JP2638842B2 - デコーダ回路 - Google Patents

デコーダ回路

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JP2638842B2 JP26099187A JP26099187A JP2638842B2 JP 2638842 B2 JP2638842 B2 JP 2638842B2 JP 26099187 A JP26099187 A JP 26099187A JP 26099187 A JP26099187 A JP 26099187A JP 2638842 B2 JP2638842 B2 JP 2638842B2
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【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第3図及び第4図) D発明が解決しようとする問題点(第3図〜第6図) E問題点を解決するための手段(第1図及び第2図) F作用(第1図及び第2図) G実施例(第1図及び第2図) (G1)実施例の構成(第1図及び第2図) (G2)実施例の動作(第1図及び第2図) (G3)実施例の効果 (G4)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明はデコーダ回路に関し、例えばデイジタルフイ
ルタ回路等のデイジタル信号処理回路に適用して好適な
ものである。
B発明の概要 本発明は、デコーダ回路において、RNSデータをユニ
ポーラのバイナリデータに変換した後、当該ユニポーラ
のバイナリデータに所定値を加算することにより、全体
として簡易な構成でバイポーラのバイナリデータを得る
ことができる。
C従来の技術 従来、デイジタル信号処理回路においては、剰余演算
法を利用して演算処理するシステム(residue number s
ystem(RNS))が提案されている(「IRE transactions
on electronic computers」Vol.EL−8,No.6,June1959,
pp.140−147「IEEE computer」Vol.17,No.5,May1984,p
p.50−61)。
この手法を用いてデイジタル信号処理システムとして
例えばデイジタルフイルム回路を構成すれば、演算処理
の際の桁上げ処理が不要になることから、高精度かつ高
速度でデイジタル信号を演算処理することができる。
(「電子通信学会論文誌」'84/4Vol.J67−1)No.4pp.5
36−543)。
すなわち第3図に示すように、エンコーダ回路1は、
バイナリコードの入力データ(以下バイナリデータと呼
ぶ)で構成されたデイジタル映像信号DBIを受け、これ
を互いに素な関係の例えば4つの正の整数m0、m1、m2
m3で剰余演算してそれぞれ整数m0、m1、m2、m3に対応す
る剰余データをデイジタルフイルタ回路2に出力する。
その結果、デイジタルフイルタ回路2には、法m0
m1、m2、m3によつて表される剰余データで構成されるデ
ータDRI(以下ンRNSデータと呼ぶ)が得られ、これをそ
れぞれ演算処理することにより、バイナリデータを直接
演算処理する場合に比して格段的に高速度で、所望の演
算処理を実行することができる。
デコーダ回路3は、第4図に示すように、例えばMRC
(mixed radix conversion)の手法に基づいて、デイジ
タルフイルタ回路2から出力されるRNSデータDROをバイ
ナリデータに復調してデイジタル信号DBOとして出力さ
れる。
すなわち法m0、m1、m2及びm3に関する剰余データD0
D1、D2及びD3で構成されたRNSデータDROのうち、法m0
m1及びm2に関する剰余データD0、D1及びD2をラツチ回路
10、11及び12を介してROM(read only memory)テーブ
ル回路13、14及び15にそれぞれ与える。
さらにROMテーブル回路13、14及び15は、法m3に関す
る剰余データD3をラツチ回路16を介して受け、剰余デー
タD0、D1、D2及びD3の値に対応する所定の剰余データD
10、D11及びD12を出力する。
すなわち法miに関するxの剰余を、記号MODを用いて
次式 ri=xMOD mi ……(1) で表して、次式、 1=(xi・x)MOD mi ……(2) 0≦xi<mi ……(3) で表される値xiを法miに関するxの乗法逆元と定義す
る。
ROMテーブル回路13は、剰余データD0及びD3の値をr0
及びr3とおき、法m0に関する値m3(すなわち剰余データ
D3の法でなる)の乗法逆元x03を用いて、次式、 r10={(r0−r3)・x03}MOD m0 ……(4) で表される値r10の剰余データD10を出力する。
これに対してROMテーブル回路14は、剰余データD1
値をr1とおき、法m1に関する値m3の乗法逆元x13を用い
て、次式、 r11={(r1−r3)・x13}MOD m1 ……(5) で表される値r11の剰余データD11を出力する。
さらにROMテーブル回路15は、剰余データD2の値をr2
とおき、法m2に関する値m3の乗法逆元x23を用いて、次
式、 r12={(r2−r3)・x23}MOD m2 ……(6) で表される値r12の剰余データD12を出力する。
ROMテーブル回路17は、ラツチ回路16及び18を介して
法m3の剰余データD3及びラツチ回路19を介してROMテー
ブル回路15から出力される剰余データD12を受け、次
式、 SA1=r12・m3+r3 ……(7) で表される値SA1の加算データをラツチ回路20及び21を
介して加算回路22に出力する。
これに対してROMテーブル回路23は、ラツチ回路24及
び19を介して剰余データD10及びD12を受け、法m0に関す
る値m2(すなわち剰余データD2の法でなる)の乗法逆元
x02を用いて、次式、 r20={(r10−r12)・x02}MOD m0 ……(8) で表される値r20の剰余データD20を出力する。
これに対してROMテーブル回路25は、ラツチ回路26及
び19を介して剰余データD11及びD12を受け、法m1に関す
る値m2の乗法逆元x12を用いて、次式 r21={(r10−r12)・x12}MOD m1 ……(9) で表される値r21の剰余データD21を出力する。
これに対してROMテーブル30は、ラツチ回路31及び32
を介して剰余データD20及びD21を受け、法m0に関する値
m1の乗法逆元x01を用いて、次式、 r30={(r20−r21)・x01}MOD m0 ……(10) で表される値r30の剰余データD30を形成する。
かくしてROMテーブル回路30は法m1に関してスケール
ダウン処理して剰余データD30を形成するスケールダウ
ン処理手段を構成する。
またROMテーブル回路30は、このスケールダウン処理
をすると共に、剰余データD21及び上述のように形成さ
れた剰余データD30を用いて、次式、 SA2=r30・m1・m2・m3+r21・m2・m3 ……(11) で表される値SA2の加算データDA2を形成し、これをラツ
チ回路27を介して加算回路22に出力する。
その結果、加算回路22を介して(7)式及び(11)式
から、次式、 SA=SA1+SA2=r30・m1・m2・m3 +r21・m2・m3+r12・m3+r3 ……(12) の関係式で表される値SAのバイナリコードで表された出
力データを得ることができ、法m0〜m3の剰余データD0
D3で構成されたRNSデータDROをバイナリデータDBO変換
することができる。
D発明が解決しようとする問題点 ところでnビットのバイナリデータにおいては、値0
から値2n−1までの範囲の連続した正数(以下ユニポー
ラと呼ぶ)を、負数を2の補数で表現した数(以下バイ
ポーラと呼ぶ)に対応する数として用いることにより、
全体として演算処理作業を簡略化し得ることが知られて
いる。
従つてRNSデータにおいても、バイポーラのバイナリ
データに対応する領域に負数を割り当てるようにすれ
ば、RNSデータを構成する各剰余データD0〜D3の演算処
理作業を簡略化することができると考えられ、その分デ
イジタルフイルタ回路2の構成を簡略化することができ
る。
すなわち第5図に示すように、nビツトのバイポーラ
でなるバイナリデータにおいては、最上位ビツトをサイ
ンビツトとして用いることにより、当該バイナリテータ
の値Sが値0から値2n-1−1の領域で値0から値2n-1
1まで連続する正数を表すことができ、値2n-1から値2n
−1までの領域で、値−2n-1から値−1まで連続する負
数を表すことができる(第5図(A)及び(B))。
これに対して法m0、m1、m2及びm3の剰余データD0
D1、D2及びD3を用いたRNSデータにおいては、次式、 SRNS=M−1 (13) で表される値SRNSの領域を用いて正数及び負数を表現す
ることができる(第5図(C))。
従つてRNSデータにおいては、値Mが奇数の場合、バ
イポーラのバイナリデータで表される領域に対応して値
0から値M/2−1の領域で値1から値M/2−1まで連続す
る正数を表現し、値M/2+1から値M−1の領域で値−M
/2から値−1まで連続する負数を表現すれば良い。
すなわち、エンコーダ回路1においては、バイナリデ
ータDBIの最上位ビツトを検出して正数又は負数を識別
し、最上位ビツトが値0のとき(すなわち正数のと
き)、当該バイナリデータDBIから各法m0〜m3の剰余デ
ータD0〜D3を算出してRNSデータDRIとして出力すれば良
い。
さらに最上位ビツトが値1のとき(すなわち負数のと
き)、バイナリデータの最大値2n-1(すなわちバイポー
ラのバイナリデータで表される値−1)が、RNSデータ
の最大値M−1(すなわちRNSデータで表される値−
1)になるように、バイナリデータに所定値(すなわち
この場合は、値M−2n)を加算した後、法m0〜m3の剰余
データD0〜D3を算出すれば良い。
逆にデコーダ回路3においては、第6図に示すよう
に、MRCの手法によつて復調されたユニポーラのバイナ
リデータでなる加算データの値SAが値0から値M/2−1
の範囲にあるとき、正数を意味していると判断し得(第
6図(A)及び(B))、当該加算データをそのままk
ビツトのバイポーラのバイナリデータとして出力すれば
良い(第6図(C))。
これに対して、加算データの値SAが、ユニポーラで表
わされる正の値M/2+1から値−1の範囲にあるとき当
該加算データの値SAは第6図(B)に示す負数(−M/2
から−1の範囲の値)を意味していると判断し得、当該
ユニポーラの加算データの最大値M−1(すなわちRNS
データで表される値−1)が、バイポーラのバイナリデ
ータの最大値2k−1(すなわちバイポーラのバイナリデ
ータで表される値−1)になるように、当該加算データ
の値SAに所定値を加算して出力すれば良い。
ところが、エンコーダ回路1においては、バイナリデ
ータのサインビツトの値を検出することにより全体とし
て簡易な構成でバイナリデータの正負数を識別し得るの
に対して、デコーダ回路3においては、復調されたユニ
ポーラでなる加算データの値が所定値(この場合は値M/
2+1)より大きいか否かの大小判断によつて正負を識
別しなければならず、実際上このように大小判断するた
めには、ビツト数の大きな比較回路が必になる問題があ
る。
このようにビツト数が大きな比較回路を用いるように
すると、その分デコーダ回路全体の構成が煩雑化し、信
号処理回路全体の構成が煩雑になる問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して簡易な構成でRNSデータをバイナリデータに変換す
ることができるデコーダ回路を提案しようとするもので
ある。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、複数
の入力剰余データDROをバイポーラのバイナリデータDBO
に変換するようになされたデコーダ回路40において、複
数の入力剰余データDROを、正及び又は負の数を正数で
対応させたユニポーラのバイナリデータDAに変換するデ
ータ変換回路92と、データ変換回路92から出力されたバ
イナリデータDBOに所定値46を加算し、その加算結果の
最上位ビツトのデータDJを出力するデータ識別回路93、
95と、データ識別回路93、95の出力DJに基づいて、ユニ
ポーラのバイナリデータDAに所定値368を加算してバイ
ポーラのバイナリデータDBOとして出力する加算回路96
とを備えるようにする。
F作用 ユニポーラのバイナリデータDAに所定値46を加算する
ようにすれば、当該ユニポーラのバイナリデータDAが負
数を表す場合だけ最上位ビツトが値1に変化する加算結
果を得ることができる。
従つて当該最上位ビツトのデータDJに基づいてユニポ
ーラのバイナリデータDAを正負を容易に識別することが
できる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)実施例の構成 第1図において、40は全体としてデコーダ回路を示
し、値7、11、13及び15の法m0、m1、m2及びm4に加えて
2のべき乗で表される値16の法m3を用いて表されたRNS
データDROをMRCの手法を用いてバイナリデータに変換す
る。
すなわち、RNSデータDROを構成する剰余データD0
D1、D2及びD3(すなわち法m0、m1、m2及びm3に対応す
る)をそれぞれバツフア回路41、42、43及び44とラツチ
回路45、46、47及び48を介してROMテーブル回路50、5
1、52及び53にそれぞれ受ける。
ROMテーブル回路50、51、52及び53は、それぞれ剰余
データD0、D1、D2及びD3に加えてバツフア回路54及びラ
ツチ回路55を介して法m4の剰余データD4を受け、それぞ
れ法m0、m1、m2及びm3の剰余データD10、D11、D12及びD
13を出力する。
すなわち、値7、11、13及び16の法m0、m1、m2及びm3
に関する値15(すなわち法m4でなる)の乗法逆元をそれ
ぞれ値x04、x14、x24及びx34とおいて、次式、 r10={(r0−r4)・x04}MOD m0 ……(15) r11={(r1−r4)・x14}MOD m1 ……(16) r12={(r2−r4)・x24}MOD m2 ……(17) r13={(r3−r4)・x34}MOD m3 ……(18) で表される値r10、r11、r12及びr13の剰余データD10、D
11、D12及びD13を出力する。
ROMテーブル回路57、58及び59は、ラツチ回路60、61
及び62を介して剰余データD10、D11及びD12をそれぞれ
受けると共にラツチ回路63を介して剰余データD13を受
け、それぞれ法m0、m1及びm2の剰余データD20、D21及び
D22を出力する。
すなわち、値7、11、13の法m0、m1及びm2に関する値
16(すなわち2のべき乗の法m3でなる)の乗法逆元を、
それそれ値x03、x13及びx23とおいて、次式、 r20={(r10−r13)・x03}MOD m0 ……(19) r21={(r11−r13)・x13}MOD m1 ……(20) r22={(r12−r13)・x23}MOD m2 ……(21) で表される値r20、r21及びr22の剰余データD20、D21
びD22を出力する。
さらにROMテーブル回路65及び66は、ラツチ回路67及
び68を介して当該剰余データD20及びD21をそれぞれ受け
ると共にラツチ回路69を介して剰余データD22を受け、
法m0及びm1の剰余データD30及びD31を出力する。
すなわち、値7及び11の法m0及びm1に関する値13(す
なわち法m2でなる乗法逆元を値x02及び値x12とおき、次
式 r30={(r20−r22)・x02}MOD m1 ……(22) r31={(r21−r22)・x12}MOD m1 ……(23) で表される値r30及びr31の剰余データD30及びD31を出力
する。
ROMテーブル回路70及び71は、当該剰余データD30及び
D31をラツチ回路72及び73を介して受け、次式 SA3=r30・m1・m2・m3+r31・m2・m3 =r30・11・13・16+r31・13・16 =(r30・11・13+r31・13)・24 ……(24) で表される値SA3の加算データDA3の上位6ビツト及び下
位4ビツトの加算データDA1U及びDA1Lをそれぞれラツチ
回路74及び75を介しえ加算回路76に出力する。
また、ラツチ回路69を介して剰余データD22及びラツ
チ回路80を介して出力される剰余データD13を受け、次
式 SA4=r22・16+r13 ……(25) で表される値SA4の加算データDA4の上位4ビツト及び下
位4ビツトの加算データDA2U及びDA2Lになつている(m3
の値が2のべき乗いなつている)。これらは、そのまま
ラツチ回路81及び82を介して加算回路83に送られる。
加算回路83は、デコーダ回路85から反転増幅回路86、
87及び88を介して出力される加算データDC1を加算デー
タDA4U及びDA4Lに加算した後、ラツチ回路89を介して当
該加算結果の上位4ビツトを加算回路76に出力する。ま
た、下位4ビツトはそのまま加算DAの最下位4ビツトと
して出力される。
かくして加算回路76においては、デコーダ回路85から
出力される加算データDC1の値が値0のとき、(24)式
及び(25)式から次式、 SA=r30・m1・m2・m3+r31・m2・m3+r22・m3+r13 =r30・11・13・16+r31・13・16+r22・16+r13……
(26) の関係式で表される値SAの加算結果を得ることができ
る。
ところで、MRCの手法を用いて、法m0〜m4で表されるR
NSデータから得られる加算データにおいては、法m0〜m4
の最小公倍数が次式、 で表されることから、次式、 240239≦2n ……(28) で表される関係式を解いてn=18の値が得られ、全体と
して18ビツトのバイナリデータでRNSデータDBOを用いて
表すことができる。
しかし、この実施例においては、18ビツトの加算デー
タを予め値15のM4によつてスケーリング処理して14ビツ
トの加算データDAを出力することにより、加算回路76の
構成を簡略化するようになされている。
m3(MRCの手法において最初のスケールダウン処理に
用いられた法)の値を2のべき乗(24)にした効果は、
(24)式及び(25)式に表われている。すなわち、加算
回路76は全14ビツトのデータDAの上位10ビツトのみを扱
えばよい。また、剰余データD22及びD13は、それぞれそ
のまま加算データDA4の上位4ビツトデータDA4U及び下
位4ビツトデータDA4Lになつている。従つて、加算デー
タDAを得るには、加算回路76の出力をビツトシフトし、
そこにDA4Lを入れればよい。
さらにこの実施例においては、加算回路76から出力さ
れる加算データDAを所定ビツトで丸め処理するようにな
されている。
すなわちデコーダ回路85は、バツフア回路91を介して
入力される2ビツトの丸め処理制御信号DCを受け、当該
丸め処理制御信号DCの値に応じて3ビツトの加算データ
DC1の値を切り換えて出力するようになされている。
加算回路83は、当該加算データDC1を受け、ラツチ回
路81及び82から出力された加算データに対して、当該加
算データDC1を下位3ビツト分ビツトシフトさせて加算
するようになされている。
実際上この種の丸め処理においては、丸め処理するデ
ータ(この場合加算データDA)の所定ビツトに対して値
1を加算した後、当該加算ビツト以下を切り捨てて出力
することにより、値1を加算したビツトより上位ビツト
のデータに丸め処理する。
ところが、このようにして14ビツトの加算データDA
丸め処理する場合においては、加算回路76に対してさら
にもう一度余分に丸め処理用の14ビツトの加算回路が必
要になり、その分全体の構成が煩雑になる問題がある。
このため、この実施例においては、加算データDAを得
る前の加算データDA4(すなわち加算データDA2U及びD
A2Lでなる)の段階で所定ビツト値に1を加算処理する
ようになされている。
すなわち加算回路83に入力される加算データDA4にお
いては、(2)及び(3)式から剰余データr22及びr23
が最大で値12、値15でなることから、(25)式から次
式、 SA4max≦12×16+15 ≦207 ……(29) の関係式で加算データDA4の最大値SA4maxを表すことが
できる。
すなわち加算データDA4においては、最大値として値2
07のデータが得られ、加算データDA4を8ビツトで表し
て次式 (28−1)−207=61 ……(30) で表される値48を加算しても、加算データDA4を表す8
ビツトのデータにおいて、最上位ビツトを越える桁上げ
が生じないことが解る。
従つて値48について、次式 26>48>25 ……(31) の関係式を得ることができ、25で表される最下位ビツト
から5ビツト目までの範囲で当該加算回路83で値1を加
算するようにすれば、加算回路83で桁上げを生じないこ
とが解る。
従つて加算回路83において、最下位ビツトから5ビツ
ト目までの範囲で値1を加算するようにすれば、加算回
路76から出力される加算データDAにおいて、その最下位
ビツトから5ビツト目までの範囲で値1を加算した場合
と同様の加算結果を得ることができる。
かくして、加算データDAを丸め処理する場合におい
て、丸め処理用に14ビツトの加算回路が必要になるのに
対し、当該加算回路83を用いて最下位ビツトから5ビツ
ト目までの範囲で値1を加算することにより、8ビツト
の加算回路83を用意すれば良く、その分全体の構成を簡
略化することができる。
さらに、加算データDAを丸め処理する場合において
は、別途、当該丸め処理用の加算回路を設けた分、その
出力段にラツチ回路を設けなければならず、その分全体
の構成を簡略化することができる。
実際上この実施例においては、丸め処理制御信号DC
応じて加算データDC1の値を、最上位ビットから順次値
「1、0、0」、値「0、1、0」及び値「0、0、
1」の間で切り換えて出力するようになされ、当該加算
データDC1を3ビツト分ビツトシフトさせて加算データD
A4に加算することにより、全体として14ビツトの加算デ
ータDAに対してそれぞれ最下位ビツトら5ビツト目、4
ビツト目、3ビツト目に値1を加算するようになされて
いる。
さらに、これに加えてデコーダ回路85においては、加
算データDC1の値を値「0、0、0」に切り換え得るよ
うになされ、丸め処理されていない加算データDAを選択
し得るようになされている。
さらにこの実施例においては、当該丸め処理につき、
値1を加算したビツト以下を切り捨てないで、14ビツト
の加算データDAをそのまま出力するようになされ、値1
を加算したビツトに応じて最上位ビツトから必要なビツ
トまで選択して用いることができるようになされてい
る。
かくしてバツフア回路41〜44及び54から加算回路76ま
で全体としてRNSデータDROを、ユニポーラのバイナリデ
ータでなる加算データDAに変換するデータ変換回路92を
構成する。加算回路93は、ラツチ回路94を介してユニポ
ーラの加算データDAの上位12ビツトを受けると共に加算
データ発生回路95から出力される値46の加算データDC2
を受け、その加算結果の最上位ビツトのデータを加算デ
ータDAの値SAが正の領域の数を表しているか否かを識別
する識別信号DJとして送出する。
すなわち第2図に示すように、RNSデータを復調した
加算データDAにおいては、加算値SAが値M15/2(この場
合値M15は、加算データDAがm4でスケーリング処理され
ていることから法m0〜m4の最小公倍数M=240240の1/15
の値16016である)から値M15−1の範囲で負数を表現す
るのに対し(第2図(A))、バイポーラのバイナリデ
ータにおいては、値Sが値2K-1から値2K−1の範囲で負
数が表現される(第2図(C))。
従つて当該加算データDAの負数を表す最小値(すなわ
ち値M15/2)が、負数を表す当該バイナリデータの最小
値(すなわち値2K-1)になるように加算データDAに所定
値を加算して加算データDAを所定のデータ(以下変換デ
ータと呼ぶ)に変換すれば、当該変換データの値STR
おいては、加算データDAの値が負数を表す場合、最上位
ビツトが値1に、加算データDAの値が正数を表す場合、
最上位ビツトが値0に切り換わる。
従つて当該変換データの最上位ビツトを用いて加算デ
ータDAの正負数を識別することができる。
このようにすれば、加算データDAが正数を表す値が否
かを比較回路を用いて識別する場合、14ビツトの比較回
路が必要になるものが、これに代えて所定値を加算して
最上位ビツトだけを出力するだけの簡易な構成の加算回
路を用いて、正負数識別することができる。
さらにこの実施例においては、加算データDAのうちの
上位12ビツトだけを用いて正負数を識別し、その分全体
の構成を簡略化するようになされている。
すなわち14ビツトの加算データDAを用いる場合におい
ては、次式 で表される値184を加算すれば、負数を表す加算データD
Aが入力された際に、最上位ビツトを値1に変化させる
ことができる。
これに対して、上位12ビツトを用いて識別する場合に
おいては、2ビツト分切り下げたことにより、値184を
値22で剰余演算して得られる値46を加算すれば、負数を
表す加算データDAが得られた際に、最上位ビツトを値1
に変化させることができる。
かくして加算データ発生回路95は、値46の加算データ
DC2を出力し、加算回路93と共にデータ変換回路92から
出力されたユニポーラのバイナリデータでなる加算デー
タDAに値46を加算し、その最上位ビツトのデータDJを識
別信号DJとして出力するデータ識別回路を構成する。
かくして加算データDAに所定値を加算して最上位ビツ
トの値に基づいて正数又は負数かを識別するようにした
ことにより、その分デコーダ回路全体の構成を簡略化す
ることができる。
加算回路96は、ラツチ回路97を介して加算データDA
受け、当該加算データDAに加算データ発生回路98から出
力される加算データDC3を加算して出力する。
すなわち加算回路96は、バツフア回路99を介して得ら
れるバイポーラ/ユニポーラ切換信号DBIUNを、ラツチ
回路100を介して得られる識別信号DJと共にアンド回路1
01を介して受け、識別信号DJの論理レベルが論理「1」
に立ち上がるタイミングで加算データDC3に加算データ
発生回路98から出力される値368(すなわち2k+M15でな
る)を加算して出力する。
その結果加算回路96においては、加算データDAが負数
を表してなるときには、加算データDAに対して値1369を
加算したバイポーラのバイナリデータが得られ、逆に正
数を表してなるときには、加算データDAをそのまま出力
する。
これに対して加算データ発生回路98は、バイポーラ/
ユニポーラ切換信号DBIUNが切り換わると、識別信号DJ
の論理レベルに無関係に値0の加算データDC3を出力す
る。
その結果加算回路96においては、バイポーラ/ユニポ
ーラ切換信号DBIUNを切り換えることにより、必要に応
じてバイポーラのバイナリデータ及びユニポーラのバイ
ナリデータを切り換えて得ることができる。
加算回路96は、当該14ビツトのバイナリデータのうち
上位13ビツトをラツチ回路102及びバツフア回路103を介
して出力すると共に当該バイナリデータの最上位ビツト
を反転増幅回路104、ラツチ回路105及びバツフア回路10
6を介して出力することにより、オフセツトバイナリで
なるバイナリデータDBOを出力する。
(G2)実施例の動作 以上の構成において、値7、11、13、16及び15の法m0
〜m4で表されるRNSデータDROは、MRCの手法に基づいて
加算データDAに変換される。
このとき加算データDAを得る前の8ビツトの加算デー
タDA4の段階で所定ビツトに値1を加算することによ
り、当該加算ビツトで丸め処理した加算データDAを得る
ことができる。
さらにこのとき、法m3を2のべき乗で表される値16に
選定したことにより、全体として簡易な構成で値15のm4
でスケーリング処理をした加算データDAを出力すること
ができる。
加算データDAのうち上位12ビツトが加算回路93におい
て値46だけ加算され、その加算結果の最上位ビツトが加
算データDAの値SAが正数を表しているか否かを識別する
識別信号DJとして出力される。
さらに加算データDAは、加算回路96において識別信号
DJに基づいて値0又は値368が加算され、その結果負数
を2の補数で表してなるバイポーラのバイナリデータD
BOを得ることができる。
さらに加算データDAにおいては、バイポーラ/ユニポ
ーラ切換信号DBIUNが切り換わると値0から値2k−1ま
で連続する正数を表するユニポーラのバイナリデータD
BOを得ることができる。
(G3)実施例の効果 以上の構成によれば、加算データDAに対して、所定値
を加算することにより、全体として簡易な構成でRNSデ
ータで表される正数及び負数を識別することができる。
従つてその分全体として簡易な構成のデコーダ回路を
得ることができる。
(G4)他の実施例 (1) なお上述の実施例においては、RNSデータをバ
イナリデータに変換する際にスケーリング処理すると共
に丸め処理する場合について述べたが、本発明はこれら
に限らず、必要に応じてスケーリング処理又は丸め処理
するようにすれば良い。
(2) さらに上述の実施例においては、14ビツトのユ
ニポーラのバイナリデータの上位12ビツトのデータに対
して値46を加算することにより、負数を検出する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず例えば14ビツト
をバイナリデータに対して値184を加算して負数を検出
するようにしても良く、実用上十分な範囲でビツト長を
選定すると共にこれに応じて加算値を設定すれば良い。
(3) さらに上述の実施例においては、スケーリング
処理することにより法m0〜m4の最小公倍数Mに対してそ
の15分の1の偶数で表される値16016の領域に正数及び
負数が有り当てられたユニポーラのバイナリデータを、
バイポーラのバイナリデータに変換する場合について述
べたが、当該領域が奇数で表される値の場合は、(2k
M)/2に代えて値(2k−M)/2−1を加算してその加算
結果の最上位ビツトを識別信号DJとして用いるようにす
れば良い。
(4) さらに上述の実施例においては、MRCの手法を
用いて得られたユニポーラのバイナリデータをバイポー
ラのバイナリデータに変換する場合について述べられた
が、RNSデータを変換する手段はこれに限らず、例えば
孫氏の剰余定理等広く適用することができる。
(5) さらに上述の実施例においては、値7、11、1
3、16及び15の5つの法m0〜m4についてRNSデータからバ
イナリデータに変換する場合について述べたが、法の数
及び値はこれらに限らず、必要に応じて種々の値に選定
し得る。
(6) さらに上述の実施例においては、本発明をデイ
ジタル映像信号をフイルタリング処理するデイジタルフ
イルタ回路のデコーダ回路に適応した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、例えばオーデイオ信号、
ビデオ信号等のデイジタル信号処理回路に広く適用する
ことができる。
H発明の効果 以上のように本発明によれば、RNSデータを復調して
得られたユニポーラのバイナリデータをバイポーラのバ
イナリデータに変換する際に、所定値を加算して正負数
を識別するようにしたことにより、全体として簡易な構
成のデコーダ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)及び(C)は本発明によるデコー
ダ回路の一実施例を示すブロツク図、第2図はその動作
の説明に供する略線図、第3図は信号処理回路の構成を
示すブロツク図、第4図はそのデコーダ回路の構成を示
すブロツク図、第5図及び第6図はその動作の説明に供
する略線図である。 3、40……デコーダ回路、13〜15、17、23、25、30、50
〜53、57〜59、65、66、70、71、78、79……ROMテーブ
ル回路、22、76、83、93、96……加算回路、92……デー
タ変換回路、95、98……加算データ発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲場 義明 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特公 昭40−8604(JP,B1) 特公 平4−45016(JP,B2) 特表 昭57−502267(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力剰余データをバイポーラのバイ
    ナリデータに変換するようになされたデコーダ回路にお
    いて、 上記複数の入力剰余データを、正及び又は負の数を正数
    で対応させたユニポーラのバイナリデータに変換するデ
    ータ変換回路と、 上記データ変換回路から出力されたバイナリデータに所
    定値を加算し、その加算結果の最上位ビツトのデータを
    出力するデータ識別回路と、 上記データ識別回路の出力に基づいて、上記ユニポーラ
    のバイナリデータに所定値を加算して上記バイポーラの
    バイナリデータとして出力する加算回路と を具えるようにしたことを特徴とするデコーダ回路。
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