JP2697317B2 - ハングル文字入力装置 - Google Patents

ハングル文字入力装置

Info

Publication number
JP2697317B2
JP2697317B2 JP3009419A JP941991A JP2697317B2 JP 2697317 B2 JP2697317 B2 JP 2697317B2 JP 3009419 A JP3009419 A JP 3009419A JP 941991 A JP941991 A JP 941991A JP 2697317 B2 JP2697317 B2 JP 2697317B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
character
key
input
hangul
initial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3009419A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04253264A (ja
Inventor
▲じん▼ 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3009419A priority Critical patent/JP2697317B2/ja
Priority to KR1019910025079A priority patent/KR960016883B1/ko
Publication of JPH04253264A publication Critical patent/JPH04253264A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2697317B2 publication Critical patent/JP2697317B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキー入力されるハングル
字母を組み立てることにより、ハングル文字を形成する
ハングル文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハングル文字(以下ハングルと略記す
る)は韓国語の音節を表す文字であり、一ハングル(文
字)で一音節を表す。
【0003】この一ハングルは更に複数のハングル字母
(以下字母と略記する)を組み合わされることにより形
成されており、この組み合わせにより大きく二種類に分
類することができる。
【0004】 初音(子音)+中音(母音) 初音(子音)+中音(母音)+終音(子音) ハングルを構成する初音,中音,終音字母を表1に示
す。
【0005】
【表1】
【0006】このように初音字母は19種類、中音字母
は21種類、終音字母は27種類ある。このうち初音お
よび終音は子音を表すものであるが、初音と終音の両方
で使用される字母が16種類、初音のみに使用される字
母が3種類、終音のみで使用される字母が11種類ある
ので、合わせて30種類の子音を表す字母が存在するこ
とになる。
【0007】ちなみに、上記の構成では399通りの
字母の組み合わせ(初音字母19×中音字母21)が考
えられ、上記の構成では10,773通りの字母の組
み合わせ(初音字母19×中音字母21×終音字母2
7)が考えられるが、一般に使用されるハングルは約
2,300文字である。
【0008】ところでハングルをキー入力して文書処理
等を行う情報処理装置では、キーボードにおけるキー配
列および入力方式が問題となってくる。勿論キー配列が
覚えやすく、かつ入力速度が速いキー配列および入力方
式の実現が望まれている。
【0009】しかし上記のように子音の字母が30種
類、母音(中音)の字母が21種類で合計51種類の字
母を入力するために51個のキーを配列することはキー
が多すぎて非現実的である。
【0010】そこでより効率よくキー入力を可能とする
ハングル入力用キーボードおよび入力方式が提案されて
いる。この一例として、提案されたもののうち実用化さ
れて最もよく使用されているハングル入力用キーボード
を図7に示す。
【0011】図7のキーボード9には、初音および終音
を入力するための子音字母キー91が14個と、中音を
入力するための母音字母キー92が12個、計26個の
キーが配列されている。図中の字母キー以外にも、図示
しないがシフトキーが設けられており、一つのキーに2
つの字母が刻印されている場合は、字母キーと同時にシ
フトキーを打鍵することにより、上側に刻印されている
字母が入力されるようになっている。
【0012】この配列を見ると、左側には子音字母キー
91が配列されており、右側には母音字母キー92が配
列されている。つまり左手打鍵で初音字母および終音字
母を入力するようにし、右手打鍵で中音字母を入力する
ように構成してあるので、原則として左右交互に打鍵で
きるようにしたものである。
【0013】なお、図示しないが図7のキーボード9か
ら発生するキーコードに基づき、入力処理プログラムが
字母を格納するテーブルより対応する字母のコードを検
索し、さらにこのコードを複数組み合わせてハングル組
み立て辞書をアクセスし、対応するハングルを出力する
処理が実行される。
【0014】さらに多くの場合、形成されたハングルは
逐次ディスプレイに表示されるが、これは初音字母が入
力された段階では初音字母のみがディスプレイに表示さ
れ、中音字母、終音字母が入力されるのに伴い逐次ハン
グルを組み立てて前の字母を更新して表示するように構
成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図7に示すキ
ーボードを使用する場合、不便な点が二つある。第一
に、このキーボード9には全ての字母が用意されている
ものではないので、キー配列がなされていない字母を入
力するためには複数回の打鍵をしなければならない。
【0016】用意されていない字母は、中音字母のB1
5からB21と、終音字母のC17からC27である
(各英数字は表1において各ハングル字母と対応して記
載したものと同一である、以下同じ)。このうち終音字
母については、初音字母と用いないものは用意されてい
ないわけであり、言い換えれば子音字母キー91は初音
字母の分しか用意されていないことになる。
【0017】B15以降の中音字母を入力するために
は、B14以前の母音字母キー92を2回打鍵すること
により組み立てなくてはならない。例えば、B15の中
音字母はB05の字母キーとB01の字母キーとを打鍵
することにより組み立てられるものである。
【0018】同様にC17以降の終音字母を入力するた
めには、C09以前の子音字母キー91を2回打鍵する
ことにより組み立てなくてはならない。例えば、C17
の終音字母は、C01の子音キーとC07の子音キーと
を打鍵することにより組み立てられるものである。
【0019】このため、一ハングル(一音節)を入力す
るのには、初音1回、中音2回、終音2回、合計5回打
鍵しなければならない場合がある。第二に、初音字母と
終音字母は同じ子音字母キーを用いて打鍵入力されるの
で、子音字母キー91が打鍵されたときには、入力処理
プログラムで直ちに発生したコードが初音字母であるか
終音字母であるかを判断することができない。
【0020】例えば、初音字母と中音字母が入力された
後で子音字母キー91の打鍵がされた場合は、これが終
音字母であって先に入力された字母と合わせて一ハング
ルを形成するものであるのか、これは初音字母であって
次の音節の入力がなされているものであるかを入力処理
プログラムが判断するには、次に打鍵されるキーが子音
であるのか、母音即ち中音であるのかを認識する必要が
ある。
【0021】また上記のように字母が入力される毎にデ
ィスプレイの表示内容が更新される場合には、中音字母
が入力された後に子音字母キー91が打鍵されると、一
旦それを終音字母とみなしてハングルが表示されること
になる。ところが、その直後に中音字母が打鍵された場
合には、先の子音字母は実は初音字母であるので、前に
入力が終了したハングルから終音字母を取り除く必要が
生じる。このため初音字母を入力した際にはオペレータ
が意図していないハングル(終音字母を加えて組み立て
たハングル)が表示され、その後に中音字母を入力した
後で前のハングルの表示を変更する(終音字母を取り除
く)ことになるので、ディスプレイが見苦しく、またこ
の処理のための処理プログラムが必要である等、問題が
あるものであった。
【0022】本発明は以上の課題に鑑みなされたもので
あって、入力速度を速く、ハングルの確定が速くなり使
用性が向上したハングル文字入力装置の提供を目的とす
る。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する第
一の発明は、ハングル文字を構成する字母を複数回打鍵
入力することによりハングル文字を入力するハングル文
字入力装置において、キーボード1には、初音字母と中
音字母とを共通に割り当てた複数の初音中音字母入力キ
ー11を設けると共に、初音字母入力モードと中音字母
入力モードを設け、前記初音中音字母入力キー11の打
鍵ごとに前記初音字母入力モードと中音字母入力モード
とを切り換えるよう構成したことを特徴とするハングル
文字入力装置である。
【0024】上記の課題を解決する第二の発明は、キー
ボード1による打鍵入力に基づいてハングル文字を構成
する字母のコードを作成し、該複数個の字母のコードに
基づいてハングル辞書5をアクセスして対応するハング
ル文字のコードを出力するハングル文字入力装置におい
て、キーボード1には、初音字母と中音字母とを共通に
割り当てた複数の初音中音字母入力キー11を設け、字
母コードを作成する手段2,3は、初音字母入力モード
であるか中音字母入力モードであるかを示す字母入力モ
ードフラグ7を設け、前記初音中音字母入力キー11の
打鍵によるキーコードを受け取ったときは該キーコード
および該モードフラグ7が示す値との両方に基づいて字
母コードを作成し、その後該モードフラグ7の値を反転
するように構成したことを特徴とするハングル文字入力
装置である。
【0025】上記の課題を解決する第3の発明は、ハン
グル文字を構成する字母を複数回打鍵入力することによ
りハングル文字を入力するハングル文字入力装置におい
て、キーボード1では初音字母入力キーと終音字母入力
キーとを分けてキーを割当てたことを特徴とするハング
ル文字入力装置である。
【0026】上記の課題を解決する第4の発明は、キー
ボード1による打鍵入力に基づいてハングル文字を構成
する字母のコードを作成し、該字母コードを字母コード
バッファ4に書き込み、該字母コードバッファ4中に格
納された複数個の字母コードに基づいてハングル辞書5
をアクセスし、対応するハングル文字のコードを出力す
るハングル文字入力装置において、キーボード1は、初
音字母入力キーと終音字母入力キーとを分けて割当て、
字母コードを作成する手段2,3は、初音字母入力キー
の打鍵によるキーコードを受け取ったときには、前記字
母コードバッファ4をクリアしてから、該キーコードに
基づいて作成した字母コードを前記字母コードバッファ
4に書き込むことを特徴とするハングル文字入力装置で
ある。
【0027】上記の課題を解決する第五の発明は、ハン
グル文字を構成する字母を複数回打鍵入力することによ
りハングル文字を入力するハングル文字入力装置におい
て、前記キーボードは、初音字母または終音字母を入力
するキーについては1個のキーに同じ子音系列である平
音の字母と、激音の字母と、濃音の字母とを割当ると共
に、第1及び第2のシフトキー13,14を設け、上記
字母入力キーに割り当てられた字母のうち平音の字母は
当該キーのみを打鍵することにより入力し、激音の字母
を入力するときには割り当てられた字母入力キーと前記
第1のシフトキー13とを同時に打鍵することにより入
力し、濃音の字母を入力するときには割り当てられた字
母入力キーと前記第2のシフトキー14とを同時に打鍵
することにより入力することを特徴とするハングル文字
入力装置である。
【0028】
【作用】第一および第二の発明では、入力キーの数を少
なくするために、初音字母の入力キーと中音字母の入力
キーとを同一のキーに割り当てるようにした。即ち初音
字母を入力してから中音字母を入力するという順序は常
に一定であるので、初期状態は初音字母入力モードであ
り、一回の打鍵毎に入力モードを切り換えるように構成
したので、最初の打鍵では初音字母が入力され、次の打
鍵では中音字母が入力される。
【0029】第三および第四の発明では初音字母と終音
字母の入力キーを重複しないように割り当てて、初音字
母の入力により字母コードバッファがクリアされる構成
とした。このため中音字母の入力後に初音字母が入力さ
れると、この初音字母は先の中音字母により組み立てら
れたハングルの次のハングルであることが明らかとな
る。このため、特に上記のように字母が入力される毎に
ディスプレイの表示内容が更新される場合には、終音字
母の入力とみなしてハングルを組み立ててしまい、次の
中音字母の入力により前に入力が終了したハングルから
終音字母を取り除くといった処理は不要となる。このた
め表示の見苦しさを感じることもなくなり、またこのた
めの処理プログラムが不要となる。
【0030】第五の発明では初音字母あるいは終音字母
を平音、激音、濃音の三種類に分類し、平音は字母入力
キーのみを打鍵して入力し、激音は字母入力キーと第一
のシフトキーとを同時打鍵することにより入力し、濃音
は字母入力キーと第二のシフトキーとを同時打鍵するこ
とにより入力する。これにより字母入力キーを削減する
ことが可能であり、また同一のキーには同一の子音系列
の平音、激音、濃音を割り当てることにより、簡単に入
力が可能となる。
【0031】これら上記の各発明を適宜組み合わせるこ
とにより、字母入力キーの数が少なく、かつ1ハングル
の入力に必要とする打鍵数が少ない、使い勝手の良いハ
ングル文字入力装置が実現できる。
【0032】
【実施例】以下図面に基づき本発明の一実施例を詳細に
説明する。まず、図1のハングル文字入力装置の構成を
説明する。
【0033】図1中、1はキーボードであり、キーの配
列は図2に示されている。2は字母コードテーブルであ
り、ハングル字母毎に割り当てられるコードが格納され
ている。後述するように初音字母を入力する場合と中音
字母を入力するときは同じキーの打鍵による同じキーコ
ードが入力されるので、モードフラグ7の値とともにテ
ーブルをアクセスするアドレスが作成され、字母固有の
字母コードが読みだされる。なお、終音字母のうち初音
字母と共通のものは同一の字母コードを割当ても良い
し、別の字母コードを割り当てるか、終音字母であるこ
とを示す情報を付加するようにしても良い。後者のよう
にすれば、誤って初期状態で終音字母が入力された場合
の異常処理の際に都合が良い。
【0034】3はキーボード1から送られるキーコード
に基づき字母コードテーブル2をアクセスし、字母コー
ドを読み出して出力する字母コード出力手段である。ま
た、本実施例の装置においてはモードフラグ7が設けら
れている。この字母コード出力手段3は、キーボード1
からのキーコードと(キーボード1には後述するように
シフトキー13,14があるので、複数のキーコードが
送られるときもある)、このモードフラグ7の値に基づ
いて字母コードテーブル2をアクセスするためのアドレ
スを作成し、字母コードを読出すものである。
【0035】4は該字母コード出力手段3が出力する複
数の字母コードが格納される字母コードバッファであ
る。5はハングルに対応するコードが格納されているハ
ングル辞書である。この辞書には実際に使用される約
2,300種類のハングルの各々に対応するコードが格
納されている。
【0036】6は字母コードバッファ4に格納されてい
る複数の字母コードを読み出してこの情報を基にハング
ル辞書5をアクセスするためのアドレスを作成し、ハン
グルコードを読み出して出力するハングル検索手段であ
る。
【0037】8は表示手段であり、ディスプレイ80と
図示しない画面コードバッファ、キャラクタジェネレー
タ等により構成されるものであり、ハングル辞書検索手
段6の出力を画面表示するものである。
【0038】なお、ハングル検索手段6の出力は、ディ
スプレイ80に表示するために表示手段8に供給される
他、ハングル・漢字変換処理を行う手段にも供給される
が、これは従来の処理装置と同様であるので、図示は省
略した。
【0039】また、図1の構成において、キーボード1
からハングル辞書検索手段6までを同じ筺体(キーボー
ド)として一体化し、ハングルコードを処理装置に出力
するように構成しても良い。この図1に構成を示した本
実施例の装置の動作については、後でより詳しく説明す
る。
【0040】図2は本実施例のキーボード1のキー配列
を示す図であるが、このような配置を採用した理由を説
明する。まず初音字母および中音字母を入力するための
キー配列の説明をする。
【0041】初音字母は19個あるが、これらを音韻上
から三つのグループに分けることができる。
【0042】
【表2】
【0043】中音字母は21個あるが、これらを音韻上
から仮に次の三つのグループに分ける。
【0044】
【表3】
【0045】表3中、グループYはグル─プ0の各母音
の前にyが加わった母音のグループであり、グループW
はグループ0の各母音の前にwが加わった母音グループ
である。
【0046】まず初音字母を入力するキーの割当てを図
3を用いて説明する。図に示すように初音字母入力キー
はキーボードの中段にのみ割り当てられている。なお、
この図3は説明図であり、実際のキーボードの各キーに
このような刻印がなされているものではない。(実際の
キーボードは図2に示している。)図3において、各キ
ーの下段に記された字母は表1における平音であり、こ
れは単独打鍵により入力する。また、各キーの左上に記
された字母は激音を示しており、これは左シフトキー1
3と同時打鍵して入力する。各キーの右上に記された字
母(濃音)は右シフトキーと同時打鍵して入力する。な
お同一キーに割り当てられる平音、激音、濃音は表1を
参照すれば分かるように同一の子音系列のものである。
【0047】次に中音字母を入力するキーの割当てを図
4に示す。図4も図3と同様に説明図であって、実際の
キーの刻印とは異なるものである。このように中音字母
の入力キーもキーボードの中段にのみ割当てられてい
る。図4において、各キーの下段に記された字母は表5
におけるグループ0の字母であり、これは単独打鍵によ
り入力する。また、各キーの左上に記された字母は同一
キーの下段の字母にyが加わった字母であり、これは左
シフトキー13と同時打鍵して入力する。各キーの右上
に記された字母は同一キーの下段の字母にwが加わった
字母であり、これは右シフトキーと同時打鍵して入力す
る。即ち同一のキーに関連のある字母が割り当てられる
ことになる。
【0048】このように初音字母の入力キーと中音字母
の入力キーはキーボードの中段に共用するものとして割
当てられている。これは図2の初音中音入力キー11と
してしめされている。但し、図2は実際のキーの刻印を
示すものであって、初音字母の激音と濃音、および中音
字母の表3におけるグループYとグループWにあたる字
母は刻印されていない。各キーの左側には初音字母が、
右側には中音字母が記されている。
【0049】このように刻印を省略できるのは、上記の
ように同一のキーにはそれぞれ関連のある字母が割当て
られているので、ハングルを使用する人であれば上記の
ような各シフトキーと表2,表3に記された各グループ
の対応関係さえ覚えれば、平音の初音字母もしくはグル
ープ0の中音字母の刻印を見るだけで、容易に連想する
ことができるからである。
【0050】以上のように本実施例においては、同じ中
段のキー11に初音字母と中音字母の双方が割り当てら
れているが、図1の字母コード出力手段3は、字母コー
ドを読出すためには現在打鍵されているのは初音字母で
あるか中音字母であるかを認識する必要がある。
【0051】そこで字母コード出力手段3にモードフラ
グ7を設けることにより、現在のキー打鍵の入力モード
を区別できるようにした。ここで、モードフラグ7がオ
フのときには初音入力モードとし、モードフラグ7がオ
ンのときは中音入力モードとする。フラグの初期値はオ
フである。
【0052】字母コード出力手段3は、初音中音入力キ
ー11が打鍵されたことを示すキーコードを受け取った
ときは、該キーコードと、シフトキー13,14の打鍵
を示すキーコードと、モードフラグ7の値とにより字母
コードテーブル2をアクセスするためのアドレスを作成
し、字母コードを読出す。読み出したあとで、フラグの
値を反転する。
【0053】この構成により、オペレータは上記の方法
で初音字母と中音字母を入力すればよく、初音字母と中
音字母の入力の順序を間違えなければ、字母コード出力
手段3は現在の打鍵が初音字母の入力であるのか、中音
字母の入力であるのかを認識することができる。
【0054】更に、本実施例の装置において、終音字母
を含むハングルの入力方式について説明する。終音字母
は27個であるが、これらをまず初音でも使用する字母
(表1におけるC01からC16)と、終音のみに使用
する字母(表1におけるC17からC27)とに分類す
る。
【0055】このうち初音でも使用する字母については
キーボードの上段に配列し、オペレータが記憶し易いよ
うに、中段のキー11における初音字母の配列と一致さ
せている。そして平音、激音、濃音の入力規則について
も初音字母の入力方法と同一である。但し、初音字母の
うち、終音字母では使用しない字母が3個あるので、こ
れらは上段キー12から削除している。
【0056】終音のみに使用する字母についてはキーボ
ードの下段のキーに割りつけている。なお、キーの割り
つけには中音字母のキーの割りつけ方法と類似した方法
を採用しており、Lと発音する終音字母についてはキー
の左上に刻印し、シフトキー13と同時打鍵することに
より入力する。また、Pと発音する終音字母については
キーの右上に刻印し、これはシフトキー14との同時打
鍵により入力する。キーの下方に刻印されている終音字
母については、字母キーの単独打鍵により入力する。
【0057】終音字母は、初音字母と中音字母に続く第
3打鍵で入力する。以上説明した本実施例のハングル文
字入力装置における字母コード出力手段3の処理動作
を、図1と図2に加え、図5と図6とを用いて説明す
る。
【0058】まず図5の本実施例の動作を示すフローチ
ャートに基づき入力動作の説明をする。 入力待ち状
態(101)で打鍵がなされると、字母コード出力手段
3はキーボード1が発生するキーコードがハングル字母
の入力キーの打鍵によるものであるか否か(例えば数字
入力キーや装置の機能キーの打鍵によるものか)を認識
して(102)、ハングル字母の入力でなければ、入力
キーに基づく処理(数字入力や、各種機能の実行)を行
った後(108)、モードフラグ7をオフにし、また字
母コードバッファ4をクリアする(109)。これは次
の字母キー入力が初音字母の入力になるようにするため
である。
【0059】 ハングル字母の入力であれば、該キー
入力が初音字母の入力であるのか中音字母あるいは終音
字母の入力であるのかを判断する(103)。これはキ
ーコードにより終音字母の入力であることは認識でき、
また初音中音字母入力キー11の打鍵によるキーコード
であれば、モードフラグ7の値を参照してフラグがオフ
であれば入力されるのは初音字母となる。そして初音字
母の入力であれば字母コードバッファ4をクリアする
(104)。
【0060】 続いて字母コード出力手段3は、キー
コードおよびモードフラグ7の値により字母コードテー
ブル2から字母コードを読みだし、字母コードバッファ
4に書き込む(105)。その後で、打鍵されたのが初
音中音字母入力キー11であった場合は、モードフラグ
7の値を反転する(106,107)。
【0061】 その後は入力待ち(101)の状態に
戻る。更に図6によりハングルの具体的な入力例を説明
する。左側のブロックは打鍵されたキーを示し、中側の
ブロックは左側ブロックの打鍵に基づく字母コード出力
手段3による処理を示している。
【0062】また右側のブロックはディスプレイ80の
表示を示すものである。これは中側のブロックに示す字
母コード出力手段3によって格納された字母コードを含
む複数の字母コードを字母コードバッファ4よりハング
ル辞書検索手段が読みだして、対応するハングルコード
を出力するが、この出力に対応する画面表示を示してい
る。ちなみに、図6のハングルは韓国語で「傘」の意味
である。また文中で字母は表1で示した英数字の記号を
使用している。
【0063】イ) まずキー11Aが打鍵されると(2
01)、初期状態ではモードフラグはオフ、即ち初音字
母入力モードであるので、初音字母A08に対応する字
母コードが字母コードバッファ4に書き込まれ、その後
モードフラグ7をオンにする(202)。そしてディス
プレイ80にはこの初音字母A08が表示される(20
2)。
【0064】ロ) キー11Bが打鍵されると(21
1)、モードフラグ7がオン、即ち中音字母入力モード
であるので、中音字母B07に対応する字母コードが字
母コードバッファ4に書き込まれ、その後モードフラグ
7をオフにする(212)。ディスプレイには先に入力
した初音字母A08と中音字母B07の組み合わせによ
るハングルが表示される(213)。
【0065】ハ) キー11Cが打鍵されると(22
1)、モードフラグ7がオフであるので初音字母入力モ
ードであり、字母コードバッファ4をクリアしてから初
音字母A07に対応する字母コードが字母コードバッフ
ァ4に書き込まれ、その後モードフラグをオンにする
(222)。ディスプレイ80にはこの初音字母A07
が先のイ),ロ)で入力されたハングルに続いて表示さ
れる(223)。
【0066】ニ) キー11Dが打鍵されると(23
1)、モードフラグ7がオンであるので中音字母入力モ
ードであり、中音字母B01に対応する字母コードが字
母コードバッファ4に書き込まれ、その後モードフラグ
7をオフにする(232)。ディスプレイにはハ)で入
力された初音字母A07とこの中音字母B01との組み
合わせによるハングルが表示される(233)。
【0067】ホ) さらにキー12Aが打鍵されると
(241)、終音字母C02に対応する字母コードが字
母コードバッファ4に書き込まれる。なお終音字母入力
キーの打鍵であるので、モードフラグ7はオフの初音字
母入力モードのままである(242)。また字母コード
バッファ4はクリアされないので、ハ),ニ)で入力さ
れた字母に加えて終音字母C02を組み合わせたハング
ルがディスプレイ80に表示される(243)。
【0068】上記のハングルを入力する場合、従来の装
置では、ステップ221で初音字母A07を入力するつ
もりであっても、それが終音字母C07と共通であるた
め、この終音字母C07を組み合わせてハングルを作っ
てしまっていた。そして中音字母B01の打鍵入力がな
されることにより、先のハングルから終音字母C07を
取り、そして初音字母A07と中音字母B01とを組み
合わせて新しいハングルを作成していた。しかし本実施
例によればこのような処理は不要であるので、見易さの
点でも、処理プログラムの軽減の点でも、効果が大きい
ものである。
【0069】また終音字母のないハングルでは2打鍵
で、終音字母を有するハングルでは3打鍵で入力できる
ので、入力速度が向上するものである。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非常に使い勝手の良いハングル文字入力装置が実現でき
る。
【0071】特に初音字母と中音字母を同一のキーで入
力できる第一および第二の発明と、初音字母または終音
字母を子音の種類毎にシフトキーとの同時打鍵で入力す
る第五の発明により、入力装置のキー数を削減すること
ができ、入力が容易になる。
【0072】また初音字母と終音字母とを別のキーで入
力する第三および第四の発明により、1ハングルの入力
には最高3打鍵で済むようになり、かつ一旦確定したハ
ングルを次の字母入力により変更する必要がないので、
表示の見苦しさはなくなり、そのための処理プログラム
も不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハングル文字入力装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるハングル文字入力装置のキーボー
ド1のキー配列を示す図である。
【図3】図2におけるキーボード1の初音字母入力キー
の割当てを説明する図である。
【図4】図2におけるキーボード1の中音字母入力キー
の割当てを説明する図である。
【図5】図1に示したハングル文字入力装置の一実施例
における字母コード出力手段4の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図6】本発明のハングル文字入力装置による字母入力
の具体例を示す図である。
【図7】従来のハングル文字入力装置のキー配列の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 字母コードテーブル 3 字母コード出力手段 4 字母コードバッファ 5 ハングル辞書 6 ハングル辞書検索手段 7 モードフラグ 8 表示手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハングル文字を構成するハングル字母を複
    数回打鍵入力することによりハングル文字を入力するハ
    ングル文字入力装置において、 キーボード(1)には、初音字母と中音字母とを共通に
    割り当てた複数の初音中音字母入力キー(11)を設
    け、かつ初音,中音字母入力キーと終了字母入力キーと
    を分けて割り当て、 前記初音中音字母キーが押される度にモード反転するモ
    ードフラグ(7)を設け、 前記モードフラグが中音文字を示している時は、前記初
    音中音字母入力キーの打鍵により得られた中音字母と、
    この中音字母の直前に打鍵入力された初音字母とでハン
    グル文字コードを生成出力すると共に、 続いて終音字母キーが押下されると前記生成されたハン
    グル文字コードにこの終音字母を加えたハングル文字コ
    ードを変更出力する様に構成したことを特徴とするハン
    グル文字入力装置。
JP3009419A 1991-01-30 1991-01-30 ハングル文字入力装置 Expired - Fee Related JP2697317B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009419A JP2697317B2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 ハングル文字入力装置
KR1019910025079A KR960016883B1 (ko) 1991-01-30 1991-12-30 한글문자 입력장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3009419A JP2697317B2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 ハングル文字入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04253264A JPH04253264A (ja) 1992-09-09
JP2697317B2 true JP2697317B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=11719849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3009419A Expired - Fee Related JP2697317B2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 ハングル文字入力装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2697317B2 (ja)
KR (1) KR960016883B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008309A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 富士通株式会社 ハングル文字入力装置、ハングル文字入力プログラム、ハングル文字入力方法および入力制御プログラム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100241108B1 (ko) * 1996-03-27 2000-02-01 박해동 한글문자 표준2벌식 자판을 이용한 동타 처리방법
KR101169849B1 (ko) * 2009-12-30 2012-07-30 김성림 문자표시방법

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5384421A (en) * 1976-12-29 1978-07-25 Fujitsu Ltd Input unit for hangul character
JPS56121132A (en) * 1980-02-26 1981-09-22 Canon Inc Character processor
JPH0619768B2 (ja) * 1986-03-19 1994-03-16 日本電気株式会社 日本語入力装置
JPS6368921A (ja) * 1986-09-10 1988-03-28 Ricoh Co Ltd かな入力方法
JPH02105963A (ja) * 1988-10-15 1990-04-18 Kazuo Ishikawa 日本語入力装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013008309A1 (ja) * 2011-07-11 2013-01-17 富士通株式会社 ハングル文字入力装置、ハングル文字入力プログラム、ハングル文字入力方法および入力制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
KR960016883B1 (ko) 1996-12-26
KR920015230A (ko) 1992-08-26
JPH04253264A (ja) 1992-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3904946B2 (ja) 特殊文字を用いて情報を携帯装置に入力するための方法および装置
US5047932A (en) Method for coding the input of Chinese characters from a keyboard according to the first phonetic symbols and tones thereof
JP2005078211A (ja) 中国語入力プログラム
KR100579814B1 (ko) 이동 단말기용 문자 입력 시스템과 이를 이용한 이동 단말기
KR20030049443A (ko) 단말기에서 한글 입력 장치 및 방법
JP2697317B2 (ja) ハングル文字入力装置
KR100322914B1 (ko) 단말기의 한글 입력방법
KR100641448B1 (ko) 단말기의 한글 자음 및 모음 입력방법
KR100366806B1 (ko) 제한된 수의 키를 이용한 이동 통신 단말기의 한글 입력 장치
KR100683338B1 (ko) 이동통신 단말기의 한글 입력 방법
KR100362747B1 (ko) 이동 통신 단말기에서의 한글 입력 방법
JPH04502223A (ja) 記号形成装置
KR20040011279A (ko) 일본어 입력 장치 및 방법
KR100370427B1 (ko) 이동통신 단말기의 한글 입력 방법
KR20050007859A (ko) 중국어 병음 입력을 위한 디지털 전자 장치 및 그의 병음입력방법
JP3328245B2 (ja) キーボードによる文字入力方式、文字入力方法、および記録媒体
KR100388301B1 (ko) 정음 한글/알파벳 입력장치
JP3259619B2 (ja) 仮名入力装置
KR100400694B1 (ko) 휴대폰용 중문코드발생 장치
JP3088476B2 (ja) ミャンマー語入力装置
KR19980013987A (ko) 텐키를 이용한 한글신호입력방법
KR20020012823A (ko) 1개의 문자전환 버튼을 이용한 문자 입력 방법
KR100450587B1 (ko) 문자데이터 입력장치
KR100436426B1 (ko) 다중문자를 구현하는 자판장치 및 그 입력 방법
JPS5819936A (ja) 漢字入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080919

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090919

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees