JP2698950B2 - 塩化ビニル樹脂組成物 - Google Patents
塩化ビニル樹脂組成物Info
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Description
に係わり、特に、Ca−Zn系安定剤の熱安定化を向上
させるためにハイドロタルサイト(Mg−Al)を使用
した塩化ビニル樹脂の成形時における発泡現象を抑制
し、熱安定効果を高くすることのできる塩化ビニル樹脂
組成物に関する。
いて被覆する絶縁電線、ケーブル等が多くなってきてい
る。このような電線、ケーブル等の絶縁に使用される合
成樹脂には、主として塩化ビニル樹脂が用いられてい
る。また、この塩化ビニル樹脂としては、機械的にもか
なり強く難燃性で、耐薬品性・電気特性が良く、着色も
自由で機械加工も良いところから軟質ポリ塩化ビニルが
用いられている。このような塩化ビニル系樹脂によって
被覆された絶縁電線、ケーブル等は、屋内外に布設され
常時外界と接した状態となっている。この塩化ビニル絶
縁電線、塩化ビニル樹脂ケーブルは、例えば電力ケーブ
ルの場合、電力を供給する導体の上に内部半導電層を被
覆し、この内部半導電層の上に絶縁体を被覆し、この絶
縁体の上に外部半導電層を被覆し、この外部半導電層の
上に最外層としてシースが被覆されている。これら内部
半導電層、絶縁体、外部半導電層、シースには、合成樹
脂が用いられている。
覆する際、また、布設後、外界に晒され、外部から熱を
受ける。これらの熱により、脱塩酸を生じて分解し、塩
化ビニル樹脂は劣化し、甚だしい場合には、ボロボロに
なる。塩化ビニル樹脂は、劣化によって絶縁性が低下す
る。そこで、近年は、このような押し出し被覆時の熱に
よって塩化ビニル樹脂が劣化するのを防止するため、塩
化ビニル樹脂に熱安定剤を含有させている。この熱安定
剤として従来は、主として三塩基性硫酸鉛(トリベー
ス)を中心とした鉛系安定剤が使用されている。
塩化ビニル樹脂は、食品用、医療用の容器などに使用す
ることができない。このため食品用、医療用の容器など
に使用する塩化ビニル樹脂には、熱安定剤にPbやBa
系の重金属系安定剤を使用せずに、Ca−Zn系安定剤
を用いて無毒塩化ビニル組成物としている。ところが、
熱安定剤としてCa−Zn系安定剤を使用した無毒塩化
ビニル樹脂は、押出成形時に受ける熱により、その熱安
定性効果が低いため、塩化ビニルの熱劣化が起こりやす
く押出成形品には使用し難かった。
作用のあるハイドロタルサイトをCa−Zn系安定剤と
共に使用することによって、熱安定性効果を飛躍的に向
上させることが行われている。
イドロタルサイトは、加熱すると300℃前後で層間水
が完全に脱離する。このため、ハイドロタルサイトは、
300℃以下の温度で熱処理する場合には、極めて強い
吸水性・吸湿性を有することになる。したがって、ハイ
ドロタルサイトを含有する塩化ビニル樹脂を300℃以
下の温度で成形する場合には、ハイドロタルサイトの極
めて強い吸水性・吸湿性のため、塩化ビニル樹脂を押出
し成形後、樹脂が冷却安定するまでに吸水(吸湿)す
る。ところが、この押出した水分は、押出し成形熱によ
って急激に熱せられ、膨脹気化し、この水分の気化現象
が成形品への発泡現象となって現れ、不良品を発生させ
るという問題点を有している。
定剤を使用した無毒塩化ビニル樹脂の熱安定性を向上さ
せるために含有するハイドロタルサイトを多量に添加す
ることができず、熱安定性を十分向上させることができ
ないという問題点を有している。
定剤を使用した無毒塩化ビニル樹脂にハイドロタルサイ
トを多量に添加しても、成形時の発泡を抑制することが
でき、高い熱安定性を得ることのできる塩化ビニル樹脂
組成物を提供することを目的としている。
に、本発明の塩化ビニル樹脂組成物においては、Ca−
Zn系安定剤配合したポリ塩化ビニル樹脂にハイドロタ
ルサイトを配合してなる塩化ビニル樹脂組成物におい
て、前記塩化ビニル樹脂に疎水性シリカを配合して構成
したものである。
水性シリカを、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対
し、0.3〜10重量部配合するのが好ましい。
の塩化ビニル樹脂組成物においては、ポリ塩化ビニル樹
脂100重量部に、可塑剤20〜150重量部、充填剤
0〜100重量部、Ca−Zn系安定剤0〜10重量部
(但し、0重量部を除く)、ハイドロタルサイト0.3
〜10重量部、疎水性シリカ0.3〜10重量部を混合
して構成したものである。
脂にハイドロタルサイトを配合してなる塩化ビニル樹脂
組成物に疎水性シリカを配合して構成しているため、成
形時の発泡を抑制することができる。このことは、塩化
ビニル樹脂に疎水性シリカを、ポリ塩化ビニル樹脂10
0重量部に対し、0.3〜10重量部配合することによ
って達成される。また、ポリ塩化ビニル樹脂100重量
部に、可塑剤20〜150重量部、充填剤0〜100重
量部、Ca−Zn系安定剤0〜10重量部(但し、0重
量部を除く)、ハイドロタルサイト0.3〜10重量
部、疎水性シリカ0.3〜10重量部を混合して構成し
ているため、ハイドロタルサイトを多量に添加しても成
形時に発泡するのを抑制でき、高い熱安定性を得ること
ができる。
a−Zn系安定剤を配合したポリ塩化ビニル樹脂にハイ
ドロタルサイトを配合してなる塩化ビニル樹脂組成物に
疎水性シリカを配合する。
Al2 (OH)16CO3 ・4H2 O〕で、ソ連のウラル
地方やノルウェーのスナルムで産出される天然鉱物であ
り、産出量が僅かであるため、一般には、天然鉱物を含
め、近年工業的に合成したハイドロタルサイト類化合物
の〔Mg4・5 Al2 (OH)13CO3 ・3・5H2 O〕
を指している。このハイドロタルサイトは、ポリマーの
腐食性を顕著に抑制し、耐熱性や耐候性を向上させる作
用がある。ハイドロタルサイトは、層間水が180℃か
ら脱水を始め、280℃でピーク温度に達し、約300
℃で完全脱離する。また、ハイドロタルサイトは、30
0℃以下の処理の場合、強い吸水性を示し、完全復水す
るまで吸湿する。
後の塩化ビニル樹脂である。このポリ塩化ビニル樹脂に
疎水性シリカを配合する。
IO2 )表面のシラノール基の一部又は全部をメチル基
で置換したもので、ポリ塩化ビニル樹脂に均一に分散す
ることができる。ポリ塩化ビニル樹脂に疎水性シリカを
配合することにより、疎水性シリカの撥水作用によりハ
イドロタルサイトの吸水作用を抑制し、加工時の発泡現
象を低下させる。塩化ビニル樹脂に配合する疎水性シリ
カは、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し、0.3
〜10重量部配合する。疎水性シリカの配合量を0.3
重量部以上としたのは、疎水性シリカの配合量を0.3
重量部未満では、疎水性シリカの撥水作用によって発泡
を抑制することができないためである。また、疎水性シ
リカの配合量を10重量部未満としたのは、疎水性シリ
カの配合量を10重量部を超えて配合すると、疎水性シ
リカが微粒子で嵩比重が低いため、生産性が悪いからで
ある。この疎水性シリカの配合量の程度は、ハイドロタ
ルサイトの配合量によって決定される。
リ塩化ビニル樹脂100重量部に、可塑剤20〜150
重量部、充填剤0〜100重量部、Ca−Zn系安定剤
0〜10重量部(但し、0重量部を除く)、ハイドロタ
ルサイト0.3〜10重量部、疎水性シリカ0.3〜1
0重量部を混合して構成される。可塑剤は、具体的には
フタル酸エステル、ポリエステル、トリメリット酸エス
テル系等である。この可塑剤の配合量の程度は、製品要
求硬度に合わせて適宜選択する。充填剤は、具体的には
炭酸カルシウム、タルク、クレー等である。この充填剤
の配合量の程度は、製造コスト、絶縁特性、形状保持性
等の要求に合わせて適宜選択する。安定剤は、具体的に
はCa−Zn系及びケイ酸カルシウム系、アルカリ土類
金属のケイ酸塩等がある。この安定剤の配合量の程度
は、熱安定性の要求に合わせて適宜選択する。ハイドロ
タルサイトの配合量の程度は、熱安定性の要求に合わせ
て適宜選択され、ハイドロタルサイトの配合量が多いほ
ど熱安定性はよくなる。
例と比較して説明する。 実施例1 本実施例は、PVC(平均重合度1300のポリ塩化ビ
ニル、以下同じ)(具体的には、三井東圧株式会社製)
100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的に
は、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸カ
ルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重量
部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式会
社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブレ
ンドしたもの)3重量部、ハイドロタルサイト(具体的
には、協和化学株式会社製 アルカマイザー2)10重
量部、疎水性シリカ(具体的には、日本アエロジル株式
会社製 アエロジルR−972)0.3重量部を配合し
たものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式
会社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブ
レンドしたもの)3重量部、ケイ酸カルシウム2重量
部、ハイドロタルサイト(具体的には、協和化学株式会
社製 アルカマイザー2)5重量部、疎水性シリカ(具
体的には、日本アエロジル株式会社製 アエロジルR−
972)0.3重量部を配合したものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式
会社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブ
レンドしたもの)3重量部、ケイ酸カルシウム3重量
部、ハイドロタルサイト(具体的には、協和化学株式会
社製 アルカマイザー2)5重量部、疎水性シリカ(具
体的には、日本アエロジル株式会社製 アエロジルR−
972)1重量部を配合したものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式
会社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブ
レンドしたもの)5重量部を配合したものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式
会社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブ
レンドしたもの)3重量部、ハイドロタルサイト(具体
的には、協和化学株式会社製 アルカマイザー2)2重
量部を配合したものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式
会社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブ
レンドしたもの)2重量部、ハイドロタルサイト(具体
的には、協和化学株式会社製 アルカマイザー2)10
重量部を配合したものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、Ca−Zn系安定剤(具体的には、水澤化学株式
会社製 StabinexNT−C1とStabinexNT−Z1のブ
レンドしたもの)3重量部、ケイ酸カルシウム2重量部
を配合したものである。
製)100重量部に対して、フタル酸系可塑剤(具体的
には、積水化学株式会社製 DOP)45重量部、炭酸
カルシウム(具体的には、重質炭酸カルシウム)30重
量部、ケイ酸カルシウム2重量部、ハイドロタルサイト
(具体的には、協和化学株式会社製 アルカマイザー
2)3重量部を配合したものである。
成物と、従来の塩化ビニル樹脂組成物のそれぞれについ
て、210℃動的熱安定性試験、コンゴーレッド熱安定
性試験、210℃押出加工試験の比較結果が表1に示し
てある。210℃動的熱安定性試験は、ラボプラストミ
ル(株式会社東洋精機製作所製)のミキサーで槽内に試
料を投入し、槽内を210℃の設定温度に保ち、この槽
を45rpmで回転させたときに何分間で槽内の試料が
焼けて槽回転のトルクが上がるかを測定するものであ
る。コンゴーレッド熱安定性試験は、JISK6723
の熱安定性試験で、180℃で試料を加熱した場合、こ
の加熱された資料から塩化水素ガスの発生が何分で起こ
るかを測定する試験である。210℃押出加工試験は、
ラボプラストミル(株式会社東洋精機製作所製)の押出
し機(20mm)を使用して、210℃の設定温度で、
45rpmでヒモ形状に押し出しを行い、ヒモの断面を
カッター刃で切って発泡の有無を確認するものである。
2、No.3、No.5)は、いずれもハイドロタルサ
イト(具体的には、協和化学株式会社製 アルカマイザ
ー2)を配合している。しかし、表1の成分表から明ら
かな如く、実施例(No.1〜No.3)は、いずれも
疎水性シリカ(具体的には、日本アエロジル株式会社製
アエロジルR−972)を配合しているのに対し、従
来例(No.2、No.3、No.5)は、いずれも疎
水性シリカ(具体的には、日本アエロジル株式会社製
アエロジルR−972)が配合されていない。従来例N
o.1と従来例No.4は、いずれもハイドロタルサイ
ト(具体的には、協和化学株式会社製 アルカマイザー
2)も疎水性シリカ(具体的には、日本アエロジル株式
会社製 アエロジルR−972)も配合されていない。
来例の210℃動的熱安定性試験結果が、ハイドロタル
サイト、ケイ酸カルシウムを配合していない従来例N
o.1で最短で34分、ハイドロタルサイトを3重量
部、ケイ酸カルシウムを2重量部配合した従来例No.
5が最長の132分であるのに対し、本発明による21
0℃動的熱安定性試験結果は、最長の132分である従
来例No.5に対しても、1.1倍〜1.3倍と熱安定
性が増加している。すなわち、実施例No.1が153
分、実施例No.2が147分、実施例No.3が17
2分と、いずれも従来例(No.1)の34分よりも飛
躍的に優れた特性を示している。
例のコンゴーレッド熱安定性試験結果が、ハイドロタル
サイト、ケイ酸カルシウムを配合していない従来例N
o.1で最短で77分、Ca−Zn系安定剤2重量部、
ハイドロタルサイト10重量部配合した従来例No.3
が最長の141分であるのに対し、本発明によるコンゴ
ーレッド熱安定性試験結果は、最長の141分である従
来例No.3に対しても、1.26倍〜1.4倍と熱安
定性が増加している。すなわち、実施例No.1が19
3分、実施例No.2が189分、実施例No.3が1
98分と、いずれも従来例(No.1)の77分よりも
飛躍的に優れた特性を示している。
来例の210℃押出加工試験結果が、ハイドロタルサイ
トを配合していない従来例No.1と従来例No.4が
発泡無しとなっているが、ハイドロタルサイトを配合し
た従来例No.2、従来例No.3、従来例No.5の
いずれもが、発泡現象が見られるのに対し、本発明によ
る210℃押出加工試験結果は、いずれのものにも発泡
現象が見られない。210℃動的熱安定性試験結果とコ
ンゴーレッド熱安定性試験結果とを勘案しながら210
℃押出加工試験結果をみると、ハイドロタルサイトを配
合していない従来例No.1と従来例No.4は、発泡
現象は発生しないが、210℃動的熱安定性試験結果と
コンゴーレッド熱安定性試験結果とからわかるように熱
安定性が非常に悪い。また、ハイドロタルサイトを配合
した従来例No.2、従来例No.3、従来例No.5
は、210℃動的熱安定性試験結果とコンゴーレッド熱
安定性試験結果とから熱安定性の向上は見られるが、発
泡現象が発生してしまい成形品の品質に問題が生じる。
これに対して、実施例(No.1〜No.3)は、21
0℃動的熱安定性試験結果とコンゴーレッド熱安定性試
験結果とから従来例より熱安定性が遥かに向上し、実施
例(No.1〜No.3)のいずれにもハイドロタルサ
イトが配合されているが、発泡現象の発生は抑制され、
いずれの実施例にも発泡現象の発生は見られない。この
ように、本発明によれば、従来例に比して、ハイドロタ
ルサイトの配合量増加してもハイドロタルトサイトの吸
水性、吸湿性を抑制し、成形時における発泡現象を抑制
し、熱安定効果の高い無毒塩化ビニル組成物を得ること
ができる。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ル樹脂にハイドロタルサイトを配合してなる塩化ビニル
樹脂組成物に疎水性シリカを配合して構成しているた
め、成形時の発泡を抑制することができる。
化ビニル樹脂100重量部に対し、0.3〜10重量部
配合することによってハイドロタルサイトを多量に配合
しても発泡現象を抑制することができ、このハイドロタ
ルサイトを多量に配合することにより、より高い熱安定
性を得ることができる。
に、可塑剤20〜150重量部、充填剤0〜100重量
部、Ca−Zn系安定剤0〜10重量部(但し、0重量
部を除く)、ハイドロタルサイト0.3〜10重量部、
疎水性シリカ0.3〜10重量部を混合して構成してい
るため、ハイドロタルサイトを多量に添加しても成形時
に発泡するのを抑制でき、高い熱安定性を得ることがで
きる。
Claims (3)
- 【請求項1】 Ca−Zn系安定剤配合したポリ塩化ビ
ニル樹脂にハイドロタルサイトを配合してなる塩化ビニ
ル樹脂組成物において、前記塩化ビニル樹脂に疎水性シ
リカを配合したことを特徴とする塩化ビニル樹脂組成
物。 - 【請求項2】 上記塩化ビニル樹脂に配合する疎水性シ
リカは、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し、0.
3〜10重量部である請求項1記載の塩化ビニル樹脂組
成物。 - 【請求項3】 ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に、可
塑剤20〜150重量部、充填剤0〜100重量部、C
a−Zn系安定剤0〜10重量部(但し、0重量部を除
く)、ハイドロタルサイト0.3〜10重量部、疎水性
シリカ0.3〜10重量部を混合してなる塩化ビニル樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
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JP1992A JP2698950B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
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JP1992A JP2698950B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 塩化ビニル樹脂組成物 |
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Family Applications (1)
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