JP2704206B2 - 連続シート状部材の切断装置 - Google Patents

連続シート状部材の切断装置

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JP2704206B2
JP2704206B2 JP63243120A JP24312088A JP2704206B2 JP 2704206 B2 JP2704206 B2 JP 2704206B2 JP 63243120 A JP63243120 A JP 63243120A JP 24312088 A JP24312088 A JP 24312088A JP 2704206 B2 JP2704206 B2 JP 2704206B2
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roller
speed
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continuous
sheet
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JP63243120A
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弘人 岡田
八郎 滝瀬
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トッパン・フォームズ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば連続状態にある葉書用紙や同じく連
続状態にある封書用紙を、移送しながら単位用紙毎に切
断する装置に関し、より詳細には、ラベルが部分的に貼
着された葉書用紙や適宜紙片が挿入された封書用紙のよ
うに、特に幅方向(移送方向に対して直角方向)におい
て厚みが一定でない連続するシート状部材を、低速ロー
ラーと高速ローラーの移送速度差を利用して所定単位毎
に切断する装置に関する。
従来の技術 従来から低速ローラーと高速ローラーの移送速度差を
利用して連続するシート状部材を所定単位毎に切断する
装置は知られている。ところで、前記連続するシート状
部材の厚みが一定でない場合、例えば第4図に示すよう
に、ラベル101が部分的に貼着された連続葉書用紙102の
ような場合には、上下のローラー103,104の圧力が前記
連続葉書用紙102に均一にかからなくなってしまう。
従来はこれを均一化するためにバネの付勢力によって
上下各ローラー103,104が相対的に接近するよう構成し
ている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、ラベル101が存在するために、たとえ
バネによって付勢しても、ローラー103は葉書用紙102に
対して均一に接することはできず、圧力も均一にかから
ないものであった。このため、従来にあっては、連続す
るシート状部材の厚みが一定でない場合には、移送中に
シート状部材が蛇行したり、シワがよってしまうという
欠点があった。
本発明はこれらの欠点を解消した連続シート状部材の
切断装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 連続するとともに、複数枚重なって厚さが異なる部分
を有するシート状部材を移送する移送方向に間隔をおい
て配置された低速ローラーと高速ローラーのうち、少な
くとも上下一対の前記低速ローラーの一方の軸を所望位
置で分割することにより、前記低速ローラーの一方を複
数のローラーで形成し、前記上下一対の低速ローラーを
上下方向に互いに相対的に接近させるようバネ等を用い
て弾発付勢して連続するとともに、複数枚重なって厚さ
が異なる部分を有するシート状部材を挾持したものであ
る。
作用 少なくとも上下一対の低速ローラーの一方の軸を所望
位置で分割し、前記低速ローラーの一方を複数のローラ
ーで形成することによって、連続シート状部材の厚みの
異なる部材にそれぞれ各別のローラーを接することがで
き、弾発付勢力ともあいまって、ローラーの圧力が連続
シート状部材に均一にかかる。
実施例 以下、本発明を一部にラベルが貼着された連続する葉
書用紙に適用した場合の好適な実施例を添付図面の第1
図〜第3図に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、
第1図は一部を省略した概略的な平面図、第2図は同じ
く側面図、第3図は第1図のX−X線における部分断面
図である。
第1図に示すように、単位葉書用紙1が折り兼切り用
ミシン目2を介して多数連接されてなる連続葉書用紙3
の幅方向両端部には、それぞれ切り用ミシン目4a,4bを
境としてマージナル部5a,5bが設けられ、これらマージ
ナル部5a,5bには等間隔をおいて多数の移送孔6a,6bが透
設されている。そして、前記各単位葉書用紙1上には、
前記切り用ミシン目4aに沿った位置に、預金残高のよう
に他人には知られたくない各種情報が印字あるいは印刷
され、この印字あるいは印刷部分を隠蔽するためにラベ
ル片7が貼着されている。なお、図示してはいないが、
前記各単位葉書用紙1のラベル片7貼着部分以外の部分
には、葉書の宛名が印字あるいは印刷されているもので
ある。
第2図に示すように、連続葉書用紙3はその移送孔6
a,6bが機体(図示せず)に支持されたトラクタ8のトラ
クタピン8aに係合して移送され、所定間隔をおいて配置
された上下一対の低速ローラー9と同じく上下一対の高
速ローラー10によって上下方向から挾持されてさらに移
送されるよう構成されている。この移送経路上におい
て、前記連続葉書用紙3は、前記トラクタ8の移送方向
端に各切り用ミシン目4a,4bに対応して機体(図示せ
ず)に設けられた一対のスリッター11(一方のみ図示)
によって各マージナル部5a,5bが切り落とされ、また、
前記低速ローラー9と前記高速ローラー10との移送速度
差によって張力が付与されるとともに、これら各ローラ
ー9,10間に位置して機体(図示せず)に設けられたブレ
ード12が、前記連続葉書用紙3の移送速度と同期して第
2図上反時計方向に回転して折り兼切り用ミシン目2に
当接することによって、単位葉書用紙1毎に切断される
よう構成されている。
なお、単位葉書用紙1の切断サイズの変更は、通常、
低速ローラー9と高速ローラー10との間隔を変えること
によって行うが、本実施例の場合には、低速ローラー9
と高速ローラー10との間隔は固定的であり、低速ローラ
ー9の下ローラー9aと、高速ローラー10の下ローラー10
aを、それぞれ各上ローラー9b,9c,10b,10cから引き離し
ておき、移送されてくる連続葉書用紙3の切断時に、切
断サイズに合わせてて前記連続葉書用紙3を各上ローラ
ー9b,9c,10b,10cに押し当てて切断するように構成され
ている。また、ブレード12も、切断時にその刃先が連続
葉書用紙3の折り兼切り用ミシン目2に当接するよう
に、回転タイミングを調節できるよう構成されている。
第3図で最もよく理解できるように、上述した低速ロ
ーラー9は、駆動回転する下ローラー9aと、この下ロー
ラー9aと対をなす、軸方向で分割されてなる回転自在な
上ローラー9cと前記下ローラー9aと同速駆動回転する上
ローラー9bとで構成されており、上ローラー9bはラベル
片7貼着部分に対応するよう設けられている。前記下ロ
ーラー9aの回転軸13aと前記上ローラー9bの回転軸13b
は、機体(図示せず)に支持されて適宜な回転駆動系に
連繋される一方、前記上ローラー9cの回転軸13cは、機
体(図示せず)に対してフリー状態で軸受14c,14dに支
持されている。また、各軸受14a,14b,14c,14dと、機体
(図示せず)に設けられた取り付け板15a,15b,15cとの
間にはコイルバネ16a,16b,16dが配設され、前記各上ロ
ーラー9b,9cを下方へ弾発して、下ローラー9aに対して
接近する方向に付勢している。なお、第3図に示した17
a,17b,17cは、各上ローラー9b,9cが所定位置以下に下が
らないように各軸受14a,14b,14c,14dを規制するストッ
パーである。
また、高速ローラー10は、第1図及び第2図に示すよ
うに、下ローラー10aとこの下ローラー10aと対をなす軸
方向で分割された2個の上ローラー10b,10cを備えてい
る。そして、前記各上ローラー10b,10cが下ローラー10a
と同じく適宜な回転駆動系に連繋されていることを除け
ば、上述した低速ローラー9と同様に構成されている。
したがって、この高速ローラー10に関する詳細な説明は
省略する。
本実施例は以下のように構成したので、トラクター
8、低速ローラー9の各ローラー9a,9b及び高速ローラ
ー10の各ローラー10a,10b,10cを回転駆動し、連続葉書
用紙3を所定方向に移送しながら、スリッター11で各マ
ージナル部5a,5bを切り落とし、さらに低速ローラー9
と高速ローラー10との移送速度差で張力を与えたうえ、
ブレード12を各折り兼切り用ミシン目2に当接させて単
位葉書用紙1毎に切断し、図示していない適宜なスタッ
カーに前記単位葉書用紙1を積み重ねることができる。
そして、低速ローラー9及び高速ローラー10の各上ロ
ーラーが、前記連続葉書用紙3のラベル片7に対応する
上ローラー9b,10bと、他の部分に対応する上ローラー9
c,10cとに軸方向に分割されて独立した2個のローラー
としてそれぞれ構成されており、また、各コイルバネ16
a,16b,16c,16d(但し、高速ローラー10の各上ローラー1
0b,10cについては図示せず)の弾発力により前記各上ロ
ーラー9b,9c,10b,10cが下ローラー9a,10a方向に各別に
付勢されることにより、前記低速ローラー9及び前記高
速ローラー10の圧力が確実かつ均一に連続葉書用紙3に
かかるので、上述した連続葉書用紙3の移送は、蛇行し
たりシワがよることなく円滑に行われる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものでは
なく、例えば、低速ローラー9の上ローラー9cをフリー
状態ではなく、適宜な回転駆動系に連繋して構成しても
よい。また、高速ローラー10の上ローラーは、低速ロー
ラー9と高速ローラー10との間で連続用紙を切断した単
位用紙を移送するものであるから、移送ズレを累積させ
ることはないので、必ずしも各ローラー10b,10cに分割
形成する必要はなく、少なくとも低速ローラー9の上ロ
ーラーを軸方向で分割して構成すれば足りるものであ
る。さらに、分割するローラーの数は2個に限定される
ものではない。またさらに、本発明の対象が、ラベル片
7が一方の幅方向に沿って部分的に貼着された連続葉書
用紙3に限定されないことはもちろんである。
効果 以上、詳細に説明したことろで明らかなように、本発
明によれば、複数枚重なって厚さが異なる部分を有する
連続用紙を蛇行させたり、シワよせたりすることなく、
正規の状態で確実、かつ円滑に移送できるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の好適な実施例を示し、第1図
は一部を省略した概略的な平面図、第2図は同じく側面
図、第3図は第1図のX−X線における部分断面図、ま
た、第4図は従来例を部分的に示す概略的な正面図であ
る。 1……単位葉書用紙、3……連続葉書用紙、7……ラベ
ル片、8……トラクター、9……低速ローラー、9a……
下ローラー、9b,9c……上ローラー、10……高速ローラ
ー、10a……下ローラー、10b,10c……上ローラー、11…
…スリッター、12……ブレード、14a,14b,14c,14d……
軸受、16a,16b,16c,16d……コイルバネ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続するとともに、複数枚重なって厚さが
    異なる部分を有するシート状部材を移送方向に間隔をお
    いて配置された低速ローラと高速ローラの移送速度差を
    利用して所定単位毎に切断する装置であって、少なくと
    も上下一対の低速ローラの一方は、軸が所望位置で分割
    された複数のローラーからなり、前記上下一対の低速ロ
    ーラを上下方向に相対的に接近させるよう弾発付勢して
    前記連続するとともに、複数枚重なって厚さが異なる部
    分を有するシート状部材を挟持したことを特徴とする連
    続シート状部材の切断装置。
JP63243120A 1988-09-28 1988-09-28 連続シート状部材の切断装置 Expired - Lifetime JP2704206B2 (ja)

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