JP2706212B2 - 送りねじの移動式軸受装置 - Google Patents

送りねじの移動式軸受装置

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JP2706212B2
JP2706212B2 JP5147143A JP14714393A JP2706212B2 JP 2706212 B2 JP2706212 B2 JP 2706212B2 JP 5147143 A JP5147143 A JP 5147143A JP 14714393 A JP14714393 A JP 14714393A JP 2706212 B2 JP2706212 B2 JP 2706212B2
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JP
Japan
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feed screw
moving object
bearing
pantograph
feed
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JP5147143A
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JPH074490A (ja
Inventor
昌弘 松下
Original Assignee
ライン工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送りねじの移動式軸受装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】送りねじに被移動体を螺合させ、送りね
じの正又は逆回転により被移動体を直線的に往復動させ
る機構は、工作機械や工場自動化ラインなどに一般的に
使用されている。
【0003】送りねじが長くなると被移動体の両側にお
ける送りねじのたわみが問題となるが、これを防止する
ために、送りねじの中間部を支持する技術が実開昭63
−147245号や実公昭64−6429号で提案され
ている。これらは、送りねじと平行に配設された直線ガ
イドに軸受ブラケットを摺動自在に取付けたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記2つの出
願で提案されている技術は、被移動体の両側に一つずつ
軸受ブラケットを配設しただけの比較的簡単なもので、
より長尺な送りねじのたわみを防止するには多数の軸受
ブラケットが必要となるが、その場合に如何にして軸受
ブラケット相互間の間隔保持を図るかの技術が未解決で
あった。本発明の目的は、複数の軸受ブラケットの相互
間隔を被移動体の移動に合わせて等配分できる移動式軸
受装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の送りねじの移動
式軸受装置の特徴は、 (a)被移動体と螺合し前記被移動体を送る送りねじ
と、 (b)前記送りねじと平行に配設された直線ガイドと、 (c)前記直線ガイドと平行に配設され両端が固定され
たパンタグラフと、 (d)前記被移動体の両側において前記直線ガイドに摺
動自在に支持され、かつ、互いに間隔をあけて前記パン
タグラフに連結された、転がり軸受を有する複数の軸受
ブラケットと、 (e)前記転がり軸受の内周に回転自在に嵌合され、か
つ、前記送りねじの外周に螺合されたナットとを有する
ことである。
【0006】
【作用】ナットは転がり軸受により回転自在に支持され
ているので、送りねじが回転してもナットが空回りする
だけで、軸受ブラケットは移動しない。軸受ブラケット
は、パンタグラフによって被移動体から離間しかつ互い
に所定間隔に位置決めされ、高速回転時の遠心力による
送りねじの中間部のたわみが防止される。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1に基づき説明す
る。この実施例は複数の軸受ブラケット48a〜48f
を被移動体16から離間させて所定間隔に位置させるた
めに、送りボールねじ2と平行に配設したパンタグラフ
46を使用する。このパンタグラフ46の両端は固定軸
受4,6の上端部に支持されている。被移動体16の上
端部はパンタグラフ46の中央の交差部のピンと連結部
材50を介して連結されている。被移動体16の両側に
は各3つの軸受ブラケット48a〜48fが配設されて
いる。これら軸受ブラケット48a〜48fは、パンタ
グラフ46の交差部のピンと連結部材52を介して連結
されている。軸受ブラケット48a〜48fは、被移動
体16の一側においてパンタグラフ46に対して等間隔
に配設されているが、必ずしも等間隔である必要はな
く、送りボールねじ2の長さないし回転数に応じて適数
の軸受ブラケットを適当な間隔で配設すればよい。軸受
ブラケット48a〜48fの端部には、ボールねじ2が
挿通される転がり軸受が配設され、この転がり軸受の内
輪の内周面にボールナットが嵌合され、このボールナッ
トのねじ孔内に送りボールねじ2が挿通螺合されてい
る。
【0008】この移動式軸受装置では、被移動体16が
送りボールねじ2に沿って移動する時、パンタグラフ4
6の片側は均等に短縮し、反対側は均等に伸長する。図
1では左側が短縮し右側が伸長した状態を示している。
この状態では被移動体16の左側の軸受ブラケット48
a〜48cが比較的密に並び、右側の軸受ブラケット4
8d〜49fが比較的疎に並ぶ。軸受ブラケット48d
〜49fは被移動体16に近い軸受ブラケットほど被移
動体16の速度に近い速度で被移動体16と同方向に移
動し、被移動体16と必ず離間するように移動される。
軸受ブラケット48d〜49fは送りボールねじ2の長
さに応じていくつでも配設可能であり、送りボールねじ
2の無支持長さを非常に短くすることができる。
【0009】
【発明の効果】前記の如く本発明は、送りねじと平行に
直線ガイドを配設し、この直線ガイドに軸受ブラケット
を摺動自在に取付け、この軸受ブラケットに配設した転
がり軸受にナットを回転自在に嵌合し、このナットに送
りねじを挿通螺合させて送りねじを支持し、しかも軸受
ブラケットを被移動体の移動に対応してパンタグラフに
よって所定間隔に保持するようにしたので、高速回転時
における送りねじの中間部のたわみを防止でき、、非常
に長くしかも細い送りねじによって被移動体を高速で長
距離移動することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る移動式軸受装置の側面
図。
【符号の説明】
2 送りボールねじ 4,6 固定軸受 8 モータ 16 被移動体 18 直線ガイド 46 パンタグラフ 48a〜48f 軸受ブラケット 50,52 連結部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)被移動体と螺合し前記被移動体を送
    る送りねじと、 (b)前記送りねじと平行に配設された直線ガイドと、 (c)前記直線ガイドと平行に配設され、両端が固定さ
    れ、中間部に前記被移動体が連結されたパンタグラフ
    と、 (d)前記被移動体の両側において前記直線ガイドに摺
    動自在に支持され、かつ、互いに間隔をあけて前記パン
    タグラフに連結された、転がり軸受を有する複数の軸受
    ブラケットと、 (e)前記転がり軸受の内周に回転自在に嵌合され、か
    つ、前記送りねじの外周に螺合されたナットとを有する
    ことを特徴とする送りねじの移動式軸受装置。
JP5147143A 1993-06-18 1993-06-18 送りねじの移動式軸受装置 Expired - Lifetime JP2706212B2 (ja)

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JPH074490A JPH074490A (ja) 1995-01-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6147565B2 (ja) * 2013-05-15 2017-06-14 東芝機械株式会社 ボールネジ送り装置
JP6246612B2 (ja) * 2014-02-17 2017-12-13 ヤマハ発動機株式会社 アクチュエータ
JP6259306B2 (ja) * 2014-02-17 2018-01-10 ヤマハ発動機株式会社 アクチュエータ
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JPS6239108A (ja) * 1985-08-13 1987-02-20 Mitsubishi Heavy Ind Ltd パイプ材切断装置
JPH0545853Y2 (ja) * 1987-06-30 1993-11-29

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