JP2699662B2 - 半導体レーザとその製造方法 - Google Patents
半導体レーザとその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は単一モードで発振するA
lGaInP系の半導体レーザに関する。
lGaInP系の半導体レーザに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、有機金属熱分解法(以下MOVP
E法と略す)という気相結晶成長法により形成された単
一横モードで発振するAlGaInP系の半導体レーザ
装置として、図3に示すような構造がエレクトロニクス
レターズに報告されている(S.Kawata,H.F
ujii,K.Kobayashi,A.Gomyo,
I.Hino,T.Suzuki:Electron.
Lett.23(1987)1327.)。この構造の
製作工程を図4に示す。
E法と略す)という気相結晶成長法により形成された単
一横モードで発振するAlGaInP系の半導体レーザ
装置として、図3に示すような構造がエレクトロニクス
レターズに報告されている(S.Kawata,H.F
ujii,K.Kobayashi,A.Gomyo,
I.Hino,T.Suzuki:Electron.
Lett.23(1987)1327.)。この構造の
製作工程を図4に示す。
【0003】一回目の成長でn型GaAs基板21上に
n型(Al0.6Ga0.4 )0.5 In0.5 Pクラッド層2
2、Ga0.5 In0.5 P活性層23、p型(Al0.6 G
a0.4 )0.5 In0.5 P内側クラッド層24、p型Ga
0.5 In0.5 Pエッチングストッパ層25、p型(Al
0.6 Ga0.4 )0.5 In0.5 P外側クラッド層26、p
型Ga0.5 In0.5 P緩衝層27、p型GaAsキャッ
プ層28を順次形成する。こうして成長したウェハーに
フォトリソグラフィにより幅7μmのストライプ上のS
iO2 マスク31を形成する(図4(a))。つぎにこ
のSiO2 マスク31を用いてリン酸系のエッチング液
によりp型GaAsキャップ層28をメサ上にエッチン
グする(図4(b))。続いて塩酸系のエッチング液に
よりp型GaInPエッチングストッパ層25の上界面
までをメサ状にエッチングする(図4(c))。つぎに
p型GaAsキャップ層28をリン酸系のエッチング液
により幅3μmまでサイドエッチングする(図4
(d))。そしてSiO2 マスクをつけたまま、二回目
の成長を行いエッチングしたところをn型GaAsブロ
ック層29で埋め込む(図4(e))。次にSiO2 マ
スクを除去し、p型全面に電極が形成できるように3回
目の成長でp型GaAsコンタクト層30を成長する
(図3,図4(f))。
n型(Al0.6Ga0.4 )0.5 In0.5 Pクラッド層2
2、Ga0.5 In0.5 P活性層23、p型(Al0.6 G
a0.4 )0.5 In0.5 P内側クラッド層24、p型Ga
0.5 In0.5 Pエッチングストッパ層25、p型(Al
0.6 Ga0.4 )0.5 In0.5 P外側クラッド層26、p
型Ga0.5 In0.5 P緩衝層27、p型GaAsキャッ
プ層28を順次形成する。こうして成長したウェハーに
フォトリソグラフィにより幅7μmのストライプ上のS
iO2 マスク31を形成する(図4(a))。つぎにこ
のSiO2 マスク31を用いてリン酸系のエッチング液
によりp型GaAsキャップ層28をメサ上にエッチン
グする(図4(b))。続いて塩酸系のエッチング液に
よりp型GaInPエッチングストッパ層25の上界面
までをメサ状にエッチングする(図4(c))。つぎに
p型GaAsキャップ層28をリン酸系のエッチング液
により幅3μmまでサイドエッチングする(図4
(d))。そしてSiO2 マスクをつけたまま、二回目
の成長を行いエッチングしたところをn型GaAsブロ
ック層29で埋め込む(図4(e))。次にSiO2 マ
スクを除去し、p型全面に電極が形成できるように3回
目の成長でp型GaAsコンタクト層30を成長する
(図3,図4(f))。
【0004】この構造により電流はn型GaAs層29
によりブロックされメサストライプ部にのみ注入され
る。また電流ブロック構造とメサ構造の部分との屈折率
差によって横モードを十分に制御できる。
によりブロックされメサストライプ部にのみ注入され
る。また電流ブロック構造とメサ構造の部分との屈折率
差によって横モードを十分に制御できる。
【0005】以上のようにこの製造方法により、3回の
成長で屈折率導波型半導体レーザを製造することができ
る。
成長で屈折率導波型半導体レーザを製造することができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の図3の構造では
電流ブロック層として用いているn型GaAs層のバン
ドギャップが活性層のバンドギャップよりも小さいた
め、ブロック層によって光が吸収され、共振器内での光
の損失が増大するため外部微分量子効率が下がり、また
n型ブロック層とメサとの界面での波面の遅れにより、
非点収差が増大するという問題がある。更に、従来構造
の半導体レーザの製造方法では計3回の成長を必要と
し、エッチングストッパ層を形成したり、エッチャント
を2種類必要とするなど、工程が複雑であるという問題
点がある。
電流ブロック層として用いているn型GaAs層のバン
ドギャップが活性層のバンドギャップよりも小さいた
め、ブロック層によって光が吸収され、共振器内での光
の損失が増大するため外部微分量子効率が下がり、また
n型ブロック層とメサとの界面での波面の遅れにより、
非点収差が増大するという問題がある。更に、従来構造
の半導体レーザの製造方法では計3回の成長を必要と
し、エッチングストッパ層を形成したり、エッチャント
を2種類必要とするなど、工程が複雑であるという問題
点がある。
【0007】本発明の目的は前述の電流ブロック層によ
る吸収の問題点を解決し、外部微分量子効率が大きく、
非点収差の小さい横モード制御構造の実屈折率導波型で
かつ電流狭窄型の半導体レーザを2回の成長で製造し提
供することにある。
る吸収の問題点を解決し、外部微分量子効率が大きく、
非点収差の小さい横モード制御構造の実屈折率導波型で
かつ電流狭窄型の半導体レーザを2回の成長で製造し提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザは
n型GaAs基板上に、GaInPもしくはAlGaI
nPもしくはそれらの量子井戸構造からなる活性層と、
この活性層を挟み活性層よりも屈折率の小さなAlGa
InP内側クラッド層とからなるダブルヘテロ構造と、
前記クラッド層の上層に形成されたストライプ状のメサ
構造と、該メサの上部及び両脇に形成された活性層より
もバンドギャップが大きくクラッド層よりも屈折率の小
さい高抵抗のp型AlGaInPまたはAlInP電流
ブロック層と、該メサ側面上に形成された活性層よりバ
ンドギャップが大きくクラッド層より屈折率の小さなp
型AlGaInPまたはAlInP低抵抗層とを有する
ことを特徴としている。
n型GaAs基板上に、GaInPもしくはAlGaI
nPもしくはそれらの量子井戸構造からなる活性層と、
この活性層を挟み活性層よりも屈折率の小さなAlGa
InP内側クラッド層とからなるダブルヘテロ構造と、
前記クラッド層の上層に形成されたストライプ状のメサ
構造と、該メサの上部及び両脇に形成された活性層より
もバンドギャップが大きくクラッド層よりも屈折率の小
さい高抵抗のp型AlGaInPまたはAlInP電流
ブロック層と、該メサ側面上に形成された活性層よりバ
ンドギャップが大きくクラッド層より屈折率の小さなp
型AlGaInPまたはAlInP低抵抗層とを有する
ことを特徴としている。
【0009】本発明の半導体レーザの製造方法は表面が
(001)面方位の半導体結晶基板上に、n型AlGa
InPクラッド層、アンドープGaInPあるいはAl
GaInPまたはそれらの量子井戸構造からなる活性
層、p型AlGaInPクラッド層、クラッド層を順次
気相成長する工程と、p型AlGaInP層をエッチン
グして側面が(111)面のメサストライプを形成する
工程と、前記メサストライプを覆って、各p型層のドー
パントをZnとしてp型AlGaInP電流ブロック層
及び低抵抗層、p型GaInP緩衝層、p型GaAsコ
ンタクト層を順次気相成長する工程を少なくとも具備し
たことを特徴としている。
(001)面方位の半導体結晶基板上に、n型AlGa
InPクラッド層、アンドープGaInPあるいはAl
GaInPまたはそれらの量子井戸構造からなる活性
層、p型AlGaInPクラッド層、クラッド層を順次
気相成長する工程と、p型AlGaInP層をエッチン
グして側面が(111)面のメサストライプを形成する
工程と、前記メサストライプを覆って、各p型層のドー
パントをZnとしてp型AlGaInP電流ブロック層
及び低抵抗層、p型GaInP緩衝層、p型GaAsコ
ンタクト層を順次気相成長する工程を少なくとも具備し
たことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の構造によれば、p型AlGaInP電
流ブロック層及び低抵抗層は活性層よりもバンドギャッ
プが大きく、活性層からの光を吸収できないので光の損
失を減らすことができ、また非点収差を小さくすること
ができる。
流ブロック層及び低抵抗層は活性層よりもバンドギャッ
プが大きく、活性層からの光を吸収できないので光の損
失を減らすことができ、また非点収差を小さくすること
ができる。
【0011】本発明の半導体レーザの製造方法では、活
性層よりバンドギャップが大きくクラッド層より屈折率
の小さなp型AlGaInP電流ブロック層及び低抵抗
層を成長する際、(111)面でのZnの結晶中への取
り込まれ率が(001)面での取り込まれ率よりも高い
ことを利用して、メサ両脇のp型AlGaInP層を高
抵抗にし、且つメサ側面上のp型AlGaInP層を低
抵抗にするようなZn原料の流量で成長するため、2回
の成長で電流狭窄型且つ実屈折率導波型の半導体レーザ
を製造できる。
性層よりバンドギャップが大きくクラッド層より屈折率
の小さなp型AlGaInP電流ブロック層及び低抵抗
層を成長する際、(111)面でのZnの結晶中への取
り込まれ率が(001)面での取り込まれ率よりも高い
ことを利用して、メサ両脇のp型AlGaInP層を高
抵抗にし、且つメサ側面上のp型AlGaInP層を低
抵抗にするようなZn原料の流量で成長するため、2回
の成長で電流狭窄型且つ実屈折率導波型の半導体レーザ
を製造できる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
1は本発明の半導体レーザの一実施例を示す断面図であ
り、図2はその製造工程図である。
1は本発明の半導体レーザの一実施例を示す断面図であ
り、図2はその製造工程図である。
【0013】まず、1回目の減圧MOVPE法による成
長で、n型GaAs基板1(Siドープ、n=2×10
18cm−3)上にn型(Al0.6Ga0.4)
0.5In0.5Pクラッド層2(n=5×1017c
m−3;厚さ1μm)、Ga0.5In0.5P活性層
3(アンドーブ;厚さ0.1μm)、p型(Al0.6
Ga0.4)0.5In0.5P内側クラッド層4(厚
さ:1μm)、p型Ga0.5In0.5Pエッチング
ストッパ層5、p型(Al0.6Ga0.4)0.5I
n0.5P外側クラッド層6を順次形成した(図2
(a))。成長条件は温度660℃、圧力70Tor
r、5/3比150、キャリヤガス(H2)の全流量1
5リットル/分とした。原料としては、トリメチルイン
ジウム(TMI:(CH3)3In)、トリエチルガリ
ウム(TEG:(C2H5)3Ga)、トリメチルアル
ミニウム(TMA:(CH3)3Al)、アルシン(A
H3)、ホスフィン(PH3)、n型ドーパント:ジシ
ラン(Si2H6)、p型ドーパント:ジメチルジンク
(DMZn:(CH3)2Zn)を用いた。こうして成
長したウェハーにフォトリソグラフィにより幅7μmの
ストライプ上のSiO2マスクを形成した(図2
(a))。続いて塩酸系のエッチング液によりエッチン
グストッパ層の上界面までをメサ上にエッチングした
(図2(b))。この際メサ側面は(111)面とな
る。次にSiO2マスクを除去した後に減圧MOVPE
により、2回目の成長を行い、p型Al 0.8 In
0.2 P電流ブロック層7及びp型Al0.5In
0.5P低抵抗層8(厚さ:1μm)、Ga 0.8 In
0.8 P緩衝層9(厚さ:0.1μm)、p型GaAs
コンタクト層10(厚さ:2μm)を形成した(図2
(c))。ここでp型Al 0.8 In 0.2 Pクラッド
電流ブロック層7及び低抵抗層8とp型Ga0.5In
0.5P緩衝層9とp型GaAsコンタクト層9を形成
する際、ドーパント原料としてジメチルジンクを用いる
が、Znの結晶中への取り込まれ率は(111)面の方
が(011)面よりも大きいので、例えばジメチルジン
クの実質的な流量を1.34×10−6mol/min
とすると、(111)面上に成長したAlGaInP層
は低抵抗に、(001)面上に成長したAlGaInP
層は高抵抗となり、電流は低抵抗層の部分のみを流れ
る。最後に、P,n両電極(図示省略)をそれぞれp型
GaAsコンタクト層、n型GaAs基板上に形成し
て、キャビティ長300μmにへき開して、個々のチッ
プに分離した。
長で、n型GaAs基板1(Siドープ、n=2×10
18cm−3)上にn型(Al0.6Ga0.4)
0.5In0.5Pクラッド層2(n=5×1017c
m−3;厚さ1μm)、Ga0.5In0.5P活性層
3(アンドーブ;厚さ0.1μm)、p型(Al0.6
Ga0.4)0.5In0.5P内側クラッド層4(厚
さ:1μm)、p型Ga0.5In0.5Pエッチング
ストッパ層5、p型(Al0.6Ga0.4)0.5I
n0.5P外側クラッド層6を順次形成した(図2
(a))。成長条件は温度660℃、圧力70Tor
r、5/3比150、キャリヤガス(H2)の全流量1
5リットル/分とした。原料としては、トリメチルイン
ジウム(TMI:(CH3)3In)、トリエチルガリ
ウム(TEG:(C2H5)3Ga)、トリメチルアル
ミニウム(TMA:(CH3)3Al)、アルシン(A
H3)、ホスフィン(PH3)、n型ドーパント:ジシ
ラン(Si2H6)、p型ドーパント:ジメチルジンク
(DMZn:(CH3)2Zn)を用いた。こうして成
長したウェハーにフォトリソグラフィにより幅7μmの
ストライプ上のSiO2マスクを形成した(図2
(a))。続いて塩酸系のエッチング液によりエッチン
グストッパ層の上界面までをメサ上にエッチングした
(図2(b))。この際メサ側面は(111)面とな
る。次にSiO2マスクを除去した後に減圧MOVPE
により、2回目の成長を行い、p型Al 0.8 In
0.2 P電流ブロック層7及びp型Al0.5In
0.5P低抵抗層8(厚さ:1μm)、Ga 0.8 In
0.8 P緩衝層9(厚さ:0.1μm)、p型GaAs
コンタクト層10(厚さ:2μm)を形成した(図2
(c))。ここでp型Al 0.8 In 0.2 Pクラッド
電流ブロック層7及び低抵抗層8とp型Ga0.5In
0.5P緩衝層9とp型GaAsコンタクト層9を形成
する際、ドーパント原料としてジメチルジンクを用いる
が、Znの結晶中への取り込まれ率は(111)面の方
が(011)面よりも大きいので、例えばジメチルジン
クの実質的な流量を1.34×10−6mol/min
とすると、(111)面上に成長したAlGaInP層
は低抵抗に、(001)面上に成長したAlGaInP
層は高抵抗となり、電流は低抵抗層の部分のみを流れ
る。最後に、P,n両電極(図示省略)をそれぞれp型
GaAsコンタクト層、n型GaAs基板上に形成し
て、キャビティ長300μmにへき開して、個々のチッ
プに分離した。
【0014】上述の製作工程においてメサ幅は上部4μ
m、下部で7μmとなった。こうして得られた本発明の
半導体レーザの外部微分量子効率をメサ幅4μmの従来
構造の半導体レーザと比較したところ、従来構造の半導
体レーザが0.43の外部微分量子効率を持つのに比
べ、本発明の半導体レーザでは外部微分量子効率が0.
50と向上し、25℃、3mWでの駆動電流値が50m
Aから40mAと減少した。また、非点収差は従来の7
μmから4μm以下となった。以上述べた実施例では活
性層をGa0.5In0.5P、クラッド層を(Al
0.6Ga0.4)0.5In0.5Pとしたが、活性
層組成は製作する半導体レーザに要求される発振波長要
件を満たす組成、材料もしくは量子井戸にすれば良く、
クラッド層組成は用いる活性層に対して光キャリヤの閉
じこめが十分にできる組成、材料を選べば良い。また、
半導体レーザに要求される特性によりSCH構造にする
こともできる。更に、p型Al 0.8 In 0.2 P電流
ブロック層7及び低抵抗層8は活性層よりもバンドギャ
ップが大きく、クラッド層よりも屈折率の小さければ他
の組成、材料であっても良い。
m、下部で7μmとなった。こうして得られた本発明の
半導体レーザの外部微分量子効率をメサ幅4μmの従来
構造の半導体レーザと比較したところ、従来構造の半導
体レーザが0.43の外部微分量子効率を持つのに比
べ、本発明の半導体レーザでは外部微分量子効率が0.
50と向上し、25℃、3mWでの駆動電流値が50m
Aから40mAと減少した。また、非点収差は従来の7
μmから4μm以下となった。以上述べた実施例では活
性層をGa0.5In0.5P、クラッド層を(Al
0.6Ga0.4)0.5In0.5Pとしたが、活性
層組成は製作する半導体レーザに要求される発振波長要
件を満たす組成、材料もしくは量子井戸にすれば良く、
クラッド層組成は用いる活性層に対して光キャリヤの閉
じこめが十分にできる組成、材料を選べば良い。また、
半導体レーザに要求される特性によりSCH構造にする
こともできる。更に、p型Al 0.8 In 0.2 P電流
ブロック層7及び低抵抗層8は活性層よりもバンドギャ
ップが大きく、クラッド層よりも屈折率の小さければ他
の組成、材料であっても良い。
【0015】
【発明の効果】このように本発明により、外部微分量子
効率が大きく、非点収差の小さい半導体レーザが簡便な
手法で製作できる。
効率が大きく、非点収差の小さい半導体レーザが簡便な
手法で製作できる。
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】本発明の半導体レーザの製作工程を示す断面図
【図3】従来の半導体レーザの例を示す断面図。
【図4】従来の半導体レーザの製作工程を示す断面図。
1 n型GaAs基板 2 n型(Al0.6Ga0.4)0.5In0.5P
クラッド層 3 Ga0.5In0.5P活性層 4 p型(Al0.6Ga0.4)0.5In0.5P
内側クラッド層 5 p型Ga0.5In0.5Pエッチングストッパ層 6 p型(Al0.6Ga0.4)0.5In0.5P
外側クラッド層 7 p型Al 0.8 In 0.2 P電流ブロック層 8 p型Al 0.8 In 0.2 P低抵抗層 9 p型Ga0.5In0.5P緩衝層 10 p型GaAsコンタクト層 11 SiO2膜
クラッド層 3 Ga0.5In0.5P活性層 4 p型(Al0.6Ga0.4)0.5In0.5P
内側クラッド層 5 p型Ga0.5In0.5Pエッチングストッパ層 6 p型(Al0.6Ga0.4)0.5In0.5P
外側クラッド層 7 p型Al 0.8 In 0.2 P電流ブロック層 8 p型Al 0.8 In 0.2 P低抵抗層 9 p型Ga0.5In0.5P緩衝層 10 p型GaAsコンタクト層 11 SiO2膜
Claims (2)
- 【請求項1】 n型GaAs基板上に、GaInPもし
くはAlGaInPもしくはそれらの量子井戸構造から
なる活性層と、この活性層を挟み活性層よりも屈折率の
小さなAlGaInP内側クラッド層とからなるダブル
ヘテロ構造と、前記クラッド層の上側に形成されたスト
ライプ状のメサ構造と、該メサの上部及び両脇に活性層
よりもバンドギャップが大きくクラッド層よりも屈折率
の小さい高抵抗のp型AlGaInPまたはAlInP
電流ブロック層と、該メサ側面上に形成された活性層よ
りバンドギャップが大きくクラッド層より屈折率の小さ
なp型AlGaInPまたはAlInP低抵抗層とを有
することを特徴とする半導体レーザ。 - 【請求項2】 表面が(001)面方位の半導体結晶基
板上に、n型AlGaInPクラッド層、アンドープG
aInPあるいはAlGaInPまたはそれらの量子井
戸構造からなる活性層、p型AlGaInPクラッド層
を順次気相成長する工程と、p型AlGaInP層をエ
ッチングして側面が(111)面のメサストライプを形
成する工程と、前記メサストライプを覆って、各p型層
のドーパントをZnとしてp型AlGaInP電流ブロ
ック及び低抵抗層、p型GaInP緩衝層、p型GaA
sコンタクト層を順次気相成長する工程を少なくとも具
備したことを特徴とする半導体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP408291A JP2699662B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 半導体レーザとその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP408291A JP2699662B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 半導体レーザとその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04243180A JPH04243180A (ja) | 1992-08-31 |
JP2699662B2 true JP2699662B2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=11574864
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP408291A Expired - Fee Related JP2699662B2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | 半導体レーザとその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2699662B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07240562A (ja) * | 1994-02-28 | 1995-09-12 | Nec Corp | 半導体レーザ及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP408291A patent/JP2699662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04243180A (ja) | 1992-08-31 |
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