JP2707422B2 - 隠し蝶番 - Google Patents
隠し蝶番Info
- Publication number
- JP2707422B2 JP2707422B2 JP7044843A JP4484395A JP2707422B2 JP 2707422 B2 JP2707422 B2 JP 2707422B2 JP 7044843 A JP7044843 A JP 7044843A JP 4484395 A JP4484395 A JP 4484395A JP 2707422 B2 JP2707422 B2 JP 2707422B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- plate
- fixed
- bearing
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinges (AREA)
- Hinge Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、扉閉鎖状態において
固定翼板や移動翼板などの各構成部品が固定枠体と扉の
内側に隠蔽される隠し蝶番に関するものである。
固定翼板や移動翼板などの各構成部品が固定枠体と扉の
内側に隠蔽される隠し蝶番に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 実公昭５９−３０７７号公報に示され
たように従来の隠し蝶番では、固定枠体の正面板部の背
面に固着される固定翼板と扉の背面に固着される移動翼
板を１枚のリンク板を介して軸棒で連結している。
たように従来の隠し蝶番では、固定枠体の正面板部の背
面に固着される固定翼板と扉の背面に固着される移動翼
板を１枚のリンク板を介して軸棒で連結している。
【０００３】しかしながら、このような技術では、扉は
開閉動作の全過程を通じて単純な回転奇跡を描くだけで
あり、扉閉鎖の終端や扉開放の始端において扉を固定枠
体に対して前後方向にほぼ平行に移動させたい用途には
適用できない。
開閉動作の全過程を通じて単純な回転奇跡を描くだけで
あり、扉閉鎖の終端や扉開放の始端において扉を固定枠
体に対して前後方向にほぼ平行に移動させたい用途には
適用できない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】 したがって、本発明
の目的は、扉閉鎖の終端や扉開放の始端において扉を固
定枠体に対して前後方向にほぼ平行に移動させたい用途
にも適用できるとともに、扉の閉鎖位置と開放位置が正
確に設定され、扉の過剰開放が阻止される隠し蝶番を提
供することである。
の目的は、扉閉鎖の終端や扉開放の始端において扉を固
定枠体に対して前後方向にほぼ平行に移動させたい用途
にも適用できるとともに、扉の閉鎖位置と開放位置が正
確に設定され、扉の過剰開放が阻止される隠し蝶番を提
供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の隠し蝶番は、固定
枠体１に固着される固定翼板５と、扉２に固着される移
動翼板８と、軸棒１５によって固定翼板５に連結された
第１翼板９，９と、軸棒１９により移動翼板８に連結さ
れ、軸棒１８により第１翼板９，９に連結された第２翼
板１０，１０と、軸棒１４により固定翼板５に連結さ
れ、軸棒１６により第２翼板１０，１０に連結された第
１リンク板と、軸棒２０により移動翼板８に連結され、
軸棒１８により第１翼板９，９に連結された第２リンク
板と、第１翼板９，９の中間部の軸棒１５寄りに固着さ
れ、扉２の閉鎖状態において固定翼板５の軸受板部４，
４の側面と当接する一方、開放状態において第１リンク
板１１の前面と当接するストッパー１３とからなる。
照符号を用いて説明すると、本発明の隠し蝶番は、固定
枠体１に固着される固定翼板５と、扉２に固着される移
動翼板８と、軸棒１５によって固定翼板５に連結された
第１翼板９，９と、軸棒１９により移動翼板８に連結さ
れ、軸棒１８により第１翼板９，９に連結された第２翼
板１０，１０と、軸棒１４により固定翼板５に連結さ
れ、軸棒１６により第２翼板１０，１０に連結された第
１リンク板と、軸棒２０により移動翼板８に連結され、
軸棒１８により第１翼板９，９に連結された第２リンク
板と、第１翼板９，９の中間部の軸棒１５寄りに固着さ
れ、扉２の閉鎖状態において固定翼板５の軸受板部４，
４の側面と当接する一方、開放状態において第１リンク
板１１の前面と当接するストッパー１３とからなる。
【０００６】固定翼板５の取付板部３は固定枠体１に固
着され、取付板部３に軸受板部４，４を直角に連結し、
各軸受板部４の取付板部３寄りに軸穴２６を設ける。軸
棒１５は軸受板部４の先端部に嵌挿される。
着され、取付板部３に軸受板部４，４を直角に連結し、
各軸受板部４の取付板部３寄りに軸穴２６を設ける。軸
棒１５は軸受板部４の先端部に嵌挿される。
【０００７】移動翼板８の取付板部６は扉２に固着さ
れ、取付板部６に軸受板部７，７を直角に連結する。両
軸受板部７に軸棒１９が嵌挿される第１軸穴３１と軸棒
２０が嵌挿される第２軸穴３２を設け、第１軸穴３１と
第２軸穴３２を取付板部６に平行に配置する。
れ、取付板部６に軸受板部７，７を直角に連結する。両
軸受板部７に軸棒１９が嵌挿される第１軸穴３１と軸棒
２０が嵌挿される第２軸穴３２を設け、第１軸穴３１と
第２軸穴３２を取付板部６に平行に配置する。
【０００８】第１翼板９の基端部に軸棒１５が嵌挿され
る第１軸穴２７，２７を設け、先端部に軸棒１８が嵌挿
される第２軸穴３０，３０を設け、中間部の第２軸穴３
０，３０寄りに軸棒１７が嵌挿される第３軸穴２９，２
９を設ける。第２翼板１０，１０の基端部に軸棒１６が
嵌挿される軸穴２８，２８を設け、先端部に軸棒１９を
嵌挿させ、軸棒１７を中間部の軸穴２８，２８寄りに嵌
挿させる。
る第１軸穴２７，２７を設け、先端部に軸棒１８が嵌挿
される第２軸穴３０，３０を設け、中間部の第２軸穴３
０，３０寄りに軸棒１７が嵌挿される第３軸穴２９，２
９を設ける。第２翼板１０，１０の基端部に軸棒１６が
嵌挿される軸穴２８，２８を設け、先端部に軸棒１９を
嵌挿させ、軸棒１７を中間部の軸穴２８，２８寄りに嵌
挿させる。
【０００９】第１リンク板１１の両端部に筒部３３，３
４を設け、軸棒１４を基端部の筒部３３に嵌挿させ、軸
棒１６を先端部の筒部３４に嵌挿させる。第２リンク板
１２の両端部に筒部３５，３６を設け、軸棒１８を基端
部の筒部３５に嵌挿させ、軸棒２０を先端部の筒部３６
に嵌挿させる。
４を設け、軸棒１４を基端部の筒部３３に嵌挿させ、軸
棒１６を先端部の筒部３４に嵌挿させる。第２リンク板
１２の両端部に筒部３５，３６を設け、軸棒１８を基端
部の筒部３５に嵌挿させ、軸棒２０を先端部の筒部３６
に嵌挿させる。
【００１０】
【作用】 扉２を手前に引いて開放方向に回転させる
と、開放動作の初期段階では、移動翼板８は、第１翼板
９，第２翼板１０，第１リンク板１１，第２リンク板１
２によって誘導ないし規制されて、固定翼板５に対して
平行移動に近似した回動軌跡を描く。すなわち、扉２は
固定枠体１の正面側にほぼ平行移動してから回動する。
扉２が所定角度まで全開されたとき、図６に示したよう
にストッパー１３には第１リンク板１１の前面が当接す
る。
と、開放動作の初期段階では、移動翼板８は、第１翼板
９，第２翼板１０，第１リンク板１１，第２リンク板１
２によって誘導ないし規制されて、固定翼板５に対して
平行移動に近似した回動軌跡を描く。すなわち、扉２は
固定枠体１の正面側にほぼ平行移動してから回動する。
扉２が所定角度まで全開されたとき、図６に示したよう
にストッパー１３には第１リンク板１１の前面が当接す
る。
【００１１】扉２を閉鎖する時、閉鎖動作の最終段階で
は、移動翼板８は、第１翼板９，第２翼板１０，第１リ
ンク板１１，第２リンク板１２によって誘導ないし規制
されて、固定翼板５に対して平行移動に近似した回動軌
跡を描き、扉２は固定枠体１に当接する。扉２が全閉さ
れたとき、図６に示したようにストッパー１３には固定
翼板５の軸受板部４，４の側面が当接する。
は、移動翼板８は、第１翼板９，第２翼板１０，第１リ
ンク板１１，第２リンク板１２によって誘導ないし規制
されて、固定翼板５に対して平行移動に近似した回動軌
跡を描き、扉２は固定枠体１に当接する。扉２が全閉さ
れたとき、図６に示したようにストッパー１３には固定
翼板５の軸受板部４，４の側面が当接する。
【００１２】
【実施例】 扉２の開放状態において、軸棒１４，ワッ
シャ２１が当接する凹部２３を第１翼板９の中間部に設
け、第２リンク板１０の筒部３６が当接する凹部２４を
第２翼板１０の中間部に設ける。
シャ２１が当接する凹部２３を第１翼板９の中間部に設
け、第２リンク板１０の筒部３６が当接する凹部２４を
第２翼板１０の中間部に設ける。
【００１３】第１翼板９，９の中間部の軸棒１５寄りに
穴部３７，３７を設け、ストッパー１３の上下端部を該
穴部３７，３７に嵌合してある。
穴部３７，３７を設け、ストッパー１３の上下端部を該
穴部３７，３７に嵌合してある。
【００１４】第２リンク板１０の軸棒１９には長円筒形
のカラー２１が嵌められ、軸棒１８には長円筒形のカラ
ー２２が嵌められている。
のカラー２１が嵌められ、軸棒１８には長円筒形のカラ
ー２２が嵌められている。
【００１５】
【発明の効果】 以上のように本発明の隠し蝶番では、
第１翼板９，９の軸棒１５が嵌挿される第１軸穴２７，
２７を基端部に設け、軸棒１８が嵌挿される第２軸穴３
０，３０を先端部に設け、軸棒１７が嵌挿される第３軸
穴２９，２９を中間部の先端寄りに設け、固定翼板５の
軸受板部４，４の軸棒１４が嵌挿される軸穴２６を取付
板部３寄りに設け、第２翼板１０の軸棒１６が嵌挿され
る軸穴２８を基端部に設け、移動翼板８の軸受板部７，
７の軸棒１９が嵌挿される第１軸穴３１，３１と軸棒２
０が嵌挿される第２軸穴３２，３２を取付板部６に平行
に設け、固定翼板５の軸受板部４，４と移動翼板８の軸
受板部７，７と第１翼板９，９と第２翼板１０，１０と
第１リンク板１１と第２リンク板１２を、軸棒２６，２
７，２８，２９，３０，３１，３２によって連結してい
るので、扉２の開放動作の始端及び閉鎖状態の終端にお
いて移動翼板８が固定翼板５に対して平行移動に近似し
た回動軌跡を描くことになり、隠し蝶番の適用範囲が拡
大されるとともに、第１翼板９，９の中間部の軸棒１５
寄りに固着したストッパー１３が、扉２の閉鎖状態にお
いて固定翼板５の軸受板部４，４の側面と当接する一
方、開放状態において第１リンク板１１の前面と当接す
るため、扉２の閉鎖位置と開放位置が正確に設定され、
扉２の過剰開放が阻止される。
第１翼板９，９の軸棒１５が嵌挿される第１軸穴２７，
２７を基端部に設け、軸棒１８が嵌挿される第２軸穴３
０，３０を先端部に設け、軸棒１７が嵌挿される第３軸
穴２９，２９を中間部の先端寄りに設け、固定翼板５の
軸受板部４，４の軸棒１４が嵌挿される軸穴２６を取付
板部３寄りに設け、第２翼板１０の軸棒１６が嵌挿され
る軸穴２８を基端部に設け、移動翼板８の軸受板部７，
７の軸棒１９が嵌挿される第１軸穴３１，３１と軸棒２
０が嵌挿される第２軸穴３２，３２を取付板部６に平行
に設け、固定翼板５の軸受板部４，４と移動翼板８の軸
受板部７，７と第１翼板９，９と第２翼板１０，１０と
第１リンク板１１と第２リンク板１２を、軸棒２６，２
７，２８，２９，３０，３１，３２によって連結してい
るので、扉２の開放動作の始端及び閉鎖状態の終端にお
いて移動翼板８が固定翼板５に対して平行移動に近似し
た回動軌跡を描くことになり、隠し蝶番の適用範囲が拡
大されるとともに、第１翼板９，９の中間部の軸棒１５
寄りに固着したストッパー１３が、扉２の閉鎖状態にお
いて固定翼板５の軸受板部４，４の側面と当接する一
方、開放状態において第１リンク板１１の前面と当接す
るため、扉２の閉鎖位置と開放位置が正確に設定され、
扉２の過剰開放が阻止される。
【図１】 本発明の一実施例に係る隠し蝶番の閉鎖状態
における平面図である。
における平面図である。
【図２】 該蝶番の平面図である。
【図３】 該蝶番の右側面図である。
【図４】 図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】 該蝶番の中途開放状態における平面図であ
る。
る。
【図６】 該蝶番の開放状態における平面図である。
１ 固定枠体 ２ 扉 ３ 取付板部 ４ 軸受板部 ５ 固定翼板 ６ 取付板部 ７ 軸受板部 ８ 移動翼板 ９ 第１翼板 １０ 第２翼板 １１ 第１リンク板 １２ 第２リンク板 １３ ストッパー １４ 軸棒 １５ 軸棒 １６ 軸棒 １７ 軸棒 １８ 軸棒 １９ 軸棒 ２０ 軸棒 ２１ カラー ２２ カラー ２３ 凹部 ２４ 凹部 ２５ ワッシャ ２６ 軸穴 ２７ 第１軸穴 ２８ 軸穴 ２９ 第３軸穴 ３０ 第２軸穴 ３１ 第１軸穴 ３２ 第２軸穴 ３３ 筒部 ３４ 筒部 ３５ 筒部 ３６ 筒部 ３７ 穴部 ３８ 固定用穴
Claims (1)
- 【請求項１】 基端部に第１軸穴２７，２７を設け、先
端部に第２軸穴３０，３０を設け、中間部の第２軸穴３
０，３０寄りの位置に第３軸穴２９，２９を設けた第１
翼板９，９と； 固定枠体１に固着される取付板部３に軸受板部４，４を
直角に連結し、両軸受板部４の取付板部３寄りに軸穴２
６，２６を設け、第１軸穴２７，２７を通る軸棒１５に
よって先端部を第１翼板９，９に連結された固定翼板５
と； 扉２に固着される取付板部６に軸受板部７，７を直角に
連結し、両軸受板部７に取付板部６と平行に第１軸穴３
１，３１と第２軸穴３２，３２を設けた移動翼板８と； 基端部に軸穴２８，２８を設け、第１軸穴３１，３１を
通る軸棒１９によって先端部を移動翼板８の軸受板部
７，７に連結され、第３軸穴２９，２９を通る軸棒１７
によって中間部の軸穴２８，２８寄りを第１翼板９，９
に連結された第２翼板１０，１０と； 両端部に筒部３３，３４を設け、軸穴２６，２６を通る
軸棒１４によって基端部の筒部３３を固定翼板５の軸受
板部４，４に連結され、軸穴２８，２８を通る軸棒１６
によって先端部の筒部３４を第２翼板１０，１０に連結
された第１リンク板１１と； 両端部に筒部３５，３６を設け、第２軸穴３０，３０を
通る軸棒１８によって基端部の筒部３５を第１翼板９，
９に連結され、第２軸穴３２，３２を通る軸棒２０によ
って先端部の筒部３６を移動翼板８の軸受板部７，７に
連結された第２リンク板１２； 第１翼板９，９の中間部の軸棒１５寄りに固着され、扉
２の閉鎖状態において固定翼板５の軸受板部４，４の側
面と当接する一方、開放状態において第１リンク板１１
の前面と当接するストッパー１３ とからなる隠し蝶番。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7044843A JP2707422B2 (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 隠し蝶番 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7044843A JP2707422B2 (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 隠し蝶番 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08218717A JPH08218717A (ja) | 1996-08-27 |
| JP2707422B2 true JP2707422B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=12702763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7044843A Expired - Lifetime JP2707422B2 (ja) | 1995-02-09 | 1995-02-09 | 隠し蝶番 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2707422B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101231888B1 (ko) * | 2011-09-02 | 2013-02-08 | 오금배 | 외부로 드러나지 않게 설치되는 경첩 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH057417Y2 (ja) * | 1987-03-06 | 1993-02-24 | ||
| JP2519145B2 (ja) * | 1991-11-08 | 1996-07-31 | 榎本金属株式会社 | スライドヒンジ |
| JP3086972U (ja) * | 2001-12-27 | 2002-07-05 | 株式会社 田島 | 水栓の凍結防止装置 |
-
1995
- 1995-02-09 JP JP7044843A patent/JP2707422B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08218717A (ja) | 1996-08-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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