JP2702787B2 - 木製浴室ドアとその製造方法 - Google Patents

木製浴室ドアとその製造方法

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JP2702787B2 JP1220554A JP22055489A JP2702787B2 JP 2702787 B2 JP2702787 B2 JP 2702787B2 JP 1220554 A JP1220554 A JP 1220554A JP 22055489 A JP22055489 A JP 22055489A JP 2702787 B2 JP2702787 B2 JP 2702787B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、木製浴室ドアとその製造方法に関し、詳し
くは充分な防水処理をなす技術に係るものである。
[従来の技術] 従来、木製浴室ドアは、木質芯材の表裏面に化粧合板
を貼着し、木質芯材の左右面に突板を貼着するものであ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このように木質芯材に化粧合板及び突板を
貼着するのに、化粧合板の表面から吸水を行い、かかる
化粧合板に変形が生じ、そして突板が貼着されいない木
質芯材の上下端面から木質芯材に直接吸水がなされ、化
粧合板及び木質芯材が早期に変形、腐食されるという問
題があった。そしてドアの周枠部の内方で中央抜に面板
を備えた木製浴室ドアにおいても同様な問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、充分な防水性を備えた木
製浴室ドアを提供し、又、ドアの周枠部の内方で中央部
に面板を備えた木製浴室ドアにおいても充分な防水性を
有する木製浴室ドアの製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明の木製浴室ドアは、木質化粧板2に開口3が形
成されるとともに、木質化粧板2が開口3の縁部も含め
て樹脂含浸処理がなされ、外周全面に樹脂含浸処理がな
された木質芯材1に開口部2aが形成され、木質芯材1の
外周全面に木質化粧板2が貼着され、木質化粧板2の開
口3の縁部の表裏両側から樹脂含浸処理がなされた額縁
材8,8が装着され、表裏の額縁材8にて面板4が挟持さ
れて成ることを特徴とするものである。
又、木製浴室ドアの製造方法は、木質化粧板2に開口
3を形した後、木質化粧板2を、開口3の縁部も含めて
樹脂含浸処理をおこない、木質芯材1の外周全面に樹脂
含浸処理をおこない、木質芯材1に開口部2aを形成し、
木質芯材1の外周全面に木質化粧板2を貼着し、木質化
粧板2の開口3の縁部の表裏両側から樹脂含浸処理をし
てある額縁材8,8を装着して、額縁材8,8にて面板4を挟
持することを特徴とするものである。
[作用] このように、木質化粧板2に開口3が形成されるとと
もに、木質化粧板2が開口3の縁部も含めて樹脂含浸処
理がなされ、外周全面に樹脂含浸処理がなされた木質芯
材1に開口部2aが形成され、木質芯材1の外周全面に木
質化粧板2が貼着され、木質化粧板2の開口3の縁部の
表裏両側から樹脂含浸処理がなされた額縁材8,8が装着
され、表裏の額縁材8,8にて面板4が挟持されていて、
つまり、木質化粧板2に開口3が形成されるとともに、
木質化粧板2が開口3の縁部も含めて樹脂含浸処理がな
されていて、ドアを製造するのに際して框組みすること
なく一体となった木質化粧板2を木質芯材1に貼着する
だけで簡単に製造することができ、又、樹脂含浸処理も
必要最低限で充分に施すことができ、しかも、表裏面全
体の防水性を確保することができる。更に、木質芯材1
に開口部2aが形成され、木質芯材1の外周全面に木質化
粧板2が貼着され、木質化粧板2の開口3の縁部の表裏
両側から樹脂含浸処理がなされた額縁材8,8が装着さ
れ、表裏の額縁材8,8にて面板4が挟持されていて、木
質化粧板2の開口3の縁部、開口3の周部における木質
芯材1、開口3において面板4を挟持する表裏の縁部8,
8の各々が樹脂含浸がなされていて、開口3の縁部にお
ける防水性も充分に高めることができるものである。
[実施例] 以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
木製浴室ドアAは表面はもちろん内部の芯材も木製に
なされていて、その木質芯材1は第5図に示すように、
桟状材5を枠組みして中央部に開口部2aを形成してあ
る。このような木質芯材1の表裏面に開口3を形成した
木質化粧板2を貼着するのである。このような木質化粧
板2はラワン合板のような基板6に突板7を積層し、中
央部に開口3をルーター加工にて形成し、このように開
口3が形成された木質化粧板2にその開口3の縁部も含
めて全体をWPC(Wood Plastic Combinatain)処理が
なされ、つまり樹脂含浸処理がなされて、木質化粧板2
の寸法の安定化を図るとともに高い防水性を備えるよう
にしてある。WPC処理は木材中に合成樹脂モノマー(単
量体)を注入し、木材中でこれを重合させるときにセル
ロース結鎖に対する合成樹脂のつぎ木をした形の分子を
つくりあげて固定しようとするものであり、つまりグラ
フト共重合反応が行なわれるものであるが、他の手段に
て合成樹脂を注入硬化させてもよいものである。
しかしてこのような木質化粧板2が木質芯材1の表面
に貼着され、又、木質芯材1の上下及び左右の端面に
は、WPC処理がなされた突板7を貼着するのである。か
かる場合、突板7に変えてWPC処理がなされた木質化粧
板2を貼着してもよい。そして木質化粧板2の開口3に
は表裏面から略L字型の額縁材8がコーキング剤10を介
装して装着され、表裏の額縁剤8,8にてガラスのような
面板4を挟持するのである。かかる場合、額縁材8もWP
C処理がなされ、防水性を備え、又、面板4が挟持され
る額縁材8,8間の溝底には防水性のソフトテープ9が配
設され、このようなソフトテープ9が面板4にて押さえ
られて溝底から水分が木質芯材1に至るのを阻止して充
分な防水性を維持するようにしている。
このように、木質芯材1の外周全面に樹脂含浸処理が
なされた木質化粧板2が貼着されることで、木質化粧板
2は樹脂含浸処理がなされていて、ドア表面における木
質化粧板2が吸水することもなく、木質芯材1が吸水す
るのも抑制するのである。
そして、中央部に面板4を有する木製浴室ドアAを製
作するのに、木質化粧板2に開口3が形成され、開口3
が形成された木質化粧板2が開口3の縁部も含めて樹脂
含浸処理がなされていて、一枚物の木質化粧板2を切断
加工にて開口3を形成し、このような木質化粧板2を使
用するのに比べて、本発明の製造方法においては、開口
3の縁部の樹脂含浸処理による樹脂含浸程度を高め、開
口3縁部における防水性も高めるのである。
このような木製浴室ドアAは、木製ドア枠11に蝶番を
介して片開き状に開閉自在に取付けられ、木製戸当たり
12,12においてその閉成状態で弾性体13を圧接して水密
を図るようにしてある。そして木製ドア枠11、木製戸当
たり12はその表面層がWPC処理がなされ、そして、ドア
枠の敷居部分のみが金属製の敷居枠14に形成されてい
る。
[発明の効果] 以上要するに本発明は、木質化粧板に開口が形成され
るとともに、木質化粧板が開口の縁部を含めて樹脂含浸
処理がなされ、木質芯材に開口部が形成され、木質芯材
の外周全面に木質化粧板が貼着され、木質化粧板の開口
の縁部の表裏両側から樹脂含浸処理がなされた額縁材が
装着され、表裏の額縁材にて面板が挟持されているか
ら、つまり、木質化粧板に開口が形成されるとともに、
木質化粧板が開口の縁部も含めて樹脂含浸処理がなされ
ているから、ドアを製造するのに際して、框組みするこ
となく一体となった木質化粧板を木質芯材に貼着するだ
けで簡単に製造することができ、又、樹脂含浸処理も必
要最低限で充分に施すことができ、しかも、表裏面全体
の防水性を確保することができるという利点がある。
更に、外周全面に樹脂含浸処理がなされた木質芯材に
開口部が形成され、木質芯材の外周全面に木質化粧板が
貼着され、木質化粧板の開口の縁部の表裏両側から樹脂
含浸処理がなされた額縁材が装着され、表裏の額縁材に
て面板が挟持されているから、木質化粧板の開口の縁
部、開口の周部における木質芯材、開口において面板を
挟持する表裏の額縁の各々が樹脂含浸処理がなされてい
て、開口の縁部における防水性も充分に高めることがで
きるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の木質浴室ドアの正面図、第
2図は同上の一部省略した水平断面図、第3図は同上の
一部省略した縦断面図、第4図(a)(b)は同上の木
質化粧板の正面図、部分拡大断面図、第5図(a)
(b)(c)(d)(e)は同上の木質芯材の正面図、
第5図(a)のA−A線断面図、第5図(a)のB−B
線断面図、第5図(a)のC−C線断面図、第5図
(a)のD−D線断面図、第6図は同上の製造方法を説
明する斜視図であり、1は木質芯材、2は木質化粧板で
ある。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木質化粧板に開口が形成されるとともに、
    木質化粧板が開口の縁部も含めて樹脂含浸処理がなさ
    れ、外周全面に樹脂含浸処理がなされた木質芯材に開口
    部が形成され、木質芯材の外周全面に木質化粧板が貼着
    され、木質化粧板の開口の縁部の表裏両側から樹脂含浸
    処理がなされた額縁材が装着され、表裏の額縁材にて面
    板が挟持されて成ることを特徴とする木製浴室ドア。
  2. 【請求項2】木質化粧板に開口を形した後、木質化粧板
    を、開口の縁部も含めて樹脂含浸処理をおこない、木質
    芯材の外周全面に樹脂含浸処理をおこない、木質芯材に
    開口部を形成し、木質芯材の外周全面に木質化粧板を貼
    着し、木質化粧板の開口の縁部の表裏両側から樹脂含浸
    処理をしてある額縁材を装着して、額縁材にて面板を挟
    持することを特徴とする木製浴室ドアの製造方法。
JP1220554A 1989-08-28 1989-08-28 木製浴室ドアとその製造方法 Expired - Fee Related JP2702787B2 (ja)

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JPS56119883U (ja) * 1980-02-13 1981-09-12
JPS634151A (ja) * 1986-06-25 1988-01-09 松下電工株式会社 耐水建築用板及び耐水建築用板を用いたドア

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