JP2694586B2 - 電動開閉装置 - Google Patents

電動開閉装置

Info

Publication number
JP2694586B2
JP2694586B2 JP4459892A JP4459892A JP2694586B2 JP 2694586 B2 JP2694586 B2 JP 2694586B2 JP 4459892 A JP4459892 A JP 4459892A JP 4459892 A JP4459892 A JP 4459892A JP 2694586 B2 JP2694586 B2 JP 2694586B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification data
signal
blind
transmission
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4459892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05248152A (ja
Inventor
收 山本
明 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Nichibei Co Ltd
Original Assignee
Sharp Corp
Nichibei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp, Nichibei Co Ltd filed Critical Sharp Corp
Priority to JP4459892A priority Critical patent/JP2694586B2/ja
Publication of JPH05248152A publication Critical patent/JPH05248152A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2694586B2 publication Critical patent/JP2694586B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
  • Blinds (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動開閉装置に関し、
特に、ブラインド,ロールスクリーン,カーテンおよび
シャッターなどの複数の開閉装置と、これら複数の開閉
装置の動作を一括制御する中央制御装置とを有するよう
な電動開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より提案されて、市販されている電
動ブラインド,電動ロールスクリーンおよび電動カーテ
ンなどの電動開閉装置は、ビルの高層化に伴う窓の増加
に比例してその利用が大幅に向上している。たとえば、
電動ブラインドは、高層ビルの各階の複数の窓枠にそれ
ぞれ固定して取付けられている。これら電動ブラインド
のそれぞれは、各階またはビルごとに中央の制御装置か
ら集中制御され、人手によるカーテンの開閉操作などを
行なわなくても、直射日光や西日の室内への入射が自動
的に防止できることから、経費の面から有効である。
【0003】さて、これら複数の電動ブラインドを各フ
ロアごとにまたは各窓ごとに集中制御するためには、各
ブラインドを予め特定しておく必要があり、そのため
に、各ブラインドには予め個別番号が付与される。この
個別番号は電動ブラインドごとに固定して設けられたデ
ィップスイッチを操作することにより設定されている。
この個別番号は、中央制御装置が複数の電動ブラインド
の中から、特定のブラインドを指定して動作させる際に
必要となるデータである。
【0004】また、複数の電動ブラインドのそれぞれに
個別に番号を付与した後に、集中的にこれらブラインド
を開閉制御するものとして、特開平1−192987号
に示されているものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述のごとく
して各電動ブラインドに予め個別番号が設定されるが、
その設定作業が多数の電動ブラインドを設置後に設置場
所にて1台ずつ個別的に行なう必要があるため、労力と
時間の多大な消費を引起こしていた。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、電
動によって開閉動作する複数の制御対象を駆動制御する
際に、各制御対象を特定するための識別データを各制御
対象に容易に設定できるような電動開閉装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電動開閉
装置は、複数の開閉装置と、これら複数の開閉装置にそ
の識別データを設定あるいはその動作を制御するための
指令信号を送信する中央制御装置と、中央制御装置およ
び複数の開閉装置のそれぞれを相互に接続してデータを
通信するための伝送路とを備えて構成される。
【0008】中央制御装置は、識別データの設定を指令
する識別データ設定指令手段と、伝送路を介して複数の
開閉装置の1つに信号を送信するための第1の送信手段
とを含む。
【0009】複数の開閉装置のそれぞれは、伝送路を介
して伝送される信号を受信するための受信手段と、受信
手段によって受信された信号および識別データ設定指令
信号を受信したことに応答して識別データ信号を伝送路
を介して隣接する開閉装置に送信するための第2の送信
手段と、識別データ信号の識別データを記憶する識別デ
ータ記憶手段と、受信手段が識別データ設定指令信号に
続いて識別データ信号を受信したときは識別データ信号
の受信を中止し、その後1個あるいは複数の連続する識
別データ信号を受信した後、最後に受信した識別データ
信号の次の値とする識別データを識別データ記憶手段に
記憶させるとともに、その識別データの識別データ信号
を第2の送信手段から送信するように監視制御する監視
制御手段とを含む。
【0010】
【作用】この発明に係る電動開閉装置は、中央制御装置
の識別データ設定指令手段の指令により第1の送信手段
から識別データ設定指令信号が送信され、伝送路を介し
て他の開閉装置の受信手段によって受信され、その受信
信号が第2の送信手段から再び伝送路に送信され、次の
開閉装置の受信手段によって受信される。この開閉装置
においても、指令信号が第2の送信手段によって再び伝
送路に送信され、各開閉装置のそれぞれに順次伝送され
る。それぞれの開閉装置は指令信号に応答して、第1の
識別データ信号を送信するともに、その識別データを識
別データ記憶手段に記憶する。ただし、中央制御装置と
伝送路を介して接続している開閉装置以外の開閉装置は
それぞれの受信手段により中央制御装置と伝送路とを介
して接続している開閉装置からの第1の識別データ信号
を受信することになり、第1の識別データ信号の送信を
中止する。第1の識別データ信号を送信完了した中央制
御装置と伝送路とを介して接続している開閉装置以外の
開閉装置は、第2の識別データ信号を第2の送信手段か
ら伝送路に送信するとともにその識別データを識別デー
タ記憶手段に記憶する。ただし、第1の識別データ信号
を送出完了した開閉装置と伝送路とを介して接続してい
る開閉装置以外はそれぞれの受信手段により第2の識別
データ信号を受信することになり、第2の識別データ信
号の送信を中止する。そして、第2の識別データ信号の
受信を完了したそれぞれの開閉装置は、第3の識別デー
タ信号を第2の送信手段から伝送路に送信するととも
に、その識別データを識別データ記憶手段に記憶する。
この場合も同様にして、第2の識別データ信号を送信完
了した開閉装置に接続している開閉装置のみが第3の識
別データ信号を送信完了する。このようにして、中央制
御装置との接続が近い開閉装置から識別データ番号とし
て第1,第2,第3…をそれぞれの識別データ記憶手段
に記憶する。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例の概略ブロック図
である。図1を参照して、この発明の一実施例の構成に
ついて説明する。電動ブラインドは、集中コントローラ
1とブラインド21,22,23…2nと通信線31,
32,33…3nとを含む。
【0012】集中コントローラ1は各ブラインドに機器
番号を設定したり、昇降と開閉などの動作を個別的にま
たは一括的に制御するためのものであり、マイクロプロ
セッサ(以下、MPUと称する)4を含む。MPU4に
は機器番号設定スイッチ5と機器指定スイッチ6と操作
スイッチ7とが接続される。機器番号設定スイッチ5は
各ブラインドに連続した機器番号を設定するためのスイ
ッチであり、機器指定スイッチ6はブラインドの上昇,
下降,停止および羽根(スラット)の開閉などの操作を
指令する対象となるブラインドを指定するためのスイッ
チであり、特定の1つのブラインドの指定および全ブラ
インドの指定が可能となっている。操作指定スイッチ7
はブラインドの上昇,下降,停止,スラットの開閉など
の操作内容を指定する。
【0013】MPU4には第1の送信回路8が接続され
る。第1の送信回路8はMPU4からの信号を増幅して
各ブラインド21,22,23…2nに与えるためのも
のであり、通信線31を介してブラインド21に接続さ
れている。MPU4は各スイッチ5,6および7からの
入力に応じて、対応する指令信号を第1の送信回路8に
出力する。
【0014】各ブラインド21,22,23…2nには
MPU91,92,93…9nが設けられる。それぞれ
のMPU91,92,93…9nには、受信回路10
1,102,103…10nと第2の送信回路111,
112,113…11nとメモリ回路121,122,
1123…12nが接続される。ブラインド21の受信
回路101は通信線31を介して集中コントローラ1の
第1の送信回路8に接続される。他のブラインド22,
23…2nの受信回路102,103…10nは通信線
32,33,34…3nを介してそれぞれ1つ前のブラ
インドの第2の送信回路111,112,113…11
nに接続される。ブラインド21,22,23,…2
(n−1)の第2の送信回路111,112,113…
11(n−1)は通信線32,33,34…3(n−
1)を介してそれぞれ次のブラインドの受信回路10
2,103…10nに接続される。各ブラインドの受信
回路101,102,103…10nは集中コントロー
ラ1の第1の送信回路8またはブラインドの第2の送信
回路111,112,113…11nから送信される信
号を受信し、その信号を第2の送信回路111,11
2,113…11nに与えるとともに、MPU91,9
2,93…9nに与える。第2の送信回路111,11
2,113…11nは、受信回路101,102,10
3…10nからの信号およびMPU91,92,93…
9nからの信号を増幅し、通信線32,33,34…3
nを介して次のブラインドの受信回路102,103…
10nに送信する。
【0015】メモリ回路121,122,123…12
nは当該ブラインドを他のブラインドから識別するため
の機器番号を記憶するためのものであり、機器番号はM
PU91,92,93…9nから与えられるとともに、
受信回路101,102,103…10nからの信号入
力時にMPU91,92,93…9nで参照される。
【0016】MPU91,92,93…9nは受信回路
101,102,103…10nからの入力信号を分析
し、入力信号が機器番号設定信号または機器番号データ
信号ならば機器番号の設定処理を行なう。すなわち、入
力信号が機器番号設定信号のときは「1」,機器番号デ
ータ信号のときは「該受信信号の機器番号+1」を自己
の機器番号としてメモリ回路121,122,123…
12nに記憶するとともに、機器番号データ信号を第2
の送信回路111,112,113…11nから送信す
る。しかし、受信回路101,102,103…10n
から入力信号があるときはその送信処理を中止し、再び
「該受信信号の機器番号+1」を自己の機器番号として
メモリ回路121,122,123…12nに記憶する
とともに、機器番号データ信号を第2の送信回路11
1,112,113…11nから送信する。その処理を
機器番号データ信号の受信がなくなるまで繰返す。
【0017】入力信号が機器番号設定信号または機器番
号データ信号でないときは、入力信号が自己のメモリ回
路121,122,123…12nに記憶されている機
器番号を表わすデータを含んでいなければ、MPU9
1,92,93…9nは何らの動作を行なわない。入力
信号が自己の機器番号を表わすデータを含んでいれば、
MPU91,92,93…9nはその信号の内容に基づ
いて、電動機(図示せず)を動作させて、スラットを昇
降または開閉する。
【0018】上述のごとく、通信線31,32,33…
3nは集中コントローラ1および各ブラインド21,2
2,23…2nを直列に接続している。
【0019】図2は図1に示した通信線31,32,3
3…3nによって伝送される各種信号、すなわち集中コ
ントローラ1からの機器番号設定信号と他の各操作信号
および各ブラインドからの機器番号データ信号の波形を
示す図である。図2において、各信号はバイナリーコー
ドからなるシリアル信号で構成され、そのシリアル信号
には、一定数のビットによって定義された機器番号,操
作内容などが含まれている。なお、図2に示した信号で
は、信号周期の大きさによって「1」および「0」が表
わされ、「1」に対応して2msecが用いられ、
「0」に対応して4msecが用いられているが、これ
らは一例にすぎない。すなわち、信号周期は上述のもの
に限定されず、信号周期によらず振幅の大小によって
「1」,「0」を表わしてもよく、またその他の変調手
法を用いてもよい。
【0020】図3および図4は図1に示したブラインド
の受信処理および受信信号処理の動作を説明するための
フロー図である。次に、図1ないし図4を参照して、こ
の発明の一実施例の具体的な動作について説明する。ま
ず、各ブラインドに機器番号を設定する設定操作につい
て説明する。集中コントローラ1の機器番号設定スイッ
チ5をオンにすると、集中コントローラ1のMPU4は
図2に示すバイナリーコードからなる機器番号設定信号
を第1の送信回路8から通信線31に出力する。この信
号は通信線31を介してブラインド21の受信回路10
1に入力される。この入力信号はブラインド21の第2
の送信回路111に与えられ、第2の送信回路111か
ら通信線32を介してブラインド22の受信回路102
に与えられる。上述のブラインド21と同様にして、信
号は受信回路102から第2の送信回路112に与えら
れ、第2の送信回路12から次のブラインド23へと伝
送されていく。すなわち、最後のブラインド2nの受信
回路10nに入力される。
【0021】また、各ブラインド21,22,23…2
nの受信回路101,102,103…10nから各ブ
ラインドのMPU91,92,93…9nにもその信号
が入力される。すなわち、集中コントローラ1から出力
された機器番号設定信号は全ブラインド21,22,2
3…2nに伝送される。
【0022】各ブラインド21,22,23…2nは各
受信回路101,102,103…10nに信号が入力
し、それが各MPU91,92,93…9nに入力され
ることにより、図3の受信割込ルーチンが処理される。
すなわちステップ(図示ではSと略称する)S1により
送信処理をリセットする。この処理により、送信セット
しているときは送信がリセットされる。次に、ステップ
S2により受信ビットの処理、すなわち前回の割込から
の経過時間をチェックすることにより、受信開始ビット
または「1」,「0」のビット判定などを行なう。ステ
ップS3において、一定数のバイナリーコードからなる
シリアル信号の全ビット判定が終了していないときは、
この割込処理を終了し、全ビット判定が終了したときは
ステップS4にて受信セットを行なった後、割込処理を
終了する。
【0023】各ブラインド21,22,23…2nのメ
インルーチンでは、図4に示す受信信号処理ルーチンの
ステップS5において、受信セットされるまでは図4に
示す受信信号処理が通過される。すなわち、ステップS
5において、受信セットされていないと判別されると、
次の処理に進む。しかし、図3のステップS4において
受信セットされると、ステップS5において受信セット
であると判別され、ステップS6において機器番号設定
信号であると判別される。そして、ステップS7におい
て、「1」の機器番号データ信号の送信セットがメモリ
回路121,122,123…12nに記憶され、ステ
ップS9において受信セットされているものがリセット
され、次の受信信号による受信セットに備えられる。
【0024】すなわち、集中コントローラ1からの機器
番号設定信号により、各ブラインド21,22,23…
2nは機器番号として「1」をメモリ回路121,12
2,123…12nに記憶する。そして、機器番号デー
タ信号を送出セットし、各ブラインドのMPU91,9
2,93…9nは図2に示すバイナリーコードからなる
機器番号=「1」の機器番号データ信号を第2の送信回
路111,112,113…11nから送出する。
【0025】ブラインド21の第2の送信回路111か
らの信号は通信線32を介してブラインド22の受信回
路102に入力される。この入力信号はブラインド22
の第2の送信回路112に与えられ、第2の送信回路1
12から通信線33を介してブラインド23の受信回路
103に与えられる。上述のブラインド22と同様にし
て、信号は受信回路103から第2の送信回路113に
与えられ、送信回路113から次のブラインドへと伝送
されていく。すなわち、最後にはブラインド2nの受信
回路10nに信号が入力される。
【0026】同様にして、ブラインド22の第2の送信
回路112からの機器番号データ信号は通信線33を介
してブラインド23の受信回路103に入力され、最後
にはブラインド2nの受信回路10nに入力される。こ
のようにして、各ブラインド21,22,23…2nの
第2の送信回路111,112,113…11nからの
機器番号=「1」の機器番号データ信号は通信線33,
34…3nを介してブラインド21を除く各ブラインド
22,23…2nの受信回路112,113…11nに
入力される。
【0027】そして、上述の機器番号設定信号と同様に
して、ブラインド21を除く各ブラインド22,23…
2nの受信回路102,103…10nから各ブライン
ド22,23…2nのMPU92,93…9nにもその
信号が入力される。ブラインド21を除く各ブラインド
22,23…2nでは、MPU92,93…9nにその
信号が入力されることにより、図3の受信割込ルーチン
が処理され、ステップS1により送信処理がリセットさ
れる。この処理により、ブラインド21を除く各ブライ
ンド22,23…2nからの機器番号=「1」の機器番
号データ信号の送出は中止される。しかし、ブラインド
21からのその信号は中止せずに送出されるため、上述
の機器番号設定信号の受信時と同様にして、ブラインド
21を除く各ブラインド22,23…2nは機器番号=
「1」の機器番号データ信号をステップS4にて受信セ
ットすることになる。
【0028】ブラインド21を除く各ブラインド22,
23…2nのメインルーチンでは、ステップS5にて受
信セットであると判別され、ステップS6にて機器番号
設定信号でないことが判別され、次のステップS10に
おいて機器番号データ信号であると判別される。そし
て、ステップS11において、その信号機器番号=
「1」に「+1」した「2」を機器番号とする機器番号
データ信号を送出セットし、ステップS12にて「2」
の機器番号がメモリ回路122,123…12nに記憶
される。そして、ステップS9において受信セットされ
ているのをリセットし、次の受信信号による受信セット
に備える。
【0029】上述の結果、ブラインド21のみが機器番
号=「1」をメモリ回路121に記憶し、他のブライン
ド22,23…2nは機器番号=「2」をメモリ回路1
22,123…12nに記憶するとともに、機器番号=
「2」の機器番号データ信号を送出セットする。
【0030】その結果、ブラインド21を除くブライン
ド22,23…2nは機器番号=「2」の機器番号デー
タ信号を第2の送信回路112,113…11nから送
出する。そして、上述のごとく、今度はブラインド22
のみが機器番号=「2」をメモリ回路122に記憶し、
他のブラインド23…2nは機器番号=「3」をメモリ
回路123…12nに記憶するとともに、機器番号=
「3」の機器番号データ信号を送出セットする。
【0031】上述の動作がブラインド2nまで繰返さ
れ、最終的に、ブラインド21には機器番号=「1」,
ブラインド22には機器番号=「2」,ブラインド23
には機器番号=「3」,ブラインド2nには機器番号=
「n」と集中コントローラ1との通信接続が近いブライ
ンドから順番に機器番号が、すなわち互いに異なる機器
番号が付与される。
【0032】次に、機器番号2のブラインド22への上
昇動作が操作された場合を想定して説明する。集中コン
トローラ1の機器指定スイッチ6を「2」にして、操作
指定スイッチ7の「上昇」をオンにすると、集中コント
ローラ1のMPU4は図2に示すバイナリーコードから
なる上昇操作信号(機器指定=「2」)を第1の送信回
路8から送出する。この信号は上述の機器番号設定信号
と同様にして、通信線31,32,33,34…3nを
介して各ブラインド21,22,23…2nに伝送さ
れ、各MPU91,92,93…9nに入力される。そ
して、受信信号割込ルーチンにより受信処理され、ステ
ップS4にて受信セットされる。メインルーチンにおい
て、ステップS5で受信セットであると判別され、ステ
ップS6において機器番号設定信号でないと判別され、
ステップS10において機器番号データ信号でないと判
別される。ステップS13において機器番号=「2」の
ブラインド22以外のブラインド23…2nでは機器指
定不一致と判別され、ステップS9において受信リセッ
トとなる。ブラインド22は、ステップS13にて機器
指定位置と判別され、ステップS14においてさらに操
作内容が判別され、その動作処理が行なわれる。上昇操
作信号の場合は、「上昇」と判別された上昇動作が行な
われる。そして、ステップS9にて受信リセットされ
る。
【0033】上述のごとく、機器番号=「2」のブライ
ンド22のみが上昇動作を行なうことになる。機器番号
=「2」以外または「全機器」の機器指定時、または
「上昇」以外の操作指定時は、上述のごとく指定された
機器のみが指定された操作の動作を行なうことになる。
【0034】上述してきたように、集中コントローラ1
に接続している順番で、集中コントローラ1から各ブラ
インド21,22,23…2nに機器番号を設定するこ
とができるとともに、その機器番号を指定することによ
り特定ブラインドの昇降開閉の動作を操作することがで
きる。すなわち、機器番号の設定作業が設置場所におい
て1台ずつ個別に行なうのではなく、集中コントローラ
1の操作により容易に実現できる。
【0035】なお、この発明は上述の内容から容易に理
解できるように、設置時のみでなく、設置時に機器番号
を設定した後においても再度、再設定が可能である。ま
た、順番にセットした後、該機器番号による指定を利用
して特定の複数のブラインドを同一の機器番号にセット
し、グループ制御することも、該操作機能を追加するこ
とで容易に可能である。同様に、各ブラインド親機と子
機とに区別してゾーン制御する場合、特定のブラインド
を該機器番号による指定を利用して親機に設定すること
も、該操作機能を追加することで容易に可能である。
【0036】なお、設置時に機器番号が設定されていな
いときに集中コントローラ1にて操作した場合、該操作
は無効として処理するのが一般的ではあるが、「全機
器」指定時のみ有効とすることも考えられる。
【0037】また、この発明の一実施例では、正常に機
器番号が設定されたか否かの検査は、最後に接続されて
いるブラインドを指定して操作することにより、その動
作を目視などにより確認することで可能となる。しか
し、そのブラインドと集中コントローラ1との設置階が
異なり、集中コントローラ1から目視できない大きなシ
ステムの場合は、複数の人間による検査体制などを組織
しなければならないが、特願平2−27699号にある
ように、集中コントローラ1から1番最後に接続されて
いるブラインド2nの送信回路11nから通信線を介し
て集中コントローラ1に返すことにより、集中コントロ
ーラ1からの機器番号設定とともに検査が可能となる。
【0038】さらに、この発明の一実施例ではブライン
ドを操作するようにしたが、ブラインドに限ることな
く、ブラインドと同様に開閉装置であるカーテンやシャ
ッターなどにも同様に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
のブラインドを設置した後の機器番号を集中制御装置か
ら一括的に設定することが可能になり、設置場所におい
て各ブラインドごとに機器番号を設定するための多大な
労力と時間を不要にでき、施工性の良好な電動開閉装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の概略ブロック図である。
【図2】図1に示した通信線によって伝送される信号の
波形例を示す波形図である。
【図3】この発明の一実施例の動作を説明するための割
込処理ルーチンを示すフロー図である。
【図4】この発明の一実施例の動作を説明するための受
信信号処理ルーチンを示すフロー図である。
【符号の説明】
1 集中コントローラ 21,22,23…2n ブラインド 31,32,33,34…3n 通信線 4,91,92,93…9n MPU 5 機器番号設定スイッチ 6 機器番号指定スイッチ 7 操作指定スイッチ 8 第1の送信回路 101,102,103…10n 受信回路 111,112,113…11n 第2の送信回路 121,122,123…12n メモリ回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−192987(JP,A) 特開 平1−192986(JP,A) 特開 平3−169997(JP,A) 特開 平2−178489(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の開閉装置と、 前記複数の開閉装置に、その識別データを設定するため
    の指令信号を送信する中央制御装置と、 前記中央制御装置と前記複数の開閉装置のそれぞれを相
    互に接続し、データを通信するための伝送路とを備え、 前記中央制御装置は、 前記識別データの設定を指令する識別データ設定指令手
    段と、 前記伝送路を介して前記指令信号を送信するための第1
    の送信手段とを備え、 前記複数の開閉装置のそれぞれは、 前記伝送路を介して伝送される信号を受信するための受
    信手段と、 前記伝送路を介して信号を送信するための第2の送信手
    段と、 前記受信手段が受信した指令信号が有効であるか否かを
    判定するための識別データを記憶する識別データ記憶手
    段と、 前記受信手段によって受信された識別データ設定指令信
    号を判別し、第1の識別データとする識別データ信号を
    前記第2の送信手段から送信するとともに前記第1の識
    別データを前記識別データ記憶手段にセットするか、あ
    るいは前記識別データ設定指令信号に続いて識別データ
    信号が前記受信手段に入力されたとき、前記識別データ
    信号の送信を中止し、待機後に、最後に受信した識別デ
    ータ信号に基づいた次の値の識別データとする識別デー
    タ信号を前記第2の送信手段から送信するとともに、前
    記識別データ記憶手段にセットする監視制御手段とを備
    え、 前記中央制御装置の第1の送信手段からの識別データ設
    定指令信号に基づいて、前記複数の開閉装置が順次識別
    データをセットしていくことを特徴とする、電動開閉装
    置。
JP4459892A 1992-03-02 1992-03-02 電動開閉装置 Expired - Fee Related JP2694586B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4459892A JP2694586B2 (ja) 1992-03-02 1992-03-02 電動開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4459892A JP2694586B2 (ja) 1992-03-02 1992-03-02 電動開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05248152A JPH05248152A (ja) 1993-09-24
JP2694586B2 true JP2694586B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=12695895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4459892A Expired - Fee Related JP2694586B2 (ja) 1992-03-02 1992-03-02 電動開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2694586B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6704776B2 (ja) * 2016-04-04 2020-06-03 トーソー株式会社 電動日射遮蔽装置の遮蔽体下端の高さ設定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05248152A (ja) 1993-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6069465A (en) Group control system for light regulating devices
US7187987B2 (en) Method and a control system for controlled operation of movable members
JP2694586B2 (ja) 電動開閉装置
US4805519A (en) Control system
JP3660703B2 (ja) 電動ブラインドの制御装置
KR102311047B1 (ko) 배연창 개폐장치 제어 시스템
JP2648885B2 (ja) 電動ブラインド
EP0913748A2 (en) Group control system for light regulating devices
JPH0783775B2 (ja) 防災設備
CA2082453C (en) Centralized change of parameters of hall and car equipment
JPH06272463A (ja) 可動閉鎖装置
JP3357236B2 (ja) 電動開閉装置
JP3308792B2 (ja) 電動開閉装置
JP2652088B2 (ja) 開閉駆動制御装置
JPH0544379A (ja) 電動開閉装置
JPH0825697B2 (ja) エレベ−タの制御信号伝送装置
KR970002373Y1 (ko) 비닐하우스의 개폐 콘트롤 장치
JPH0420197A (ja) 環境制御システム
KR970007672B1 (ko) 무인경비시스템의 분산제어방법
KR100333268B1 (ko) 아파트 자동제어시스템
JPH0325600A (ja) 立体駐車設備管理システム
JP2847984B2 (ja) 通信装置及びマルチ画面表示装置
KR19980028307A (ko) 집단주택 관리 시스템 연결장치
JPH0826736B2 (ja) 電動ブラインドの遠隔制御装置
JPH0617584A (ja) 電動開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970805

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees