JP2696507B2 - 複合ろう材のろう付方法 - Google Patents

複合ろう材のろう付方法

Info

Publication number
JP2696507B2
JP2696507B2 JP61312947A JP31294786A JP2696507B2 JP 2696507 B2 JP2696507 B2 JP 2696507B2 JP 61312947 A JP61312947 A JP 61312947A JP 31294786 A JP31294786 A JP 31294786A JP 2696507 B2 JP2696507 B2 JP 2696507B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brazing material
brazing
composite
melting point
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61312947A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63168290A (ja
Inventor
道彦 西島
竜二 品川
Original Assignee
株式会社 徳力本店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社 徳力本店 filed Critical 株式会社 徳力本店
Priority to JP61312947A priority Critical patent/JP2696507B2/ja
Publication of JPS63168290A publication Critical patent/JPS63168290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2696507B2 publication Critical patent/JP2696507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/02Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by mechanical features, e.g. shape
    • B23K35/0222Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by mechanical features, e.g. shape for use in soldering, brazing
    • B23K35/0233Sheets, foils
    • B23K35/0238Sheets, foils layered

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子部品組立に用いて特に有用な複合ろう
材のろう付方法に関する。 〔従来の技術〕 各産業分野において、合理化および自動化は急速に進
んでいるが、これ等合理化や自動化は極めて精度の高い
制御によらなければ得られないものであり、この高精度
の制御装置に非常に重要な役割を果しているものに電子
部品がある。 上記制御装置等に多用されているセラミックを基板と
した電子部品は、ますます短小化と軽量化が要求される
と共に高精度化が求められ、それに伴なって部品組立が
複雑化する傾向にある。 セラミックを基板とした電子部品の組立には、ICチッ
プの担持,リード線の固定,シーリングの封着などがあ
り、その周辺部品には例えば80Au−Sn合金などのろう材
が用いられている。 例えば、セラミックパッケージICの製造工程におい
て、セラミック基板と入出力電気接続用ピンを従来の高
融点である銀ろうにより接合後、チップ担持基板にイン
ナーリード用の薄膜加工を施すことは工作上非常に困難
で不可能に近いものであり、そのために薄膜加工後に入
出力電気接続用ピンの接合を行なうことになる。ところ
がこの接合においては、薄膜特性を損なうような高温加
熱を施してはならないために上記銀ろうは好ましくな
い。 そこで、この接合に上記した80Au−Sn合金を用いるも
ので、融点が280℃であるために比較的低温での接合が
可能である。 〔発明が解決しようとする問題点〕 以上説明した80Au−Sn合金は比較的低温での接合がで
きるが、セラミック基板にICチップを担持する際のチッ
プダイボンディングやワイヤーボンディングおよびキャ
ップシールの次加工工程において、構造体全体が比較的
高い温度中にさらされるために80Au−Sn合金によって接
合された入出力電気接続用ピンが動くか傾いて不整列に
なってしまう問題がある。 しかも、良好な接合に必要なNiメッキ層とSnとが金属
間化合物を形成し、Niメッキ層が消失して入出力電気接
続用ピンと基板間の接合強度が全体的に弱まってしまう
という重大な問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、Au層の外側にIn層を配置させた複合ろう材
で、Auが重量比で45〜85%の範囲とした融点が200℃以
上の複合ろう材を用い、被ろう付材を先ず160〜200℃の
温度範囲でInを主体としたろう付けを行い、つぎに、25
0〜300℃に加熱してInとAuを拡散させ、その際、加熱温
度を調整することによりInとAuの拡散状態を均一化させ
ながら段階的に融点を高めてこの複合ろう材の融点を20
0℃以上にすることを特徴とする。 〔作用〕 以上の方法によると、InとAuの拡散状態を均一化させ
ながら拡散を促し、融点を段階的に高めて結果として比
較的高い温度に保持されても必要な強度を得ることがで
きることになる。 上記説明において、Au量を重量比で45〜85%にした理
由は、Au量が85%を越えるとAuに対するInの拡散が緩慢
になり、処理終了時においても希望とする融点や組織が
得られないためであり、また、Au量が45%未満では脆い
金属間化合物が生成し易くなると共に耐蝕性が低下する
ことになる。 一方、ろう付け温度の第1段階を160〜200℃の範囲に
設定する理由は、Inの融点が156.4℃でその温度を越え
て溶融させるためであり、200℃を越える温度ではInが
急激に流動するため適正なろう付状態が得られないため
である。また、次の処理を250〜300℃であるいはそれ以
上の温度で加熱する理由は、AuへのInの拡散を段階的に
行なおうとするものである。すなわち、一挙に高い温度
で処理すると、Inが急激に流動して理想的な状態が得ら
れないことになる。 また、加熱段階をもつと増加しても一向に差し支えな
く、むしろ良い結果が期待できる。 〔実施例〕 以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明する。 第1図は複合ろう材の断面図である。表面を清浄にし
た厚さ1.0mmのAu板2枚と厚さ0.8mmのIn板3枚をIn,Au,
In,Au,InのようにInが外側に位置するように交互に重ね
合せ、強い圧力で圧着して5層の複合板とし、この複合
板を厚さ0.05mmまで圧延し、直径1mmに打抜いた。 このとき、AuとInの重量比率はAuが約69%であった。 次に、上記複合ろう材を用いたろう付けの方法を説明
する。 メタライズされたセラミック基板とNi−Auメッキされ
たFe−Ni−Co合金からなる被ろう付材との間に上記複合
ろう材を配置し、連続的に移動する電気炉を用いて体積
混合比10%H2−90%N2の雰囲気で200℃×2分間相当の
条件でろう付け処理を行ない、次に段階的に高い温度域
に移動させて最終通過温度320℃の拡散安定化処理を行
なって冷却させた。 以上の本発明を以下に示す従来例によるろう材と接合
強度を比較した。 従来例として、80Au−Sn合金からなるろう材を上記の
雰囲気にて300℃×2分間の条件でろう付処理を行なっ
た。 第2図は接合強度を行なうための試料の斜視図であ
り、被ろう付材であるピン1をろう材2で接合したセラ
ミック基板3を60℃に傾け、上記の雰囲気で250〜400℃
の各温度に加熱し、静的にピンの位置ずれの程度をもっ
て接合強度の優劣とした。 なお、上記実施例ではAuとInを5層としたがAuを中に
した3層でもよく、さらには第3図の断面図に示す如く
中心をAu線材とし、その周囲をIn層で囲った構造として
もよく、これをさらに多層にして一番外側をIn層として
おけばよい。 〔発明の効果〕 以上説明した本発明によると、外側に比較的低融点の
In層、内側に比較的高融点のAu層とした複合ろう材とし
たことにより、低温度で被ろう付材のろう付けを行なう
ことができ、その後、低温拡散処理により高温での接合
強度が得られるという効果を有する。 また、従来の80Au−Sn合金の場合のように良好な接合
に必要なNiメッキ層がSnの拡散によるNi−Sn金属間化合
物の形成により消失するという現象がなく、金属間化合
物の特徴である脆さを生じない効果がある。 さらに、被接合部のAuメッキ層の厚さに応じてAuおよ
びInの重量比および総厚を変えることにより適正な接合
が行なえるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図はテス
ト試料の斜視図、第3図は他の実施例の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−14552(JP,A) 特開 昭55−92287(JP,A) 特開 昭57−52590(JP,A) 特開 昭46−48400(JP,A) 特開 昭58−100992(JP,A) 特開 昭51−16260(JP,A) 特許2563292(JP,B2) 特許2563293(JP,B2) 米国特許2438967(US,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.Au層の外側にIn層を配置させた複合ろう材で、Auが
    重量比で45〜85%の範囲とした融点が200℃以上の複合
    ろう材を用い、被ろう付材を先ず160〜200℃の温度範囲
    でInを主体としたろう付けを行い、つぎに、250〜300℃
    に加熱してInとAuを拡散させ、その際、加熱温度を調整
    することによりInとAuの拡散状態を均一化させながら段
    階的に融点を高めてこの複合ろう材の融点を200℃以上
    にすることを特徴とする複合ろう材のろう付方法。
JP61312947A 1986-12-29 1986-12-29 複合ろう材のろう付方法 Expired - Lifetime JP2696507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61312947A JP2696507B2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29 複合ろう材のろう付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61312947A JP2696507B2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29 複合ろう材のろう付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63168290A JPS63168290A (ja) 1988-07-12
JP2696507B2 true JP2696507B2 (ja) 1998-01-14

Family

ID=18035388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61312947A Expired - Lifetime JP2696507B2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29 複合ろう材のろう付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2696507B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02241690A (ja) * 1989-03-10 1990-09-26 Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk 複合ろう材
JPH03248766A (ja) * 1990-02-27 1991-11-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ろう付け方法
CN115070254A (zh) * 2022-07-06 2022-09-20 郑州机械研究所有限公司 一种硬质合金钎焊用复合钎料及其制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2438967A (en) 1943-05-21 1948-04-06 Indium Corp Indium-gold article and method
JP2563292B2 (ja) 1986-12-29 1996-12-11 株式会社 徳力本店 複合ろう材のろう付方法
JP2563293B2 (ja) 1986-12-29 1996-12-11 株式会社 徳力本店 複合ろう材のろう付方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5116260A (ja) * 1974-07-31 1976-02-09 Hitachi Ltd Rosetsuho

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2438967A (en) 1943-05-21 1948-04-06 Indium Corp Indium-gold article and method
JP2563292B2 (ja) 1986-12-29 1996-12-11 株式会社 徳力本店 複合ろう材のろう付方法
JP2563293B2 (ja) 1986-12-29 1996-12-11 株式会社 徳力本店 複合ろう材のろう付方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63168290A (ja) 1988-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4005454A (en) Semiconductor device having a solderable contacting coating on its opposite surfaces
JP2528617B2 (ja) 多層相互接続金属構造体およびその形成方法
JPS6187396A (ja) 電子回路装置とその製造方法
CN1111822A (zh) 低温三元c4法
JP2563292B2 (ja) 複合ろう材のろう付方法
JP2002321083A (ja) はんだ接合の形成方法
JP7334285B2 (ja) マルチコンポーネントからなるリードレススタック
JP2000216196A (ja) 半田接合方法並びに電子装置及びその製造方法
US6583366B2 (en) Substrate having pins
EP0110181B1 (en) Method for inhibiting metal migration during heat cycling of multilayer metal thin film structures
JP2696507B2 (ja) 複合ろう材のろう付方法
JP2005032834A (ja) 半導体チップと基板との接合方法
JP2008080392A (ja) 接合体および接合方法
JP2563293B2 (ja) 複合ろう材のろう付方法
JP2696508B2 (ja) 複合ろう材のろう付方法
US6742248B2 (en) Method of forming a soldered electrical connection
JPH0133278B2 (ja)
EP0055368B1 (en) Process for brazing
JPH0241794A (ja) はんだ合金およびこれを用いた電子回路装置
KR900003472B1 (ko) 전자부품의 도금방법
JPS6286895A (ja) 電子部品のはんだ付け方法
JP4369643B2 (ja) はんだ接合層
US5192622A (en) Low-cost ternary composite for use in vias in glass-ceramic structures
WO2024090143A1 (ja) 装置、電気装置および基板
JP4328462B2 (ja) はんだコートリッド