JP2699358B2 - デコーダ回路 - Google Patents

デコーダ回路

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JP2699358B2 JP62287101A JP28710187A JP2699358B2 JP 2699358 B2 JP2699358 B2 JP 2699358B2 JP 62287101 A JP62287101 A JP 62287101A JP 28710187 A JP28710187 A JP 28710187A JP 2699358 B2 JP2699358 B2 JP 2699358B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。 A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第6図及び第7図) D発明が解決しようとする問題点(第6図及び第7図) E問題点を解決するための手段(第1図) F作用(第1図) G実施例(第1図〜第5図) (G1)実施例の原理(第1図) (G2)実施例の構成(第2図〜第5図) (G3)実施例の動作(第2図〜第5図) (G4)実施例の効果 (G5)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はデコーダ回路に関し、例えばデイジタルフイ
ルタ回路等のデイジタル信号処理回路に適用して好適な
ものである。 B発明の概要 本発明は、MRCの手法を用いてRNSデータをバイナリデ
ータに復調するデコーダ回路において、スケールダウン
処理した後加算データを得るまでの間のビツト長の短い
データに対して、所定ビツトに値1を加算することによ
り、全体として簡易な構成で丸め処理機能を備えたデコ
ーダ回路を得ることができる。 C従来の技術 従来、デイジタル信号処理回路においては、剰余演算
法を利用して演算処理するシステム(residue number s
ystem(RNS))が提案されている(「IRE transactions
on electronic computers」Vol.EL−8,No.6,June 195
9,pp.140−147「IEEE computer」Vol.17,No.5,May 198
4,pp.50−61)。 この手法を用いてデイジタル信号処理システムとして
例えばデイジタルフイルタ回路を構成すれば、演算処理
の際の桁上げ処理が不要になることから、高精度かつ高
速度でデイジタル信号を演算処理することができる。
(「電子通信学会論文誌」'84/4 Vol.J67−1)No.4 p
p.536−543)。 すなわち第6図に示すように、エンコーダ回路1は、
バイナリコードの入力データ(以下バイナリデータと呼
ぶ)で構成されたデイジタル映像信号DBIを受け、これ
を互いに素な関係の例えば値7、11、13及び15でなる4
つの正の整数m0、m1、m2、m3で剰余演算してそれぞれ整
数m0、m1、m2、m3に対応する剰余データをデイジタルフ
イルタ回路2に出力する。 その結果、デイジタルフイルタ回路2にはm0、m1
m2、m3によつて表される剰余データで構成されるデータ
DR1(以下RNSデータと呼ぶ)が得られ、これをそれぞれ
演算処理することにより、バイナリデータを直接演算処
理する場合に比して格段的に高速度で、所望の演算処理
を実行することができる。 第7図に示すように、デコーダ回路3は、例えばMRC
(mixed radix conversion)の手法に基づいて、デイジ
タルフイルタ回路2から出力されるRNSデータDROからバ
イナリデータを復調し、これをデイジタル信号DBOとし
て出力する。 すなわち法m0、m1、m2及びm3に関する剰余データD0
D1、D2及びD3で構成されたRNSデータDROのうち、法m0
m1及びm2に関する剰余データD0、D1及びD2をラツチ回路
10、11及び12を介してROM(read only memory)テーブ
ル回路13、14及び15にそれぞれ与える。 さらにROMテーブル回路13、14及び15は、法m3に関す
る剰余データD3をラツチ回路16を介して受け、剰余デー
タD0、D1、D2及びD3の値に対応する所定の剰余データD
10、D11及びD12を出力する。 すなわち法miに関するxの剰余を、記号MODを用いて
次式、 ri=xMOD mi ……(1) で表して、次式、 1=(xi・x)MOD mi ……(2) 0≦xi<mi ……(3) で表される値xiを法miに関するxの乗法逆元と定義す
る。 ROMテーブル回路13は、剰余データD0及びD3の値をr0
及びr3とおき、法m0に関する値m3(すなわち剰余データ
D3の法でなる)の乗法逆元x03を用いて、次式、 r10={(r0−r3)・x03}MOD m0 ……(4) で表される値r10の剰余データD10を出力する。 因に、この明細書においては、所定の法に関する乗法
逆元を用いて(4)式で表されるような剰余データを出
力する処理を、それぞれスケールダウン処理と呼び、乗
法逆元が法miに関する法mjの乗法逆元xijでなるとき、
これを法mjに関するスケールダウン処理と呼ぶ。 これに対してROMテーブル回路14は、剰余データD1
値をr1とおき、法m1に関する値m3の乗法逆元x13を用い
て、次式、 r11={(r1−r3)・x13}MOD m1 ……(5) で表される値r11の剰余データD11を出力する。 さらにROMテーブル回路15は、剰余データD2の値をr2
とおき、法m2に関する値m3の乗法逆元x23を用いて、次
式、 r12={(r2−r3)・x23}MOD m2 ……(6) で表される値r12の剰余データD12を出力する。 かくしてROMテーブル回路13、14及び15は、それぞれ
法m3に関してRNSデータDROをスケールダウン処理して剰
余データD10、D11及びD12を出力するスケールダウン処
理手段を構成する。 ROMテーブル回路17は、ラツチ回路16及び18を介して
法m3の剰余データD3を受けると共にラツチ回路19を介し
てROMテーブル回路15から出力される剰余データD12を受
け、次式、 SA1=r12・m3+r3 ……(7) で表される値SA1の加算データDA1をラツチ回路20及び21
を介して加算回路22に出力する。 かくしてROMテーブル回路17は、剰余データD12を法m3
で乗算処理する乗算手段を構成すると共にその結果得ら
れる乗算データ(r12・m3)と、剰余データD3を加算す
る加算手段を構成する。 これに対してROMテーブル回路23は、ラツチ回路24及
び19を介して剰余データD10及びD12を受け、法m0に関す
る値m2(すなわち剰余データD2の法でなる)の乗法逆元
x02を用いて、次式、 r20={(r10−r12)・x02}MOD m0 ……(8) で表される値r20の剰余データD20を出力する。 これに対してROMテーブル回路25は、ラツチ回路26及
び19を介して剰余データD11及びD12を受け、法m1に関す
る値m2の乗法逆元x12を用いて、次式、 r21={(r11−r12)・x12}MOD m1 ……(9) で表される値r21の剰余データD21を出力する。 かくしてROMテーブル回路23及び25は、それぞれ法m2
に関するスケールダウン処理を実行して、剰余データD
20及びD21を出力するスケールダウン処理手段を構成す
る。 これに対してROMテーブル回路30は、ラツチ回路31及
び32を介して剰余データD20及びD21を受け、法m0に関す
る値m1の乗法逆元x01を用いて、次式、 r30={(r20−r21)・x01}MOD m0 ……(10) で表される値r30の剰余データD30を形成する。 かくしてROMテーブル回路30は法m1に関してスケール
ダウン処理して剰余データD30を形成するスケールダウ
ン処理手段を構成する。 またROMテーブル回路30は、このスケールダウン処理
をすると共に、剰余データD21及び上述のように形成さ
れた剰余データD30を用いて、次式、 SA2=r30・m1・m2・m3+r21・m2・m3 ……(11) で表される値SA2の加算データDA2を形成し、これをラツ
チ回路27を介して加算回路22に出力する。 その結果、加算回路22を介して(7)式及び(11)式
から、次式、 SA=SA1+SA2 =r30・m1・m2・m3+r21・m2・m3+r12・m3+r3 ……(12) の関係式で表される値SAのバイナリコードで表された出
力データを得ることができ、法m0〜m3の剰余データD0
D3で構成されたRNSデータDROをバイナリデータDBOに変
換することができる。 かくしてROMテーブル回路30は、剰余データD30及びD
21をそれぞれ所定の法m1・m2・m3及びm2・m3で乗算処理
する乗算手段を構成すると共にその結果得られる乗算デ
ータを加算処理する加算手段を構成する。 従つて当該MRCの手法においては、所定の法に関する
乗法逆元を用いてスケールダウン処理を順次並列的に繰
り返すことにより、段階的にスケールダウン処理に要す
る剰余データの数を低減してRNSデータの各法に対応す
る複数の剰余データを得、当該剰余データを所定の法を
用いて乗算処理した後、加算データを得ることにより、
RNSデータをバイナリデータに変換するようになされて
いる。 D発明が解決しようとする問題点 ところで、この種のデコーダ回路においては、バイナ
リデータを出力する際に、加算データの所定のビツトに
値1を加算した後、当該加算ビツト以下を切り捨てて出
力するいわゆる丸め処理の機能を備えたものがある。 ところが、このようにして得られた加算データに対し
て直接所定ビツトに値1を加算して丸め処理して出力す
るためには、一段余分に加算回路22と同じビツト長の加
算回路を設けなければならず、その分デコーダ回路全体
の構成が煩雑になり(実際上、パイプラインの段数が1
段多くなる)、遅延時間が増大するという問題がある。 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して簡易な構成で丸め処理機能を備えたデコーダ回路を
提案しようとするものである。 E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、複数
の入力剰余データD0、D1、D2、D3、D4を各法m0、m1
m2、m3、m4に関する乗法逆元x04、x14、x24、x34
x03、x13、x23、x02、x12、x01を用いて順次複数のスケ
ールダウン処理段においてスケールダウン処理をするこ
とによつて各処理段から複数の剰余データD40、D31、D
22、D13を得、当該各処理段の剰余データD40、D31
D22、D13をそれぞれ所定の法m1・m2・m3、m2・m3、m3
乗算処理した後、加算データDBOを得ることにより、複
数の入力剰余データD0、D1、D2、D3、D4をバイナリデー
タDBOに復調するようになされたデコーダ回路92におい
て、所定のスケールダウン処理段を介して入力剰余デー
タD0、D1、D2、D3、D4をスケールダウン処理することに
よつて得た第1、第2、第3及び第4の剰余データ
D10、D11、D12、D13に基づいて、当該第1、第2及び第
3の剰余データD10、D11、D12を各法のうちの第1の法m
3に関してスケールダウン処理した第5、第6及び第7
の剰余データD20、D21、D22を出力する第1のテーブル
手段57、58、59と、第5、第6及び第7の剰余データD
20、D21、D22に基づいて、当該第5及び第6の剰余デー
タD20、D21を各法のうちの第2の法m2に関してスケール
ダウン処理した第8及び第9の剰余データD30、D31を出
力する第2のテーブル手段65、66と、第8及び第9の剰
余データD30、D31に基づいて、当該第8の剰余データD
30を各法のうちの第3の法m1に関してスケールダウン処
理した第10の剰余データD40を得、当該第10の剰余デー
タD40(=r40)に対して第1、第2及び第3の法m3
m2、m1をそれぞれ乗算して得られる第1の乗算データr
40・m1・m2・m3に、第9の剰余データD31(=r31)に対
して上記第1及び第2の法m3、m2をそれぞれ乗算して得
られる第2の乗算データr31・m2・m3を加算した第1の
加算データDA3(=r40・m1・m2・m3+r31・m2・m3)を
出力する第3のテーブル手段70、71と、第7の剰余デー
タD22(=r22)に基づいて、当該第7の剰余データD22
に対して第1の法m3を乗算した第3の乗算データr33・m
3を出力する第4のテーブル手段59と、第3の乗算デー
タr22・rm3に第4の剰余データD13(=r13)を加算して
第2の加算データDA4(=r22・m3+r13)を得ると共
に、当該第2の加算データDA4の所定ビツトに丸め処理
のための値1を加算して第3の加算データD43及びD44
生成する第1の加算手段83と、第1の加算データDA3
第3の加算データD43及びD44とを加算してバイナリデー
タDBOを出力する第2の加算手段76とを設けるようにし
た。 F作用 第4のテーブル手段59の後に第1の加算手段83を設
け、ここで第3の乗算データr22・m3に第4の剰余デー
タD13(=r13)を加算して第2の加算データDA4(=r22
・m3+r13)を得ると共に、当該第2の加算データDA4
所定ビツトに丸め処理のための値1を加算するようにす
れば、第1の加算手段83としては値r12・m3+r3で定ま
るビツト数(桁数)だけ有していれば良くなる。従つ
て、従来のように第2の加算手段76の後に加算手段を設
けて丸めた処理のための値1を加算した場合に比して、
少ないビツト数(桁数)の加算手段で丸め処理すること
ができる。 G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。 (G1)実施例の原理 第7図と対応部分に同一符号を付して示す第1図にお
いて、35は全体としてデコーダ回路を示し、ラツチ回路
20及び21間に8ビツトの加算回路36を設け、加算データ
DBOに代えて加算データDBOを得る前のデータ(この場合
は加算データDA1でなる)に丸め処理データDSを加算す
ることにより、加算データDBOの所定ビツトに値1を加
算するようにしたものである。 具体的には、各法m0、m1、m2及びm3を値7、11、13及
び15に選定したことにより、(1)及び(4)式から最
大で値12及び14でなる剰余データD12及びD3が得られ
る。 従つて、(7)式から次式、 SA1max≦12×15+14 ≦194 ……(13) の関係式で加算回路36に入力される加算データDA1の最
大値SA1maxを表すことができる。 すなわち加算データDA1においては、最大値として値1
94のデータが得られ、加算データDA1を8ビツト長で表
すことができ、さらに次式 (28−1)−194=61 ……(14) で表される値61を加算しても、最上位ビツトを越える桁
上げが生じないことが解る。 従つて値61について、次式 26>61>25 ……(15) の関係式を得ることができ、25で表される最下位ビツト
から5ビツト目までの範囲で当該加算回路36で値1を加
算するようにすれば、加算回路36から出力される加算デ
ータにおいて、ビツト長が変化しないことが解る。 従つて加算回路36において、最下位ビツトから5ビツ
ト目までの範囲で値1を加算するようにすれば、加算回
路22の構成を代えずにそのまま用いて、加算回路22から
出力される加算データDBOにおいて、その最下位ビツト
から5ビツト目までの範囲で値1を加算した場合と同様
の加算結果を得ることができる。 これに対して、加算データDBOおいては、法m0〜m3
最小公倍数Mが次式 M=m0・m1・m2・m3 =15015 ……(16) で表されることから、最大値として値15014(すなわち
値M−1でなる)のデータが得られる。 従つてこの値15014のデータをバイナリデータで表す
場合、次式 2n−1≧15014≧2n-1−1 ……(17) で表される関係式を解いて、値n=14が得られ、14ビツ
ト長のデータで表されることが解る。 従つて加算データDBOの所定ビツトに値1を加算して
丸め処理する場合は、別途14ビツトの加算回路が必要に
なる。 かくして、従来のように加算データDBOを直接丸め処
理する場合においては、丸め処理用に14ビツトの加算回
路が必要になるのに対し、当該加算回路36を用いて最下
位ビツトから5ビツト目までの範囲で値1を加算するこ
とにより、8ビツトの加算回路36を用意すれば所望のビ
ツト値1を加算した加算データDBOを得ることができ、
その分全体の構成を簡略化することができる。 (G2)実施例の構成 第2図において、40は全体としてデコーダ回路を示
し、値7、11、13及び15の法m0、m1、m2及びm4に加えて
2のべき乗で表される値16の法m3を用いて表されたRNS
データDROをMRCの手法を用いてバイナリデータに変換す
る。 すなわち、RNSデータDROを構成する剰余データD0
D1、D2及びD3(すなわち法m0、m1、m2及びm3に対応す
る)をそれぞれバツフア回路41、42、43及び44とラツチ
回路45、46、47及び48を介してROMテーブル回路50、5
1、52及び53にそれぞれ受ける。 ROMテーブル回路50、51、52及び53は、それぞれ剰余
データD0、D1、D2及びD3に加えてバツフア回路54及びラ
ツチ回路55を介して法m4の剰余データD4を受け、それぞ
れ法m0、m1、m2及びm3の剰余データD10、D11、D12及びD
13を出力する。 すなわち、値7、11、13及び16の法m0、m1、m2及びm3
に関する値15(すなわち法m4でなる)の乗法逆元をそれ
ぞれ値x04、x14、x24及びx34とおいて、次式、 r10={(r0−r4)・x04}MOD m0 ……(18) r11={(r1−r4)・x14}MOD m1 ……(19) r12={(r2−r4)・x24}MOD m2 ……(20) r13={(r3−r4)・x34}MOD m3 ……(21) で表される値r10、r11、r12及びr13の剰余データD10、D
11、D12及びD13を出力して値15の法m4に関してスケール
ダウン処理する。 ROMテーブル回路57、58及び59は、ラツチ回路60、61
及び62を介して剰余データD10、D11及びD12をそれぞれ
受けると共にラツチ回路63を介して剰余データD13を受
け、それぞれm0、m1及びm2の剰余データD20、D21及びD
22を出力する。 すなわち、値7、11及び13の法m0、m1及びm2に関する
値16(すなわち2のべき乗の法m3でなる)の乗法逆元
を、それぞれ値x03、x13及びx23とおいて、次式、 r20={(r10−r13)・x03}MOD m0 ……(22) r21={(r11−r13)・x13}MOD m1 ……(23) r22={(r12−r13)・x23}MOD m2 ……(24) で表される値r20、r21及びr22の剰余データD20、D21
びD22を出力して法m3に関してスケールダウン処理す
る。因みに、剰余データD22としては、実際には値r22
法m3を乗算した値r22・m3を出力している。 さらにROMテーブル回路65及び66は、ラツチ回路67及
び68を介して当該剰余データD20及びD21をそれぞれ受け
ると共にラツチ回路69を介して剰余データD22を受け、
法m0及びm1の剰余データD30及びD31を出力する。 すなわち、値7及び11の法m0及びm1に関する値13(す
なわち法m2でなる)の乗法逆元を値x02及び値x12とお
き、次式 r30={(r20−r22)・x02}MOD m0 ……(25) r31={(r21−r22)・x12}MOD m1 ……(26) で表される値r30及びr31の剰余データD30及びD31を出力
して法m2に関してスケールダウン処理する。 ROMテーブル回路70及び71は、当該剰余データD30及び
D31をラツチ回路72及び73を介して受け、次式 SA3=r40・m1・m2・m3+r31・m2・m3 =r40・11・13・16+r31・13・16 =(r40・11・13+r31・13)・24 ……(27) で表される値SA3の加算データDA3の上位6ビツト及び下
位4ビツトの加算データDA3U及びDA3Lをそれぞれラツチ
回路74及び75を介して加算回路76に出力する。因みに、
値r40は法m1に関する乗法逆元x01を用いて値r30をスケ
ールダウン処理し剰余データD40の値である。 また、ラツチ回路69及びラツチ回路80を介して受ける
剰余データD22及び剰余データD13は、それぞれ次式、 SS4=r22・m3+r13 =r22・16+r13 ……(28) で表される値SA4の加算データDA4の上位4ビット及び下
位4ビツトの加算データDA4U及びDA4Lになつている(m3
の値が2のべき乗であることに注意)。これらはそのま
まラツチ回路81及び82を介して加算回路83に送られる。 加算回路83は、デコーダ回路85から反転増幅回路86、
87及び88を介して丸め処理データとして出力される加算
データDC1を加算データDA4U及びDA4Lに加算した後、ラ
ツチ回路89及び90を介して加算回路76に出力する。 かくして加算回路76においては、デコーダ回路85から
出力される加算データDC1の値が値0のとき、(27)式
及び(28)式から次式、 SA=r40・m1・m2・m3+r31・m2・m3+r22・m3+r13 =r40・11・13・16+r31・13・16+r22・16+r13 ……(29) の関係式で表される値SAの加算結果を得ることができ
る。 ところでMRCの手法を用いて、法m0〜m4で表されるRNS
データから得られる加算データにおいては、法m0〜m4
最小公倍数が次式、 で表されるころから、次式、 2n-1−1≦240239≦2n−1 ……(31) で表される関係式を解いてn=18の値が得られ、全体と
して18ビツトのバイナリデータでRNSデータDBOを表すこ
とができる。 しかしこの実施例においては、18ビツトの加算データ
を予め値15のm4によつてスケーリングすることにより、
(28)式で表される14ビツトの加算データDAを出力する
ようになされている。 m3(MRCの手法において最初のスケールダウン処理に
用いられた法であることに注意)の値を2のべき乗
(24)にした効果は、(27)式及び(28)式に現われて
いる。すなわち加算回路76は、全14ビツトの加算データ
DAの上位10ビツトのみ扱えば良い。また剰余データD22
及びD13は、それぞれそのまま加算データDA4の上位4ビ
ツトデータDA4U及び下位4ビツトデータDA4Lになつてい
る。従つて加算データDAを得るには、加算回路76の出力
を4ビツトシフトし、そこにDA4Lを入れれば良い。 さらにこの実施例においては、加算回路83を用いて、
加算回路76から出力される加算データDAを所定ビツトで
丸め処理するようになされている。 すなわちデコーダ回路85は、バツフア回路91を介して
入力される2ビツトの丸め処理制御信号DCを受け、3ビ
ツトの加算データDC1の値を当該丸め処理制御信号DC
値に応じて切り換えて出力するようになされている。 加算回路83は、当該加算データDC1を受け、ラツチ回
路81及び82から出力された加算データDA4U、DA4Lに対し
て、最下位ビツトから3ビツト分ビツトシフトさせて当
該加算データDC1を加算するようになされている。 すなわち加算回路83に入力される加算データDA4(す
なわち加算データDA4U及びDA4Lでなる)においては、
(1)及び(4)式から剰余データr22及びr13が最大で
値12及び値15でなることから、第1図の加算回路36につ
いて上述した場合と同様に、25で表される最下位ビツト
から5ビツト目目までの範囲で当該加算回路83で値1を
加算するようにすれば、加算回路83で桁上げが生じない
ことが解る。 従つて加算回路83において、最下位ビツトから5ビツ
ト目までの範囲で値1を加算するようにすれば、加算回
路76から出力される加算データDAにおいて、その最下位
ビツトから5ビツト目までの範囲で値1を加算した場合
と同様の加算結果を、8ビツトの加算回路83を用いて得
ることができる。 かくして、加算データDAを直接丸め処理する場合にお
いては、丸め処理用に14ビツトの加算回路が必要になる
のに対し、8ビツトの加算回路83を用いて最下位ビツト
から5ビツト目までの範囲で丸め処理することができ、
その分全体の構成を簡略化することができる。 実際上この実施例においては、丸め処理制御信号DC
応じて加算データDC1の値を、最上位ビツトから順次値
「1、0、0」、値「0、1、0」及び値「0、0、
1」の間で切り換えて出力するようになされ、当該加算
データDC1を3ビツト分ビツトシフトさせて加算データD
A4に加算することにより、全体として14ビツトの加算デ
ータDAに対してそれぞれ最下位ビツトから5ビツト目、
4ビツト目及び3ビツト目に値1を加算するようになさ
れている。 さらに、これに加えてデコーダ回路85においては、加
算データDC1の値を値「0、0、0」に切り換え得るよ
うになされ、丸め処理されていない加算データDAを選択
し得るようになされている。 さらにこの実施例においては、当該丸め処理につき、
値1を加算したビツト以下を切り捨てないで、14ビツト
の加算データDAをそのまま出力するようになされ、値1
を加算したビツトに応じて最上位ビツトから必要なビツ
トまで選択して用いることができるようになされてい
る。 かくしてバツフア回路41〜44及び54から加算回路76ま
で全体としてRNSデータDROを、バイナリデータでなる加
算データDAに変換するデータ変換回路92を構成する。 加算回路93は、ラツチ回路94を介して加算データDA
上位12ビツトを受けると共に加算データ発生回路95から
出力される値46の加算データDC2を受け、その加算結果
の最上位ビツトのデータを識別番号DJとして送出する。 すなわちnビツトのバイナリデータにおいては、値0
から値22−1までの範囲で連続した数を表す代わりに、
負数を2の補数で表現する(以下バイポーラと呼ぶ)こ
とにより、全体として演算処理作業を簡略化し得ること
が知られている。 従つてRNSデータにおいても、バイポーラのバイナリ
データに対応する領域に負数を割り当てるようにすれ
ば、RNSデータを構成する各剰余データD0〜D3の演算処
理作業を簡略化することができると考えられ、その分デ
イジタルフイルタ回路2(第6図)の構成を簡略化する
ことができる。 すなわち第3図に示すように、nビツトのバイポーラ
でなるバイナリデータにおいては、最上位ビツトをサイ
ンビツトとして用いることにより、当該バイナリデータ
の値Sが値0から値2n-1−1の領域で値S0が値0から値
2n-1−1まで連続する整数を表すことができ、値Sが値
2n-1から値2n−1までの領域で、値S0が値−2n-1から値
−1まで連続する負数を表すことができる(第3図
(A)及び(B))。 これに対して法m0、m1、m2及びm3の剰余データD0
D1、D2及びD3を用いたRNSデータにおいては、次式、 SRNS=M−1 ……(32)で表される値SRNSの領域を用いて正数及び負数を表現す
ることができる(第3図(C))。 従つてRNSデータにおいては、値Mが偶数の場合、値S
RNSが値0から値M/2−1の領域にバイポーラのバイナリ
データで表される領域に対応して値S0が値0から値M/2
−1まで連続する正数を割り当て、値SRNSが値M/2から
値M−1の領域に値S0が値−M/2から値−1まで連続す
る負数を割り当てることにより、当該RNSデータの演算
処理作業を簡略化することができる。 これに対してデコーダ回路においては、第4図に示す
ように、MRCの手法によつて復調された加算データの値S
Aが値0から値M/2−1の領域にあるとき(すなわち値S0
が値0から値M/2−1まで連続する正数に対応すると
き)(第4図(A)及び(B))、kビットのバイナリ
データの正数の領域(すなわち値SBOが値0から値M/2−
1の領域でなる)に割り当て(第4図(C))、加算デ
ータの値SAが値M/2+1から値M−1の領域にあるとき
加算データの最大値M−1(すなわちRNSデータで表さ
れる値−1)が、kビツトのバイナリデータの最大値2k
−1(すなわちバイナリデータで表される値−1)にな
るように、バイナリデータの負数の領域に割り当てる必
要がある。 すなわち第5図に示すように、RNSデータを復調した
加算データDAにおいては、上位14ビツトの加算データで
なることから、加算値SAが値M15/2(この場合値M15は、
加算データDAがm4でスケーリング処理されたことから法
m0〜m4の最小公倍数M=240240の1/15の値16016でな
る)から値M15−1の範囲で負数を表現するのに対し
(第5図(A))、kビツトのバイナリデータにおいて
は、最上位ビツトに値1が立つ値Sが値2k-1から値2k
1の範囲で負数が表現される(第5図(C))。 従つて当該加算データDAの負数を表す最小値(すなわ
ち値M15/2)が、負数を表す当該バイナリデータの最小
値(すなわち値2k-1)になるように加算データDAに所定
値を加算して加算データDAを所定のデータ(以下変換デ
ータと呼ぶ)に変換すれば、当該変換データの値STR
おいて、加算データDAの値が負数を表す場合、最上位ビ
ツトが値0から値1に切り換わる。 かくして変換データを得る際の加算値を所定の値に選
定することにより、当該変換データの最上位ビツトを用
いて加算データDAの正負数を識別することができる。 このようにすれば、加算データDAが正数を表す値か否
かを加算データDAに所定値を加算して最上位ビツトだけ
を出力するだけの簡易な構成を用いて、正負数を識別す
ることができ、その分全体としてデコーダ回路40の構成
を簡略化することができる。 さらにこの実施例においては、加算データDAのうちの
上位12ビツトだけを用いて正負数を識別するようになさ
れ、その分全体の構成を簡略化するようになされてい
る。 すなわち14ビツトの加算データDAを用いる場合におい
ては、次式 で表される値184を加算すれば、負数を表す加算データD
Aが入力された際に、最上位ビツトを値1に変化させる
ことができる。 これに対して、上記12ビツトを用いて識別する場合に
おいては、2ビツト分切り下げたことにより、値184を
値22で除算して得られる値46を加算すれば、負数を表す
加算データDAが得られた際に、最上位ビツトを値1に変
化させることができる。 かくして加算データ発生回路95は、値46の加算データ
DC2を出力し、加算回路93と共にデータ変換回路92から
出力された加算データDAに値46を加算し、その最上位ビ
ツトのデータを識別信号DJとして出力するデータ識別回
路を構成する。 加算回路95は、ラツチ回路97を介して加算データDA
受け、当該加算データDAに加算データ発生回路98から出
力される加算データDC3を加算して出力する。 すなわち加算回路96は、バツフア回路99を介して得ら
れるバイポーラ切換信号DBIUNを、ラツチ回路100を介し
て得られる識別信号DJと共にアンド回路101を介して受
け、識別信号DJの論理レベルが論理「1」に立ち上がる
タイミングで加算データ発生回路98から出力される値36
8(すなわち2k−M15でなる)加算データDC3を加算して
出力する。 その結果加算回路96においては、加算データDAが負数
を表してなるときには、加算データDAに対して値368を
加算したバイナリデータが得られ、逆に正数を表してな
るときには、加算データDAをそのまま出力する。 かくして加算データDAをバイポーラのバイナリデータ
に変換して出力することができる。 これに対して加算回路96は、バイポーラ切換信号D
BIUNが切り換わると、識別信号DJの論理レベルに無関係
に切換データDC3をそのまま出力する。 その結果加算回路96においては、バイポーラ切換信号
DBIUNを切り換えることにより、必要に応じてバイポー
ラのバイナリデータを切り換えて出力することができ
る。 加算回路96は、当該14ビツトのバイナリデータのうち
上位13ビツトをラツチ回路102及びバツフア回路103を介
して出力すると共に当該バイナリデータの最上位ビツト
を反転増幅回路104、ラツチ回路105及びバツフア回路10
6を介して出力することにより、オフセツトバイナリで
なるバイナリデータDBO0を出力する。 (G3)実施例の動作 以上の構成において、値7、11、13、16及び15の法m0
〜m4で表されるRNSデータDROは、MRCの手法に基づいて
順次スケールダウン処理されて加算データDAに変換され
る。 このとき加算データDAを得る前の8ビツトの加算デー
タDA4の段階で所定ビツトに値1を加算することによ
り、8ビツトの加算回路83を用いて丸め処理した加算デ
ータDAを得ることができ、その分全体の構成を簡略化す
ることができる。 さらにこのとき、法m3を2のべき乗で表される値16に
選定すると共に2のべき乗で表される値24の法m3に関し
て最初にスケールダウン処理することにより、MRC処理
に要する回路の構成を簡略化して、値15のm4でスケーリ
ング処理した加算データDAを出力することができる。 加算データDAのうち上位12ビツトが加算回路93におい
て値46だけ加算され、その加算結果の最上位ビツトが加
算データDAの値SAが正数を表しているか否かを識別する
識別信号DJとして出力される。 さらに加算データDAは、加算回路96において識別信号
DJに基づいて値0又は値368が加算され、その結果負数
を2の補数で表してなるバイポーラのバイナリデータD
BO0を得ることができる。 さらに加算データDAにおいては、バイポーラ切換信号
DBIUNが切り換わると値0から値2k−1まで連続する整
数を表すバイナリデータDBO0を得ることができる。 (G4)実施例の効果 以上の構成によれば、スケールダウン処理した後、加
算データを得るまでの段階において、データの所定ビツ
トに値1を加算することにより、バイナリデータに変換
された加算データを直接丸め処理する場合に比して、簡
易な構成の加算回路を用いて丸め処理することができ、
その分全体の構成を簡略化することができる。 (G5)他の実施例 (1) なお上述の実施例においては、RNSデータをバ
イナリデータに変換する際に丸め処理すると共にスケー
リング処理する場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、必要に応じて丸め処理だけするようにしても良
い。 (2) さらに上述の実施例においては、加算回路83に
おいてオーバフローしないように所定ビツトに値1を加
算するようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、必要に応じてオーバフローするようにしてそ
の分ビツト長の長い加算データを加算回路76に出力する
ようにしてもよい。このようにしても14ビツト長の加算
データに対して加算処理する場合に比して、8ビツト長
の加算データに対して加算処理すれば良く、その分全体
の構成を簡略化することができる。 (3) さらに上述の実施例においては、所定ビツトに
値1を加算した14ビツトの加算データを得、13ビツトの
バイナリデータを出力する場合について述べたが、出力
するビツト長はこれに限らず、例えば必要に応じて出力
するビツト長を、値1加算したビツトに応じて切り換え
るようにしても良い。 (4) さらに上述の実施例においては、値7、11、1
3、15及び16の5つの法m0〜m4についてRNSデータからバ
イナリデータに変換する場合について述べたが、法の数
及び値はこれに限らず、必要に応じて種々の値に選定し
得る。 (5) さらに上述の実施例においては、加算データを
バイポーラのバイナリデータに変換して出力する場合に
ついて述べたが本発明はこれらに限らず必要に応じて例
えば直接出力するようにしても良い。 (6) さらに上述の実施例においては、本発明をデイ
ジタル映像信号をフイルタリング処理するデイジタルフ
イルタ回路のデコーダ回路に適用した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばオーデイオ信号、
ビデオ信号等のデイジタル信号処理回路に広く適用する
ことができる。 H発明の効果 以上のように本発明によれば、加算データを得る前の
ビツト長の短いデータに対して所定ビツトに値1を加算
して丸め処理することにより、全体として簡易な構成の
デコーダ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明によるデコーダ回路の基本的構成を示す
ブロツク図、第2図(A)、(B)及び(C)は本発明
によるデコーダ回路の一実施例を示すブロツク図、第3
図、第4図及び第5図はその動作の説明に供する略線
図、第6図は信号処理回路の構成を示すブロツク図、第
7図はそのデコーダ回路の構成を示すブロツク図であ
る。 3、35、40……デコーダ回路、13〜15、17、23、25、3
0、50〜53、57〜59、65、66、70、71、……ROMテーブル
回路、22、36、76、83、93、96……加算回路、92……デ
ータ変換回路、95、98……加算データ発生回路。
フロントページの続き (72)発明者 稲場 義明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特表 昭61−501419(JP,A) 実開 昭59−126337(JP,U) IEEE Trans.Circui ts Syst.,vol.CAS− 32,Apr.1985,R.Ramnara yan and F.J.Taylo r,On Large Moduli Residue Number Sys tem Recursive Digi tal Filters,pp.349− 359 IEEE Trans.Circui ts Syst.,vol.CAS− 31,May.1984,D.D.Mille r and J.N.Polky,An Implementation of the LMS Algorithm in the Residue Nu mber System,pp.452− 461

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.複数の入力剰余データを各法に関する乗法逆元を用
    いて順次複数のスケールダウン処理段においてスケール
    ダウン処理をすることによつて各処理段から複数の剰余
    データを得、当該各処理段の剰余データをそれぞれ所定
    の法で乗算処理した後、加算データを得ることにより、
    上記複数の入力剰余データをバイナリデータに復調する
    ようになされたデコーダ回路において、 所定の上記スケールダウン処理段を介して上記入力余剰
    データをスケールダウン処理することによつて得た第
    1、第2、第3及び第4の剰余データに基づいて、当該
    第1、第2及び第3の剰余データを上記各法のうちの第
    1の法に関してスケールダウン処理した第5、第6及び
    第7の剰余データを出力する第1のテーブル手段と、 上記第5、第6及び第7の剰余データに基づいて、当該
    第5及び第6の剰余データを上記各法のうちの第2の法
    に関してスケールダウン処理した第8及び第9の剰余デ
    ータを出力する第2のテーブル手段と、 上記第8及び第9の剰余データに基づいて、当該第8の
    剰余データを上記各法のうちの第3の法に関してスケー
    ルダウン処理した第10の剰余データを得、当該第10の剰
    余データに対して上記第1、第2及び第3の法をそれぞ
    れ乗算して得られる第1の乗算データに、上記第9の剰
    余データに対して上記第1及び第2の法をそれぞれ乗算
    して得られる第2の乗算データを加算した第1の加算デ
    ータを出力する第3のテーブル手段と、 上記第7の剰余データに基づいて、当該第7の剰余デー
    タに対して上記第1の法を乗算した第3の乗算データを
    出力する第4のテーブル手段と、 上記第3の乗算データに上記第4の剰余データを加算し
    て第2の加算データを得ると共に、当該第2の加算デー
    タの所定ビツトに丸め処理のための値1を加算して第3
    の加算データを生成する第1の加算手段と、 上記第1の加算データと上記第3の加算データとを加算
    して上記バイナリデータを出力する第2の加算手段と を具えることを特徴とするデコーダ回路。
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