JP2699861B2 - ホスト・端末帳票管理方式 - Google Patents

ホスト・端末帳票管理方式

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JP2699861B2
JP2699861B2 JP6054752A JP5475294A JP2699861B2 JP 2699861 B2 JP2699861 B2 JP 2699861B2 JP 6054752 A JP6054752 A JP 6054752A JP 5475294 A JP5475294 A JP 5475294A JP 2699861 B2 JP2699861 B2 JP 2699861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータ
(以下、ホストという)と複数の端末(プリンタを接続
している端末)とからなるコンピュータシステムにおい
て、ホストまたは端末で作成される帳票データに基づい
てプリンタに帳票が出力される場合の帳票データの管理
を行うホスト・端末帳票管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】帳票データは、その帳票データに基づく
帳票が出力されるプリンタの種別(シリアルプリンタ,
ラインプリンタおよびページプリンタ等の種別)の相違
に基づき、そのプリンタ制御コードが異なっている。ま
た、同一種別のプリンタに関しても、各プリンタの機能
の相違に基づき、各プリンタに出力される帳票データの
プリンタ制御コードが異なる場合がある。
【0003】ここで、ホストと複数の端末とからなるコ
ンピュータシステムにおいては、いくつもの種別および
機能(以下、単に、種別で表す)のプリンタが存在する
のが通例である。
【0004】従来のホスト・端末帳票管理方式では、異
なる種別の複数のプリンタの存在に対処するために、プ
リンタの種別毎に別個の帳票データが作成され管理され
ていた(その帳票データに基づく帳票が出力されるプリ
ンタの種別が意識された上でその帳票データの作成が行
われていた)。
【0005】この場合に、従来のホスト・端末帳票管理
方式では、一度ある種別のプリンタに適合するように作
成された帳票データを、当該プリンタの故障等に起因し
て他の種別のプリンタに印字出力しようとしても、その
印字出力を行うことができなかった。
【0006】また、ホストと端末との間または各端末間
では、使用されている文字コードのコード体系が異なる
場合がある。
【0007】従来のホスト・端末帳票管理方式では、こ
のような文字コードのコード体系の相違と上述のプリン
タ制御コードの相違とにより、ホスト側で作成された帳
票データと端末側で作成された帳票データとを同様に
(例えば、同一のスプールファイルで)取り扱うことが
困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のホスト
・端末帳票管理方式では、プリンタの種別毎に帳票デー
タが作成され管理されているので、帳票データの作成に
要する工数が多大になり、帳票の印字出力に関する操作
性が悪くなり(例えば、ある種別のプリンタの故障の際
に、異なる種別のプリンタへの印字出力に切り換えると
いうことができない)、帳票の印字出力に際して運用ミ
スが生じやすくなるという問題点があった。
【0009】また、ホスト側で作成された帳票データと
端末側で作成された帳票データとを同様に取り扱うこと
が困難であるので、その意味でも帳票の印字出力に関す
る操作性が悪くなるという問題点があった。
【0010】本発明の目的は、上述の点に鑑み、プリン
タの種別に依存しないように帳票データの作成・管理を
行い、ホスト側で作成された帳票データと端末側で作成
された帳票データとを同様に取り扱うことを可能とし、
帳票データの作成に要する工数を削減し、帳票の印字出
力に関する操作性を向上させ、帳票の印字出力に際して
運用ミスを生じにくくするホスト・端末帳票管理方式
(ホスト・端末帳票一元管理方式)を提供することにあ
る。
【0011】なお、ホストと複数の端末とからなるコン
ピュータシステムにおける帳票の印字出力の制御に関す
る従来技術としては、「リスト出力制御方式(特開昭6
1−267822号公報)」が開示されている。しか
し、この従来技術は、「計算機システム(コンピュータ
システム)利用者対応に出力候補プリンタ名を登録した
第1のファイルと、各プリンタ対応に印字能力を登録し
た第2のファイルとを設け、計算機システム利用者に処
理結果リストを出力する際、第1および第2のファイル
を参照し、当該計算機システム利用者に対応する複数の
出力プリンタ候補より、該計算機システム利用者に最も
近く、最も早く出力されるプリンタを選択して出力する
ことを可能にするもの」であり(当該公報に係る明細書
中の第3頁第16行〜第4頁第4行参照)、本発明とは
構成等を異にするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のホスト・端末帳
票管理方式は、プリンタの種別に依存しないように帳票
データの作成・管理を行うために、各帳票の帳票管理情
報を格納するホスト内の帳票管理ファイルと、端末に接
続されているプリンタのプリンタ種別を示す情報を含む
端末プリンタ構成情報を格納する端末内の端末プリンタ
構成ファイルと、帳票データを作成する際に、前記帳票
管理ファイル内の当該帳票データに対応する帳票管理情
報に基づいて出力制御情報を生成し、当該出力制御情報
を有する出力制御情報付き帳票データを作成するホスト
内の帳票データ作成部と、この帳票データ作成部により
作成された出力制御情報付き帳票データを端末に送信す
るホスト内のデータ送信部と、このデータ送信部から送
信されてきた出力制御情報付き帳票データを受信し、ス
プールファイルに当該出力制御情報付き帳票データを登
録する端末内のデータ受信部と、前記端末プリンタ構成
ファイル内の端末プリンタ構成情報および前記スプール
ファイル内の出力制御情報付き帳票データ中の出力制御
情報を参照して、前記スプールファイルに格納されてい
る出力制御情報付き帳票データのプリンタ制御コードお
よび文字コードを出力対象プリンタに適合するように変
換する端末内のデータ判別・コード変換部と、このデー
タ判別・コード変換部により生成されたコード変換後の
出力制御情報付き帳票データに基づく出力対象プリンタ
への帳票の印字出力を制御する端末内の出力制御部とを
有する。
【0013】また、本発明のホスト・端末帳票管理方式
は、ホスト側で作成された帳票データと端末側で作成さ
れた帳票データとを同様に取り扱うことを可能とするた
めに、上述の構成要素に加えて、各帳票の帳票管理情報
を格納する端末内の端末側帳票管理ファイルと、端末側
で帳票データを作成する際に、前記端末側帳票管理ファ
イル内の当該帳票データに対応する帳票管理情報に基づ
いて出力制御情報を生成し、当該出力制御情報を有する
出力制御情報付き帳票データを作成し、前記スプールフ
ァイルに当該出力制御情報付き帳票データを登録する端
末内の端末側帳票データ作成部とを有する。
【0014】さらに、本発明のホスト・端末帳票管理方
式は、「複数の端末で共有されるプリンタに関する排他
制御」を実現するために、上述の構成要素に加えて、複
数の端末で共有されるプリンタの排他制御情報を格納す
る端末内のプリンタ排他制御ファイルと、このプリンタ
排他制御ファイル内の排他制御情報に基づいて、他の端
末との間のプリンタに関する排他制御を考慮してコード
変換後の出力制御情報付き帳票データに基づく帳票の印
字出力を制御する端末内の前記出力制御部(上述した前
記出力制御部の機能をも備えている)とを有する。
【0015】
【作用】本発明のホスト・端末帳票管理方式では、ホス
ト内の帳票管理ファイルがプリンタの種別に依存しない
ように帳票データの作成・管理を行うために各帳票の帳
票管理情報を格納し、端末内の端末プリンタ構成ファイ
ルが端末に接続されているプリンタのプリンタ種別を示
す情報を含む端末プリンタ構成情報を格納し、ホスト内
の帳票データ作成部が帳票データを作成する際に帳票管
理ファイル内の当該帳票データに対応する帳票管理情報
に基づいて出力制御情報を生成し当該出力制御情報を有
する出力制御情報付き帳票データを作成し、ホスト内の
データ送信部が帳票データ作成部により作成された出力
制御情報付き帳票データを端末に送信し、端末内のデー
タ受信部がデータ送信部から送信されてきた出力制御情
報付き帳票データを受信しスプールファイルに当該出力
制御情報付き帳票データを登録し、端末内のデータ判別
・コード変換部が端末プリンタ構成ファイル内の端末プ
リンタ構成情報およびスプールファイル内の出力制御情
報付き帳票データ中の出力制御情報を参照してスプール
ファイルに格納されている出力制御情報付き帳票データ
のプリンタ制御コードおよび文字コードを出力対象プリ
ンタに適合するように変換し、端末内の出力制御部がデ
ータ判別・コード変換部により生成されたコード変換後
の出力制御情報付き帳票データに基づく出力対象プリン
タへの帳票の印字出力を制御する。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0017】図1は、本発明の第1の実施例に係るホス
ト・端末帳票管理方式の構成を示すブロック図である。
【0018】本実施例のホスト・端末帳票管理方式は、
ホスト10と、複数の端末20とを含んで構成されてい
る。
【0019】ホスト10は、帳票データ作成部11と、
データ送信部12と、帳票管理ファイル13と、帳票デ
ータファイル14とを含んで構成されている。
【0020】各端末20は、データ受信部21と、デー
タ判別・コード変換部22と、出力制御部23と、スプ
ールファイル24と、端末プリンタ構成ファイル25と
を含んで構成されている。また、各端末20は、単数ま
たは複数のプリンタ26を接続している。
【0021】図2は、帳票管理ファイル13内の帳票管
理情報の構成を示す図である。帳票管理情報は、各帳票
について、帳票名,プリンタ制御コード種別,用紙サイ
ズ,出力方式(自動出力/保留の区別等),出力部数お
よび用紙方向等の情報によって構成されている。
【0022】図3は、出力制御情報付き帳票データ中の
出力制御情報の構成を示す図である。出力制御情報は、
図2に示す帳票管理情報等に基づいて生成される情報で
あり、データ識別子(当該出力制御情報付き帳票データ
の識別情報),端末名(出力先の端末20の識別情
報),帳票名,プリンタ制御コード種別,用紙サイズ,
出力方式,出力部数および用紙方向等の情報によって構
成されている。
【0023】図4は、本実施例のホスト・端末帳票管理
方式の処理を示す流れ図である。この処理は、帳票管理
情報読込みステップ41と、出力制御情報生成ステップ
42と、出力制御情報付き帳票データ登録ステップ43
と、出力制御情報付き帳票データ送信ステップ44と、
出力制御情報付き帳票データ受信ステップ45と、出力
制御情報付き帳票データスプールファイル登録ステップ
46と、出力制御情報読込みステップ47と、プリンタ
制御コード変換必要判定ステップ48と、出力制御情報
付き帳票データプリンタ制御コード変換ステップ49
と、出力制御情報付き帳票データ文字コード変換ステッ
プ50と、帳票印字出力ステップ51とからなる。
【0024】次に、このように構成された本実施例のホ
スト・端末帳票管理方式の動作について説明する。
【0025】利用者は、ある帳票データの作成時に、当
該帳票データの帳票名および出力先の端末20を示す端
末名をホスト10に対して指定する。
【0026】ホスト10内の帳票データ作成部11は、
当該帳票名に基づいて帳票管理ファイル13から所定の
帳票管理情報(当該帳票名を有する帳票管理情報。図2
参照)を読み込む(ステップ41)。
【0027】さらに、帳票データ作成部11は、ステッ
プ41で読み込んだ帳票管理情報と利用者から指定され
た端末名とに基づいて図3に示すような出力制御情報を
生成し(ステップ42)、その出力制御情報を1件目の
レコードとして有する帳票データ(出力制御情報付き帳
票データ)を帳票データファイル14に登録する(2件
目以降のレコードとしては実際に印字出力されるデータ
を登録する)(ステップ43)。
【0028】データ送信部12は、帳票データファイル
14内の当該出力制御情報付き帳票データ中の1件目の
レコード(すなわち、出力制御情報)を読み込み、当該
出力制御情報中の端末名に基づいて送信先の端末20を
認識し、当該端末20に対して当該出力制御情報付き帳
票データを送信する(ステップ44)。
【0029】当該端末20内のデータ受信部21は、ホ
スト10から送信されてきた出力制御情報付き帳票デー
タを受信し(ステップ45)、その出力制御情報付き帳
票データをスプールファイル24に登録する(ステップ
46)。なお、この際に、スプール制御ファイル(図示
せず)等に基づいて、スプールファイル24が使用可能
であるか否かをチェックする排他制御処理を行うことが
望ましい。
【0030】データ判別・コード変換部22は、スプー
ルファイル24内の未処理の出力制御情報付き帳票デー
タを1つ検索し、当該出力制御情報付き帳票データ中の
1件目のレコード(出力制御情報)を読み込む(ステッ
プ47)。
【0031】さらに、データ判別・コード変換部22
は、当該出力制御情報中のプリンタ制御コード種別と出
力対象プリンタ(帳票データを出力すべきプリンタ2
6。端末20に複数のプリンタ26が接続されている場
合には端末プリンタ構成ファイル25内の情報によって
認識される各プリンタ26の使用優先度および使用状況
等により特定される1つのプリンタ26)の種別とを比
較し、当該出力制御情報が付加された出力制御情報付き
帳票データに関するプリンタ制御コードの変換が必要で
あるか否かを判定する(当該出力制御情報中のプリンタ
制御コード種別と出力対象プリンタの種別に対応するプ
リンタ制御コードの種別とが異なる場合には「プリンタ
制御コードの変換が必要である」と判定する)(ステッ
プ48)。
【0032】データ判別・コード変換部22は、ステッ
プ48で「プリンタ制御コードの変換が必要である」と
判定した場合には、出力対象プリンタに適合するように
当該出力制御情報付き帳票データのプリンタ制御コード
の変換を行う(ステップ49)。なお、ステップ48で
「プリンタ制御コードの変換が必要でない」と判定した
場合には、ステップ49の処理はスキップされる。
【0033】次に、データ判別・コード変換部22は、
当該出力制御情報付き帳票データの文字コードを当該端
末20における文字コード体系に適合するように変換す
る(ステップ50)。
【0034】出力制御部23は、当該出力制御情報付き
帳票データのプリンタ制御コードおよび文字コードの変
換が終了した後に、コード変換後の出力制御情報付き帳
票データに基づく帳票を出力対象プリンタに印字出力す
る制御を行う(ステップ51)。
【0035】図5は、本発明の第2の実施例に係るホス
ト・端末帳票管理方式の構成を示すブロック図である
(図1と同様の構成要素については、同一の符号を使用
している)。
【0036】本実施例のホスト・端末帳票管理方式は、
ホスト10と、複数の端末20とを含んで構成されてい
る。
【0037】ホスト10は、帳票データ作成部11と、
データ送信部12と、帳票管理ファイル13と、帳票デ
ータファイル14とを含んで構成されている。
【0038】各端末20は、データ受信部21と、デー
タ判別・コード変換部22と、出力制御部23と、スプ
ールファイル24と、端末プリンタ構成ファイル25
と、端末側帳票データ作成部27と、端末側帳票管理フ
ァイル28とを含んで構成されている。また、端末20
は、単数または複数のプリンタ26を接続している。
【0039】次に、このように構成された本実施例のホ
スト・端末帳票管理方式の動作について説明する。
【0040】第2の実施例のホスト・端末帳票管理方式
は、上述の第1の実施例のホスト・端末帳票管理方式の
動作を同様に行い、さらに次のような動作を行う。
【0041】ある端末20側の利用者は、当該端末20
側でのある帳票データの作成時に、当該帳票データの帳
票名を当該端末20に対して指定する。
【0042】当該端末20内の端末側帳票データ作成部
27は、当該帳票名に基づいて端末側帳票管理ファイル
28から所定の帳票管理情報(当該帳票名を有する帳票
管理情報)を読み込む。なお、端末側帳票管理ファイル
28内にも、帳票管理ファイル13内と同様に、図2に
示すような帳票管理情報が登録されている。
【0043】さらに、端末側帳票データ作成部27は、
読み込んだ帳票管理情報に基づいて図3に示すような出
力制御情報を生成し、その出力制御情報を1件目のレコ
ードとして有する帳票データ(出力制御情報付き帳票デ
ータ)をスプールファイル24に登録する(2件目以降
のレコードとしては実際に印字出力されるデータを登録
する)。
【0044】本実施例のホスト・端末帳票管理方式で
は、以上のような処理によって、ホスト10側で作成さ
れた出力制御情報付き帳票データとともに端末20側で
作成された出力制御情報付き帳票データがスプールファ
イル24に登録されていることを前提として、データ判
別・コード変換部22の処理が行われる。
【0045】すなわち、データ判別・コード変換部22
は、スプールファイル24内の未処理の出力制御情報付
き帳票データを1つ検索し、当該出力制御情報付き帳票
データ中の1件目のレコード(出力制御情報)を読み込
む(図4中のステップ47の処理に対応する)。
【0046】さらに、データ判別・コード変換部22
は、当該出力制御情報中のプリンタ制御コード種別と出
力対象プリンタの種別とを比較し、当該出力制御情報が
付加された出力制御情報付き帳票データに関するプリン
タ制御コードの変換が必要であるか否かを判定する(ス
テップ48の判定に対応する)。
【0047】データ判別・コード変換部22は、「プリ
ンタ制御コードの変換が必要である」と判定した場合に
は、出力対象プリンタに適合するように当該出力制御情
報付き帳票データのプリンタ制御コードの変換を行う。
一方、「プリンタ制御コードの変換が必要でない」と判
定した場合には、このコード変換の処理をスキップす
る。
【0048】次に、データ判別・コード変換部22は、
当該出力制御情報中のデータ識別子に設定されている
「当該出力制御情報付き帳票データがホスト10で作成
されたか端末20で作成されたかを示す情報」に基づ
き、当該出力制御情報付き帳票データがホスト10で作
成されたものであるか端末20で作成されたものである
かを判定する。
【0049】データ判別・コード変換部22は、「当該
出力制御情報付き帳票データがホスト10で作成された
ものである」と判定した場合には、当該出力制御情報付
き帳票データの文字コードを端末20における文字コー
ド体系に適合するように変換する(ステップ50の処理
に対応する)。一方、「当該出力制御情報付き帳票デー
タが端末20で作成されたものである」と判定した場合
には、このコード変換が不要であることを認識し、当該
文字コード変換処理をスキップする。
【0050】このように、本実施例のホスト・端末帳票
管理方式によると、ホスト10側で作成された出力制御
情報付き帳票データと端末20側で作成された出力制御
情報付き帳票データとを、同様にスプールファイル24
上で取り扱うことができ、帳票の印字出力に関する操作
性を向上させることができるという効果がある。
【0051】図6は、本発明の第3の実施例に係るホス
ト・端末帳票管理方式の構成を示すブロック図である
(図1または図5と同様の構成要素については、同一の
符号を使用している)。
【0052】本実施例のホスト・端末帳票管理方式は、
ホスト10と、複数の端末20とを含んで構成されてい
る。
【0053】ホスト10は、帳票データ作成部11と、
データ送信部12と、帳票管理ファイル13と、帳票デ
ータファイル14とを含んで構成されている。
【0054】各端末20は、データ受信部21と、デー
タ判別・コード変換部22と、出力制御部23と、スプ
ールファイル24と、端末プリンタ構成ファイル25
と、プリンタ排他制御ファイル29とを含んで構成され
ている。また、端末20は、単数または複数のプリンタ
26を接続している。プリンタ26の中には、他の端末
20との間で共有されているプリンタ26(複数の端末
20で共有されるプリンタ26。以下、共有プリンタと
いう)であるものも存在する。なお、プリンタ排他制御
ファイル29には、共有プリンタの排他制御情報(当該
共有プリンタがその時点で他の端末20によって使用中
であるか否かを示す情報等)が登録されている。
【0055】次に、このように構成された本実施例のホ
スト・端末帳票管理方式の動作について説明する。
【0056】第3の実施例のホスト・端末帳票管理方式
は、上述の第1の実施例のホスト・端末帳票管理方式の
動作を同様に行い、さらに次のような動作(端末20内
の出力制御部23によって実現される動作)を行う。
【0057】出力制御部23は、共有プリンタであるプ
リンタ26への帳票の印字出力の制御を行う際に、端末
プリンタ構成ファイル25の参照等により出力対象プリ
ンタが共有プリンタであることを認識し、他の端末20
との間のプリンタ26に関する排他制御を考慮してコー
ド変換後の出力制御情報付き帳票データに基づく帳票の
出力を制御する。
【0058】すなわち、出力制御部23は、プリンタ排
他制御ファイル29内の当該共有プリンタの排他制御情
報の参照に基づいて、当該共有プリンタがその時点で他
の端末20によって使用中であるか否かを判定する。
【0059】出力制御部23は、この判定によって「当
該共有プリンタがその時点で他の端末20によって使用
中であり当該共有プリンタへの当該帳票の出力が不可能
な状態である」と判断した場合には、出力対象プリンタ
を変更するか否かを利用者に尋ね(変更を促すメッセー
ジの出力等を行う)、変更指示が利用者によってなされ
た場合には変更後の出力対象プリンタの種別に基づいて
データ判別・コード変換部22にプリンタ制御コードの
コード変換を行わせた後に、変更後の出力対象プリンタ
への当該帳票の印字出力の制御を行う(なお、当該共有
プリンタが空き状態となるまで待ち合わせることも可能
である)。一方、「当該共有プリンタがその時点で他の
端末20によって使用中ではない」と判定した場合に
は、当該共有プリンタへの当該帳票の印字出力の制御を
行う。
【0060】このように、本実施例のホスト・端末帳票
管理方式によると、複数の端末20で共有されるプリン
タ26(共有プリンタ)への印字出力に際して、帳票の
印字出力に関する操作性の向上を達成することができる
(例えば、出力対象プリンタである共有プリンタが他の
端末20によって使用中である場合の出力対象プリンタ
の変更をプリンタ制御コードの差異を意識せずに行うこ
とができる)という効果がある。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データ判
別・コード変換部によってプリンタ制御コードのコード
変換の必要性を判別して必要なコード変換を行うことに
より、プリンタの種別に依存しないように帳票データの
作成・管理を行うことでき、同一の帳票データ(出力制
御情報付き帳票データ)に基づく帳票を異なる種別のプ
リンタに印字出力することが可能になるという効果を有
する。すなわち、帳票データの作成者は出力対象プリン
タの種別(ラインプリンタ,シリアルプリンタおよびペ
ージプリンタの種別等)を意識することなく帳票データ
の作成を行うことができるようになり、帳票データの作
成処理が簡易になるという効果がある。
【0062】また、ホスト側で作成される帳票データ
(出力制御情報付き帳票データ)と端末側で作成される
帳票データとに同一の出力制御情報を付加すること等に
より、ホスト側で作成された帳票データと端末側で作成
された帳票データとを同様に取り扱うことができるとい
う効果がある。すなわち、ホスト側で作成された帳票デ
ータも端末側で作成された帳票データも同一のスプール
ファイルに登録することができ、ホスト側での作成およ
び端末側での作成の区別なく帳票データに基づく帳票の
印字出力処理を行うことができるという効果がある。
【0063】さらに、プリンタ排他制御ファイルによっ
て共有プリンタ(複数の端末によって共有されるプリン
タ)の使用状態等の管理を行うことにより、共有プリン
タへの帳票データの印字出力に関する排他制御を簡易に
実現することができるという効果がある。
【0064】以上のような効果に基づき、帳票データの
作成に要する工数を削減することができ、帳票の印字処
理における操作性を改善(向上)することができ、帳票
の印字出力に際しての運用ミスの発生の頻度の減少を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るホスト・端末帳票
管理方式の構成を示すブロック図である。
【図2】図1,図5または図6中の帳票管理ファイルま
たは端末側帳票管理ファイル内の帳票管理情報の構成を
示す図である。
【図3】図1,図5または図6中の帳票データ作成部ま
たは端末側帳票データ作成部によって生成される出力制
御情報の構成を示す図である。
【図4】図1に示すホスト・端末帳票管理方式の処理を
示す流れ図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係るホスト・端末帳票
管理方式の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係るホスト・端末帳票
管理方式の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ホスト 11 帳票データ作成部 12 データ送信部 13 帳票管理ファイル 14 帳票データファイル 20 端末 21 データ受信部 22 データ判別・コード変換部 23 出力制御部 24 スプールファイル 25 端末プリンタ構成ファイル 26 プリンタ 27 端末側帳票データ作成部 28 端末側帳票管理ファイル 29 プリンタ排他制御ファイル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各帳票の帳票管理情報を格納するホスト
    内の帳票管理ファイルと、 端末に接続されているプリンタのプリンタ種別を示す情
    報を含む端末プリンタ構成情報を格納する端末内の端末
    プリンタ構成ファイルと、 帳票データを作成する際に、前記帳票管理ファイル内の
    当該帳票データに対応する帳票管理情報に基づいて出力
    制御情報を生成し、当該出力制御情報を有する出力制御
    情報付き帳票データを作成するホスト内の帳票データ作
    成部と、 この帳票データ作成部により作成された出力制御情報付
    き帳票データを端末に送信するホスト内のデータ送信部
    と、 このデータ送信部から送信されてきた出力制御情報付き
    帳票データを受信し、スプールファイルに当該出力制御
    情報付き帳票データを登録する端末内のデータ受信部
    と、 前記端末プリンタ構成ファイル内の端末プリンタ構成情
    報および前記スプールファイル内の出力制御情報付き帳
    票データ中の出力制御情報を参照して、前記スプールフ
    ァイルに格納されている出力制御情報付き帳票データの
    プリンタ制御コードおよび文字コードを出力対象プリン
    タに適合するように変換する端末内のデータ判別・コー
    ド変換部と、 このデータ判別・コード変換部により生成されたコード
    変換後の出力制御情報付き帳票データに基づく出力対象
    プリンタへの帳票の印字出力を制御する端末内の出力制
    御部とを有することを特徴とするホスト・端末帳票管理
    方式。
  2. 【請求項2】 各帳票の帳票管理情報を格納する端末内
    の端末側帳票管理ファイルと、 端末側で帳票データを作成する際に、前記端末側帳票管
    理ファイル内の当該帳票データに対応する帳票管理情報
    に基づいて出力制御情報を生成し、当該出力制御情報を
    有する出力制御情報付き帳票データを作成し、前記スプ
    ールファイルに当該出力制御情報付き帳票データを登録
    する端末内の端末側帳票データ作成部とを有することを
    特徴とする請求項1記載のホスト・端末帳票管理方式。
  3. 【請求項3】 複数の端末で共有されるプリンタの排他
    制御情報を格納する端末内のプリンタ排他制御ファイル
    と、 このプリンタ排他制御ファイル内の排他制御情報に基づ
    いて、他の端末との間のプリンタに関する排他制御を考
    慮してコード変換後の出力制御情報付き帳票データに基
    づく帳票の印字出力を制御する端末内の前記出力制御部
    とを有することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のホスト・端末帳票管理方式。
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