JP2705125B2 - 毛状根培養によるトロパンアルカロイドの長期連続製造方法 - Google Patents

毛状根培養によるトロパンアルカロイドの長期連続製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ナス科植物から誘発した毛状根を培養し、
医薬品などとして重要なトロパンアルカロイドを効率よ
く長期に連続製造する方法に関する。
〔従来技術および問題点〕
ナス科植物が含有するスコポラミン、1−ヒヨシアミ
ンなどのトロパンアルカロイドは、鎮痛剤、鎮痙剤、抗
パーキンソン病薬などに用いられる。これらの化合物
は、天然の植物体から抽出して製造されているが、含有
植物の栽培は長期にわたること、天候に左右されるこ
と、また、栽培地域が限定されていること、など生産に
多くの問題点がある。そのため、植物組織培養技術を応
用し、植物有用成分を安価に工業生産する試みがなされ
ている。植物の外植片から誘導したカルスを培養するこ
とにより、トロパンアルカロイドを生産させようとした
試みは多いが、ほとんどの場合、トロパンアルカロイド
を全く生産しないか、生産してもごく微量であった。そ
こで、すでに、本発明者らは、土壌細菌であるアグロバ
クテリウム・リゾゲネスを植物体に感染することにより
誘発した毛状根から、高増殖性でしかもアルカロイド高
生産性の毛状根を選択し、それらを培養することによ
り、アルカロイドを製造する方法を開発した(特開昭61
−254195)。この方法は、毛状根を一定期間培養した後
収穫し組織を粉砕して、組織中に蓄積したアルカロイド
を抽出するといった煩雑な製造工程を要する。
一方、毛状根を培養すると培地中にアルカロイドを漏
出することが知られている。しかし、通常その量は微量
であり、しかも、アルカロイドの培地中での存在を確認
しただけであって、効果的な回収法は知られていなかっ
た(Plant Cell Reports,5,111(1986)、特開昭62−20
5792、Biotechnology Letters,8,415(1986))。
〔問題解決の手段〕
本発明者らは、ナス科植物の毛状根からトロパンアル
カロイド、特にスコポラミンを培地中に効率よく漏出さ
せる培養方法を鋭意研究の結果見出し、さらに、培地に
漏出したトロパンアルカロイドを培地外にとりつけた吸
着樹脂で効率よく吸着回収し、しかも、樹脂を交換する
ことによりトロパンアルカロイドを長期連続的に生産す
る方法を見いだした。すなわち、本発明は、ナス科植物
にアグロバクテリウム・リゾゲネスを感染させ誘発した
毛状根をアンモニウムイオンを含まない、高い硝酸イオ
ン濃度(25〜100mM)を含む培地で培養することによ
り、トロパンアルカロイド、特にスコポラミンを効率よ
く漏出させる方法、およびアグロバクテリウム・リゾゲ
ネスを感染させ誘発した毛状根を培養し、毛状根が培地
に漏出したトロパンアルカロイドを培地外に取りつけた
巨大網状樹脂などの吸着樹脂に培地を流すことによりに
吸着させた後、効率よく回収することを特徴とするトロ
パンアルカロイドの製造方法を提供する。本方法によれ
ば、毛状根の生産するトロパンアルカロイドを培地中に
漏出させ、それを連続的に吸着回収することにより、毛
状根のトロパンアルカロイド生産性が高まり、吸着樹脂
の交換により長期の連続生産が可能となった。しかも、
抽出精製が容易になることから、トロパンアルカロイ
ド、特に、スコポラミンを有利に生産することが可能と
なる。次に本発明について詳細に説明する。
本発明ではトロパンアルカロイドを生産する任意のナ
ス科植物が用いられるが、スコポラミン含量の高いズボ
イシア属植物ズボイシア・ライヒハルディ(Duboisia l
eichhardtii)、ズボイシア・ミオポロイデス(Duboisi
a myoporoides)およびズボイシア・ポップ−ディ(Dub
oisia hopwoodtii)などを用いるのが好ましい。
毛状根の誘発に用いられるアグロバクテリウム・リゾ
ゲネスとしては、特に限定されるものではなく、例えば
A4、15834、1855、8196、2659株など公知のものが挙げ
られる(Mol.Gen.Genet.190,204(1983))。
ナス科植物にアグロバクテリウム・リゾゲネスを感染
させ毛状根を誘発する方法としては 1.植物固体の一部
への直接接種法、2.培養組織への接種法、3.植物体のプ
ロトプラストとアグロバクテリウム・リゾゲネスとの共
存培養、4.アグロバクテリウム・リゾゲネスのRiプラス
ミドまたはその一部のDNAをエレクトロポーレーショ
ン、マイクロインジェクションなどにより導入する方
法、などがある。
上記の方法で誘発した毛状根は、カルベニシリン、テ
トラサイクリンなどの抗生物質を含む培地で培養する、
あるいは、根端組織を切り出し早いサイクルで植えかえ
る、などにより除菌する。
除菌した毛状根を植物ホルモン無添加の培地で継代培
養する。培地は既知の無機塩合成培地に炭素源を加えた
ものを基本とし、これにビタミン類、アミン酸類、有機
物などを加えたものを用いる。例えば、HF培地(Agric.
Biol.Chem.,50,2715(1986))、ヘラー培地、ホワイト
培地、リンスマイヤーアンドスクーグ(LS)培地、ガン
ボルグのB5培地などが用いられる。
<トロパンアルカロイド高漏出株の培養方法> 本発明では、上記の方法で得られた毛状根を、植物ホ
ルモン無添加の液体培地で培養する。
培地の無機成分のうち無機窒素を除く成分について
は、既知の無機塩合成培地の成分を基本とし、これにビ
タミン類、アミノ酸類、有機物などを、加えたものを用
いる。無機窒素については、アンモニウムイオンを含ま
ない、硝酸イオン濃度25〜100mMとなる培地を用いるこ
とを特徴とする。アンモニウムイオンを含む培地、硝酸
イオン濃度が25mMより低い培地、および100mMより高い
培地ではトロパンアルカロイドの漏出量が低下するので
好ましくない。硝酸イオンを含みアンモニウムイオンを
含まない無機塩であれば化合物は特定されないが、硝酸
カリウム、硝酸ナトリウムなどが例示できる。また、こ
れらの培地組成を改良したものも使用できる。
アンモニウムイオンを含まず硝酸イオン濃度20mMより
低い基本培地、例えば、HF培地、ヘラー培地、ニッチ培
地、ニッチアンドニッチ培地、クノップ培地などでは、
硝酸イオンを含む化合物、例えば、硝酸カリウム、硝酸
ナトリウムで、硝酸イオン濃度を25〜100mMに改変す
る。アンモニウムイオンを含み硝酸イオン濃度25mMより
低い基本培地、例えば、シェンクアンドヒルデブラント
培地、コーレンバッハアンドシュミット培地などでは、
アンモニウムイオンを含む成分を除き、硝酸イオン濃度
を25〜100mMに改変する。アンモニウムイオンを含み、
硝酸イオン濃度が25〜100mMの基本培地、例えば、リン
スマイヤーアンドスクーグ培地、ガンボルグのB5培地な
どでは、アンモニウムを含む成分を除く。
炭素源としては、ショ糖、グルコース、フラクトース
などが使用できるが、特にショ糖が好ましい。糖濃度は
1〜10% W/V 好ましくは、3〜5% W/V である。培地
のpH値は、弱酸性から中性、すなわちpH4.0〜7.0が適当
であり培養温度は通常20〜30℃、好ましくは24〜27℃で
行う。培養槽は、毛状根を傷つけないものが好ましく、
エアーリフト型培養槽、回転培養槽、あるいは旋回培養
槽などが適している。旋回培養の場合は、50〜150rpm程
度の回転数が好ましい。暗所で1〜6週間程度培養する
と、毛状根の増殖とともに、毛状根からスコポラミン、
ヒヨシアミンが培地中に高濃度漏出する。
この方法により、スコポラミンを1〜2mg/50ml/4wk程
度培地に漏出する毛状根株を選定できる。
<培地中に漏出したトロパンアルカロイドの回収法> (1) 吸着樹脂への吸着 上記のようにして得られたトロパンアルカロイド高漏
出性ナス科植物毛状根を植物ホルモン無添加の液体培地
で培養する。培地は既知の無機塩合成培地に炭素源を加
えたものを基本とし、これにビタミン類、アミノ酸類、
有機物などを加えたものを用いる。例えば、HF培地、ヘ
ラー培地、ホワイト培地、リンスマイヤーアンドスクー
グ培地、ガンボルグのB5培地などが用いられる。前記の
<トロパンアルカロイド高漏出株の培養方法>で示した
培地で培養することが、トロパンアルカロイドの漏出量
が高く、好ましい。
培養装置は、培養槽、吸着樹脂入カラム、ポンプから
構成される。培養槽は、回転培養槽、旋回培養槽なども
用いることができるが、エアーリフト型培養槽を用いる
のが好ましい。この場合通気は酸素ないし、空気でおこ
なう。培養装置一式の概念図を図1に示す。
カラムには吸着樹脂を充填する。吸着樹脂としては、
イオン交換樹脂、シリカゲル、活性炭なども使用できる
が、スコポラミン、ヒヨシアミンなどのトロパンアルカ
ロイドの吸着率が高く、ニコチンや培地成分の吸着率が
低い、巨大網状構造樹脂を使用することが望ましい。巨
大網状構造樹脂として、アンバーライトRXAD−2、XAD
−4、XAD−7(オルガノ社)や、ダイヤイオンRHP20、
HP40、HP50、HP1MG、HP2MG(三菱化成)などがあげられ
る。
ポンプは、培養槽から培地をカラムに送り込む能力が
あれば、特定されない。流量も特定されないが、好まし
くは、流量SV=2〜15(処理(1)/(樹脂量(1)×
時間(h))である。
ポンプを運転させ、培地の一部をカラムに流す。カラ
ムに流した培地は、全量廃棄する、一部廃棄し新鮮培地
を追加する、全量培養槽に戻す、のいずれでもかまわな
い。ポンプを始動する時期は特定されないが、培養開始
と同時に始動するとアルカロイドの回収量が増すので好
ましい。吸着樹脂を、培養期間中、例えば、5日から10
日ごとに新しいものと交換することにより、長期間、連
続的に生産を継続できる。
(2)吸着樹脂からトロパンアルカロイドの回収 上記方法で樹脂に吸着したトロパンアルカロイドは、
有機溶媒、好ましくはメタノール、エタノールあるいは
メタノール、エタノールとアンモニアの混合物で溶出す
ることができる。
溶出したトロパンアルカロイドを含む溶液からのスコ
ポラミン、ヒヨシアミンの精製は、通常の方法で行うこ
とができる。例えば、スコポラミンの精製品は、トロパ
ンアルカロイドを含む溶液を蒸発乾固し、残査を0.5N硫
酸に溶解、濾過した後、25%アンモニア水を加えpH9〜1
0に調整し、クロロホルムで抽出し減圧乾固することに
より、粗アルカロイド画分を得る、1N臭化水素酸で中和
後濃縮し、臭化水素酸スコポラミンとして結晶化させる
ことにより得られる。
次に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明する。
以下の実施例は、本発明を例示的に示すものであり、本
発明は以下に挙げる実施例のみに限定されるものではな
い。
実施例1 ズボイシア・ライヒハルデイの毛状根をHF培地で継代
培養した。HF(硝酸ナトリウム7.0mMを含む)液体培地5
0mlに硝酸カリウム30mMを添加した培地を調製し、HF−
3培地とした。毛状根100mg湿重をHF−3液体培地50ml
に植え込み、85rpmの旋回培養で4週間暗所25℃で培養
した。
その結果、培地および根に含まれるスコポラミン量
は、それぞれ、1.4〜1.9mg、0.5〜2.4mgであった。
実施例2〜4、比較例1〜4 無機窒素濃度を表1に示したように変えた以外は実施
例1と同様にして行った結果を表1に示す。
実施例5 ズボイシア・ライヒハルデイ毛状根クローン計29株
(100mg 湿重)をHF−3培地50mlに植え込み、85rpmの
旋回培養で4週間暗所25℃で培養した。そのうち、スコ
ポラミン漏出量が最も高い値2.0mgとなったDL47−1株
を選抜した。
実施例6 アルカロイドが漏出したと仮定した培地(以下、仮想
培地と略する)として、HF培地に、スコポラミン200mg/
l、ヒヨシアミン200mg/l、ニコチン2mg/lの濃度で溶解
したものを調製した。アンバーライトXAD−2 25mlを
直径20mm、長さ95mmの円筒型カラムに充填し、前記の仮
想培地をポンプを用い流量SV=15で処理した。流出した
画分の各成分について、高速液体クロマトグラフィーで
定量分析し、リーク率を求めた。リーク率5%となった
ときの仮想培地の処理量から、各アルカロイドおよび培
地成分である塩酸チアミンの吸着量を求めた。
その結果、樹脂への吸着量は、ニコチン0.6mg、塩酸
チアミン0.02mgであるのに対し、スコポラミン28mg、ヒ
ヨシアミン48mgであった。
実施例7〜10 吸着樹脂および流量を表2に示したように変えた以外
は、実施例5と同様にして行った結果を表2に示す。
実施例11 スコポラミン28mgを吸着させた25mlのXAD−2を充填
したカラムから流量SV=5でメタノール/アンモニア
(19:1)溶液50mlで溶出したところ、スコポラミン95.7
%が回収された。
実施例12〜14 吸着樹脂、スコポラミン量、流量を表3で示すように
変えた以外は、実施例10と同様にして行った結果を表3
に示す。
実施例15 ズボイシア・ライヒハルデイ毛状根DL47−1株(植え
込み量、15g湿重)を21のHF−3培地でエアーリフト式
培養槽を用い培養した。通気量0.51/分で酸素を底面か
ら通気した。培養槽から、低圧ポンプを用い、流量SV=
15でXAD−2 25mlを充填したカラムに培地を流入し、
溶出液を再び培養槽に戻した。培養期間中ポンプを連続
運転させ、1週間ごとにカラムをはずし、カラムに200m
lのメタノール/アンモニア(19:1)を流し、溶出した
メタノール溶液を回収した。メタノール溶出後のカラム
を500mlの水で洗い、滅菌処理後、再び培養装置に取り
付けた。培養4週間後、カラムからの溶出画分、毛状根
および培地のアルカロイド量を測定した。
その結果、スコポラミン総生産量は511mg(256mg/l)
で、その内訳は、カラム405mg(203mg/l)、毛状根86mg
(43mg/l)、培地20mg(10mg/l)であった。また、ヒヨ
シアミン5mg(2.5mg/l)がカラムに吸着、回収された。
カラムからのメタノール溶出画分のうち、スコポラミ
ン395mgを含む量を測りとり、減圧乾固した。0.5N硫酸4
0mlに溶解後、不溶物を濾過により除去し、アンモニア5
mlを加えpHを10とした。分液ロートに移し、40mlのクロ
ロホルムで2回抽出し、クロロホルム層をとり減圧乾固
し、シロップ状の塩基を得た。1N臭化水素酸塩1.2mlで
中和し、不溶の油状物質を遠心分離で除いた後、上清を
濃縮し、臭化水素酸スコポラミンの結晶423mg(収率、8
4.6%)を得た。
実施例16 毛状根の植え込み量を、30g湿重に変えた以外は、実
施例14と同様にして培養した。その結果、培養6週間
後、カラムからの溶出画分のアルカロイド量は、スコポ
ラミン475mg(238mg/l)、ヒヨシアミン13mg(6.5mg/
l)であった。
〔発明の効果〕
本発明により、ナス科植物の有用成分であるスコポラ
ミンなどのトロパンアルカロイドを、効率よく連続生産
することができる。
本発明によれば、これまでに知られた毛状根培養によ
るトロパンアルカロイド生産の利点(特開昭61−25419
5)に加え、 1) スコポラミンなどのトロパンアルカロイドを、培
地中に高濃度に漏出することができる。
2) トロパンアルカロイドは培地に漏出されるので、
根を収穫し粉砕する煩雑な操作が不要である。
3) 吸着樹脂、特に巨大網状樹脂では、スコポラミ
ン、ヒヨシアミンが選択的に吸着され、ニコチン、培地
成分などは吸着されないので、精製操作が容易になる。
4) 吸着樹脂の交換により、長期間、連続生産でき
る。
5) 培地に漏出したトロパンアルカロイドを連続的に
吸着させ取り出すことにより、毛状根が培地中に漏出す
るアルカロイドの生産量が増す。
という利点がある。
本発明により、4週間の培養で、スコポラミンを161
〜203mg/l、ヒヨシアミンを2.5〜5mg/l程度、また、6
週間の培養で、ヒコポラミンを237mg/l、ヒヨシアミン
を6.5mg/l程度生産することが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:01)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナス科植物にアグロバクテリム・リゾゲネ
    ス(A.rhizogenes)を感染し誘発した毛状根を、アンモ
    ニウムイオンを含ず、25mM〜100mMの硝酸イオンを含む
    培地で培養することにより、トロパンアルカロイドを効
    率よく培地中に漏出させる生産方法。
  2. 【請求項2】ナス科植物が、ズボイシア属植物である第
    1項記載の方法。
  3. 【請求項3】毛状根が培地に漏出したトロパンアルカロ
    イドを、培地外に取り付けた吸着樹脂に培地を流すこと
    により、樹脂に吸着した後回収し、生産することを特徴
    とする請求項1記載のトロパンアルカロイドの製造方
    法。
  4. 【請求項4】ナス科植物が、ズボイシア属植物である第
    3項記載の方法。
  5. 【請求項5】吸着樹脂が、巨大網状構造樹脂である第3
    項記載の方法。
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