JP2706831B2 - 連続可変変速機制御方法 - Google Patents

連続可変変速機制御方法

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JP2706831B2
JP2706831B2 JP2172790A JP2172790A JP2706831B2 JP 2706831 B2 JP2706831 B2 JP 2706831B2 JP 2172790 A JP2172790 A JP 2172790A JP 2172790 A JP2172790 A JP 2172790A JP 2706831 B2 JP2706831 B2 JP 2706831B2
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佳宣 山下
博明 山本
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Suzuki Motor Co Ltd
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Mitsubishi Electric Corp
Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は連続可変変速機制御方法に係り、特に実際
のスロットル開度が車速とスロットル開度とから決定さ
れるスロットル開度トリガ値以上且つスロットル開度の
変化速度がスロットル開度変化速度トリガ値以上となっ
た場合に所定のレートリミット値よりも大なるレートリ
ミット値により最終目標エンジン回転数を変化させるよ
うスロットルトランジェント制御を開始する連続可変変
速機制御方法に関する。
[従来の技術] 車両において、内燃機関と駆動車輪間に変速機を介在
している。この変速機は、広範囲に変化する車両の走行
条件に合致させて駆動車輪の駆動力と走行速度とを変更
し、内燃機関の性能を充分に発揮させている。変速機に
は、回転軸に固定された固定プーリ部片とこの固定プー
リ部片に接離可能に回転軸に装着された可動プーリ部片
とを有するプーリの両プーリ部片間に形成される溝部の
幅を増減させることによりプーリに巻掛けられたベルト
の回転半径を増減させ動力を伝達し、変速比(ベルトレ
シオ)を変える連続可変変速機がある。この連続可変変
速機としては、例えば特開昭57−186656号公報、特開昭
59−43249号公報、特開昭59−77159号公報、特開昭61−
233256号公報に開示されている。
連続可変変速機の制御においては、通常走行時に最終
目標エンジン回転数NESPRが変化した場合に、その差が
一定値以上である場合は所定のレートリミット値によっ
て最終目標エンジン回転数NESPFを変化させるレートリ
ミット制御を行っている。しかし、走行中に走行モード
を変更した際やスロットル開度THRを全開近傍まで増加
した際には、最終目標エンジン回転数NESPFの変化が大
なることにより、通常のレートリミット値では対処でき
ない不具合が生じた。
このため、本願出願人は、走行中に走行モードを変更
した際やスロットル開度THRを全開近傍まで増加した際
にレートリミット値たる時間変化率を所定のレートリミ
ット値たる所定時間変化率に比し大とするトランジェン
ト制御を行い、最終目標エンジン回転数を変化させてエ
ンジン回転数の応答性を向上させる連続可変変速機の回
転数制御装置の出願を既に完了している(特願昭63−30
2733号)。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来の連続可変変速機の制御方法において
は、実際のスロットル開度THRが車速とスロットル開度
とから決定される一定値たるスロットル開度トリガ値以
上となった場合にスロットルトランジェント制御を開始
していることにより、運転者の意思が制御に反映されな
いという不都合があった。
例えば、高地走行においては、気圧の影響でエンジン
トルクが低下しているため、スロットル開度を増加させ
て高く保たないと、低地と同様に走行できない。この結
果、スロットルトランジェント制御が不必要な状況で
も、スロットル開度がスロットル開度トリガ値をよこぎ
ってしまうことにより、運転者の意思にかかわらずスロ
ットルトランジェント制御が行われてしまう問題があっ
た。また、高地走行においては、スロットル開度が常時
スロットル開度トリガ値を越えてしまうことにより、ス
ロットル開度がスロットル開度トリガ値をよこぎること
が不可能となるため、スロットルトランジェント制御が
必要な状況でも制御が行われない問題があった。
このような問題点は、高地走行のみならず、登坂路走
行やスポーツ走行等においても発生する。また、スロッ
トル開度トリガ値を一定値とすると、スロットル開度TH
Rがスロットル開度トリガ値を少許越えた際に、瞬時に
エンジン回転数が吹き上がるという現象が生ずる問題が
あった。
このため、スロットルトランジェント制御の不適正な
実行やエンジン回転数の吹き上がり現象等の不具合が惹
起されることによって、運転者の意志が回転数制御に反
映されないとともに、運転者に違和感を与えるという不
都合がある。
また、車両の走行状態に関係なく一定値のトリガ値を
設定使用すると、低速域においてはスロットル開度THR
が小さいことにより、スロットルトランジェント制御に
入り難いという状態が生じ、充分なスロットルトランジ
ェント効果を得ることができないという不都合がある。
更に、高速域においては、低速域とは逆に、スロット
ル開度THRが大きいことにより、頻繁にスロットルトラ
ンジェント制御に入り、必要以上にスロットルトランジ
ェント制御が行われ、走行状態が悪化する惧れがあると
いう不都合がある。
[発明の目的] そこでこの発明の目的は、運転者の意思を反映し得て
車両の走行状態に合致する適正なスロットルトランジェ
ント制御を果たし得る連続可変変速機制御方法を実現す
るにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するためにこの発明は、固定プーリ部
片とこの固定プーリ部片に接離可能な可動プーリ部片と
を夫々有する駆動側プーリ及び被駆動側プーリの両プー
リ部片間の溝幅を減増して前記両プーリに巻掛けられる
ベルトの回転半径を増減させることにより変速比を変化
させる連続可変変速機を設け、車速とスロットル開度と
から設定される目標エンジン回転数にフィルタ処理を施
して算出される最終目標エンジン回転数の単位時間当り
の変化量を制限するための制限値であるレートリミット
値を設定して設け、走行中に車速とスロットル開度とか
ら設定される前記目標エンジン回転数に変化があった場
合に前記レートリミット値により前記最終目標エンジン
回転数の単位時間当りの変化量を制限して最終目標エン
ジン回転数が速く変化することを抑制するレートリミッ
ト制御を行い前記連続可変変速機の変速比を変化させる
よう変速制御する連続可変変速機制御方法において、車
速とスロットル開度とを入力しスロットル操作状態によ
り前記レートリミット値よりも大なるレートリミット値
を設定して前記最終目標エンジン回転数の速い変化を許
容させるようスロットルトランジェント制御を行なう制
御部を設け、この制御部にスロットル操作状態による前
記スロットルトランジェント制御への入場を判定するた
めの値として定地走行時のスロットル開度特性を勘案し
たスロットル開度トリガ値及びスロットル開度変化速度
トリガ値を設定して設け、この制御部により実際のスロ
ットル開度が車速とスロットル開度とから決定される前
記スロットル開度トリガ値以上且つ前記スロットル開度
の変化速度が前記スロットル開度変化速度トリガ値以上
となった場合に前記スロットルトランジェント制御を開
始することを特徴とする。
[作用] 上述の如く構成したことにより、車速とスロットル開
度とから設定される目標エンジン回転数にフィルタ処理
を施して算出される最終目標エンジン回転数の単位時間
当りの変化量を制限するための制限値であるレートリミ
ット値を設定して設け、走行中に車速とスロットル開度
とから設定される前記目標エンジン回転数に変化があっ
た場合に前記レートリミット値により前記最終目標エン
ジン回転数を単位時間当りの変化量を制限して最終目標
エンジン回転数が速く変化することを抑制するレートリ
ミット制御を行い前記連続可変変速機の変速比を変化さ
せるよう変速制御する連続可変変速機制御方法におい
て、車速とスロットル開度とを入力しスロットル操作状
態により前記レートリミット値よりも大なるレートリミ
ット値を設定して前記最終目標エンジン回転数の速い変
化を許容させるようなスロットルトランジェント制御を
行なう制御部を設け、この制御部にスロットル操作状態
による前記スロットルトランジェント制御への入場を判
定するための値として定地走行時のスロットル開度特性
を勘案したスロットル開度トリガ値及びスロットル開度
変化速度トリガ値を設定して設け、この制御部によっ
て、実際のスロットル開度が車速とスロットル開度とか
ら決定される前記スロットル開度トリガ値以上且つ前記
スロットル開度の変化速度が前記スロットル開度変化速
度トリガ値以上となった場合に前記スロットルトランジ
ェント制御を開始することにより、スロットルトランジ
ェント制御を適正に行なうことができる。
[実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1〜4図はこの発明の実施例を示すものである。第
4図において、2はベルト駆動式の連続可変変速機、2A
はベルト、4は駆動側プーリ、6は駆動側固定プーリ部
片、8は駆動側可動プーリ部片、10は被駆動側プーリ、
12は被駆動側固定プーリ部片、14は被駆動側可動プーリ
部片である。前記駆動側プーリ4は、回転軸16に固定さ
れる駆動側固定プーリ部片6と、回転軸16の軸方向に移
動可能且つ回転不可能に前記回転軸16に装着された駆動
側可動プーリ部片8とを有する。また、前記被駆動側プ
ーリ10も、前記駆動側プーリ4と同様に、回転軸17と被
駆動側固定プーリ部片12と被駆動側可動プーリ部片14と
を有する。
前記駆動側可動プーリ部片8と被駆動側可動プーリ部
片14とには、第1、第2ハウジング18、20が夫々装着さ
れ、第1、第2油圧室22、24が夫々形成される。被駆動
側の第2油圧室24内には、この第2油圧室24の拡大方向
に前記第2ハウジング20を付勢するばね等からなる付勢
手段26を設ける。
前記回転軸16にオイルポンプ28を設け、このオイルポ
ンプ28を前記第1、第2油圧室22、24に第1、第2オイ
ル通路30、32によって夫々連通するとともに、第1オイ
ル通路30途中には入力軸シーブ圧たるプライマリ圧を制
御する変速制御弁たるプライマリ圧制御弁34を介設す
る。また、プライマリ圧制御弁34よりもオイルポンプ28
側の第1オイル通路30には、第3オイル通路36によって
ライン圧(一般に5〜25kg/cm2)を一定圧(3〜4kg/cm
2)に制御する定圧制御弁38を連通し、前記プライマリ
圧制御弁34に第4オイル通路40によりプライマリ圧力制
御用第1三方電磁弁42を連通する。
また、前記第2オイル通路32の途中には、ポンプ圧た
るライン圧を制御する逃し弁機能を有するライン圧制御
弁44を第5オイル通路46により連通し、このライン圧制
御弁44に第6オイル通路48によりライン圧力制御用第2
三方電磁弁50を連通する。
更に、前記ライン圧制御弁44の連通する部位よりも第
2油圧室24側の第2オイル通路32途中には、クラッチ圧
を制御するクラッチ圧制御弁52を第7オイル通路54によ
り連通し、このクラッチ圧制御弁52に第8オイル通路56
によりクラッチ圧力制御用第3方電磁弁58を連通する。
また、前記プライマリ圧制御弁34及びプライマリ圧力
制御用第1電磁弁42、定圧制御弁38、ライン圧制御弁44
及びライン圧力制御用第2電磁弁50、そしてクラッチ圧
制御弁52及びクラッチ圧力制御用第3電磁弁58は、第9
オイル通路60によって夫々連通する。
前記クラッチ圧制御弁52を油圧クラッチ62のクラッチ
油圧室64に第10オイル通路66によって連通するととも
に、この第10オイル通路66途中に第11オイル通路68によ
り圧力センサ70を連通する。この圧力センサ70は、ホー
ルドおよびスタートモード等のクラッチ圧を制御する際
に直接油圧を検出することができ、この検出油圧を目標
クラッチ圧とすべく指令する際に寄与する。また、ドラ
イブモード時には、クラッチ圧がライン圧と等しくなる
ので、ライン圧制御にも寄与するものである。
前記第1ハウジング18外側には、入力軸回転検出歯車
72を設け、この入力軸回転検出歯車72の外周部位近傍に
入力軸側の第1回転検出器74を設ける。また、前記第2
ハウジング20外側には、出力軸回転検出歯車76を設け、
この出力軸回転検出歯車76の外周部位近傍に出力軸側の
第2回転検出器76を設ける。そして、前記第1回転検出
器74と第2回転検出器78との検出信号を後述する制御部
84に入力し、エンジン回転数とベルトレシオを把握する
ものである。
前記油圧クラッチ62には、出力伝達用歯車80を設け、
この歯車80外周部位近傍に最終出力軸の回転を検出する
第3回転検出器82を設ける。つまり、この第3回転検出
器82は、減速歯車および差動機、駆動軸、タイヤに直結
する最終出力軸の回転を検出するものであり、車速の検
出が可能である。また、前記第2回転検出器78と第3回
転検出器82とによって、油圧クラッチ62の入出力前後の
回転検出も可能であり、クラッチスリップ量の検出に寄
与する。
更に、車両の図示しない気化器のスロットル開度や前
記第1〜3回転検出器74、78、82からのエンジン回転
数、車速等の種々条件を入力する制御部84を設け、この
制御部84によって前記プライマリ圧力制御用第1三方電
磁弁42、ライン圧力制御用第2三方電磁弁50、そしてク
ラッチ圧力制御用第3三方電磁弁58の開閉動作を制御
し、変速制御を行う。
前記制御部84に入力される各種信号と入力信号の機能
について詳述すれば、 、シフトレバー位置の検出信号 ……P、R、N、D、L等の各レンジ信号により各レン
ジに要求されるライン圧やレシオ、クラッチの制御 、キャブレタスロットル開度の検出信号 ……予めプログラム内にインプットしたメモリからエン
ジントルクを検知、目標レシオあるいは目標エンジン回
転数の決定 、キャブレタアイドル位置の検出信号 ……キャブレタスロットル開度センサの補正と制御にお
ける精度の向上 、アクセルペダル信号 ……アクセルペダルの踏込み状態によって運転者の意志
を検知し、走行時あるいは発進時の制御方向を決定 、ブレーキ信号 ……ブレーキペダルの踏込み動作の有無を検知し、クラ
ッチの切り離し等制御方向を決定 、パワーモードオプション信号 ……車両の性能をスポーツ性(あるいはエコノミー性)
とするためのオプションとして使用等がある。
前記制御部84は、エンジン回転数NEを変速制御目標値
として連続可変変速機2の変速比を変速制御する。
この制御部84は、車速NCOとスロットル開度THRとによ
り設定される目標エンジン回転数NESPFにフィルタ処理
を施して最終目標エンジン回転数NESPRFとし、この最終
目標エンジン回転数NESPRFにより変速制御する。
この制御部84は、スロットル開度が急に増大して車速
NCOとスロットル開度THRとから設定される目標エンジン
回転数NESPFに変化があった場合に、目標エンジン回転
数NESPFに過渡修正を施して最終目標エンジン回転数NES
PRFとし、この最終目標エンジン回転数NESPRFの単位時
間当りの変化量を通常のレートリミット値RLNRにより制
御する通常のレートリミット制御NRRLを行う。
前記レートリミット値RLNRは、最終目標エンジン回転
数NESPRFの単位時間当りの変化量を制限するための制限
値である。前記レートリミット制御NRRLは、最終目標エ
ンジン回転数NESPRFの過渡修正方法であり、この最終目
標エンジン回転数NESPRFの単位時間当りの変化量をレー
トリミット値RLNRにより制限するものであり、最終目標
エンジン回転数NESPRFが速く変化することを抑制するも
のである。
前記制御部84は、車速NCOとスロットル開度THRとを入
力し、スロットル操作状態により前記レートリミット値
RLNRよりも大なるレートリミット値RLTRを設定して最終
目標エンジン回転数NESPRFの速い変化を許容させるよう
スロットルトランジェント制御THTRを行なうものであ
り、この制御部84にスロットル操作状態による前記スロ
ットルトランジェント制御THTRへの入場を判定するため
の値として定地走行時のスロットル開度特性を勘案して
スロットル開度トリガ値THRTRG及びスロットル開度変化
速度トリガ値THDTRGを設定して設け、実際のスロットル
開度THRが車速NCOから決定されるスロットル開度トリガ
値THRTRG以上且つスロットル開度THRの変化速度THDがス
ロットル開度変化速度トリガ値THDTRG以上となった場合
に前記スロットルトランジェント制御THTRを開始するも
のである。
また、前記制御部84は、入力される車速NCOとスロッ
トル開度THRとに応じてスロットルトランジェント制御T
HTR時のレートリミット値RLTRを変化させ、且つスロッ
トルトランジェント制御THTRを行なう際のスロットル開
度THRを車速NCOにより変更するとともに、スロットルト
ランジェント制御THTRの最長時間TTRを車速NCOとスロッ
トル開度THRとにより設定し、前記レートリミット値RLT
Rによって最終目標エンジン回転数NESPRFの変化を許容
させ、車両の走行状態に合致する適正な変速制御を行な
う構成とする。
ところで、前記の如く、レートリミット制御NRRLは、
最終目標エンジン回転数NESPRFの単位時間当りの変化量
をレートリミット値RLNRにより制限し、最終目標エンジ
ン回転数NESPRFが速く変化することを抑制するものであ
る。
しかし、前記目標エンジン回転数NESPRの変化が大き
い場合でも、通常のレートリミット値RLNRを用いてレー
トリミット制御NRRLを行なった場合には、最終目標エン
ジン回転数NESPRFの変化が緩慢となり、最終目標エンジ
ン回転数NESPRFが目標エンジン回転数NESPRに略等しく
なるまでに長い時間を必要とすることになり、十分な動
力性能が獲られない不都合や運転者に違和感を与える不
都合を生じる。
そこで、前記レートリミット制御NRRLにおいて、前記
不都合を解消するために、特に、レートリミット値RNNR
を大きく(レートリミット値RLTR)することで、最終目
標エンジン回転数NESPRFが速く変化することを許容する
制御が、前記トランジェント制御TRである。
このランジェント制御TRの目的は、車速NCOとスロッ
トル開度THRとにより設定される目標エンジン回転数NES
PRの変化が大きい場合でも、速やかに最終目標エンジン
回転数NESPRFが目標エンジン回転数NESPRに略等しくな
るようにすることである。
このようなトランジェント制御TRにおいて、スロット
ル操作状態によりトランジェント制御に入場するもの
が、前記スロットルトランジェント制御THTRである。こ
のスロットルトランジェント制御THTRは、概して、運転
者がアクセルペダルを急速に踏み込む急加速操作を行な
って、スロットル開度が急に増大した場合に行なわれ
る。
また、前記スロットル開度トリガ値THRTRGは、前記運
転者のスロットル操作状態によるスロットルトランジェ
ント制御THTRへの入場を判定するための値であり、車速
NCOに応じて設定されるスロットル開度用判定値であ
る。このスロットル開度トリガ値THRTRGは、定地走行時
のスロットル開度特性を勘案して初期設定する。
詳述すれば、前記制御部84は、第3図に示す如く、車
速であるクラッチアウトプット回転数NCOと図示しない
キャブレタのスロットル開度THRとに入力し、通常のレ
ートリミット値RLNRによるレートリミット制御NRRLか
ら、例えば2種類に分けられた第1、第2レートリミッ
ト値RLTR1、RLTR2による第1、第2スロットルトランジ
ェント制御THTR1、THTR2に移行させるものである。
つまり、前記車速NCOとスロットル開度THRとによって
2つのマップであるスロットルトランジェント制御用第
1、第2スロットルトリガカーブTRCRV1、TRCRV2を設定
し、スロットル開度THRが所定の第1スロットル開度ト
リガ値THTRG1以上且つスロットル開度THRの変化速度THD
が第1スロットル開度変化速度トリガ値THDTRG1以上と
なった場合に第1スロットトランジェント制御を開始
し、また、スロットル開度THRが所定の第2スロットル
開度トリガ値THTRG2以上且つスロットル開度THRの変化
速度THDが第2スロットル開度変化速度トリガ値THDTRG2
以上となった場合に第2スロットルトトランジェント制
御を開始するものである。
すなわち、スロットル開度THRと第1スロットル開度
トリガ値THTRG1と第1スロットル開度トリガカーブTRCR
V1(NCO)との関係がTHR≧THTRG1=TRCRV1(NCO)、且
つスロットル開度THRの変化速度THDと第1スロットル開
度変速速度トリガ値THDTRG1との関係がTHD≧THDTRG1と
なった場合に、第1スロットルトランジェント制御THTR
1を行い、また、第1スロットルトランジェント制御THT
R1の最長時間を車速NCOとスロットル開度THRとによって
TTRI1に設定する。
また、スロットル開度THRと第2スロットル開度トリ
ガ値THTRG2と第2スロットル開度トリガカーブTRCRV2
(NCO)との関係がTHR≧THTRG2=TRCRV2(NCO)、且つ
スロットル開度THRの変化速度THDと第2スロットル開度
変化速度トリガ値THDTRG2との関係がTHD≧THDTGR2とな
った場合に、第2スロットルトランジェント制御THTR2
を行い、また、第2スロットルトランジェント制御THTR
2の最長時間を車速NCOとスロットル開度THRとによってT
TRI2に設定する。
このとき、前記第1スロットル開度トリガ値THTRG1と
第2スロットル開度トリガ値THTRG2とが、THTRG1<THTR
G2の関係が満足すべく予め設定し、小さいスロットル開
度THRにおいては第1スロットルトランジェント制御THT
R1を行うべく設定する。
なお符号86は前記油圧クラッチ62のピストン、88は円
環状スプリング、90は第1圧力プレート、92はフリクシ
ョンプレート、94は第2圧力プレート、96はオイルパ
ン、98はオイルフィルタである。
次に作用について説明する。
前記ベルト駆動式連続可変変速機2は、第4図に示す
如く、回転軸16上に位置するオイルポンプ28が回転軸16
の駆動に応じて作動し、そのオイルは変速機底部のオイ
ルパン96からオイルフィルタ98を介して吸収される。こ
のポンプ圧であるライン圧は、ライン圧制御弁44で制御
され、このライン圧制御弁44からの洩れ量、つまりライ
ン圧制御弁44の逃し量が大であればライン圧は低くな
り、反対に少なければライン圧は高くなる。
次に連続可変変速機2の制御について説明する。
連続可変変速機2は、油圧制御されているとともに、
制御部84からの指令によりベルト保持とトルク伝達のた
めの適切なライン圧や変速比変更のためのプライマリ
圧、及びクラッチを確実に結合させるためのクラッチ圧
が夫々確保されている。
連続可変変速機2の制御を第1図のフローチャートに
沿って説明する。
図示しない内燃機関の駆動により連続可変変速機2の
制御用プログラムがスタート(100)し、車両の走行モ
ードがドライブモード(DRV MODE)か否かの判断(10
2)を行う。この判断(102)がNOの場合は、他のレシオ
制御(104)を行い、リターン(106)させる。
前記判断(102)がYESの場合には、第1スロットル開
度トリガカーブTRCRV1(NCO)から第1スロットル開度
トリガ値THTRG1を決定するとともに、第2スロットル開
度スロットル開度トリガカーブTRCRV2(NCO)から第2
スロットル開度トリガ値THTRG2を決定する処理(108)
を行う。
次に、スロットル開度THRと第2スロットル開度トリ
ガ値THTRG2との関係が、THR≧THTRG2か否かの判断(11
0)を行う。
この判断(110)がYESの場合には、スロットル開度TH
Rの変化速度THDと第2スロットル開度変化速度トリガTH
DTRG2との関係が、THD≧THDTRG2か否かの判断(112)を
行う。
この判断(112)がYESの場合には、第2スロットルト
ランジェント制御タイマTTR2から1をマイナスする処理
(114)を行う。
前記判断(110)がNOの場合、また前記判断(112)が
NOの場合には、第2スロットルトランジェント制御タイ
マTTR2を第2スロットルトランジェント制御タイマTTRI
2とする処理(116)を行なう。
前記第2スロットルトランジェント制御タイマTTR2の
処理(116)の後には、第2スロットルトランジェント
制御タイマTTR2が0であるか否かの判断(118)を行
う。この判断(118)がNOの場合には、第1スロットル
トランジェント制御タイマTTR1が0であるか否かの判断
(120)を行う。この判断(120)がNOの場合には、第1
スロットルトランジェント制御タイマTRR1から1をマイ
ナスする処理(122)を行う。
そして、この第1スロットルトランジェント制御タイ
マTTR1の処理(122)の後に、レートリミット値RLを第
2スロットルトランジェント制御THTR2の第2レートリ
ミット値RLTR2とする処理(124)を行うとともに、前記
判断(120)がYESの場合には前記処理(122)をバイパ
スして前記処理(124)に移行する。
その後、前回の制御ループの最終目標エンジン回転数
(NESPRF)NESPRNに前記処理(124)においてRLTR2とし
たレートリミット値RLを加えて最終目標エンジン回転数
NESPRFとする処理(126)を行う。
また、前記第2スロットルトランジェント制御タイマ
TTR2についての処理(116)の後、及び判断(118)がYE
Sの場合には、スロットル開度THRと第1スロットル開度
トリガ値THTRG1との関係が、THR≧THTRG1であるか否か
の判断(128)を行う。
そして、この判断(128)がYESの場合には、スロット
ル開度THRの変化速度THDと第1スロットル開度変化速度
トリガ値THDTRG1との関係が、THD≧THDTRG1か否かの判
断(130)を行う。
この判断(130)がYESの場合には、第1スロットルト
ランジェント制御タイマTTR1から1をマイナスする処理
(132)を行い、第1スロットルトランジェント制御タ
イマTTR1が0であるか否かの判断(134)を行う。
この判断(134)がNOの場合には、レートリミット値R
Lを第1トロットルトランジェント制御THTR1の第1レー
トリミット値RLTR1とする処理(136)を行い、前回の制
御ループの最終目標エンジン回転数NESPRNに前記処理
(136)においてRLTR1としてレートリミット値RLを加え
て最終目標エンジン回転数NESPRFとする処理(126)へ
移行する。
また、前記判断(128)がNOの場合、また前記判断(1
30)がNOの場合には、第1スロットルトランジェント制
御タイマTTR1を第1スロットルトランジェント制御タイ
マ初期値TTRI1とする処理(138)を行う。この処理(13
8)の後、また前記判断(134)がYESの場合には、レー
トリミット値RLを通常のレートリミット制御NRRLにおけ
る通常のレートリミット値RLNRとする処理(140)を行
い、前回の制御ループの最終目標エンジン回転数NESPRN
に前記処理(140)においてRLNRとしたレートリミット
値RLを加えて最終目標エンジン回転数NESPRFとする処理
(126)へ移行する。
そして、前記各処理(126)の後に、一般のレシオ制
御による目標エンジン回転数NESPFを算出する処理(14
2)を行う。この一般のレシオ制御による目標エンジン
回転数NESPFと前回の制御ループの最終目標エンジン回
転数(NESPRF)NESPRNに前記処理(124)(136)(14
0)のレートリミット値RLを加えた値との関係が、NESPF
≦NESPRN+RLであるか否かの判断(144)を行う。
この判断(144)がYESの場合には、最終目標エンジン
回転数NESPRFを一般のレシオ制御による目標エンジン回
転数NESPFとする処理(146)を行う。
そして、処理(146)の後に最終目標エンジン回転数N
ESPRFを前回の制御ループの最終目標エンジン回転数(N
ESPF)NESPRNとする処理(148)とともに、前記の判断
(144)がNOの場合には処理(146)をバイパスして前記
の最終目標エンジン回転数NESPRFを前回の制御ループの
最終目標エンジン回転数(NESPRF)NESPRNとする処理
(148)に移行する。
その後、プログラムをリターン(150)させる。
前記連続可変変速機2の制御を第2図のタイミングチ
ャートに沿って説明する。
この第2図においては、低いスロットル開度THRから
アクセルが踏み込まれた場合、例えばキックダウン操作
の状態を例にとって説明する。
一般のレシオ制御では、第3図に示す如くスケジュー
ルにより車速NCOとスロットル開度THRとから設定される
目標エンジン回転数NESPFにフィルタ処理を施して算出
された最終目標エンジン回転数KNESPRFにエンジン回転
数NEを制御している。スロットル開度THRが増大した結
果、第2図に示す如く車速NCOとスロットル開度THRとか
ら設定される目標エンジン回転数NESPFに変化が生じ、
この目標エンジン回転数NESPFにフィルタ処理を施した
最終目標エンジン回転数NESPRFの変化量が通常のレート
リミット値RLNR以上である場合は、レートリミット制御
NRRLが行なわれる。このレートリミット制御NRRLは、第
2図のa点から行われる。
スロットル開度THRは、b点においてその変化速度THD
が第1スロットル開度変化速度トリガ値THDTRG1以上と
なるが、スロットル過度THRが第1スロットル開度トリ
ガ値THTRG1未満であるため、a〜b点間では第1スロッ
トルトランジェント制御は開始されず、通常のレートリ
ミット制御NRRLが行われる。
アクセルが踏み込まれてc点に至ると、スロットル開
度THRが第1スロットル開度トリガ値THTRG1以上になる
ので、第1スロットルトランジェント制御THTR1が開始
される。
アクセルがさらに踏み込まれることにより、スロット
ル開度THRがd点において第2スロットル開度トリガ値T
HRTRG2以上となっても、スロットル開度THRの変化速度T
HDが第2スロットル開度変化速度トリガ値THDTRG2未満
であるため、第2スロットルトランジェント制御THTR2
は開始されない。
第2スロットルトランジェント制御THTR2は、スロッ
トル開度THRの変化速度THDが第2スロットル開度変化速
度トリガ値THDTRG2以上となるe点より開始される。こ
の第2スロットルトランジェント制御THTR2は、第2ス
ロットルトランジェント制御タイマTTR2による第2スロ
ットルトランジェント制御タイマ初期値TTRI2が経過し
たf点において終了し、その後第1スロットルトランジ
ェント制御が行われる。
第1スロットルトランジェント制御THTR1は、c点か
らの第1スロットルトランジェント制御タイマTTR1によ
る第1スロットルトランジェント制御タイマ初期値TTRI
1が経過するg点において終了する。
このg点からは、通常のレートリミット制御NRRLが行
われる。
h点においては、一般のレシオ制御による目標エンジ
ン回転数NESPFと前回の制御ループの最終目標エンジン
回転数(NESPRF)NESRPNに通常のレートリミット値RLを
加えた値との関係がNESPRF≦NESPRN+RLを満足するた
め、フィルタにより決められたNESPFにエンジン回転数N
Eを制御するスケジュールによるレシオ制御が行われ
る。
このように、制御部84によって、実際のスロットル開
度THRが車速NCOとスロットル開度THRとから決定される
スロットル開度トリガ値THRTRG以上且つスロットル開度
THRの変化速度THDがスロットル開度変化速度トリガ値TH
DTRG以上となった場合にスロットルトランジェント制御
THTRを開始することにより、スロットルトランジェント
制御THTRを適正に行うことができる。
このため、高地走行や登坂路走行や、スポーツ走行等
において不必要時にスロットルトランジェント制御THTR
が行われる不都合を防止できるとともに必要時にスロッ
トルトランジェント制御THTRが行われない不都合を回避
できるので、より広いスロットル開度領域においてスロ
ットルトランジェント制御THTRを行うことができ、スロ
ットルトランジェント制御THTRの不適正な実行やエンジ
ン回転数の吹き上がり現象等の不具合が生ずるのを確実
に防止でき、運転者の意思を回転数制御に反映させるこ
ができるとともに、運転者に違和感を与える惧れがな
く、木目の細かな制御を果たし得て、走行性能を向上す
ることができる。
また、前記制御部84に入力される車速NCOとスロット
ル開度THRとに応じてスロットル開度トリガ値THRTRGを
設定使用することにより、低速域においてスロットルト
ランジェント制御THTRに入り難いという状態を回避で
き、充分なスロットルトランジェント効果を得ることが
できるとともに、高速域においては必要以上にスロット
ルトランジェント制御THTRが行われる惧れがなく、走行
性能を向上させることができる。
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではな
く、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例においては、スロットルト
ランジェント制御THTRを2つの第1、第2スロットルト
ランジェント制御THTR1、THTR2とするとともに、レート
リミット値とスロットルトランジェント制御の最長時間
との関係を一つの組合せとして説明したが、3以上のス
ロットルトランジェント制御を行うべく設定することが
できるとともに、レートリミット値とスロットルトラン
ジェント制御の最長時間との組合せを種々設定すること
もできる。
[発明の効果] 以上詳細に説明した如くこの発明によれば、制御部に
よって、実際のスロットル開度が車速とスロットル開度
とから決定されるスロットル開度トリガ値以上且つスロ
ットル開度の変化速度がスロットル開度変化速度トリガ
値以上となった場合にスロットルトランジェント制御を
開始することにより、スロットルトランジェント制御を
適正に行うことができる。
このため、高地走行や登坂路走行、スポーツ走行等に
おいて不必要時にスロットルトランジェント制御が行わ
れる不都合を防止できるとともに必要時にスロットルト
ランジェント制御が行われない不都合を回避できるの
で、より広いスロットル開度領域においてスロットルト
ランジェント制御を行うことができ、スロットルトラン
ジェント制御の不適正な実行やエンジン回転数の吹き上
がり現象等の不具合が生ずるのを確実に防止でき、運転
者の意志を回転数制御に反映させることができるととも
に、運転者に違和感を与える惧れがなく、木目の細かな
制御を果たし得て、車両の走行状態に合致する適正なス
ロットルトランジェント制御を果たすことができ、走行
性能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの発明の実施例を示し、第1図は連続可
変変速機の制御のフローチャート、第2図は連続可変変
速機の制御のタイミングチャート、第3図は連続可変変
速機の制御ブロック図、第4図は連続可変変速機のブロ
ック図である。 図において、2はベルト駆動式連続可変変速機、2Aはベ
ルト、4は駆動側プーリ、10は被駆動側プーリ、30は第
1オイル通路、32は第2オイル通路、34はプライマリ圧
制御弁、36は第3オイル通路、38は定圧制御弁、40は第
4オイル通路、42は第1三方電磁弁、44はライン圧制御
弁、46は第5オイル通路、48は第6オイル通路、50は第
2三方電磁弁、52はクラッチ圧制御弁、54は第7オイル
通路、56は第8オイル通路、58は第3三方電磁弁、60は
第9オイル通路、62は油圧クラッチ、66は第10オイル通
路、68は第11オイル通路、70は圧力センサ、74は第1回
転検出器、78は第2回転検出器、82は第3回転検出器、
84は制御部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−61654(JP,A) 特開 昭63−269742(JP,A) 実開 昭63−180431(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定プーリ部片とこの固定プーリ部片に接
    離可能な可動プーリ部片とを夫々有する駆動側プーリ及
    び被駆動側プーリの両プーリ部片間の溝幅を減増して前
    記両プーリに巻掛けられるベルトの回転半径を増減させ
    ることにより変速比を変化させる連続可変変速機を設
    け、車速とスロットル開度とから設定される目標エンジ
    ン回転数にフィルタ処理を施して算出される最終目標エ
    ンジン回転数の単位時間当りの変位量を制限するための
    制限値であるレートリミット値を設定して設け、走行中
    に車速とスロットル開度とから設定される前記目標エン
    ジン回転数に変化があった場合に前記レートリミット値
    により前記最終目標エンジン回転数の単位時間当りの変
    化量を制限して最終目標エンジン回転数が速く変化する
    ことを抑制するレートリミット制御を行い前記連続可変
    変速機の変速比を変化させるよう変速制御する連続可変
    変速機制御方法において、車速とスロットル開度とを入
    力しスロットル操作状態により前記レートリミット値よ
    りも大なるレートリミット値を設定して前記最終目標エ
    ンジン回転数の速い変化を許容させるようなスロットル
    トランジェント制御を行なう制御部を設け、この制御部
    にスロットル操作状態による前記スロットルトランジェ
    ント制御への入場を判定するための値として定地走行時
    のスロットル開度特性を勘案したスロットル開度トリガ
    値及びスロットル開度変化速度トリガ値を設定して設
    け、この制御部により実際のスロットル開度が車速とス
    ロットル開度とから決定される前記スロットル開度トリ
    ガ値以上且つ前記スロットル開度の変化速度が前記スロ
    ットル開度変化速度トリガ値以上となった場合に前記ス
    ロットルトランジェント制御を開始することを特徴とす
    る連続可変変速機変速制御方法。
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US07/588,614 US5050455A (en) 1989-09-30 1990-09-26 Method of controlling continuous variable transmission
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