JP2695369B2 - 複合成形品の成形方法 - Google Patents
複合成形品の成形方法Info
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- JP2695369B2 JP2695369B2 JP13749293A JP13749293A JP2695369B2 JP 2695369 B2 JP2695369 B2 JP 2695369B2 JP 13749293 A JP13749293 A JP 13749293A JP 13749293 A JP13749293 A JP 13749293A JP 2695369 B2 JP2695369 B2 JP 2695369B2
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- Japan
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- molded product
- molded
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- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複合成形品の成形方法
に関し、特に、一対の成形機とロボットハンドにより、
各成形品の取出しと組合せを連続して行い、各成形品を
組合せた複合成形品を簡単に得るための新規な改良に関
する。
に関し、特に、一対の成形機とロボットハンドにより、
各成形品の取出しと組合せを連続して行い、各成形品を
組合せた複合成形品を簡単に得るための新規な改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の複合成形
品の成形方法としては、一般に、一対の成形機で成形し
た一対の成形品を、後工程として、人手あるいは治具等
で結合させて複合成形品を得ていた。
品の成形方法としては、一般に、一対の成形機で成形し
た一対の成形品を、後工程として、人手あるいは治具等
で結合させて複合成形品を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の複合成形品の成
形方法は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、各成形機で個別に成
形した一対の成形品を、後工程として結合させていたた
め、各成形品を成形した後に、各成形品を各成形機から
取出さなくてはならず、連続した自動生産システムを実
現することは不可能であった。
形方法は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、各成形機で個別に成
形した一対の成形品を、後工程として結合させていたた
め、各成形品を成形した後に、各成形品を各成形機から
取出さなくてはならず、連続した自動生産システムを実
現することは不可能であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、一対の成形機とロボットハ
ンドにより、各成形品の取出しと組合せを連続して行
い、各成形品を組合せた複合成形品を簡単に得るように
した複合成形品の成形方法を提供することを目的とす
る。
めになされたもので、特に、一対の成形機とロボットハ
ンドにより、各成形品の取出しと組合せを連続して行
い、各成形品を組合せた複合成形品を簡単に得るように
した複合成形品の成形方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による複合成形品
の成形方法は、第1成形機で成形した第1成形品をロボ
ットハンドにてチャッキングし、このロボットハンドで
チャッキングした前記第1成形品を前記第1成形機の近
傍に位置する第2成形機で成形され金型に位置する第2
成形品に係合させ、前記各成形品の組合せによる複合成
形品を自動的に得る方法である。
の成形方法は、第1成形機で成形した第1成形品をロボ
ットハンドにてチャッキングし、このロボットハンドで
チャッキングした前記第1成形品を前記第1成形機の近
傍に位置する第2成形機で成形され金型に位置する第2
成形品に係合させ、前記各成形品の組合せによる複合成
形品を自動的に得る方法である。
【0006】さらに詳細には、前記第1成形品はピスト
ン棒、前記第2成形品はシール部材とし、前記複合成形
品として注射器のピストンを形成する方法である。
ン棒、前記第2成形品はシール部材とし、前記複合成形
品として注射器のピストンを形成する方法である。
【0007】
【作用】本発明による複合成形品の成形方法において
は、第1成形機で成形した第1成形品をロボットハンド
でチャッキングして金型から取出し、この第1成形品を
第2成形機で成形し金型に位置する第2成形品に対して
移動させ、第1成形品を第2成形品に結合させると、各
成形品を一体状とした複合成形品を得ることができる。
従って、各成形品の結合による組合せを、1台のロボッ
トハンドにて自動的に行うことができ、複合成形品の自
動成形及び組立を行うことができる。
は、第1成形機で成形した第1成形品をロボットハンド
でチャッキングして金型から取出し、この第1成形品を
第2成形機で成形し金型に位置する第2成形品に対して
移動させ、第1成形品を第2成形品に結合させると、各
成形品を一体状とした複合成形品を得ることができる。
従って、各成形品の結合による組合せを、1台のロボッ
トハンドにて自動的に行うことができ、複合成形品の自
動成形及び組立を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面と共に本発明による複合成形品の
成形方法の好適な実施例について詳細に説明する。図1
において符号1で示されるものは第1成形機であり、こ
の第1成形機1の近傍には、前記第1成形機1と平行に
第2成形機2が設けられている。
成形方法の好適な実施例について詳細に説明する。図1
において符号1で示されるものは第1成形機であり、こ
の第1成形機1の近傍には、前記第1成形機1と平行に
第2成形機2が設けられている。
【0009】前記各成形機1,2間には取出機としての
図2で示すロボットハンド3が設けられ、このロボット
ハンド3は、第1成形機1で成形された第1成形品1a
をチャッキングして第1移動手段6で矢印A方向に沿っ
て第2成形機2への移動及びこの矢印A方向と直交する
矢印B方向において第2移動手段6Aで自在に前後進動
できるように構成されている。また、前記第2成形機2
の金型2Aでは第2成形品2aが成形されるように構成
されている。なお、矢印A方向への移動は、ロボットハ
ンド3を各成形機1,2から逃がす時の動作でもある。
また、このロボットハンド3を図示しない手段により矢
印C方向に逃がすこともできる。
図2で示すロボットハンド3が設けられ、このロボット
ハンド3は、第1成形機1で成形された第1成形品1a
をチャッキングして第1移動手段6で矢印A方向に沿っ
て第2成形機2への移動及びこの矢印A方向と直交する
矢印B方向において第2移動手段6Aで自在に前後進動
できるように構成されている。また、前記第2成形機2
の金型2Aでは第2成形品2aが成形されるように構成
されている。なお、矢印A方向への移動は、ロボットハ
ンド3を各成形機1,2から逃がす時の動作でもある。
また、このロボットハンド3を図示しない手段により矢
印C方向に逃がすこともできる。
【0010】前記ロボットハンド3は、図2で示すよう
に構成されており、このロボットハンド3のチャック板
5には、前記第1成形品1aをチャッキングした複数の
チャック8が設けられており、このチャック板5の姿勢
は、第1、第2姿勢制御手段10,10Aによって、こ
のチャック板5の面と同じ方向及びそれと直交する方向
の二軸方向に調整できるように構成されている。また、
前記第2成形機2の金型2Aには複数のガイドピン2A
Aが突出して設けられ、この各ガイドピン2AAは前記
チャック板5の位置決め孔4に挿入されるように構成さ
れている。なお、前述の各移動手段6,6A及び各姿勢
制御手段10,10Aは周知の油圧シリンダ、モータ等
で構成されている。
に構成されており、このロボットハンド3のチャック板
5には、前記第1成形品1aをチャッキングした複数の
チャック8が設けられており、このチャック板5の姿勢
は、第1、第2姿勢制御手段10,10Aによって、こ
のチャック板5の面と同じ方向及びそれと直交する方向
の二軸方向に調整できるように構成されている。また、
前記第2成形機2の金型2Aには複数のガイドピン2A
Aが突出して設けられ、この各ガイドピン2AAは前記
チャック板5の位置決め孔4に挿入されるように構成さ
れている。なお、前述の各移動手段6,6A及び各姿勢
制御手段10,10Aは周知の油圧シリンダ、モータ等
で構成されている。
【0011】次に、実際に各成形品1a,2aを成形及
び結合して組立てる方法について述べる。まず、第1成
形機1で成形された複数の第1成形品1aを型開後にロ
ボットハンド3のチャック板5のチャック8により図2
で示すようにチャッキングし、第1移動手段6を介し矢
印A方向に移動させる。次に、第2成形機2にて成形さ
れた第2成形品2aは、型開した第2成形機2の金型2
Aのキャビティ2Aaに位置しており、この状態におい
て、チャック板5を移動手段6を介して矢印A方向にさ
らに移動させて金型2Aに対応させると共に矢印B方向
に前進させると、金型2Aのガイドピン2AAがチャッ
ク板5の位置決め孔4内に係合し、チャック板5は金型
2Aと対向すると共に、各姿勢制御手段10,10Aを
介してチャック板5と金型2Aの面2Abとを互いに平
行な状態となるように位置決めする。
び結合して組立てる方法について述べる。まず、第1成
形機1で成形された複数の第1成形品1aを型開後にロ
ボットハンド3のチャック板5のチャック8により図2
で示すようにチャッキングし、第1移動手段6を介し矢
印A方向に移動させる。次に、第2成形機2にて成形さ
れた第2成形品2aは、型開した第2成形機2の金型2
Aのキャビティ2Aaに位置しており、この状態におい
て、チャック板5を移動手段6を介して矢印A方向にさ
らに移動させて金型2Aに対応させると共に矢印B方向
に前進させると、金型2Aのガイドピン2AAがチャッ
ク板5の位置決め孔4内に係合し、チャック板5は金型
2Aと対向すると共に、各姿勢制御手段10,10Aを
介してチャック板5と金型2Aの面2Abとを互いに平
行な状態となるように位置決めする。
【0012】この状態で、さらに、第1移動手段6を介
してチャック板5を矢印B方向に前進させると、第1成
形品1aは第2成形品2a内に正確に挿入され、図3に
示すように各成形品1a,2aが結合した複合成形品2
0を同時に得ることができる。なお、前述の各成形品1
a,2aを図3で示すようにピストン棒とシール部材と
した場合には、注射器に用いるピストン体(複合成形品
20)を得ることができ、多数の複合成形品20の多数
個取りによる自動成形及び取出しを行うことができる。
してチャック板5を矢印B方向に前進させると、第1成
形品1aは第2成形品2a内に正確に挿入され、図3に
示すように各成形品1a,2aが結合した複合成形品2
0を同時に得ることができる。なお、前述の各成形品1
a,2aを図3で示すようにピストン棒とシール部材と
した場合には、注射器に用いるピストン体(複合成形品
20)を得ることができ、多数の複合成形品20の多数
個取りによる自動成形及び取出しを行うことができる。
【0013】なお、前述のチャック板5及びチャック8
については一例を示したもので、図示しない他の構造等
とした場合も前述と同様の効果を得ることができること
は述べるまでもないことである。また、各成形品1a,
2aについても、前述の構成に限ることなく、任意の製
品及び形状とすることができる。また、この成形機は2
台に限ることなく、それ以上の台数を用いることもで
き、ロボットハンドも複数個用いることもできる。
については一例を示したもので、図示しない他の構造等
とした場合も前述と同様の効果を得ることができること
は述べるまでもないことである。また、各成形品1a,
2aについても、前述の構成に限ることなく、任意の製
品及び形状とすることができる。また、この成形機は2
台に限ることなく、それ以上の台数を用いることもで
き、ロボットハンドも複数個用いることもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明による複合成形品の成形方法は、
以上のように構成されているため、一対の成形品を用い
た複合成形品を、人手を介することなく、連続したイン
ラインにより成形及び組立することができ、多数の複合
成形品を自動的に生産することができる。また、ロボッ
トハンドによる挿入と取出しを行うことにより、成形機
システムとしての省スペース化を達成することもでき
る。
以上のように構成されているため、一対の成形品を用い
た複合成形品を、人手を介することなく、連続したイン
ラインにより成形及び組立することができ、多数の複合
成形品を自動的に生産することができる。また、ロボッ
トハンドによる挿入と取出しを行うことにより、成形機
システムとしての省スペース化を達成することもでき
る。
【図1】本発明による複合成形品の成形方法を概略的に
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】図1の要部を具体的に示す側面構成図である。
【図3】複合成形品を示す断面図である。
【符号の説明】 1 第1成形機 1a 第1成形品 2 第2成形機 2a 第2成形品 3 ロボットハンド 2A 金型 20 複合成形品
Claims (2)
- 【請求項1】 第1成形機(1)で成形した第1成形品(1
a)をロボットハンド(3)にてチャッキングし、このロボ
ットハンド(3)でチャッキングした前記第1成形品(1a)
を、前記第1成形機(1)の近傍に位置する第2成形機(2)
で成形され金型(2A)に位置する第2成形品(2a)に係合さ
せ、前記各成形品(1a,2a)の組合せによる複合成形品(2
0)を自動的に得ることを特徴とする複合成形品の成形方
法。 - 【請求項2】 前記第1成形品(1a)はピストン棒、前記
第2成形品(2a)はシール部材とし、前記複合成形品(20)
として注射器のピストン体を得ることを特徴とする請求
項1記載の複合成形品の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13749293A JP2695369B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 複合成形品の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13749293A JP2695369B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 複合成形品の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344367A JPH06344367A (ja) | 1994-12-20 |
JP2695369B2 true JP2695369B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=15199923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13749293A Expired - Fee Related JP2695369B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 複合成形品の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2695369B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0315953D0 (en) | 2003-07-08 | 2003-08-13 | Glaxosmithkline Biolog Sa | Process |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP13749293A patent/JP2695369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06344367A (ja) | 1994-12-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |