JP2701671B2 - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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JP2701671B2
JP2701671B2 JP23086692A JP23086692A JP2701671B2 JP 2701671 B2 JP2701671 B2 JP 2701671B2 JP 23086692 A JP23086692 A JP 23086692A JP 23086692 A JP23086692 A JP 23086692A JP 2701671 B2 JP2701671 B2 JP 2701671B2
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雅之 千田
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ本体部,吸込内
管,吐出内管などの部品をポンプベース上に設置してな
るポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプ装置は、図19に示すよう
に、ポンプベース100上に、ポンプ本体101,圧力
タンク102,吐出水通路となる配管103,電気部品
収納箱104などの部品を取り付けるようにしている。
そして、電気部品収納箱104は、横開きの扉104a
を有し、その扉104aを横方向に開くことによって、
電気部品のメンテナンスを行う構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のポンプ装置
では、電気部品収納箱104をポンプベースに取り付け
るための設置面積が必要となるために、その面積分、ポ
ンプベースが大きくなる欠点を有している。ポンプベー
スが大きくなると、ポンプ装置の据付面積が大きくなる
ので、据付性が悪くなる。
【0004】本発明の第1目的は、上記の欠点にかんが
み、ポンプベースの小形化を図り、ポンプの据付性を向
上させることのできるポンプ装置を提供するにある。
【0005】本発明の第2目的は、上記第1目的を達成
しえるとともに、ポンプ運転状況を、ポンプ装置の上方
から確認しえる使い勝手のよいポンプ装置を提供するに
ある。
【0006】本発明の第3目的は、上記第1目的を達成
しえるとともに、電動機部に発生する熱の影響を、制御
基板が受けにくく、かつ、制御基板に水滴がたまりにく
くしたポンプ装置を提供するにある。
【0007】本発明の第4目的は、制御基板をねじを用
いることなく、電気部品収納箱に設置できるポンプ装置
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1目的は、ポ
ンプ本体部と、このポンプ本体部の吸込側に連通する吸
込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側に連通する吐出内
管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内管及び前記吐出内
管を上面に設置してなるポンプベースとを備え、前記ポ
ンプ本体部は、少なくとも、羽根車を内蔵したケーシン
グ部と、前記羽根車を回転させる駆動源となる電動機部
とを包含し、この電動機部を前記ポンプベースに固定す
るとともに、保護リレー,スイッチ,ターミナルベース
などの電気部品を収納する電気部品収納箱を、複数個の
脚部によって前記電動機部の上部に配設することによ
り、達成しえる。
【0009】本発明の第2目的は、ポンプ本体部と、こ
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、前記ポンプ
本体部、前記吸込内管及び前記吐出内管を上面に設置し
てなるポンプベースとを備え、前記ポンプ本体部は、少
なくとも、羽根車を内蔵したケーシング部と、前記羽根
車を回転させる駆動源となる電動機部とを包含し、この
電動機部を前記ポンプベースに固定するとともに、保護
リレー,スイッチ,ターミナルベースなどの電気部品を
収納する電気部品収納箱を、複数個の脚部によって前記
電動機部の上部に配設し、しかも、前記電気部品収納箱
内に配設させる制御基板上にポンプ運転状況を点灯点滅
によって報知する発光素子を設け、この発光素子の点灯
点滅が前記電気部品収納箱の上方から目視できるよう
に、前記透明窓を前記カバーに配置することにより、達
成しえる。
【0010】本発明の第3目的は、ポンプ本体部と、こ
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、保護リレ
ー,スイッチなどの電気部品を収納する電気部品収納箱
と,圧力タンクと,圧力スイッチとを、少なくとも、上
面に設置してなるポンプベースを備え、前記ポンプ本体
部は、少なくとも、羽根車を内蔵したケーシング部と、
前記羽根車を回転させる駆動源となる電動機部とを包含
し、この電動機部を前記ポンプベースに固定してなるポ
ンプ装置において、前記電気部品収納箱を、複数個の脚
部によって、前記電動機部と前記圧力タンクの上方に配
設するとともに、前記電気部品収納箱の底部の一部を、
前記電動機部の側方に延在するように膨出させ、その膨
出部に、制御基板を、前記電気部品収納箱の上面開口か
ら縦方向に挿入配置することにより、達成しえる。
【0011】本発明の第4目的は、ポンプ本体部と、こ
のポンプ本体部の吸込側に連通する吸込内管と、前記ポ
ンプ本体部の吐出側に連通する吐出内管と、保護リレ
ー,スイッチなどの電気部品を収納する電気部品収納箱
と,圧力タンクと,圧力スイッチとを、少なくとも、上
面に設置してなるポンプベースを備え、前記ポンプ本体
部は、少なくとも、羽根車を内蔵したケーシング部と、
前記羽根車を回転させる駆動源となる電動機部とを包含
し、この電動機部を前記ポンプベースに固定してなるポ
ンプ装置において、前記電気部品収納箱を、複数個の脚
部によって、前記電動機部と前記圧力タンクの上方に配
設し、しかも、前記電気部品収納箱の底部の一部を、前
記電動機部の側方に延在するように膨出させ、その膨出
部に、制御基板を、前記電気部品収納箱の上面開口から
縦方向に挿入配置するとともに、前記膨出部内壁に、前
記制御基板の横方向の動きを阻止する手段を形成し、か
つ、前記制御基板の縦方向の動きを、前記電気部品収納
箱の上面開口におおう着脱自在のカバーにより阻止する
構成とすることにより、達成しえる。
【0012】
【作用】請求項1〜5の発明では、電気部品収納箱を、
ポンプ本体部の電動機部上方における遊び空間に、設置
することが可能となり、電気部品収納箱の設置面積を省
略でき、ポンプベースの小形化が可能となる。
【0013】請求項6の発明では、屈むことなく、ポン
プ装置の上方からポンプ運転状況を、電気部品収納箱の
透明窓から確認することができる。
【0014】請求項7〜9の発明では、電気部品収納箱
内に収納した制御基板を、電動機部の側方に位置させ、
しかも、垂直に配設させることができるので、電動機部
から発生した熱の影響が受けにくくなり、かつ、制御基
板が垂直になっているので、万が一制御基板に水滴が付
着してもその水滴は電気部品収納箱の内底に向って落下
してしまうものであり、制御基板に設けた電気部品の誤
動作の発生がおさえられる。
【0015】請求項10〜14の発明では、制御基板の
動きを、電気部品収納箱に設けたリブと、電気部品収納
箱の上面開口をおおうカバーとによっておさえられるの
で、ねじを用いて、制御基板を電気部品収納箱内に固定
する必要がなく、組立作業が簡単となる。
【0016】
【実施例】本発明を採用したポンプ装置の一実施例を、
図1〜図19に基づき説明する。図において、ポンプ装
置は、合成樹脂製のポンプベース1と、鋼板製のポンプ
カバー2とを備えている。ポンプベース1上には、少な
くとも、ポンプ本体部3と、このポンプ本体部3の吸込
側に連通する合成樹脂製の吸込内管4と、ポンプ本体部
3の吐出側に連通する合成樹脂製の吐出内管5と,圧力
タンク6と,圧力センサー7と、電気部品収納箱8とが
設けられている。
【0017】ポンプベース1には、図2及び図3に示す
ように、一方がポンプベース1の側面に開口し、かつ、
他方が吸込内管4に連通する吸込水通路9と、一方がポ
ンプベース1の側面に開口し、かつ、他方が吐出内管5
に連通する吐出水通路10とが、一体成形されている。
吐出水通路10は、T字状として、吐出内管5からの水
を、ポンプベース1の側面の2個所のいずれか一方から
吐出させることができる構成にしてある。ポンプベース
1の裏面には、図3に示すように、リング状リブ11,
縦リブ12,横リブ13及び放射リブ14が多数一体成
形されている。ポンプカバー2は、下面のみ開口した箱
形状であって、その開口全周2aを、ポンプカバー1の
側面上部全周に形成した段部1aに嵌着させるととも
に、ポンプベース1上面の外周に近接して設けた取付突
起1bにポンプカバー2の外方から小ねじ15を螺着さ
せることによって、ポンプベース1に一体化される。
【0018】ポンプベース1は、上方からみて四角形状
になっており、その四隅には、ポンプベース1の段部1
aにポンプカバー2に嵌着させる場合の案内機能を果す
案内突起1cが設けられている。ポンプベース1の左右
側面には、運搬用把手となる凹部1dがそれぞれ設けら
れている。
【0019】ポンプ本体部3は、図5と図6に示すよう
に、少なくとも、羽根車16を内蔵した鋳物製のケーシ
ング部17と、この羽根車16を回転させる駆動源とな
る電動機部18と、ケーシング部17の上流側に設けら
れる鋳物製の逆止弁部19と、ケーシング部17の下流
側に設けられる鋳物製の空気分離室20とを備えてい
る。
【0020】ケーシング部17は、電動機部18にねじ
で固定される。空気分離室20は、パッキン21を介し
てケーシング部17に水密的にねじにより取り付けられ
る。空気分離室20の上面に設けた小孔20aには、O
リング21を介してホッパーキャップ22が嵌着されて
いる。逆止弁部19は、空気分離室20と一体に成形さ
れている。逆止弁部19は、その上面を開口させ、その
開口から逆止弁23及び弁クッション24を逆止弁部1
9内に設置した後、その開口を弁カバー25と弁パッキ
ン26によって水密的におおうように構成されている。
【0021】吸込内管5は、一方を遊びワッシャ27,
パッキン28及び遊びフランジ29を用いて逆止弁部1
9に水密的に取り付け、かつ、他方をポンプベース1の
吸込水通路9の出口9aにOリング30を用いて水密的
に取り付けるようにしてある。
【0022】吐出内管5は、一方を2枚の押え具31,
32及びパッキン33を用いて空気分離室20に水密的
に取り付け、かつ、他方を吐出水通路10の入口10a
に、遊びフランジ34,パッキン35及び遊びワッシャ
36を用いて水密的に取り付けるようにしてある。吐出
内管5の温度を検出するサーミスタ37は、サーミスタ
止め具38によって吐出内管5の入口外壁近傍に設けら
れる。
【0023】羽根車16は、ケーシング部17内で電動
機部18の回転軸18aに、メカニカルシール39,回
り止め40及びナット41を用いて水密的に固定されて
いる。ケーシング部17の羽根車16を挿入する開口に
は、パッキン42を用いてケーシングカバー43が気密
的に取り付けられる。
【0024】吸込水通路9の入口9bには、パッキン4
4を介して吸込フランジ45が、ポンプベース1の上面
から挿入される金属製のフランジ受け46に、ポンプベ
ース1の側面をはさみ込む形で、ポンプベース1の側面
に設けた貫通孔47を通したボルト48にて固着され
る。吸込フランジ45には、市販品の塩化ビニール管か
らなる吸込外管が接続される。その吸込外管は、水源に
連通される。
【0025】吐出水通路10の、一方の出口10bに
は、吸込水通路9側と同様の構成で、吐出フランジ49
が固着されている。吐出フランジ49には、市販品の塩
化ビニール管からなる吐出外管が接続され、その吐出外
管は水栓に連通される。
【0026】吐出水通路10の、他方の出口10cに
は、吸込水通路9側と同様の構成で、吐出フランジ50
が固着されている。吐出フランジ50の出口には、キャ
ップ51が螺着されている。吐出フランジ50は、Oリ
ング52,53によって吐出水通路10の水がもれない
ようにしてある。
【0027】ポンプベース1上面には、吐出水通路10
に沿って圧力タンク装着孔54と圧力スイッチ装着孔5
5が設けられている。圧力タンク装着孔54と圧力スイ
ッチ装着孔55との間には、吐出水通路10を保温する
ためのセラミックスヒータ56を設置する凹部56が設
けられる。凹部56は、ポンプベース1の吐出水通路1
0上に位置している。セラミックスヒータ56は、ヒー
タ受け57とヒータ押え58によって凹部56に保持さ
れる。
【0028】ポンプ本体部2の電動機部3は、ポンプベ
ース1の中央部に、ボルト59とナット60によって固
着される。
【0029】ポンプ本体部2の電動機部3と圧力タンク
6の上方には、耐熱性のポリプロピレンなどの合成樹脂
から形成された電気部品収納箱8が配設される。電気部
品収納箱8は、上方からみて長方形状になっており、そ
の内には、トランス61,コンタクタ62,コンデンサ
63,単相用電流保護リレー64,電動機部3の入切を
行うスイッチ65,ヒューズ66,ターミナルベース6
7,制御基板68,鉄板,銅板などからなる帯電板69
及び厚手の絶縁体から形成された補助基板70などが収
納される。
【0030】電気部品収納箱8の外壁下部には、複数個
の脚部71を一体に形成してある。この複数個の脚部7
1によって、電動機部18及び圧力タンク6の上に橋を
掛けた形態となるように、電気部品収納箱8が配設され
る。脚部71は、ねじによってポンプベース上に固定さ
れる。
【0031】電気部品収納箱8は、その底部の一部を、
ポンプベース1に固定された電動機部18の側方に延在
させて膨出部8aが形成される形状とすることによっ
て、制御基板68を縦長に(垂直方向に)配設できるよ
うにしてある。
【0032】電気部品収納箱8には、その上面を開口さ
せ、その開口をおおう合成樹脂製のカバー72が、着脱
自在に装着されている。
【0033】電流リレー64,スイッチ65,ターミナ
ルベース67などの電気部品は、電気部品収納箱8の内
底に一体形成された複数個のリブ8bによって、電気部
品収納箱8の内底より離れた状態で電気部品収納箱8内
に設置される。
【0034】制御基板68及び帯電板69は、電気部品
収納箱8の上面開口から膨出部8a内に縦方向に挿入す
る。電気部品収納箱8の内壁には、縦方向のレール溝を
形成するリブ8cを設ける。制御基板68側には、レー
ル溝を形成するリブ8cに嵌入する縦長の案内リブ68
aを設ける。
【0035】コンタクタ62は、コンタクタシート73
及びコンタクタ受け74を介して電気部品収納箱8内に
ねじ止めされる。ヒューズ66は、ヒューズホルダ75
を介して補助基板70に設けられる。補助基板70は、
電気部品収納箱8内とねじ止めされる。
【0036】電気部品収納箱8の内底には水抜き穴8d
を複数個設ける。電気部品収納箱8の脚部71には、補
強リブ71aを適宜設ける。
【0037】制御基板68には、圧力センサー7からの
信号、サーミスタ37からの信号などの信号を取り入れ
るための、外部入力端子やポンプ運転状況を報知するた
めに点灯点滅する複数個の発光素子(LED)76が設
けられている。
【0038】制御基板68は、リブ8cと案内リブ68
aにより横方向の動きを、かつ、カバー72の裏面によ
り縦方向の動きを、それぞれおさえることによって、電
気部品収納箱8内にねじを用いることなく取り付けられ
ている。制御基板68を電気部品収納箱8から取り出し
たいときには、カバー72をはずし、電気部品収納箱8
の上面開口から上方に制御基板68を引き出せばよい。
【0039】電気部品収納箱8の上面開口をおおうカバ
ー72には、透明窓72aと、スイッチ65の操作部6
5aを突出させるための角孔72bと、キャップ77を
嵌着してなる小開口72cとを設ける。透明窓72a
は、制御基板68に設けた複数個の発光素子76の点灯
点滅が、電気部品収納箱8の上方から目視できる位置と
大きさに設定されている。
【0040】電気部品収納箱8の上面は、ポンプ本体部
3の空気分離室20の上面よりも低い位置に設定してあ
る。
【0041】電気部品収納箱8の上面開口をおおうカバ
ー72には、図13に示すように、注意ラベル78とネ
ームプレート79が取り付けられている。
【0042】注意ラベル78には、図14に示すよう
に、複数個の発光素子76、すなわち、ランプ1,2の
点灯点滅の組み合わせがどのような運転状態を示してい
るかの説明文が記載されている。ネームプレート79に
は、単相用の保護リレーと三相用の保護リレーとの復帰
ボタンの位置,スイッチの入切及び充電部注意事項を表
示する文字が記載されている。
【0043】ポンプベース1には、その上面から側面に
かけて電動機部18と電源との電気的接続を行うための
電源コード80と、電動機部18に電気的に接続された
アース線81とを引き出すための、トンネル状の孔1e
を設ける。
【0044】ポンプカバー2は、下面のみ開口2aし、
かつその開口縁には切欠きを設けず、ポンプベース1に
ポンプカバー2を取り付けるための小孔2bを2個設け
ているにすぎない。
【0045】ポンプカバー2は、本実施例では、厚さ
0.8 の鋼板を用いて、高さ327mm,幅380mm,奥
行320mmの大きさに設定してある。
【0046】ポンプベース1には、フランジ受け46を
着脱自在に装着するための、3個のフランジ受け挿入開
口1fと、ポンプ本体部の電動機部18下面との間に1
mm程度の隙間をおいて対峙させた補強突起1gとが形成
されている。
【0047】制御基板68は、図16及び図17に示す
ように、合成樹脂製の基板ケース82内に固定されてい
る。基板ケース82には、縦長の案内リブ68aが一体
に形成されている。制御基板68には、2個の発光素子
75と、マイクロコンピュータ83,サーミスタ37の
接続端子84,圧力センサー7の接続端子85,コンタ
クタ62の接続端子86,ターミナルベース67との接
続端子87と、各種抵抗体88と,放熱板89と,各種
コンデンサ90などが搭載されている。
【0048】電気部品収納箱8内に設けた各種電気部
品,圧力センサー7,サーミスタ37,セラミックヒー
タ56などの電気的接続は、図18及び図19に示すよ
うになっている。
【0049】電気部品収納箱8内に、三相用電流保護リ
レー91を設ける場合には、図10のように、三相用電
流保護リレー91の操作部91aを、カバー72の小開
口72cから操作できるように、その小開口72cに一
部のぞませている。また、単相用電流保護リレー64の
操作部64aは、電気部品収納箱8の側面上部にて操作
できるように、電気部品収納箱8の側面に設けた切欠き
8eに一部のぞませている。
【0050】以上の構成において、ポンプの運転状況を
確認したいときには、小ねじ15を取り除き、かつポン
プベース1からポンプカバー2を取り除き、電気部品収
納箱8の上方からカバー72の透明窓72aより発光素
子76(ランプ1及びランプ2)の点灯点滅を観察すれ
ばよい。そして、その発光素子76の点灯点滅と、注意
ラベル78の説明文とを比較することによって、ポンプ
運転の内容、たとえば、異常運転時であるか、通常運転
であるかあるいは凍結保護運転時であるかを知ることが
できる。
【0051】電気部品収納箱8内に万が一水が侵入して
も、水抜き穴8dから電気部品収納箱8外に落下するの
で、電気部品収納箱8内の電気部品が安全である。ま
た、制御基板68が電気部品収納箱8内で縦方向に配置
されているので、制御基板68上に水が飛散しても、そ
の水は、制御基板68を伝わって電気部品収納箱8の底
部に向って落下してしまい、制御基板68上に水滴がた
まりにくく、安全である。また、単相用電流リレー64
などの電気部品は、リブ86などによって、電気部品収
納箱8の内底から離れた位置に取り付けられるので、電
気部品収納箱8の下方に位置する電動機部18から発生
される熱の影響が受けにくくなり、安全である。
【0052】さらに、電気部品収納箱8の膨出部8aに
制御基板68を挿入することによって、その制御基板6
8は、電動機部18の側方に位置することになるので、
電動機部18から発生される熱の影響が受けにくくな
り、安全である。
【0053】しかも、制御基板68は、ねじを用いるこ
となく、電気部品収納箱8の内壁に設けたリブ8cとカ
バー72とで支持しているので、組立作業が容易とな
る。
【0054】電気部品収納箱8を電動機部18及び圧力
タンク6の上方に位置させ、しかも、その電気部品収納
箱8を複数個の脚部71によってポンプベース1上に支
持するようにしたので、電気部品収納箱8の設置面積
分、ポンプベース1が小形化される。脚部71は、電動
機部18と圧力タンク6との間の空間、圧力タンク6と
圧力スイッチ7との間の空間及び電動機部18周囲の遊
び空間を、利用して、ポンプベース1に固定することが
でき、ポンプベース1上が有効に利用される。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電気部
品収納箱の設置面積を省略でき、ポンプベースの小形化
を図りえるポンプ装置がえられる。
【0056】また、請求項6の発明によれば、ポンプ運
転状況を簡単に確認することのできるポンプ装置がえら
れる。
【0057】また、請求項7〜9の発明によれば、制御
基板に設けた電気部品の誤動作をおさえることのできる
ポンプ装置がえられる。
【0058】また、請求項10〜14の発明によれば、
制御基板をねじを用いることなく電気部品収納箱内に設
置でき、組立作業が簡単であるポンプ装置がえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す観外斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示すポンプベースの上面
図。
【図3】本発明の一実施例を示すポンプベースの下面
図。
【図4】本発明の一実施例を示すポンプカバーの外観斜
視図。
【図5】本発明の一実施例を示す要部縦断面図。
【図6】本発明の一実施例を示すポンプ本体部の分解斜
視図。
【図7】本発明の一実施例を示す要部分解斜視図。
【図8】図7のポンプベースまわりの拡大図。
【図9】図7の電気部品収納箱部の拡大図。
【図10】本発明の一実施例を示す電気部品収納箱の縦
断面図。
【図11】本発明の一実施例を示す電気部品収納箱の要
部上面図。
【図12】本発明の一実施例を示す要部部品の位置関係
図。
【図13】本発明の一実施例を示す。
【図14】本発明の一実施例を示す注意ラベル。
【図15】本発明の一実施例を示すネームプレート。
【図16】本発明の一実施例を示す基板ケースの正面
図。
【図17】本発明の一実施例を示す基板ケースの側面
図。
【図18】本発明の一実施例を示す電気部品の配線図。
【図19】本発明の一実施例を示す電気系統図。
【図20】従来例を示す外観斜視図。
【符号の説明】
1…ポンプベース、2…ポンプカバー、3…ポンプ本体
部、4…吸込内管、5…吐出内管、6…圧力タンク、8
…電気部品収納箱、8a…膨出部、8b,8c′…リブ、
8d…水抜き穴、17…ケーシング、18…電動機部、
68…制御基板、68a…案内リブ、71…脚部、72
…カバー、72a…透明窓、76…発光素子、82…基
板ケース。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸込
    側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側に
    連通する吐出内管と、前記ポンプ本体部、前記吸込内管
    及び前記吐出内管を上面に設置してなるポンプベースと
    を備え、 前記ポンプ本体部は、少なくとも、羽根車を内蔵したケ
    ーシング部と、前記羽根車を回転させる駆動源となる電
    動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプベースに
    固定するとともに、 保護リレー,スイッチ,ターミナルベースなどの電気部
    品を収納する電気部品収納箱を、複数個の脚部によって
    前記電動機部の上部に配設したことを特徴とするポンプ
    装置。
  2. 【請求項2】前記複数個の脚部は、前記電気部品収納箱
    と一体に成形したことを特徴とする請求項1記載のポン
    プ装置。
  3. 【請求項3】前記保護リレー,スイッチなどの電気部品
    は、前記電気部品収納箱の内底に設けたリブに取り付け
    てなることを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。
  4. 【請求項4】前記電気部品収納箱の内底には、複数個の
    水抜き穴を設けたことを特徴とする請求項1,2若しく
    は3記載のポンプ装置。
  5. 【請求項5】前記電気部品収納箱の上面を開口させ、そ
    の開口をおおうカバーを設け、このカバーには、前記電
    気部品収納箱内に配設させる制御基板上を、前記電気部
    品収納箱の上方より目視できるように透明窓を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。
  6. 【請求項6】前記電気部品収納箱内に配設させる制御基
    板上にポンプ運転状況を点灯点滅によって報知する発光
    素子を設け、この発光素子の点灯点滅が前記電気部品収
    納箱の上方から目視できるように、前記透明窓を前記カ
    バーに配置してなることを特徴とする請求項5記載のポ
    ンプ装置。
  7. 【請求項7】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸込
    側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側に
    連通する吐出内管と、保護リレー,スイッチなどの電気
    部品を収納する電気部品収納箱と、圧力タンクと,圧力
    スイッチとを、少なくとも、上面に設置してなるポンプ
    ベースを備え、 前記ポンプ本体部は、少なくとも、羽根車を内蔵したケ
    ーシング部と、前記羽根車を回転させる駆動源となる電
    動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプベースに
    固定してなるポンプ装置において、 前記電気部品収納箱を、複数個の脚部によって、前記電
    動機部と前記圧力タンクの上方に配設するとともに、前
    記電気部品収納箱の底部の一部を、前記電動機部の側方
    に延在するように膨出させ、その膨出部に、制御基板
    を、前記電気部品収納箱の上面開口から縦方向に挿入配
    置したことを特徴とするポンプ装置。
  8. 【請求項8】前記制御基板に隣接して帯電板を配設して
    なることを特徴とする請求項7記載のポンプ装置。
  9. 【請求項9】一方が前記ポンプベースの側面に開口し、
    かつ他方が前記吸込内管に連通する吸込水通路と、一方
    が前記ポンプベースの側面に開口し、かつ、他方が前記
    吐出内管に連通する吐出水通路とを、前記ポンプベース
    に一体成形するとともに、このポンプベース上面に設置
    した前記ポンプ本体部等の設置部品全体を密閉するとこ
    ろの、切欠きのないポンプカバーを、前記ポンプベース
    に固定したことを特徴とする請求項7記載のポンプ装
    置。
  10. 【請求項10】ポンプ本体部と、このポンプ本体部の吸
    込側に連通する吸込内管と、前記ポンプ本体部の吐出側
    に連通する吐出内管と、保護リレー,スイッチなどの電
    気部品を収納する電気部品収納箱と、圧力タンクと,圧
    力スイッチとを、少なくとも、上面に設置してなるポン
    プベースを備え、 前記ポンプ本体部は、少なくとも、羽根車を内蔵したケ
    ーシング部と、前記羽根車を回転させる駆動源となる電
    動機部とを包含し、この電動機部を前記ポンプベースに
    固定してなるポンプ装置において、 前記電気部品収納箱を、複数個の脚部によって、前記電
    動機部と前記圧力タンクの上方に配設し、しかも、前記
    電気部品収納箱の底部の一部を、前記電動機部の側方に
    延在するように膨出させ、その膨出部に、制御基板を、
    前記電気部品収納箱の上面開口から縦方向に挿入配置す
    るとともに、前記膨出部内壁に、前記制御基板の横方向
    の動きを阻止する手段を形成し、かつ、前記制御基板の
    縦方向の動きを前記電気部品収納箱の上面開口におおう
    着脱自在のカバーにより阻止する構成にしたことを特徴
    とするポンプ装置。
  11. 【請求項11】前記制御基板は合成樹脂製の基板ケース
    に装着したものであることを特徴とする請求項10記載
    のポンプ装置。
  12. 【請求項12】前記制御基板の横方向の動きを阻止する
    手段は、前記膨出部内壁に形成した縦方向に延びるレー
    ル溝状のリブと、このリブに係合し、かつ前記基板ケー
    ス外周に形成された縦方向に延びるリブとからなること
    を特徴とする請求項11記載のポンプ装置。
  13. 【請求項13】前記カバーに透明窓を設け、この透明窓
    から前記制御基板に設けた複数個の発光素子を目視でき
    る構成にしたことを特徴とする請求項11記載のポンプ
    装置。
  14. 【請求項14】前記発光素子の点灯点滅でポンプ運転状
    況を報知し、そのポンプ運転状況の内容を示す表示する
    レベルを、前記カバーに装着したことを特徴とする請求
    項13記載のポンプ装置。
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