JP3266209B2 - ジグザグ・スキャン・アドレス生成方法および回路 - Google Patents

ジグザグ・スキャン・アドレス生成方法および回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離散コサイン変換(D
CT)を用いた画像符号化方式で必要となるメモリから
ジグザグ順にデータを読み出し、また、メモリにジグザ
ク順に書き込むためのジグザク・スキャン・アドレス生
成方法および回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】<ジグザグ・スキャン・アドレス>DC
Tを用いた画像符号化方式では、符号化時に低周波成分
から演算結果(DCT係数)を取り出すためにメモリか
らジグザグ順にデータを読み出し、復号化時に同様にジ
グザグ順でメモリに書き込むことが行われる。これは、
ジグザグ・スキャンと呼ばれる。1次元アドレスを持つ
メモリに8×8画素のブロックを配置したときのアドレ
スを図11に、ジグザグ・スキャンの順番を図12に、
前記図11のアドレスに配置された画素を前記図12に
示す順番でスキャンするために生成すべきアドレスを図
13に示す。
【0003】ジグザグ・スキャン・アドレスの前値に対
する差分を図14に示す。差分は1,7,8,−7の4
値のみであり、さらに、その変化の順番はジグザグ順3
1までは1→7→8→−7、ジグザグ順32からはその
逆の−7→8→7→1の2通りだけである。従って、こ
のアドレスの差分の変化の順番と差分が変化するときを
1、しないときを0として記憶しておくと、ジグザグ・
スキャン・アドレスの前値に対する差分を再構成するこ
とができる。前記図14中に差分の変化を併記する。こ
の差分の変化の記憶に、双方向のデータ回転が可能な3
2ビットのリングシフトレジスタ3を用いたジグザグ・
スキャン・アドレス生成回路例を図15に示す。
【0004】図15において、リセット状態でリングシ
フトレジスタ3は順方向回転であり、クロックに従い差
分の変化情報が1ビットづつ読み出される。2ビットの
アップ・ダウンカウンタと簡単な論理回路から構成され
るアドレス差分選択回路1は、この情報に基づき、ジグ
ザグ・スキャン・アドレスに加算されるべき差分値を選
択するセレクタ2を制御する。なお、ジグザグ・スキャ
ン・アドレスが28または35になったことをシフトレ
ジスタ逆転制御回路4で検出して、リングシフトレジス
タ3を順方向回転から逆方向回転へ変化させる。また、
5は加算器、6はアドレスポインタ(以下、APと称
す)。
【0005】前記ジグザグ・スキャン・アドレス生成回
路は、メモリに対して1次元のアドレスを生成する場合
について述べた。一方、6ビットのアドレス0〜63を
上位3ビットと下位3ビットに分け、下位3ビットをx
方向、上位3ビットをy方向の2次元アドレスと考える
こともできる。その場合、(差分y,差分x)として差
分も2次元で考えると、4つの差分1,7,8,−7
は、それぞれ(0,1),(1,−1),(1,0),
(−1,1)となり、差分y,差分xとも1,0,−1
の3値しか取らない。従って、前記図15において用い
た加算器5を上位3ビット用と下位3ビット用の2個の
アップ・ダウンカウンタに置き換えることができる。こ
の回路については、例えば、中川、石原、熊木、吉本著
「DCT処理用ジグザグ・アドレス生成器の回路構
成」、1992、電子情報通信学会春季全国大会、C−
586に記載されている。
【0006】以上、8×8画素ブロックをメモリの0番
地から配置した場合を示した。水平方向Xデータ、垂直
方向Yラインで構成された画像データを1次元メモリ上
に展開した場合の1次元アドレスと2次元アドレスの対
応を図16に示す。第1ライン、第2ライン、第3ライ
ンと連続してデータを配置する。このように配置された
画像データに対して、(a,b)の位置にあるデータを
始点として2n×2n画素ブロックに対してジグザグ・ス
キャンを行う場合、前記図15に示したジグザグ・スキ
ャン・アドレス生成回路のリングシフトレジスタ3のビ
ット数は(2n×2n)/2ビット(nは整数)であり、
前記図11に示したように、8×8画素ブロックをメモ
リの0番地から配置したとき、1,7,8,−7であっ
た4つの差分値は、1,(X−1),X,−(X−1)
となる。そして、0番地であったAP6の初期アドレス
はbX+aとなる。図17に示す8×8画素ブロックに
対してジグザグ・スキャンを行う場合には、AP6の初
期アドレスは784、4つの差分値は、それぞれ1,4
7,48,−47となる。 <ブロック・スキャン・アドレス> 一方、画像符号化では、2n×2n画素ブロックに限ら
ず、水平方向cデータ、垂直方向dラインの矩形領域の
アドレスを図18に示す順番で生成し、その後、次々と
隣の矩形領域のアドレスを生成することが頻繁に必要と
なる。これは、ブロック・スキャンと呼ばれる。ブロッ
ク・スキャンが可能なアドレス生成回路を図19に示
す。図示したように、AP6と3個のディスプレースメ
ントレジスタ(以下、DRと称す)16,17,18
と、Xカウンタa10とYカウンタa14をもつ。ま
た、8,12,19はセレクタ、9,13はレジスタで
ある。ブロック・スキャン・アドレスを生成するとき、
DR16には水平方向に隣接する画素間のアドレスの差
をセットし、DR17にはブロック右端の画素から
1ライン上の左端の画素までのアドレスの差分をセット
し、DR18にはブロックの最後の画素から次にスキャ
ンするブロックの最初の画素までのアドレスの差分をセ
ットする。Xカウンタa10はクロックに同期してカウ
ントダウンし、0となった次のクロックに同期して初期
値レジスタ7に保持されている初期値をロードする。Y
カウンタa14はXカウンタa10=0となった次のク
ロックに同期してカウントダウンし、Xカウンタa10
=Yカウンタa14=0となった次のクロックに同期し
て初期値レジスタ11に保持されている初期値をロード
する。AP6に保持されているアドレスには、クロック
に同期して次の規則によって選択されたディスプレース
メントレジスタの値が加算される。 Xカウンタa10≠0かつYカウンタa14≠0→DR16 Xカウンタa10=0かつYカウンタa14≠0→DR17 Xカウンタa10=0かつYカウンタa14=0→DR18 前記図17に示したX=48データ、Y=48ラインで
構成された画像データ中の(a,b)=(16,16)
の位置にあるデータを始点として、c=8データ、d=
8ラインの矩形領域のアドレスを生成する場合につい
て、前記図19に示したブロック・スキャン・アドレス
生成回路の動作を図20に示す。初期設定値は次の通り
である。 AP=16×48+16=784 DR16=1 DR17=48−7=41 DR18=−7×48+1=−335 Xカウンタa=7 Yカウンタa=7 なお、この従来技術の例では、ダウンカウンタを2個用
いたが、アップカウンタを2個用いることも可能であ
る。この回路については、例えば、南、山内、田代、鈴
木、笠井、高橋、遠藤、浜口著、「ビデオシグナルプロ
セッサ、IDSPのデータフロー制御」、信学技報、I
CD91−12、pp25−32、1991に記載され
ている。なお、前記記載中、nは自然数、2 n は2のn
乗、XとYは両方とも2のn乗以上の整数、aとbは両
方とも0以上(X−2 n )、即ち(X−2のn乗)以下
の整数、cとdは両方とも自然数である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来技術の例においては、例えば8×8画素ブロック
について、ジグザグ・スキャン・アドレスの前値に対す
る差分を1,7,8,−7の4値から選択するための信
号を作成するために、図15に示すように、差分の変化
記憶用の32ビットのリングシフトレジスタ3が必要で
あった。しかし、これを一般化すると、2n ×2n 画素
ブロックに対してジグザグ・スキャンを行う場合、リン
グシフトレジスタ3のビット数は(2n ×2n )/2ビ
ットとなり、ハード量が大きいという問題があった。
【0008】また、画像符号化ではブロック・スキャン
・アドレスとジグザグ・スキャン・アドレスを生成する
必要があるが、前記図15と図19に示したように、加
算器5とAP6は共用できるが、別個の制御回路が必要
となるという問題があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、アップ・ダウンカウンタ1個とダ
ウンカウンタ1個、またはアップ・ダウンカウンタ1個
とアップカウンタ1個によりジグザグ・スキャン・アド
レスの前値に対する差分を選択するための制御回路を構
成することが可能なほか、ブロック・スキャン・アドレ
スを生成するための制御回路とジグザグ・スキャン・ア
ドレスを生成するための制御回路の共通化が可能なジグ
ザグ・スキャン・アドレス生成方法および回路を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるジグザグ
・スキャン・アドレス生成方法は、水平方向Xデータ、
垂直方向Yラインで構成された画像データの中の、
(a,b)の位置にあるデータを始点として2n×2n
素ブロックに対してジグザグ・スキャン・アドレスを生
成するとき、ジグザグ・スキャン・アドレスの前値に対
する差分をその変化の状態により−(X−1)で始まり
中間は−(X−1)が連続し1で終わるグループと、
(X−1)で始まり中間は(X−1)が連続しXで終わ
るグループと、(X−1)で始まり中間は(X−1)
が連続し1で終わるグループと、−(X−1)で始ま
中間は−(X−1)が連続しXで終わるグループ
4グループに分類し、ジグザグ・スキャン・アドレス生
成開始時に出現する差分値1をグループ、そのグルー
プ内に含まれる差分の数を1と見なして、最初、グルー
プ内に含まれる差分の数を1から始めて2n −1 になる
まで1づつ増加させながらグループを交互に出現
させる操作を行い、次に、グループ内に含まれる差分の
数が2nになるとグループを出現させ、その後はグル
ープ内に含まれる差分の数を1づつ減少させながらグル
ープを交互に出現させる操作を行うことにより、
ジグザグ・スキャン・アドレスの前値に対する差分を得
るものである。但し、nは自然数、2 n は2のn乗、X
とYは両方とも2のn乗以上の整数、aとbは両方とも
0以上(X−2 n )、即ち(X−2のn乗)以下の整数
である。
【0011】また、ジグザグ・スキャン・アドレス生成
回路は、0から始まり1づつ増加し、2n −1に達した
後、1つづ減少し、0に戻るnビットのアップ・ダウン
カウンタと、カウントダウンして0になると、このアッ
プ・ダウンカウンタと同じ値をロードするダウンカウン
タ、またはカウントアップして、前記アップ・ダウンカ
ウンタと同じ値になるとリセットされ、0に戻るアップ
カウンタを備え、前記アップ・ダウンカウンタがアップ
モードであるとき、前記アップ・ダウンカウンタのLS
Bによりグループを識別し、前記アップ・ダウン
カウンタがダウンモードであるとき、前記アップ・ダウ
ンカウンタのLSBによりグループを識別すもの
である。なお、LSBは、Least Signifi
cantBitの頭文字であり、2進数で表した数字の
最下位ビットを意味する技術用語である。
【0012】さらに、2入力EX.OR(エクスクルー
シブオア)ゲートの第1の入力にアップカウンタの出
力、第2の入力に1を入力することによりアップカウン
タの出力の各ビットを反転し、等価的にダウンカウンタ
として使用すること、または2入力EX.ORゲートの
第1の入力にダウンカウンタの出力を、第2の入力に1
を入力することによりダウンカウンタの出力の各ビット
を反転し、等価的にアップカウンタとして使用すること
により、上記アップ・ダウンカウンタの代りにアップカ
ウンタまたはダウンカウンタを用いることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、従来技術の例においては、2
n ×2n 画素ブロックに対してジグザグ・スキャンを行
う場合、ジグザグ・スキャン・アドレスの前値に対する
差分を選択するための制御回路に(2n ×2n )/2ビ
ットのリングシフトレジスタが必要であったのに対し、
1個のnビットのアップ・ダウンカウンタと1個のnビ
ットのアップカウンタ、または1個のnビットのアップ
・ダウンカウンタと1個のnビットのダウンカウンタ、
または2個のnビットのアップカウンタまたは2個のn
ビットのダウンカウンタにより、差分を選択するための
信号を作成する回路を構成できる。
【0014】また、2個のnビットのアップカウンタま
たは2個のnビットのダウンカウンタを用いた構成は、
n ×2n 画素ブロックに対してブロック・スキャン・
アドレスを生成する回路と同一であり、わずかな論理の
追加により同一の回路でブロック・スキャン・アドレス
とジグザグ・スキャン・アドレスを生成できる。
【0015】
〔実施例1〕
図1は8×8画素ブロックに対する本発明のジグザグ・
スキャン・アドレス生成回路の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。本図において、図19と同一符号は同
一のものを示す。ジグザグ・スキャン・アドレスの前値
に対する差分の選択制御を行うジグザグ・スキャン・ア
ドレス生成制御回路24は、3ビットのダウンカウンタ
であるXカウンタa10と、3ビットのアップ・ダウン
カウンタであるYカウンタb21と、Yカウンタb21
=6を検出する比較器23と、前記比較器23が一致を
出力しているとき前記Xカウンタa10=0となった次
のクロックの立ち上がりに同期してセットされるCR
(コントロールレジスタ)22で構成される。なお、前
記Yカウンタb21は、前記Xカウンタa10=0とな
った次のクロックの立ち上がりに同期して、CR22が
0のときアップカウント、1のときダウンカウントし、
そのとき同時にXカウンタa10はYカウンタb21と
同じ値をロードする。
【0016】初期状態をXカウンタa10=0、Yカウ
ンタb21=0、CR22=0として、前記ジグザグ・
スキャン・アドレス生成制御回路24を動作させた場合
の動作を図3に示す。このとき、前記アップ・ダウンカ
ウンタであるYカウンタb21がアップモードであると
き、前記Yカウンタb21のLSBによりグループAと
Bを識別し、前記Yカウンタb21がダウンモードであ
るとき、前記Yカウンタb21のLSBによりグループ
CとDを識別でき、また、Xカウンタa10は各グルー
プの長さをダウンカウントするので、Xカウンタa10
=0で個々のグループの終りを識別できる。従って、図
4に示す論理により、ジグザグ・スキャン・アドレスの
前値に対する差分を選択できる。
【0017】ここで、本実施例は、8×8画素ブロック
を水平方向X=8画素、垂直方向Y=8ラインの画像デ
ータとして1次元メモリ上に配置した場合について記述
したが、これを前記図16に示したように、水平方向X
データ、垂直方向Yラインの画像データ中における2n
×2n 画素ブロックをジグザグ・スキャンする場合に拡
張することは容易である。 〔実施例2〕図5は本発明のジグザグ・スキャン・アド
レス生成回路の第2の実施例を示すブロック図である。
この実施例も8×8画素ブロックを対象としている。ジ
グザグ・スキャン・アドレスの前値に対する差分の選択
制御を行うジグザグ・スキャン・アドレス生成制御回路
27は、それぞれ3ビットのダウンカウンタであるXカ
ウンタa10と、Yカウンタa14と、前記Xカウンタ
a10=Yカウンタa14=0となった次のクロックの
立ち上がりに同期して繰り返しセット/リセットされる
CR26と、前記Yカウンタa14の出力の個々のビッ
トを前記CR26=1のとき反転する3ビットのEX.
OXゲート25で構成される。なお、前記Yカウンタa
14は、前記Xカウンタa10=0となった次のクロッ
クの立ち上がりに同期してダウンカウントし、そのとき
同時にXカウンタa10=0は前記CR26=1のとき
Yカウンタa14の出力の個々のビットを反転した値、
CR26=0のときYカウンタa14の出力そのものを
ロードする。この構成により、Yカウンタa14と、C
R26と、EX.ORゲート25の組合わせはEX.O
Rゲート25の出力を見ると、CR26=1のときアッ
プカウンタ、CR26=0のときダウンカウンタとして
動作する。
【0018】初期状態をXカウンタa10=0、Yカウ
ンタa14=6、CR26=1として前記ジグザグ・ス
キャン・アドレス生成制御回路27を動作させた場合の
動作を図6に示す。このとき、前記アップ・ダウンカウ
ンタであるYカウンタa14がアップモードであると
き、前記Yカウンタa14のLSBによりグループAと
Bを識別し、前記Yカウンタa14がダウンモードであ
るとき、前記Yカウンタa14のLSBによりグループ
CとDを識別でき、また、Xカウンタa10は各グルー
プの長さをダウンカウントするので、Xカウンタa10
=0で個々のグループの終わりを識別できる。従って、
図7に示す論理によりジグザグ・スキャン・アドレスの
前値に対する差分を選択できる。
【0019】ここで、本実施例は8×8画素ブロックを
水平方向X=8画素、垂直方向Y=8ラインの画像デー
タとして1次元メモリ上に配置した場合について記述し
たが、これを前記図16に示したように、水平方向Xデ
ータ、垂直方向Yラインの画像データ中における、 n
×2 n 画素ブロックをジグザグ・スキャンする場合に拡
張することは容易である。 〔実施例3〕 また、図8は本発明のジグザグ・スキャン・アドレス生
成回路の第3の実施例の構成を示すブロック図である。
この実施例も8×8画素ブロックを対象としている。ジ
グザグ・スキャン・アドレス生成制御回路36は、それ
ぞれ3ビットのアップカウンタであるXカウンタb30
と、Yカウンタc33と、前記Xカウンタb30=Yカ
ウンタc33=6となった次のクロックの立ち上がりに
同期してセットされ、前記Xカウンタb30=1、Yカ
ウンタc33=6となった次のクロックの立ち上がりに
同期してリセットされるCR(コントロールレジスタ)
35と、前記YカウンタC33の出力の個々のビットを
前記CR35=1のとき反転する3ビットのEX.OR
ゲート34で構成される。なお、前記Yカウンタc33
は、前記CR35=0のとき前記Xカウンタb30=Y
カウンタc33となった次のクロックの立ち上がりに同
期してアップカウントし、前記CR35=1のとき前記
Xカウンタb30=(Yカウンタc33の個々のビット
を反転した値)となった次のクロックの立ち上がりに同
期してダウンカウントし、そのとき同時にXカウンタb
30は0をロードする。この構成により、Yカウンタc
33と、CR35と、EX.ORゲート34の組合わせ
はCR35=0のときアップカウンタ、CR35=1の
ときダウンカウンタとして動作する。
【0020】初期状態をXカウンタb30=0、Yカウ
ンタc33=0、CR35=0として、前記ジグザグ・
スキャン・アドレス生成制御回路36を動作させた場合
の動作を図9に示す。このとき、前記アップ・ダウンカ
ウンタであるYカウンタc33がアップモードであると
き、前記Yカウンタc33のLSBによりグループAと
Bを識別し、前記Yカウンタc33がダウンモードであ
るとき、前記Yカウンタc33のLSBによりグループ
CとDを識別でき、また、Xカウンタb30は各グルー
プの長さをアップカウントするので、比較器29の一致
出力で個々のグループの終わりを識別できる。従って、
図10に示す論理により、ジグザグ・スキャン・アドレ
スの前値に対する差分を選択できる。
【0021】ここで、本実施例は8×8画素ブロックを
水平方向X=8画素、垂直方向Y=8ラインの画素デー
タとして1次元メモリ上に配置した場合について記述し
たが、これを前記図16に示したように、水平方向Xデ
ータ、垂直方向Yラインの画像データ中における2n ×
n 画素ブロックをジグザグ・スキャンする場合に拡張
することは容易である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジグザグ
・スキャン・アドレス生成方法および回路によれば、2
n ×2n 画素のブロックに対するジグザグ・スキャン・
アドレスの前値に対する差分を1,(X−1),X,−
(X−1)の4値から選択するための信号を作成するた
めの回路を、nビットのアップ・ダウンカウンタとnビ
ットのアップカウンタまたはnビットのダウンカウンタ
より構成できるので、(2n ×2n )/2ビットのリン
グシフトレジスタが必要であった従来のものに比べて大
幅にハード量を削減できる。
【0023】また、2入力ゲートの第1の入力にアップ
カウンタの出力、第2の入力に1を入力することにより
アップカウンタの出力の各ビットを反転し、等価的にダ
ウンカウンタとして使用し、または2入力EX.ORゲ
ートの第1の入力にダウンカウンタの出力、第2の入力
に1を入力することによりダウンカウンタの出力の各ビ
ットを反転し、等価的にアップカウンタとして使用して
アップ・ダウンカウンタに代えたので、2n ×2n 画素
ブロックに対してブロック・スキャン・アドレスを生成
する回路と同一であり、わずかな論理の追加により同一
の回路でブロック・スキャン・アドレスとジグザグ・ス
キャン・アドレスを生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のジグザグ・スキャン・アド
レス生成回路の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明でジグザグ・スキャン・アドレスの生成
に利用した前値に対する差分のグループとその長さを示
す図である。
【図3】本発明の実施例1の回路の動作を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施例1の回路におけるジグザグ・ス
キャン・アドレスの前値に対する差分を選択する論理を
示す図である。
【図5】本発明の実施例2のジグザグ・スキャン・アド
レス生成回路の構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例2の回路の動作を示す図であ
る。
【図7】本発明の実施例2の回路におけるジグザグ・ス
キャン・アドレスの前値に対する差分を選択する論理を
示す図である。
【図8】本発明の実施例3のジグザグ・スキャン・アド
レス生成回路の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例3の回路の動作を示す図であ
る。
【図10】本発明の実施例3の回路におけるジグザグ・
スキャン・アドレスの前値に対する差分を選択する論理
を示す図である。
【図11】1次元のアドレスをもつメモリに8×8画素
のブロックを配置したときのアドレスの例である。
【図12】ジグザグ・スキャンの順番である。
【図13】ジグザグ・スキャンを行うために生成すべき
アドレスを示す図である。
【図14】従来技術の第1の例で示したジグザグ・スキ
ャン・アドレス生成回路の動作を示す図である。
【図15】従来技術の例の回路の構成を示すブロック図
である。
【図16】水平方向Xデータ、垂直方向Yラインで構成
された画像データの1次元メモリ上における配置であ
る。
【図17】水平方向48データ、垂直方向48ラインで
構成された画像データ中における8×8画素ブロックの
1次元メモリ上におけるアドレスの例である。
【図18】ブロック・スキャンの順番を示す図である。
【図19】ブロック・スキャン・アドレス生成回路であ
る。
【図20】従来技術の第2の例で示したブロック・スキ
ャン・アドレス生成回路の動作を示す図である。
【符号の説明】
2 セレクタ 5 加算器 6 アドレスポインタ(AP) 7 初期値レジスタ 8 セレクタ 9 レジスタ 10 Xカウンタa(ダウンカウンタ) 11 初期値レジスタ 12 セレクタ 13 レジスタ 14 Yカウンタa(ダウンカウンタ) 20 セレクタ 21 Yカウンタb(アップ・ダウンカウンタ) 22 コントロールレジスタ(CR) 23 比較器 24 ジグザグ・スキャン・アドレス生成制御回路 25 EX.ORゲート 26 コントロールレジスタ(CR) 27 ジグザグ・スキャン・アドレス生成制御回路 28 セレクタ 29 比較器 30 Xカウンタb(アップカウンタ) 31 セレクタ 32 比較器 33 Yカウンタc(アップカウンタ) 34 EX.ORゲート 35 コントロールレジスタ(CR) 36 ジグザグ・スキャン・アドレス生成制御回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−137009(JP,A) 特開 平5−252398(JP,A) 特開 平5−48903(JP,A) 中川伸一 他,DCT用ジグザグ・ア ドレス生成器の回路構成,1992年電子情 報通信学会春季大会講演論文集,日本, 社団法人 電子情報通信学会,分冊5 C−586,5−207 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向Xデータ、垂直方向Yラインで
    構成された画像データの中の、(a,b)の位置にある
    データを始点として2n×2n画素ブロックに対してジグ
    ザグ・スキャン・アドレスを生成するとき、ジグザグ・
    スキャン・アドレスの前値に対する差分を、その変化の
    状態により−(X−1)で始まり中間は−(X−1)が
    連続し1で終わるグループと、(X−1)で始まり
    間は(X−1)が連続しXで終わるグループと、(X
    −1)で始まり中間は(X−1)が連続し1で終わるグ
    ループと、−(X−1)で始まり中間は−(X−1)
    が連続しXで終わるグループの4グループに分類し、
    ジグザグ・スキャン・アドレス生成開始時に出現する差
    分値1をグループ、そのグループ内に含まれる差分の
    数を1と見なして、最初、グループ内に含まれる差分の
    数を1から始めて2n -1 になるまで1づつ増加させなが
    らグループを交互に出現させる操作を行い、次
    に、グループ内に含まれる差分の数が2nになるとグル
    ープを出現させ、その後はグループ内に含まれる差分
    の数を1づつ減少させながらグループを交互に出
    現させる操作を行うことにより、ジグザグ・スキャン・
    アドレスの前値に対する差分を得ることを特徴とするジ
    グザグ・スキャン・アドレス生成方法。但し、nは自然
    数、2 n は2のn乗、XとYは両方とも2のn乗以上の
    整数、aとbは両方とも0以上(X−2 n )、即ち(X
    −2のn乗)以下の整数。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のジグザグ・スキャン・ア
    ドレス生成方法に使用する回路であって、0から始まり
    1づつ増加し、2n −1に達した後、1つづ減少し、0
    に戻るnビットのアップ・ダウンカウンタと、カウント
    ダウンして0になると、このアップ・ダウンカウンタと
    同じ値をロードするダウンカウンタ、またはカウントア
    ップして前記アップ・ダウンカウンタと同じ値になると
    リセットされ、0に戻るアップカウンタを備え、前記ア
    ップ・ダウンカウンタがアップモードであるとき、前記
    アップ・ダウンカウンタのLSBによりグループ
    を識別し、前記アップ・ダウンカウンタがダウンモード
    であるとき、前記アップ・ダウンカウンタのLSBによ
    りグループを識別することを特徴とするジグザグ
    ・スキャン・アドレス生成回路。
  3. 【請求項3】 2入力EX.ORゲートの第1の入力に
    アップカウンタの出力、第2の入力に1を入力すること
    によりアップカウンタの出力の各ビットを反転し、等価
    的にダウンカウンタとして使用し、または2入力EX.
    ORゲートの第1の入力にダウンカウンタの出力、第2
    の入力に1を入力することによりダウンカウンタの出力
    の各ビットを反転し、等価的にアップカウンタとして使
    用してアップ・ダウンカウンタに代えたことを特徴とす
    る請求項2記載のジグザグ・スキャン・アドレス生成回
    路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
中川伸一 他,DCT用ジグザグ・アドレス生成器の回路構成,1992年電子情報通信学会春季大会講演論文集,日本,社団法人 電子情報通信学会,分冊5 C−586,5−207

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