JP2695911B2 - 再固着可能な接着テープクロージャー - Google Patents

再固着可能な接着テープクロージャー

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    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
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    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/58Adhesive tab fastener elements

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明はおむつ及びその他の物品、例えば包被の再固
着可能な感圧接着クロージヤー、特に感圧接着クロージ
ヤーのターゲツトストリツプ、即ち標的ストリツプに関
する。本発明は特にこの種クロージヤーが汚染のために
それらの接着力を早く失つてしまう傾向があるという問
題を扱うものである。
関連技術の説明 米国特許第4,163,077号明細書[アントンセン(Anton
sen)等]は使い捨ておむつの現在の商業的成功の大部
分は安全ピンに代わる感圧接着テープクロージヤー系の
開発にあるとしているが、滑石粉による汚染がその接着
剤の接着能を著しく低下させる可能性があると指摘して
いる。このアントンセン等の米国特許明細書はこの問題
に対して感圧接着剤としてゴム状ブロツクコポリマーを
使用するという回答を用意している。このゴム状ブロツ
クポリマーは細かい粒状物質、例えば滑石粉により汚染
されたときでも良好な接着性と剪断性を示すとされる。
このような感圧接着剤の有効性にも係わらず、使い捨て
おむつについての最も一般的な不満点の1つは接着テー
プクロージヤーが破損するという問題である。斯る破損
は主として滑石粉による汚染のために起こると考えられ
ている。
再固着可能な(refastenable)おむつ用クロージヤー
は、汚染時に粘着性を若干失うが、依然として十分に粘
着性であつておむつを適所に保持しておく一層乾燥粘着
性の感性接着剤を用いると更に耐汚染性となすことがで
きる。ただし乾燥粘着性が大き過ぎると、クロージヤー
は非汚染時に、特に指の力が強くない人では、開けるの
がむずかしいだろう。また接着剤が過度に乾燥粘着性で
あると、接着テープクロージヤーを開けるときおむつが
裂けてしまうかもしれないという危険もある。
アントンセン等の米国特許以外本発明者は再固着可能
なおむつ用接着クロージヤーの破損を最少限に押える方
法について教示する従来文献を知らない。しかし、この
種クロージヤーを外の点で改良することについては多数
の刊行物がある。すなわち、米国特許第4,237,889号明
細書[ゴブラン(Gobran)]は、従来のテープタブはし
ばしば裂けてしまうが、裂けないようにされているとき
は高価過ぎるか、赤ちゃんの弱い皮膚を傷つけるほど硬
いかどちらかであるという問題を扱つている。ゴブラン
特許はこの問題に対してタブのバツキング材として1つ
の平滑面と1つの特別にテクスチヤー加工された面とを
有する結晶性ポリプロピレンのフイルムを使用すること
によつて解決するという回答を与えている。
米国特許第4,436,520号明細書[リプコ(Lipko)等]
には、使い捨ておむつの外側シート、すなわち背面シー
トをエンボス加工して光沢を下げること、ただし“その
ようにエンボス加工するとクロージヤータブ用のエンボ
ス加工表面の接着性が実質的に低下してしまい、そのた
めおむつを幼児に使うとき最早安全ではなくなる”こと
(第1欄第19〜22行)が開示される。リプコ等の米国特
許明細書には更に、光沢度(45゜)8以下のエンボス加
工ポリエチレンフイルムの場合、エンボス加工表面の最
大プロフアイル(Profile)高さがサートロニツク(Sur
tronic)3装置で測定して平均150未満、ピーク〜谷の
最大高さが同様に測定して平均230未満であるとき、そ
のエンボス加工表面の接着性は著しく向上することが開
示される。
使い捨ておむつの外側シートのエンボス加工高さは典
型的には20〜30μmであるが、米国特許第3,484,835号
明細書[トラウンスタイン(Trounstine)等]は使い捨
ておむつの外側シートを含めて使用するための平織物を
模して作つた、エンボス加工高さがフイルムの厚さの約
3〜4倍、例えば25μmのフイルムについて75〜100μ
mである永久的にエンボス加工されたデザインのプラス
チツクフイルムを開示している。
米国特許第4,645,501号明細書[テイード(Teed)]
は、使い捨ておむつの接着性フアスナータブははぎ取り
及び再配置可能であることが望ましいこと、ただしフア
スナータブとおむつの外側プラスチツクシートとの間に
は強い結合が存在する必要があるために被服の薄い水不
浸透性プラスチツク外側カバーを引き裂いたり引きちぎ
ることなしにファスナータブをプラスチツクシートの表
面から取り外すことは一般にできないと指摘している。
外側カバーの引き裂きを防止するために、おむつは往々
にしてプラスチツク製の強化用ストリツプ(時には“タ
ーゲツトストリツプ”と称される)を用いて作られてい
る。この強化用ストリツプはフアスナータブが接触し得
る領域を覆うものである。テイード等の米国特許によれ
ば、強化用ストリツプの必要が回避され、同時に水不浸
透性のプラスチツクカバー、すなわち外側シートとして
下向きにテーパーの付いた側面を有する角形くぼみ付き
表面部によつて隔てられたうね又はリブを備えるように
エンボス加工されたものを用いることによつて再配置能
が与えられる。テード等の米国特許明細書の実施例Iに
おいて、その外側プラスチツクシートは厚さ25μm(1
ミル)で、58μm(0.0023インチ)のくぼみ深さを有す
る。
使い捨ておむつ用の強化用ストリツプ、すなわちター
ゲツトストリツプに関する刊行物に使い捨ておむつ用の
スクリム強化バツキングシートを開示する米国特許第3,
867,940号明細書[メセク(Mesek)等]、ポリエステル
製非弾性ターゲツトストリツプを開示する西独特許公開
第DE33388201A1号公報[モルンリツケ(Molnlycke)A
B]、及び使い捨ておむつの前面に、例えば外側シート
に接着剤層で接着された表面平滑なポリプロピレンフイ
ルムである強化領域を設けることを開示する欧州特許公
告第0080647A1号公報[ボーサツク・セイント・フレレ
ス(Boussac Saint Freres)]がある。
米国特許4,643,730号明細書[チエン(Chen)等]に
おいては、使い捨ておむつの外側シート、すなわちバツ
キングシートの内面に高エネルギー放射線硬化性の塗料
を塗被し、塗膜を硬化させることによつてその内面に強
化用ストリツプが設けられている。
米国特許第4,543,139号明細書[フリードマン(Freed
man)等]は包装材料用の再固着可能な被着クロージヤ
ーを開示し、特にこのようなクロージヤーが汚染のため
に、名を挙げると油類や小さい食品粒子のために効果が
なくなるという問題を扱つている。フリードマン等のク
ロージヤーは2層の感圧接着剤層を有する。1つは包装
材料の本体に対して強い結合を形成し、第二の層は比較
的弱い結合を形成してその層を包装材料のカバーから分
離できるようにしている。包装材料を再び閉じ、そして
再び開ける過程で強い接着剤は弱い接着剤と混合されて
行き、それによつてクロージヤーが開いている間に遭遇
する汚染の影響が相殺される。
米国特許第4,655,761号明細書[グルーブ(Grube)
等]には外表面にエンボス加工が施こされ、接着剤保持
表面は平滑なポリプロピレンテープ材料を使用する再固
着可能なテープ系を持つ使い捨ておむつが開示される。
テープ上の接着剤はポリマーに高接着値を与えるが、そ
れでも剥ぎ取り、再固着することができる半硬質の接着
剤である。おむつの外側バツキング材を形成するポリマ
ーは比較的厚い、エンボス加工された高分子材料シート
である。
米国特許第4,710,190号明細書[ウツド(Wood)等]
には固着用接着テープを受容するための改良された強化
領域を有するおむつが開示される。このおむつは液体不
浸透性の外側フイルムとその液体不浸透性フイルムに耐
剥離性の固着用強化領域として結合された二層フイルム
とを含む。二層フイルムは強化用層と室温で非粘着性の
結合層から成る。その結合層は強化用層を液体不浸透性
フイルムに固着用テープが二層フイルムの上層に接着さ
れるきに加える力より大きな力で保持するものである。
米国特許第4,397,905号[デツトマー(Dettmer)等]
には1面に合成熱過疎性ポリマーの支持フイルムと接着
剤層とを有する接着テープが開示される。支持フイルム
は厚さが約35μm未満で接着剤のない表面には約5〜20
μmの範囲内の深さを有する突出部が設けられている。
米国特許第4,536,362号明細書[ドナルドソン(Donal
dson)]には一対のダイリツプを通して押し出すことを
含む長手方向にリブが設けられているプラスチツクフイ
ルムの製造方法が開示されている。ダイリツプの少なく
とも1つにはダイヤフラムを横断して樹脂の流れ方向に
対してある角度で傾いているスロツトが設けられてい
る。樹脂中の不純物、例えばゲル粒子はダイリツプのス
ロツトの中に集まり、フイルムの厚くなつたリブ部に押
し出される。リブは引裂きや穴の生長を妨げる強化領域
を形成している。
米国特許第4,349,598号明細書[ホワイト(white)]
には透明な表面層とバツキング層との間に光反射性直角
三角形プリズムの列を有する逆反射性フイルムが開示さ
れる。米国特許第4,588,258号明細書[フープマン(Hoo
pman)]には複数視面に沿つて改良された角を有する立
方角の逆反射性物品が開示される。この物品は、互いに
対して180゜回転されている少なくとも一対の立方角逆
反射性素子を含み、それら素子の互いに垂直な3方の側
面はそれらの基底部において共通面内にある直線縁によ
つて画成されており、かつそれらの素子の光学軸は相互
方向に傾けられている。
米国特許第4,576,850号明細書[マーテンズ(Marten
s)]にはハードセグメント部分とソフトセグメント部
分とを有する架橋ポリマーから成る微細構造保有表面を
有する、賦形されたプラスチツクの一体式モノリシツク
層(monolithic layer)又は一体式モノリシツク体から
成る物品が開示される。この物品は成形用マスターを充
填し、ハードセグメントとソフトセグメントとを有す
る、流動性の、キヤステイング可能な、ワン−パート
の、放射線付加重合可能な、架橋性の合成、有機オリゴ
マー組成物により、複製されるべき微細構造を与え、す
なわち書き写し、得られたキヤスト組成物を放射線に暴
露することから成る方法によつて製造される。この物品
は、例えば逆反射性の立体角シート材料、フレーネル
(Fressんnel)レンズ又はビデオデイスクである。
米国特許第4,476,593号明細書[フアンセロー(Fanse
low)等]には入射太陽光線を人の方に反射し、反射光
線を人の腹部を横切つて分布させる複数のインクレメン
タルフレクタ(incremental reflector)を可撓性の支
持体の上にフレーネルパターン(Fresnel pattern)で
有するタンニングブランケツト(tanning blanket)か
開示される。
欧州特許公告第0 205 289号公報[ミネソタ・マイ
ニング・アンド・マニユフアクチヤリング社[Minnesot
a Minning and Manufacturing Company)]には第一面
とそれに平行な第二面の上全面にそれぞれ流体と接着剤
を流すことによつてドラツグ抵抗性(drag resistanc
e)を下げることができる模様付き表面を有する整合性
のドラツク低下物品、典型的にはそのようなフイルムが
開示される。
再固着可能な感圧接着クロージヤーはまた事務所間郵
便に一般に用いられるもののような包被に広く用いられ
る。この種包被は約30回以下使用した後捨てるように作
られているが、これらのクロージヤーは10回未満の郵便
で汚染され、それらの接着力を失つてしまう傾向があ
る。
発明の概要 本発明は感圧接着剤を有する固着用タブ及びその感圧
接着剤保有固着用タブと接触するための作用面を有する
ターゲツト部、すなわちターゲツトストリツプから成
り、ここで ターゲツト部の作用面は複数のピークと谷により形成
されており、 その谷から上のピークの高さは実質的に均一であつ
て、約40〜300μmであり、 隣接するピーク間の間隔は約50〜500μmであり、 ターゲツトストリツプの背面は実質的に高らであり、
そして 固着用タブの接着剤層の厚さは谷から上のピーク高さ
の約90%以下である 細かい粒状物質による汚染に対して抵抗性の再固着可能
な接着クロージヤーに関する。
本発明の再固着可能な感圧接着クロージヤーのターゲ
ツト部には、所望によつては、引き裂きの生長を少なく
するために谷の中に断続した小突出物を設けてもよい。
本発明はまた上記クロージヤーのターゲツト部を製造
するのに有用なテープのロールに関する。このロールは
作用面と接着剤保有面とを有する可撓性の高分子材料支
持体から成り、その作用面は複数の鋸歯状うねを有し、
それらうねの支持体から上の高さは実質的に均一であつ
て、約40〜300μmであり、隣接するうね間の間隔は約5
0〜500μmであり、それらうねはテープの巻回方向に対
して平行又は横断する、好ましくは平行な第一面と第二
面を有し、その第一横断面は支持体に対して実質的に直
角であり、そして接着剤保有面は実質的に平らである。
本発明は更に水不浸透性のカバーシート、水浸透性の
内側シート及び両シート間の吸収材層から成る使い捨て
おむつに関する。このおむつは前端部、及び後面部に耳
部を突出して有する後端部、カバーシートの前面部上に
設けられたターゲツト部及び各耳部に取り付けられた感
圧接着剤を有する固着用タブを有し、ターゲツト部は接
着剤保有固着用タブと接触するための作用面を有する。
このおむつにおいて、ターゲツトストリツプの作用面は
ピークと谷により形成され、谷から上のピークの高さは
実質的に均一であつて、約40〜300μmであり、隣接す
るピーク間の間隔は約50〜500μmであり、ターゲツト
部の背面は実質的に平らであり、そして固着用タブの接
着剤層の厚さは谷から上のピーク高さの約90%以下であ
る。おむつの外側カバー全面もそのターゲツト部の作用
面もピーク及び谷を含んでいてもよい。
本発明は更にまた本体とフラツプから成り、フラツプ
は感圧接着剤を有する固着用タブを有し、本体はその接
着剤保有固着用タブと接着するための作用面を有するタ
ーゲツト部を有する包被又は包装材料に関する。この包
被又は包装材料において、ターゲツトストリツプの作用
面はピークと谷により形成されており、谷から上のピー
クの高さは実質的に均一であり、約40〜300μmであ
り、隣接するピーク間の間隔は約50〜500μmであり、
ターゲツト部の背面は実質的に平らであり、そして固着
用タブの接着剤層の厚さは谷から上のピークの高さの約
90%以下である。
本発明の感圧接着クロージヤーは、これを使用して再
固着可能なおむつを得る場合、現在入手できる接着クロ
ージヤーにより滑石粉による汚染に対して実質的に更に
抵抗性であると考えられる。この新規な感圧接着クロー
ジヤーはまた再固着可能な包被、その他の包装材料も提
供し、外被及び包装材料用に現在入手できる最固着可能
ないかなる接着クロージヤーよりも塵、汚れ、その他の
細かい粒状物質による汚染に対して抵抗性であると考え
られる。これらの用途のいずれにおいても、本発明の再
固着可能な接着クロージヤーは細かい粒状物質により汚
染されるとき接着性の損失が驚くほど少ないことが経験
で分つている。
発明の詳しい記述 ターゲツトストリツプの作用面のピークと谷の表面積
は、高さ約10μm未満の凹凸は無視すると、平らな表面
の面積より少なくとも35%広いのが好ましい。固着用タ
ブの接着剤層の厚さはピーク高さの少なくとも約25%で
あるのが好ましく、そして約50〜80%であるのが更に好
ましい。接着剤層の厚さが約50%より薄いとき、本発明
の新規な接着クロージヤーはある用途において、特に剪
断のかかる用途において不十分となるかもしれない。接
着剤層の厚さが約80%より厚いとき、この新規な接着ク
ロージヤーは滑石粉、その他の粉状汚染物質による汚染
に対する抵抗性が小さくなるだろう。
本発明の新規なターゲツトストリツプは熱可塑性材料
から形成するのが好ましく、そしてエンボス加工よりは
キヤステイング又は型彫り押し出し(profile extrud
e)するのが好ましい。エンボス加工する場合、実質的
に平らな、すなわちピークを見えにくくするよう十分に
平らな背面を作るために背面の輪郭部を満す必要がある
か、又は背面をある種のウエブに蓄積しなければならな
い。背面が平らにされているか、元々平らである場合、
ピーク基部に与えられる横の支持はクロージヤーが再固
着されているときにピークがつぶされないようにすべき
である。キヤステイング又は型彫り押し出しでターゲツ
トストリツプはそのピークの直下のところで確実に硬く
なるので、キヤステイングされたターゲツトストリツプ
の面にあるピークは背面が平滑にされているエンボス加
工ターゲツトストリツプと比較してピーク形状をよりよ
く保持することができる。更にエンボス加工によるより
キヤステイング又は型彫り押し出しすることによつてタ
ーゲツトストリツプの面に目的の輪郭を得るのが一層容
易になる。
クロージヤーのターゲツト部上にあるピークと谷の両
表面形状及び谷から上のピーク高さの90%以下である固
着用タブ上の接着剤層の厚さがクロージヤーの汚染抵抗
性に寄与する。接着剤層は固着した時クロージヤーの汚
染されたターゲツト部のピーク部分と接触するだけであ
つて、後で再固着するとき良好に接着するための十分な
非汚染接着剤が残されると考えられる。
各ピークの頂部は接着剤層の固着用タブへの侵入を良
くするために約90゜未満の角度をなしているのが好まし
く、そして約30〜80゜の角度をなしているのが更に好ま
しい。良好な侵入は本発明の新規なクロージヤーの接着
値を高める。本発明の特に有用なターゲツトストリツプ
のピークは鋸歯状のうねを形成し、各うねは固着用タブ
の取り外し方向に対して横断する方向にターゲツトスト
リツプの全幅を横切つて延在していると共に、各うねの
一方の面は固着用タブの取り外し方向に対して実質的に
直角に延在し、他方の面にはピークからほぼその取り外
し方向に傾斜が付けられている。ここで、“実質的に直
角”とは70〜110゜の角度を意味する。
うねの各傾斜面と再固着可能な接着クロージヤーの取
り外し方向との間の開放角が70゜未満である場合、クロ
ージヤーの剪断強度は小さくなる。その開放角が110゜
より大きい場合は、固着用タブをターゲツト部に挿入さ
せるとき、ピークがつぶれてしまう傾向がでてくる。
ピークの頂部がとがつていると、そのクロージヤーは
ピークが丸くなつている外は実質的に同一のクロージヤ
ーよりも剪断時に相当良好な破壊抵抗性を示す。おむつ
用クロージヤーについては、鋸歯状のうねはターゲツト
ストリツプの両端において反対に配向されているのが好
ましい。
本発明の1つの好ましい態様において、ピークと谷の
表面、すなわちターゲツトストリツプの作用面の巨視的
表面はその上に約500×の倍率で視るとき鋸歯状外観を
有し、高さが2〜30μmでかつピーク高さの20%以下で
ある極めて多数の密接した凹凸から成る表面構造を有し
ている。このような表面の微細構造は、そのような構造
を平らな面、すなわちピーク及び谷を有しない面に与え
るとき、商標名パーソメーター(PerthometerTM)のプ
ロフアイロメーターを用いて作ることができる。一般的
には、半径5μmの針を備えたこのプロフアイロメータ
ーを用いて平らなフイルムの上に作つた微細構造は次の
範囲にあるのが好ましい: Ra=0.5〜6μm、 Sm=50〜200μm、 Lo=1.01〜1.15、及び S=60〜400/cm。
ただし、Raはプロフアイルの算術平均偏差であり、Sm
はでこぼこプロフアイルの平均間隔であり、Loはプロフ
アイルの相対長さであり、そしてSは高さが0.1μmを
越えるcm当りのピーク数である。このような微細構造を
第8図に示す。
鋸歯状パターンのピークの基底部における鋭い角に沿
つて引き裂きが生長するかもしれないので、谷の中に小
さい突出物、すなわち引裂止めを形成することができ
る。谷はピーク高さの約30〜100%延び、そして好まし
くは隣接する引裂止めから約0.2〜6mmだけ離間されてい
る。個々のターゲツトストリツプを切り取るシート材料
の長尺物を製造、取り扱うときにこのような引裂止めは
シート材料を、感圧接着剤層を有するシート材料のロー
ルを巻き戻すのに要する力のような引き裂きを生長させ
るかもしれない力に対して一層抵抗性となす。ターゲツ
ト用シート材料が熱活性化可能な接着剤を有するか、お
むつが形成されるまで接着剤を適用しないときは、引裂
き止めの必要は少ないだろう。他方、引裂止めはおむつ
が装着されているか、又は包装材料が取り扱われている
間に遭遇する剪断力により恐らく引き起こされ得る引き
裂きの生長を妨げる際に有用であるだろう。
ピークと谷は種々の輪郭を形成することができる。前
記のテイードの米国特許明細書に例示される輪郭のもの
を用い得るが、そのピークが対称であるため好ましくな
い。テイードの輪郭のものを好ましい輪郭のものに変え
るためには取り外し方向から遠い方のピーク面がその方
向に対して実質的に直角であるのが好ましい。このよう
な面と取り外し方向との間の開放角が約70〜90゜である
のが更に好ましい。もう1つの有用な輪郭形状において
は、ピークは多数の円柱又は矩形柱で形成される。その
各々は頂部におけるより基底部において大きくなつてい
るのが好ましい。有用なピーク柱にピラミツド形及び円
錐形のものがある。
第1〜4図の各々において、ターゲツトストリツプの
ピークは鋸歯状のうねを形成し、その各うねは固着用タ
ブの取り外し方向に対して横断方向にターゲツトストリ
ツプの全幅を横来つて延在している。各ピークの一方の
面はピークの頂部によつて画成される平面に実質的に直
角に延在し、また他方の面には傾斜が付けられている。
第1図及び第3図のターゲツトストリツプはスチール
のシリンダーの上にキヤステイングされたものであり、
第2図及び第4図のターゲツトストリツプはアルミニウ
ムシリンダーの上にキヤステイングされたものである。
第2図に示されるピークの頂部が荒れているのは明らか
にキヤステイング用シリンダーを完全に満す前にポリプ
ロピレンが冷却してしまつたためにキヤステイング用シ
リンダーが第1図と同じように良くは複製されなかつた
ことを示す。
第5図のターゲツトストリツプは鋸歯状のうねに対し
て直角に溝が延在している外は第1図のターゲツトスト
リツプと同様のピークと谷のパターンを有するものであ
る。
第6図のターゲツトストリツプは前記で説明したテイ
ードの米国特許第4,645,501号明細書のターゲツトスト
リツプと略同様のピークと谷のパターンを有するもので
ある。
第7図のターゲツトストリツプは頂部におけるよりも
基底部の方が大きくなつており、かつ頂部が丸くなつた
ピーク柱の形を取るピークパターンを有するものであ
る。
第9図及び第10図のターゲツトストリツプは突出物
3、すなわち引裂止めを有するピーク1と谷2のパター
ンを有するものである。ここで、突出物3は引き裂きを
減少させるために与えられる。
ターゲツトストリツプの背面は実質的に平らであるた
め、背面に塗被された接着剤は本発明の新規なターゲツ
トストリツプを包被等の支持体、又はおむつの外側シー
トに永久的に結合させるべく十分に平滑である。接着と
してはこの技術分野で周知の感圧接着剤及びホツトメル
ト接着剤が使用できる。
本発明の個々のターゲツトストリツプは貯蔵や出荷に
便利なようにロール形に巻き上げられた長尺ロール材料
から切り出すようにするのが好ましい。そのロール材料
が感圧接着剤の層で前以つて塗被されたものである場
合、その接着剤層が十分に薄く(例えば、約12〜25μ
m)、ピークの頂部と接触するだけであるときは低接着
性のバツクサイズを使用する必要はない。低接着性のバ
ツクサイズは本発明の新規な再閉鎖可能な接着クロージ
ヤーのターゲツトストリツプと固着用接着タブとの間に
十分な結合を形成するのを妨害する可能性があるので、
低接着性バツクサイズは避けることが望ましい。
おむつの用途においては、本発明の新規なターゲツト
ストリツプは望ましくない程の剛さを避けるために薄い
ものであるべきである。谷の基底部におけるターゲツト
ストリツプの厚さは約15〜50μmの範囲内であるのが好
ましく、そして約20〜35μmの範囲内であるのが更に好
ましい。包被あるいは包装材料用のクロージヤーとして
使用するときも同じ厚さが原材料の経済性の理由から好
ましい。また、谷の基底部における厚さが約50μm以下
のターゲツトストリツプ用シート材料はそれより厚いス
トリツプの場合より速い線速度でキヤステイングするこ
とができる。他方、谷の基底部における厚さが約15μm
より薄いシート材料は高速で取り扱うには弱過ぎるかも
しれない。
接着剤層は米国特許第4,260,659号明細書(ゴブラ
ン)に開示されるように単一の接着剤層としてでも、あ
るいは複数の重ね合され、強固に接合された接着剤層と
してでも与えることができる。
再固着可能な接着クロージヤーのターゲツトストリツ
プは押し出しあるいはエンボス加工に適していることが
周知となつている熱可塑性材料のどれからでも、例えば
ポリオレフイン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化
ビニル、ポリカーボネート、ポリスチレン及びセルロー
スアセテートブチレートから形成することができる。
再固着可能な接着クロージヤーのターゲツトストリツ
プはポリオレフイン、特にポリプロピレン、ポリエチレ
ン、それらのブレンド及び/又はコポリマー並びにプロ
ピレン及び/又はエチレンと少割合の他のモノマーとの
コポリマー、例えばエチレン/酢酸ビニル、エチレン/
アクリル酸及びエチレン/メタクリル酸のコポリマーか
ら形成するのが好ましい。ポリプロピレン及びプロピレ
ン/エチレンコポリマーがそれらの加工性と物性との組
み合せの点から好ましい。これらのポリプロピレン又は
プロピレン/エチレンコポリマーのメルト・フロー・イ
ンデツクスは一般的に約10〜100g/10分であり、更に好
ましくは約20〜50g/10分である。プロピレン/エチレン
コポリマーは靭性と延性が特に重要である場合好まし
い。靭性と延性は分子量をベースポリオレフインと相容
性となるように選ぶという条件で少割合の低密度ポリエ
チレン又はエチレンと少割合の、例えば酢酸ビニル、ア
クリル酸又はメタクリル酸とのコポリマーをポリプロピ
レン又はプロピレン/エチレンコポリマーとブレンドす
ることによつて更に増加させることができる。
使い捨ておむつに使用するためのターゲツトストリツ
プを形成するのに特に好ましいポリオレフインはメルト
・フロー・インデツクスが約10〜100g/10分、好ましく
は約20〜50g/10分のエチレン/プロピレンコポリマー約
50〜80重量%及びメルト・インデツクスが約1〜50g/10
分、好ましくは約1〜20g/10分の低密度ポリエチレン20
〜50重量%のブレンドである。低密度ポリエチレンの量
が約20重量%より少ないときは、ターゲツトストリツプ
は十分な衝撃強度を欠くだろう。また、低密度ポリエチ
レンの量が約50重量%より多いときは、ターゲットスト
リツプは十分な引張強度を欠くだろう。
ターゲツトストリツプ用の好ましいポリプロピレンホ
モポリマーはエクソン・ケミカル社(Exxon Chemical C
o.)から市販されるエスコーレンTM(EscoreneTM)PP−
3085である。このポリマーのメルト・フロー・インデツ
クスは35g/10分である。好ましいプロピレン/エチレン
ランダムコポリマーはフアイナ・オイル・アンド・ケミ
カル社(Fina Oil and Chemical Co.)から市販される
ダイプロTM(DyproTM)283−9−1で、そのメルト・フ
ロー・インデツクスは20g/10分である。好ましいプロピ
レン/エチレン耐衝撃性コポリマーはシエル・ケミカル
社(Shell Chemical Co.)から市販されるWRS−7−319
で、そのメルト・フロー・インデツクスは35g/10分であ
る。好ましいポリエチレンはイーストマン・ケミカル社
(Eastman Chemical Company)から市販されるテナイト
TM(TeniteTM)1550 P LDPEで、そのメルト・フロー
・インデツクスは3.5g/10分、密度は0.918である。
上記のポリオレフィンはキヤステイング表面を容易に
復製し、また容易に型彫り押し出しされる。それらは靭
性、耐久性でかつその形状をよく保持し、従つてキヤス
テイング後の取扱いが容易である。これらの点で同等な
他の熱可塑性樹脂は現在のところはコストがポリオレフ
ィンより極めて高い。別に、ターゲツトストリツプの樹
脂は硬化性の物質、例えばアクリレート類、ポリエステ
ル/アクリレート類、ポリウレタン/アクリレート類、
スチレン類及びエポキシ類からキヤステイングし、熱化
学線、例えば紫外線、又は電離線、例えば電子ビーム線
に暴露することによつて硬化させることができる。
ポリオレフインポリマーは溶融温度約245〜305℃で、
更に好ましくは約260〜290℃でスロツト押出ダイを通
し、次いでゴム被覆ロールと水冷彫刻金属キヤステイン
グロールとの間のニツプに押し出すことができる。キヤ
ステイングロール温度は樹脂組成、ロール接触時間及び
目的の引張/引裂特性に依存して約40〜95℃、更に好ま
しくは約50〜80℃であることができる。ロール接触時間
はロール寸法、線速度、組成及び目的の引張/引裂特性
に依存して約0.1〜1.0秒であることができる。一般に、
同程度の複製度と物性を達成するのに短かいロール接触
時間だとより低いキヤステイングロール温度が必要にな
り、長いロール接触時間だとより高いロール温度が必要
になる。
本発明の新規な接着クロージヤーの固着用タブ上の感
圧接着剤層の厚さは15〜70μmであるのが好ましい。厚
さをそれより厚くするのは接着量とターゲツトストリツ
プを製造する際に用いられる材料の量の両者に関して原
料を浪費することになろう。15μm未満の接着剤の厚さ
においては、タブがターゲツトストリツプに十分強く接
着しなくなるだろう。
固着用タブの感圧接着剤は指端圧下でそのピークが侵
入してピークと谷と表面積の約20〜70%が接着剤と接触
するよう十分に軟かいものが好ましい。同時に、接着剤
は以下に概説する試験で良好な135゜剥離値と剪断値を
与えるよう十分に堅いのがよい。これらの値を与える感
圧接触剤群は1)Aがビニルアレンから成り、Bが共役
ジエンとアルケンから選ばれる少なくとも1種のモノマ
ーとのポリマーから成るABブロツクコポリマーにして、
Aがブロツクコポリマーの約8〜50重量%を占めるその
ようなコポリマーと2)粘着付与樹脂とのブレンドであ
つて、ABコポリマーがABコポリマーと粘着付与樹脂との
合計量に対して約20〜60重量%を占めるものである。こ
のブレンドのB相と粘着付与樹脂の複合Tgは約250〜275
゜Kであるのが好ましく、約257〜267゜Kが更に好まし
い。
ABブロツクコポリマーと粘着付与樹脂より成るブレン
ドのB相のTgはフオツク(Fox)の式と各成分のTg、す
なわちブロツクコポリマーのブロツクBのTg及びブレン
ド中の各粘着付与樹脂のTgとを用いて計算することがで
きる。フオツクスの式は1/複合Tg=ΣWi/Tgiである。た
だし、Wiは各成分iの重量分率であり、そしてTgiは各
成分iのガラス転移温度である。約250〜275゜Kの好ま
しい範囲に入る複合Tgの達成を増進するには、たとえ単
一の半固体粘着付与剤により達成できるとしても、液体
粘着付与剤と固体粘着付与剤とを同時に用いるのが望ま
しい。
ABブロツクコポリマーは線状トリブロツク形、星形、
ラジアル形、分枝形の各形状及びテーパー付き形状を含
めて各種形状の任意の形状を取ることができる。ブロツ
クAは使用温度で剛質のもので、スチレン又はα−メチ
ルスチレンが好ましい。ブロツクBは使用温度で柔軟な
もので、イソプレン若しくはブタジエンのホモポリマー
か、エチレンとブチレンのコポリマーが好ましい。剛質
ブロツクAはブロツクBがイソプレンに基づくものであ
る場合は全ブロツクコポリマーに対して約8〜30重量%
の範囲内で、またブロツクBがブタジエンに基づくもの
である場合は約20〜50重量%の範囲内で存在するのが好
ましい。
好ましいABブロツクコポリマーにはシエル・ケミカル
社からクラトンTM(KratonTM)1107及び1111として、又
は日本ゼオン株式会社からクインタツクTM(Quinta
cTM)3420、3430及び3530として市販されるもののよう
な、スチレンの含有範囲が約10〜21重量%のスチレンと
イソプレンとのABA型線状トリブロツクコポリマーがあ
る。また、フアイヤーストーン・シンセテイツク・ラテ
ツクス・アンド・ラバー社(Firestone Synthetic Late
x and Rubber Company)からステレオンTM(Stereo
nTM)840A及び845Aとして市販されるもののような、ス
チレンの含有範囲が約25〜40重量%のスチレンとブタジ
エンとのABA型ブロツクコポリマーも好ましい。
好ましい固体粘着付与樹脂にロジンエステル;水素化
ロジンエステル;ポリテルペン樹脂、ピペリレン、イソ
プレン及び4〜6個の炭素原子を含む他の共役ジエンに
基づく重合炭化水素樹脂及びこれら物質の水素化変性
物;重合、水素化されたC9炭化水素流からの樹脂、重
合、水素化された環状ジエン、例えばシクロペンタジエ
ンからの樹脂;重合、水素化された、スチレン、ビニル
トルエン及びα−メチルスチレン等の純モノマー種から
の樹脂がある。好ましい固体粘着付与樹脂にはまた脂肪
族石油誘導体流、4〜6個の炭素原子を含むジエンとモ
ノオレフインの両者から主として誘導される重合された
構造より本質的に成る炭化水素樹脂がある。ピペリレン
とイソプレンとが最も一般的なモノマー種である。この
ような樹脂はエクソン・ケミカル社からエスコレツツTM
(EscorezTM)として、まずザ・グツドイヤー・ケミカ
ル社(the Goodyear Chemical Company)からウイング
タツク プラスTM(Wingtack PlusTM)及びウイングタ
ツクTM95として市販されている。
好ましい液状粘着付与剤(可塑剤又は軟化剤とも時に
は称される)には液状の炭化水素樹脂及び水素化炭水素
樹脂、液状ポリスチレン、ロジン油、液状ロジンエステ
ル、液状ポリテルペン、重合、水素化されたC9炭化水素
流からの液状樹脂;環状ジエン、例えばジシクロペンタ
ジエンの重合、水素化により得られる液状樹脂;並びに
重合、水素化された、スチレン、ビニルトルエン、α−
メチルスチレン等の純モノマー種からの液状樹脂があ
る。好ましい液状粘着付与剤にはまた脂肪族の石油誘導
体流、4〜6個の炭素原子を含むジエンとモノオレフイ
ンの両者から主として誘導される重合された構造より本
質的になる液状炭化水素樹脂がある。1つのそのような
樹脂はウイングタツクTM10である。もう1つの群の液状
粘着付与剤はエスコレツツTM2520が例として挙げられる
脂肪族及び芳香族のモノマーの重合した混合物から製造
することができる。このような樹脂は更に水素化するこ
ともできる。もう1つの好ましい液状粘着付与剤はゾナ
レツツTM(ZonarezTM)A−25として入手できる軟化点
が約25℃の重合したα−ピネン樹脂である。ゾナレツツ
TMA−25はスチレン/ブタジエンブロツクコポリマーを
含む処方物に特に好ましい。
その他の液状粘着付与剤又は可塑剤にナフテン系石油
及びパラフイン系石油がある。感圧接着剤はまた酸化防
止剤及び充填剤のような一般的に使用される添加剤も含
むことができる。
第11図と第12図は本発明の1つの態様、すなわち使い
捨ておむつに取り付けて使用する際の再固着可能な感圧
接着テープクロージヤーを示す。
第11図及び第12図に示されるおむつは水不浸透性のカ
バーシート、すなわちバツクシート10と水透過性の内側
シート12とを有し、それら両シート間には吸収材層13が
ある。ターゲツトストリツプ14はカバーシート10の前面
にそれを横切つて感圧接着剤層16により接着されてい
る。ターゲツトストリツプは実質的に平らな下面18とピ
ーク及び谷の形を取つた露出面20を有するようにキヤス
テイングされたものである。ピークはターゲツトストリ
ツプの長さに対して横方向にその全幅を横切つて延在し
ている。
おむつの後面におけるカバーシート10の各耳部21には
固着用タブ22が永久的に接着されている。固着用タブ22
は柔軟なバツキング材24と固着用タブがターゲツトスト
リツプに着脱自在に接着される感圧接着剤層26とを有す
る。
次の実施例は本発明を例証するためのものであつて、
本発明を限定するものではない。次の実施例において、
部及び百分率は全て特にことわらない限りは重量による
ものである。
実施例及び比較例においてクロージヤーの評価のため
に次の試験が用いられている。
135゜剥離値 クロージヤーの剥離力に対する角度135゜における抵
抗性はおむつの固着用タブがその角度で剥がされ、クロ
ージヤーを開けるので特に重要なものである。
この試験は下側あごに締結された135゜試験ジグを持
つ定速伸長型インストロンTM(InstronTM)引張試験機
を用いて一定の温度(25±2℃)と湿度(相対湿度50±
2%)で行う。被試験ターゲツトストリツプ(5×12.5
cm)を感圧接着剤転写テープでスチールパネルに接着さ
せる。20cmの紙リーダーを幅2.54cmの非試験感圧接着剤
固着用タブに取り付けた後、タブをターゲツトストリツ
プの中央に置き、接着剤のある面をおろし、そして直ち
に2.04Kg(4.5ポンド)の機械作動硬質ゴムローラーの
各方向に1回ずつ縦にロール掛けする。15秒以内パネル
をジグのスロツトに滑り込ませ、そしてリーダーをクラ
ンプで上部あごに留める。記録チヤートを12.5cm/分で
移動開始させ、かつクロスヘツドを30cm/分で運動開始
させて固着用タブを引き剥がす。剥離値をチヤートから
読み取る。ただし、タブの最初と最後の0.63cmについて
はタブの除去のために記録された軌跡の部分は無視す
る。この測定を少なくとも2回繰り返し、その平均を取
る。汚染されていないおむつ用クロージヤーについて
は、135゜剥離値は少なくとも10N/dm、好ましくは少な
くとも25N/dmであるべきである。
試験片を覆いの付けられた流動床を用い滑石粉で汚染
させた。覆い付き流動床はその覆いにスリツトを有し、
そのスリツトを通して滑石粉の煙様流れが放出された。
試験片をこの流れに暴露し、暴露の前後に秤量した。
剪断値 剪断値は改良PSTC−7を用いて次のようにして測定し
た。被試験ターゲツトストリツプをその非試験表面に厚
さ0.089mmのポリプロピレンバツキング材(ミネソタ・
マイニング・アンド・マニユフアクチヤリング社から入
手できるY−8450)を有する感圧接着テープの接着剤層
を積層することによつて強化する。被試験固着用タブを
その接着剤層によりターゲツトストリツプの試験表面
[試験面積2.54×2.54cm(1×1インチ)]に積層す
る。空気循環炉に38℃(100゜F)において15分間入れて
おいた後、直ちに1000gの重りを付けてそのポリオレフ
インフイルムに対する結合を試験した。破壊までの時間
を記録し、そして1000分以内に破壊が起らない場合はそ
の試験を中止する。記録した値は少なくとも5回の試験
の平均である。汚染されていないおむつ用クロージヤー
については、剪断値は少なくとも100分であるべきであ
る。
感圧接着剤A〜F 実施例において、感圧接着剤は次の物質から処方し
た: クラトンTM1107(シエル・ケミカル社): スチレン14部とイソプレン86部のABA型線状トリブロ
ツクコポリマー、 クラトンTM1101: スチレン30部及びブタジエン70部のABA型線状トリブ
ロツクコポリマー、 ソルプレンTM(SolpreneTM)1205(フアイナ社): スチレンとブタジエンとのゴム状コポリマー、ウイン
グタツクTM10(グツドイヤー・ケミカル社): C5炭化水素オレフインに基づく液状粘着付与樹脂、 ウイングタツク プラスTM: C5炭化水素オレフインに基づく固体粘着付与樹脂、 ゾナレツツTMA−135[アリゾナ・ケミカル社(Arizona
Chemical)]: α−ピネンに基づく固体粘着付与樹脂、 ゾナレツツTMA−25: α−ピネンに基づく液状粘着付与樹脂、 エスコレツツTM1301(エクソン・ケミカル社): 固体のC5炭化水素粘着付与樹脂、 エスコレツツTM2520: 混合脂肪族/芳香族樹脂、 エスコレツツTM5300: 固体水素化炭化水素粘着付与樹脂、 シエルフレツクスTM371(シエル・ケミカル社): ナフテン系石油、 イルガノツクスTM(IrganoxTM)1076[シバ・ガイギー
(Ciba Geigy)]: 酸化防止剤。
感圧接着剤A〜Fは第I表に記すこれら物質の種々の
組成物(重量部)から調製した。各組成物の複合Tgを計
算し、これも第I表に示す。
ターゲツトストリツプ1、1A、2〜4及び8 ポリオレフインフイルムを65℃に保つたキヤステイン
グロールの上にキヤステイングし、かくしてロールの表
面を複製して作用面が第1〜4図に示される通りのピー
クと谷を有するターゲツトストリツプを製造することに
よつてターゲツトストリツプ1、1A及び2〜4を作製し
た。ターゲツトストリツプ8も同様にして製造した。そ
れは第12図に示すピークと谷を有するものであつた。タ
ーゲツトストリツプ1及び1Aの各ピークの頂部は角度が
約60゜であり、各ピークの一つの面はピークの頂部を横
断する平面に対して実質的に直角であり、ピークの高さ
は90μmであり、隣接クラウン間の距離は160μmであ
つた。これらの寸法及び他のターゲツトストリツプの寸
法を第II表に示す。
ターゲツトストリツプ5〜7 平らなニツケル板を第5〜7図の各々の鏡像に相当す
るピークと谷を有するように機械加工した。これを温度
232℃の段プレス[センチナルTM(SentinalTM)シーラ
ー]の加熱表面の上に載せた。そのプレス板の上に低密
度ポリエチレンペレツトを置き、シリコーンライナーで
覆つた。段プレスを圧力620kpa(90psi)において2分
間閉じた。水で冷却した後、プレス板からターゲツトス
トリツプ5、6又は7(第5、6又は7図にそれぞれ相
当)を取り除いた。
ターゲツトストリツプ1、1A及び2〜8の基本的な特
徴を“対照”として用いたポリプロピレンの平らなフイ
ルムと共に第II表にまとめて示す。
ターゲツトストリツプ接着ロール ターゲツトストリツプ1〜5の各々の長尺物の平滑な
裏面に感圧接着剤Fを20μmの厚さにホツトメルト塗被
した。各長尺ターゲツトストリツプを巻回してロールと
なした。各ロール共、ターゲツトストリツプの接着剤面
とピークとの間の接着面積が小さいために、ターゲツト
ストリツプの未塗被面に低接着性処理を施こさなくても
接着剤が裏移りすることなしに巻き戻すことができた。
固着用テープ エンボス加工して艶消仕上げを施こした75μmのポリ
プロピレンフイルムに感圧接着剤A〜Fの各々をホツト
メルト塗被した。ポリプロピレンフイルムの未塗被面は
低接着性バツクサイズコーテイングを有し、その固着用
テープをしてロール形態に巻回できるようにした。
実施例1〜11 前記固着用テープとターゲツトストリツプ1〜8の1
つに対して感圧接着剤Dを厚さ50μmで使用して本発明
による多数の感圧接着クロージヤーを作製した。これら
クロージヤーについて記載された滑石粉[ジヨンソン・
アンド・ジヨンソン社(Johnson & Johnson)のベビー
パウダー]による汚染水準における“135゜剥離値”試
験を、また汚染なしの場合の“剪断値”試験を行つた。
結果を第III表に示す。
第III表のデーターから分かるように、ターゲツトス
トリツプの作用面が鋸歯状うねから成る(実施例1〜
7)か、又は鋸歯状うねに近い形状(実施例8)から成
るときより良好な剥離値と剪断値を達成することができ
る。この剥離値と剪断値はクロージヤーに加えられる力
がピークの直角斜面(方向1)に対して加えられるとき
に更に改良される(実施例2と3の比較、及び実施例4
と5の比較)。実施例9(下向きにテーパーの付いた側
面を有する四角にくぼんだ表面部により隔てられている
うね又はリブ)、実施例10(丸くなつたピーク)及び実
施例11(対称形のピーク)のターゲツトストリツプの作
用面形状は余り好ましくなく、鋸歯状うねによつて達成
されるよりも低い剥離値及び剪断値を与える。
第13図のカーブ34は第III表の“対照”の135゜の剥離
値をプロツトしたものである。カーブ34は、滑石粉によ
り汚染されるとその接着性が急激に落ちることをグラフ
として例証している。実施例1及び6の135゜剥離値を
それぞれプロツトしたものである第13図のカーブ30及び
32の比較的水平な傾斜は滑石粉による汚染に対する抵抗
性がはるかに良好であることをグラフとして例証してい
る。カーブ32は水平度がカーブ30より幾らか高く、従つ
てカーブ30より望ましいが、実施例1の方がより高い剪
断値を示すので好ましいだろう。この剪断値の差は実施
例1のターゲツトストリツプのピークの頂部が実施例6
のものと比較してより鋭い形状をしていることから来て
いると考えられる。
実施例12〜15 固着用タブの感圧接着剤を変えたことを除いて、ター
ゲツトストリツプ1Aを使用して実施例1〜11における通
りに一連の再固着可能なクロージヤーを作製した。各接
着剤層の厚さは50μmであり、また各固着用タブのバツ
キング材は厚さ75μmのポリプロピレンであつた。方向
1(第III表の脚注参照)の試験結果を第IV表に示す。
第IV表はターゲツトストリツプを約1mg/(2.54cm)
(1mg/in2)の滑石粉で汚染したときに得られた剪断
値を含む。実施例14の剪断値について77分と103分との
間の差は実験誤差の範囲内である。
第IV表のデータから分るように、実施例12〜14のクロ
ージヤーは滑石汚染が加えられた対応する対照クロージ
ヤーよりも大きな割合で剥離値及び剪断値を保持してい
る。実施例12のクロージヤーの剪断値が低いけれども、
このようなクロージヤーは再固着可能な包被用クロージ
ヤーとして有用であるだろう。つまり、斯る包被用クロ
ージヤーは一般に剪断力には付されないからである。ク
ロージヤーが高剪断力に付されることが予想される場
合、例えばクロージヤーを使い捨ておむつ用クロージヤ
ーとして使用しようとするときは、接着剤Cを使用して
いる実施例13のクロージヤーが実施例12のクロージヤー
より好ましいと思われる。実施例15について記載される
剥離値と剪断値及び実施例2について再記される剥離値
と剪断値は他の接着剤が汚染の前も後も優れた剥離値と
剪断値を有し、使い捨ておむつ用クロージヤーに特に有
用であるだろうことを証明している。
実施例16〜20 谷から上のピークの高さが70μmのターゲツトストリ
ツプ2を使用し、かつ感圧接着剤A又はCを第V表に示
す厚さで有する固着用タブを使用して一連の再固着可能
なクロージヤーを作製した。
実施例19は比較例で、接着剤の厚さが谷から上にピー
ク高さの100%であるものに関する。
剥離値を未汚染クロージヤーといろいろな水準で汚染
されたクロージヤーについて測定し、また剪断値を未汚
染クロージヤーについて測定した。試験は全て力をピー
クの急斜面、すなわち直角斜面(方向1)と同じ方向に
加えて行つた。結果を第V表に示す。
第V表のデーターから分るように、接着剤の厚さが谷
から上のピーク高さの約50〜80%であるより好ましい範
囲(実施例17:47%、実施例18:71%)にある接着剤Aを
使用することにより接着剤厚さがその好ましい範囲の外
にあるとき(実施例16:24%)及び必要範囲の外にある
とき(実施例19:100%)、より良好な剥離値を得ること
ができる。
接着剤の厚さが同等な実施例18と対照のクロージヤー
は、本発明のクロージヤーにおいては改良された滑石汚
染抵抗性が達成されること、実施例18のクロージヤーは
4mg/6.45cm2の滑石で汚染させたとき未汚染クロージヤ
ーの剥離値の31%までしか剥離値が低下しないのに対し
て対照のクロージヤーは滑石により同じ水準で汚染させ
たとき未汚染クロージヤーの剥離値の17%まで剥離値が
低下したことを実証している。
実施例17と20のクロージヤーは接着剤組成物の選択が
匹敵する厚さにおいて剥離値と剪断値の両者に影響する
ことを証明している。接着剤Aは滑石で汚染したとき接
着剤Cにより達成されるより良好な剥離値を有するクロ
ージヤーを与えるが(接着剤A:滑石汚染水準4mg/6.25cm
2において接着力を70%保持;接着剤C:滑石汚染水準4mg
/6.25cm2において接着力を39%保持)、一方接着剤Cは
接着剤Aにより達成されるよりかなり良好な剪断値を有
するクロージヤーを与える。
以上本発明を詳しく説明したが、本発明にはその範囲
と精神から逸脱しない限り種々の改変態様及び別態様が
存在することは当業者には明石であり、従つて本発明は
説明のために本明細書に記載したものに限定されるもの
ではない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本発明の再固着可能な感圧接着クロー
ジヤーに使用することができるターゲツトストリツプの
作用面の250Xにおける写真であり、第8図は本発明の再
固着可能な感圧接着クロージヤーに有用な好ましい微細
表面構造の500Xにおける写真であり、第9図及び第10図
は本発明の再固着可能な感圧接着クロージヤーに使用す
ることができるターゲツトストリツプの作用面の280Xに
おける写真であり、第11図は本発明の再固着可能な感圧
接着クロージヤーを有するおむつの正面模式図であり、
第12図は第11図の線9−9に沿つて取つた拡大断面図で
あり、そして第13図は滑石粉による汚染に対する再固着
可能な接着クロージヤーの抵抗性を例証するグラフであ
る。 1……ピーク、2……谷、3……突出部、10……カバー
シート、12……内側シート、13……吸収材層、14……タ
ーゲツトストリツプ、16……感圧接着剤層、18……下
面、20……露出面、21……耳部、22……固着用タブ、24
……バツキング材、26……感圧接着剤層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エリック ジョージ ロジャーズ アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル 3エム センター 番地なし) (72)発明者 アラン ジョン シピネン アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル 3エム センター(番地なし) (72)発明者 レイグ アール ウッド アメリカ合衆国ミネソタ州セント ポー ル 3エム センター(番地なし) (56)参考文献 特開 昭63−66305(JP,A) 特開 昭59−94604(JP,A) 特開 昭58−78717(JP,A) 特開 平1−162804(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感圧接着剤を有する固着用タブ及び該感圧
    接着剤保有固着用タブと接触するための作用面を有する
    ターゲット部から成り、 該ターゲット部のストリップの該作用面は複数のピーク
    と谷により形成されており、 該谷から上の該ピークの高さは実質的に均一であって、
    約40〜300μmであり、 隣接するピーク間の間隔は約50〜500μmであり、 該ターゲット部の背面は実質的に平らであり、そして 該ピークと谷の表面積が、高さ10μm未満の凹凸を無視
    すると、平坦面の表面積より少なくとも35%広いことを
    特徴とする再固着可能なクロージャー。
  2. 【請求項2】該タブの接着剤層の厚さは該谷から上の該
    ピーク高さの90%以下である 請求項第1項に記載の再固着可能なクロージャー。
  3. 【請求項3】該ターゲット部がポリオレフィンより成る
    請求項第1項に記載の再固着可能なクロージャー。
  4. 【請求項4】該ピークが該ターゲット部から該固着用タ
    ブを取り外す方向に対して横断方向の第一面と第二面を
    有し、該第一横断面は該取り外し方向に対して実質的に
    直角であり、また、該ピークが鋸歯状うねりを形成して
    おり、該うねの各々は該ターゲット部から該固着用タブ
    を取り外す方向に対して横断方向に該ターゲット部スト
    リップの実質的な全幅を横切って延在している請求項第
    1項に記載の再固着可能なクロージャー。
  5. 【請求項5】該谷の中に該ピークの高さの30〜100%延
    在し、かつ0.2〜6mm離間している突出部がある請求項第
    4項に記載の再固着可能なクロージャー。
  6. 【請求項6】該ターゲット部の面が、約500×の倍率で
    視るとき、高さが約2〜30μmでピーク高さの20%以下
    である密接した凹凸から成る荒い微細構造を有している
    請求項第1項に記載の再固着可能なクロージャー。
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