JP2707463B2 - 開閉式ドーム屋根 - Google Patents

開閉式ドーム屋根

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JP2707463B2
JP2707463B2 JP10450889A JP10450889A JP2707463B2 JP 2707463 B2 JP2707463 B2 JP 2707463B2 JP 10450889 A JP10450889 A JP 10450889A JP 10450889 A JP10450889 A JP 10450889A JP 2707463 B2 JP2707463 B2 JP 2707463B2
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佳昭 津田
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株式会社間組
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、競技場等の大規模空間構造物のドーム屋根
に関し、更に詳細には、該ドーム屋根の開閉を可能にし
た開閉式ドーム屋根に関する。
<従来の技術> 現在、開閉式のドーム屋根構造としてはドーム屋根を
複数に分割して両サイド又は一方向に移動させる構造、
競技場の外周の一箇所を扇形のかなめの位置とし、この
位置を支点として、ドーム屋根が両サイドに開閉を行う
構造、または球型ドーム屋根の上部を分割し、下部の固
定屋根部にスライドさせてドーム屋根の開閉を行う構造
などが知られている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来の構造では移動した屋根を収納す
るための余分なスペースが必要となり、またデザイン上
も必ずしも優れたものとは云えなかった。そこで、ドー
ム屋根の分割数を増してコンパクトに収納することも考
えられるが、分割数を増大させると、開閉機構が複雑と
なり、構築物全体の安定性が悪くなるばかりでなく、メ
ンテナンスにも負担がかかるなどの問題点があった。
また、球型ドームの上部を分割して下部の固定部にス
ライドさせ開閉を行う構造では分割屋根の移動後の収納
スペースには問題はないが、周囲に固定屋根部が大きく
残存してしまい、開放率が小さく限定された開放状態に
なる欠点があった。
本発明は上記問題点を解決すべくなされたものであ
り、その目的は、比較的単純な構造で、高い構造安定性
を有し、経済的にも優れた開閉式ドーム屋根を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、簡素な開閉構造で操
作性、安定性及びデザイン性に優れた開閉式ドーム屋根
を提供せんとする。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記目的に鑑みてなされたものであり、その
要旨は、円形ドーム屋根の両端部を固定屋根とし、該固
定屋根に挾まれた中央部を可動屋根とすると共に、該可
動屋根を両端に位置する前記固定屋根に対してクロスす
る向きに中央部から複数に分割し、その両端部を回動屋
根とし、該回動屋根に挾まれた中央部を摺動屋根とする
と共に、該摺動屋根を下方に摺動させ前記回動屋根に積
層収容し、さらに前記摺動屋根を積層収容した前記回動
屋根を前記円形ドームの外周部に沿って回動させ、前記
固定屋根に重合することを特徴とする開閉式ドーム屋根
にある。
<実施例> 本発明に係る開閉式ドーム屋根の一実施例を添付図面
に基づいて説明する。
第1図(a),(b)に示すように、ドーム屋根1は
両端部の固定屋根C,C′と、該固定屋根C,C′に挾まれた
ドーム最上部の両側に位置する摺動屋根A,A′と、該摺
動屋根A,A′の両側外周部に位置する回動屋根B,B′とで
構成し、全体として半円球形状のドーム屋根を形成して
いる。
第4図に示すように、前記摺動屋根A,A′はその両端
部を前記固定屋根C,C′の内側面に摺動可能な状態に懸
架されている。固定屋根C,C′はその上方の内側面端部
に沿って、断面がT形状をなし、前記摺動屋根A,A′を
摺動自在に懸架するための懸垂部2を突設し、該懸垂部
2には、摺動屋根A,A′の外側両端部に沿って設けた懸
垂溝3が嵌合している。また、懸垂部2には前記摺動屋
根が移動するためのレール4を敷設し、一方懸垂溝3に
は該レール4上を走行するための車輪5を複数配設して
いる。
また第5図に示すように、回動屋根B,B′の外側面上
には、それぞれ前記摺動屋根A,A′が移行するためのレ
ール6を敷設すると共に、前記摺動屋根A,A′の内側面
には、凹溝部7を設け、該凹溝部7に前記レール6を走
行するための車輪8を複数配設している。前記レール6
はその断面がI形状をなし、その両側を前記凹溝部7に
突設したクランプ9によってガイドされているため、前
記車輪8はレール6から離脱することはない。
さらにまた第6図に示すように、前記ドーム屋根1の
外周部内側には、前記回動屋根B,B′が旋回移動するた
めの円形軌道を形成するレール10が敷設されており、前
記回動屋根B,B′の外周底部には、該レール10上を走行
するための車輪11を複数配設している。なお、前記レー
ル4,6は第7図に示すように前記車輪5,8との当接面に当
間隔で複数の山形の歯12を設けラック形状とし、一方車
輪5,8も該歯6とかみ合うピニオン形状をなしている。
したがって車輪5,8がレール4,6上を空転することなく走
行できる。
次に、以上の構成より成る開閉式ドーム屋根1の開閉
機構について説明する。
まず、第1図に示すように、ドーム屋根1の最上部に
位置する摺動屋根A,A′が駆動装置(図示せず)に連結
した車輪5によって前記懸垂部2のレール4上を走行
し、それぞれ矢印の向きにスライドする。懸垂部2は後
述する回動屋根B,B′の旋回の妨げにならないように固
定屋根C,C′の上方部にのみ敷設しており、前記摺動屋
根A,A′がスライドするに連れて、回動屋根B,B′上に敷
設したレール6上へ順次移行し、駆動装置(図示せず)
に連結した車輪8によって走行を続ける。
第2図に示すように、外側部に前記摺動屋根A,A′を
完全に積層収容した回動屋根B,B′は、駆動装置(図示
せず)に連結した車輪11によって前記円形軌道を形成す
るレール10上を走行し、矢印の向きに旋回し、固定屋根
C,C′の内側に積層収容してドーム屋根1を開放する
(第3図)。また該ドーム屋根1を閉塞するには前記各
車輪を反転させ、前記移動を逆の順番で行うことによ
り、再び上空をドーム屋根1で完全に被うことができ
る。
本実施例では摺動屋根A,A′をそれぞれ積層収容した
回動屋根B,B′を同一方向に旋回し、固定屋根C,C′に収
容する機構を示したが、これに限るものではなく、第8
図に示すように、前記摺動屋根A,A′及び前記回動屋根
B,B′をさらに左右に2分割することも可能である。こ
の開閉機構は、前記実施例と同様に摺動屋根を摺動させ
積層収容した4基の回動屋根を、それぞれ矢印の向きに
旋回させ、固定屋根C,C′の内側に積層収容するので、
ドーム屋根の開閉時間が短縮できる。
また、本実施例では、各分割屋根の移動方法として駆
動装置に連結した歯車形状の車輪が、該車輪との当接面
に山形の歯を有するレール上を走行し移動する方法を採
ったが、この方法に限定されるものではなく、圧縮空
気、油圧、磁気浮上等を利用して走行手段としても何ら
支障はない。
<効果> 本発明に係る開閉式ドーム屋根は摺動屋根、回動屋根
及び固定屋根で構成するものであり、前記摺動屋根を摺
動させて回動屋根に積層収容し、さらに前記摺動屋根を
積層収容した前記回動屋根を円形ドームの外周部に沿っ
て回動させ、前記固定屋根に重合してドーム屋根の開閉
を行うため、移動後の各屋根を収容する余分なスペース
を必要とせず、経済的であり、また構造安定性及びデザ
イン性にも優れるなど多くの効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】 第1図(a),(b)〜第3図(a),(b)は本発明
に係るドーム屋根の開閉状態を示す説明図、第4図は第
1図(a)のI−I断面図、第5図は第2図(a)のII
−II断面図、第6図は第3図(a)のIII−III断面図、
第7図はレールと車輪との形状を示す概略斜視図、第8
図は他の実施例を示す平面図である。 A,A′……摺動屋根、B,B′……回動屋根、C,C′……固
定屋根、1……ドーム屋根。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】競技場等の建築構造物の円形ドーム屋根に
    おいて、該円形ドーム屋根の両端部を固定屋根とし、該
    固定屋根に挾まれた中央部を可動屋根とすると共に、該
    可動屋根を両端に位置する前記固定屋根に対してクロス
    する向きに中央部から複数に分割し、その両端部を回動
    屋根とし、該回動屋根に挾まれた中央部を摺動屋根とす
    ると共に、該摺動屋根を下方に摺動させ前記回動屋根に
    積層収容し、さらに前記摺動屋根を積層収容した前記回
    動屋根を前記円形ドームの外周部に沿って回動させ、前
    記固定屋根に重合することを特徴とする開閉式ドーム屋
    根。
JP10450889A 1989-04-26 1989-04-26 開閉式ドーム屋根 Expired - Fee Related JP2707463B2 (ja)

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