JP2700304B2 - 圧着又は圧縮端子の製造方法 - Google Patents

圧着又は圧縮端子の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば電力用架空電
線におけるテープ巻形屋外終端処理などに用いられる圧
着又は圧縮端子の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の圧着又は圧縮端子として、従
来、実開昭57−148782号公報に開示されたよう
な構成のものが知られている。この圧着又は圧縮端子
は、図15に示すように、所定長さに切断された銅や銅
合金よりなる金属管101Aを使用し、この金属管10
1Aの長手方向の一端部101a側を図16および図1
7に示すように、内部に空間ができないように径方向か
ら押圧して、相手側端子接続用の板状部を形成させると
ともに、この板状部101aにその厚さ方向に貫通する
連結用孔102を形成する一方、上記金属管101Aの
長手方向の他端部101b側はそのまま導体挿入用の管
状部に構成させ、この管状部101bの奥端と板状部1
01aとの境界となる上記板状部101aの内面に密封
用のろう付け部103を形成してなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成の従来の
圧着又は圧縮端子101においては、金属管101Aを
使用し、その長手方向の一端部101a側を径方向から
押圧して板状部を形成するものであるから、この一端部
101aの押圧により密接した部分にきわめて微小なす
ま間が残存しており、確実な水密構造が得られない。そ
の結果、このままで使用する場合は、上記の微小なすき
間から外部の水滴が毛細管現象によって上記板状部10
1aの内面を通って管状部101bの内部に侵入するこ
とがあり、この水滴の侵入によって管状部101bや導
体の腐食を招きやすく、とくに沿岸地域で使用される場
合は腐食の進行が著しい。また、侵入した水滴の凍結膨
張により上記管状部に割れなどが発生することもある。
このような事態を避けるために、上記従来の圧着又は圧
縮端子101においては、上記板状部101aの内面に
わざわざ密封用のろう付け部103を形成していたので
あるが、そのろう付け作業は空間的に非常に狭隘な部分
に対して行なわなければならず、多大な手数および熟練
を要し、生産コストの上昇および生産性低下の要因とな
っていた。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、密封用のろう付け作業のような手間も要らずに、板
状部と管状部との間を密封状態にして導体の腐食や管状
部の割れなどを確実に防止することができるとともに、
商品価値を高めることができ、さらに、優れた導電特性
をもたせることができる圧着又は圧縮端子の製造方法を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る圧着又は圧縮端子の製造方法
は、所定長さの銅製中実棒材の長手方向の他端部側にそ
の端面から該棒材の軸心に沿って所定深さの孔を冷間鍛
造により形成して管状部を形成する工程と、その上面に
後端側開放の棒材逃げ用凹所を有する下金型の上面に上
記中実棒材を上記状部が上記凹所上に臨出する状態に
載置させたうえ、上記中実棒材の周面の全長に当接する
下面を有する上金型を上記下金型に対して下降させるこ
とにより上記中実棒材における上記管状部を上記下金型
の凹所に逃がして管状部のまま残しつつ、上記中実棒材
における上記孔を形成していない長手方向の一端部側を
径方向から押圧し押し潰して板状部を成形する工程と、
上記板状部にその厚さ方向に貫通する連結用孔を形成す
る工程と、上記板状部および連結用孔が形成された上記
棒材全体にめっきを施す工程とを備えたものである。
【0006】また、請求項2の発明に係る圧着又は圧縮
端子の製造方法は、所定長さの銅製中実棒材の長手方向
の一端部側を他端部側よりも小径に加工する工程と、上
記中実棒材の長手方向の他端部側にその端面から該棒材
の軸心に沿って所定深さの孔を冷間鍛造により形成して
管状部を形成する工程と、その上面に後端側開放の棒材
逃げ用凹所を有する下金型の上面に上記中実棒材を上記
管状部が上記凹所上に臨出する状態に載置させたうえ、
上記中実棒材の周面の全長に当接する下面を有する上金
型を上記下金型に対して下降させることにより上記中実
棒材における上記状部を上記下金型の凹所に逃がして
状部のまま残しつつ、上記中実棒材における上記孔を
形成していない小径の一端部側を径方向から押圧し押し
潰して板状部を成形する工程と、上記板状部にその厚さ
方向に貫通する連結用孔を形成する工程と、上記板状部
および管状部が形成された上記棒材全体にめっきを施す
工程とを備えたものである。
【0007】
【作用】請求項1および請求項2の発明によれば、銅製
中実棒材の長手方向の他端部にそれらの端面から棒材の
軸心に沿って所定深さの孔を形成して管状部を形成する
一方、上下の金型により棒材の全長を押圧して該棒材の
他端部側の管状部を下金型上面の凹所に逃がして状部
のまま残しながら該棒材の一端部側の管状部のみを径方
向から押圧し押し潰して板状部とするものであるから、
該板状部と管状部の奥端には隔壁部が残存することにな
る。このため、上記管状部の奥端内面に密封用ろう付け
部などの手数および熟練を要する作業を行なわなくと
も、水滴などが板状部を通って管状部内に侵入するおそ
れが全くなく、屋外での使用状態においても導体の腐食
や侵入水滴の凍結膨張にともなう管状部に割れなどの発
生を確実に防止できる。また、板状部は中実棒材そのま
まを押圧加工して形成されるものであるから、内部に全
くすき間などが存在せず、めっき用の電解液がすき間に
侵入して、めっき後に表面に漏出して色が黒ずむなどの
商品価値の低下のおそれが全くない。そのうえ、素材と
して銅製の中実棒材を使用することにより、例えば含有
酸素を除去するためにリン等の不純物が混入されている
鋳物用材料を用いて鋳造する場合に比べて導電率(パー
セント導電率)を高めて電気特性の向上も図ることが可
能である。
【0008】特に、請求項2のように、径方向からの押
圧加工により板状部を形成する中実棒材の長手方向の端
部側を管状部側よりも小径化しておく場合は、板状部の
押圧加工が容易である。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図1および図2はそれぞれ本発明による製造
方法で得られた圧着又は圧縮端子を示す斜視図および縦
断側面図であり、同図において、圧着又は圧縮端子1は
銅製の中実棒材1Aから成形されたもので、その長手方
向の一端部側に形成された板状部1dと他端部側に形成
された管状部1b´とからなり、上記管状部1b´内の
奥端には、上記板状部1dに対する隔壁部1cが残存さ
れている。2は上記板状部1dにその厚さ方向に貫通し
て形成された連結用孔である。
【0010】つぎに、上記構成の圧着又は圧縮端子1の
製造方法を工程順に説明する。まず、図3に示すよう
に、長尺な銅製中実棒材(図示省略)を所定長さ単位に
切断して製造しようとする圧着又は圧縮端子1の長さ寸
法に対応する銅製中実棒材1Aを用意し、この中実棒材
1Aの長手方向の他端部1b側にその端面から図4に示
すように、該棒材1Aの軸心に沿った所定深さの孔3を
冷間鍛造により形成して管状部1b´を形成する。この
孔3の孔開け工程においては、図7に示すように、基台
11上に配置された下型12における棒材保持孔13内
に上記中実棒材1Aを挿入保持させるとともに、該中実
棒材1Aの長手方向の一端面を上記基台11側から延出
した突き上げピン14の先端で支持させ、この状態で、
アダプタ15とホルダ16に保持された孔開け用のパン
チ17を上記棒材保持孔13内に挿入して棒材1Aの他
端部1b側を押圧させることにより、該棒材1Aの他端
部1b側に上記孔3が形成される。
【0011】そして、上記棒材1Aの孔開け後に面取り
加工が行なわれるとともに、脱脂処理が行なわれる。こ
の後、上記棒材1Aを真空焼鈍して軟らかくした上で、
棒材1Aにおける長手方向の一端部1a側を径方向から
押圧して図5に示すような板状部1dを形成する。この
板状部1dの押圧加工工程では、図8に示すように、上
面22aに後端側開放の棒材逃げ用凹所21を有する下
金型22と上金型23とを用意し、上記下金型22の上
面22aに、上記棒材1Aの他端管状部1b´側が上記
凹所21上に臨出する状態に載置するとともに、該管状
部1b´の孔3内にロッド状の手持用保形芯材24を、
それに取り付けた位置決め部材25が下金型22の側面
22bに当接するまで挿入して板状部1dを形成すべき
長さを設定した後、上記上金型23を下降させてその下
面23aで上記棒材1Aの全長を押圧させることによ
り、その一端部1a側が押し潰されて所定長さの板状部
1dとなる。この時、棒材1Aの他端管状部1b´側は
上記凹所21への逃げにより、そのまま管状部1b´と
して残される。
【0012】なお、上記棒材1Aの他端管状部1b´に
対応する上記上金型23の下面23aには僅かなテーパ
面23bが形成されているために、該管状部1b´が歪
に変形することがない。
【0013】この後、上記棒材1Aにおける板状部1d
に対して先切り加工を行なうとともに、図6に示すよう
に、連結用孔2を形成し、さらに刻印などを施す。そし
て、上記連結用孔2の面取り加工やばり取り加工を行な
った後、仕上げ成形として平押し加工を行なう。
【0014】最後に、上記棒材1Aに対して脱脂処理を
行なった後、図6に示すように、錫のめっき4を膜状に
施こすことによって、所定の圧着又は圧縮端子1の製造
が完了する。ここで、上記板状部1dが中実のままであ
って、微小なすき間が全く形成されないので、上記めっ
き工程において、すき間に電解液が入り込み、めっき後
にその電解液が漏出して圧着又は圧縮端子1の表面が黒
ずむなど商品価値を低下させることが全くない。
【0015】このようにして製造された圧着又は圧縮端
子1は、その使用時に、上記板状部1dに対して、図1
に示すような相手端子Mが重合されて上記連結用孔2に
挿通させたねじSとナットNとにより締め付け固定され
る一方、管状部1b´における孔3には、導体Pが挿入
接続される。
【0016】ここで、上記圧着又は圧縮端子1は銅製の
中実棒材1Aからなり、板状部1dが中実のままであ
り、管状部1b´の孔3に対して隔壁部1cが存在して
いるので、使用時に外部の水滴などが管状部1b´の孔
3内にまで侵入することが全くない。したがって、ろう
付けなどで板状部1dと管状部1b´との境界を密封す
るためのろう付けなどの手間および熟練作業を要するこ
となく、導体Pの腐食や侵入水滴の凍結膨張にともなう
管状部1b´の割れなどの発生を確実に防止でき、良好
な導通性能を長期にわたって維持させることができる。
【0017】ところで、上記のように板状部1dが中実
のままであるような圧着又は圧縮端子1は鋳造によって
も容易に成形することが可能であるけれども、鋳造によ
る場合は、鋳物用材料に、その中に含有されている酸素
を除去するためにリンなどの不純物が混入されており、
そのために、導電率(パーセント導電率)は、基準のも
のを100%とすると、最高でも92.8%程度であっ
て、導電性能の面で難点がある。これに対して、上記実
施例に述べたように、銅製の中実棒材1Aを用いて成形
したものでは、同導電率が基準のものを100%とする
と、100%以上に高くなり、優れた導電特性を得るこ
とができる。
【0018】図9〜図13は本発明の他の実施例による
圧着又は圧縮端子1の製造方法を工程順に示すものであ
る。この例においても、図9に示すように、所定長さに
切断された銅製の中実棒材1Aを用意し、この中実棒材
1Aの長手方向の一端部1a側を図10に示すように、
冷間鍛造により小径化する。この小径化加工には、図1
4に示すような絞り加工用金型が用いられる。
【0019】上記絞り加工用金型は、基台33上に重合
配置された下金型31および上金型32とアダプタ34
およびホルダ35に保持されたポンチ36とからなり、
下金型31には上記中実棒材1Aの小径化すべき一端部
1aの外径に相当する内径に設定された孔31aが貫通
形成されている一方、上金型32にはその上部が上記中
実棒材1Aの外径に相当する内径に設定され、下部が中
実棒材1Aの小径化すべき一端部1aの外径に相当する
内径、つまり下金型31の孔31aと同径に設定された
二段径の孔32aが形成されており、かつ、ポンチ36
は上金型32の二段径の孔32aの上部孔内に圧入可能
な径に設定されている。そして、上記所定長さに切断さ
れた中実棒材1Aを上金型32の二段径の孔32aの上
部孔内に挿入保持させた状態で、上記ポンチ36を上金
型32の二段径の孔32aの上部孔内に圧入させて中実
棒材1Aをその他端側から押圧することにより、棒材1
Aの一端部1aを二段径の孔32aの下部孔から下金型
31の孔31a内に押し込んで該一端部1aを所定の径
に絞り加工する。37は、一端部1a側を絞り加工した
中実棒材1Aを、上金型32から取出すための突き出し
ピンである。
【0020】つぎに、上記棒材1Aの長手方向の他端部
1b側に、その端面から図11に示すように該棒材1A
の軸心に沿って所定深さの孔3を冷間鍛造により形成し
て管状部1b´を形成する。この孔開け工程において
も、図7に示すような孔開け用パンチ17を使用して孔
開け作業を行なえばよい。
【0021】そして、上記棒材1Aの孔開け後に面取り
加工を行なうとともに、脱脂処理を行ない、しかる後、
上記棒材1Aを真空焼鈍して軟らかくした上で、上記棒
材1Aにおける小径の一端部1a側を径方向から押圧し
て、図12に示すような板状部1dを形成させる。この
板状部1dの形成のための押圧加工も上記実施例と同じ
要領で行なわれるものであり、特に、この実施例の場合
は、棒材1Aの一端部1a側が小径化されているので、
所定形状の板状部1dを容易に形成することができる。
【0022】この後は、上記実施例と同様に、板状部1
dに対して先切り加工を行なうとともに、図13に示す
ような連結用孔2を形成し、さらに刻印などを施す。そ
して、上記連結用孔2の面取り加工やばり取り加工を行
なった後、仕上げ成形として平押し加工を行ない、最後
に、上記棒材1Aに対して脱脂処理を行なった上、図1
3に示すように、錫のめっき4を膜状に施こす。この場
合、上記板状部1dが中実のままであるので、めっき用
の電解液がすき間に入り込むことがなく、したがって、
めっき後に、すき間に侵入した電解液が漏出して表面に
染み着いて圧着又は圧縮端子1が黒ずむといった商品価
値の低下がない。
【0023】上記のようにして得られた圧着又は圧縮端
子1についても、上記した実施例と同様の効果を奏する
ことは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、請求項1および請求項2
の発明によれば、銅製中実棒材の長手方向の他端部にそ
れらの端面から棒材の軸心に沿って所定深さの孔を形成
して管状部を形成する一方、該棒材の全長を上下金型で
押圧してその長手方向の一端部側を径方向から押圧し
し潰して板状部とするものであるから、該板状部と管状
部の奥端に隔壁部を容易に残存形成することができる。
したがって、管状部の奥端内面に密封用ろう付け部など
を設けるといった手数および熟練を要する作業が不要
で、生産性の向上および生産コストの低減を図りつつ、
水滴などが板状部を通って管状部内に侵入するおそれが
全くない完全な水密構造とすることができ、屋外での使
用に際して導体の腐食や侵入水滴の凍結膨張にともなう
管状部に割れなどの発生を確実に防止できる。また、板
状部は中実棒材そのままを押圧加工して形成されるもの
であるから、内部に全くすき間などが存在せず、めっき
用の電解液がすき間に侵入して、めっき後に表面に漏出
して色が黒ずむなどの商品価値の低下のおそれも全くな
く、商品価値の高いものが得られる。そのうえ、素材と
して銅製の中実棒材を使用することにより、例えば含有
酸素を除去するためにリン等の不純物が混入されている
鋳物用材料を用いて鋳造する場合に比べて導電率(パー
セント導電率)を高めて電気特性の向上も図ることがで
きる。
【0025】特に、請求項2のように、径方向からの押
圧加工により板状部を形成する中実棒材の長手方向の端
部側を管状部側よりも小径化しておく場合は、板状部の
押圧加工を一層容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による製造方法で得られた圧着又は圧縮
端子の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上実施例における圧着又は圧縮端子の縦断側
面図である。
【図3】同圧着又は圧縮端子に用いられる銅製中実棒材
の一部破断側面図である。
【図4】同棒材の長手方向の他端部側に孔を形成した状
態を示す縦断側面図である。
【図5】同棒材の長手方向の一端部側を押圧加工して板
状部を形成した状態を示す縦断側面図である。
【図6】同棒材にめっきを施した状態を一部拡大して示
す縦断側面図である。
【図7】同棒材に孔を冷間鍛造で形成する成型型を示す
縦断正面図である。
【図8】同棒材の一端部側の管状部を押圧加工する成型
型を示す縦断側面図である。
【図9】本発明の他の実施例における圧着又は圧縮端子
に用いられる銅製中実棒材の一部破断側面図である。
【図10】同棒材の長手方向の一端部側を小径化した状
態を示す一部破断側面図である。
【図11】同棒材の長手方向の他端部側に孔を形成した
状態を示す一部破断側面図である。
【図12】同棒材の長手方向の一端部側を押圧加工して
板状部を形成した状態を示す縦断側面図である。
【図13】同棒材にめっきを施した状態を一部拡大して
示す縦断側面図である。
【図14】同棒材の一端部側を小径化する成型型を示す
縦断側面図である。
【図15】従来の圧着又は圧縮端子に使用される金属管
を示す縦断側面図である。
【図16】従来の圧着又は圧縮端子の一部破断平面図で
ある。
【図17】従来の圧着又は圧縮端子の縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1A 銅製中実棒材 1b´ 管状部 1c 隔壁部 1d 板状部 2 連結用孔 3 孔 4 めっき膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さの銅製中実棒材の長手方向の他
    端部側にその端面から該棒材の軸心に沿って所定深さの
    孔を冷間鍛造により形成して管状部を形成する工程と、
    その上面に後端側開放の棒材逃げ用凹所を有する下金型
    の上面に上記中実棒材を上記状部が上記凹所上に臨出
    する状態に載置させたうえ、上記中実棒材の周面の全長
    に当接する下面を有する上金型を上記下金型に対して下
    降させることにより上記中実棒材における上記管状部を
    上記下金型の凹所に逃がして状部のまま残しつつ、
    記中実棒材における上記孔を形成していない長手方向の
    一端部側を径方向から押圧し押し潰して板状部を成形す
    る工程と、上記板状部にその厚さ方向に貫通する連結用
    孔を形成する工程と、上記板状部および連結用孔が形成
    された上記棒材全体にめっきを施す工程とを備えたこと
    を特徴とする圧着又は圧縮端子の製造方法。
  2. 【請求項2】 所定長さの銅製中実棒材の長手方向の一
    端部側を他端部側よりも小径に加工する工程と、上記中
    実棒材の長手方向の他端部側にその端面から該棒材の軸
    心に沿って所定深さの孔を冷間鍛造により形成して管状
    部を形成する工程と、その上面に後端側開放の棒材逃げ
    用凹所を有する下金型の上面に上記中実棒材を上記管状
    部が上記凹所上に臨出する状態に載置させたうえ、上記
    中実棒材の周面の全長に当接する下面を有する上金型を
    上記下金型に対して下降させることにより上記中実棒材
    における上記管状部を上記下金型の凹所に逃がして
    部のまま残しつつ、上記中実棒材における上記孔を形成
    していない小径の一端部側を径方向から押圧し押し潰し
    板状部を成形する工程と、上記板状部にその厚さ方向
    に貫通する連結用孔を形成する工程と、上記板状部およ
    び管状部が形成された上記棒材全体にめっきを施す工程
    とを備えたことを特徴とする圧着又は圧縮端子の製造方
    法。
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