JP2706475B2 - 内側噛み合い歯車ポンプ - Google Patents
内側噛み合い歯車ポンプInfo
- Publication number
- JP2706475B2 JP2706475B2 JP17634288A JP17634288A JP2706475B2 JP 2706475 B2 JP2706475 B2 JP 2706475B2 JP 17634288 A JP17634288 A JP 17634288A JP 17634288 A JP17634288 A JP 17634288A JP 2706475 B2 JP2706475 B2 JP 2706475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- root
- cavity
- internal gear
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C2/00—Rotary-piston machines or pumps
- F04C2/08—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
- F04C2/10—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member
- F04C2/102—Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing of internal-axis type with the outer member having more teeth or tooth-equivalents, e.g. rollers, than the inner member the two members rotating simultaneously around their respective axes
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、吸い込み性および吐出性を改良した内側噛
み合い歯車ポンプに関するもので、特に内歯および外歯
歯車間に半月状の隔て板を設けていない歯車ポンプに関
する。
み合い歯車ポンプに関するもので、特に内歯および外歯
歯車間に半月状の隔て板を設けていない歯車ポンプに関
する。
内歯歯車とそれより歯数が1枚少ない外歯歯車とを組
み合わせた歯車ポンプとしては、トロコイドポンプが挙
げられ、この歯車ポンプの歯形はトロコイドに限らず台
形に近似したアーチ状のものも知られている。
み合わせた歯車ポンプとしては、トロコイドポンプが挙
げられ、この歯車ポンプの歯形はトロコイドに限らず台
形に近似したアーチ状のものも知られている。
ところで、この歯車ポンプは、一般に吐出脈動を小さ
くするために歯数を多くすると、歯車の大きさの割りに
キャビティ側面積が小さくなるため液の吸い込み性が悪
く、回転数の増加の割りには吐出能力が上がらないばか
りかキャビテーション,振動あるいは騒音などの原因に
もなる。また、歯数が小さい場合でも小さな歯車ポンプ
では同様にキャビティ側面積が小さく、特に液の粘性が
高い場合にはポンプ効率が悪くなるという問題点があっ
た。
くするために歯数を多くすると、歯車の大きさの割りに
キャビティ側面積が小さくなるため液の吸い込み性が悪
く、回転数の増加の割りには吐出能力が上がらないばか
りかキャビテーション,振動あるいは騒音などの原因に
もなる。また、歯数が小さい場合でも小さな歯車ポンプ
では同様にキャビティ側面積が小さく、特に液の粘性が
高い場合にはポンプ効率が悪くなるという問題点があっ
た。
本発明は、ポンプ機能を損なわない範囲でキャビティ
の側面積を広くして、吸込み性および吐出性を良くする
ことを目的としたもので、その要旨は歯車ポンプの内歯
歯車の各片側歯元部,外歯歯車の片側または両側歯元部
の3箇所の歯元部分のうち少なくとも1箇所の歯元部分
を欠如した歯形とし、キャビティの入り口面積を増加さ
せたことにある。
の側面積を広くして、吸込み性および吐出性を良くする
ことを目的としたもので、その要旨は歯車ポンプの内歯
歯車の各片側歯元部,外歯歯車の片側または両側歯元部
の3箇所の歯元部分のうち少なくとも1箇所の歯元部分
を欠如した歯形とし、キャビティの入り口面積を増加さ
せたことにある。
さらに詳しくは、内歯歯車の各歯について欠如する片
側歯元部分は、体積が最も大きいキャビティの回転後方
噛み合い位置が吸込口末端を越えたときの前方噛み合い
部を残しておいて、そこよりも少し歯底よりの部分から
歯底円に至る部分であり、 外側歯車の回転前方の歯側欠如部分は体積が最も大き
いキャビティの吸込口側噛み合に位置から見て回転反対
方向隣りにある噛み合い部を残して、そこよりも少し歯
底よりの部分から歯底円に至る部分であり、 また外歯歯車の回転後方の欠如部分は前記前方噛み合
い位置を残し、そこよりも少し歯底よりの部分から歯底
円に至る部分である歯形を特徴としている。
側歯元部分は、体積が最も大きいキャビティの回転後方
噛み合い位置が吸込口末端を越えたときの前方噛み合い
部を残しておいて、そこよりも少し歯底よりの部分から
歯底円に至る部分であり、 外側歯車の回転前方の歯側欠如部分は体積が最も大き
いキャビティの吸込口側噛み合に位置から見て回転反対
方向隣りにある噛み合い部を残して、そこよりも少し歯
底よりの部分から歯底円に至る部分であり、 また外歯歯車の回転後方の欠如部分は前記前方噛み合
い位置を残し、そこよりも少し歯底よりの部分から歯底
円に至る部分である歯形を特徴としている。
以下、本発明に係わる内側噛み合い歯車ポンプの一実
施例について図面を用いて説明する。
施例について図面を用いて説明する。
第1図はその側面図であって、図示しないケーシング
内に内接して回転可能に設けられた歯数5枚の内歯歯車
1と、この内歯歯車1内にこれより1枚少ない歯数4枚
を有する外歯歯車2が設けられている。
内に内接して回転可能に設けられた歯数5枚の内歯歯車
1と、この内歯歯車1内にこれより1枚少ない歯数4枚
を有する外歯歯車2が設けられている。
これら両歯車1,2の歯元部分には欠如部分が形成され
ている。すなわち、内歯歯車1の片側歯元部分イと外歯
歯車2の両側歯元部分ロ,ハとが欠如しキャビティ側面
積が広く形成されている。
ている。すなわち、内歯歯車1の片側歯元部分イと外歯
歯車2の両側歯元部分ロ,ハとが欠如しキャビティ側面
積が広く形成されている。
図中3は枢軸であり、これが駆動源(図示せず)によ
り両歯車1,2が矢印方向に回転されると、ケーシングに
設けられた吸込口4から液を吸引し、この吸引された液
を両歯車1,2間に形成されたキャビティ5を介して吐出
口6から搬送するようにポンプ作用を行う。
り両歯車1,2が矢印方向に回転されると、ケーシングに
設けられた吸込口4から液を吸引し、この吸引された液
を両歯車1,2間に形成されたキャビティ5を介して吐出
口6から搬送するようにポンプ作用を行う。
次に、第2図を参照して各歯元部分の欠如位置と作用
を説明する。
を説明する。
内歯歯車1および外歯歯車2とが下方で噛み合い矢印
方向に回転されると、上方に位置するキャビティ5が最
も大きい体積に形成される。図中斜線部分のイ,ロおよ
びハは内歯歯車1および外歯歯車2の基本歯形(破線で
示す歯形)に対して欠如された部分を示し、その部分だ
け各キャビティ5は広く形成される。
方向に回転されると、上方に位置するキャビティ5が最
も大きい体積に形成される。図中斜線部分のイ,ロおよ
びハは内歯歯車1および外歯歯車2の基本歯形(破線で
示す歯形)に対して欠如された部分を示し、その部分だ
け各キャビティ5は広く形成される。
内歯歯車1の歯元欠如部分イの位置は、噛み合い位置
7bから僅かに歯底よりのところ(図中mで示す)から歯
底円8に至る片側歯元部であって、この噛み合い位置7b
は、噛み合い位置7aが吸込口末端4aを越えたときの回転
前方噛み合い位置である。
7bから僅かに歯底よりのところ(図中mで示す)から歯
底円8に至る片側歯元部であって、この噛み合い位置7b
は、噛み合い位置7aが吸込口末端4aを越えたときの回転
前方噛み合い位置である。
なおmで示す距離は、あまり短いと液洩れしてポンプ
効率を低下させ、必要により歯車を逆転しようとすると
きに平滑に回転できないことがあるので、歯車の大きさ
にもよるが約2mm程度が好ましい。反対にこの距離があ
まり長すぎると歯底部に近くなりキャビティの増加が少
なくなる。
効率を低下させ、必要により歯車を逆転しようとすると
きに平滑に回転できないことがあるので、歯車の大きさ
にもよるが約2mm程度が好ましい。反対にこの距離があ
まり長すぎると歯底部に近くなりキャビティの増加が少
なくなる。
外歯歯車2の回転方向前方の歯元欠如部分ロの位置
は、吸込口末端4aを越えた噛み合い位置7aから見て回転
後方で隣りの噛み合い位置7c部分を残して、前記同様に
距離mだけ歯底よりのところから歯底円9に至る部分で
ある。
は、吸込口末端4aを越えた噛み合い位置7aから見て回転
後方で隣りの噛み合い位置7c部分を残して、前記同様に
距離mだけ歯底よりのところから歯底円9に至る部分で
ある。
回転方向後方の歯元欠如部分ハの位置は、前記噛み合
い位置7bを残して距離mだけ歯底よりのところから歯底
円9に至る部分である。
い位置7bを残して距離mだけ歯底よりのところから歯底
円9に至る部分である。
このように斜線で示した部分イ,ロおよびハは実質の
搬送空間として作用しないが、この分だけキャビティの
側面積が広くなり液の吸込み性および吐出性を容易にす
ることができる。しかも歯数の多い歯車ポンプほどキャ
ビティ側面積の増加の割合を大きくすることができる。
搬送空間として作用しないが、この分だけキャビティの
側面積が広くなり液の吸込み性および吐出性を容易にす
ることができる。しかも歯数の多い歯車ポンプほどキャ
ビティ側面積の増加の割合を大きくすることができる。
また、本実施例のように内歯歯車と外歯歯車の両側歯
元に設けるとキャビティ増加が大きく好ましいが、内歯
歯車だけあるいは外歯歯車だけに設けるようにしても良
い。
元に設けるとキャビティ増加が大きく好ましいが、内歯
歯車だけあるいは外歯歯車だけに設けるようにしても良
い。
なお、この歯車ポンプは粉末冶金法により製作すると
きは斜線で示される材料が少なくて済むとともに、従来
と同じ製造工程で製作することができる。
きは斜線で示される材料が少なくて済むとともに、従来
と同じ製造工程で製作することができる。
第1図は本発明に係わる内側噛み合い歯車ポンプの一実
施例を示す側面図および第2図は同実施例の構成および
作用を説明する側面図である。 1……内歯歯車 2……外歯歯車 4……吸込口 4a……吸込口末端 5……キャビティ 7a,7b,7c……噛み合い位置 8……内歯の歯底円 9……外歯の歯底円
施例を示す側面図および第2図は同実施例の構成および
作用を説明する側面図である。 1……内歯歯車 2……外歯歯車 4……吸込口 4a……吸込口末端 5……キャビティ 7a,7b,7c……噛み合い位置 8……内歯の歯底円 9……外歯の歯底円
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングの側壁に、歯車の回転に伴って
その容積が減少するキャビティと連通する吸込口と、歯
車の回転に伴ってその容積が増大するキャビティと連通
する吐出口とを備え、ケーシング内に内接して回転可能
な内歯歯車を有し、その内側に歯数が3枚以上で内歯歯
車より1枚少なく内歯歯車と噛み合ってキャビティを形
成する外歯歯車を備え、外歯歯車に固着された枢軸によ
り回転する内側噛み合い歯車ポンプにおいて、 前記内歯歯車の回転方向側,前記外歯歯車の回転方向側
または反対側の都合3箇所のうち少なくとも1箇所の歯
元部が下記(a)〜(c)に示す欠如部を有する歯形で
あることを特徴とする内側噛み合い歯車ポンプ。 (a)前記内歯歯車の欠如部は吸込みを完了した最も大
きいキャビティの回転前方噛み合い位置を残して歯底円
に至る歯元部分。 (b)前記外歯歯車の回転方向側の欠如部は前記吸込口
末端を越えた噛み合い位置の回転反対方向隣りにある噛
み合い位置を残して歯底円に至る歯元部分。 (c)前記外歯歯車の回転方向反対側の欠如部は吸込み
を完了した最も大きいキャビティの回転前方噛み合い位
置を残して歯底円に至る歯元部分。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17634288A JP2706475B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 内側噛み合い歯車ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17634288A JP2706475B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 内側噛み合い歯車ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0227179A JPH0227179A (ja) | 1990-01-29 |
JP2706475B2 true JP2706475B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=16011911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17634288A Expired - Lifetime JP2706475B2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | 内側噛み合い歯車ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2706475B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0736691B1 (fr) * | 1995-04-04 | 1999-11-03 | Societe Techspace Aero | Pompe volumétrique rotative à gerotor à alimentation radiale |
DE10052779A1 (de) * | 2000-10-25 | 2002-05-08 | Eckerle Ind Elektronik Gmbh | Füllstücklose Innenzahnradpumpe |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP17634288A patent/JP2706475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0227179A (ja) | 1990-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101263037B1 (ko) | 신규의 회전자 세트를 갖는 초승달형 기어 펌프 | |
JP5353383B2 (ja) | ルーツ式流体機械 | |
US6352420B1 (en) | Complex teeth-type gas compressor | |
JP2706475B2 (ja) | 内側噛み合い歯車ポンプ | |
TWI274107B (en) | Screw fluid machine | |
CN101122291A (zh) | 螺杆泵 | |
EP1340914B1 (en) | Internal gear oil pump | |
US7384251B2 (en) | Trochoidal oil pump | |
KR100964517B1 (ko) | 오일 펌프 로터 | |
US20100158734A1 (en) | Internal gear pump | |
JPS6035557B2 (ja) | ねじ回転子機械の1対の共働する回転子 | |
JP2001027560A (ja) | ヘリカルギヤ式容積流量計 | |
EP0107824A1 (en) | Internal gear pump | |
US5605451A (en) | Fluid apparatus of an internal gear type having defined tooth profiles | |
JPH0735053A (ja) | トロコイド型オイルポンプ | |
JP4172877B2 (ja) | 歯車ポンプ | |
JPH09256965A (ja) | オイルポンプロータ | |
JPH0893656A (ja) | 歯車ポンプ又はモータ | |
JP3293506B2 (ja) | オイルポンプロータ | |
US6164943A (en) | Internal geared wheel pump without crescent-shaped [sickle] piece | |
JP3132631B2 (ja) | 内接型オイルポンプロータ | |
JP3919934B2 (ja) | 歯車ポンプ | |
JP3132632B2 (ja) | 内接型オイルポンプロータ | |
JPH094569A (ja) | 内接歯車ポンプ | |
JPS63195390A (ja) | トロコイド式ギヤ−ポンプ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071009 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081009 |