JP2706269B2 - カラー画像形成方法 - Google Patents
カラー画像形成方法Info
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- JP2706269B2 JP2706269B2 JP63202764A JP20276488A JP2706269B2 JP 2706269 B2 JP2706269 B2 JP 2706269B2 JP 63202764 A JP63202764 A JP 63202764A JP 20276488 A JP20276488 A JP 20276488A JP 2706269 B2 JP2706269 B2 JP 2706269B2
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- color
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- white
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- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はカラー画像形成方法に関する。
一般に、レーザプリンタ等の電子写真プロセスを使用
した印刷装置やサーマルプリンタあるいはインクジエツ
トプリンタ等の各種の画像形成装置(以下「プリンタ」
という)として、カラー画像を形成可能なカラープリン
タがある。
した印刷装置やサーマルプリンタあるいはインクジエツ
トプリンタ等の各種の画像形成装置(以下「プリンタ」
という)として、カラー画像を形成可能なカラープリン
タがある。
ところで、カラープリンタとしては、減色法三原色で
あるシアン,マゼンタ,イエローの三色の色材を使用し
てカラー画像を形成するものと、これ等の三色材に加え
て黒材をも使用してカラー画像を形成するものがあつ
た。
あるシアン,マゼンタ,イエローの三色の色材を使用し
てカラー画像を形成するものと、これ等の三色材に加え
て黒材をも使用してカラー画像を形成するものがあつ
た。
しかしながら、これらの従来のカラープリンタは、い
づれも無色(白色)の用紙を使用することを前提とし
て、よりよい画質のカラープリンタが得られるようにシ
ステムが改良されて来た。
づれも無色(白色)の用紙を使用することを前提とし
て、よりよい画質のカラープリンタが得られるようにシ
ステムが改良されて来た。
一方、ユーザ側としては、特にカラー画像と文字とを
同一紙面に構成するような場合に、有色の用紙を効果的
に使用したいという要望があつた。
同一紙面に構成するような場合に、有色の用紙を効果的
に使用したいという要望があつた。
初期のカラープリンタのように、中間調に乏く原色に
近い画像しか得られなかつた時には問題にならなかつた
が、技術の進歩により中間調の豊富な美しい画像が得ら
れるようになると、用紙の地色が淡彩のものであつても
仕上りの画質に大きく影響するようになつて来た。
近い画像しか得られなかつた時には問題にならなかつた
が、技術の進歩により中間調の豊富な美しい画像が得ら
れるようになると、用紙の地色が淡彩のものであつても
仕上りの画質に大きく影響するようになつて来た。
また、濃い地色の用紙を使用した場合には、色材によ
つては印刷濃度が高い部分においても地色の影響が現れ
るものがあつた。
つては印刷濃度が高い部分においても地色の影響が現れ
るものがあつた。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、有
色の用紙を使用しても優れた画質のカラー画像を形成で
きるようにすることを目的とする。
色の用紙を使用しても優れた画質のカラー画像を形成で
きるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、請求項1の発
明は、減色法三原色の色材を使用してカラー画像を形成
するカラー画像形成装置において、用紙の色調に応じて
上記三原色の色材の配分を修正すると共に、その修正し
た三原色の成分データに基づいて白のデータを生成する
白色補正を行ない、三原色の色材と白色材とによつてカ
ラー画像を形成するものである。
明は、減色法三原色の色材を使用してカラー画像を形成
するカラー画像形成装置において、用紙の色調に応じて
上記三原色の色材の配分を修正すると共に、その修正し
た三原色の成分データに基づいて白のデータを生成する
白色補正を行ない、三原色の色材と白色材とによつてカ
ラー画像を形成するものである。
また、請求項2の発明は、複数の色の異なる色材を使
用してカラー画像を形成するカラー画像形成装置におい
て、上記複数の色材のうちの一色を白色材とし、用紙の
所要の領域にその色調に応じて白色材を塗布した後、他
の異なる色材によつてカラー画像を形成するものであ
る。
用してカラー画像を形成するカラー画像形成装置におい
て、上記複数の色材のうちの一色を白色材とし、用紙の
所要の領域にその色調に応じて白色材を塗布した後、他
の異なる色材によつてカラー画像を形成するものであ
る。
この発明のカラー画像形成方法によれば、用紙の色調
に応じて、その用紙の色調による影響を軽減あるいは打
ち消すように色材の配分を修正すると共に、白色補正を
行なつたり、あるいは所要の領域に白色材を塗布した
後、カラー画像を形成する。
に応じて、その用紙の色調による影響を軽減あるいは打
ち消すように色材の配分を修正すると共に、白色補正を
行なつたり、あるいは所要の領域に白色材を塗布した
後、カラー画像を形成する。
それによつて、有色の用紙を使用しても、印刷濃度の
低い淡彩部から高彩度あるいは高濃度部までの領域で優
れた画質のカラー画像が得られる。
低い淡彩部から高彩度あるいは高濃度部までの領域で優
れた画質のカラー画像が得られる。
以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
る。
第2図はこの発明を実施したカラープリンタの画像処
理コントローラの一例を示すブロツク図である。
理コントローラの一例を示すブロツク図である。
マイクロプロセツサ(CPU)1は、中央処理装置,ROM,
RAM,及びI/O等からなり、この画像処理コントローラ全
体の制御を司る。ROM2にはプログラム等の固定情報を格
納している。RAM3はマイクロプロセツサ1のワーキング
エリア等として使用する。
RAM,及びI/O等からなり、この画像処理コントローラ全
体の制御を司る。ROM2にはプログラム等の固定情報を格
納している。RAM3はマイクロプロセツサ1のワーキング
エリア等として使用する。
フレームメモリ4には、I/Oポート5を介してホスト
側から転送されてきた受信データを格納する。
側から転送されてきた受信データを格納する。
演算プロセツサ6は、フレームメモリ4に書込まれた
データを取込んで、拡大・縮小・回転処理,色補正処
理,地色除去(以下「GCR」という)処理,白色補正処
理,エツジ強調や平滑化等の各種フイルタリング処理及
びデイザ処理(二値化処理)等の各種処理を施して、処
理を施したデータを再度フレームメモリ4に書込む。
データを取込んで、拡大・縮小・回転処理,色補正処
理,地色除去(以下「GCR」という)処理,白色補正処
理,エツジ強調や平滑化等の各種フイルタリング処理及
びデイザ処理(二値化処理)等の各種処理を施して、処
理を施したデータを再度フレームメモリ4に書込む。
このフレームメモリ4に格納されているデータを、I/
Oポート7を介してプリンタエンジンに送出する。
Oポート7を介してプリンタエンジンに送出する。
I/O8は、図示しないスイツチや表示器類の入出力イン
タフエースである。
タフエースである。
フレームメモリ4は、第3図に示すように、シアン
(C)用のデータを格納する1ページ分の容量を有する
フレームメモリ4Cと、マゼンタ(M)用のデータを格納
する1ページ分の容量を有するフレームメモリ4Mと、イ
エロー(Y)用のデータを格納する1ぺージ分の容量を
有するフレームメモリ4Yと、シロ(W)用のデータを格
納する1ページ分の容量を有するフレームメモリ4Wとか
らなる。
(C)用のデータを格納する1ページ分の容量を有する
フレームメモリ4Cと、マゼンタ(M)用のデータを格納
する1ページ分の容量を有するフレームメモリ4Mと、イ
エロー(Y)用のデータを格納する1ぺージ分の容量を
有するフレームメモリ4Yと、シロ(W)用のデータを格
納する1ページ分の容量を有するフレームメモリ4Wとか
らなる。
第4図はこのカラープリンタのプリンタエンジンの一
例を示す概略構成図である。
例を示す概略構成図である。
このプリンタエンジンは、ドラム状の感光体11を矢示
方向に回転させながら、まず帯電チヤージヤ12によつて
表面を一様に帯電した後、印刷する色の画像に応じてレ
ーザダイオード13から射出するレーザ光をオン/オフ変
調し、このレーザ光を図示しない回転偏光器およびミラ
ー14を介して感光体11上に照射し走査して、印刷する色
の画像に応じた静電潜像を形成する。
方向に回転させながら、まず帯電チヤージヤ12によつて
表面を一様に帯電した後、印刷する色の画像に応じてレ
ーザダイオード13から射出するレーザ光をオン/オフ変
調し、このレーザ光を図示しない回転偏光器およびミラ
ー14を介して感光体11上に照射し走査して、印刷する色
の画像に応じた静電潜像を形成する。
このレーザダイオード13の変調を、シアン(C),マ
ゼンタ(M),イエロー(Y),シロ(W)用の各フレ
ームメモリ4C,4M,4Y,4Wに格納されているデータに基
づいて生成したデータによつて一色毎に順に行なう。そ
の色の順は目的・効果によつて変更される場合がある。
ゼンタ(M),イエロー(Y),シロ(W)用の各フレ
ームメモリ4C,4M,4Y,4Wに格納されているデータに基
づいて生成したデータによつて一色毎に順に行なう。そ
の色の順は目的・効果によつて変更される場合がある。
そして、シアントナー用現像器15,マゼンタトナー用
現像器16,イエロートナー用現像器17及び白トナー用現
像器18の内から印刷する色に応じた現像器を選択して、
感光体11上の印刷する色の画像に応じた静電潜像に当該
色の色材(トナー)を付着してトナー像を形成する。
現像器16,イエロートナー用現像器17及び白トナー用現
像器18の内から印刷する色に応じた現像器を選択して、
感光体11上の印刷する色の画像に応じた静電潜像に当該
色の色材(トナー)を付着してトナー像を形成する。
一方、給紙カセツト19に保持されている最上位の用紙
20を給紙ローラ21によつて給紙して所定のタイミングで
転写位置へと送り込み、所定のタイミングで転写チヤー
ジヤ22に高電圧を印加して感光体11上のトナー像を用紙
20に転写する。
20を給紙ローラ21によつて給紙して所定のタイミングで
転写位置へと送り込み、所定のタイミングで転写チヤー
ジヤ22に高電圧を印加して感光体11上のトナー像を用紙
20に転写する。
その後、感光体11上に残留している電荷をクエンチン
グランプ23によつて除電し、また感光体11上に残留して
いるトナーをクリーニングブラシ24によつて除去して排
トナーボトル25に回収して、感光体11を画像形成プロセ
スの初期状態にする。また、用紙20は次の色印刷のため
に所定の位置まで戻す。
グランプ23によつて除電し、また感光体11上に残留して
いるトナーをクリーニングブラシ24によつて除去して排
トナーボトル25に回収して、感光体11を画像形成プロセ
スの初期状態にする。また、用紙20は次の色印刷のため
に所定の位置まで戻す。
そして、上述と同様にして、今度は次に印刷する色の
画像に応じてレーザダイオード13をオン/オフ変調し
て、当該色のトナー像を用紙20上に転写する。
画像に応じてレーザダイオード13をオン/オフ変調し
て、当該色のトナー像を用紙20上に転写する。
このような動作を繰返すことによつて、シアン,マゼ
ンタ,イエロー,シロの各色材を使用してカラートナー
像を用紙20上に形成した後、用紙20を定着ユニツト27に
送り込んで定着処理をして排紙スタツカ28に排紙する。
ンタ,イエロー,シロの各色材を使用してカラートナー
像を用紙20上に形成した後、用紙20を定着ユニツト27に
送り込んで定着処理をして排紙スタツカ28に排紙する。
給紙ローラ21の近傍にレジストセンサ9と色センサ10
が設けられている。
が設けられている。
レジストセンサ9は用紙20の前縁および後縁を検出し
て用紙20の停止位置を規正し、色ズレ等が生じないよう
にしている。
て用紙20の停止位置を規正し、色ズレ等が生じないよう
にしている。
色センサ10は、例えば第5図に示すように、光源Lと
その光源Lによつて照明される用紙20からの反射光を加
色法三原色であるレツド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)の各色フイルタFR,FG,FBを通してそれぞれ受
光する3個のフオトダイオードPD1,PD2,PD3とによつ
て構成される。
その光源Lによつて照明される用紙20からの反射光を加
色法三原色であるレツド(R),グリーン(G),ブル
ー(B)の各色フイルタFR,FG,FBを通してそれぞれ受
光する3個のフオトダイオードPD1,PD2,PD3とによつ
て構成される。
そして、始めに給紙カセツトに保持されていた用紙20
が取出され、レジストセンサ9によつてその前端が検出
されてスタンバイの位置に静止した時に、色センサ10は
その用紙20の反射色を受けてR,G,B各成分に対応する信
号を出力する。すなわち、この実施例では、この色セン
サ10を地色センサとして使用している。
が取出され、レジストセンサ9によつてその前端が検出
されてスタンバイの位置に静止した時に、色センサ10は
その用紙20の反射色を受けてR,G,B各成分に対応する信
号を出力する。すなわち、この実施例では、この色セン
サ10を地色センサとして使用している。
R,G,Bの各信号はA/D変換器AD1,AD2,AD3によつてそ
れぞれA/D変換されて一度第2図のRAM3にストアされた
のち、色補正処理を受けて減色法三原色であるシアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の信号に変換
され、地色データとして再びRAM3にストアされる。
れぞれA/D変換されて一度第2図のRAM3にストアされた
のち、色補正処理を受けて減色法三原色であるシアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)の信号に変換
され、地色データとして再びRAM3にストアされる。
この地色データにより、用紙の地色の明度・彩度・色
相が判定され、白色か,灰色か,有彩色か、GCR処理,
白色補正処理が必要か否か、もし必要であればどの処理
方法が適しているか等を判定することが出来る。
相が判定され、白色か,灰色か,有彩色か、GCR処理,
白色補正処理が必要か否か、もし必要であればどの処理
方法が適しているか等を判定することが出来る。
色センサ10の光源Lは色測定時のみ点灯し、常時は消
灯されているから画像の書込み・転写に影響することは
ない。
灯されているから画像の書込み・転写に影響することは
ない。
また、用紙の地色測定は1枚の用紙毎に行なつてもよ
いが、一般的には同一の給紙カセツトに地色の異なる用
紙が収容されていることはないから、ホストまたは操作
パネルからプリント開始命令が入力された時、あるいは
給紙カセツトが変つた時に1回測定すればよい。
いが、一般的には同一の給紙カセツトに地色の異なる用
紙が収容されていることはないから、ホストまたは操作
パネルからプリント開始命令が入力された時、あるいは
給紙カセツトが変つた時に1回測定すればよい。
第1図はこの発明を実施したプリンタにおける画像処
理の一例を示すフロー図である。
理の一例を示すフロー図である。
入力I/Oポート5を介してホストから入力されたR,G,B
の画像データは、一度フレームメモリ4にストアされた
のち、必要があれば拡大・縮小・回転等の処理が行なわ
れる。
の画像データは、一度フレームメモリ4にストアされた
のち、必要があれば拡大・縮小・回転等の処理が行なわ
れる。
次に、加色法三原色であるR,G,Bの画像データは色補
正処理により減色法三原色であるC,M,Yの画像データに
変換されてフレームメモリ4即ちそれぞれのフレームメ
モリ4C,4M,4Yにストアされる。ホストからC,M,Yの画
像データとして入力されている場合は、色補正処理は省
略される。
正処理により減色法三原色であるC,M,Yの画像データに
変換されてフレームメモリ4即ちそれぞれのフレームメ
モリ4C,4M,4Yにストアされる。ホストからC,M,Yの画
像データとして入力されている場合は、色補正処理は省
略される。
画像データとは別に、予め色センサ10により検出され
た用紙の地色のR,G,B信号は、A/D変換器によりデジタル
信号に変換されたのち、同様に色補正処理によりC,M,Y
の地色データに変換されたRAM3にストアされている。
た用紙の地色のR,G,B信号は、A/D変換器によりデジタル
信号に変換されたのち、同様に色補正処理によりC,M,Y
の地色データに変換されたRAM3にストアされている。
次に、GCR処理、白色補正処理が行なわれて、C,M,Yの
3色の画像データはC,M,Y,Wのシロを含む4色の画像デ
ータに変換されて、それぞれ第3図のフレームメモリ
4C,4M,4Y,4Wにストアされる。
3色の画像データはC,M,Y,Wのシロを含む4色の画像デ
ータに変換されて、それぞれ第3図のフレームメモリ
4C,4M,4Y,4Wにストアされる。
この4色の画像データは、エツジ強調や平滑化等のフ
イルタリング処理,デイザ処理等の2値化処理を施され
る。
イルタリング処理,デイザ処理等の2値化処理を施され
る。
各種の処理を施され第3図の各フレームメモリ4C,
4M,4Y,4WにストアされているC,M,Y,Wの4色のデータ
は、プリント命令により一色毎に読出され、I/Oポート
7を経てプリンタエンジンに送られて、それぞれの色画
像として1枚の用紙に重ねてプリントされる。
4M,4Y,4WにストアされているC,M,Y,Wの4色のデータ
は、プリント命令により一色毎に読出され、I/Oポート
7を経てプリンタエンジンに送られて、それぞれの色画
像として1枚の用紙に重ねてプリントされる。
第1図において、括弧( )に囲まれた部分は、白色
補正処理をしない場合には省略される。
補正処理をしない場合には省略される。
次に、GCR処理について第6図を参照しながら説明す
る。
る。
まず、GCR(地色除去)処理とは、カラー画像を形成
する各画素のC,M,Yデータから予めRAM3にストアされて
いるC,M,Yの地色データを減算して、用紙の地色が、プ
リントされるカラー画像に及ぼす影響をキヤンセルする
処理である。
する各画素のC,M,Yデータから予めRAM3にストアされて
いるC,M,Yの地色データを減算して、用紙の地色が、プ
リントされるカラー画像に及ぼす影響をキヤンセルする
処理である。
例えば、1ピクセル(画素)各色5ビツト構成、すな
わちそれぞれの色が0〜31の32階調の印刷が可能である
とする。地色データも同様に各色5ビツトのデータであ
る。ただし、後述するように処理の途中で負になること
があるので、フレームメモリは6ビツトで構成されてい
る。
わちそれぞれの色が0〜31の32階調の印刷が可能である
とする。地色データも同様に各色5ビツトのデータであ
る。ただし、後述するように処理の途中で負になること
があるので、フレームメモリは6ビツトで構成されてい
る。
第6図(A)は淡黄緑色の用紙を使用した例の地色デ
ータ(C=4,M=2,Y=8)を示している。同図(B)〜
(E)は対照となる画素の例であり、それぞれ濃赤紫色
(C=26,M=30,Y=10),赤橙色(C=6,M=20,Y=2
4),青緑色(C=8,M=1,Y=10),淡青色(C=10,M
=0,Y=2)の場合を示している。
ータ(C=4,M=2,Y=8)を示している。同図(B)〜
(E)は対照となる画素の例であり、それぞれ濃赤紫色
(C=26,M=30,Y=10),赤橙色(C=6,M=20,Y=2
4),青緑色(C=8,M=1,Y=10),淡青色(C=10,M
=0,Y=2)の場合を示している。
同図(B1)は同図(B)に示した濃赤紫色の画素にGC
R処理を施した結果を示し、C,M,YのデータはそれぞれC
=26−4=22,M=30−2=28,Y=10−8=2になる。
R処理を施した結果を示し、C,M,YのデータはそれぞれC
=26−4=22,M=30−2=28,Y=10−8=2になる。
同図(C1)〜(E1)も同様に、それぞれ同図(C)〜
(E)にGCR処理を施した結果を示し、それぞれ赤橙色
(C=6,M=20,Y=24)は(C=2,M=18,Y=16)に、青
緑色(C=8,M=1,Y=10)は(C=4,M=−1,Y=2)
に、淡青色(C=10,M=0,Y=2)は(C=6,M=−2,Y
=−6)になつている。
(E)にGCR処理を施した結果を示し、それぞれ赤橙色
(C=6,M=20,Y=24)は(C=2,M=18,Y=16)に、青
緑色(C=8,M=1,Y=10)は(C=4,M=−1,Y=2)
に、淡青色(C=10,M=0,Y=2)は(C=6,M=−2,Y
=−6)になつている。
同図の例から明らかなように、画像データが比較的明
度の低い(暗い)色,地色と同系統の色,あるいはC,M,
Y3色の成分が混色されている彩度の低い色については、
GCR処理した結果のデータをそのままプリントしても問
題はない。
度の低い(暗い)色,地色と同系統の色,あるいはC,M,
Y3色の成分が混色されている彩度の低い色については、
GCR処理した結果のデータをそのままプリントしても問
題はない。
しかしながら、画像データが明度の高い(明るい)色
や地色と別系統で彩度の高い色の場合に、同図(D1),
(E1)に示したように負の成分を生じ、そのままプリン
トすることが出来ない。
や地色と別系統で彩度の高い色の場合に、同図(D1),
(E1)に示したように負の成分を生じ、そのままプリン
トすることが出来ない。
このように負の成分を生じた画素(以下「負の画素」
という)の処理によつて地色補正の処理方法が変る。以
下例を挙げて説明する。
という)の処理によつて地色補正の処理方法が変る。以
下例を挙げて説明する。
第1の処理方法は、先ず負の画素の部分を白色材でう
めるようにプリントした後、GCR処理前のオリジナルデ
ータをプリントするものである。
めるようにプリントした後、GCR処理前のオリジナルデ
ータをプリントするものである。
すなわち、負の画素に対応するアドレスのシロ(W)
用のフレームメモリ4Wに濃度最大値(この実施例では3
1)をストアし、同じアドレスの他の色材用のフレーム
メモリ4C,4M,4YにはGCR処理後のデータをストアしな
いで、処理前のデータをそのまま残すようにする。
用のフレームメモリ4Wに濃度最大値(この実施例では3
1)をストアし、同じアドレスの他の色材用のフレーム
メモリ4C,4M,4YにはGCR処理後のデータをストアしな
いで、処理前のデータをそのまま残すようにする。
第2の処理方法は、負の画素のC,M,Y3色の成分データ
に基づいてシロ(W)のデータを生成する白色補正方法
であり、その処理の一例を第6図(D1),(E1)に示し
た負の画素を例として説明する。
に基づいてシロ(W)のデータを生成する白色補正方法
であり、その処理の一例を第6図(D1),(E1)に示し
た負の画素を例として説明する。
第7図(D1),(E1)と同図(D2),(E2)とは、そ
れぞれ第6図(D1),(E1)に示したデータと、そのデ
ータを白色補正処理した後のデータとを示したものであ
る。
れぞれ第6図(D1),(E1)に示したデータと、そのデ
ータを白色補正処理した後のデータとを示したものであ
る。
まず、負の画素のC,M,Yの成分データのうち最小値を
示すデータの絶対値をとつてシロ(W)の成分データと
し、次に同じ値をC,M,Yの成分データにそれぞれに加算
したものを新しいC,M,Yの成分データとして、それぞれ
フレームメモリ4C,4M,4Y,4Wにストアする。
示すデータの絶対値をとつてシロ(W)の成分データと
し、次に同じ値をC,M,Yの成分データにそれぞれに加算
したものを新しいC,M,Yの成分データとして、それぞれ
フレームメモリ4C,4M,4Y,4Wにストアする。
例えば第7図(D1)に示した画素のデータ(C=4,M
=−1,Y=2)のうち最小値は−1であり、その絶対値
は1である。従つて、同図(D2)に示したようにW=1
となり、C=4+1=5,M=−1+1=0,Y=2+1=3
になる。
=−1,Y=2)のうち最小値は−1であり、その絶対値
は1である。従つて、同図(D2)に示したようにW=1
となり、C=4+1=5,M=−1+1=0,Y=2+1=3
になる。
同図(E1)に示した画素のデータ(C=6,M=−2,Y=
−6)についても同様に、最小値は−6,絶対値は6であ
るから、この画素のデータは同図(E2)に示したように
(C=12,M=4,Y=0,W=6)になる。
−6)についても同様に、最小値は−6,絶対値は6であ
るから、この画素のデータは同図(E2)に示したように
(C=12,M=4,Y=0,W=6)になる。
すなわち、この白色補正処理の例では、最小値の成分
データが0になるようにグレーを重ね、その分だけシロ
を加えることにより、用紙の地色の影響をキヤンセルし
たものである。
データが0になるようにグレーを重ね、その分だけシロ
を加えることにより、用紙の地色の影響をキヤンセルし
たものである。
第3の処理例は、白色材を使用しないで、負の画素の
成分データのうち負の値を示したデータを0に置換える
処理であり、第7図(D1),(E1)に示したデータに、
この処理を施した結果を同図(D3),(E3)に示す。
成分データのうち負の値を示したデータを0に置換える
処理であり、第7図(D1),(E1)に示したデータに、
この処理を施した結果を同図(D3),(E3)に示す。
同図から明らかなように、負の値になつた同図(D3)
に示したM成分と、同図(E3)に示したM成分,Y成分の
データは0になつている。
に示したM成分と、同図(E3)に示したM成分,Y成分の
データは0になつている。
ここで、第7図(D3)に示した例のように負の値の小
さいものは実用的に殆んど問題はないが、同図(E3)に
示した例のように負の値の大きいものは色調のズレを生
じる。
さいものは実用的に殆んど問題はないが、同図(E3)に
示した例のように負の値の大きいものは色調のズレを生
じる。
従つて、第3の処理例は、第1,第2の処理例のように
一般的に応用することは出来ないが、用紙の地色が極め
て淡い場合や、カラー画像と同系統の淡い地色の場合、
あるいはカラー画像が比較的濃いような場合には問題が
ない。
一般的に応用することは出来ないが、用紙の地色が極め
て淡い場合や、カラー画像と同系統の淡い地色の場合、
あるいはカラー画像が比較的濃いような場合には問題が
ない。
また、用紙の地色がカラー画像と同系統の色でなくと
も、画像の絵柄とよい調和を示す場合、例えば風景を淡
青色の用紙に、人物像を淡いマゼンタやイエローの用紙
にそれぞれプリントした場合には、多少色調のズレを生
じても不自然な感じを与えることはない。
も、画像の絵柄とよい調和を示す場合、例えば風景を淡
青色の用紙に、人物像を淡いマゼンタやイエローの用紙
にそれぞれプリントした場合には、多少色調のズレを生
じても不自然な感じを与えることはない。
このように、この第3の処理例は、用紙の地色とカラ
ー画像の色調・絵柄の選択を誤らなければ十分実用的で
あり、シアン,マゼンタ,イエローの3色材のみで、白
を加えることが出来ないプリンタにも実施することが出
来る。
ー画像の色調・絵柄の選択を誤らなければ十分実用的で
あり、シアン,マゼンタ,イエローの3色材のみで、白
を加えることが出来ないプリンタにも実施することが出
来る。
以上、第4図に示した色センサ10からの地色データに
よつてGCR処理を行なうオートGCR処理について説明した
が、第2図に示したI/Oポート5を通してホストから、
あるいはI/O8を通して図示しない操作パネルから入力さ
れるオペレータの指示する地色データ(または修正デー
タ)をRAM3にストアして、全く同様にマニユアルGCR処
理を施すことも出来る。
よつてGCR処理を行なうオートGCR処理について説明した
が、第2図に示したI/Oポート5を通してホストから、
あるいはI/O8を通して図示しない操作パネルから入力さ
れるオペレータの指示する地色データ(または修正デー
タ)をRAM3にストアして、全く同様にマニユアルGCR処
理を施すことも出来る。
また、同様なオペレータの指示により、RAM3上の地色
データの領域をクリアして0にすれば、GCR処理なしの
モードに切換えたと同様にすることが出来る。
データの領域をクリアして0にすれば、GCR処理なしの
モードに切換えたと同様にすることが出来る。
さらに、オートGCR処理のモードになつていても、色
センサ10から出力されてA/D変換されたR,G,Bのデジタル
地色信号が、色補正処理を受けてC,M,Yの地色データに
変換される時に、R,G,Bの信号のいづれも或る値以上の
高いレベルにある時は用紙の地色は白であると判断し
て、C,M,Yの地色データがすべて0になるように設定す
れば、白の用紙に対しては自動的にGCR処理を施さない
ようにすることが出来る。
センサ10から出力されてA/D変換されたR,G,Bのデジタル
地色信号が、色補正処理を受けてC,M,Yの地色データに
変換される時に、R,G,Bの信号のいづれも或る値以上の
高いレベルにある時は用紙の地色は白であると判断し
て、C,M,Yの地色データがすべて0になるように設定す
れば、白の用紙に対しては自動的にGCR処理を施さない
ようにすることが出来る。
一般に、カラー画像を形成する色材については、その
透明性と隠覆性(下の色をかくす性質)の問題があり、
一般の印刷インクあるいはインクジエツトプリンタ用イ
ンクのように染料系の色材では透明性がよく、トナーの
ように顔料系の色材では透明性が悪い、すなわち隠覆性
がよいといわれている。また、色相によつても異なり、
白や黒のような色は隠覆性が良くないと本来の色を現わ
せない。
透明性と隠覆性(下の色をかくす性質)の問題があり、
一般の印刷インクあるいはインクジエツトプリンタ用イ
ンクのように染料系の色材では透明性がよく、トナーの
ように顔料系の色材では透明性が悪い、すなわち隠覆性
がよいといわれている。また、色相によつても異なり、
白や黒のような色は隠覆性が良くないと本来の色を現わ
せない。
減色法三原色のシアン,マゼンタ,イエローの色材に
ついていえば、カラーフイルムのように透明性の優れた
色材の場合は、どの順序に重ねてもその効果は変らない
から、表裏いづれから見ても同様に見える。
ついていえば、カラーフイルムのように透明性の優れた
色材の場合は、どの順序に重ねてもその効果は変らない
から、表裏いづれから見ても同様に見える。
印刷インクの場合は、隠覆性のよい色を先に、透明性
のより色を後から重ねた方がよいので、イエロー,マゼ
ンタ,シアンの順で印刷される。黒版があれば最後に印
刷される。
のより色を後から重ねた方がよいので、イエロー,マゼ
ンタ,シアンの順で印刷される。黒版があれば最後に印
刷される。
電子写真法で使用されるトナーの場合は、いづれもあ
まり透明性がよくないので、シアン,マゼンタ,イエロ
ー,の順にプリントされることが多いが、色材を重ねる
順序によつてその色調が変わる傾向がつよい。
まり透明性がよくないので、シアン,マゼンタ,イエロ
ー,の順にプリントされることが多いが、色材を重ねる
順序によつてその色調が変わる傾向がつよい。
特に、白色材のプリント順序については、カラー画像
の色調・絵柄によつても変るが、一般的には次のように
するのが望ましい。
の色調・絵柄によつても変るが、一般的には次のように
するのが望ましい。
第1の処理方法、即ち負の画素は白色材で塗りつぶす
処理の場合には、シロのプリントを最初に行なうことが
望ましい。
処理の場合には、シロのプリントを最初に行なうことが
望ましい。
第2の処理方法、即ち負の画素には灰色を加えて白色
でキヤンセルする処理の場合には、シロのプリントを最
後に行なうことが望ましい。
でキヤンセルする処理の場合には、シロのプリントを最
後に行なうことが望ましい。
次に、GCR処理を施すか否か、オートGCRかマニユアル
GCRか、白材のプリント順序をどうするか等を選択でき
るようにした例について第8図の機能ブロツク図を参照
して説明する。
GCRか、白材のプリント順序をどうするか等を選択でき
るようにした例について第8図の機能ブロツク図を参照
して説明する。
第8図において、制御器31はフレームメモリ4C,4M,
4Y,4Wに対するデータの書込み及び読出し、GCR処理,
白色補正処理,プリンタエンジンに対するデータの転送
等の制御を司る部分である。
4Y,4Wに対するデータの書込み及び読出し、GCR処理,
白色補正処理,プリンタエンジンに対するデータの転送
等の制御を司る部分である。
この制御器31は、フレームメモリ4C,4M,4Y,4Wに対
するデータの書込み及び読出しを制御するためにアドレ
ス及びリード/ライト信号生成用のシアン用カウンタ
(Cカウンタ)32C,マゼンタ用カウンタ(Mカウン
タ)32M,イエロー用カウンタ(Yカウンタ)32Y,シロ
用カウンタ(Wカウンタ)32Wに対して、それぞれC,M,
Y,Wカウントパルスを出力すると共に、そのカウント値
をクリアするためのカウンタクリア信号を出力する。
するデータの書込み及び読出しを制御するためにアドレ
ス及びリード/ライト信号生成用のシアン用カウンタ
(Cカウンタ)32C,マゼンタ用カウンタ(Mカウン
タ)32M,イエロー用カウンタ(Yカウンタ)32Y,シロ
用カウンタ(Wカウンタ)32Wに対して、それぞれC,M,
Y,Wカウントパルスを出力すると共に、そのカウント値
をクリアするためのカウンタクリア信号を出力する。
これ等のCカウンタ32C,Mカウンタ32M,Yカウンタ32Y,
Wカウンタ32Wは、制御器31からのC,M,Y,Wカウントパル
スをカウントして、それぞれフレームメモリ4C,4M,
4Y,4Wに対するアドレスデータ及びリード/ライト信号
を出力し、またカウントアツプしたときにカウントアツ
プ信号をフリツプフロツプ(FF)回路33C,33M,33Y,3
3Wに出力する。
Wカウンタ32Wは、制御器31からのC,M,Y,Wカウントパル
スをカウントして、それぞれフレームメモリ4C,4M,
4Y,4Wに対するアドレスデータ及びリード/ライト信号
を出力し、またカウントアツプしたときにカウントアツ
プ信号をフリツプフロツプ(FF)回路33C,33M,33Y,3
3Wに出力する。
また、これ等のFF回路33C,33M,33Y,33Wは、それぞ
れCカウンタ32C,Mカウンタ32M,Yカウンタ32Y,Wカウン
タ32Wからのカウントアツプ信号でセツトされたとき
に、オア回路34を介して制御器31にカウントアツプ信号
を出力する。
れCカウンタ32C,Mカウンタ32M,Yカウンタ32Y,Wカウン
タ32Wからのカウントアツプ信号でセツトされたとき
に、オア回路34を介して制御器31にカウントアツプ信号
を出力する。
さらに、制御器31はGCR処理,白色補正処理及びプリ
ンタエンジンに対するデータ転送を制御するために、マ
ルチプレクサ35に対してプリンタエンジンに対するデー
タの転送とデータの内部処理とを切替えるためのマルチ
プレクサイネーブルゲート信号を出力し、プリンタエン
ジンに対して転送するデータがコードデータ及びフレー
ムメモリデータのいずれであるかを示すコード/フレー
ムメモリ切替信号を出力する。
ンタエンジンに対するデータ転送を制御するために、マ
ルチプレクサ35に対してプリンタエンジンに対するデー
タの転送とデータの内部処理とを切替えるためのマルチ
プレクサイネーブルゲート信号を出力し、プリンタエン
ジンに対して転送するデータがコードデータ及びフレー
ムメモリデータのいずれであるかを示すコード/フレー
ムメモリ切替信号を出力する。
また、マルチプレクサ35及び各フレームメモリ4C,
4M,4Y,4Wに対して受信したコード/フレームメモリ入
力データを出力し、更に各フレームメモリ4C,4M,4Yか
ら読出したフレームメモリデータ出力を入力すると共
に、プリンタエンジンに対するデータ転送が可能か否か
を判断するためにプリンタエンジンからのプリンタレデ
イ信号を入力する。
4M,4Y,4Wに対して受信したコード/フレームメモリ入
力データを出力し、更に各フレームメモリ4C,4M,4Yか
ら読出したフレームメモリデータ出力を入力すると共
に、プリンタエンジンに対するデータ転送が可能か否か
を判断するためにプリンタエンジンからのプリンタレデ
イ信号を入力する。
なお、このプリンタレデイ信号はプリンタエンジンが
データを受付けられないとき(処理中)はビジイ状態と
なり、データを受付けられるときにはレデイ状態にな
る。
データを受付けられないとき(処理中)はビジイ状態と
なり、データを受付けられるときにはレデイ状態にな
る。
マルチプレクサ35は制御器31からのマルチプレクサイ
ネーブルゲート信号に応じて各フレームメモリ4C,4M,
4Y,4Wから読出されたフレームメモリデータのプリンタ
エンジンへの転送と制御器31への入力とを切替え、また
制御器31から与えられるコード/フレームメモリデータ
切替信号やコード入力データあるいはストローブ信号プ
リンタエンジンに送出する。
ネーブルゲート信号に応じて各フレームメモリ4C,4M,
4Y,4Wから読出されたフレームメモリデータのプリンタ
エンジンへの転送と制御器31への入力とを切替え、また
制御器31から与えられるコード/フレームメモリデータ
切替信号やコード入力データあるいはストローブ信号プ
リンタエンジンに送出する。
また、制御器31には複数のスイツチ例えばSW1〜SW6か
らなるスイツチ群36が並列に接続されている。それぞれ
のスイツチはその1方の接点がアースされ、他方の接点
は制御器31に接続されると共に抵抗を介して+電源に接
続されている。
らなるスイツチ群36が並列に接続されている。それぞれ
のスイツチはその1方の接点がアースされ、他方の接点
は制御器31に接続されると共に抵抗を介して+電源に接
続されている。
従つて、スイツチが開の時は接続器31に入力するレベ
ルが“H"、閉の時はそのレベルが“L"になつて、各スイ
ツチが担当するモードの状態を制御器31に入力する。
ルが“H"、閉の時はそのレベルが“L"になつて、各スイ
ツチが担当するモードの状態を制御器31に入力する。
スイツチ群36を最下位SW1から3個ずつ2群に分けて
8進数表示で示すと、下位桁SW3〜SW1は第1表に示すよ
うに、C,M,Y3色の色プリント順序を指定する。上位桁SW
6〜SW4は第2表に示すように、GCR処理及び白色補正処
理を実行しないか、実行するならば如何なる方法で実行
するかを指定する。
8進数表示で示すと、下位桁SW3〜SW1は第1表に示すよ
うに、C,M,Y3色の色プリント順序を指定する。上位桁SW
6〜SW4は第2表に示すように、GCR処理及び白色補正処
理を実行しないか、実行するならば如何なる方法で実行
するかを指定する。
なお、例えば第1表にない「X6」,「X7」、第2表に
ない「6X」,「7X」のようなスイツチの組合せは「X0」
または「0X」と見做す。
ない「6X」,「7X」のようなスイツチの組合せは「X0」
または「0X」と見做す。
次に、動作を説明すると、制御器31はマルチプレクサ
イネーブルゲート信号によつてマルチプレクサ35をイン
ヒビツト状態にして、ホスト側から受信したシアン,マ
ゼンタ,イエローの各データを、C,M,Yカウントパルス
によつてC,M,Yカウンタ32C,32M,32Yからアドレスデー
タ及びライト信号を出力させてそのアドレスデータを更
新しながら、シアン,マゼンタ,イエローの各フレーム
メモリ4C,4M,4Yに格納する。
イネーブルゲート信号によつてマルチプレクサ35をイン
ヒビツト状態にして、ホスト側から受信したシアン,マ
ゼンタ,イエローの各データを、C,M,Yカウントパルス
によつてC,M,Yカウンタ32C,32M,32Yからアドレスデー
タ及びライト信号を出力させてそのアドレスデータを更
新しながら、シアン,マゼンタ,イエローの各フレーム
メモリ4C,4M,4Yに格納する。
もし、ホスト側から受信したデータがレツド,グリー
ン,ブルーの各データであつた場合は、一度それぞれフ
レームメモリ4C,4M,4Yにストアされたデータを読出し
て、色補正処理によりシアン,マゼンタ,イエローの各
データに変換したのち、それぞれフレームメモリ4C,
4M,4Yに格納する。
ン,ブルーの各データであつた場合は、一度それぞれフ
レームメモリ4C,4M,4Yにストアされたデータを読出し
て、色補正処理によりシアン,マゼンタ,イエローの各
データに変換したのち、それぞれフレームメモリ4C,
4M,4Yに格納する。
そして、各フレームメモリ4C,4M,4Yに一画面分の受
信データをストアした後、印字開始指令を受領したとき
には、まず内部のGCR処理,白色補正処理の実行/非実
行を示すスイツチ群36をチエツクして処理を実行するか
否かを決定する。
信データをストアした後、印字開始指令を受領したとき
には、まず内部のGCR処理,白色補正処理の実行/非実
行を示すスイツチ群36をチエツクして処理を実行するか
否かを決定する。
このとき、スイツチ群が8進数表示で「10」以上であ
れば印字開始(プリンタエンジンに対するデータ転送)
に先立つてGCR処理を実行する。
れば印字開始(プリンタエンジンに対するデータ転送)
に先立つてGCR処理を実行する。
このGCR処理では、制御器31はまずマルチプレクサイ
ネーブルゲート信号によつてマルチプレクサ35をインヒ
ビツト状態にしてフレームメモリ4C,4M,4Yからの読出
しデータが自己に入力される状態にし、またカウンタク
リアパルスを出力してCカウンタ32C,Mカウンタ32M,Yカ
ウンタ32Y,Wカウンタ32Wをそれぞれクリアする。
ネーブルゲート信号によつてマルチプレクサ35をインヒ
ビツト状態にしてフレームメモリ4C,4M,4Yからの読出
しデータが自己に入力される状態にし、またカウンタク
リアパルスを出力してCカウンタ32C,Mカウンタ32M,Yカ
ウンタ32Y,Wカウンタ32Wをそれぞれクリアする。
その後、制御器31はCカウンタ32Cに対してCカウン
トパルスを出力してCカウンタ32Cからアドレスデータ
及びリード信号をフレームメモリ4Cに出力させて、当該
アドレスデータで指定されたアドレスのデータ(階調デ
ータ,以下同様)を読出して取込む。
トパルスを出力してCカウンタ32Cからアドレスデータ
及びリード信号をフレームメモリ4Cに出力させて、当該
アドレスデータで指定されたアドレスのデータ(階調デ
ータ,以下同様)を読出して取込む。
続いて、Mカウンタ32Mに対してMカウントパルスを
出力してMカウンタ32Mからアドレスデータ及びリード
信号をフレームメモリ4Mに出力させて、当該アドレスデ
ータで指定されたアドレスのデータを読出して取込む。
出力してMカウンタ32Mからアドレスデータ及びリード
信号をフレームメモリ4Mに出力させて、当該アドレスデ
ータで指定されたアドレスのデータを読出して取込む。
さらに、Yカウンタ32Yに対してYカウントパルスを
出力してYカウンタ32Yからアドレスデータ及びリード
信号をフレームメモリ4Yに出力させて、当該アドレスデ
ータで指定されたアドレスのデータを読出して取込む。
出力してYカウンタ32Yからアドレスデータ及びリード
信号をフレームメモリ4Yに出力させて、当該アドレスデ
ータで指定されたアドレスのデータを読出して取込む。
このようにして、制御器31はシアン,マゼンタ,イエ
ローの各フレームメモリ4C,4M,4Yの同一アドレスから
データを順次読出して入力する。
ローの各フレームメモリ4C,4M,4Yの同一アドレスから
データを順次読出して入力する。
そこで、制御器31は入力されたシアン(C),マゼン
タ(M),イエロー(Y)の各データから、上述したよ
うに、それぞれ予めRAM3にストアされているC,M,Yの地
色データを減算する処理すなわちGCR処理をして、シア
ン,マゼンタ,イエローの新たなデータを生成する。
タ(M),イエロー(Y)の各データから、上述したよ
うに、それぞれ予めRAM3にストアされているC,M,Yの地
色データを減算する処理すなわちGCR処理をして、シア
ン,マゼンタ,イエローの新たなデータを生成する。
生成された新たなデータに負のデータがなければ、制
御器31はCカウントパルスによつてCカウンタ32Cから
先の読出しアドレスデータと同じアドレスデータ及びラ
イト信号を出力させて、フレームメモリ4Cの読出しアド
レスと同一のアドレスにGCR処理で得た演算後のシアン
データをプリントデータとして再書込みする。
御器31はCカウントパルスによつてCカウンタ32Cから
先の読出しアドレスデータと同じアドレスデータ及びラ
イト信号を出力させて、フレームメモリ4Cの読出しアド
レスと同一のアドレスにGCR処理で得た演算後のシアン
データをプリントデータとして再書込みする。
続いて、MカウントパルスによつてMカウンタ32Mか
ら先の読出しアドレスデータと同じアドレスデータ及び
ライト信号を出力させて、フレームメモリ4Mの読出しア
ドレスと同一のアドレスにGCR処理で得た演算後のマゼ
ンタデータをプリントデータとして再書込みする。
ら先の読出しアドレスデータと同じアドレスデータ及び
ライト信号を出力させて、フレームメモリ4Mの読出しア
ドレスと同一のアドレスにGCR処理で得た演算後のマゼ
ンタデータをプリントデータとして再書込みする。
さらに、YカウントパルスによつてYカウンタ32Yか
ら先の読出しアドレスデータと同じアドレスデータ及び
ライト信号を出力させて、フレームメモリ4Yの読出しア
ドレスと同一のアドレスにGCR処理で得た演算後のイエ
ローデータをプリントデータとして再書込みする。
ら先の読出しアドレスデータと同じアドレスデータ及び
ライト信号を出力させて、フレームメモリ4Yの読出しア
ドレスと同一のアドレスにGCR処理で得た演算後のイエ
ローデータをプリントデータとして再書込みする。
これによつて、一画素(1アドレス)のデータについ
てのGCR処理が終了する。
てのGCR処理が終了する。
生成された新たなデータに1個でも負のデータがあれ
ば、スイツチ群36のSW6〜SW4をチエツクして白色補正処
理の方法を選択する。
ば、スイツチ群36のSW6〜SW4をチエツクして白色補正処
理の方法を選択する。
例えば、SW6〜SW4からなる上位桁が8進数表示で
「1」,「2」,「3」,「4」,「5」であれば、そ
れぞれ第1〜第5の処理方法によつて処理する。このう
ち第1〜第3の処理方法は前述した通りである。
「1」,「2」,「3」,「4」,「5」であれば、そ
れぞれ第1〜第5の処理方法によつて処理する。このう
ち第1〜第3の処理方法は前述した通りである。
すなわち、第1の処理方法ではフレームメモリ4C,
4M,4YにストアされているそれぞれC,M,Yのデータはそ
のままとして(GCR処理したデータは捨てる)、シロ
(W)の成分データを最大濃度である31としたのち、W
カウントパルスによつてWカウンタ32Wから上記読出し
アドレスと同じアドレスデータ及びライト信号を出力さ
せて、シロ(W)の成分データをシロのプリントデータ
としてシロ用フレームメモリ4Wに書込む。
4M,4YにストアされているそれぞれC,M,Yのデータはそ
のままとして(GCR処理したデータは捨てる)、シロ
(W)の成分データを最大濃度である31としたのち、W
カウントパルスによつてWカウンタ32Wから上記読出し
アドレスと同じアドレスデータ及びライト信号を出力さ
せて、シロ(W)の成分データをシロのプリントデータ
としてシロ用フレームメモリ4Wに書込む。
これによつて、1画素(1アドレス)のデータについ
ての処理が終了する。
ての処理が終了する。
スイツチ群36の上位桁が「2」の時、すなわち第2の
処理方法では、C,M,Yの成分データのうち最小値(負の
最大値)を検出して、その絶対値をシロ(W)の成分デ
ータとしたのち、C,M,Yの成分データにそれぞれシロの
値を加算して新しいC,M,Yの成分データとする。
処理方法では、C,M,Yの成分データのうち最小値(負の
最大値)を検出して、その絶対値をシロ(W)の成分デ
ータとしたのち、C,M,Yの成分データにそれぞれシロの
値を加算して新しいC,M,Yの成分データとする。
次に、上記したように、新しいC,M,Y,Wの成分データ
をそれぞれフレームメモリ4C,4M,4Y,4Wの読出しアド
レスと同じアドレスに書込んで、一画素分の処理を終了
する。
をそれぞれフレームメモリ4C,4M,4Y,4Wの読出しアド
レスと同じアドレスに書込んで、一画素分の処理を終了
する。
スイツチ群36の上位桁が「3」の時、すなわち第3の
処理では、C,M,Yの成分データのうち負の値を示したデ
ータは0に置き換えたのち、上記したように、新しいC,
M,Yの成分データをそれぞれフレームメモリ4C,4M,4Y
の読出しアドレスと同じアドレスに書込んで、一画素分
の処理を終了する。
処理では、C,M,Yの成分データのうち負の値を示したデ
ータは0に置き換えたのち、上記したように、新しいC,
M,Yの成分データをそれぞれフレームメモリ4C,4M,4Y
の読出しアドレスと同じアドレスに書込んで、一画素分
の処理を終了する。
この処理ではシロ(W)を使用しないから、フレーム
メモリ4Wは無関係である。
メモリ4Wは無関係である。
スイツチ群36の上位桁が「4」,「5」の時の処理方
法については後に説明する。
法については後に説明する。
そこで、このような動作を順次フレームメモリ4C,
4M,4Yおよび処理方法によつては4Wの最終アドレスまで
繰返し実行することによつて、一画面分のデータのすべ
てについてGCR処理,白色補正処理を施し、各フレーム
メモリ4C,4M,4Y,4Wに一画面分のプリントデータをス
トアする。
4M,4Yおよび処理方法によつては4Wの最終アドレスまで
繰返し実行することによつて、一画面分のデータのすべ
てについてGCR処理,白色補正処理を施し、各フレーム
メモリ4C,4M,4Y,4Wに一画面分のプリントデータをス
トアする。
次に、このようにGCR処理,白色補正処理が実行され
た(あるいは省略された)カラー画像データは、第1図
に示したように、画像の解像度を上げるエツジ強調やノ
イズを除去する平滑化等のフイルタリング処理、中間調
を正しく再現させるためのデイザ処理等の2値化処理を
施されて、最終的なプリントデータになる。
た(あるいは省略された)カラー画像データは、第1図
に示したように、画像の解像度を上げるエツジ強調やノ
イズを除去する平滑化等のフイルタリング処理、中間調
を正しく再現させるためのデイザ処理等の2値化処理を
施されて、最終的なプリントデータになる。
このようにして各フレームメモリ4C,4M,4Y,4Wに一
画面分のプリントデータをストアした後、制御器31は予
め決定されている色プリントの順序に従つて各フレーム
メモリ4C,4M,4Y,4Wからデータを読出してプリンタエ
ンジンに転送する。なお、この色プリント順序はスイツ
チや処理方法によつて決定される。
画面分のプリントデータをストアした後、制御器31は予
め決定されている色プリントの順序に従つて各フレーム
メモリ4C,4M,4Y,4Wからデータを読出してプリンタエ
ンジンに転送する。なお、この色プリント順序はスイツ
チや処理方法によつて決定される。
すなわち、C,M,Y3色の色プリント順序は、スイツチ群
36の下位桁によつて第1表に示したように設定されてい
る。
36の下位桁によつて第1表に示したように設定されてい
る。
シロ(W)については、スイツチ群36の上位桁が
「0」,「3」の時にはプリントされず、「1」,
「4」の時には3色プリントの前に、「2」の時には3
色プリントの後、シロ(W)がプリントされる。
「0」,「3」の時にはプリントされず、「1」,
「4」の時には3色プリントの前に、「2」の時には3
色プリントの後、シロ(W)がプリントされる。
制御器31はマルチプレクサイネーブルゲート信号によ
つてマルチプレクサ35のインヒビツト状態を解除して各
フレームメモリ4C,4M,4Y,4Wからの読出しデータや自
己からのコードデータをプリンタエンジンに転送できる
状態にする。
つてマルチプレクサ35のインヒビツト状態を解除して各
フレームメモリ4C,4M,4Y,4Wからの読出しデータや自
己からのコードデータをプリンタエンジンに転送できる
状態にする。
ここで、色プリント順序が例えばシアン,マゼンタ,
イエロー,シロの順であるとすると、制御器31はまずプ
リンタエンジンからのプリンタレデイ信号をチエツク
し、レデイのときにはコード/フレームメモリデータ切
替信号を“H"にしてコードの転送であることを指示した
後、第9図に示すように、色指定コードをなすESCコー
ドをプリンタエンジンに転送し、プリンタレデイ信号が
ビジイ状態からレデイ状態になつたときに、色指定コー
ドをなすシアンを示す「C」コードを転送して、プリン
タエンジンにこれからシアンのデータを転送することを
知らせる。
イエロー,シロの順であるとすると、制御器31はまずプ
リンタエンジンからのプリンタレデイ信号をチエツク
し、レデイのときにはコード/フレームメモリデータ切
替信号を“H"にしてコードの転送であることを指示した
後、第9図に示すように、色指定コードをなすESCコー
ドをプリンタエンジンに転送し、プリンタレデイ信号が
ビジイ状態からレデイ状態になつたときに、色指定コー
ドをなすシアンを示す「C」コードを転送して、プリン
タエンジンにこれからシアンのデータを転送することを
知らせる。
そして、制御器31はコード/フレームメモリデータ切
替信号を“L"にしてフレームメモリのデータ(階調デー
タ)であることを指示した後、Cカウントパルスによつ
てCカウタ32Cからアドレスデータ及びリード信号を出
力させ、シアン用のフレームメモリ4Cの各アドレスから
データを読出してプリンタエンジンに転送する。
替信号を“L"にしてフレームメモリのデータ(階調デー
タ)であることを指示した後、Cカウントパルスによつ
てCカウタ32Cからアドレスデータ及びリード信号を出
力させ、シアン用のフレームメモリ4Cの各アドレスから
データを読出してプリンタエンジンに転送する。
この動作を繰返して、第10図に示すように印字エリア
に対応するフレームメモリ4Cの第1アドレスから第nア
ドレス(最終アドレス)までの階調データを順次プリン
タエンジンに転送する。
に対応するフレームメモリ4Cの第1アドレスから第nア
ドレス(最終アドレス)までの階調データを順次プリン
タエンジンに転送する。
このとき、Cカウンタ32Cは最終アドレスまでカウン
トした時にカウントアツプ信号を出力し、このカウント
アツプ信号でフリツプフロツプ(FF)回路33Cがセツト
されて、オア回路34を介してカウントアツプ信号が制御
器31に入力される。
トした時にカウントアツプ信号を出力し、このカウント
アツプ信号でフリツプフロツプ(FF)回路33Cがセツト
されて、オア回路34を介してカウントアツプ信号が制御
器31に入力される。
制御器31は、このカウントアツプ信号を受けると、コ
ード/フレームメモリデータ切替信号をコード側に切替
えた後、終了コードを転送し、その後カウンタクリア信
号をトリガしてCカウンタ32Cをクリアする。
ード/フレームメモリデータ切替信号をコード側に切替
えた後、終了コードを転送し、その後カウンタクリア信
号をトリガしてCカウンタ32Cをクリアする。
そして、次に同様にしてマゼンタの色指定コード
「M」を出力した後、Mカウンタ32Mを使用してフレー
ムメモリ4Mの各アドレスのデータを転送し、Mカウンタ
32MのカウントアツプによつてセツトされるFF回路33Mか
らのカウントアツプ信号を受けて終了コードを転送す
る。
「M」を出力した後、Mカウンタ32Mを使用してフレー
ムメモリ4Mの各アドレスのデータを転送し、Mカウンタ
32MのカウントアツプによつてセツトされるFF回路33Mか
らのカウントアツプ信号を受けて終了コードを転送す
る。
続いて、同様にしてイエローの色指定コード「Y」を
出力した後、Yカウンタ32Yを使用してフレームメモリ4
Yの各アドレスのデータを転送し、Yカウンタ32Yのカウ
ントアツプによつてセツトされるFF回路33Yからのカウ
ントアツプ信号を受けて終了コードを転送する。
出力した後、Yカウンタ32Yを使用してフレームメモリ4
Yの各アドレスのデータを転送し、Yカウンタ32Yのカウ
ントアツプによつてセツトされるFF回路33Yからのカウ
ントアツプ信号を受けて終了コードを転送する。
さらに、同様にしてシロの色指定コード「W」を出力
した後、Wカウンタ32Wを使用してフレームメモリ4Wの
各アドレスのデータを転送し、Wカウンタ32Wのカウン
トアツプによつてセツトされるFF回路33Wからのカウン
トアツプ信号を受けて終了コードを転送する。
した後、Wカウンタ32Wを使用してフレームメモリ4Wの
各アドレスのデータを転送し、Wカウンタ32Wのカウン
トアツプによつてセツトされるFF回路33Wからのカウン
トアツプ信号を受けて終了コードを転送する。
このようにして、定められた色順序、例えばシアン,
マゼンタ,イエロー,シロの順にフレームメモリ4C,
4M,4Y,4Wからデータを順次転送することによつて、一
画面分の各色のデータを転送する。
マゼンタ,イエロー,シロの順にフレームメモリ4C,
4M,4Y,4Wからデータを順次転送することによつて、一
画面分の各色のデータを転送する。
これに対して、制御器31は印字開始指令を受けたとき
にGCR処理,白色補正処理の実行/非実行を示すスイツ
チ群36のSW6〜SW4が閉の状態で処理非実行が指示されて
いれば、処理によつてシロ用フレームメモリ4Wにデータ
をセツトすることなく、シアン,マゼンタ,イエローの
各フレームメモリ4C,4M,4Yのデータを直ちに三色分順
次転送することになる。
にGCR処理,白色補正処理の実行/非実行を示すスイツ
チ群36のSW6〜SW4が閉の状態で処理非実行が指示されて
いれば、処理によつてシロ用フレームメモリ4Wにデータ
をセツトすることなく、シアン,マゼンタ,イエローの
各フレームメモリ4C,4M,4Yのデータを直ちに三色分順
次転送することになる。
このように、プリント開始に先立つてGCR処理,白色
補正処理の実行/非実行を示すスイツチをチエツクし、
この指示に応じて処理を実行/非実行することによつて
ユーザの好む絵柄を再現できる。
補正処理の実行/非実行を示すスイツチをチエツクし、
この指示に応じて処理を実行/非実行することによつて
ユーザの好む絵柄を再現できる。
つまり、GCR(地色除去)処理や白色補正処理を施す
ことによつて、用紙の地色の影響を受けないカラー画像
を再現することができるが、反面ときには白色材を相当
消費してしまうことがある。
ことによつて、用紙の地色の影響を受けないカラー画像
を再現することができるが、反面ときには白色材を相当
消費してしまうことがある。
そこで、この処理を施すか否か、あるいはその処理方
法を選択できるようにすることによつて好みの効果を再
現できる。
法を選択できるようにすることによつて好みの効果を再
現できる。
また、GCR処理や白色補正処理を実行しないか、ある
いは処理方法によつて白トナーの使用量を減らすことが
できる。
いは処理方法によつて白トナーの使用量を減らすことが
できる。
ここで、処理の実行/非実行を示す信号のセツト/リ
セツトはこの実施例のようにプリンタ側にスイツチを設
けて行なうようにしてもよいし、ホスト側から予め定め
た特定コードを与えて行なうようにしてもよい。
セツトはこの実施例のようにプリンタ側にスイツチを設
けて行なうようにしてもよいし、ホスト側から予め定め
た特定コードを与えて行なうようにしてもよい。
例えば第11図に示すように、ホスト側からの受信デー
タを解読して処理の実行/非実行を指示する特定コード
を検出するコード解読器38と、このコード解読器38から
の特定コード検出信号によつてセツト/リセツトされて
Q出力を処理実行/非実行信号として出力するステイタ
スFF回路39とを備える。
タを解読して処理の実行/非実行を指示する特定コード
を検出するコード解読器38と、このコード解読器38から
の特定コード検出信号によつてセツト/リセツトされて
Q出力を処理実行/非実行信号として出力するステイタ
スFF回路39とを備える。
この回路によれば、ホスト側から処理実行又は処理非
実行を示す予め定めた特定のコードを転送することによ
つて、その特定コードがコード解読器38によつて検出さ
れてステイタスFF回路39がセツト又はリセツトされて、
Q出力である処理実行/非実行信号が“1"又は“0"にな
つてGCR処理,白色補正処理の実行又は非実行が指定さ
れる。
実行を示す予め定めた特定のコードを転送することによ
つて、その特定コードがコード解読器38によつて検出さ
れてステイタスFF回路39がセツト又はリセツトされて、
Q出力である処理実行/非実行信号が“1"又は“0"にな
つてGCR処理,白色補正処理の実行又は非実行が指定さ
れる。
次に、有色の用紙を使用した場合でも、GCR処理や白
色補正処理を施さないで、地色の影響を受けないカラー
画像を再現し得る第4の処理方法について説明する。
色補正処理を施さないで、地色の影響を受けないカラー
画像を再現し得る第4の処理方法について説明する。
この処理は、例えば以上説明したようなシアン,マゼ
ンタ,イエロー,シロの4色材を備えたカラーレーザプ
リンタにおいて、必要な領域例えばカラー画像部分,カ
ラー文字部分あるいは更に縁取り枠を含めたカラー画像
部分,地色から際立たせて文字を強調するための白枠部
等に、他の色材のプリントに先立つて、白色材を地色の
色調(明暗を含む)に応じてプリントする方法である。
ンタ,イエロー,シロの4色材を備えたカラーレーザプ
リンタにおいて、必要な領域例えばカラー画像部分,カ
ラー文字部分あるいは更に縁取り枠を含めたカラー画像
部分,地色から際立たせて文字を強調するための白枠部
等に、他の色材のプリントに先立つて、白色材を地色の
色調(明暗を含む)に応じてプリントする方法である。
白色材のプリントは、全く用紙の地色を隠覆するよう
なベタ印刷でもよいし、地色が明るい淡彩のものであれ
ば適当な中間調印刷であつてもよい。
なベタ印刷でもよいし、地色が明るい淡彩のものであれ
ば適当な中間調印刷であつてもよい。
この第4の処理方法によれば、カラープリントは全く
白色の用紙にプリントする時と同様であり、GCR処理や
それに伴なう白色補正処理が不要である。
白色の用紙にプリントする時と同様であり、GCR処理や
それに伴なう白色補正処理が不要である。
従つて、白色材(白トナー)の消費量が他の処理に比
べて大きい点を除けば、デジタル処理による中間調デー
タの逸失が少ない分だけカラー画像再生が忠実であり、
試しプリントを見てオペレータが仕上りを修正する場合
にも容易である。
べて大きい点を除けば、デジタル処理による中間調デー
タの逸失が少ない分だけカラー画像再生が忠実であり、
試しプリントを見てオペレータが仕上りを修正する場合
にも容易である。
また、処理領域の指定によつて、カラー画像の周辺や
強調したい文字の周辺に白い縁取りや枠を設定すること
も可能である。
強調したい文字の周辺に白い縁取りや枠を設定すること
も可能である。
さらに、用紙の地色の彩度が高い(原色に近い)場合
や明度が低い(濃い色あるいは黒を含む暗い灰色)場合
であつても適用することが出来るという長所をもつてい
る。
や明度が低い(濃い色あるいは黒を含む暗い灰色)場合
であつても適用することが出来るという長所をもつてい
る。
この処理方法を実施する場合には、色センサ10は必ず
しも必要ではない。もし、この処理が指定されていて
も、地色の明度が高い時には通常の(処理なしの)プリ
ントに切換えたい場合には、地色センサとして、地色の
明度(反射率)を検出する通常のフオトセンサと光源と
の組合せを使用すればよく、3色の信号を出力する色セ
ンサでなくてもよい。
しも必要ではない。もし、この処理が指定されていて
も、地色の明度が高い時には通常の(処理なしの)プリ
ントに切換えたい場合には、地色センサとして、地色の
明度(反射率)を検出する通常のフオトセンサと光源と
の組合せを使用すればよく、3色の信号を出力する色セ
ンサでなくてもよい。
場合によつては、用紙の縁を検出するレジストセンサ
9で兼用することも出来る。
9で兼用することも出来る。
以上、第1〜第4の処理例について説明したが、いづ
れの場合にあつても、処理領域が予め決定されているこ
とが望ましい。
れの場合にあつても、処理領域が予め決定されているこ
とが望ましい。
用紙全面について処理を実行することは、プリント所
要時間が長くなつたり、白トナーの消費量が増大する
(第3の処理を除く)だけでなく、文字部が混在してい
る時には逆効果である場合もある。
要時間が長くなつたり、白トナーの消費量が増大する
(第3の処理を除く)だけでなく、文字部が混在してい
る時には逆効果である場合もある。
また、カラー画像の原稿に余白部分が多い場合には、
その余白部分が白くプリントされるために、有色の用紙
を使用する効果を減殺する恐れがある。
その余白部分が白くプリントされるために、有色の用紙
を使用する効果を減殺する恐れがある。
処理領域の決定には、オペレータの指示によるマニユ
アル設定と、フレームメモリ4にストアされている画像
情報から判定するオート設定とがある。
アル設定と、フレームメモリ4にストアされている画像
情報から判定するオート設定とがある。
まず、処理領域のマニユアル設定について説明する。
カラー画像や文字周辺の白枠のように面積を指定する
場合には、例えばオペレータがホストあるいはプリンタ
の図示しない操作パネルから、処理領域のコーナの座標
を入力すると、その座標データは一度RAM3に格納され
る。
場合には、例えばオペレータがホストあるいはプリンタ
の図示しない操作パネルから、処理領域のコーナの座標
を入力すると、その座標データは一度RAM3に格納され
る。
その処理を実行する際に、先ず対象とする画素のアド
レスがRAM3にストアされている座標データの指定する処
理領域内にあるかどうかを判定する。
レスがRAM3にストアされている座標データの指定する処
理領域内にあるかどうかを判定する。
第1〜第3の処理の場合は、処理領域内にあれば処理
を実行し、処理領域外にあれば処理なしでアドレスを次
に進める。
を実行し、処理領域外にあれば処理なしでアドレスを次
に進める。
第4の処理の場合は、処理領域内にあればフレームメ
モリ4Wのそのアドレスに最大濃度であるデータ値「31」
を書込み、処理領域外であればそのままで、アドレスを
次に進める。
モリ4Wのそのアドレスに最大濃度であるデータ値「31」
を書込み、処理領域外であればそのままで、アドレスを
次に進める。
カラー文字のように面積が小さい場合には、予め文字
のサイズ(実寸法またはポイント数,号数)を指定して
おき、対象とする文字ごとにその中心座標を入力する
と、文字サイズは(ポイント数,号数の時は換算され
た)実寸法が、中心座標データとともに一度RAM3に格納
される。
のサイズ(実寸法またはポイント数,号数)を指定して
おき、対象とする文字ごとにその中心座標を入力する
と、文字サイズは(ポイント数,号数の時は換算され
た)実寸法が、中心座標データとともに一度RAM3に格納
される。
その処理を実行する際に、先ず対象とする画素のアド
レスがRAM3にストアされている中心座標データとサイズ
の実寸法とから指定される処理領域内にあるかどうか判
定されたのち、第1〜第4の処理方法によつて処理され
る。
レスがRAM3にストアされている中心座標データとサイズ
の実寸法とから指定される処理領域内にあるかどうか判
定されたのち、第1〜第4の処理方法によつて処理され
る。
このように、処理領域のマニユアル設定は、写真のよ
うな中間調を有する画像であつても、カラー文字や線画
のように中間調のないものであつても、何等問題なく処
理することが出来る。
うな中間調を有する画像であつても、カラー文字や線画
のように中間調のないものであつても、何等問題なく処
理することが出来る。
次に、処理領域のオート設定について説明する。
カラー文字や線画のように中間調のないものについて
は、GCR処理や白色補正処理を行なう際に、対象とする
画像が無彩色(白,灰色,黒のようにC,M,Yの3成分デ
ータの値がほぼ揃つている)であるものを除いて、有彩
色であればこの処理を実行する。
は、GCR処理や白色補正処理を行なう際に、対象とする
画像が無彩色(白,灰色,黒のようにC,M,Yの3成分デ
ータの値がほぼ揃つている)であるものを除いて、有彩
色であればこの処理を実行する。
あるいは、実際に処理を実行する前に、対象とする画
素が無彩色であるか有彩色であるかを判定して、有彩色
であればその画素のアドレスと同じシロ用のフレームメ
モリ4Wのアドレスに処理対象画素であることを示すコー
ド(処理中に発生することがない値例えば−32)をスト
アし、処理実行の際にフレームメモリ4Wにストアされて
いる値を判定して処理対象画素であれば処理を実行する
ようにしてもよい。
素が無彩色であるか有彩色であるかを判定して、有彩色
であればその画素のアドレスと同じシロ用のフレームメ
モリ4Wのアドレスに処理対象画素であることを示すコー
ド(処理中に発生することがない値例えば−32)をスト
アし、処理実行の際にフレームメモリ4Wにストアされて
いる値を判定して処理対象画素であれば処理を実行する
ようにしてもよい。
中間調を有する画像については、例えば特開昭59−16
3960号公報に示されているように、対象とする画素のレ
ベルを互に異なるm個の閾値と比較して2値化し、その
m個の2値化データから2個ずつとつたすべての組合せ
(mC2個)についてEX−ORをとつて“1"となつた数をP
とする。
3960号公報に示されているように、対象とする画素のレ
ベルを互に異なるm個の閾値と比較して2値化し、その
m個の2値化データから2個ずつとつたすべての組合せ
(mC2個)についてEX−ORをとつて“1"となつた数をP
とする。
次に、その画素を中心としたN個の画素のPの値を合
計した値が或る値以上ならば、その画素は中間調を含む
画像に属する画素であると判定する。
計した値が或る値以上ならば、その画素は中間調を含む
画像に属する画素であると判定する。
中間調を含む画像の画素であると判定されたら、上記
の有彩色と判定された場合と同様に、シロ用のフレーム
メモリ4Wに処理対象画素であることを示すコードをスト
アする。
の有彩色と判定された場合と同様に、シロ用のフレーム
メモリ4Wに処理対象画素であることを示すコードをスト
アする。
このままでは比較的広い面積の白または黒の部分が欠
落する恐れがあるので、全画面について上記の判定を行
つたのち、例えばフレームメモリ4Wにストアされている
処理対象画素を示すコードを有する画素のなかで、互に
連続している画素群のうち縦および横に連なる最長の画
素列あるいは画素列群から上下左右各最端部の座標位置
を見出して四角形をつくる等の画像処理を行つて、処理
領域を決定する。
落する恐れがあるので、全画面について上記の判定を行
つたのち、例えばフレームメモリ4Wにストアされている
処理対象画素を示すコードを有する画素のなかで、互に
連続している画素群のうち縦および横に連なる最長の画
素列あるいは画素列群から上下左右各最端部の座標位置
を見出して四角形をつくる等の画像処理を行つて、処理
領域を決定する。
以上説明したように、マニユアル設定あるいはオート
設定によつて処理領域が決定された後、スイツチ群36の
上位桁(SW4〜SW6)の指示する処理方法によつてGCR処
理,白色補正処理が実行され、同じく下位桁(SW1〜S
W3)の指示する順序に従つてカラープリントが行なわれ
る。
設定によつて処理領域が決定された後、スイツチ群36の
上位桁(SW4〜SW6)の指示する処理方法によつてGCR処
理,白色補正処理が実行され、同じく下位桁(SW1〜S
W3)の指示する順序に従つてカラープリントが行なわれ
る。
このように、複数の色の異なる色材(カラートナー)
を使用して画像を形成するカラープリンタにおいて、そ
のうち一色を白色材とすることにより、あらゆる色調
(白,灰色,黒等の無彩色を含む)の用紙にプリントし
ても、その用紙の地色の影響を受けることなく優れた画
質のカラー画像をプリントすることが出来る。
を使用して画像を形成するカラープリンタにおいて、そ
のうち一色を白色材とすることにより、あらゆる色調
(白,灰色,黒等の無彩色を含む)の用紙にプリントし
ても、その用紙の地色の影響を受けることなく優れた画
質のカラー画像をプリントすることが出来る。
また、用紙の地色や目的,効果に応じて各色材の消費
量を少なく抑えるような処理方法を選択することが出来
る。
量を少なく抑えるような処理方法を選択することが出来
る。
さらに、白色材を使用することが出来ないカラープリ
ンタであつても、用紙の地色が淡彩であるか、目的とす
るカラー画像と調和するものであれば、用紙の地色の影
響を最小に抑えた画質のカラー画像をプリントすること
が出来る。
ンタであつても、用紙の地色が淡彩であるか、目的とす
るカラー画像と調和するものであれば、用紙の地色の影
響を最小に抑えた画質のカラー画像をプリントすること
が出来る。
何れのプリンタであつても、GCR処理における地色デ
ータは色センサからの情報によるか、またはオペレータ
の意図に応じた指定によるかを選択することが出来る
し、その処理領域についてもオート設定またはマニユア
ル設定を選択することが出来る。
ータは色センサからの情報によるか、またはオペレータ
の意図に応じた指定によるかを選択することが出来る
し、その処理領域についてもオート設定またはマニユア
ル設定を選択することが出来る。
一方、使用される各色材は必ずしも理想的な分光反射
率をもつているとは限らず、一般的に、例えばイエロー
(Y)は比較的理想に近い特性の色材が得られるが、マ
ゼンタ(M),シアン(C)は理想特性から相当ズレて
いても実用されている。
率をもつているとは限らず、一般的に、例えばイエロー
(Y)は比較的理想に近い特性の色材が得られるが、マ
ゼンタ(M),シアン(C)は理想特性から相当ズレて
いても実用されている。
このような色材を使用して高画質のカラー画像を形成
する方法として、例えばマスキング等の色補正方法が知
られている。
する方法として、例えばマスキング等の色補正方法が知
られている。
しかしながら、従来の方法は白色の用紙にプリントす
ることを前提として考えられているから、前記第4の処
理方法、すなわち予め必要な領域に白色材のベタ(ある
いは中間調)印刷した後にカラー画像を形成する場合に
は差支えないが、第1乃至第3の処理方法をとつた場合
にそのまま適用するのは問題がある。
ることを前提として考えられているから、前記第4の処
理方法、すなわち予め必要な領域に白色材のベタ(ある
いは中間調)印刷した後にカラー画像を形成する場合に
は差支えないが、第1乃至第3の処理方法をとつた場合
にそのまま適用するのは問題がある。
すなわち、有色の用紙、特にその色調が高彩度あるい
は高濃度の用紙を使用すると、透明性のよい(隠覆性の
低い)色材では印刷濃度の高い部分でも地色が透けて見
えるために、色ズレを生じて画質を損なう場合がある。
は高濃度の用紙を使用すると、透明性のよい(隠覆性の
低い)色材では印刷濃度の高い部分でも地色が透けて見
えるために、色ズレを生じて画質を損なう場合がある。
このような時には、第1乃至第3の処理方法だけで
は、印刷濃度の低い部分から中間調部分にかけて有効で
あつても、中間調から高濃度部分にかけては正しいカラ
ー画像が得られない。
は、印刷濃度の低い部分から中間調部分にかけて有効で
あつても、中間調から高濃度部分にかけては正しいカラ
ー画像が得られない。
以下述べる第5の処理方法は、用紙の地色の影響をも
含めて、色材の特性を補正するマスキングを行なうもの
である。
含めて、色材の特性を補正するマスキングを行なうもの
である。
例えば、第12図に示すように、用紙20の一部の互に重
複しないように、かつ色センサ10の位置に対応して用紙
の搬送方向に1列にシアン,マゼンタ,イエローの色材
をそれぞれ最大濃度Pで印刷したサンプル41C,41M,41
Yを予め形成しておく。
複しないように、かつ色センサ10の位置に対応して用紙
の搬送方向に1列にシアン,マゼンタ,イエローの色材
をそれぞれ最大濃度Pで印刷したサンプル41C,41M,41
Yを予め形成しておく。
このサンプル形成に使用する用紙は、実際にカラー画
像を形成する用紙と同質の用紙を使用するが、色センサ
10に対応するサンプルの位置がカラー画像を形成する領
域外にあつて邪魔にならない場合は、同じ用紙上にサン
プルを形成をしてもよい。
像を形成する用紙と同質の用紙を使用するが、色センサ
10に対応するサンプルの位置がカラー画像を形成する領
域外にあつて邪魔にならない場合は、同じ用紙上にサン
プルを形成をしてもよい。
ここで、最大濃度Pは画素の各色を構成するビツト数
で決まる値で、P=(2のビツト数乗)−1であるか
ら、この実施例のように5ビツト構成の時は、P=32−
1=31である。
で決まる値で、P=(2のビツト数乗)−1であるか
ら、この実施例のように5ビツト構成の時は、P=32−
1=31である。
用紙の地色検出と同様に、このサンプル41C,41M,41
Yをそれぞれ色センサ10によつて検出し、得られた各色
材の加色法三原色であるR,G,Bアナログ信号(Cr,Cg,C
b),(Mr,Mg,Mb),(Yr,Yg,Yb)はそれぞれA/D変換器
AD1〜AD3によりO〜Pの間の値をとる各R,G,Bデジタル
データ(CR,CG,CB),(MR,MG,MB),(YR,YG,
YB)に変換されたのち、色補正処理によつて減色法三原
色であり、各色材の主色の値がPになるようにノーマラ
イズされた各Y,M,Cデジタルデータに変換され、各色材
データ(CC,CM,CY),(MC,MM,MY),(YC,YM,
YY)としてRAM3にストアされる。
Yをそれぞれ色センサ10によつて検出し、得られた各色
材の加色法三原色であるR,G,Bアナログ信号(Cr,Cg,C
b),(Mr,Mg,Mb),(Yr,Yg,Yb)はそれぞれA/D変換器
AD1〜AD3によりO〜Pの間の値をとる各R,G,Bデジタル
データ(CR,CG,CB),(MR,MG,MB),(YR,YG,
YB)に変換されたのち、色補正処理によつて減色法三原
色であり、各色材の主色の値がPになるようにノーマラ
イズされた各Y,M,Cデジタルデータに変換され、各色材
データ(CC,CM,CY),(MC,MM,MY),(YC,YM,
YY)としてRAM3にストアされる。
すなわち、各色材の主色の値CC,MM,YYは、上記のノ
ーマライズによつて最大濃度Pすなわち31になつてい
る。
ーマライズによつて最大濃度Pすなわち31になつてい
る。
第13図は、このようにして得られたシアン,マゼン
タ,イエローの各色材の色材データの一例を示す説明図
であり、それぞれ(CC=31,CM=2,CY=1),(MC=1,M
M=31,MY=2),(YC=0,YM=1,YY=31)である。
タ,イエローの各色材の色材データの一例を示す説明図
であり、それぞれ(CC=31,CM=2,CY=1),(MC=1,M
M=31,MY=2),(YC=0,YM=1,YY=31)である。
第14図は、この各色材を使用して、ある画素について
マスキングをした一例を示す説明図であり、同図(a)
はこの画素のオリジナルデータ、同図(b)はその処理
後のデータを示す。
マスキングをした一例を示す説明図であり、同図(a)
はこの画素のオリジナルデータ、同図(b)はその処理
後のデータを示す。
この画素は、オリジナルデータ(CO=26,MO=20,YO=
15)の示すように高彩度ではないが比較的高濃度であ
る。
15)の示すように高彩度ではないが比較的高濃度であ
る。
カラーマスキング処理後の各色材の濃度を計算するた
めの補正係数の行列は、厳密には各色材の色材データを
Pで割つた値の行列から逆行列を求めて得られるが、第
13図に示したように各色材データのうち主色データ以外
のデータ(CM,CY,MC,MY,YC,YM)が比較的小さな値
である場合は、処理後の各色材の印刷濃度CD,MD,YDを
オリジナルデータCO,MO,YOから次の近似式で計算出来
る。
めの補正係数の行列は、厳密には各色材の色材データを
Pで割つた値の行列から逆行列を求めて得られるが、第
13図に示したように各色材データのうち主色データ以外
のデータ(CM,CY,MC,MY,YC,YM)が比較的小さな値
である場合は、処理後の各色材の印刷濃度CD,MD,YDを
オリジナルデータCO,MO,YOから次の近似式で計算出来
る。
CD=CO−MO×MC/P−YO×YC/P MD=MO−CO×CM/P−YO×YM/P YD=YO−CO×CY/P−MO×MY/P この近似式に、第13図に示した色材データと、第14図
(a)に示したオリジナルデータを代入すると、 CD=26−20×1/31−15×0/31=25 MD=20−26×2/31−15×1/31=18 YD=15−26×1/31−20×2/31=13 となり、第14図(b)に示したのはこのデータである。
(a)に示したオリジナルデータを代入すると、 CD=26−20×1/31−15×0/31=25 MD=20−26×2/31−15×1/31=18 YD=15−26×1/31−20×2/31=13 となり、第14図(b)に示したのはこのデータである。
以上説明したように、用紙上に各色材を最大濃度Pで
印刷したサンプルを、色センサで検出してそれぞれ色材
データを求めれば、用紙の地色の影響をも含めた色材の
特性を補正した第5の処理方法によるカラー画像が形成
出来る。
印刷したサンプルを、色センサで検出してそれぞれ色材
データを求めれば、用紙の地色の影響をも含めた色材の
特性を補正した第5の処理方法によるカラー画像が形成
出来る。
さらに、各色材を最大濃度Pで印刷する代りに、各色
材のそれぞれ最大濃度Pに対応して第1乃至第3の処理
方法によりサンプルを形成して同様に処理すれば、淡彩
部(低濃度部)から高濃度部に至るまで、用紙の地色の
影響と各色材の特性を補正した、優れた色調のカラー画
像を形成することが出来る。
材のそれぞれ最大濃度Pに対応して第1乃至第3の処理
方法によりサンプルを形成して同様に処理すれば、淡彩
部(低濃度部)から高濃度部に至るまで、用紙の地色の
影響と各色材の特性を補正した、優れた色調のカラー画
像を形成することが出来る。
以上、シアン,マゼンタ,イエローの3色材、あるい
はそれに白色材を加えた4色材の場合について説明した
が、さらに黒色材を加えた5色材を使用すればより高画
質のカラー画像が得られることはいうまでもない。
はそれに白色材を加えた4色材の場合について説明した
が、さらに黒色材を加えた5色材を使用すればより高画
質のカラー画像が得られることはいうまでもない。
以上、実施例としてレーザプリンタの場合について説
明したが、LEDプリンタ,LCSA(液晶シヤツタ)プリンタ
等の電子写真プロセスによる光プリンタあるいはサーマ
ルプリンタやインクジエツトプリンタ等のカラープリン
タにも実施することが出来る。
明したが、LEDプリンタ,LCSA(液晶シヤツタ)プリンタ
等の電子写真プロセスによる光プリンタあるいはサーマ
ルプリンタやインクジエツトプリンタ等のカラープリン
タにも実施することが出来る。
以上説明したように、この発明の各カラー画像形成方
法によれば、有色の用紙を使用しても、その地色の影響
を少なくするか全く無くして優れた画質のカラー画像を
形成することが出来る。
法によれば、有色の用紙を使用しても、その地色の影響
を少なくするか全く無くして優れた画質のカラー画像を
形成することが出来る。
第1図はこの発明を実施したプリンタの画像処理の一例
を示すフロー図、 第2図は同じくそのプリンタの画像処理コントローラの
一例を示すブロツク図、 第3図は同じくそのフレームメモリの構成の一例を示す
ブロツク図、 第4図は同じくそのプリンタエンジンの機構部の一例を
示す概略構成図、 第5図はその色センサ10の一例を示す説明図、 第6図はGCR(地色除去)処理の例を示す説明図、 第7図は同じく白色補正処理を実行した場合と実行しな
い場合の処理の例を示す説明図、 第8図は各処理の実行/非実行のモード,色プリント順
序等の選択を行う機能の説明に供するブロツク図、 第9図及び第10図は第8図のブロツクの作用説明に供す
る説明図、 第11図は第8図と異なるモード選択回路の例を示すブロ
ツク図、 第12図は用紙の一部に形成したサンプルの配置例を示す
平面図、 第13図は同じくその色材データの例を示す説明図、 第14図は同じくそのマスキングの例を示す説明図であ
る。 1…マイクロプロセツサ(CPU) 3…RAM、4…フレームメモリ 5,6…I/Oポート、6…演算プロセツサ 9…レジストセンサ、10…色センサ 15〜18…各色用現像器(C,M,Y,W) 31…制御器、32…カウンタ 33…プリツププロツプ(FF)回路 34…オア回路、35…マルチプレクサ 36…スイツチ群(SW1〜SW6) 38…コード解読器 39…ステイタスFF回路
を示すフロー図、 第2図は同じくそのプリンタの画像処理コントローラの
一例を示すブロツク図、 第3図は同じくそのフレームメモリの構成の一例を示す
ブロツク図、 第4図は同じくそのプリンタエンジンの機構部の一例を
示す概略構成図、 第5図はその色センサ10の一例を示す説明図、 第6図はGCR(地色除去)処理の例を示す説明図、 第7図は同じく白色補正処理を実行した場合と実行しな
い場合の処理の例を示す説明図、 第8図は各処理の実行/非実行のモード,色プリント順
序等の選択を行う機能の説明に供するブロツク図、 第9図及び第10図は第8図のブロツクの作用説明に供す
る説明図、 第11図は第8図と異なるモード選択回路の例を示すブロ
ツク図、 第12図は用紙の一部に形成したサンプルの配置例を示す
平面図、 第13図は同じくその色材データの例を示す説明図、 第14図は同じくそのマスキングの例を示す説明図であ
る。 1…マイクロプロセツサ(CPU) 3…RAM、4…フレームメモリ 5,6…I/Oポート、6…演算プロセツサ 9…レジストセンサ、10…色センサ 15〜18…各色用現像器(C,M,Y,W) 31…制御器、32…カウンタ 33…プリツププロツプ(FF)回路 34…オア回路、35…マルチプレクサ 36…スイツチ群(SW1〜SW6) 38…コード解読器 39…ステイタスFF回路
Claims (2)
- 【請求項1】減色法三原色の色材を使用してカラー画像
を形成するカラー画像形成装置において、用紙の色調に
応じて前記三原色の色材の配分を修正すると共に、その
修正した三原色の成分データに基づいて白のデータを生
成する白色補正を行ない、前記三原色の色材と白色材と
によつてカラー画像を形成することを特徴とするカラー
画像形成方法。 - 【請求項2】複数の色の異なる色材を使用してカラー画
像を形成するカラー画像形成装置において、前記複数の
色材のうちの一色を白色材とし、用紙の所要の領域にそ
の色調に応じて前記白色材を塗布した後、他の異なる色
材によつてカラー画像を形成することを特徴とするカラ
ー画像形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63202764A JP2706269B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-08-16 | カラー画像形成方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-46337 | 1988-02-29 | ||
JP4633788 | 1988-02-29 | ||
JP63202764A JP2706269B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-08-16 | カラー画像形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH021351A JPH021351A (ja) | 1990-01-05 |
JP2706269B2 true JP2706269B2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=26386444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63202764A Expired - Lifetime JP2706269B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-08-16 | カラー画像形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2706269B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0795260B2 (ja) * | 1990-10-15 | 1995-10-11 | インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン | 情報処理装置 |
JPH06133119A (ja) * | 1992-09-01 | 1994-05-13 | Ricoh Co Ltd | ディジタル処理可能な印刷装置 |
JPH1158843A (ja) | 1997-08-27 | 1999-03-02 | Nec Corp | カラープリンタシステム |
JP3600419B2 (ja) * | 1997-11-26 | 2004-12-15 | アルプス電気株式会社 | カラー記録形成方法 |
EP1185110B1 (en) * | 2000-08-31 | 2010-02-10 | Texas Instruments Incorporated | Automated color matching for tiled projection system |
JP4715548B2 (ja) * | 2006-02-24 | 2011-07-06 | ブラザー工業株式会社 | 印刷データ作成装置及び印刷データ作成プログラム |
JP5891141B2 (ja) * | 2012-07-20 | 2016-03-22 | 株式会社沖データ | 画像形成装置、画像形成方法及びデータ生成方法 |
JP5994727B2 (ja) | 2013-05-17 | 2016-09-21 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0642711B2 (ja) * | 1983-12-29 | 1994-06-01 | キヤノン株式会社 | カラ−印写装置 |
-
1988
- 1988-08-16 JP JP63202764A patent/JP2706269B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH021351A (ja) | 1990-01-05 |
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