JP2702685B2 - 高速用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

高速用空気入りラジアルタイヤ

Info

Publication number
JP2702685B2
JP2702685B2 JP7213642A JP21364295A JP2702685B2 JP 2702685 B2 JP2702685 B2 JP 2702685B2 JP 7213642 A JP7213642 A JP 7213642A JP 21364295 A JP21364295 A JP 21364295A JP 2702685 B2 JP2702685 B2 JP 2702685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circumferential
tread
tire
tread portion
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7213642A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08169213A (ja
Inventor
俊男 早川
徹 津田
正博 高山
雅人 比留間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP7213642A priority Critical patent/JP2702685B2/ja
Publication of JPH08169213A publication Critical patent/JPH08169213A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2702685B2 publication Critical patent/JP2702685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C11/00Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
    • B60C11/03Tread patterns
    • B60C2011/0337Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
    • B60C2011/0339Grooves
    • B60C2011/0374Slant grooves, i.e. having an angle of about 5 to 35 degrees to the equatorial plane

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】空気入りラジアルタイヤとく
にタイヤの最大幅に対するトレッド高さの比であらわさ
れるへん平比(以下「アスペクトレシオ」という。)が
0.8 以下の、いわゆるへん平空気入りラジアルタイヤに
あっては、トレッド幅が相対的に広いため、排水性すな
わち、激しい降雨によって走行路面を覆い尽くしている
溜水をタイヤの接地域から排除する能力にすぐれること
が、高速道路などでのタイヤの供用の際における、いわ
ゆるハイドロプレーニング,アクアプレーニング又はフ
ローティングの如く呼びならわされている危険を回避す
るため、とくに重要であり、かような要請についての有
利な充足を図ったトレッドパターンの改良は、近年来、
乗用車において高速化の気運がとみに著しく、またアス
ペクトレシオの甚しい縮小傾向の下で車両の操縦安定性
を確保すべく、喫緊の課題である。 【0002】 【従来の技術】特開昭57−194106号公報には、トレッド
部の全域に、円周方向溝群とこれに対し斜めに交差する
横方向溝群を配列した網目状トレッドパターンによる、
排水性能とトレッド損傷防止との折衷的な両立に関連し
た改良、とくに競走用タイヤについて開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】主として乗用車用の、
アスペクトレシオが甚だしく縮小されたへん平空気入り
ラジアルタイヤは、すでに述べた高度の排水能力のみな
らず、これにあわせて路上走行中の接地転動に由来する
騒音を低くすることも必要で、この騒音は、パターンノ
イズ、ロードノイズとも、それらの音圧レベルが車速に
応じて増大し、高速走行中の運転者の不快感ひいては疲
労の原因となるところ、上掲の網目状トレッドパターン
によるブロック配列は低騒音と、排水性の両立を期し難
く、それというのは網目状トレッドパターンのブロック
が接地面内で断続するため、タイヤの踏込みの際にブロ
ック端での打撃音を生じ、また、ブロックを区画する円
周方向溝が、タイヤの接地域で気柱共鳴を起す原因とな
るからである。 【0004】なかでも、発生騒音の問題は、タイヤの負
荷転動時の接地圧がとくに高くなるトレッド部中央域に
おいて、そこに形成した円周方向溝に対して各横方向溝
が開口する、従来のかかる網目状トレッドパターンにお
いてとくに重大であった。すなわち、トレッド部中央域
では接地圧が高くなることから、その中央域は、排水性
の他、ブロックの路面打撃音に基づくパターンノイズの
大小に支配的な影響をもつことになるところ、従来の網
目状トレッドパターンでは、中央域の周方向溝とそれ
に開口する横方向溝とでブロックを区画していることか
ら、各ブロックにより発生される打撃音がきわめて大き
くなる。 【0005】それ故、この発明は、とくに乗用車の使途
で適合すべき高速用空気入りラジアルタイヤにおける排
水能力を十分に確保しつつ、騒音特性を改善したトレッ
ドパターンを与えようとするものであり、より具体的に
は、トレッド部中央域に配した円周方向溝をもって排水
性能を担保し、しかも、トレッド部側域のブロックに、
それ本来の機能を十分に発揮させてなお、そのブロック
による発生打撃音を有効に低減させることを目的とす
る。すなわち、本願発明は、排水性能の点で優位である
のみならず、乗用車用空気入りラジアルタイヤに要求さ
れる他の性能、例えば操縦安定性、乗り心地等の性 能に
おいてすぐれた機能を発揮するブロックパターンを基本
パターンとし、それの長所である排水性能を十分に確保
してなお、短所であるパターンノイズの増大を有利に改
善することを目的とするものであり、とくには、タイヤ
の負荷転動時における接地圧が最も高くなって、排水性
能およびパターンノイズの両者に大きく影響するトレッ
ド部の中央域に着目し、そこでのパターンノイズの低減
を、すぐた排水性能の確保の下に実現するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明の高速用空気入
りラジアルタイヤは、へん平比が0.8 以下の幅広トレッ
ド部を有する空気入りラジアルタイヤにおいて、トレッ
ド部の中央域とその両側の側域とを一対の直線状円周サ
イプにより区画し、前記中央域に、1〜2本の直線状
周主溝および、その円周主溝と円周サイプとに挟まれる
狭幅連続陸部をそれぞれ設け、トレッド部の両側域の全
にブロックを形成するとともに、前記円周サイプを前
記ブロックの画成に寄与させるものである。 【0007】 【発明の実施の形態】図1にこの発明に従うトレッドパ
ターンの実施形態を、タイヤのトレッド部の展開要部に
ついて図解した。 【0008】図中Tはトレッド部、TWはトレッド部
幅、e,e′はトレッド部Tの側縁、そしてO−Oはト
レッド部Tの中央円周、すなわち赤道をあらわすものと
し、1はこの例で赤道O−Oに沿ってのびる1本の場合
を示した広幅の直線状円周主溝をあらわす。ここで、
線状円周主溝は、それが1本のときは、好ましくはトレ
ッド部幅に対し0.06〜0.1 倍程度の比較的広幅な溝幅と
し、また2本のときは、これも好ましくは0.04〜0.08倍
の溝幅でタイヤ赤道を挟む位置に配して、トレッド部の
中央域に設ける。 【0009】2,2′は円周主溝1を配置したトレッド
部の中央域cを左右に挟むトレッド部Tの各側域s,
s′にて、タイヤ子午線mと交差して互いに実質上平行
にのびるそれぞれ複数本の傾斜主溝をあらわし、この傾
斜主溝は、その内端が、トレッド幅の0.1 〜0.18倍に
当る距離をタイヤ赤道からへだてて位置し、前記円周主
溝1に連通することはない。 【0010】そして3,3′は図示例でとくに中央域c
に対し各側域s,s′を境界する位置にトレッド部Tの
円周に沿い切込んだ直線状の円周サイプ、また4,4′
は円周サイプ3,3′から端縁e,e′に向って傾斜主
溝2,2′を横切って切込んだ傾斜切込みをそれぞれあ
らわし、トレッド部の中央域を挟む各側域に設けたそれ
ぞれの傾斜切込み4,4′は、傾斜主溝2,2′を横切
って互いに平行に延在して、円周サイプ3,3′もしく
は傾斜主溝2,2′とともにブロックを区画形成する。
ところで、これらのサイプおよび切込みについては幅1.
5 mm以下、とくに好ましくは0.8 mm以下で傾斜主溝に比
しやや浅い深さにしてタイヤの負荷転動の際の接地域内
で溝壁が互いに接触するようにする。さらに5,5′
は、傾斜主溝2,2′ないしは円周サイプ3 ,3 ′と、
傾斜切込み4 ,4 ′によりトレッド部Tの各側域s,
s′の陸部をその全体にわたって区分したブロックを示
す。 【0011】この発明において、タイヤのトレッド部中
央域は、タイヤがウェット路面を走行するときは、接地
圧がとくに高くなるその中央域に設けた直線状円周主溝
(1本または2本)によってすぐれた排水性能を発揮す
ることができる。しかもこのタイヤでは、トレッド部中
央域と側域とを区画する円周サイプ3,3′を、トレッ
ド部側域に設けるブロックの形成に寄与させており、そ
の円周サイプ3,3′にて区画されるブロック5,5′
は、タイヤの接地面内では、円周主溝1と円周サイプ
3,3′との間に形成される狭幅連続陸部にて支えられ
て、路面からの入力の一部をその狭幅陸部に負担させる
ので、それらの各ブロックが路面に衝接する際にブロッ
クそれ自身が路面から受けるエネルギーの低減がもたさ
れ、これにより、とくにはトレッド部中央域側のブロッ
クの接地面圧が、狭幅陸部による上述のような支持が行
われない場合に比して大きく低下されることになる。従
って、これらの各ブロックの、路面への衝突衝撃を緩和
して、打撃音を有効に低減させることが可能となる。な
おこのことは、円周サイプ3,3′の深さを、円周主溝
1の深さより浅くした場合に一層効果的である。 【0012】加えて、ここにおける円周サイプそれ自身
は、それを設けない場合に比して、タイヤの転動時にお
けるブロック5,5′の自由な変形を許容して、ブロッ
クの接地圧分布の均等化をもたらすので、ブロックの耐
摩耗性、耐偏摩耗性等が有利に向上される他、路面グリ
ップ特性もまた大きく向上されることになり、なかで
も、ウェット路面に対しては、サイプエッジによる水膜
切断作用と相俟って、路面グリップ力の一層の増加が実
現されることになる。これに対し、円周サイプを設けな
い場合には、トレッド部中央域の近傍部分に、ブロック
として区画されない陸部部分が存在することになり、そ
の陸部部分の、タイヤの転動時における変形が、それに
連続する、トレッド部中央域内の陸部部分によって抑制
されることになるため、そこでの接地圧分布の不均一化
が不可避となって、偏摩耗、異常摩耗等の発生が余儀な
くされることはもちろん、路面グリップ特性の悪化が必
至となる。 【0013】ここに円周主溝を赤道上の1本溝か、赤道
を挟むせいぜい2本溝として、かつ傾斜主溝の内端を円
周主溝に対し連通することなく、離隔する配置としたの
は、上述したような、発生騒音の低減効果をもたらすこ
とに加え、傾斜主溝の内方寄りの傾斜角度αを外方寄り
の傾斜角度βに比しタイヤの子午線に対しより急峻な折
線状とすることと相まって、傾斜主溝によって区画され
るトレッド陸部の剛性が各側域の中央寄りの場所で低く
なったときはその結果として偏摩耗を来するうれいを、
根本的になくすためである。なお傾斜角度αについて実
質的に70°を限定するのは、接地面内に位置する傾斜主
溝の数が減じて排水能力に不足を来す不利なしにパター
ンノイズ低減に大きな効果を、必要なトラクションの下
に導くためである。これに対し傾斜角度βについては十
分な排水性能を得るためには真横(0°)にすればよい
が傾斜角度αより小さい限りにおいて50°以下ならばト
レッド部端で必要な剛性を保ちしかも排水性能の低下を
来すうれいもない。 【0014】ところで、傾斜主溝2,2′の内端10, 1
0′の位置x 1 は、それをトレッド部幅の0.1 倍未満と
すると、トレッド部中央域側の陸部剛性の維持が不十分
となるうれいがあり、0.18倍を越える値とすると、排水
性能の向上を期し難くなる。また、傾斜主溝の傾斜角度
が変わる折点pの位置x2 はトレッド部幅の0.3 倍未満
だと排水性、ノイズの面から不適切で、また0.45倍をこ
えるとトレッド部端での剛性が低下しすぎるきらいがあ
る。 【0015】 【実施例】図1に示した上記の溝配列形状により、トレ
ッド部の左右に対をなす斜めの片流れ櫛形のトレッド部
を形成する方向性トレッドパターンに準拠して、タイヤ
サイズ205/60R15 の供試タイヤを試作したがここにトレ
ッドパターン以外のタイヤの構成要部は、従来タイヤに
おける慣習に則ったので、図示は省略した。 【0016】傾斜主溝は、その内端と折点とがそれぞ
れ、トレッド幅の0.1 〜0.18倍、0.3 〜0.45倍に当る
距離をいずれもタイヤ赤道からへだてて位置し、タイヤ
子午線に対し折点の内側で実質的には70°、つまり70°
近傍の角度とするが、折点の外側では内側に比しより小
さい例えば50°以下の範囲内の傾斜角度で交わる。 【0017】各側域s,s´に位置する、傾斜主溝2,
2′は何れも図1に示したトレッド部Tの中央円周
(すなわちタイヤ赤道O−O) を含む平面に対する正投
影 (ほぼ扇形にあらわれる) を考えて、トレッド部Tの
円周上で順次、その傾斜主溝2,2′と隣接する他の複
数の傾斜主溝の同様な正投影と扇形の両端において順次
互いにオーバーラップする配列で、図示の例では3本毎
に傾斜主溝2,2′が一連なりとなるようにオーバーラ
ップしている。そしてこれら傾斜主溝はそれぞれ、円周
主溝1に対しこれと連通することなく離隔して隣り合う
傾斜主溝2,2′の内端10,10′から、トレッド部の側
縁にて側方に開放する外端に至るまで延び、その外端寄
りの折点pにて傾きを減じて屈折する折線状をなし、上
記内端10,10′はタイヤ赤道からトレッド幅TWの0.
1 〜0.18倍の距離x1 をへだて、また折点pは、同じく
0.3 〜0.45倍に当る範囲の距離x2 をへだてて位置し、
この折点pよりも内側での傾斜主溝2,2′の傾斜角度
αは実質的に70゜、これに比し折点pの外側では傾斜角
度βをαよりも小さい50゜以下にすればよい。 【0018】このようにして傾斜主溝2,2′によって
区画される陸部、またはブロック5,5′は、円周主溝
1と傾斜主溝の内端10,10′に挟まれた部分からトレッ
ド端縁e,e′に至る間で、溝により実質上分断されな
い片流れ櫛形を形成している。なお円周サイプ3,3′
を切込み形成するとき、その位置は、円周主溝1の溝縁
と、傾斜主溝2, 2′の内端とのほぼ中央とし、また傾
斜切込み4,4′についてはそのタイヤ子午線に対する
傾斜角度γを、+20゜〜−40゜の範囲にすることがのぞ
ましい。 【0019】上記タイヤサイズにおいてトレッド部幅T
Wは170 mmで、円周主溝1の溝幅wを15.3mm(0.09・T
W) とし、傾斜主溝2,2′は赤道O−Oからの距離x
1 につき23mm(0.135 ・TW) をへだてる内端から同じ
く距離x2 が65mm(0.38・TW) の折点pに至る間の傾
斜角度αが70゜、また折点pより外方の傾斜角度βは40
゜とした八の字形の配列とし、これら傾斜主溝2,2′
の溝幅は6mm (0.035・TW) とした。また両主溝とも
溝深さは8.0mm のV字形断面とした。 【0020】上記構成の試作タイヤをベースにして、さ
らに図示の円周サイプ3,3′、傾斜切込み4,4′を
施した。ここに各サイプおよび切込みとも深さ5mm、切
込み幅0.8 mmとし、傾斜切込み4,4′の傾斜角度γは
15゜とした。なお傾斜切込み4,4′はトレッド部Tの
各側域s,s′の全領域にわたらせる必要はなく、また
図のような直状の場合のほか波形曲線や、破線状であ
ってもよい。 【0021】比較のため、図2に示した、従来の技術に
従う網目状トレッドパターンを同サイズに適用した。排
水能力、ウェットブレーキ性能、ウェットスラローム性
能及び乾燥路面でのパターンノイズの比較試験を行った
成績は表1のとおりである。 【0022】 【表1】 【0023】なお表1では、従来性能を100 とした指数
で示し、指数値は大ほどすぐれた結果を示すものとし
た。排水能力試験は、水深5mmの湿濡路面上を60, 80及
び100Km/h の速度で渡渉走行する際において停車時の接
地面積に比し路面との実接触面積が減少する度合につ
き、残存する接地面積で従来タイヤの成績を100 とする
指数をもってハイドロプレーニングの防止能力を評価し
た。またウェットブレーキ性能は、車速80Km/hで走行中
の制動距離について同様に評価した。 【0024】次にウェットスラローム性能は、区間距離
90mで水深5mmの湿濡路面上5個のパイロンを立て、そ
こをシグザク走行する際の通過タイムで評価した。パタ
ーンノイズについてはJASO C606 規定のタイヤ騒音試験
法に準拠して測定し評価した。 【0025】 【発明の効果】この発明の高速用空気入りタイヤは、乗
用車用の使途で要請される湿潤、高速走行条件下での
十分な排水能力を、騒音の低下にあわせ実現することが
できる。しかもここでは、トレッド部中央域と側域とを
境界する円周サイプを設け、このサイプをトレッド部側
域に形成されるブロックの画成に寄与させたことより、
その円周サイプによって画成されるそれぞれのブロック
に、ブロックパターン本来の機能である、すぐれた操縦
安定性、乗心地等の機能を発揮させるとともに、高い排
水性能を発揮させてなお、それらの各ブロックによって
生じるパターンノイズを有効に低減させることができ
る。さらにこのタイヤでは、円周主溝および円周サイプ
のそれぞれをともに直線状に延在させ、この結果として
狭幅陸部をもまた直線状に延在させることによって、ト
レッド幅方向の成分を有する溝縁および陸部縁が路面に
衝接することに起因する打撃音の発生を効果的に防止す
るとともに、ジグザグ状の溝、サイプ等にて区画される
陸部が存在することに起因するレールウェイ摩耗の発生
のみそれを除去してなお、円周主溝をもってすぐれた排
水性能を、また、狭幅陸部により、それに隣接するブロ
ックにて発生される打撃音の低減を、そして円周サイプ
をブロックの画成に寄与させることにより、そのブロッ
クの耐摩耗性、耐偏摩耗性等の向上および路面グリップ
特性の向上のそれぞれを実現することができる。 加えて
ここでは、円周主溝と円周サイプとに挾まれる狭幅陸部
を、周方向に連続させて設けることにより、その狭幅陸
部による路面打撃音の発生をより十分に防止できること
はもちろん、その陸部へのヒールアンドトゥ摩耗等の偏
摩耗の発生をもまた十分に防止し、併せて、狭幅陸部の
剛性を高めて、円周サイプにて区画されるブロックに路
面から入力される衝突衝撃の、その狭幅陸部による支持
負担をより実効あるものとし、ブロックが路面から受け
るエネルギー量を一層有利に低減させて、ブロックにて
発生される打撃音をさらに小ならしめることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例のトレッドパターン要部展開図である。 【図2】従来のトレッドパターン部分展開図である。 【符号の説明】 1 円周主溝 2,2 ′ 傾斜主溝 3,3′ 円周サイプ 4,4′ 傾斜切込み 5,5′ ブロック C 中央域 S,S′ 側域 T トレッド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−26608(JP,A) 特開 昭54−124404(JP,A) 特開 昭60−64003(JP,A) 特公 昭48−4724(JP,B1) 特公 昭45−801(JP,B1) 特公 昭51−6921(JP,B1) 特公 昭57−15005(JP,B2) 特公 平3−69722(JP,B2) 実公 昭53−22883(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.へん平比が0.8 以下の幅広トレッド部を有する空気
    入りラジアルタイヤにおいて、 トレッド部の中央域とその両側の側域とを一対の直線状
    円周サイプにより区画し、前記中央域に、1〜2本の
    線状円周主溝および、その円周主溝と円周サイプとに挟
    まれる狭幅連続陸部をそれぞれ設け、トレッド部の両側
    の全体にブロックを形成するとともに、前記円周サイ
    プをブロックの画成に寄与させてなる高速用空気入りラ
    ジアルタイヤ。
JP7213642A 1995-08-22 1995-08-22 高速用空気入りラジアルタイヤ Expired - Lifetime JP2702685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7213642A JP2702685B2 (ja) 1995-08-22 1995-08-22 高速用空気入りラジアルタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7213642A JP2702685B2 (ja) 1995-08-22 1995-08-22 高速用空気入りラジアルタイヤ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61054962A Division JPH0692201B2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14 高速用空気入りラジアルタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08169213A JPH08169213A (ja) 1996-07-02
JP2702685B2 true JP2702685B2 (ja) 1998-01-21

Family

ID=16642541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7213642A Expired - Lifetime JP2702685B2 (ja) 1995-08-22 1995-08-22 高速用空気入りラジアルタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2702685B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6762267B2 (ja) * 2017-06-07 2020-09-30 株式会社ブリヂストン タイヤ
JP7176320B2 (ja) * 2018-09-21 2022-11-22 住友ゴム工業株式会社 タイヤ
JP7126968B2 (ja) * 2019-03-01 2022-08-29 株式会社ブリヂストン 二輪車用タイヤ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS516921A (ja) * 1974-07-04 1976-01-20 Okura Industrial Co Ltd Gankinzokukagobutsuno seiho
JPS532283U (ja) * 1976-06-25 1978-01-11
US4299264A (en) * 1979-04-12 1981-11-10 Dunlop Limited Tires
DE3023933A1 (de) * 1980-06-26 1982-01-14 Wabco Fahrzeugbremsen Gmbh, 3000 Hannover Zugfahrzeug mit antiblockiersystem
JPS5826608A (ja) * 1981-08-06 1983-02-17 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 低騒音のバイアス空気タイヤ
JPS6056605A (ja) * 1983-09-06 1985-04-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The レース用空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08169213A (ja) 1996-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101576305B1 (ko) 공기 타이어
JP2731107B2 (ja) タイヤ
US5885384A (en) Pneumatic tire including main slant grooves and auxiliary grooves
JP4684096B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH0692201B2 (ja) 高速用空気入りラジアルタイヤ
EP1372988A1 (en) Tread pattern for car tire
JP3519473B2 (ja) 氷雪上走行用空気入りタイヤ
JP4316569B2 (ja) 氷雪路用空気入りタイヤ
EP2373497A1 (en) Pneumatic tyre
JP5114890B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH11189013A (ja) 空気入りタイヤ
JPH08324211A (ja) 空気入りタイヤ
JP4557700B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4202824B2 (ja) 空気入りタイヤ
EP0870630B1 (en) Pneumatic tire
JP3519474B2 (ja) 氷雪走行に適した空気入りタイヤ
JP4783004B2 (ja) 重荷重用ラジアルタイヤ
JP3616135B2 (ja) 方向性傾斜溝を有する氷雪上走行用空気入りタイヤ
JP4473689B2 (ja) 空気入りタイヤ
JPH0867114A (ja) 雪上走行および氷上走行に適した空気入りタイヤ
JP2702685B2 (ja) 高速用空気入りラジアルタイヤ
JP3426384B2 (ja) 氷雪走行に適した空気入りタイヤ
WO2021054261A1 (ja) タイヤ
JP2002103919A (ja) 空気入りタイヤ
JP3426386B2 (ja) 氷雪走行に適した空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term