JP2021055384A - 装飾ドアにおけるモールディングの取付構造 - Google Patents

装飾ドアにおけるモールディングの取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】モールディングの種類を増やすことなく、施工が簡単で、框材へのモールディングの取付け強度を向上させることが可能な、装飾ドアにおけるモールディングの取付構造を提供する。【解決手段】矩形に枠組みされた框材(12)と、その枠組みされた框材(12)の内周縁に接着材(20)を用いて表裏一対にて取り付けられるモールディング(14,16)と、そのモールディング(14,16)によって挟持・固定される装飾材(18)とで構成された装飾ドアにおけるモールディングの取付構造であって、表裏一対のモールディング(14,16)間に形成される隙間のうち、上記の装飾材(18)が挟持されていない部分に、その隙間を埋めるスペーサー(22)が取り付けられることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、住宅等の建築物の出入口の開口部などに付設される装飾ドアに関し、特にその装飾ドアおけるモールディングの取付構造に関する。
従来から、住宅等の建築物の出入口の開口部に付設される装飾ドアとして、矩形に枠組みされた框材の内周空間にガラス板や通気ガラリなどの装飾材を配置し、この装飾材を框材の内周面に表裏一対にて取り付けられたモールディングで挟持・固定した構造のものが用いられている。この種の装飾ドアに関連する技術として、例えば、下記の特許文献1(日本国・特開平6−341272号公報)には、框材とモールディングとの固定やガラス板とモールディングとの固定に、ホットメルト樹脂や弾性接着剤などを用いる技術が開示されている。
かかる技術によれば、長期に亘ってガラス板のビビリ音やガタツキを防止した建具を提供することができる。
特開平6−341272号公報
しかしながら、上記の従来技術には次の課題がある。すなわち、装飾材としてガラス板を用いる場合などのように、矩形に枠組みされた框材の内周縁に取り付けられたモールディングのうち、その全周全てのモールディングで装飾材を挟持・固定するものでは何ら問題はないが、例えば、装飾材として通気ドアに用いられる通気ガラリを取り付ける場合には、矩形に枠組みされた框材の上下(すなわち横框材)に取り付けられたモールディングの間には何も挟みこまない状態でモールディングのみが框材に取り付けられることになる。かかる場合において、ホットメルトなどの接着剤を用いて両者を接着すると、製造工程上、当該接着剤が表裏一対のモールディングのうちの一方(片側)に偏って存在してしまい、他方はほとんど接着されない状態となる結果、モールディングのぐらつきや浮き等の不具合が生じる虞があった。なお、このような問題に対しては、モールディングの形状を縦用と横用とでそれぞれ別形状とすることで解決を図ることも可能であるが、ドアを構成する部材の点数が増えること、また、それぞれのモールディングにおける製造時の寸法誤差によって、留め付け時にズレが生じ易くなるといった別の問題が生じるようになる。
それゆえに、本発明の主たる課題は、モールディングの種類を増やすことなく、施工が簡単で、框材へのモールディングの取付け強度を向上させることが可能な、装飾ドアにおけるモールディングの取付構造を提供することである。
上記の課題を達成するため、本発明は、例えば、図1〜4に示すように、装飾ドアにおけるモールディングの取付構造を次のように構成した。
すなわち、矩形に枠組みされた框材12と、その枠組みされた框材12の内周縁に接着材20を用いて表裏一対にて取り付けられるモールディング14,16と、そのモールディング14,16によって挟持・固定される装飾材18とで構成された装飾ドアにおけるモールディングの取付構造であって、表裏一対のモールディング14,16間に形成される隙間のうち、上記の装飾材18が挟持されていない部分に、その隙間を埋めるスペーサー22が取り付けられることを特徴とする。
本発明では、表裏一対のモールディング14,16間に形成される隙間のうち、上記の装飾材18が挟持されていない部分に、その隙間を埋めるスペーサー22が取り付けられるので、表裏一対のモールディング14,16を接着材20で框材12に固定する際に、モールディング14,16間に形成される隙間に接着材20が流出してくるのを防止して、框材12とモールディング14,16との固着に必要な場所に当該接着材20を留めさせることができる。
本発明においては、前記の装飾材18が通気ガラリであり、前記スペーサー22が、矩形に枠組みされた前記の框材12の上下に取り付けられた前記モールディング14,16の間の隙間に装着されるものであって、長尺角棒材にて形成されているものであることが好ましい。
なお、本発明は、後述する実施形態に記載された特有の構成を付加することが好ましい。
本発明によれば、モールディングの種類を増やすことなく、施工が簡単で、框材へのモールディングの取付け強度を向上させることが可能な、装飾ドアにおけるモールディングの取付構造を提供することができる。
本発明の装飾ドアにおけるモールディングの取付構造が採用された装飾ドアの一例を示す部分拡大正面図である。 図1におけるA−A’線拡大断面図である。 本発明の装飾ドアにおけるモールディングの取付構造で使用されるモールディングの一例を示す短手方向断面図である。 本発明の装飾ドアにおけるモールディングの取付構造の施工手順の一例を示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の装飾ドアにおけるモールディングの取付構造が採用された装飾ドア10の一例を示す部分拡大正面図である。また、図2は、図1の破線で囲まれた拡大部分におけるA−A’線拡大断面図である。これらの図が示すように、本実施形態の装飾ドア10は、装飾材18として通気ガラリを用いたルーバータイプの通気ドアであって、矩形に枠組みされた框材12と、その枠組みされた框材12の内周縁に接着材20を用いて表裏一対にて取り付けられるモールディング14,16と、そのモールディング14,16によって挟持・固定される装飾材18と、モールディング14,16間に形成される所定の隙間を埋めるスペーサー22とを備える。
框材12は、例えば、挽材、合板、中繊維板(MDF)、パーティクルボード、ハードボード、インシュレーションボード(IB)、OSB、LVL(単板積層材)、LVB(単板積層板)、集成材などの木質材料や、これら木質材料を複合した複合材料で形成された芯材24と、この芯材24の表裏面に一体的に取着された化粧層26とで構成された長尺の部材であって、上述したように矩形に枠組みされて装飾ドア10のベースとなる部材である。なお、矩形に枠組みされた框材12は、装飾ドア10の横枠を形成する横框材12aと、縦枠を形成する縦框材12bとに分類することができる。
モールディング14,16は、枠組みされた框材12の内周縁に、接着材20を用いて表裏一対にて取り付けられる長尺の部材であって、框材12と装飾材18とを連結すると共に、框材12の内周縁を装飾する部材である。
図3に示すように、本実施形態では、このモールディング14,16が、例えば、挽材、合板、中繊維板(MDF)、パーティクルボード、ハードボード、インシュレーションボード(IB)、OSB、LVL(単板積層材)、LVB(単板積層板)、集成材などの木質材料や、これら木質材料を複合した複合材料、金属、合成樹脂などで形成された基材28と、例えば、化粧紙、化粧樹脂含浸紙、オレフィンシート、塩化ビニールシート等の化粧合成樹脂シート、化粧単板、突板などで形成され、上記の基材28表面の一部あるいは全部に貼着一体化される化粧シート30とで構成される。
また、モールディング14,16には、框材12の内周縁に嵌合される框用段部32、装飾材18に当接してこれを挟持する対向面34、表裏一対のモールディング14,16で装飾材18を挟持する際に、挟持する装飾材18の奥行きと、両モールディング14,16間の隙間とを規定する突部36、対向面34と突部36との境界に設けられ、接着剤溜まりとして機能する凹状溝38、および、突部36の背面に設けられ、モールディング14,16と框材12とを接着するための接着材20が充填される面取り部40が長手方向全長に亘って設けられている。
このモールディング14,16と框材12および装飾材18とを固定する接着材20としては、EVA(エチレン酢酸ビニル)系、オレフィン系、ゴム系、ポリアミド系およびポリウレタン系などのホットメルト接着剤を用いるのが好適であり、とりわけ通常のホットメルト接着剤に比べてオープンタイムが長い湿気硬化型ウレタン系ホットメルト接着剤を用いるのがより好ましい。
装飾材18は、矩形に枠組みされた框材12で囲まれた空間にモールディング14,16を介して固定され、ドアの表裏面を機能的あるいは意匠的に装飾する部材である。なお、本実施形態では、上述したように、装飾材18として通気ガラリを用いる場合を示しているが、この装飾材18は通気ガラリに限定されるものではなく、例えば、ガラス板や鏡板などであってもよい。
本実施形態の装飾材18である通気ガラリは、例えばABS、ポリプロピレン(PP)、アクリル(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)といった熱可塑性樹脂を押出成形などの手法で所定の形状(図示実施形態の場合、短手方向断面が略山形形状)に成形した長尺のルーバー部材である。この装飾材18の長手方向の両端部には、モールディング14,16間の隙間に収まる形状の係合突起42が設けられている。
スペーサー22は、表裏一対のモールディング14,16間に形成される隙間のうち、上記の装飾材18(より詳しくは装飾材18の係合突起42)が挟持されていない部分の隙間を埋める長尺角棒状の部材である。このスペーサー22は、例えば、挽材、合板、中繊維板(MDF)、パーティクルボード、ハードボード、インシュレーションボード(IB)、OSB、LVL(単板積層材)、LVB(単板積層板)、集成材などの木質材料や、これら木質材料を複合した複合材料、金属、合成樹脂などで形成されている。なお、本実施形態では、このスペーサー22が、横框材12aに取付けられるモールディング14,16と略同じ長さにて形成されている。
次に、図4を参照して、本発明が適用された以上のような装飾ドア10を製造する際には、図4Aに示すように、一方のモールディング16の框用段部32を框材12の内周縁の一端部にテープ44を介して仮止めする。続いて、図4Bに示すように、左右の縦框材12bに仮止めしたモールディング16の対向面34上に装飾材18の係合突起42を位置合わせすると共に、上下の横框材12aに仮止めしたモールディング16の対向面34上にスペーサー22を位置合わせする。この際、スペーサー22の端部がモールディング16の対向面34よりも外側(先端側)へ突出しないように注意する必要がある。続いて、図4Cに示すように、モールディング16凹条溝38から面取り部40に亘って接着材20を塗布した後、残る他方のモールディング14の框用段部32を框材12の内周縁の他端部に位置決めし、表裏一対のモールディング14,16の対向面34で装飾材18の係合突起42およびスペーサー22を挟持する。そして、各部材を組み付けた装飾ドア10を、図示しないプレス機でその表裏両面から冷圧しつつ、その状態を一定時間保持して養生することにより、本実施形態の装飾ドア10におけるモールディング14,16の取付構造が完成する。また、装飾ドア10をプレス機から取出し、仮止めしていたテープ44を取り外すことによって装飾ドア10が完成する(図4D)。
本実施形態の装飾ドア10におけるモールディング14,16の取付構造によれば、表裏一対のモールディング14,16間に形成される隙間のうち、装飾材18の係合突起42が挟持されていない横框材12aに対応する部分に、その隙間を埋めるスペーサー22が取り付けられるので、表裏一対のモールディング14,16を接着材20で框材12に固定する際に、モールディング14,16間に形成される隙間に接着材20が流出してくるのを防止して、框材12とモールディング14,16との固着に必要な場所、より具体的にはモールディング14,16の面取り部40と框材12の表面との間に形成される空間内に当該接着材20を充填させることができる。その結果、この部分における框材12へのモールディング14,16の取付け強度を向上させることができる。
なお、上述の実施形態では、スペーサー22が長尺角棒材にて形成される場合を示しているが、このスペーサー22は、表裏一対のモールディング14,16間に形成される隙間のうち、装飾材18が挟持されていない部分の隙間を埋め、施工の際に接着材20が表面側へと流出しないように抑えることができるものであれば、如何なる態様であってもよい。その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
10…装飾ドア
12…框材
14…モールディング
16…モールディング
18…装飾材
20…接着剤
22…スペーサー

Claims (2)

  1. 矩形に枠組みされた框材(12)と、その枠組みされた框材(12)の内周縁に接着材(20)を用いて表裏一対にて取り付けられるモールディング(14,16)と、そのモールディング(14,16)によって挟持・固定される装飾材(18)とで構成された装飾ドアにおけるモールディングの取付構造であって、
    表裏一対のモールディング(14,16)間に形成される隙間のうち、上記の装飾材(18)が挟持されていない部分に、その隙間を埋めるスペーサー(22)が取り付けられる、ことを特徴とする装飾ドアにおけるモールディングの取付構造。
  2. 請求項1の装飾ドアにおけるモールディングの取付構造において、
    前記の装飾材(18)が通気ガラリであり、
    前記スペーサー(22)が、矩形に枠組みされた前記の框材(12)の上下に取り付けられた前記モールディング(14,16)の間の隙間に装着されるものであって、長尺角棒材にて形成されている、ことを特徴とする装飾ドアにおけるモールディングの取付構造。
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