JP2704481B2 - トーチノズルの清掃装置 - Google Patents

トーチノズルの清掃装置

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JP2704481B2
JP2704481B2 JP4329979A JP32997992A JP2704481B2 JP 2704481 B2 JP2704481 B2 JP 2704481B2 JP 4329979 A JP4329979 A JP 4329979A JP 32997992 A JP32997992 A JP 32997992A JP 2704481 B2 JP2704481 B2 JP 2704481B2
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K9/32Accessories
    • B23K9/328Cleaning of weld torches, i.e. removing weld-spatter; Preventing weld-spatter, e.g. applying anti-adhesives

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接トーチノズルのス
パッタ及び溶接ワイヤ先端の酸化膜の除去のための清掃
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記溶接トーチノズルは、図8にNで示
すように、上部にガス放出口Taを形成したトーチ本体
Tの先端に、ワイヤWを引き出すチップCを備え、前記
トーチ本体Tの周囲をガスノズルGで囲んでおり、溶接
時はワイヤWを繰り出しつつガス放出口Taからシール
ドガスを放出して大気を遮断しながら溶接を行うもので
ある。このようなトーチノズルNを用いたアーク溶接等
においては、溶融した溶接ワイヤ片または被溶接物が飛
び散って、図8に示すようにスパッタSとして、トーチ
ノズルNにおけるガスノズルGの内外や、トーチ本体T
等に付着して例えば溶接ロボットの効率を低下せしめた
り、図9(a)に示す溶接ワイヤWの先端W’表面に図
9(b)の如く酸化膜Mを形成して溶接品質の劣化、ア
ークスタートの不良を生ずることがある。従来このよう
な事象を避けるため、前者の事象に対しては(1)予め
トーチノズル等にスパッタ付着防止剤を塗布する、
(2)ブラッシング機構によりトーチノズルの等のスパ
ッタを落す、(3)実開昭61−137422号公報に
示すようなスパッタ排除工具によりスパッタを削り落す
などの方策がとられてきた。また、後者の事象に対して
はカッターにより溶接ワイヤ先端をカットする等の方策
がとられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たトーチノズルN等にスパッタ付着防止剤を塗布するこ
とは、該防止剤の乾燥、蒸発などから殊に持続的効果は
期待できず、補助的に用いるならともかく、これのみで
スパッタSの付着を防止することはできないし、また付
着したスパッタSの除去はできない。また、前記したブ
ラッシング機構を高速回転させることによりトーチノズ
ルN等のスパッタSを落すことも、トーチノズルNの外
側は落ちるが、その内側に付着したスパッタはほとんど
落せないという問題がある。また、前記実開昭公報に示
すものでは、電動機で回転せしめられる円柱状係合部の
前端面に側刃を設け、また該前端面の外周側に寄せて、
継ぎ片を介して薄肉円筒半載体の刃部を外筒の内面に合
わせて設けたものであるから、この工具を手でもって上
記刃部を回転させつつ図8に示すようなガスノズルGと
トーチ本体T間の狭い間隙に軸心を合致させるよう挿入
することは非常に熟練を要するのみならず、間違って前
記刃部をガスノズル等に接触させたときは、刃部が薄い
のでこれを欠いたり、ガスノズル等を傷つけたりするお
それがある。更に酸化膜Mが形成された溶接ワイヤWの
先端W’をカットにより除去することは、その作業を前
記ブラッシング機構によるスパッタSの除去作業と別に
行う必要があるため、例えばロボットによる溶接作業の
能率を低下させるおそれがあり、且つ溶接ワイヤWの先
端を切り落すことは資源の無駄使いとなる。本発明は上
記に鑑み、前記トーチノズルの内外その他に付着したス
パッタ及び溶接ワイヤ先端表面に形成された酸化膜を、
トーチノズル等を傷つけず、効率よく、確実に除去し、
且つ資源の節約が可能な小型で使いやすいトーチノズル
の清掃装置を提供することを目的として案出されたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明トーチノズルの清掃装置の構成は、円筒形容器
本体の下端に、篩を設けた底部を取外し可能に取付け、
前記本体内の篩の上方位置に、噴出管を備えたエアノズ
ル体を直立に設置するとともに、前記容器本体の上端付
近に空気放出口をあけ、また前記容器本体に、該本体の
上端及び前記空気放出口を囲む円筒蓋形ガードを取付
け、更に前記ガードの蓋部分には前記噴出管と同一軸心
上にトーチノズル挿入孔を形成し、前記篩上にショット
材として小鋼球を適宜量装入したことを特徴とする。
【0005】
【作 用】上記構成の本発明トーチノズルの清掃装置で
は、トーチノズルを容器本体上部に形成した前記トーチ
ノズル挿入孔から差し込んでから、圧縮空気を前記エア
ノズル体から噴出させれぱ、該ノズル体内が負圧となっ
当初小鋼球のみのショット材が吸い上げられ、前記噴
出管からの噴出空気流にのって放射され、前記噴出管と
同一軸心上に置かれたトーチノズルのガスノズル内に進
入し、その内外面及び溶接ワイヤ先端部に衝突する。こ
れによって、トーチノズルの内外面その他に付着したス
パッタ及び溶接ワイヤ先端部の酸化膜が除去される。殊
に、トーチノズルにおけるガスノズルの内側に進入した
ショット材は、その内面に衝突しながら上昇し、ガスノ
ズル内側のスパッタを効率よく落すことになる。トーチ
ノズルの内外面及び溶接ワイヤ先端部に衝突して落下し
た小鋼球及び粉砕されたスパッタのうち篩上に残った比
較的大きなスパッタがエアノズル体により再びトーチノ
ズル等に向けて放射される。
【0006】
【実施例】本発明を実施例について、図1乃至および図
7により詳細に説明すると、まず図1乃至図5の第1の
実施例において、1は円筒状の容器本体で、下端に分離
できる同径の底部2を有する。上記容器本体1と底部2
とは、向かい合う端部を若干残して該端部付近にフラン
ジ1a、2aを固定した上、ベースプレート3にあけた
取付け穴3aに前記両端部を挿入して上記フランジ1
a、2aをベースプレート3を貫通するボルト4によっ
て容器本体1と底部2をベースプレート3に固定するも
のである。上記底部2の下端付近には小フランジ5によ
り上下を挟んだ金網製の篩6を固着するとともに、上記
フランジ2aには図2に示すように一端に前記ボルト4
の頭部より大きい部分をもつ円弧状の穴2bを形成し、
底部2の脱着を容易にしている。尚、上記篩6は後記小
鋼球が落下しない大きさの網目とする。前記容器本体1
の上端付近の壁には円周上4個の容器内空気放出口1b
をあけて金網7を張るとともに、前記本体1の上端に
は、該本体1の上端を塞ぐように中心にトーチノズル挿
入孔8aを形成したトッププレート8が固着されてい
る。尚、9は上記トーチノズル挿入孔8a内側に固着さ
れたシールリングである。また、第1の実施例では、
部分に上記トーチノズル挿入孔8aと同径の孔10aが
形成され、且つ前記空気放出孔1bのやや下端に達する
円筒蓋形ガード10が、前記トッププレート8上面に小
ねじ11により取り付けられている。なお、前記トーチ
ノズル挿入孔8a及びこれとと同径の前記孔10aの軸
心は、後記エアノズル体12の噴出管15と同一軸心上
にあるように設定する。
【0007】12はエアノズル体で、図3に詳細を示す
ように、この例では、内部に空気室13aを形成した空
気導入函13と、該導入函13の側方に固定した連結管
14と、前記導入函13の上方に挿入、固定した噴出管
15と、前記導入函13の下方にねじ結合16して挿入
された吸込み管17とからなる。尚、18はOリング
で、前記導入函13の空気室13a底部において前記吸
込み管17と導入函13間に介装され、吸込み管17の
弛み止めを行うものである。前記噴出管15と吸込み管
17は少なくともその内径を一致させるとともに、その
内径は前記ガスノズルGの直径より大きなものとし、該
ノズルGの先端から落下するスパッタリング(通称イカ
リング)が容易に通過し得るようにする。また、前記噴
出管15の下端内側及び吸込み管17の上端外側には各
々同一角度のテーパー部15a、17aを形成し、これ
により前記吸込み管17を回動して上記テーパ部15
a、17a間を開くことにより、空気噴出量が調整でき
る噴出ノズル19が形成される。上記構成のエアノズル
体12は、容器本体1内の底部2付近で吸込み管17下
方に適宜間隔をとり、前記連結管14を容器本体1の側
面から突出させて固着すると共に、必要に応じて図示し
ない部品により空気導入函13を容器本体1に支持して
配設する。前記エアノズル体12への空気配管は次のよ
うに行う。即ち前記エアノズル体12の連結管14に硬
質管20または軟質管20’の一端を接続し、他端をベ
ースプレート3に取り付けた第1ソレノイドバルブ21
に接続すると共に、該バルブ21より例えば軟質管22
によりリリーフバルブ23を介し、工場用圧縮空気等を
送る空気本管24(圧力;4〜5kg/cm)に設け
たコック付バルブ25に接続する。尚、図4、図5には
ロボット26に装着した溶接用トーチノズルNへの配管
を示しており、通常のシールドガス(炭酸ガス等)の配
管27に、空気本管24に設けたコック付バルブ28か
らリリーフバルブ29を経て第2ソレノイドバルブ30
を介装した軟質管31によりスリーウエイジョイント3
2で接続されている。前記ショット材としては、直径1
〜2ミリメートル程度のステンレスボールを主体とし、
砕けて落下したスパッタ片からなり、ステンレスボール
はこの装置の使用前に、適当量を前記底部2の篩6上に
装入しておく。
【0008】上記構成の本発明トーチノズルの清掃装置
では、まず、前記ベースプレート3をロボット26の近
傍の例えば適当な台(図示せず)に取り付け、図2のよ
うに容器本体の底部2の下にスパッタ屑受け33を置い
た上、スパッタの付着したトーチノズルNを予め学習さ
せた動作に従って本発明容器本体1の前記トーチノズル
挿入孔8a(実際にはシールリング9の穴)に差し込ん
で停止させる。(このときシールドガスの噴出を停止さ
せておく)上記トーチノズルNの停止を信号として捉え
て前記第2ソレノイドバルブ30を開き、予め開いてお
いた前記コック付バルブ28及びリリーフバルブ29を
経て圧縮空気をトーチノズルNのシールドガス放出口T
aから噴出せしめる。この状態で次に第1ソレノイドバ
ルブ21を開けば、予め開いておいた前記コック付バル
ブ25及びリリーフバルブ23を経て圧縮空気を管20
または20’により前記エアノズル体12の連結管14
から導入部材13の空気室13a内に送り込まれる。こ
れによって上記空気室13a内の圧縮空気は前記噴出ノ
ズル19から噴出され、噴出管15内を通って上方に放
射されるから、前記吸込み管17内が負圧となって、
前記小ステンレスボールのみが吸い上げられ、噴出管
15からの噴出空気流にのって放射され、前記噴出管と
同一軸心上に置かれたトーチノズルNのガスノズルG内
に進入し、その内外面及び溶接ワイヤ先端部W’に衝突
する。従って、トーチノズルの内外面その他に付着した
スパッタS及び溶接ワイヤ先端部の酸化膜が除去され
る。殊に、トーチノズルTにおける後記ガスノズルGの
内側に入ったショット材は内面に衝突しながら上昇し、
ガスノズル内側のスパッタSを効率よく落すことにな
る。なお、噴出した空気は金網7を介し空気放出口1b
から容器本体1外に放出され、このとき同時に粉砕され
たスパッタの細片が容器本体外に飛散しようとするが、
前記ガード10により前記細片は容器本体1の外側に沿
って下方に導かれ、主にスパッタ屑受け33内に入る。
トーチノズルの内外面及び溶接ワイヤ先端部に衝突して
落下した小鋼球及びスパッタのうち容器内に残った比較
的大きなスパッタがエアノズル体により再びトーチノズ
ル等に向けて放射され、粉砕され細かくなったスパッタ
屑は底部2の篩6の網目から下に落ちてスパッタ屑受け
33に溜る。尚、後記警報装置等により前記篩6上にス
パッタS’が濾過不可能程度に溜ったことが感知された
ときは、圧縮空気の噴出を止め、前記ボルト4をゆるめ
て底部2を本体1から分離し、前記スパッタS’を捨て
ればよい。
【0009】第2実施例は、これを図6及び図7により
詳細に説明すると、41は本発明容器で、下端が取付ベ
ース42にビス43で取り付けられた筒状の本体44
と、脱着機構45により脱着可能なキャップ46とから
成る。上記本体44は底44aがロート状に形成され、
その中心にエアノズル47と、これを囲むようにショッ
トノズル48が立設されており、上記エアノズル47お
よびショットノズル48によってエアノズル体を構成す
る。上記エアノズル47は下端が前記取付ベース42に
形成された圧縮空気導入路42aを介して、前記第1ソ
レノイドバルブ21、空気本管24等に接続されてい
る。なお、前記ショットノズル48の下端付近には本体
44の底面上においていくつかの通孔48aがあけられ
ている。
【0010】前記キャップ46は、外径が前記本体44
と同型の上方部分46aと、前記本体44内で下端が前
記ショットノズル48の設置位置まで延びる下方部分4
6bとから形成され、前記上方部分46aの外側下端付
近に設けたフック45a及び前記本体44の外側上端付
近に設けた可動引掛けリング45bからなる前記脱着機
構45によって、本体44に脱着可能に構成されてい
る。キャップ46の下方部分46bの下端には、本体4
4に装着したとき前記ショットノズル48に嵌装する篩
49が固着され、また上方部分46aの上方壁46c近
くには容器内空気の放出口46dが形成され、金網46
eが張られている。前記キャップ46の上方壁46cに
は前記トーチノズルNの挿入孔46fがあけられ、その
内周にシールパッキング50が押さえ板51及びビス5
2により固定されている。53はショット材で、直径1
〜2ミリメートル程度のステンレスボールからなり、こ
の装置の使用前に、図6に示すように前記ショットノズ
ル48を含む本体44のロート状の底44aに装入され
ている。上記のように構成された第2実施例のトーチノ
ズルの清掃装置では、第1実施例と同様手順をとってト
ーチノズルNを前記キャップ46頂部のシールパッキン
グ50を押し開いて差し込んでから、圧縮空気を前記エ
アノズル47から噴出させれば、図7のように前記ショ
ットノズル48内が負圧となって前記ショット材53が
吸い上げられ、空気流にのって放射され、トーチノズル
NにおけるガスノズルGの内外面及び溶接ワイヤWの先
端部W’に衝突する。なお、噴出した空気は金網46e
を介し放出口46dから容器41外に放出される。ま
た、ショットノズル48からショット材53を放射して
いる間、前記と同様にトーチ本体T上部の炭酸ガス放出
口Taから空気を放出して、炭酸ガス放出口Taを保護
する。前記作動によって、ガスノズルGの内外面その他
に付着したスパッタS及び溶接ワイヤ先端部W’の酸化
膜Mが除去される。殊にトーチノズルNにおけるガスノ
ズルGの内側に入ったショット材13は内面に衝突しな
がらループを描いて奥まで上昇し、ガスノズルG内側の
スパッタSを効率よく落すことになる。トーチノズルN
の内外面及び溶接ワイヤ先端部W’に衝突したショット
材53’及び落されたスパッタS’は篩49により篩わ
れ、これを潜り抜けたものがロート状の底44aに戻
り、前記通孔48aを通過して中心に集められてショッ
トノズル48内から再びトーチノズルN等に向けて放射
される。後記警報装置等により前記篩49上にスパッタ
S’が濾過不可能程度に溜ったことが感知されたとき
は、圧縮空気の噴出を止め、前記脱着機構49を外して
キャップ46を本体44から分離し、前記スパッタS’
を捨てればよい。
【0011】なお、第1、第2実施例のトーチノズルの
清掃装置の実施に際しては、装置内部の清掃時間の節約
のため、前記したような篩9により濾過されぬ程度のス
パッタS’を自動的に排出する機構を設置すること、本
装置内の清掃のタイミングを知らせるため、ショット材
として使用できるスパッタまたはショット材として使用
できないスパッタが所定量以上に増加したときの警報機
構を設置すること等が考えられる。また、本装置により
清掃されたトーチノズルには、従来と同様にトーチノズ
ル等にスパッタ付着防止剤を塗布すればスパッタが付着
しにくくなるという効果はある。
【0012】
【発明の効果】本発明トーチノズルの清掃装置は、円筒
形容器本体の下端に、篩を設けた底部を取外し可能に取
付け、前記本体内の篩の上方位置に、噴出管を備えたエ
アノズル体を直立に設置するとともに、前記容器本体の
上端付近に空気放出口をあけ、また前記容器本体に、該
本体の上端及び前記空気放出口を囲む円筒蓋形ガードを
取付け、更に前記ガードの蓋部分には前記噴出管と同一
軸心上にトーチノズル挿入孔を形成し、前記篩上にショ
ット材として小鋼球を適宜量装入したことを特徴とする
ので、ショット材として小鋼球を使用することにより、
小鋼球が粒が揃っており、且つ質量があることから直進
性が良く、しかもスパッタへの衝撃力をトーチノズル等
を傷つけない程度に大きくでき、トーチノズルにおける
ガスノズルの外側はもとより、内側、殊にその奥に付着
したスパッタを的確に短時間で除去できると同時に、溶
接ワイヤ先端部の酸化膜も同様に除去することができ、
例えば溶接ロボットの稼動率と溶接品質を格段に向上せ
しめることができる。また、溶接ワイヤの先端を切り落
さないので、資源の節約にもなる。また、前記ショット
材をステンレス製の小鋼球としたものでは、ショット材
とスパッタ(鋼材)との選別を容易にし、本考案装置の
容器内の清掃時間を短縮できる効果がある。また、前記
ガードの蓋部分に形成したトーチノズル挿入孔は、前記
噴出管と同一軸心上に形成されているので、該挿入孔に
挿入されたトーチノズルの軸心も自動的に前記噴出管と
同一軸心上に置かれ、従ってトーチノズルは噴出管から
飛来する直進性のよい小鋼球を多数受けることになり、
トーチノズル内外のスパッタ等の除去を効率的に行うこ
とができる。更に前記容器本体に、該本体の上端及び前
記空気放出口を囲む円筒蓋形ガードを取付けたことによ
り、小鋼球を飛ばすため噴出された空気が金網を介し空
気放出口から容器本体外に放出される際、粉砕されたス
パッタの細片を同時に容器本体外に飛散させようとする
が、前記ガードが前記細片を容器本体1の外側に沿って
下方に導き、広範囲に飛散させないから、前記細片の清
掃の手間が省けるだけでなく、作業環境を良化できる効
果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明トーチノズルの清掃装置の第1実施例に
おける半裁縦断面図
【図2】本発明トーチノズルの清掃装置の第1実施例に
おける分解斜視図
【図3】本発明トーチノズルの清掃装置の第1実施例に
おけるエアノズル体の拡大断面図
【図4】本発明トーチノズルの清掃装置の第1実施例に
おける配管図
【図5】本発明トーチノズルの清掃装置の第1実施例に
おける配管略図
【図6】本発明トーチノズルの清掃装置の第2実施例に
おける使用前の縦断面図
【図7】本発明トーチノズルの清掃装置の第2実施例に
おける使用中を示す縦断面図
【図8】トーチノズルのスパッタの付着した状態を示す
縦断面図
【図9】(a)溶接ワイヤの先端部付近の斜視図
【図9】(b)同先端部の一部断面図
【符号の説明】
(第1実施例) 1;容器本体 1a;フランジ 1b;空気放出口 2;底部 2a;フランジ 2b;円弧状の穴 3;ベースプレート 4;ボルト 5;小フランジ 6;篩 7;金網 8;トッププレート 9;シールリング 10;ガード 12;エアノズル体 13;空気導入函 13a;空気室 14;連結管 15;噴出管 15a;テーパ部 16;ねじ結合 17;吸込み管 17a;テーパ部 18;Oリング 19;噴出ノズル 20;硬質管 20’、22、31;軟質管 21;第1ソレノイドバルブ 23、29;リリーフバルブ 24;空気本管 25、28;コック付バルブ 26;ロボット 30;第2ソレノイドバルブ 32;スリーウエイジョイント (第2実施例) 41;容器 42;取付ベース 42a;圧縮空気導入路 44;本体 44a;底 45;脱着機構 46;キャップ 47;エアノズル 48;ショットノズル 48a;通孔 49;篩 50;シールパッキング 53;ショット材 N;トーチノズル G;ガスノズル T;トーチ本体 S;スパッタ W;溶接ワイヤ M;酸化膜。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形容器本体の下端に、篩を設けた底部
    を取外し可能に取付け、前記本体内の篩の上方位置に、
    噴出管を備えたエアノズル体を直立に設置するととも
    に、前記容器本体の上端付近に空気放出口をあけ、また
    前記容器本体に、該本体の上端及び前記空気放出口を囲
    む円筒蓋形ガードを取付け、更に前記ガードの蓋部分に
    は前記噴出管と同一軸心上にトーチノズル挿入孔を形成
    し、前記篩上にショット材として小鋼球を適宜量装入し
    ことを特徴とするトーチノズルの清掃装置。
  2. 【請求項2】前記容器本体が下方体及びベースと該下方
    体に脱着可能なキャップとから成り、且つ該キャップが
    前記下方体内で下端がエアノズル体の設置位置まで延び
    る延長部を備え、該延長部と前記ノズル体との間に篩を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のトーチノズルの
    清掃装置。
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