JP2707046B2 - カルテ管理装置 - Google Patents

カルテ管理装置

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JP2707046B2 JP26411893A JP26411893A JP2707046B2 JP 2707046 B2 JP2707046 B2 JP 2707046B2 JP 26411893 A JP26411893 A JP 26411893A JP 26411893 A JP26411893 A JP 26411893A JP 2707046 B2 JP2707046 B2 JP 2707046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は病院等におけるカルテ管
理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば大学病院のような大規
模病院に好適なカルテ管理システムとしては、本出願人
らが提案した特公平4−27124号などとして、多く
の提案がなされ、実際に各地の大学病院等に導入されて
いる。
【0003】しかし、従来提案されているカルテ管理シ
ステムは、完全自動化、乃至は、完全無人化、或は、そ
れらに近い内容のカルテ管理システムの開発を目的とし
てなされたものが大半であるため、そのような目的のカ
ルテ管理システムとしては、きわめて有用性の高いもの
であることは明白なのであるが、システム全体が複雑か
つ高度化された内容であり、また、ハード面でも、例え
ば、自動倉庫に近いカルテ収容手段や容量の大きな大型
コンピュータなどを必須としていた。
【0004】このため、中小規模の病院等にあっては、
上記のカルテ管理システムの有用性を認識しながらも、
価格面、設置スペース面、或は、専任オペレータ等の人
材面などの理由によってなかなか導入できないでいるの
が実情である。因みに、特開平3−195538号に中
規模以下の病院等のためのカルテ管理システムが提案さ
れているが、この提案に係るカルテ管理システムは、カ
ルテファイルの取出しを、受診患者数が所定数に達する
ことを条件に、カルテ主管理部から多機能をワゴンに情
報を発信し、前記情報を受けた多機能ワゴンにより行う
と共に、カルテファイルの取出し操作まで、カルテファ
イルを収納した棚を自動的に移動させるカルテ収納庫を
不可欠とする構成であるため、システムの導入に際し、
設備コストの面から費用がかかりすぎるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
現状のカルテ管理システムの問題点に鑑み、規模が小さ
くても容易に導入できるカルテ管理システムを提供する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明カルテ管理装置の構成は、
患者の氏名、固有番号、受診科名などを示す受診データ
がバーコードにより表示されたカルテであって棚設備等
のカルテ収納部に整理して収納されるカルテと、前記受
診データが外部から入力されることにより該当するカル
テの受診データをプリントアウトする機能と前記受診デ
ータの受発信機能を具備したカルテ管理コンピュータ
と、この管理コンピュータに対する無線通信機能を有
し、CPU,表示部,入力部,出力部,記憶部を具備し
た1台又は2台以上のハンディターミナルであって、前
記管理コンピュータから送信されるカルテの受診データ
が受信されたとき、受信したカルテの受診データを表示
部に表示すると共に、この表示に基づいて前記カルテ収
納部から一つのカルテが取出されると、そのカルテのバ
ーコードを読取らせ、読取ったバーコードデータをその
都度前記管理コンピュータに発信するようにしたハンデ
ィターミナルと、前記各カルテが収容,取出しできるよ
うに形成した棚設備によるカルテ収納部とから成り、前
記各カルテのカルテ収納部への出入れとハンディターミ
ナルの操作を人手により実行するようにしたことを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】カルテ全体の入,出庫状態を示すデータは、全
てのカルテの入出庫管理をする管理コンピュータにおい
て格納,保存,書き替えを行なわせ、棚設備等によるカ
ルテ収納部と前記コンピュータの間に、人手により操作
されるハンディターミナルを介在させてカルテ収納部で
のカルテの出入れは人手により行い、カルテ収納部に対
し入,出庫される各カルテのデータを、そのハンディタ
ーミナルの表示と入力操作によって、前記コンピュータ
との間でやりとりするようにした。これによりカルテ管
理システムのハード側の構成を小規模かつ簡易な型に形
成することが出来る。
【0008】
【実施例】次に本発明の実施例を図に拠り説明する。図
1は本発明カルテ管理装置の一例を形成する管理システ
ムの機能ブロック図、図2は管理装置の概要図、図3は
ハンディターミナルの表示部における表示例を示す正面
図である。
【0009】図1,図2において、Aは病院等における
外来受付、B,Cは病院における内科,外科等から成る
各診療科で、前記受付A、及び、各診療科B,Cには、
パソコンやワークステーション等による端末機器a1,
b1,c1が設備される。Dは本発明装置におけるカル
テ管理のための管理コンピュータで、後述するカルテ収
納部8,9,10との間で、ハンディターミナル4〜7
を介してカルテの入,出庫に関するデータの交換を行
う。
【0010】なお、病院等におけるカルテの保管場所
は、院内の適宜箇所に設けられたカルテ保管室で集中的
に保管する集中保管方式と、各診療科ごとに所轄のカル
テを保管する各科保管方式とがあり、本発明はいずれの
保管方式であっても適用できるものである。このような
管理方式において、上記端末機器b1,c1、或は、カ
ルテ管理コンピュータDは、カルテ保管室(図示せず)
乃至はその近傍に設けられたり、或は、各診療科B,C
の窓口に設けられている。以下、実施例は、端末機器b
1,c1がカルテ保管室又は各診療科B,Cにおかれた
例について説明する。
【0011】而して、本発明装置により管理されるカル
テについて、管理のためのデータは、当初、上記外来受
付Aにおいて作成される。即ち、初診外来患者の場合、
その氏名,固有番号,診療科名等が、受診データとして
数字データ等によりコード化されホストコンピュータH
Cに格納される。
【0012】コード化された受診データは、磁気ストラ
イプ化されると共にバーコードに変換されて、前記磁気
ストライプは受診カードに記録されてそのカードが患者
に発行され、また、バーコードはバーコードプリンタに
よりラベルにプリントされる。プリントアウトされたバ
ーコードラベルは、カルテ用紙の所定位置に貼着され、
前記受診データがバーコードラベルで表示されたカルテ
用紙は、所定診療科に回送される。
【0013】上記のようにして初診外来患者に対し外来
受付Aにおいて作成されるカルテの受診データは、病院
内又は外部のホストコンピュータHCに格納されると共
に、本発明装置のカルテ管理コンピュータDに供給さ
れ、このコンピュータDのメモリに格納保存される。
【0014】このようにして、当初に外来受付Aにおい
て受診データが作成され、次々に新たなバーコードを貼
付して作られる各カルテは、例えば、現在も通院がつづ
く外来アクティブカルテ、完治等によって通院が途絶え
た外来インアクティブカルテ等のように、カルテの種類
ごとに各患者の受診データが分類,整理されてカルテ管
理コンピュータDに格納保存される。なお、上記以外の
カルテやカルテ以外のX線フィルムやCTスキャンフィ
ルム等のカルテ外資料を示すデータも、前記受診データ
と同じ種類のデータによって前記コンピュータDのメモ
リに格納保存される。
【0015】カルテ管理コンピュータDには、受診デー
タをプリントアウトするためのプリンタ1、バーコード
をプリントアウトするためのバーコードプリンタ2、及
び、後述する通信ユニット3が接続されている。即ち、
3は小型パソコンを利用した通信ユニットで、前記管理
コンピュータDに接続されている。そして、前記受付A
やカルテ保管室又は各診療科B,Cにおいて、ホストコ
ンピュータHCを経由して特定のカルテの出庫(又は取
出)要求や、入庫(又は返却)要求が出されると、当該
特定カルテの受診データが管理コンピュータDの格納メ
モリから検索され、その特定カルテを示す受診データ
と、当該カルテの取扱い内容(出庫,入庫,移し替え)
を指示する取扱モードを示す信号がこの通信ユニット3
から後述するハンディターミナル4〜7に向け発信され
る。カルテ外資料についても、上記カルテと同様の要
求,取扱いを行う。
【0016】カルテの種類とそれらの取扱モードとして
は、例えば、「外来アクティブカルテ」についての
「再来取出し」、「外来インアクティブカルテ」につ
いての「再来取出し」、上記「,のカルテ」につ
いての「予約取出し」、上記「カルテ外資料」につい
ての「貸出し取出し」、「外来インアクティブカル
テ」を「アクティブカルテ」へ、又は、その逆への「移
し替え」、上記〜において取出されたカルテ等の
元の位置への「返却」等の各モードがある。この取扱い
モードの設定は、管理するカルテ等の数量や種類などに
より、任意に設定できるものである。
【0017】従って、受付Aやカルテ保管室又は各診療
科B,Cにおいて要求される特定のカルテについての受
診データは、指定された取扱いモードを伴って管理コン
ピュータDに供給され、このコンピュータDの通信ユニ
ット3を経由し、各ハンディターミナル4〜7に送信さ
れる。
【0018】各ハンディターミナル4〜7は、図示しな
いが、それぞれCPU,表示部,記憶部,入力部,出力
部を具備し、かつ、上記通信ユニット3から逐次送信さ
れて来る各カルテについて、例えば、同一種類のカルテ
であって同一の取扱モードのカルテを単位として、各カ
ルテの受診データ等を個々のハンディターミナル4〜7
に受信し、受信内容をその表示部LDに表示できる機能
を具備している。
【0019】ハンディターミナル4〜7の夫々の表示部
LDは、一例として図3に示すが、少なくとも個々の患
者を示すIDコードd1,診療科の表示d2,取扱モー
ドの表示d3,同種のカルテで同じ取扱モードのカルテ
の伴数を示す件数表示d4とを表示できるように形成さ
れている。ここで、各ハンディターミナル4〜7には、
通信ユニット3を経由して送信されて来る要求カルテの
種類と取扱モードの種類に夫々に対応させた受信発信機
能を持たせるか、或は、カルテの種類と複数の取扱モー
ドに順序を付け、その順に受信する優先受信機能を各タ
ーミナルごとに異なる順で持たせておくことにより、同
一の指令内容を異なるハンディターミナル4〜7が同時
に重複受信することを回避することが望ましい。
【0020】図1において、8〜10は、カルテ等の収
納をするカルテ収納部で、ここでは一例として棚設備8
が外来アクティブカルテ用、棚設備9が外来インアクテ
ィブカルテ用、棚設備10がX線フィルム等のカルテ外
資料用のカルテ収納部として設けられている。
【0021】上記棚設備8〜10は、ここでは一例とし
てカルテ等の収納及び取出しを行う棚の開口面にのみに
通路を形成するいわゆる密集式電動移動棚又は手動式移
動棚を使用した例を示したが、棚設備は、フォルダ収納
式のカルテを整列収納できる機能があれば、固定式の開
放タイプの棚やその他の型式の棚でよく、また、棚設備
としての配置の仕方も、例えば、診療科単位で設けるな
ど、この実施例の設備態様に限られるものではない。
【0022】上記の各棚設備8〜10に収納された所要
カルテ等の出庫(取出し)又は入庫(返却)は、本発明
においては、上記ハンディターミナル4〜7を所持した
作業要員によって行なわれ、従って、受付,カルテ保管
室又は各診療科A〜Cと、各棚設備8〜10との間にお
いて、取出したカルテ等、或は、返却されるカルテ等
は、他の作業要員が運転乃至は運搬する専用の搬送台
車、或は、別設のコンベア等による搬送ラインによっ
て、受け渡しされる。
【0023】以上により、本発明カルテ管理装置の一例
を構成するので、以下にこの管理装置によるカルテの取
出し、或は、返却の例について説明する。
【0024】すべての外来患者は、外来受付Aにおいて
受診カードの提出、或は、初診申込みによって、この受
付AからホストコンピュータHCを経由した管理コンピ
ュータDに対する受診データの供給がなされる。このと
き再来患者については、その受診データが受付Aからホ
ストコンピュータHCを経由して管理コンピュータDの
格納データに対しアクセスされることによって、管理コ
ンピュータDでは各再来患者の夫々のカルテの受診デー
タをそのメモリから読出し、各カルテの種類ごとに各カ
ルテの受診データを並べ、各データを通信ユニット3を
介して、棚設備8〜10の近くのハンディターミナル4
〜7に対し、各カルテの取出指令として発信する。
【0025】なお、初診患者については、外来受付Aで
の端末機器の操作によりIDコード等の受診データをバ
ーコードプリンタにプリントアウトさせ、これを新たな
カルテ用紙に貼着して、所定の診療科B,Cへ、回送す
る。
【0026】カルテの種類ごとに、いずれかのハンディ
ターミナル4〜7の表示部LDに、例えば、「外来アク
ティブカルテ」についていえば、まず、1枚目のカルテ
に関するデータd1〜d4が表示されるので、係員はそ
のカルテが格納されている棚設備8から該当カルテを取
出す。ここで、上記例の「外来アクティブカルテ」につ
いての出庫要求を、例えば、2台のハンディターミナル
4,5に、出庫要求順(又は、棚設備8における格納位
置)に従って、2つの要求カルテ群に分け、分けられた
群における各カルテについての前記データd1〜d4
を、逐次2台のハンディターミナル4,5の表示部LD
に、次々と表示させるようにすることが望ましい。な
お、管理コンピュータDの通信ユニット3を経由して供
給される受診データと同一データによって、その受診デ
ータに該当するカルテが収納されている棚設備8〜10
の該当箇所を、図示しないパイロットランプの点灯等に
より表示するようにすると、人手によるカルテの抽出,
取出しが容易になる。図1の破線は、このための信号ラ
インである。
【0027】取出されたカルテは、そのカルテの取出要
求が表示部LDに表示されたハンデターミナル4〜7の
バーコードリーダによって、取出したカルテに貼付され
ている受診データを示したバーコードを読ませる。この
読取りデータは、ハンディターミナルの内部CPUにお
いて、前記の取出しのための表示データd1〜d4と一
致しているかどうかが判別され、一致しているとき、ハ
ンディターミナル4〜7により読込まれた受診データ
が、そのターミナル4〜7から通信ユニット3に発信さ
れ、管理コンピュータDに格納されている該当カルテに
関するデータを、例えば、棚設備8に格納保管中から所
定診療科B,Cのいずれかに出た旨のデータに書き替え
る。取出し表示されたデータと読取りデータが不一致の
場合には、ハンディターミナルにその旨の表示がなされ
るので、カルテの取出し直しを行う。
【0028】このようにして上記の取出要求が逐次ハン
ディターミナル4,5の表示部LDに表示データd1〜
d4により示される外来アクティブカルテは、2枚目以
降が上記と同様の手順を踏んで取出され、所定の診療科
B,Cのいずれかに向け、人手により、或は、適宜搬送
手段により搬送される。この場合において、2枚目以降
の各カルテに関する管理コンピュータDの内部データ
が、これら2枚目以降の各カルテの現況に合せて書き替
えられる点は、上記1枚目のカルテと同じである。上記
のようにして、取出された各カルテ等はその種類ごと
に、外来アクティブカルテ、外来インアクティブカル
テ、或は、カルテ外資料に分けられて、夫々が各診療科
に搬送される。
【0029】なお、カルテ外資料については、例えば、
カルテ保管室又は各診療科B,Cにおける端末機器を操
作して、その棚設備10から取出すべき指令が管理コン
ピュータDの通信ユニット3を経由して、予め対応する
ように設定されたいずれかのハンディターミナル4〜7
の表示部LDに表示されるので、作業係員は前記カルテ
の場合と同様に棚設備10の中から要求されているカル
テ外資料を取出し、それぞれハンディターミナル4〜7
のバーコードリーダによって、取出したカルテ外資料の
バーコードを読ませ、読取ったデータを通信ユニット3
を経由して管理コンピュータ7に供給する。このように
して、カルテ外資料についても、先の外来カルテと同様
に取扱うことができる。
【0030】上記のカルテ外資料は、通常は予約、或
は、貸出の取扱いモードにより、取出し要求がハンディ
ターミナル4〜7のいずれかに供給される。この予約或
は貸出の取扱いは、上述の外来の2種類のカルテについ
ても同様に行うことがある。このようなカルテ等の予約
や貸出の取扱いモードによる要求は、カルテ保管室又は
各診療科B,Cの端末機器の操作によってなされる。な
お、本発明において取扱モードをどのような内容におい
て設定するかは、予め任意に定めることができる事項で
あるから、病院等の規模やその病院での診療形態(例え
ば、入院設備がない医院では、入院カルテの取扱いはな
い)などによって、適宜設定できるものである。
【0031】上記のようにして、各診療科B,Cにおい
て使用され用済みとなった各カルテやカルテ外資料は、
棚設備8〜10近くのハンディターミナル4〜7の位置
に搬送台車等によって搬送される。搬送されて来た各カ
ルテ等は、各ハンディターミナル4〜7を持った係員が
各自のハンディターミナル4〜7を返却モードに設定
し、各カルテに貼付されているバーコードをそのターミ
ナル4〜7のバーコードリーダで読み、棚設備の所定位
置に返却格納する。
【0032】前記ハンディターミナル4〜7による返却
モードの設定と各カルテ等に貼付されたバーコードの読
出しデータは、返却データとしてそれぞれ通信ユニット
3を経由して管理コンピュータDに供給されるので、管
理コンピュータDではハンディターミナル4〜7から送
信されて来る各カルテ等の受診データによって、格納保
存している各該当カルテ等が所定の格納位置に戻った旨
のデータ書き替えを行い、各カルテ等についての返却が
完了する。
【0033】ここで、返却のないカルテやカルテ外資料
は、管理コンピュータDに各ハンディターミナル4〜7
から返却データが供給されないので、該当するカルテ等
の現在位置を示す当該コンピュータDのメモリー内のデ
ータは「貸出中」のままで保存される。従って、例え
ば、カルテ保管室又はある診療科B,Cから、現在貸出
中のカルテやカルテ外資料について、その科の端末機器
を操作して貸出要求が出されると、管理コンピュータD
は該当するカルテ又はカルテ外資料が現在「所定診療
科」に「貸出中」である旨が、プリンタ1からプリント
アウトされ、また、各科の端末機器の表示部にも表示さ
れるので、貸出を受けられないことが貸出を要求した診
療科において即座に判る。また、これによってそのカル
テ等の現在の行先も同時に伴るので、これにより貸出し
を受ける時期の調整等を図ることが可能になる。
【0034】
【発明の効果】本発明装置は以上の通りであって、棚設
備によるカルテ収納部に収納管理されているカルテ等を
取出したり、取出して使用したものを元の位置に戻すな
どのカルテの取扱いに関し、カルテ管理のための受診デ
ータが格納されている管理コンピュータと、カルテの取
出し,戻し作業を行うカルテ収納部との間で、ハンディ
ターミナルを介在させた無線通信によって、各カルテの
受診データと取扱モードのデータの交換を行うようにし
たので、カルテ管理システムを比較的簡素なシステムと
して構築することが可能になる。
【0035】また、本発明装置は、簡易なシステムであ
っても、ハンディターミナルから、各カルテの取出し及
び収納の都度に、その行先,戻し等、各カルテの現在の
位置を示すデータが一のカルテごとに管理コンピュータ
に供給されるため、すべてのカルテの現在の位置を示す
データを常に前記コンピュータに保持させておくことが
可能となり、人手によるカルテの出入れであっても、フ
ルオートタイプのカルテ管理システムに何ら遜色のない
管理態勢を構築することができる。
【0036】このため、従来のいわゆるフルオートタイ
プのカルテ管理システムでは、設備が大がかりになり、
従って、設備コストもきわめて嵩張るものであったた
め、中小規模の病院等にはカルテ管理システムは導入し
難いという面があったものを、ほぼ全面的に解消できる
ので、特に、規模の比較的大きくない病院等に導入して
有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カルテ管理装置の一例を形成する管理シ
ステムの機能ブロック図。
【図2】管理装置の概要図
【図3】ハンディターミナルの表示部における表示例を
示す正面図。
【符号の説明】
D 管理コンピュータ HC ホストコンピュータ 1 プリンタ 2 バーコードプリンタ 3 通信ユニット 4,5,6,7 ハンディターミナル 8,9,10 棚設備 d1 IDコード d2 診療科の表示 d3 取扱モードの表示 A 外来受付 B,C 診療科

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の氏名、固有番号、受診科名などを
    示す受診データがバーコードにより表示されたカルテで
    あって棚設備等のカルテ収納部に整理して収納されるカ
    ルテと、前記受診データが外部から入力されることによ
    り該当するカルテの受診データをプリントアウトする機
    能と前記受診データの受発信機能を具備したカルテ管理
    コンピュータと、この管理コンピュータに対する無線通
    信機能を有し、CPU,表示部,入力部,出力部,記憶
    部を具備した1台又は2台以上のハンディターミナルで
    あって、前記管理コンピュータから送信されるカルテの
    受診データが受信されたとき、受信したカルテの受診デ
    ータを表示部に表示すると共に、この表示に基づいて前
    記カルテ収納部から一つのカルテが取出されると、その
    カルテのバーコードを読取らせ、読取ったバーコードデ
    ータをその都度前記管理コンピュータに発信するように
    したハンディターミナルと、前記各カルテが収容,取出
    しできるように形成した棚設備によるカルテ収納部とか
    ら成り、前記各カルテのカルテ収納部への出入れとハン
    ディターミナルの操作を人手により実行するようにした
    ことを特徴とするカルテ管理装置。
  2. 【請求項2】 患者の氏名、固有番号、受診科名などを
    示す受診データがバーコードにより表示されたカルテで
    あって棚設備等のカルテ収納部に整理して収納されるカ
    ルテと、前記受診データが外部から入力されることによ
    り該当するカルテの受診データをプリントアウトする機
    能と前記受診データの受発信機能を具備したカルテ管理
    コンピュータと、この管理コンピュータに対する無線通
    信機能を有し、CPU,表示部,入力部,出力部,記憶
    部を具備した1台又は2台以上のハンディターミナルで
    あって、前記管理コンピュータから送信されるカルテの
    受診データが受信されたとき、受信したカルテの受診デ
    ータを表示部に表示し、この表示に基づいて該当する一
    つのカルテが前記カルテ収納部から取出されると、その
    カルテのバーコードを読取らせることにより、当該カル
    テの取出し完了と読取ったバーコードデータをその都度
    前記管理コンピュータに発信すると共に、前記カルテが
    カルテ収納部に返却されたとき、返却カルテのバーコー
    ドを読取らせることにより、そのカルテの返却完了と読
    取ったバーコードデータをその都度前記管理コンピュー
    タに発信すようにしたハンディターミナルと、前記各カ
    ルテを収容,取出しできるように形成した棚設備による
    カルテ収納部とから成り、前記各カルテのカルテ収納部
    への収容,取出しとハンディターミナルの操作を人手に
    より実行するようにしたことを特徴とするカルテ管理装
    置。
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