JP2705437B2 - 焼付硬化性を有する深絞り用高強度冷延鋼板とその製造方法 - Google Patents

焼付硬化性を有する深絞り用高強度冷延鋼板とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焼付硬化性を有する
深絞り用高強度冷延鋼板およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化による燃費向上を
目的として自動車用鋼板の高強度化の要求がますます高
まってきている。自動車用高強度冷延鋼板に要求される
特性としては、降伏応力、引張強さ以外に、良好なプレ
ス成形性、スポット溶接性、疲労特性、塗装耐食性等が
ある。冷延鋼板の強化機構としては、固溶体強化、析出
強化、細粒化強化、部分再結晶による強化、変態組織に
よる強化、加工強化などが知られている。一般に鋼板の
加工性は、強度が高くなるに従って劣化するが、その程
度は強化機構によって異なる。そのため、自動車用高強
度冷延鋼板としては、焼付硬化性を有し、しかも良好な
プレス成形性を兼備する鋼板が望まれている。このプレ
ス成形性の観点からは、低降伏強度、低降伏点伸び、高
伸び、高r値などの特性が要求されるため、非時効性が
望まれる。すなわち、プレス成形時には軟質で良好な成
形性を有し、その後の塗装焼付時に降伏強度が上昇する
特性(焼付硬化性)が必要とされる。
【0003】良好なプレス成形性を有する冷延鋼板とそ
の製造方法としては、C:0.0005〜0.003
%、Mn:0.04〜0.5%、P:0.03%以下の
軟鋼材で、NとCの原子比以上のTi添加により、添加
するNbを固溶Nbとして存在させて作用させることに
より伸び、異方性の良好な鋼板を得る方法(特開昭61
−113724号公報)、あるいは、C:0.005%
以下で、N、SをTiで固定し、残りのTiおよび添加
するNbでCを固定し、深絞り性の良好な鋼板を得る方
法(特開昭61−276927号公報)等が知られてい
る。一方、焼付硬化性を有する冷延鋼板とその方法に関
しては、特公昭63−4899号公報が、C含有量0.
0005〜0.015%、S+N含有量0.005%以
下のTi添加またはTi、Nb添加鋼について、また、
特開昭61−276931号公報が、C含有量0.00
5%以下のTi、Nb複合添加鋼についてそれぞれ開示
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭61−11
3724号公報、特開昭61−276927号公報に開
示の方法は、いずれも深絞り性の改善を主眼にし、焼付
硬化性を得ることを目的とはしていない。一方、特公昭
63−4899号公報、特開昭61−276931号公
報に開示の方法は、いずれも高いC含有量を許容し、T
i、Nbの添加量または焼なまし時の冷却速度を制御す
ることにより、鋼中の固溶C量を適切ならしめて、材質
の劣化を生じさせることなく焼付硬化能を付与したもの
である。しかし、このようにTi、Nb添加量を制御し
て固溶炭素を残存させようとすると、その添加量の変化
により鋼中の固溶C量が変化し、鋼板の性質が著しく変
化する。すなわち、Ti、Nbの添加量が不足した場
合、時効劣化し易く、降伏点伸び、伸び、r値などの成
形性劣化につながり、逆に添加量が過剰となると、焼付
硬化性が失われてしまう。前記の従来法にあっては、焼
付硬化性を確保し、時効劣化後の降伏点伸び、伸び、r
値等の劣化を防いで、これらの相反する特性を両立させ
るためには、鋼中の固溶C量を厳格に制御する必要があ
る。しかし、鋼中の固溶C量の正確な制御は実際上著し
く困難であり、大幅な製造コストの上昇は避けられな
い。
【0005】この発明の目的は、前記従来法のようにT
i、Nbなどの炭窒化物形成元素の添加量制限による不
利を回避すべく、簡便な手段でもって鋼中のC含有量を
効果的に制御することにより、安定した焼付硬化性を有
し、同時に深絞り性の良好な冷延鋼板およびその製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意試験研究を行った。その結果、極低炭
素鋼にTiを添加した鋼をベースとして、その時効性を
検討していた際に、鋼中のトータルC含有量を0.00
1〜0.0035%という特定の範囲に制御すると、安
定した焼付硬化性を有し、かつ良好な時効性を示す鋼板
が得られることを見い出し、この発明に到達した。
【0007】すなわち、この発明は、C:0.001〜
0.0035%、Si:0.25%以下、Mn:0.3
5〜1.00%、P:0.035〜0.1%、S:0.
005〜0.015%、Al:0.01〜0.1%、
N:0.003%以下、かつ、Ti原子比=[Ti%]
/(48/32[S%]+48/14[N%])が1.
0以下で、Ti:0.005%以上、残部Feおよび不
可避的不純物からなる組成を有する焼付硬化性を有する
深絞り用高強度冷延鋼板である。
【0008】また、C:0.001〜0.0035%、
Si:0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、
P:0.035〜0.1%、S:0.005〜0.01
5%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
下、Nb:0.02%以下で、かつ(93/12[C
%])以下、Ti原子比=[Ti%]/(48/32
[S%]+48/14[N%])が1.0以下で、T
i:0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物
からなる組成を有する焼付硬化性を有する深絞り用高強
度冷延鋼板である。
【0009】C:0.001〜0.0035%、Si:
0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、P:
0.035〜0.1%、S:0.005〜0.015
%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
下、かつ、Ti原子比=[Ti%]/(48/32[S
%]+48/14[N%])が1.0以下で、Ti:
0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物から
なる鋼、またはC:0.001〜0.0035%、S
i:0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、
P:0.035〜0.1%、S:0.005〜0.01
5%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
下、Nb:0.02%以下で、かつ(93/12[C
%])以下、Ti原子比=[Ti%]/(48/32
[S%]+48/14[N%])が1.0以下で、T
i:0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物
からなる鋼を用い、仕上温度880℃以上で熱間圧延を
行い、さらに冷間圧延を行った後、再結晶温度以上、A
r3点以下の連続焼鈍を行うのである。
【0010】
【作用】図1は、Cのみを0.0005〜0.0042
%の範囲で変化させ、他の化学成分は一定の表1に示す
高強度鋼(TS≧35kgf/mm2)についての炭素
含有量と焼付硬化性(BH)および常温時効性(時効
性劣化による降伏点伸びYPE)との関連を示すグラフ
である。製造処理条件は表1に示す。これらの結果から
も明らかなように、鋼中炭素含有量が10〜35ppm
のときに、従来相反すると考えられてきたのとは反対
に、高強度鋼にあっても上述の両特性が満足する程度に
改善されるのである。図2は、表1に示す化学組成を有
する高強度鋼のうち、炭素含有量0.0019%、0.
0028%、0.0042の3種についての連続焼鈍
温度および炭素含有量と引張強さ(TS)との関連を示
すグラフである。製造処理条件は焼鈍温度以外は表1と
同じである。これらの結果からも明らかなとおり、鋼中
炭素含有量制御により、引張強さの安定性も改善される
のである。
【0011】
【表1】
【0012】つぎにこの発明において鋼組成および製造
工程を上記のように限定した理由を詳述する。Cは最も
重要な成分であり、0.001%未満では時効性、絞り
性には有利であるが、焼付硬化性が不十分である。一
方、0.0035%を超えると焼付硬化性は有利となる
が、時効性劣化による降伏点伸び(以下YPEという)
の発生、降伏点(以下YPという)上昇、絞り性劣化と
なり、良好なプレス成形性が得られない。また、安定し
た焼付硬化性を得るためには鋼中の固溶C量を制御すべ
く、Ti添加量の厳しい管理が必要である。しかし、実
際の製造ではTi添加量の変動は避けられず、焼付硬化
性、時効性等の特性値が変動する。したがって、この発
明におけるC量は0.001〜0.0035%とした。
Siは強度上昇には有効な元素であるが、0.25%を
超えると合金化溶融メッキを行う場合、メッキ金属の密
着性が劣化し、熱間圧延時のスケール剥離性も悪化する
ので、0.25%以下とした。好ましくは0.05%以
下である。Mnは赤熱脆性を起こすSを固定する働きを
するため、0.35%以上必要である。また、Mnは強
度を上げるに有効な元素であるが、1.0%を超えると
二次加工性を劣化させると共に、合金コストが高くな
る。したがって、0.35〜1.0%とした。Pは絞り
性を害さずに高強度を得るのに最も有利な元素であり、
高強度鋼板を得るのに必要なため、下限を0.035%
とした。一方、過剰の添加は耐二次加工脆性に好ましく
ない。したがって、その上限を0.1%とした。Sは鋼
にとって本質的に有害な元素であり、0.015%を超
えるとTiS、MnS等の析出物が増加し、伸び、絞り
性が劣化するため、0.015%以下とした。また、固
溶Cをコントロールするため0.005%以上とする。
すなわち、2.0%予歪を与えた後、170℃で20分
保持後のYPの上昇量(以下BH量という)が高いとY
PEが生じ、プレス後ストレッチャーストレインが発生
し、自動車用外装材としては不適となる。そこでYPE
の発生を防止するには、BH量を適度にコントロールす
る必要がある。図3に示すとおり、BH量が6kgf/
mm2以上となるとYPEが発生するため、BH量は6
kgf/mm2以下にコントロールする必要がある。B
H量をコントロールする要因は、固溶N、固溶Cであ
り、これらの値をコントロールする必要がある。まず、
NはTiを添加して全量TiNとして固定する。次に過
剰のTiは全量Sと反応してTiSとなり、TiはCと
反応せずに鋼中Cはすべて固溶Cとしてコントロールす
る。すなわち、過剰のTiをCと反応させずにすべてT
iSとするためのSが必要であり、Sの下限値が必要で
ある。図4にその概念図を示す。図4中の(A)の場合
は、Ti量が0.06%と多く、N、S、C共にTiで
固定されてIF鋼(Interstitial Fre
e)となり、BH性を有さない。また、(B)の場合
は、Ti量が0.02%と高いため、TiがN、Sと結
合してもまだ余剰のTiがあり、一部Cと結合してTi
Cとなり、固溶Cを減少させる。この場合BH量を決定
する固溶Cのバラツキの要因としては、鋼中のC、S、
Ti、Nの4元素の影響があり、固溶Cのコントロール
が困難である。さらに(C)の場合は、Ti量が0.0
1%と低いため、TiがNを全量固定してTiNとな
り、過剰のTiの全量がSと結合してTiSとなるが、
Sが多いため過剰のTiは全量TiSとなり、残余のS
はMnSとなってBH量に寄与せず、固溶Cは鋼中Cと
等しくなる。このため、固溶Cのコントロールは、鋼中
C元素のみのコントロールで可能となり、値が安定す
る。このためにはSは適度の範囲が必要で、下限値を
0.005%とした。NはTiN、AlN等の析出物が
焼鈍時の粒成長を抑制するため、少ないほど材質は向上
するので0.003%以下とした。Alは強力な脱酸剤
としての役割を有するため、0.001%未満ではTi
添加時の安定性(Ti歩留)が悪く、表面疵の発生が大
となるため)が得られず、0.1%を超えるとAl23
などの介在物が増加し、プレス加工性を劣化させる。し
たがって0.01〜0.1%とした。TiはS、Nを固
定し熱間圧延等の熱履歴を受ける際に安定した析出物と
するために添加する。
【0013】前記特公昭63−4899号公報に開示の
方法は、高いC含有量を許容し、Ti量をNおよびS含
有量の原子比以上、すなわちTi原子比=[Ti%]/
(48/32[S%]+48/14[N%])で1を超
えて添加しているため、Ti添加量の変動により、鋼中
の固溶Cが変化する。そのため、焼付硬化性、時効性等
鋼板性質が変化し易い。したがって、この発明ではTi
原子比を1.0以下とすると共に、最も重要な鋼中の固
溶CをトータルC含有量で0.001〜0.0035%
に制御するため、安定した焼付硬化性と良好な時効性が
得られる。一方、熱間圧延等の熱履歴によるN等の固溶
によって焼付硬化性、時効性の変化あるいは表面疵発生
を防止すべく、安定な析出物とするためには、0.00
5%以上、好ましくは48/14[N%]以上のTi添
加が必要である。したがってTi添加量は0.005%
≦[Ti%]≦(48/32[S%]+48/14[N
%])とする。Nbは、所望により添加される合金成分
であって、Ti添加鋼にNbを複合添加すると、焼付硬
化性が失われることなく、良好な伸び、r値が得られ
る。しかし、0.02%を超えて多量添加を行う場合、
連続焼鈍時に焼付硬化性を確保するための適性固溶C量
が得られない。
【0014】この発明の鋼板は、熱間圧延および冷間圧
延により形成され、最終的には連続焼鈍によって製品と
される。熱間圧延における仕上温度は、880℃未満で
は未再結晶組織が残存するため、連続焼鈍後の特性とく
にr値を劣化させ、不均一変形による平坦不良が発生し
易い。したがって、仕上温度は880℃以上とした。好
ましくは900℃以上である。巻取り温度は特に制限し
ないが、要すれば600〜720℃で行うのが好まし
い。また、冷間圧延は特に制限はなく、通常圧下率であ
る50〜95%程度で行えばよい。仕上げ処理としての
焼鈍温度は、再結晶温度以上、Ar3点以下の連続焼鈍
処理を行う。この連続焼鈍処理は、強度調整、プレス成
形性付与を目的に行うものであって、特性の高位安定化
から焼鈍温度は830〜850℃程度が好ましい。な
お、この連続焼鈍は、溶融亜鉛メッキ装置における連続
焼鈍であっても、この発明の範囲に含まれるのは言うま
でもない。
【0015】
【実施例】つぎにこの発明を実施例によってさらに詳細
に説明する。表2に示す組成のA〜Lの鋼を転炉にて溶
製し、真空脱ガス処理したのち、連続鋳造によりスラブ
とした。このスラブを加熱温度1250℃、仕上温度9
30℃で熱間圧延を行い、次いで圧下率80%の冷間圧
延を行って板厚0.8mmの冷延板とした。この冷延板
を焼鈍温度830〜840℃の条件下で連続焼鈍を行っ
た。表3にこのようにして得られた各製品の機械的性質
を示す。なお、機械的性質はすべてJIS5号試験片を
用いて測定を行った。試験片は圧延方向に沿って切出し
たものである。これらの試験片から機械的特性として得
られたYS、TS、El、YPE(降伏点伸び)、r値
は50℃で120時間保持の常温時効を行った後の特性
である。これは30℃、1ケ月の時効相当のシミュレー
ションである。なお、BH量は図5にグラフで測定要領
およびその定義を示すように2%予歪後、170℃、2
0min保持後測定したものである。これはプレス成形
および塗装後焼付けのシミュレーションである。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】表3に示すとおり、本発明鋼であるA〜G
鋼は、いずれもTSは35kgf/mm2以上、Elは
38%以上、r値は1.9以上、YPEは0%、そして
BH量は3.4〜4.1kgf/mm2が得られた。し
かし、Ti原子比が範囲外の比較鋼Hは、BH量が低
く、またC含有量が範囲外の比較鋼Iは、BH量は高い
が、時効によるYPEの発生が見られ、伸び、r値の低
下が見られた。
【0019】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明によれば、
プレス成形時には軟質で良好な成形性を有し、その後の
塗装焼付け時には時効硬化により降伏強度が上昇する優
れた焼付硬化性を示す優れた高強度冷延鋼板が得られる
のであって、従来両立しないと考えられていたそれらの
性質を併せ持つことからも、この発明の価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋼中炭素量とBH量、加速時効YPEとの相関
を示すグラフである。
【図2】鋼中炭素量および連続焼鈍温度と引張り強さと
の相関を示すグラフである。
【図3】鋼中固溶CとYPE、BH料との関係を示すグ
ラフである。
【図4】過剰のTiをCと反応させずにすべてTiSと
するための概念説明図で、(A)図はTi:0.06
%、(B)図はTi:0.02%、(C)図はTi:
0.01%の場合を示す。
【図5】BH量の定義を説明するグラフである。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 C:0.001〜0.0035%、S
    i:0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、
    P:0.035〜0.1%、S:0.005〜0.01
    5%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
    下、かつ、Ti原子比=[Ti%]/(48/32[S
    %]+48/14[N%])が1.0以下で、Ti:
    0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物から
    なる組成を有する焼付硬化性を有する深絞り用高強度冷
    延鋼板。
  2. 【請求項2】 C:0.001〜0.0035%、S
    i:0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、
    P:0.035〜0.1%、S:0.005〜0.01
    5%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
    下、Nb:0.02%以下で、かつ(93/12[C
    %])以下、Ti原子比=[Ti%]/(48/32
    [S%]+48/14[N%])が1.0以下で、T
    i:0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物
    からなる組成を有する焼付硬化性を有する深絞り用高強
    度冷延鋼板。
  3. 【請求項3】 C:0.001〜0.0035%、S
    i:0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、
    P:0.035〜0.1%、S:0.005〜0.01
    5%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
    下、かつ、Ti原子比=[Ti%]/(48/32[S
    %]+48/14[N%])が1.0以下で、Ti:
    0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物から
    なる鋼、またはC:0.001〜0.0035%、S
    i:0.25%以下、Mn:0.35〜1.00%、
    P:0.035〜0.1%、S:0.005〜0.01
    5%、Al:0.01〜0.1%、N:0.003%以
    下、Nb:0.02%以下で、かつ(93/12[C
    %])以下、Ti原子比=[Ti%]/(48/32
    [S%]+48/14[N%])が1.0以下で、T
    i:0.005%以上、残部Feおよび不可避的不純物
    からなる鋼を用い、仕上温度880℃以上で熱間圧延を
    行い、さらに冷間圧延を行った後、再結晶温度以上、A
    r3点以下の連続焼鈍を行うことを特徴とする焼付硬化
    性を有する深絞り用高強度冷延鋼板の製造方法。
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