JP2704747B2 - 抗葉酸剤 - Google Patents

抗葉酸剤

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JP2704747B2 JP63500078A JP50007887A JP2704747B2 JP 2704747 B2 JP2704747 B2 JP 2704747B2 JP 63500078 A JP63500078 A JP 63500078A JP 50007887 A JP50007887 A JP 50007887A JP 2704747 B2 JP2704747 B2 JP 2704747B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は抗葉酸剤に係わる。さらに詳細には、化学療
法で有用な抗葉酸剤に係わる。 (従来の技術) メトトレキサート(methotrexate)のような抗葉酸剤
が、ここ数年間抗腫瘍剤として使用され、1954年にはメ
トプリン(metoprin:構造式Iで示す化合物、但しR1=C
l、R2=Cl、R3=CH3)が臨床試験に入っている。 この抗腫瘍剤の併用する著しい毒性のため一層の臨床
評価が阻まれているが、ピリメタミン(pyrimethamine:
構造式Iにおいて、R1=Cl、R2=H、R3=C2H5)およ
び、ヂアミノピリミジン(diaminopyrimidine)が開発
され、抗菌剤、抗マラリア剤として固有の種選択性を示
すようになった。 メトプリンと同等またはそれ以上の先天性葉酸代謝抑
制性を持つが、比較的毒性の少ない化合物が開発される
ようになった。この化合物は、腫瘍、乾癬、バクテリ
ヤ、アラリヤ、トリパノソーマ感染の処置に有効な非増
殖剤として興味深いものである。 しかしながら、これらの化合物の中には、国際出願中
の中間体(第WO84/04746号として公開)として開示され
た、アジド置換ピリミジン誘導体のようなものもある。 (発明の内容) 本発明は、第1面において、式Iの新規な化合物また
はその酸付加塩を含んでなり、式中、R1は2〜6個の炭
素原子のアルコキシ基、アラルコキシ基、例えば、ベン
ジルオキシであるか、または置換アミノ基−NRfRgを表
し、ここでRfおよびRgは独立して水素、1〜6個の炭素
原子のアルキル基、またはアルキル部分が1〜6個の炭
素原子を有するアラルキル基であり、ただしRfおよびRg
の双方は水素ではなく、R2はニトロ基を表し、そしてR3
は1〜6個の炭素原子のアルキル基を表し、前記化合物
は抗葉酸剤として治療において有用である。 本発明に従う式Iの化合物において、R1がアルコキシ
基を表すとき、基−OEtおよび−OBunは特に重要であ
り、そしてR1がアラルコキシを表すとき、ベンジルオキ
シは好ましい。存在するとき、アミノ基は一般に1また
は2つのアルキルまたはアラルキル基により置換されて
おり、R1を表す下記の基は特に重要である:−NHMe、−
NHEt、−NHBun、−NHCH2CH2Ph、−NHCH2Ph、−NMeCH2P
h、−N(CH2Ph)、−NEtCH2Ph、−NHCH(Me)Ph。 アルキル基R3に関すると、好ましい化合物において、
メチルおよび殊にエチルは特に重要である。 特に重要である上記において定義された本発明に従う
化合物の多くは、殊に治療における使用のみに限定され
ないが、また、その酸付加塩を包含する、式Iの化合物
として定義することができ、ここで R1は置換アミノ基−NRfRgであり、ここで Rfは水素またはアルキルであり、 Rgは下記構造式IB ,を有するアラルキル基であり、ここでR4、R5およびR6
は独立して水素、アルキル、アルコキシ、ハロ、ニト
ロ、パーフルオロアルキル、−CO2Ra(ここでRaは水
素、アルキル、またはアルコキシアルキルである)、ま
たは−CONRbRc(ここでRbおよびRcの各々はアルキルで
あり、同一であるか、または異なるか、またはRbおよび
Rcの一方は水素であり、そして他方はアルキルであり、
そしてアルキル基が、そのままでまたは他の基、例え
ば、アルコキシ基、の中に存在するとき、1〜6個の炭
素原子を有する。 したがって、1つの特により特定の面において、本発
明は、また、下記式IAの化合物またはその酸付加塩を提
供する: 式IAにおいて、 nは1〜6であり、 Rfは水素またはアルキルを表し、 R4、R5およびR6は、同一であるか、または異なること
ができ、各々は水素、アルキル、アルコキシ、ハロ、ニ
トロ、パーフルオロアルキル、式−CO2Ra(ここでRa
水素、アルキルまたはアルコキシアルキルを表す)の
基、または式−CONRbRc(ここでRbおよびRcは、同一で
あるか、または異なることができ、各々はアルキルを表
すか、またはRbおよびRcの一方は水素であり、そして他
方はアルキルである)の基を表し;そしてR3はアルキル
を表す。 式IAに従う本発明の好ましい化合物において、アルキ
ル基は、そのままでまたは他の基、例えば、アルコキシ
基、の中の部分として存在するとき、一般に特定したよ
うにC1−C6アルキル、典型的にはメチルまたはエチルで
ある。R1は水素、メチル基またはエチル基を、R3は既に
記載したように、1〜6個の炭素原子を有するアルキル
基で、メチル基および特にエチル基が好ましい。ある特
別の領域にある、好ましい化合物では、Rf、R4、R5、R6
の中の少なくとも1つが水素以外であるか、および/ま
たはR4、R5、R6の中の少なくとも1つが水素以外であ
る。R4、R5、R6の中の2つが、共に水素で、他の1つが
水素以外の官能基である時は、前記の他の官能基は好ま
しい化合物では、4位置(即ちバラ位)にくる。このIA
の場合、ハロ置換基としては普通ふっ素か塩素で、パー
フルオロアルキル基としては、普通炭素原子が1〜4個
の例えば−CF3のようなものである。芳香族環に−CO2Ra
がくる場合、普通4位置で、R4とR5は共に水素となる。
Raが水素である時には、この化合物は普通水和物または
他の簡単な付加物の形をとる。Raがアルキル基である時
には、メチル基とエチル基が一般には好ましく、Raがア
ルコキシルアルキル基の場合には、−(CH2−ORd
なる。但し、Rd=炭素原子が1〜4個のアルキル基で、
x=1または2、即ち−CH2CH2−OC2H5のようなものが
好ましい。 −CONRbRc基は、RbとRcの中の1つが、水素である場
合、他方は炭素原子が1〜4個のアルキル基で、例えば
メチル基またはエチル基となる。この場合、一般には、
n=1である。 特に興味深い構造式IAの化合物としては、R4、R5、R6
の中の少なくとも1つが水素以外の下記のものとなる。 化合物(f)は、普通水和物の形をとる。また、化合
物(e)、(l)、(n)は少なくとも特別興味深いも
のであり、特に化合物(l)は腫瘍処理用として興味深
いものである。 本発明に基づく化合物は、一般にはニトロピリメタミ
ン(nitropyrimethamine)即ちIC を塩素を必要とするR1で置換することによって調整され
る。 R1がアルコキシ基(またはアラルコキシ基)の場合、
得られた化合物は国際出願第WO84/04746号に公開され、
中間体としてその用途が開示されたものとなる。しかし
ながら、R1がモノまたはジ置換アミノ基、即ち−NRfRg
(但し、RfとRgは前述のように、水素またはアルキル基
またはアラルキル基のような置換基)の場合には、本発
明のもう一つの特徴に基づき、構造式ICで示されるよう
なニトロピリメタンを、構造式RfRgNHの化合物で処理す
ることによって得られる。 この反応は溶媒追加をしないで加熱した場合に時とし
て起こり、試薬RfRgNHは反応剤と溶媒の両方の作用をす
る。また、特に構造式IAの化合物の調製のような別の場
合には、一般にこの反応はメタノール、エタノールまた
は2エトキシエタノールのようなアルコール極性溶媒中
で、さらに一般には加熱して行なわれる。 本発明の別の特徴に基づけば、構造式IAの化合物は構
造式ICの化合物を次のような構造式IDの化合物と反応さ
せることによって調製される。ここで、n、Rf、R4
R5、R6は前記の通りである。 ある場合に、化合物IDがベンジルアミンである時は、
対応するベンジルアミドを、先ず非水溶液中でリチウム
・アルミニウム・ハイドライドのようなハイドライドで
処理し、自己還元させて調製してもよい。このベンジル
アミドは、ベンゾイル・クロライドをアルキル・アミン
と反応させると得られる。 本発明に基づく構造式IおよびIAの化合物の酸付加塩
は、別の酸付加塩も本発明の範囲内にあるけれども、特
に薬学上好ましいものである。例えば、下記のような酸
から誘導される塩が好適である。:塩酸、臭素酸、硫
酸、硝酸、イセチオン酸、燐酸、マレイン酸、サリチル
酸、パラ・トルオール・スルフォン酸、酒石酸、くえん
酸、ラクトビオン酸、ぎ酸、マロン酸、パントテン酸、
琥珀酸、ナフタレン−2−スルフォン酸、ベンゼン・ス
ルフォン酸、メタンスルフォン酸、エタンスルフォン
酸。薬学的効果の点から好ましい塩はエタンスルフォン
酸塩である。 この塩は、水のような極性溶媒中で、また必要なら加
熱させて反応させると、酸と遊離塩基から得られる。 本発明の化合物は、哺乳動物や他の生物体系中で先天
性葉酸代謝(DHFR)を抑制し、抗腫瘍性を有することが
知られている。この化合物が脂肪親和性である限り、例
えば中央神経系におけるような、腫瘍および悪性疾患の
極性薬剤を近付けない処理に特に興味深いものがある。
また、この化合物は、抗腫瘍性、抗乾癬性、抗菌性およ
び抗マラリヤ性に関しても興味深い。例えば、抗腫瘍性
は、複水腫瘍を有する哺乳動物の腫瘍細胞数の減少と、
それに関連する生存部分中の増加を、無処理群と比較評
価して行なう。抗腫瘍性は、さらに本発明に基づく化合
物による下記のような処理を、無処理動物の腫瘍と対比
して評価する。即ち、本発明の構造式Iの化合物がネズ
ミの腫瘍ラインから、リンパ球性の白血病P388、リンパ
球性白血病L1210、メロンチック・メロノーマB16、結腸
38、TLX5リンパ種、W3129骨髄腫、ウォーカ256、M5細網
細胞肉腫に有効であるとみなされているがそれに限定さ
れるものではない。 上述したように、本発明に基づく前記化合物は、腫
瘍、乾癬、マラリヤまたはトリパノソーマおよび細菌感
染の処理に興味深いものがある。従って、本発明は腫瘍
または乾癬、トリパノソーマまたはバクテリヤ性疾患を
有する患者の処理法を提供するものである。この目的の
ために、構造式Iの化合物またはその酸付加塩の有効、
非毒性量を適宜、経口、非経口(皮下、筋肉および静脈
を含む)または局部投与すればよい。この投与は普通、
例えば1日1回または数回のように、一定期間ごとに繰
り返して行なう。 本発明に基づき、これまで定義したように、構造式I
の化合物の使用量は、治療哺乳動物に対して抗腫瘍剤、
抗乾癬剤、抗菌剤または抗トリパノソーマ剤として有効
となるように要求されているが、勿論特別な場合には、
哺乳動物を治療する診断医または診断獣医の裁量に窮極
的には任され、変化する。例えば内科医のような診断医
の考える因子としては、投与場所、薬剤組成、哺乳動物
の体重、表面積、年齢および一般的状態、投与する特殊
な塩等がある。しかしながら、適切な有効抗腫瘍剤投与
量は、体重1Kg当たり約1〜75mgの範囲内で、好ましく
は体重1Kg当たり約5〜40mgであり、さらに好ましくは
体重1Kg当たり10〜30mgの範囲内である。例えば、毎日
の治療の場合、全投与は1回投与、2〜6回までの多数
回投与、または静脈注射等、それぞれの選択した方法で
行なえばよい。例えば、体重75Kgの哺乳動物の場合、投
与量の範囲は1日当たり約75〜500mgで、代表的なもの
としては普通1日約100mgである。もし不連続の多数回
投与を選んだなら、上記の構造式Iの化合物約50mgを、
1日4回、錠剤、カプセル、液状(例えばシロップ状)
または注射で投与する治療が代表的なものであろう。 これらの構造式Iの化合物の活性は普通遊離塩基にあ
り、従って酸付加塩に関与する酸の性質はそれほど重要
性がない。しかし、医薬として使用する時、これらの構
造式Iの化合物の塩は普通、薬理学的および薬学的に受
容性があるが、非薬理学的および非薬学的受容性塩は一
般に遊離活性化合物、またはその薬学的受容塩の製造に
簡便に使用でき、本発明の範囲から外れるものではな
い。 〔前述の置換基を持つ構造式Iの化合物とここで定義
する〕本発明に基づく活性化合物は純粋化学薬品として
のみ投与されたが、この活性化合物を薬学的組成物とす
ることが好ましい。医薬用には、本発明の組成物は1種
以上の薬学的受容性キャリヤと、また時には他の治療用
成分と併用する。このキャリヤは、組成物の他の成分と
共存性があり、その受容体に有害性のないという意味で
薬学的受容性のあるものでなければならない。 従って、本発明はさらに前述したような置換基を有す
る構造式Iの化合物(遊離塩基または薬学的受容性のあ
る酸付加塩の形をした)とその薬学的受容性のあるキャ
リヤとを包含する薬学的組成物を提供するものである。 このような組成物は、経口、直腸、局所または(皮
下、筋肉または静脈を含む)非経口投与に適したものを
も包含する。 この組成物は、単独投与の形で簡便に使用しても、ま
た薬剤技術上公知の方法で調製してもよい。活性化合物
を、1種以上の補助成分を構成するキャリヤと共存させ
る工程には、一般に凡ゆる方法が包含されている。普
通、この組成物は活性化合物と液体キャリヤまたは微粉
砕固体キャリヤまたはその両者と均一に十分に混合し、
次いで必要なら所望の形に成形させて調製されている。 経口投与に適した本発明の組成物は、カプセル、カシ
ュ剤(cachets)、錠剤またはトローチ剤のような別々
の塊として提供され、それぞれの塊は所定量の活性化合
物を含んだ粉末または粒状、またはシロップ状の水溶液
または非水溶液状懸濁液として、またはエキシル、エマ
ルジョンまたは頓服水として提供される。錠剤は、適当
な機械で粉末状活性化合物と適当なキャリヤの混合物を
成形させて作ることができる。 また、シロップは、活性化合物を例えば蔗糖のような
砂糖の濃厚水溶液に加えて作るが、更に若干の補助成分
をこれに加えてもよい。このような補助成分としては、
味付け剤、砂糖の結晶化遅延剤またはその他の成分の溶
解性促進剤−−例えば、グリセリンやソルビトールのよ
うな多価アルコール−−がある。 直腸投与用組成物は、ココア・バターのような通常の
キャリヤを有する坐薬として提供されている。 非経口投与に適した組成物は、普通好ましくは受容者
の血液と等張性の、活性化合物の無菌水による調製物よ
りなるものである。 前記の成分の他、本発明の組成物は、例えば軟膏剤、
クリーム等が希釈剤、緩衝剤、味付け剤、結合剤、表面
活性剤、濃稠剤、潤滑剤、(酸化防止剤を含む)貯蔵安
定剤等から選ばれた1種以上の補助成分を包含していて
もよい。 従って、本発明の別の特徴は、以上述べた置換基を有
する構造式Iの化合物とその酸付加塩を使用して、哺乳
動物の抗腫瘍、抗乾癬、抗菌、抗マラリヤおよび/また
は抗トリパノソーマ感染の処理用に医薬を調製すること
も包含する。 中でも、本発明は、ここに述べたそれぞれの新規な特
徴またはその組合せを包含し、本発明の別の特徴として
は以下のようなことを、原則的にではあるが排外的でな
く広範に包含する。 (1) 治療用または医薬用、および抗腫瘍剤、抗乾癬
剤、抗マラリヤ剤、抗菌剤、抗トリパノソーマ剤等用の
医薬調製用として以上に定義した置換基を有する構造式
Iの化合物。 (2) 以上に定義した構造式IまたはIAの新規な化合
物。 (3) 以上に定義した構造式IまたはIAの新規な化合
物の製造方法、およびこの方法を実施する際に得られる
新規な中間体の製造工程。 (4) 以上に定義した構造式IまたはIAの化合物と医
学的受容キャリヤとを包含する医薬組成物。 (5) 前記(4)項に定義した医薬組成物を上記の方
法で製造する工程。 (好ましい実施例) 以下の実施例および好ましい化合物の調製のための合
成経路、手順の記載は、本発明の内容を明瞭化するもの
であるが、何ら制約するものではないと解釈すべきであ
る。 実施例1: 2,4−ジアミノ−5−(4−メチルアミノ−3−ニトロ
フェニル)−6−エチル・ピリミジン[化合物1] 2,4−ジアミノ−5−(4−クロロ−3−ニトロフェ
ニル)−6−エチル・ピリミジン(ニトロピリメタミ
ン)10gのメチルアミン水溶液(40%、200ml)懸濁液
を、48時間環流加熱し、さらに24時間と36時間後にメチ
ルアミン溶液(100ml)を追加した。オレンジ色が徐々
に広がり、出発物質の消費をTLCで監視した。冷却後、
水で希釈し、結晶を集め、含水DMFで再結晶させて、オ
レンジ色、プリズム状の2,4−ジアミノ−5−(4−メ
チルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−エチル・ピリ
ミジン(9.0g、収率92%)を得た。この物の融点は262
〜265℃、元素分析値はC=53.9、H=5.9、N=29.3%
で、理論値はC=54.2、H=5.6、N=29.2%であっ
た。 実施例2: 2,4−ジアミノ−5−(4−エチルアミノ−3−ニトロ
フェニル)−6−エチル・ピリミジン[2] ニトロピリメタミン(10g)のエチルアミン水溶液(7
0%、200ml)懸濁液を48時間環流加熱し、さらに24時間
と36時間後にエチルアミン水溶液を(100ml)追加し
た。オレンジ色が徐々に広がり、出発物質の消費をTLC
で監視した。冷却後、水で希釈し、結晶を集め、含水DM
Fで再結晶化して、オレンジ色、プリズム状の2,4−ジア
ミノ−5−(4−エチルアミノ−3−ニトロフェニル)
−6−エチル・ピリミジン(9.0g、収率87%)を得た。
この物の融点は275〜276℃で、元素分析値はC=55.6、
H=5.9、N=28.0%で、理論値はC=55.6、H=6.0、
N=27.8%であった。 実施例3: 2,4−ジアミノ−5−(4−ジメチルアミノ−3−ニト
ロフェニル)−6−エチル・ピリミジン[3] ニトロピリメタミン(2g)のDMF溶液(10ml、浴温度9
4℃)に5分間以上かけて2−アミノエタノール(0.84
g)を滴下し、この混合液をその温度で一夜撹拌した。
得られた深紅色の液体を冷却し、水(50ml)で希釈し
て、4℃で一夜放置し、赤色の結晶を沈降させ、これを
集めて含水DMFで再結晶化して、オレンジ色、プリズム
状の2,4−ジアミノ−5−(4−ジメチルアミノ−3−
ニトロフェニル)−6−エチルルピリミジン(1.8g、収
率87%)を得た。この物の融点は256〜258℃で、元素分
析値はC=55.6、H=5.9、N=27.8%で、理論値はC
=55.6、H=5.9、N=27.8%であった。 実施例4: 2,4−ジアミノ−5−(4−ジメチルアミノ−3−ニト
ロフェニル)−6−エチルピリミジン[3] ニトロピリメタミン(10g)のジメチルアミン水溶液
(40%、200ml)懸濁液を48時間環流加熱し、さらに24
時間と36時間後にジメチルアミン(100ml)を追加し
た。オレンジ色が広がり、出発物質の消費をTLCで監視
した。冷却後水で希釈し、結晶を集めて、含水DMFで再
結晶化し、オレンジ色、プリズム状の2,4−ジアミノ−
5−(4−ジメチルアミノ−3−ニトロフェニル)−6
−エチルピリミジン(7.0g、収率60%)を得た。この物
の融点は256〜257℃で、元素分析値はC=55.6、H=5.
9、N=27.4%で、理論値はC=55.6、H=5.9、N=2
7.8%であった。 実施例5: 2,4−ジアミノ−5−(4−n−ブチルアミノ−3−ニ
トロフェニル)−6−エチルピリミジン[4] ニトロピリメタミン(10g)のn−ブチルアミン(30m
l)懸濁液を4時間環流加熱し、得られた深紅色の液を
冷却後、水で希釈し、12時間放置した。この時赤色の結
晶が沈降し、これを集め、2−エトキシエタノール水溶
液で再結晶化させて、深紅色、板状の2,4−ジアミノ−
5−(4−n−ブチルアミノ−3−ニトロフェニル)−
6−エチルピリミジン(11.0g、収率95%)を得た。こ
の物の融点は252〜254℃で、元素分析値はC=58.2、H
=6.8、N=25.5%で、理論値はC=58.2、H=6.7、N
=25.5%であった。 実施例6: 2,4−ジアミノ−5−(4−ベンジルアミノ−3−ニト
ロフェニル)−6−エチルピリミジン[5] ニトロピリメタミン(2g)のベンジルアミン溶液(20
ml)を4時間煮沸し、冷却後エタノール(50ml)中へ投
入した。析出物をエーテルで洗浄し、次いで水で洗浄し
た後、2−エトキシエタノールで再結晶化して、赤色、
マイクロプリズム状の2,4−ジアミノ−5−(4−ベン
ジルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミ
ジン(1.8g、収率73%)を得た。この物の融点は253〜2
55℃で、元素分析値はC=63.0、H=5.8、N=23.3%
で、理論値はC=62.6、H=5.5、N=23.1%であっ
た。 実施例7: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−N−メチルベ
ンルアミノ−3−ニトロフェニル)ピリミジン[6] ニトロピリメタミン(2g)のN−メチルベンジルアミ
ン(20ml)溶液を4時間煮沸し、冷却後エーテル(50m
l)中に投入した。得られた析出物をエーテルで洗浄
し、次いで水で洗浄した後、エトキシエタノール水溶液
で再結晶化し、赤色、マイクロプリズム状の2,4−ジア
ミノ−6−エチル−5−(4−N−メチルベンジルアミ
ノ−3−ニトロフェニル)ピリミジン(2.3g、収率91
%)を得た。この物の融点は210〜211℃で、元素分析値
はC=63.5、H=6.1、N=22.3%で、理論値はC=63.
5、H=5.8、N=22.2%であった。 実施例8」 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−N−エチルベ
ンジルアミノ−3−ニトロフェニル)ピリミジン[7] ニトロピリメタミン(2g)のN−エチルベンジルアミ
ン溶液(20ml)を4時間煮沸させ、冷却後エーテル(50
ml)中に投入した。得られた析出物をエーテルと水で洗
浄し、次いでエトキシエタノール水溶液で再結晶化して
赤色、マイクロプリズム状の2,4−ジアミノ−6−エチ
ル−5−(4−N−メチルベンジルアミノ−3−ニトロ
フェニル)ピリミジン(2.3g、収率86%)を得た。この
物の融点は214〜216℃で、元素分析値はC=64.2、H=
6.2、N=21.1%で、理論値はC=64.3、H=6.1、N=
21.4%であった。 実施例9: 2,4−ジアミノ−5−(4−ジベンジルアミノ−3−ニ
トロフェニル)−6−エチルピリミジン[8] ニトロピリメタミン(2g)のジベンジルアミン(20m
l)溶液を4時間煮沸し、冷却後エーテル(50ml)中に
投入した。得られた析出物をエーテルで、次いで水で洗
浄した後、エトキシエタノール水溶液で再結晶化して、
赤色、マイクロプリズム状の2,4−ジアミノ−5−(4
−ジベンジルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−エチ
ル−ピリミジン(1.5g、収率49%)を得た。この物の融
点は197〜199℃で、元素分析値はC=68.6、H=5.6、
N=18.3%で、理論値はC=68.7、H=5.7、N=18.5
%であった。 実施例10: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−(±)−α−
メチルベンジルアミノ−3−ニトロフェニル)−ピリミ
ジン[9] ニトロピリメタミン(2g)の(±)−α−メチルベン
ジルアミン(20ml)溶液を4時間煮沸し、得られた析出
物をエーテルで、次いで水で洗浄し、その後酢酸エチル
で再結晶化させて、赤色、マイクロプリズム状の2,4−
ジアミノ−6−エチル−5−(4−(±)−α−メチル
ベンジルアミノ−3−ニトロフェニル)−ピリミジン
(2.2g、収率85%)を得た。この物の融点は208〜210℃
で、元素分析値はC=63.5、H=5.9、N=22.2%で、
理論値はC=63.5、H=5.8、N=22.2%であった。 実施例11: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(3−ニトロ−4−
フェネチルアミノフェニル)−ピリミジン[10] ニトロピリメタミン(5g)とフェネチルアミン(20m
l)の混合物を4時間煮沸し、冷却後エーテル(100ml)
中に投入した。析出物をエーテルで、次いで水で洗浄
し、この後エトキシエタノール水溶液で再結晶化して赤
色針状の2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(3−ニト
ロ−4−フェネチルアミノフェニル)−ピリミジン(4.
5g、収率70%)を得た。この物の融点は222〜225℃で、
元素分析値はC=63.7、H=6.2、N=22.4%で、理論
値はC=63.5、H=5.8、N=22.2%であった。 実施例12: 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジルアミノ
−3−ニトロフェニル)−6−メチル・ピリミジン[1
1] 2,4−ジアミノ−5−(4−クロロ−3−ニトロフェ
ニル)−6−メチル・ピリミジン(0.01モル当量)をN
−メチルベンジルアミン(15ml)と150℃で2時間加熱
し、この混合物をエーテル(50ml)中に投入し、得られ
た固体を集めて、エーテルで洗浄し、2−エトキシエタ
ノール水溶液で再結晶化させた。 実施例13: 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジルアミノ
−3−ニトロフェニル)−6−メチルピリミジン/エタ
ン・スルフォン酸塩[12] 上記の化合物のピリミジン遊離塩基(0.4g)を水(5m
l)中に懸濁させ、エタン・スルフォン酸(0.13g、1.1
モル当量)を加えた。この混合物を、さらに水を加えな
がら完全に溶解するまで、静かに煮沸した。この溶液を
冷却させて、赤色の固体(0.5g)を集め、水で再結晶化
して、オレンジ色の微結晶(0.4g、収率77%)を得た。
この物の融点は253〜254℃(分子量測定値=364)で、C
19H20N6O2(遊離塩基)の分子量は364であった。また、
元素分析値はC=53.04、H=5.52、N=17.65%で、C
21H26N6SO5の理論値はC=53.16、H=5.49、N=17.72
%であった。 実施例14および14a: 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジルアミノ
−3−ニトロフェニル)−6−エチル・ピリミジン[化
合物13]、および2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチ
ルベンジルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−エチル
・ピリミジン/エタン・スルフォン酸塩[14] このピリミジン遊離塩基(メトベンツァプリム;MBP=
methobenzaprim)は、2,4−ジアミノ−5−(4−クロ
ロ−3−ニトロフェニル)−6−エチル・ピリミジン
[ニトロピリメタミン」を用いる以外は実施例12と同じ
方法で製造できる。2−エトキシエタノールからの再結
晶化で収率=91%、融点=210〜211℃で(元素分析値は
C=63.5、H=6.1、N=22.3%で、理論値はC=63.
5、H=5.8、N=22.2%で)あった。エタン・スルフォ
ン酸塩を得るため、この化合物(1.0g)を水(5ml)中
に懸濁させ、エタン・スルフォン酸(1.1モル当量)を
加えた。この混合物にさらに水を加えながら完全に溶解
するまで静かに煮沸した。得られた溶液を冷却させて、
赤色の固体を集め、水で再結晶化してオレンジ色の微結
晶(1.1g、収率85%)を得た。この物の融点は242〜243
℃(分子量測定値は378)であった。C20H22N6O2(遊離
塩基)の分子量の理論値は378である。 実施例15: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N−(4−
メトキシカルボニルベンジル)−N−メチルアミノ]−
3−ニトロフェニル}ピリミジン[15] 4−(メチルアミノメチル)安息香酸メチル(1.06
g、6ミリモル)、ニトロピリメタンミン(1)(860m
g、3ミリモル)、トリエチルアミン(0.8ml、9ミリモ
ル)および2−エトキシエタノール(10ml)を72時間環
流下に煮沸させた。得られた暗赤褐色の粘稠な液体をカ
ラム・クロマトグラフ(シリカ、クロロフォルム95%、
メタノール5%)にかけ、減圧下で、溶媒を除去して、
黄色、油状のものを得、石油エーテル中で粉砕してオレ
ンジ色の固体(190mg)を得た。核磁気共鳴吸収(NMR)
および顕微鏡(MS)測定で2種の化合物の存在が認めら
れた。この化合物をメタノール(30ml)中で濃硫酸(0.
5ml)と6時間環流下に煮沸し、メタノールを減圧除去
し、得られた固体を10%炭酸カリウム水溶液で処理し、
酢酸エチル(3×50ml)で抽出した。得られた酢酸エチ
ル相を芒硝で乾燥させ、濾過して、溶媒を減圧除去し、
オレンジ色の粉末(160mg、収率6%)を得た。この物
の融点は198〜200℃であり、元素分析値はC=60.34、
H=5.77、N=18.90%で、C22H24N6O4の理論値はC=6
0.55、H=5.50、N=19.27%であった。 実施例16: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−{N−[4−
(2−エトキシエトキシ)−カルボニルベンジル]−N
−メチルアミノ}−3−ニトロフェニル)−ピリミジン
[16] 4−(メチルアミノメチル)安息香酸−2−エトキシ
エチル(10.7g)、ニトロピリメタミン(3.5g、12ミリ
モル)および2−エトキシエタノール(10ml)を20時間
環流下で煮沸した後、溶媒を減圧除去した。得られた暗
赤色の油状物をカラム・クロマトグラフ(シリカ、クロ
ロフォルム90%、メタノール10%)にかけ、溶媒を減圧
除去した。ヂエチルエーテル中で粉砕し、2−エトキシ
エチル・エステルの黄色の粉末(180mg)を得た。この
物の融点は114〜116℃で、元素分析値はC=60.55、H
=6.08、N=17.17%で、C25H30N6O5の理論値はC=60.
73、H=6.07、N=17.00%であった。 実施例17: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N−(4−
メトキシベンジル)−N−メチルアミノ]−3−ニトロ
フェニル}−ピリミジン[17] n−メチル−4−メトキシベンジルアミン(4.07g、2
7ミリモル)、ニトロピリメタミン(2.0g、6.8ミリモ
ル)および2−エトキシエタノール(20ml)を12時間環
流下に煮沸し、この混合物をジエチル・エーテルに投
入、冷却後濾過してオレンジ色の粉末を得た。これを水
で洗浄し、乾燥させて、2−エトキシエタノール水溶液
で結晶化し、オレンジ色の粉末(680mg、収率24.5%)
を得た。 この物の融点は201〜203℃で、元素分析値はC=61.6
1、H=5.97、N=20.44%で、C21H24N6O3の理論値はC
=61.76、H=5.88、N=20.59%であった。 実施例18: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N−(4−
メトキシベンジル)−アミノ]−3−ニトロフェニル}
−ピリミジン[18] 4−メトキシ・ベンジルアミン(3.6g、27.2ミリモ
ル)、ニトロピリメタミン(2.0g、6.8ミリモル)およ
び2−エトキシエタノール(15ml)を12時間環流下に加
熱し、得られた溶液をジエチル・エーテル中に投入し
て、濾過し、水で洗浄した。得られたオレンジ色の粉末
を2−エトキシエタノール水溶液で結晶化して、赤色の
結晶(930mg、収率35%)を得た。この物の融点は241〜
242℃で、元素分析値はC=60.76、H=5.74、N=21.5
9%で、C20H22N6O3の理論値はC=60.91、H=5.58、N
=21.32%であった。 実施例19: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−{N−[4−
(N−メチルカルバモイル)−ベンジル]−N−メチル
アミノ}−3−ニトロフェニル)−ピリミジン[19] N−メチル−4−(メチルアミノメチル)ベンツアミ
ド(2.56g、14.4ミリモル)、ニトロピリメタミン(2.1
g、7.2ミリモル)および2−エトキシエタノール(25m
l)を6時間環流下に煮沸し、反応混合物を水中に投入
し、冷蔵庫中で冷却した。析出物を濾過し洗浄して薄い
オレンジ色の粉末(800mg、収率26%)を得た。 実施例20: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N−(4−
カルボキシベンジル)−N−メチルアミノ]−3−ニト
ロフェニル}−ピリミジン/モノハイドレート[20] メチル・エステル(0.92g、2.11ミリモル)と苛性ソ
ーダ(500mg、12.5ミリモル)をメタノール(25ml)中
で16時間環流下に煮沸し、反応混合物を室温まで冷却し
た後、濃塩酸を滴下して、pH=6.0とする。得られた析
出物を濾過し、メタノールで洗浄してオレンジ色の粉末
(720mg)を得た。これを水に懸濁させ、エタン・スル
フォン酸(0.21g、1.88ミリモル)水溶液に溶かして煮
沸した。冷却して得られる黄色の析出物を濾過し、水で
結晶化して、黄色の粉末(410mg、収率44%)を得た。
この物の融点は244〜246℃で、元素分析値はC=56.8
8、H=5.43、N=18.90%で、C21H24N6O5の理論値はC
=57.27、H=5.45、N=19.10%であった。 実施例21〜28: 下記の化合物(21〜28)を方法A、BまたはCに従っ
て調製した。 方法:A 2,4−ジアミノ−5−(4−クロロ−3−ニトロフェ
ニル)−6−エチル・ピリミジン(=ニトロピリメタミ
ン;1)(0.01モル当量)を適当なベンジルアミン(15m
l)と150℃で2時間加熱する。反応混合物をエーテル
(50ml)中に投入し、得られた固体を集めて、エーテル
で洗浄し、2−エトキシエタノール水溶液で結晶化し
た。 方法:B ニトロピリメタミン(0.01モル当量)、2−クロロベ
ンジルアミン(10ml)および2−エトキシエタノール
(10ml)を10時間煮沸し、得られた赤色の溶液をエーテ
ル(50ml)で希釈し、得られたオレンジ色の生成物、2,
4−ジアミノ−5−[4−(2−クロロベンジルアミ
ノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチル・ピリミジン
[21]を集めた(収率55%)。この物の融点は243〜244
℃で、分子量測定値は398で、これはC19H19ClN6O2の理
論値と一致した。 方法:C ニトロピリメタミン(0.01モル当量)、置換ベンジル
アミン塩酸塩(0.04モル当量)、トリエチルアミン(0.
04モル当量)および2−エトキシエタノール(30ml)を
10時間環流加熱した。反応混合物をエーテル(50ml)中
に投入し、生成物を集めて、最初エーテルで、次いで水
で洗浄した。2−エトキシエタノール水溶液から結晶化
してジアミノピリジンを得た。 以下の製品は方法Aで製造した。 2,4−ジアミノ−5−[4−(4−クロロベンジルアミ
ノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチル・ピリミジン
[22] 4−クロロベンジルアミンより調製(収率75%)。こ
の物の融点は247〜248℃で、分子量測定値は398(40
0)、C19H19ClN6O2の理論値は分子量398(400)であっ
た。また、元素分析値はC=56.1、H=4.8、N=21.1
%で、C19H19ClN6O2の理論値はC=57.2、H=4.7、N
=21.1%であった。 2,4−ジアミノ−5−[4−(4−メチルベンジルアミ
ノ)−3−ニトロフェニル}−6−エチル・ピリミジン
[25] 4−メチルベンジルアミンより調製(収率85%)。こ
の物の融点は237〜238℃で、元素分析値はC=63.25、
H=5.9、N=22.55%で、C20H22N6O2の理論値はC=6
3.4、H=5.8、N=22.2%であった。 2,4−ジアミノ−5−[4−(4−フルオロベンジルア
ミノ)−3−ニトロフェニル}−6−エチル・ピリミジ
ン[24] 4−フルオロベンジルアミンより調製(収率60%)。
この物の融点は232〜233℃で、分子量測定値は424で、C
21H22N6O4の分子量理論値は424であった。また、元素分
析値はC=59.6、H=5.85、N=18.5%で、C21H22N6O4
の理論値はC=55.6、H=5.9、N=27.8%であった。 以下の製品は方法Bで製造した。 2,4−ジアミノ−5−[3−ニトロ−4−(4−トリフ
ルオロメチル・ベンジルアミノ)フェニル]−6−エチ
ル・ピリミジン[28] (収率40%)。この物の融点は253〜254℃で、分子量
測定値は432で、C20H19N6O2の理論値は432であった。 以下の製品は方法Cで製造した。 2,4−ジアミノ−5−[4−(3,4−ジクロロベンジルア
ミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチル・ピリミジ
ン[23] 3,4−ジクロロベンジルアミン塩酸塩より調製(収率6
5%)。この物の融点は244〜245℃で、分子量測定値は4
33で、C19H18ClN6O2の分子量理論値は433であった。 2,4−ジアミノ−5−[4−(2,4,6−トリメトキシベン
ジルアミノ)−3−ニトロフェニル)−6−エチル・ピ
リミジン[27] 2,4,6−トリメトキシベンジルアミン塩酸塩より調
製。この物の分子量測定値は454で、C22H26N6O5の分子
量理論値は454であった。 実施例29: 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−{N−[4−
フルオロベンジル]−N−メチルアミノ}−3−ニトロ
フェニル)−エチル・ピリミジン[29] この化合物は、4−フルオロ−N−ベンジルアミンか
ら出発して4−フルオロ−N−メチルベンジルアミンを
経て調製した。即ち、 4−フルオロベンゾイルクロライド(25g)をメチル
アミン水溶液(40w/v%、250ml)に0℃で30分以上撹拌
しながら滴下する。この混合物を室温で12時間撹拌し、
容量を半分まで濃縮させ、得られた結晶析出物を集めて
水で再結晶化し、無色針状のN−メチルベンツアミド
(24.1g、収率89.1%)を得た。この物の融点は131〜13
2℃であった。 リチウム・アルミニウム・ハイドライド(10g)の乾
燥テトラヒドロフラン(250ml)溶液に撹拌しながら、
前記の4−フルオロ−N−メチルベンツアミド(21.6
g)の乾燥テトラヒドロフラン(150ml)溶液を室温下で
1時間以上をかけて滴下する。この混合物を環流下徐熱
して沸騰させ、TLC法で出発物質の存在を確認した。こ
の混合物を冷却した後、水(10ml)を2時間以上かけて
注意しながら加え、次いで苛性ソーダの2モル溶液(30
ml)を、最後に再び水(10ml)を加え、懸濁液をさらに
30分間撹拌した後、セライトを通して固体を濾別した。
濾液を減圧下に乾燥気化させ、残渣を酢酸エチル(200m
l)に再度溶解し、芒硝で乾燥させた後、酢酸エチルを
除去して、淡黄色の油状をしたN−メチルベンジルアミ
ン(14.3g、収率72.6%)を得、これ以上は精製しない
で次の合成に使用した。 ニトロピリメタミン(2g)を前記4−フルオロ−n−
メチルベンジルアミン(5g)の2−エトキシエタノール
溶液(5ml)に加え、反応混合物を160℃の油槽中で12時
間撹拌加熱し、TLC法で反応の進行を確認した。オレン
ジ色の混合物を冷却し、ジエチルエーテル(100ml)中
に投入して、4℃で12時間放置し、析出したオレンジ色
の固体を集めてエーテル(3×100ml)で洗浄した後、
水(2×100ml)で洗浄して、黄色の粉末(1.5g、収率5
5.6%)を得た。 得られたフルオロベンジル・ピリミジン遊離塩基を次
のようにして対応するエタン・スルフォン酸塩にした。
即ち、エタン・スルフォン酸(0.24g)をこの遊離塩基
(0.8g)の水懸濁液(10ml)に加え、混合物を沸騰する
まで加熱して溶解させた。冷却後、析出した黄色の固体
を集め、水で2度再結晶化して、オレンジ色の粉末エタ
ン・スルフォン酸塩(0.46g、収率45%)を得た。この
物の元素分析値はC=52.07、H=5.52、F=3.90、N
=17.21%で、C22H27FN6O5Sの理論値はC=52.17、H=
5.34、F=3.75、N=16.60%であった。 これまでの実施例による化合物についてDHFR(先天性
葉酸代謝)抑制試験、P388白血病およびL1210細胞に対
する細胞毒性試験を試験管中で行なった。その中の幾つ
かの結果を第I〜VII表に示す。また、下記の方法と材
料を使用した。 A)化合物の溶解: 抑制剤貯蔵液は、各化合物を水、0.1モル塩酸または
エタノールに溶解して最終濃度が1×10-3モルとなるよ
うにして作成した。これらの化合物の溶解が困難な場合
には、混合物を湯浴中で40℃に加温して溶解した後、必
要濃度に希釈した。どの溶液も実験の前日に調製し、使
用前は4℃の暗所に貯蔵した。 この貯蔵液を必要なら使用前に即時希釈して、所定の
抑制剤濃度とした。さらに希釈して最終反応混合物と
し、最高溶媒濃度が塩酸、エタノールについては、それ
ぞれ5×10-3および1.1×102モルとした。この溶媒濃度
ではDHFR性に何ら悪影響のないことが認められた。 B)DHFR(先天性葉酸代謝)試験: B−1)部分精製DHFRの調製 部分精製酵素は、ジェー・アール・ベルチノとジー・
エー・フィッシャー(J.R.Bertino & G.A.Fischer:Met
h.Med.Res.;1964,10,297)の方法に従って調製した。即
ち、2匹の雄ウィスター・ラットを殺して、肝臓を迅速
に取り出し、水洗して血液を洗い落とす。この後、凡て
の手作業を4℃で行なう。即ち、肝臓(30.7g)をワー
リング・ブレンダー(Waring Blender)に移して約8倍
の水を加え(最終容量は約300ml)、混合物を30秒間隔
で2分間ホモジナイズさせ、それぞれのホモジナイジン
グを約20,000Gで、20分間遠心分離し、ペレットは廃棄
した。表面に浮いた液体を希酢酸(最初は1.0モルで、
最後は0.1モル)でpH=5.1に調製し、27,000Gで、さら
に20分間遠心分離した後、清澄なワイン・レッドの溶液
を(直径2.5cmの)ビスキング管(Visking tubing)に
移して0.01モルの酢酸ソーダ緩衝溶液で12時間透析し
た。この透析液を試験用に用いたが、もし濁っていた
ら、27,000Gで20分間再遠心分離した。この清澄液を滅
菌したプラスチックの栓付き試験管(10ml)に移し、使
用するまで−10℃に貯蔵した。この方法で凍結貯蔵した
酵素調製物は、12か月後でもDHFR性に著しい低下を示さ
なかった。 B−2)試薬液の調製 0.15モルの燐酸塩緩衝液(pH=7.0)を凡てのDHFR試
薬に使用し、オルソ燐酸2水素カリウム(10.21g)を水
(約300ml)に溶解し、この液を苛性カリでpH=7.0に調
節し、水で500mlに希釈して調製した。この緩衝液は菌
生長を防ぐため4℃に保存し、3日後には廃棄した。 2−カプトエタノール液(0.25モル)は、2−カプト
エタノール(1.75ml)を水で溶かして100mlにし、使用
するまで4℃の暗所に貯蔵した。 ジヒドロ葉酸塩溶液(1mg/ml、2ミリモル)は、使用
直前にジヒドロ葉酸塩を0.23モルの2−カプトエタノー
ル液に懸濁させ、1モル苛性ソーダ液を滴下しながら完
全に溶解するまで激しく撹拌する。この溶液0℃に貯蔵
した。 NADPH水溶液(2mg/ml、2.0ミリモル)は、使用直前に
調製し、0℃に貯蔵する。 B−3)抑制性試験 5個の試験体、5個の比較体(キュベット入り;cuvet
te)を同時に試験できる恒温計の付いた、セル・コンパ
ートメントが回転するスペクトロ・フォトメーター、キ
ャリー・モデル16KC(Cary Model 16KC)を用いて光電
式測定を行なった。反応速度をバリアン・モデルG2500
(Varian Model G2500)チャート式記録計を用いて記録
させ、チャート速度が毎分1cm、フルスケースの偏差が
吸収単位の1/10、キュベットは10秒間隔で同期させて読
み取りを行なった。試験にはプラスチック製の使い捨て
のキュベットを使用した。 試験は次のようにして実施した。即ち、NADPH(0.1m
l)と酵素調製物(0.1ml)を燐酸塩緩衝液(全容量1.9m
l)中、30℃で5分間保持し、ジヒドロ葉酸塩(0.1ml)
を加えて反応を開始させ、340nmの吸収帯の減少を追跡
監視した。併行試験は、抑制剤0.1mlを有する反応混合
物を必要濃度に調製し、緩衝液の量を調節してジヒドロ
葉酸塩添加後最終容量が2mlとなるようにした。 比較用キュベットはNADPH緩衝液、適当な抑制剤、ジ
ヒドロ葉酸塩を含むが、酵素は含まないものを作成し
た。(A表参照) 酵素活性は、経過時間による吸収の変化の勾配から求
め、これを無抑制剤酵素を100%として任意の単位で表
わした。抑制剤が存在するとき観察された活性の低下は
無抑制剤酵素活性を100として、%で表示した。 DHFRに対する活性は、最初は、最終抑制剤濃度を2.5
×10-5モルとして2回づつ測定した。しかし、この濃度
では、抑制が50%以下となる化合物では無効となるよう
に思われ、残存抑制剤のI50を測定し、抑制剤活性を4
種の抑制剤濃度について繰り返して最低を示すことを確
かめた。なお、I50は先の4種の抑制剤濃度について図
上で決定した。 抑制定数(K1)決定用に用いた化合物は、抑制剤活性
を10種の抑制剤濃度について2度の最低値から求めた以
外は前記と全く同じ方法で行なった。この測定で適当な
K1をB領域分析法により決定した。エス・ウェバーとジ
ェー・エム・ホワイトレー(S.Webber & J.M.Whitclc
y;Arch.Biochem.Biophys.,1985,236,681)は、ジヒドロ
葉酸塩の0.2マイクロモル(μM)のKm値をK1の計算に
採用している。 第I表と第II表に幾つかの結果を示した。 試験管中における細胞毒性試験 ネズミのL1210白血病細胞の培養を、RPM1 1640媒体
(25ミリモルのヘパリンとL−グルタミン酸を包含)お
よび10%馬血清(スコットランド、ペスレーのギブコ社
製)中に懸濁させて行なった。細胞は72時間毎に104株/
mlづつ機械的に接種し、計測は適当な濃度の薬剤を用い
て37℃で72時間(飽和湿度の空気中炭酸ガス5%以下
で)孵化させながら行なった。一般に、この孵化は2度
行ない、抑制剤存在下での72時間後の細胞数の増加を無
抑制剤の細胞数に対する百分率で表わした。第III表に
その結果を示す。また、別の結果を第IV表に示す。 抗腫瘍性スクリーニング ネズミのP 388リンパ球性白血病に対する試験管中予
備スクリーニングの結果を次の第V表に示す。 さらに実験を進めて、化合物(19)、(20)、(2
3)、(25)および(28)のネズミのM5076細網細胞肉腫
に対する試験管中予備試験の結果を第VI表から第X表に
示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 AED A61K 31/505 AED (73)特許権者 999999999 ミーク、ミーシェル アーン イギリス国 ビー23 7キューエス、バ ーミンガム、アーディングトン、ヒラリ ーズ ロード、27 (72)発明者 スティーブンズ、マルカム フランシス グラハム イギリス国 ビー13 9ディエル、バー ミンガム、モウズリィ、チャントリィ ロード、35 (72)発明者 グリフィン、ロジャー ジョン イギリス国 ビー20 2エイビー、バー ミンガム、ハンズワース ウッド、ディ ーンウッド アベニュー、36 (72)発明者 ミーク、ミーシェル アーン イギリス国 ビー23 7キューエス、バ ーミンガム、アーディングトン、ヒラリ ーズ ロード、27

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.構造式Iを有し、遊離塩基またはその酸付加塩の形
    の化合物であって、 R1は2〜6個の炭素原子のアルコキシ基、アラルコキシ
    基、または置換アミノ基−NRfRgであり、ここでRfおよ
    びRgは独立して水素、1〜6個の炭素原子のアルキル
    基、またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を有する
    アラルキル基であり、ただしRfおよびRgの双方は水素で
    はなく、 R2はニトロ基であり、そして R3は1〜6個の炭素原子のアルキル基である、 ことを特徴とする化合物。 2.R1が−OEtまたは−OBunである、活性治療物質とし
    て使用するための請求項1に記載の化合物。 3.R1が−NHMe、−NHEt、−NHBun、−NHCH2CH2Ph、−N
    HCH2Ph、−NMeCH2Ph、−N(CH2Ph)、−NEtCH2Ph、
    または−NHCH(Me)Phである、活性治療物質として使用
    するための請求項1に記載の化合物。 4.R1が−NRfRgであり、そして Rfが水素またはアルキルであり、 Rgが構造式IBを有するアラルキル基であり、ここでR4、R5およびR6
    独立して水素、アルキル、アルコキシ、ハロ、ニトロ、
    パーフルオロアルキル、−CO2Ra(ここでRaは水素、ア
    ルキル、またはアルコキシアルキルである)、または−
    CONRbRc(ここでRbおよびRcの各々はアルキル、同一で
    あるか、または異なるか、またはRbおよびRcの一方は水
    素であり、そして他方はアルキルであり、そしてアルキ
    ル基が、そのままでまたは他の基、例えば、アルコキシ
    基、の中に存在するとき、1〜6個の炭素原子を有す
    る、活性治療物質として使用するための請求項1に記載
    の化合物。 5.式IAの化合物またはその酸付加塩であって、 nは1〜6であり、 Rfは水素またはアルキルを表し、 R4、R5およびR6は、同一であるか、または異なることが
    でき、各々は水素、アルキル、アルコキシ、ハロ、ニト
    ロ、パーフルオロアルキル、式−CO2Ra(ここでRaは水
    素、アルキルまたはアルコキシアルキルを表す)の基、
    または基−CONRbRc(ここでRbおよびRcは、同一である
    か、または異なることができ、各々はアルキルを表す
    か、またはRbおよびRcの一方は水素であり、そして他方
    はアルキルである)を表し、そして R3はアルキルを表し、 アルキル基が、そのままでまたは他の基、例えば、アル
    コキシ基、の中の部分として存在するとき、1〜6個の
    炭素原子から構成されている、 ことを特徴とする化合物またはその酸付加塩。 6.下記の条件: (a)少なくともいくつかのアルキル基は、そのままで
    または他の基、例えば、アルコキシ基、の中の部分とし
    て存在するとき、メチルまたはエチルである; (b)Rfは水素、メチルまたはエチルである; (c)基またはラジカルR4、R5およびR6のうちの2つの
    各々が水素である場合、第3の基またはラジカルは環上
    の水素以外の置換基であり、4−(パラ)位に存在す
    る; (d)ハロ置換基は、存在するとき、フッ素または塩素
    である; (e)パーフルオロアルキルは、存在するとき、1〜4
    個の炭素原子から構成されている; (f)R4、R5およびR6のうちの1つは−CO2Raであり、
    そしてR4、R5およびR6のうちの他の2つの各々は水素で
    ある; (g)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは−CO2H
    であり、そして化合物は水和物または他の付加生成物の
    形である; (h)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは−CO2M
    eまたは−CO2Etである; (i)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは−CO2
    (CH2−ORdであり、ここでxは1または2であり、
    そしてRdは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であ
    る; (j)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは−CO2C
    H2CH2OEtである; (k)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは−CONR
    bRcであり、ここでRbおよびRcの一方は水素であり、そ
    してRbおよびRcの他方は1〜4個の炭素原子を有するア
    ルキル基である; (l)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは−CONR
    bRcであり、そしてnは1である; (m)Rf、R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは水
    素以外である; (n)R4、R5およびR6のうちの少なくとも1つは水素以
    外である; (o)R4、R5およびR6のうちの少なくとも2つは塩素で
    ある; のうちの少なくとも1つによりさらに特徴づけられる請
    求項4または5に記載の化合物。 7.R3がメチルまたはエチルである、請求項1〜6いず
    れか一項に記載の化合物。 8.式IAを有し、遊離またはその酸付加塩または水和物
    の形の化合物であって、 置換基が下記:のうちの1つに相当することを特徴とする化合物。 9.下記のうちの1つである、請求項5に記載の化合
    物: (1) 2,4−ジアミノ−5−(4−メチルアミノ−3
    −ニトロフェニル)−6−エチルピリミジン、またはそ
    の酸付加塩、 (2) 2,4−ジアミノ−5−(4−エチルアミノ−3
    −ニトロフェニル)−6−エチルピリミジン、またはそ
    の酸付加塩、 (3) 2,4−ジアミノ−5−(4−ジメチルアミノ−
    3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミジン、または
    その酸付加塩、 (4) 2,4−ジアミノ−5−(4−n−ブチルアミノ
    −3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミジン、また
    はその酸付加塩、 (5) 2,4−ジアミノ−5−(4−ベンジルアミノ−
    3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミジン、または
    その酸付加塩、 (6) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−N−
    メチルベンジルアミノ−3−ニトロフェニル)ピリミジ
    ン、またはその酸付加塩、 (7) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−N−
    エチルベンジルアミノ−3−ニトロフェニル)ピリミジ
    ン、またはその酸付加塩、 (8) 2,4−ジアミノ−5−(4−ジベンジルアミノ
    −3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミジン、また
    はその酸付加塩、 (9) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−
    (±)−α−メチルベンジルアミノ−3−ニトロフェニ
    ル)ピリミジン、またはその酸付加塩、 (10) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(3−ニト
    ロ−4−フェネチルアミノフェニル)ピリミジン、また
    はその酸付加塩、 (11) 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジ
    ルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−メチルピリミジ
    ン、またはその酸付加塩、 (12) 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジ
    ルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−メチルピリミジ
    ン エタンスルホン酸塩、 (13) 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジ
    ルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミジ
    ン、またはその酸付加塩、 (14) 2,4−ジアミノ−5−(4−N−メチルベンジ
    ルアミノ−3−ニトロフェニル)−6−エチルピリミジ
    ン エタンスルホン酸塩、 (15) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N
    −(4−メトキシカルボニルベンジル)−N−メチルア
    ミノ]−3−ニトロフェニル}ピリミジン、またはその
    酸付加塩、 (16) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−{N
    −[4−エトキシエトキシ)カルボニルベンジル]−N
    −メチルアミノ}−3−ニトロフェニルピリミジン、ま
    たはその酸付加塩、 (17) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N
    −(4−メトキシルベンジル)−N−メチルアミノ]−
    3−ニトロフェニル}ピリミジン、またはその酸付加
    塩、 (18) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N
    −(4−メトキシベンジル)アミノ]−3−ニトロフェ
    ニル}ピリミジン、またはその酸付加塩、 (19) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−(4−{N
    −[4−メチルカルバモイル)ベンジル]−N−メチル
    アミノ}−3−ニトロフェニルピリミジン、またはその
    酸付加塩、 (20) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{4−[N
    −(4−カルボキシベンジル)−N−メチルアミノ]−
    3−ニトロフェニル}ピリミジン1水和物、 (21) 2,4−ジアミノ−5−[4−(2−クロロベン
    ジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチルピリ
    ミジン、またはその酸付加塩、 (22) 2,4−ジアミノ−5−[4−(4−クロロベン
    ジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチルピリ
    ミジン、またはその酸付加塩、 (23) 2,4−ジアミノ−5−[4−(3,4−ジクロロベ
    ンジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチルピ
    リミジン、またはその酸付加塩、 (24) 2,4−ジアミノ−5−[4−(4−フルオロベ
    ンジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチルピ
    リミジン、またはその酸付加塩、 (25) 2,4−ジアミノ−5−[4−(4−メチルベン
    ジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチルピリ
    ミジン、またはその酸付加塩、 (26) 2,4−ジアミノ−5−[4−(3,4−ジメトキシ
    ベンジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エチル
    ピリミジン、またはその酸付加塩、 (27) 2,4−ジアミノ−5−[4−(2,4,6−トリメト
    キシベンジルアミノ)−3−ニトロフェニル]−6−エ
    チルピリミジン、またはその酸付加塩、 (28) 2,4−ジアミノ−5−[3−ニトロ−4−(4
    −トリフルオロメチルベンジルアミノ)フェニル]−6
    −エチルピリミジン、またはその酸付加塩、 (29) 2,4−ジアミノ−6−エチル−5−{N−[4
    −フルオロベンジル]−N−メチルアミノ)3−ニトロ
    フェニル)ピリミジン、またはその酸付加塩。 10.前記化合物が塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、イ
    セチオン酸、リン酸、マレイン酸、サリチル酸、p−ト
    ルエンスルホン酸、酒石酸、クエン酸、ラクトビオン
    酸、ギ酸、マロン酸、パントテン酸、コハク酸、ナフタ
    レン−2−スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンス
    ルホン酸およびエタンスルホン酸から成る群より選択さ
    れる酸から誘導された酸付加塩であることをさらに特徴
    とする、請求項1〜9いずれか一項に記載の化合物。 11.R1が1または2置換アミノ基−NRfRgを表し、こ
    こでRfおよびRgが独立して水素、1〜6個の炭素原子の
    アルキル基またはアルキル部分が1〜6個の炭素原子を
    有するアラルキル基であり、ただしRfおよびRgの双方は
    水素ではない、請求項1〜10いずれか一項に記載の化合
    物を製造する方法であって、ニトロピリメタミン、すな
    わち、下記式IC: の化合物を式RfRgNHの化合物で処理する工程を包含する
    ことを特徴とする方法。 12.ニトロピリメタミン(IC)を化合物RfRgNHで処理
    するとき含まれる反応を追加の溶媒の非存在下において
    加熱しながら実施することをさらに特徴とする、請求項
    11に記載の方法。 13.ニトロピリメタミン、すなわち、下記式IC: の化合物を、下記式ID: (式中、n、Rf、R4、R5およびR6は請求項5において定
    義した通りである)の化合物で処理する工程を包含し、
    関係する反応を極性溶媒中で加熱しながら実施すること
    を特徴とする、請求項4、5または6に記載の化合物を
    製造する方法。 14.化合物RfRgNHまたは式IDの化合物がベンジルアミ
    ンであり、前記ベンジルアミンが対応するベンズアミド
    を水素化物を使用する処理により還元することによって
    製造する、請求項11または13に記載の方法。 15.水素化物が水素化リチウムアルミニウムである、
    請求項14に記載の方法。 16.前記ベンジルアミドが塩化ベンゾイルとアルキル
    アミンとの反応により製造される、請求項14または15に
    記載の方法。 17.哺乳動物の治療において抗腫瘍剤、抗乾癬剤、抗
    菌剤、抗トリパノソーマ剤、または抗マラリア剤として
    治療的に使用するための請求項1〜10いずれか一項に記
    載の化合物。 18.薬理学上または薬学上許容される酸付加塩の形の
    請求項17に記載の化合物。 19.哺乳動物への投与のために調製された単位投与形
    態の請求項17または18に記載の化合物。 20.薬学上許容される担体またはビヒクルと組み合わ
    された請求項17または18に記載の化合物。 21.酵素ジヒドロフォレートレダクターゼの活性を阻
    害するとき医学的に使用するための医薬組成物であっ
    て、前記酵素の阻害は薬理学的治療的処置の要素を構成
    し、前記組成物は、活性酵素阻害剤として、遊離塩基ま
    たは薬学上許容される酸付加塩の形態の請求項1〜10い
    ずれか一項に記載の化合物をそのための薬学上許容され
    る担体と組み合わせて含んでなることを特徴とする医薬
    組成物。 22.ヒトまたは動物の患者に投与したとき、ジヒドロ
    フォレートレダクターゼ酵素を阻害する量の請求項1〜
    10いずれか一項に記載の化合物を含んでなる、前記患者
    における前記酵素の作用を阻害するとき使用するための
    医薬組成物。 23.請求項1〜10いずれか一項に記載の化合物を含ん
    でなる、酵素ジヒドロフォレートレダクターゼの活性の
    増強に関連する医学的疾患を治療するための組成物。
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