JP2704010B2 - 表示システム、太線表示方法および情報処理装置 - Google Patents

表示システム、太線表示方法および情報処理装置

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JP2704010B2
JP2704010B2 JP1290421A JP29042189A JP2704010B2 JP 2704010 B2 JP2704010 B2 JP 2704010B2 JP 1290421 A JP1290421 A JP 1290421A JP 29042189 A JP29042189 A JP 29042189A JP 2704010 B2 JP2704010 B2 JP 2704010B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に図形を表示する情報処理装置等の表示
システムに係り、特に太線の表示方法に関する。
[従来の技術] 従来、太線の表示に関しては、特開昭61−240381号公
報にて論じられているように、基準線分をX方向あるい
はY方向に平行移動させた線分を描画することにより太
線を作成表示する技術が一般に知られている。
しかし、マルチウィンドウ環境における場合等、表示
範囲を2以上のクリップ枠で処理する場合のクリッピン
グ処理については特に考慮されていなかった。その為、
クリッピング処理が必要な場合、クリッピング処理後の
基準線分に平行移動した線分を追加すると、クリッピン
グした端の部分が表示されない問題が発生する。
ここで、第5図を用いて、マルチウィンドウ環境を例
に取り、この問題を詳細に述べる。
図中、6はモニタ画面、91と92はマルチウィンドウの
での一つのウィンドウで、また、93もウィンドウであ
る。
マルチウィンドウ環境ではウィンドウが矩形でない場
合、処理の複雑化を避ける為、または、処理の高速化を
図る為、矩形のウィンドウすなわちクリップ枠に分けて
表示するのが一般的である。
すなわち、太線10がクリップ枠91と92で分割して表示
される。
今、クリップ枠91でクリッピング処理を受けて表示さ
れる場合を考える。まず、太線10の基準線分100をクリ
ップ枠91でクリッピングし、これに対して、追加線分10
1から104の始終点の座標を求める。
そして、基準線分および追加線分を描画し、クリップ
枠91の部分の太線を表示するのであるが、このとき、基
準線分100より上側の追加線分101および追加線分102は
クリップ枠91までととがず、表示されない部分が発生す
る。また、基準線分100の下側の追加線分103および追加
線分104はクリップ枠91の外にでるのでクリッピング処
理を行って表示する。
クリップ枠92の場合も同様に表示処理が行われる。こ
のように表示を行うと、本来、一本の太線として表示さ
れるべきところが、クリップ枠の境界の部分に欠けた部
分が発生する。
この現象を防げる従来技術としては、特開昭63−2258
82号公報に記載のように、クリッピング処理前の基準線
分の始終端に対して、追加線分の始終点の座標を求め描
いた追加線分および基準線分にクリッピング処理を施し
て表示する技術が知られている。
なお、クリッピング処理前の基準線分の始終点に対し
て、追加線分の始終点の座標を求め、さらにクリップ枠
上の基準線分および追加線分の座標を求め、追加線分お
よび基準線分を描く場合には、前記特開63−225882号公
報に記載のように白抜きの問題が発生する。
[発明が解決しようとする課題] 前記、第1の従来技術では、マルチウィンドウ環境に
おける場合等、表示範囲を2以上のクリップ枠で処理す
る場合の太線のクリッピングにおいて端の部分が欠ける
問題がある。
また、第2の従来技術は、第1の技術における問題は
解決するものの、たとえば、CAD装置等における表示画
面よりはるかに長い線分の処理の場合等、その基準線分
の始終点に対して前記の処理を施すことは、その要処理
時間および処理量から、実際的では無い。
そこで、本発明の目的は、マルチウィンドウ環境にお
ける場合等、表示範囲を2以上のクリップ枠で処理する
場合でも乱れのない正確な太線表示を高速に実現できる
表示システムおよび太線表示方法を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために本発明は、基準線分と、基
準線分を平行移動することにより求まる1以上の追加線
分とを並設して、太線を表示する太線表示方法であっ
て、前記追加線分を、表示範囲を示すクリップ枠を、少
なくとも基準線分の片側に設定する追加線分数分の線分
幅以上の所定幅拡大した枠内における基準線分に対し前
記追加線分を求め、その後、求めた追加線分のうち前記
クリップ枠内の線分と、前記クリップ枠内の基準線分と
を表示することを特徴とする太線表示方法を提供する。
また、本発明は、基準太線と、基準線分を平行移動す
ることにより求まる1以上の追加線分とを並設して、太
線を表示する太線表示方法であって、 基準線分に対して、表示範囲を示す第1のクリップ枠
を、少なくとも基準線分を片側に設定する追加線分数分
の線分幅以上の所定幅拡大した第2のクリップ枠内の線
分を求める第1次クリッピング処理を施し、処理後の基
準線分に対して追加線分を求め、第1次クリッピング処
理を施された基準線分と求めた追加線分を構成する画素
を求め、求めた画素に対し、第1のクリップ枠内の画素
を求める第2次のクリッピング処理を施し、求めた第1
のクリップ枠内の画素を表示することを特徴とする太線
表示方法を提供する。
また、本発明は、前記目的を達成するために、基準線
分と、基準線分を平行移動することにより求まる1以上
の追加線分とを並設して、太線を表示する手段を備えた
表示システムであって、基準線分に対して、表示範囲を
示す第1のクリップ枠を、少なくとも基準線分の片側に
設定する追加線分数分の線分幅以上の所定幅拡大した第
2のクリップ枠内の線分を求める第1次のクリッピング
処理を施す手段と、第1次のクリッピング処理を施され
た基準線分と求めた追加線分を構成する画素を求める手
段と、求めた画素に対し、第1のクリップ枠内の画素を
求める第2次のクリッピング処理を施す手段と、求めた
第1のクリップ枠内の画素を表示する手段とを有するこ
とを特徴とする表示システムを提供する。
また、本発明は、基準線分と、基準線分の始終点を平
行移動することにより求まる点を始終点とする1以上の
追加線分とを並設して、太線を表示する手段を備えた表
示システムであって、基準線分に対して、表示範囲を示
す第1のクリップ枠を、少なくとも基準線分の片側に設
定する追加線分数分の線分幅以上の所定幅拡大した第2
のクリップ枠内の線分の始終点を求める第1次クリッピ
ング処理を施す手段と、第1次のクリッピング処理によ
り得られた基準線分に対して追加線分の始終点を求める
手段と、第1次のクリッピング処理により得られた基準
線分と、求めた各追加線分の各始終点より、基準線分と
各追加線分の画素を発生する手段と、発生した画素の座
標が前記第1のクリップ枠内であるか否か判別する手段
と、判別の結果発生した画素の座標が前記第1のクリッ
プ枠内である場合に該画素を表示する手段とを有するこ
とを特徴とする表示システムをも提供する。なお、この
表示システムは、表示画像を格納するフレームメモリを
備え、前記判別する手段は、発生画素のフレームメモリ
への書き込みアドレスを前記第1のクリップ枠に対応す
るフレームメモリのアドレス領域と比較し、前記書き込
みアドレスが前記アドレス領域内である場合に、前記表
示する手段は、発生画素をフレームメモリに書き込むよ
うにしても良い。
さらに、また、前記目的を達成するために、本発明
は、マルチウィンドウ環境を提供し、かつ、基準線分
と、基準線分の始終点を平行移動することにより求まる
点を始終点とする1以上の追加線分とを並設して、太線
を表示する手段を備え、かつ、1のウィンドウに表示す
る太線のクリッピング処理を、該ウィンドウを2以上に
分割したクリップ枠による、それぞれのクリッピング処
理により実現する情報処理装置であって、 各クリップ枠について、 太線の基準線分に対して、表示範囲を示す第1のクリ
ップ枠を、少なくとも基準線分の片側に設定する追加線
分数分の線分幅以上の所定幅拡大した第2のクリップ枠
内の線分を求める第1次のクリッピング処理を施す手段
と、第1次のクリッピング処理を施された基準線分と求
めた追加線分を構成する画素を求める手段と、求めた画
素に対し、第1のクリップ枠内の画素を求める第2次の
クリッピング処理を施す手段と、求めた第1のクリップ
枠内の画素を表示する手段とを有することを特徴とする
情報処理装置を提供する。
なお、前記、少なくとも基準線分の片側に設定する追
加線分数分の線分幅以上の所定幅の拡大は、基準線分の
片側に設定する追加線分数分の線分幅の拡大であること
が望ましい。最も、処理量が少なく、処理の高速化が図
れるからである。
また、少なくとも基準線分の片側に設定する追加線分
数分の線分幅以上の所定幅の拡大は、基準線分の始終点
の一方が前記第1のクリップ枠外にある場合に、基準線
分の側によって設定する追加線分数分の線分幅が異なる
場合には、基準線分と第1のクリップ枠がなす角が鋭角
である側に設定する追加線分数分の線分幅以上の拡大と
しても良い。また、基準線分の始終点の両方が第1のク
リップ枠外にある場合には、基準線分と第1のクリップ
枠がなす角が鋭角である側に設定する追加線分数分の線
分幅のうち大きい方の幅以上の拡大としても良い。
[作 用] 本発明に係る太線表示方法によれば、太線のクリッピ
ング処理は、追加線分を、表示範囲を示すクリップ枠
を、少なくとも基準線分の片側に設定する追加線分数分
の線分幅以上の所定幅拡大した枠内における基準線分に
対し前記追加線分を求め、その後、求めた追加線分のう
ち前記クリップ枠内の線分と、前記クリップ枠内の基準
線分とを表示することにより実行される。
また、本発明に係る、他の太線表示方法によれば、太
線のクリッピング処理は、基準線分に対して、表示範囲
を示す第1のクリップ枠を、少なくとも基準線分の片側
に設定する追加線分数分の線分幅以上の所定幅拡大した
第2のクリップ枠内の線分を求める第1次のクリッピン
グ処理を施し、処理後の基準線分に対して追加線分を求
め、第1次のクリッピング処理を施された基準線分とを
求めた追加線分を構成する画素を求め、求めた画素に対
し、第1のクリップ枠内の画素を求める第2次のクリッ
ピング処理を施し、求めた第1のクリップ枠内の画素を
表示することにより実現される。
また、本発明に係る表示システムによれば、まず、基
準線分に対して、表示範囲を示す第1のクリップ枠を、
少なくとも基準線分の片側に設定する追加線分数分の線
分幅以上の所定幅拡大した第2のクリップ枠内の線分を
求める第1次のクリッピング処理を施し、第1次のクリ
ッピング処理を施された基準線分と求めた追加線分を構
成する画素を求め、求めた画素に対し、第1のクリップ
枠内の画素を求める第2次のクリッピング処理を施し、
求めた第1のクリップ枠内の画素を表示する。
また、本発明に係る他の表示システムによれば、ま
ず、基準線分に対して、表示範囲を示す第1のクリップ
枠を、少なくとも基準線分の片側に設定する追加線分数
分の線分幅以上の所定幅拡大した第2のクリップ枠内の
線分の始終点を求める第1次のクリッピング処理を施
し、第1次のクリッピング処理により得られた基準線分
に対して追加線分の始終点を求め、第1次のクリッピン
グ処理により得られた基準線分と、求めた各追加線分の
各始終点より、基準線分と各追加線分の画素を発生し、
発生した画素の座標が前記第1のクリップ枠内であるか
否か判別し、判別の結果発生した画素の座標が前記第1
のクリップ枠内である場合に該画素を表示する。なお、
この表示システムは、表示画像を格納するフレームメモ
リを備え、前記判別を、発生画素のフレームメモリの書
き込みアドレスを前記第1のクリップ枠に対応するフレ
ームメモリのアドレス領域と比較することにより行い、
前記書き込みアドレスが前記アドレス領域内である場合
に、発生画素をフレームメモリに書き込むことにより表
示を実現するようにしても良い。
また、本発明に係る情報処理装置によれば、各クリッ
プ枠について、 太線の基準線分に対して、表示範囲を示す第1のクリ
ップ枠を、少なくとも基準線分の片側に設定する追加線
分数分の線分幅以上の所定幅拡大した第2のクリップ枠
内の線分を求める第1次のクリッピング処理を施し、第
1次のクリッピング処理を施された基準線分と求めた追
加線分を構成する画素を求め、求めた画素に対し、第1
のクリッピング枠内の画素を求める第2次のクリッピン
グ処理を施し、求めた第1のクリップ枠内の画素を表示
する。
なお、前記表示装置および情報処理装置は、基準線分
の始終点の一方が前記第1のクリップ枠外にある場合に
のみ以上の処理を行うようにしても良い。
ところで、前記従来の問題は、クリッピングした基準
線分を単に平行移動して追加線分を求めた場合、追加線
分のなかにクリップ枠までとどかないものができるため
に発生する。すなわち、前記方法で求めた追加線分が短
すぎるために表示の乱れが発生する。
前記問題を解決するためには、追加線分の始終点の座
標の計算を、すくなくとも、基準線分の始終点を追加線
分が表示されるべき範囲まで拡げて、追加線分の始終点
の座標を計算すればよい。すなわち、正常に表示される
ように追加線分を長めに求めてやればよい。
そこで、本発明は、まず前記追加線分が最大限伸びる
範囲で基準線分に対してクリッピング処理を行い、これ
に対して追加線分の始終点を求めた後、本来のクリップ
枠でクリッピング処理を行って表示する。なお、追加線
分が最大限伸びる範囲は、本来のクリップ枠のより、片
方向の追加線分の幅だけ上下左右に拡げたものとすれば
良い。
なお、これらの場合、第二のクリッピング枠でクリッ
ピング後基準線を平行移動させて、追加線分を求め、追
加線分の画素を描画しているので、前記白抜けの問題も
発生しない。
[実施例] 以下、本発明に係る表示システムの一実施例を、マル
チウィンドウ環境における場合を例に取り、説明する。
第1図に、本実施例に係る表示システムのハードウェ
ア構成を示す。
図中、1はCPUで、後に説明するグラフィックプロセ
ッサ4に対して、起動かけたり、表示すべき図形の情
報、例えば太線の始終点の座標や線幅を与えるなど、グ
ラフィックプロセッサ4を制御する。2は主メモリでCP
U1のプログラムおよびデータを記憶する。3は磁気ディ
スク装置などのファイル装置で、本表示システムのプロ
グラムおよびデータを記憶する。11はシステムバスで、
CPU1、ファイル装置3、グラフィックプロセッサ4を接
続する。グラフィックプロセッサ4はCPU1からの指示に
より、フレームバッファ5に図形を描画する。フレーム
バッファ5はグラフィックプロセッサ4により描画され
た画像を記憶する。6はCRTモニタで、フレームバッフ
ァから画像情報を読みだし、表示する。
グラフィックプロセッサ4はマイクロプロセッサ部41
および線分発生器42からなり、マイクロプロセッサ部41
は座標変換、幾何計算によるクリッピング処理、追加線
分の始終点座標の計算など、図形表示のための幾何学処
理を行い、線分発生器42に描画すべき線分の始終点座標
など描画線分情報を与え、線分描画処理を行わせる。線
分発生器42は指定された線分情報に従って、線分を構成
する画素に該当するフレームバッファ5の個所に対して
所定の色を書き込む。
以下、その動作について説明する。
まず、処理の概要を述べる。
第4図に示すように、太線10を表示する場合、まず、
クリップ枠91から、片方向に追加線分の幅だけ、すなわ
ち追加線分2本分だけ拡げたクリップ枠91で基準線分を
クリッピングし、これに対して、追加線分の始終点を従
来の方法により求める。
この場合、本来のクリップ枠内において最も長くなる
追加線分101のクリップ点は、ちょうど、本来のクリッ
プ枠に接するようになり、表示すべき画素を書き漏らす
ことはない。
一方、基準線分および追加線分102から追加線分104は
本来のクリップ枠91の外に出るため、本来のクリップ枠
でクリッピング処理を施して表示すればよい。
なお、このクリッピング処理は、描画後、クリッピン
グ枠内の座標の点を抜き出すことにより実現しても、後
述するように、線分発生時、画素の座標を計算してか
ら、クリップ枠に内外を判定して内部のみを描画するこ
とにより実現しても良い。
次に、動作の詳細について、説明する。
第2図に、マイクロプロセッサ部41の処理手順を示
す。
まず、マイクロプロセッサ部41は、ステップ81にて表
示線分の終始点座標を表示座標系へ座標変換する。な
お、図形表示では図形に対して座標変換を施すことは一
般に行われている事項である。
次に、ステップ82で片側の追加線分の幅だけ拡張した
クリップ枠で第一次クリッピング処理を行う。
次に、ステップ83で追加線分の始終点の座標の計算を
行う、これは、太線の傾きにより基準線分からの平行移
動の方向を得て、追加線分の始終点座標を計算する従来
どおりの技術によれば良い。そして、ステップ84で、本
来のクリップ枠でクリッピング処理を行い、線分発生器
42を用いて線分を描画する。
ステップ85では、基準線分および追加線分の全部を描
画したか判定し、全部終了するまでステップ84を繰り返
す。
以上のように、片側の追加線分の幅だけ拡げたクリッ
プ枠でクリッピングして得た基準線分の始終点に対し
て、追加線分の始終点を求め、描画しているため、前記
したような追加線分が欠けの発生を防ぐことができる。
なお、ステップ84のクリッピング処理を線分発生器で
行うことも可能である。
第2図に、この場合の線分発生器42の構成を示す。
図中420は、マイクロプロセッサ部41よりの描画すべ
き線分の始終点座標など描画線分情報の設定を受け、線
分を構成する画素のX座標427を計算するX座標発生器4
21とY座標428を計算するY座標発生器422を制御する制
御部であり、423は、画素の座標がクリップ枠の左辺と
右辺の間にあるかどうかを判定し、外の場合その旨の信
号を発生するX座標比較器、424は、同じく上辺と下辺
の間にあるかを判定するY座標比較器である。
また、425は比較器423、424の判定結果の論理和を求
めるORゲート、426は書き込むべき画素の座標およびOR
ゲート425からの書き込み抑止信号429を得て、この信号
が送出されていない時にフレームバッファ5に画素書き
込みを行うフレームバッファ書き込み回路である。
次に、その動作を説明する。
この線分発生器42においては、座標発生器421、422が
発生した線分の座標に画素を書き込もうとすると、X座
標比較器423あるいはY座標比較器434が、該座標が本来
のクリップ枠の内か外かを判定し、外であれば書き込み
抑止信号が送出する。
この書き込み抑止信号により、フレームバッファ書き
込み回路426はフレームバッファへの書き込みが抑止さ
れ、結果、クリッピング処理が実現する。
このように線分発生器42でクリッピング処理を行え
ば、マイクロプロセッサ部41でクリッピング処理を行う
処理がなく、高速な表示が可能である。
以上のように本実施例によれば、初めに82にて第一次
クリッピングを行っているので、線分がクリップ枠に比
較して長い場合でも、本来のクリップ枠外の無駄な画素
の発生を制限でき、高速な表示が可能となる。また、本
実施例は、マルチウィンドウ環境における場合を例に取
り説明したが、これに限るものでは無く、表示範囲を2
以上のクリップ枠により処理する場合に同様に適用でき
る。
なお、以上の実施例によれば、クリップ枠91とクリッ
プ枠92の接合面において、段差が生じる場合があるが、
これは、たとえば、特開昭62−127972号公報に記載され
ている技術等を適用することにより容易に解決される。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、マルチウィンドウ環
境の場合、表示範囲を2以上のクリップ枠で処理する場
合でも乱れのない正確な太線表示を高速に実現できる表
示システムおよび太線表示方法を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る表示システムの構成を
示すブロック図、第2図は表示システムの他の構成を示
すブロック図、第3図はマイクロプロセッサ部の処理手
順を示すフローチャート、第4図は太線表示処理の概念
を示す説明図、第5図は従来の技術の問題点を示す説明
図である。 1……CPU、2……主メモリ、3……ファイル装置、4
……グラフィックプロセッサ、5……フレームバッフ
ァ、6……CRTモニタ、10……太線、11……システムバ
ス41……マイクロプロセッサ部、42……線分発生器、42
0……制御部、421……X座標発生器、422……Y座標発
生器、423……X座標比較器、424……Y座標比較器、42
5……ORゲート、426……フレームバッファ書き込み回路
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−103784(JP,A) 特開 昭63−225882(JP,A) 特開 昭63−175982(JP,A) 特開 平1−255983(JP,A) 特開 平1−292479(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準線分と、基準線分を平行移動すること
    で求まる1以上の追加線分とを並設して、太線を表示す
    る太線表示方法であって、 表示範囲を示す第一のクリップ枠を、少なくとも基準線
    分の片側に並設する追加線分数分の線分幅以上拡大した
    第二のクリップ枠で、前記基準線分をクリッピングする
    第一次のクリッピング工程と、 前記第一次のクリッピング工程でクリッピングした基準
    線分を平行移動することで、1以上の追加線分を求める
    追加線分算出工程と、 前記第一次のクリッピング工程でクリッピングした基準
    線分と、前記追加線分算出工程で求めた追加線分とを、
    前記第一のクリップ枠でクリッピングし、当該クリッピ
    ングした基準線分および追加線分追加線分を表示する第
    二次のクリッピング工程と、 を備えていることを特徴とする太線表示方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の太線表示方法であって、 前記第二次のクリッピング工程は、前記第一次のクリッ
    ピング工程でクリッピングした基準線分と、前記追加線
    分算出工程で求めた1以上の追加線分とを構成する画素
    を求める工程と、 当該求めた画素のうち、前記第一のクリッピング枠内に
    ある画素を求めて表示する工程と、 を有していることを特徴とする太線表示方法。
  3. 【請求項3】基準線分と、基準線分を平行移動すること
    で求まる1以上の追加線分とを並設して、太線を表示す
    る手段を備えた表示装置であって、 表示範囲を示す第一のクリップ枠を、少なくとも基準線
    分を片側に並設する追加線分数分の線分幅以上拡大した
    第二のクリップ枠で、前記基準線分をクリッピングする
    第一次のクリッピング手段と、 前記第一次のクリッピング手段でクリッピングした基準
    線分を平行移動することで、1以上の追加線分を求める
    追加線分算出手段と、 前記第一次のクリッピング手段でクリッピングした基準
    線分と、前記追加線分算出手段で求めた追加線分とを、
    前記第一のクリップ枠でクリッピングし、当該クリッピ
    ングした基準線分および追加線分追加線分を表示する第
    二次のクリッピング手段と、 を備えていることを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の表示装置であって、 前記第一次のクリッピング手段は、前記基準線分の前記
    第二のクリップ枠内における始終点を求めることによ
    り、前記基準線分をクリッピングするものであり、 前記追加線分算出手段は、前記第一次のクリッピング手
    段で求めた前記基準線分の前記第二のクリップ枠内にお
    ける始終点を平行移動することで、前記1以上の追加線
    分を始終点を求めるものであり、 前記第二次のクリッピング手段は、前記第一次のクリッ
    ピング手段で求めた始終点によって特定される基準線分
    と、前記追加線分算出手段で求めた始点終点によって特
    定される1以上の追加線分とを構成する画素を求める手
    段と、 当該求めた画素のうち、前記第一のクリッピング枠内に
    ある画素を表示する手段と、 を有することを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の表示装置であって、 表示画像を格納するフレームメモリを備え、 前記前記第一のクリッピング枠内にある画素を表示する
    手段は、発生画素の前記フレームメモリへの書き込みア
    ドレスを前記第一のクリップ枠に対応する前記フレーム
    メモリのアドレス領域と比較し、前記書き込みアドレス
    が前記アドレス領域内である場合に、当該発生画素を前
    記フレームメモリに書き込むものである ことを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】マルチウィンドウ環境を提供し、かつ、基
    準線分と、基準線分を平行移動することで求まる1以上
    の追加線分とを並設して、太線を表示する手段を備え、
    加えて、1のウィンドウに表示する太線のクリッピング
    処理を、当該ウィンドウを2以上に分割した第一のクリ
    ップ枠各々において実現する情報処理装置であって、 前記2以上に分割した第一のクリップ枠各々について、 当該第一のクリップ枠を、少なくとも基準線分の片側に
    並設する追加線分数分の線分幅以上拡大した第二のクリ
    ップ枠で、前記基準線分をクリッピングする第一次のク
    リッピング手段と、 前記第一次のクリッピング手段でクリッピングした基準
    線分を平行移動することで、1以上の追加線分を求める
    追加線分算出手段と、 前記第一次のクリッピング手段でクリッピングした基準
    線分と、前記追加線分算出手段で求めた追加線分とを、
    当該第一のクリップ枠でクリッピングし、当該クリッピ
    ングした基準線分および追加線分追加線分を表示する第
    二次のクリッピング手段と、 を備えていることを特徴とする情報処理装置。
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