必要性が生じる。
【0005】このサーマルヘッドのクリーニングでは、
従来より、サーマルヘッドの発熱部が外部から望めるよ
うな部位から、例えば棒の先端にアルコール等の洗浄液
を染み込ませた清掃部を取り付けてなる綿棒状の清掃具
50を挿入し、これで発熱部を拭くという手法が採られ
ていた。
【0006】一方、かかる純手作業的手法では、清掃具
50を発熱部に対して正確に位置決めする方法がないた
めに、或いは発熱部に対する接触圧が一定しないため、
清掃むらを生じるという不都合が生じていた。
【0007】これに対して、実開平5−91854号公
報には、上記欠点を解消すべく、インクリボンカートリ
ッジの装着部に着脱可能な形状の筐体にサーマルヘッド
の発熱部への対応位置をもって清掃部材を取付け、筐体
の着脱動作を利用して発熱部に対する清掃部材の定位置
摺動を得る技術が開示されている。そして、清掃部材は
筐体に固定される弾性アームの先端部に清掃部を取付け
たもので、装着時にオペレータが指で弾性片アームを押
し下げて発熱部に当接させるような構造となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平5−91854号公報に開示される技術にあって
は、装着時に弾性アームを人手で押し下げる操作を前提
とするため、面倒であると共に、不注意によって弾性ア
ームを押し下げないまま無理に押し込んで部品の変形な
いし破損を招く危険性が常に存在していた。
【0009】また、発熱部に対する清掃部(摺動部)に
アルコール等の洗浄液をその都度補給する構成であるの
で手間が掛かり、また、清掃部が常時外部に露出する構
成であるので、清掃部自体が汚れ易いと共に外力で変形
・破損し易いという不都合が常に存在していた。
【0010】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、余分な操作を要することなく装着部に対する
着脱操作のみで確実に清掃を行うことができるサーマル
ヘッドのクリーニング装置を提供することを、その目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、熱転写式プリンタのインクリボンカートリッジと同
一形状に形成された筐体本体部と、この筐体本体部上に
装備され前記熱転写プリンタにおけるサーマルヘッドの
発熱面に向けて突設された清掃手段とを備えている。そ
して、この清掃手段を、前述した筐体本体部の着脱移動
の方向に沿って揺動可能に装備する、という構成を採っ
ている。
【0012】請求項2記載の発明では、熱転写式プリン
タのインクリボンカートリッジの筐体本体部と、この筐
体本体部上に装備され前記熱転写プリンタにおけるサー
マルヘッドの発熱面に向けて突設された清掃手段とを備
えている。そして、この清掃手段を、筐体本体部の着脱
移動の方向に沿って揺動可能に装備する、という構成を
採っている。
【0013】請求項3記載の発明では、前述した清掃手
段を、所定の方向に向けて突設され先端部が楔状に形成
された柱状の清掃部材と、この清掃部材の中央部の両側
面に外部に向かった延設された支軸と、この支軸用の突
出溝を側面に有し且つ清掃部材を内部に収納して該清掃
部材の中心軸に沿って往復移動自在に構成された筒状カ
バー部材と、この筒状カバー部材の先端部内に装備され
当該筒状カバー部材を前述した清掃部材の先端部側に常
時押圧設定するコイルばねと、筒状カバー部材および清
掃部材を当該清掃部材の中心軸部分で揺動自在に支持す
るベース部材とを備えた構成とする。
【0014】そして、この清掃手段のベース部材に、筒
状カバー部材の先端部に横方向の外力が付勢された場合
に作動し前述したコイルばねに抗して筒状カバー部材を
その後端部で清掃部材から引き抜く方向に案内する揺動
案内面を設けると共に、この揺動案内面に係合する突起
部を筒状カバー部材の後端部に設ける、という構成を採
っている。
【0015】請求項4記載の発明では、前述した清掃手
段が、筒状カバー部材の清掃部材突出側に、開閉蓋機構
を備えている、という構成を採っている。
【0016】請求項5記載の発明では、前述した開閉蓋
機構を、筒状カバー部材の清掃部材突出口に配置された
蓋部材と、この蓋部材を一端部で開閉自在に保持すると
共に他端部が前記筒状カバー部材に固定された板ばねと
により構成する、という手法を採っている。(これによ
り、通常は閉じた状態に設定され前述した清掃部材に付
勢されて開く)
【0017】
【作用】請求項1,2記載の各発明では、まず、熱転写
プリンタのインクリボンカートリッジ装着部へ本体筐体
部を装着すると、清掃手段がサーマルヘッドの前端面に
当接し、その当接圧で清掃手段は揺動して傾倒する。か
かる状態で装着が進行すると、清掃手段は傾倒状態で進
入し、その先端部はサーマルヘッドの発熱部に摺接して
移動し、この間、サーマルヘッドの発熱部の清掃が継続
される。装着が完了すると、清掃手段はサーマルヘッド
から外れた場所に位置するため直立する。
【0018】次に、本体筐体部を引き抜くと、清掃手段
が装着時と逆方向に揺動して傾倒する。そして、引き抜
き動作に伴って清掃手段の先端部は発熱部に摺接して移
動し、この間、サーマルヘッドの発熱部の清掃が継続さ
れる。
【0019】請求項3記載の発明では、まず、熱転写プ
リンタのインクリボンカートリッジ装着部へ本体筐体部
を装着すると、清掃手段の筒状カバー部材がサーマルヘ
ッドの前端面に当接し、その当接圧で清掃手段の筒状カ
バー部材が揺動して傾倒する。この場合、筒状カバー部
材は、後端部の突起部がベース部材の揺動案内面に案内
されて清掃部材から中心軸に沿って引き下げられる。こ
の清掃手段の傾倒と共に清掃部材が筒状カバー部材から
突出する。
【0020】そして、かかる状態で装着が進行すると、
清掃手段は傾倒状態が維持されるためその清掃部材の先
端部がサーマルヘッドの発熱部に摺接して移動し、この
間、サーマルヘッドの発熱部の清掃が継続される。本体
筐体部の装着が完了すると、清掃手段はサーマルヘッド
から外れた場所に位置し、同時にコイルばねの作用によ
って筒状カバー部材が再び清掃部材を被覆する位置に引
き戻され、直立した状態に元位置復帰する。
【0021】本体筐体部を熱転写プリンタのインクリボ
ンカートリッジ装着部から引き抜く動作に移行すると、
前述した本体筐体部の装着時とは逆の方向に清掃手段が
傾倒し、同様に発熱部の清掃が実行される。
【0022】請求項4記載の発明では、前述した清掃手
段の機能時には開閉蓋機構が作動して筒状カバー部材の
清掃部材突出口が開かれる。
【0023】請求項5記載の発明では、前述した開閉蓋
機構が、通常は閉じた状態に設定され、作動時には筒状
カバー部材内からの清掃部材の突出動作によって押し開
かれる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図5に基
づいて説明する。
【0025】熱転写プリンタのプリンタ本体2にはサー
マルヘッド4が内蔵されており、このサーマルヘッド4
の位置に対応してインクリボンカートリッジの装着部6
が形成されている。
【0026】本実施例で示すサーマルヘッドのクリーニ
ング装置8は、プリンタ本体2の装着部6に装着可能な
形状,即ち、インクリボンカートリッジと同等の装着状
態を呈する形状を有する本体筐体部10と、この本体筐
体部10にサーマルヘッド4の発熱部に対応する位置を
もって突設されると共に発熱部の長手方向(装着部6の
前後方向)に揺動可能に設けられた清掃手段12とを備
えている。また、清掃手段12には、その図1に於ける
上端部に、洗浄液の揮発を防止する開閉蓋機構14が装
備されている。
【0027】清掃手段12は、図3乃至図4に示すよう
に、上方向に向けて突設され先端部が楔状に形成された
柱状の清掃部材18と、この清掃部材18の中央部の両
側面に外部に向かった延設された支軸としての揺動支軸
16a,16aと、この揺動支軸16a,16aを外部
突出させるための突出溝24aを側面に有し且つ前述し
た清掃部材18を内部に収納して該清掃部材18の中心
軸に沿って往復移動自在に構成された筒状カバー部材2
4と、この筒状カバー部材24の先端部内に装備され当
該筒状カバー部材24を清掃部材18の先端部側に常時
押圧設定するコイルばね26と、筒状カバー部材24お
よび清掃部材18を当該清掃部材18の中心軸部分で揺
動自在に支持するベース部材22とを備えている。
【0028】このベース部材22には、筒状カバー部材
24の先端部に横方向の外力が付勢された場合に作動
し,コイルばね26に抗して筒状カバー部材24をその
後端部にて前述した清掃部材18から引き抜く方向に案
内する揺動案内面28が設けられている。そして、この
揺動案内面28に係合する突起部30が筒状カバー部材
24の後端部(図3における下端部四箇所)に設けられ
ている。
【0029】清掃部材18には、その図3乃至図4に示
す下端部に、円筒タンク状の洗浄液収容部16が同軸上
に装備され、この洗浄液収容部16の左右に、前述した
揺動支軸16a,16aが突出装備されている。この洗
浄液収容部16の上部に位置する清掃部材18側には洗
浄液の揮発を防止するためのシール材20(Oリング)
を装備するための取付溝16bが形成されている。
【0030】清掃部材18は、筒状カバー部材24と共
に前述したように、角筒状のベース部材22に揺動自在
に支持されている。また、ベース部材22は、本実施例
では本体筐体部10の先端部(プリンタ本体2に挿入動
作時の先端部)に着脱自在に取付けられている。
【0031】ベース部材22の両側面には、図3乃至図
4に示すように、清掃手段12の取付用溝22aが形成
されており、この取付用溝22aの上端には保持穴22
bが設けられている。清掃部材18および筒状カバー部
材24は、その揺動支軸16aを取付用溝22aに対応
させてベース部材22に下方から挿入され、揺動支軸1
6aを保持穴22bに圧入することによって、ベース部
材22に発熱部の長手方向(図3におけるA方向)に揺
動可能に支持されている。
【0032】また、清掃手段18は、筒状カバー部材2
4の清掃部材突出口部分に、開閉蓋機構32を備えてい
る。
【0033】この開閉蓋機構32は、前述した筒状カバ
ー部材24の清掃部材突出口に配置された蓋部材32A
と、この蓋部材32Aを一端部で開閉自在に保持すると
共に他端部が筒状カバー部材24に固定された板ばね3
2Bとにより構成されている。これにより、この蓋部材
32Aは、通常は閉じた状態に設定され作動時には前述
した清掃部材に付勢されて開くようになっている。
【0034】筒状カバー部材24の側面には、前述した
清掃部材18に一体化された洗浄液収容部16の揺動軸
16aに係合する案内溝24aが図3ないし図4に示す
ように下端部から上方向に向かって(中心軸に沿って)
形成されており、清掃手段12を覆った状態で上下移動
できるようになっている。又、筒状カバー部材24の先
端部内にはバネ受け面24bが形成されており、前述し
たコイルばね26はこのバネ受け面24bと洗浄液収容
部材16の上端面との間に配設されている。
【0035】筒状カバー部材24の下端に形成された係
合用の突起部30は、前述したようにベース部材22の
下端に形成された揺動案内面28に係合されている。こ
の揺動案内面28は、本実施例では、上方に凸面となる
湾曲形状に形成されている。従って、この揺動案内面2
8の曲線形状によって筒状カバー部材24の引き下がり
位置が規制され、突起部30が移動することによって筒
状カバー部材24の上下位置が変位するようになってい
る。
【0036】次に、上記クリーニング装置8の動作を図
5に基づいて説明する。
【0037】図5(a)は装着前の状態を示しており、
清掃手段12は直立状態にある。かかる状態で装着部6
の奥行方向(矢印B方向)へ装着すると、清掃手段12
は、サーマルヘッド4の端面にその筒状カバー部材24
部分が当接し、当該当接圧で装着方向と反対側へ揺動し
て傾倒する。この場合、図5(b)に示すように、右側
の突起部30は揺動案内面28によって下方に押し下げ
られるので、筒状カバー部材24は後退する(引き下げ
られる)。揺動案内面28の曲率は、カバー部材24の
先端がサーマルヘッド4の発熱部4aに接触しない後退
距離を生じるように設定されている。
【0038】そして、筒状カバー部材24の後退に伴っ
て相対的に清掃手段12の清掃部材18が蓋32を押し
上げて突出し、清掃部材18のみが発熱部4aに接触す
る。一方、コイルばね26および揺動案内面28の作用
によって清掃部材12は直立位置へ戻す力が常時作用し
ているので、清掃部材18は発熱部4aに摺接し、かか
る状態で装着が進行(矢印C方向)すると発熱部4aは
清掃部材18によってムラ無く良好にクリーニングされ
る。
【0039】装着が完了すると、図5(c)に示すよう
に、サーマルヘッド4との当接が外れて清掃手段12は
直立位置へ復帰し、清掃部材18は筒状カバー部材24
内へ収納される。
【0040】次に、図5(d)に示すように、本体筐体
部10が引き出されると(矢印D方向)、清掃手段12
は装着時と反対方向に傾倒し、同様に発熱部4aのクリ
ーニングが行われる。この着脱動作は一度でもよいが、
必要に応じて複数回行うようにすればサーマルヘッド4
のクリーニングがより一層完全なものとなる。また、清
掃部材18の先端形状は、本体筐体部10の着脱いずれ
の動作においても発熱部4aに良好に且つ滑らかに接触
するように、くさび状が望ましい。
【0041】以上のように、本実施例によると、装着部
6に対する着脱操作のみでサーマルヘッド4の発熱部4
aの清掃を確実に行うことができるので、きわめて簡単
な操作でサーマルヘッド4のクリーニングを行うことが
できる。また、清掃手段12は開閉蓋機構14によって
洗浄液の揮発を防止されるので、清掃可能な状態を長期
にわたって保持することができる。また、筒状カバー部
材24によって保護されるので、不使用時における清掃
部材18のゴミ付着や不意の破損を防止することもでき
る。
【0042】ここで、上記実施例では、インクリボンカ
ートリッジの疑似体ともいうべき本体筐体部10に清掃
手段12等を設ける構成としたが、図6に示すように、
本体筐体部10に代えて、インクリボンフィルム34を
装備したインクリボンカートリッジ36そのものに清掃
手段12等を装備してサーマルヘッドのクリーニング装
置38とすることもできる。
【0043】この場合、サーマルヘッドの清掃を格別意
識しなくても、熱転写プリンタの必須部品としてのイン
クリボンカートリッジ36を装着したとき、或いは外し
たときに同時にサーマルヘッド4の清掃がなされる。イ
ンクリボンカートリッジ36の交換の際にインクリボン
カートリッジ36全体を交換すれば、清掃手段12は新
しいものとなる。また、本体筐体部は交換せずにインク
リボンフィルム34のみを交換する場合でも、ベース部
材22を取り外すことによって清掃手段12の交換も可
能なので、必要に応じて新しい清掃手段12とすること
ができる。
【0044】また、インクリボンフィルム34の交換以
外の時でも画像にサーマルヘッド発熱部4に付着したゴ
ミによる印画不良が発生した時には、インクリボンカー
トリッジ36の着脱動作を行うことでクリーニングが行
える。
【0045】なお、上記各実施例では、各構成要素を特
定の形状、配置形態で示したが、これに限定される趣旨
ではなく、上述の清掃機能を満足する範囲で適宜に設計
変更できるものである。例えば、本体筐体部10は、イ
ンクリボンカートリッジと同一形状でなくともプリンタ
本体2の装着部6に係合して挿入および引き抜き動作を
行い得る形状であればよい。また、ベース部材22を介
することなく本体筐体部10自体に清掃手段12を揺動
可能に支持すると共に揺動案内面28を形成する構成と
することができる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、清掃部
材を指で操作することなく本体筐体部あるいはインクリ
ボンカートリッジの着脱操作のみでサーマルヘッドの発
熱部をクリーニングし得るので、ムラの無いクリーニン
グを極めて迅速且つ確実に行うことができ、また、クリ
ーニング時のみ清掃部材の先端部を露出する構成である
ので、揮発防止によって清掃部材の清掃可能な状態を長
期にわたって維持することができ、不使用時のゴミ付着
や不意の破損を防止することができるという従来にない
優れたサーマルヘッド用クリーニング装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すサーマルヘッド用クリ
ーニング装置と装着部との関係を示す概略斜視図であ
る。
【図2】図1に開示したサーマルヘッド用クリーニング
装置の拡大斜視図である。
【図3】図2に開示した清掃手段の具体例を示す一部断
面した正面図である。
【図4】図3に示す清掃手段の分解図で、図4(a)は
分解正面図,図4(b)は図4(a)の右側面図であ
る。
【図5】図1乃至図2に開示した実施例の動作を示す説
明図で、図5(a)はクリーニング装置の装着直前の状
態を示す図、図5(b)は装着中の動作状態を示す図、
図5(c)は装着完了時の状態を示す図、図5(d)は
クリーニング装置を引き出す時の状態を示す図である。
【図6】他の実施例を示す斜視図である。
【図7】従来例におけるクリーニング動作を示す斜視図
である。
【符号の説明】
4 サーマルヘッド 4a 発熱部 8 クリーニング装置 10 本体筐体部 12 清掃手段 16 洗浄液収容部 16a 支軸としての揺動支軸 22 ベース部材 24 筒状カバー部材 26 コイルばね 28 揺動案内面 30 突起部 32 開閉蓋機構 32A 蓋部材 32b 板ばね 36 インクリボンカートリッジ(本体筐体部)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱転写式プリンタのインクリボンカート
    リッジと同一形状に形成された本体筐体部と、この本体
    筐体部に装備され前記熱転写プリンタにおけるサーマル
    ヘッドの発熱面に向けて突設された清掃手段とを備え、 前記清掃手段が、前記本体筐体部の着脱移動の方向に沿
    って揺動可能に装備されていることを特徴としたサーマ
    ルヘッド用クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 熱転写式プリンタのインクリボンカート
    リッジの本体筐体部と、この本体筐体部上に装備され前
    記熱転写プリンタにおけるサーマルヘッドの発熱面に向
    けて突設された清掃手段とを備え、 前記清掃手段が、前記本体筐体部の着脱移動の方向に沿
    って揺動可能に装備されていることを特徴としたサーマ
    ルヘッド用クリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃手段が、 所定の方向に向けて突設され先端部が楔状に形成された
    柱状の清掃部材と、この清掃部材の中央部の両側面に外
    部に向かって延設された支軸と、この支軸用の突出溝を
    側面に有し且つ前記清掃部材を内部に収納して該清掃部
    材の中心軸に沿って往復移動自在に構成された筒状カバ
    ー部材と、この筒状カバー部材の先端部内に装備され当
    該筒状カバー部材を前記清掃部材の先端部側に常時押圧
    設定するコイルばねと、前記筒状カバー部材および前記
    清掃部材を当該清掃部材の中心軸部分で揺動自在に支持
    するベース部材とを備え、 このベース部材に、前記筒状カバー部材の先端部に横方
    向の外力が付勢された場合に作動し前記コイルばねに抗
    して前記筒状カバー部材をその後端部で前記清掃部材か
    ら引き抜く方向に案内する揺動案内面を設けると共に、
    この揺動案内面に係合する突起部を前記筒状カバー部材
    の後端部に設けて成ること、を特徴とした請求項1又は
    2記載のサーマルヘッド用クリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃手段は、前記筒状カバー部材の
    前記清掃部材突出側に、開閉蓋機構を備えていることを
    特徴とした請求項3記載のサーマルヘッド用クリーニン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉蓋機構が、筒状カバー部材の清
    掃部材突出口に配置された蓋部材と、この蓋部材を一端
    部で開閉自在に保持すると共に他端部が前記筒状カバー
    部材に固定された板ばねとにより構成されていることを
    特徴とした請求項4記載のサーマルヘッド用クリーニン
    グ装置。
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