JP2652088B2 - 開閉駆動制御装置 - Google Patents

開閉駆動制御装置

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JP2652088B2 JP10416891A JP10416891A JP2652088B2 JP 2652088 B2 JP2652088 B2 JP 2652088B2 JP 10416891 A JP10416891 A JP 10416891A JP 10416891 A JP10416891 A JP 10416891A JP 2652088 B2 JP2652088 B2 JP 2652088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は開閉駆動制御装置に関
し、特に、電動ブラインド、電動ロールスクリーンおよ
び電動カーテンなどの電動機の回転に応答してその開閉
動作あるいは昇降動作が制御される制御対象を駆動制御
する開閉駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より提案され市販されている電動ブ
ラインド、電動ロールスクリーンおよび電動カーテンな
どの電動開閉装置は、ビルの高層化に伴なう窓の増加に
比例してその利用が大幅に向上している。たとえば電動
ブラインドは、高層ビルの各階の複数の窓枠にそれぞれ
固定して取付けられている。これら電動ブラインドのそ
れぞれは、各階またはビルごとに中央の制御装置から集
中制御されて、直射日光や西日の室内への入射が人手に
よるカーテンの開閉操作などを行なわなくても自動的に
防止できることから、コストの面から有効である。
【0003】さて、これら複数の電動ブラインドを各フ
ロアごとまたは各窓ごとに集中制御するためには、前記
各ブラインドを予め特定しておく必要があり、そのため
に、各ブラインドには予め個別番号が付与される。前記
個別番号は、電動ブラインドごとに固定して設けられた
ディップスイッチを操作することにより設定されてい
た。この個別番号は、前記中央制御装置が複数の電動ブ
ラインドの中から、特定のブラインドを指定して動作さ
せる際に必要となるデータである。
【0004】また、複数電動ブラインドのそれぞれに個
別に番号を付与した後、集中的にこれらブラインドを開
閉制御するものに、特開平1−192987号に示され
るものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上述のように
して各電動ブラインドに予め個別番号が設定されるが、
前記個別番号を設定した後、設定された個別番号を変更
する際には、管理者は変更が所望される電動ブラインド
の取付場所まで出向いて、前記ディップスイッチを操作
して番号変更の操作をしなければならず、不便であると
いう問題があった。
【0006】前記問題は、ビルのフロアの配置変えなど
によって複数の電動ブラインドについてその個別番号を
個々に、かつ同時に変更する必要が生じた場合などは、
労力と時間の多大な消費を引起こし、実用性の面で劣る
という問題もあった。
【0007】それゆえに本発明の目的は、電動によって
開閉動作する複数の制御対象を駆動制御する際に、前記
各制御対象を特定するための識別データを各制御対象に
設定でき、また前記識別データの設定変更が容易に行な
える開閉駆動制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る開閉駆動
制御装置は、電動によって開閉動作する複数の制御対象
を含み、前記各制御対象に予め付与された自己を特定す
るための識別データに基づいて、前記複数制御対象を個
別に、またはグループ化して駆動制御する開閉駆動制御
装置である。詳細には、携帯可能であり、かつ前記各制
御対象に着脱自在に設けられて、外部から入力された前
記識別データを前記各制御対象に送信する第1送信手段
と、前記各制御対象と伝送路を介して接続されて、前記
各制御対象に前記識別データを送信する第2送信手段と
を含み、前記各制御対象は、前記第1または第2送信手
段から送信された前記識別データを受信したことに応答
して、前記識別データを更新しながら記憶する識別デー
タ記憶手段とを備えて構成される。
【0009】
【作用】この発明に係る開閉駆動制御装置は、上述のよ
うに構成されて、前記各制御対象の識別データの設定と
変更は、第1送信手段を介して行なうこともでき、また
第2送信手段を介して行なうこともできるので、前記識
別データの設定と変更の自由度が向上する。したがっ
て、前記各制御対象の駆動を所望する人は、所望する制
御対象が取付けられる位置まで出向かなくても、前記第
1または第2送信手段を介した操作、いわゆる遠隔操作
により前記識別データの設定と変更が柔軟にかつ容易に
行なえる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0011】本発明の一実施例による開閉駆動制御装置
は、窓枠に固定して取付けられた複数の電動ブラインド
の開閉制御を集中して駆動制御するものを述べている
が、制御対象は前記電動ブラインドに限定されず、電動
ロールスクリーンや電動カーテンなどであってもよい。
【0012】本実施例による開閉駆動制御装置は、各窓
に固定して取付けられた電動ブラインドのそれぞれにつ
いて、予め設定された該ブラインドを個別に特定する識
別子(以下、個別番号と呼ぶ)の変更が容易に行なえる
とともに、停電があっても設定された前記個別番号は記
憶されて、間取りの変更などに伴なう各電動ブラインド
の個別番号の変更は容易に実施できるので、電動ブライ
ンドのグループ化も簡単にかつフレキシデルに行なえる
よう構成される。
【0013】図1は、本発明の一実施例による開閉駆動
制御装置の概略構成図である。図において開閉駆動制御
装置は、該開閉駆動制御装置自体を集中的に管理および
制御するために簡単なマイクロコンピュータを含んで構
成される中央制御装置1、前記中央制御装置1に信号線
5を介して接続される複数の電動ブラインド3kを含
み、さらに前記各電動ブラインド3kにその個別番号B
kを初期設定するために操作される個別番号設定装置
2、前記各電動ブラインド3kを駆動するための指示信
号を各ブラインド3kに与えるために操作されるコント
ローラ4を含む。
【0014】前記電動ブラインド3kのそれぞれは、前
記中央制御装置1と信号線5を介して有線系により接続
されており、個別番号Bkの設定のための信号および各
ブラインドの動作を制御するための信号が送受信され
る。
【0015】前記個別番号Bkはグループ番号Gおよび
ユニット番号Uを含んで構成される。前記グループ番号
Gは複数の電動ブラインド3kをグループ化した場合
に、各グループを特定するために前記各グループに付与
される異なる番号である。前記グループの構成は、たと
えば室内の窓の方向によって東側を第1グループ(グル
ープ番号G=1)とし、南側を第2グループ(グループ
番号G=2)とし、西側を第3グループ(グループ番号
G=3)として電動ブラインド3kを設けたり、あるい
は一列に並んで設けられた複数の窓をブロック別に分割
して電動ブラインド3kを設け、各ブロックごとにグル
ープ番号Gを付与するようにしてもよい。また前記ユニ
ット番号Uは、複数の電動ブラインド3kのそれぞれに
付与される番号であり、前記番号Uは前述した各グルー
プ番号Gの中の各電動ブラインド3kについて異なるよ
うに付与される番号である。
【0016】前記電動ブラインド3kのそれぞれは、図
示されないが電動ブラインドの制御部8(後述する)を
含む。前記制御部8は、その外箱を構成するヘッドボッ
クス(図示せず)により外部から保護されるとともに、
美観を損なわないように一体的に覆われている。前記ヘ
ッドボックスは各電動ブラインド3kが取付けられた窓
枠上部に固定して設けられる。なお、前記制御部8の概
略構成については後述する。
【0017】前記個別番号設定装置2およびコントロー
ラ4は、携帯可能なように小型化されて、前記各電動ブ
ラインド3kの前記ヘッドボックスに着脱自在に設けら
れる。
【0018】前記個別番号設定装置2は、前記各電動ブ
ラインド3kの個別番号Bkの設定のために手元操作さ
れて、液晶ディスプレイ20、前記グループ番号Gを指
定する際に押下されるグループ指定キー21、前記ユニ
ット番号Uを指定する際に押下されるユニット指定キー
22、テンキー23、前記指定キー21または22のキ
ー押下によって指定されるグループ番号Gまたはユニッ
ト番号Uを該当するブラインド3kに設定する際に押下
される設定キー24、および確認キー25を含む。前記
確認キー25は、該個別番号設定装置2が接続された電
動ブラインド3kに現在設定されている個別番号Bkを
確認する際に押下されるキーであり、このキー押下に応
答して前記個別番号Bkが前記個別番号設定装置2に送
信されて前記液晶ディスプレイ20に画面表示される。
【0019】前記コントローラ4は、前記各電動ブライ
ンド3kを動作させるために手元操作されるものであ
り、前記ブラインド3kを上昇させるために押下される
UPキー41、前記ブラインド3kの開閉動作を停止さ
せるために押下されるSTOPキー42、前記ブライン
ド3kを下降させるために押下されるDOWNキー43
を含む。
【0020】前記個別番号設定装置2およびコントロー
ラ4におけるキー押下による入力データは、そのとき前
記装置2ならびに前記コントローラ4が接続されている
電動ブラインド3kの前記ヘッドボックスに内蔵された
制御部8に与えられる。
【0021】図2は、前掲図1に示された各電動ブライ
ンド3kの制御部8の構成を示す概略図である。
【0022】図2において制御部8は、該電動ブライン
ド3k自体を制御および管理するためのCPU(中央処
理装置の略)81、図示されない電源6からの供給電力
を受けて、該制御部8の各部にその駆動に必要とされる
電力を供給する電源回路82、モータなどを駆動する駆
動回路83、前記中央制御装置1との間で信号の送受信
を行なうために設けられるインターフェイス回路84、
前記コントローラ4との電気的接続を図るために設けら
れるコントローラ回路85、前記個別番号設定装置2と
の電気的接続を図るために設けられる個別番号入出力回
路86および個別番号Bkを含むデータを記憶するため
に設けられるメモリ回路87を含んで構成される。前記
回路82ないし87のそれぞれは、前記CPU81に接
続されてCPU81により制御される。また、前記メモ
リ回路87は、そのメモリ内容が前記電源6からの電源
供給が断たれた後も保持されるように、EEPROM
(Electric Erasable and Pr
ogramable Read Only Memor
y)を含んで構成されるか、または電池などによりバッ
クアップされる。
【0023】前記駆動回路83は電動機と減速ギヤとに
よって構成されるギヤードモータを接続して、前記ギヤ
ードモータの回転方向、回転角を制御する。前記ギヤー
ドモータの回転角によりブラインドの上昇または下降の
程度が決定され、前記回転方向によりブラインドの上昇
および下降のいずれかの方向が指定される。
【0024】前記インターフェイス回路84は、前記中
央制御装置1から与えられる個別番号Bkおよび駆動指
示信号をCPU81に与える。CPU81は与えられた
前記駆動指示信号を解読し、応じて前記駆動回路83を
介してブラインドの開閉駆動を制御する。また、CPU
81は与えられた前記個別番号Bkをメモリ回路87の
所定領域に書込んで記憶する。これにより、前記メモリ
回路87にすでに書込まれていた該ブラインド3kの個
別番号Bkは重ね書きされてデータ更新される。
【0025】前記コントローラ回路85は、前記コント
ローラ4から与えられる駆動指示信号(上昇、停止、下
降)をCPU81に与える。CPU81は前記インター
フェイス回路84およびコントローラ回路85を介して
中央制御装置1およびコントローラ4から与えられた駆
動指示信号をモータ駆動用の制御信号に変換して駆動回
路83に与える。駆動回路83は、前記モータ駆動の制
御信号入力に応答して前述したギヤードモータの駆動を
制御する。
【0026】前記個別番号入出力回路86は個別番号設
定装置2においてキー入力により指定された個別番号B
kを入力し、これをCPU81に与える。CPU81は
与えられる前記個別番号Bkをメモリ回路87の所定の
記憶領域に書込んでストアする。また個別番号設定装置
2において確認キー25が押下されると、応じて個別番
号入出力回路86はCPU81を介してメモリ回路87
に現在設定されている個別番号Bkを読出して個別番号
設定装置2に送信するよう動作する。
【0027】上述したように中央制御装置1、個別番号
設定装置2およびコントローラ4からの信号は各電動ブ
ラインド3kの前記CPU81に一斉に与えられる。各
CPU81は与えられる信号中に含まれる該信号送信元
を特定するコードを読取ることにより、今回の受信信号
が中央制御装置1、個別番号設定装置2およびコントロ
ーラ4のいずれから送信されたものであるかを特定する
ように動作する。
【0028】図3は、本発明の一実施例による開閉駆動
制御装置における各電動ブラインドの動作を説明するた
めの処理フロー図である。
【0029】図示される処理フローは、予めプログラム
として各電動ブラインド3kの制御部8におけるメモリ
回路87にストアされて、CPU81の制御の下に実行
される。
【0030】次に、本発明の一実施例による開閉駆動制
御装置における各電動ブラインド3kの個別番号Bkの
設定手順と変更手順について、図1および図2を参照
し、図3の処理フローに従って説明する。
【0031】まず、該開閉駆動制御装置が初期状態にあ
るとき、そこに含まれる各電動ブラインド3kのそれぞ
れの個別番号Bkにはすべてデータ0が初期設定されて
いる。したがって、各電動ブラインド3kのそれぞれを
個別に駆動制御するためには、個別番号設定装置2を用
いて電動ブラインド3kのそれぞれに個別番号Bkを設
定する必要がある。個別番号設定装置2より個別番号B
kを含む個別番号設定の信号が入力されると、電動ブラ
インド3kの制御部8は現在設定されている個別番号B
kを新たに与えられた個別番号Bkに変更する。この動
作について説明する。
【0032】電動ブラインド3kの制御部8のCPU8
1は、個別番号入出力回路86を介して個別番号設定装
置2から信号が与えられると、その受信信号中に含まれ
る送信元を特定するコードを読取って該受信信号が中央
制御装置1、個別番号設定装置2およびコントローラ4
のいずれから送信されたものであるかを判定する。
【0033】まず、CPU81は通常は待機状態にある
が、何らかの信号入力を検知すると、図3のステップS
T1(図中、ST1と略す)、ステップST6およびス
テップST8の判別処理において受信信号の送信元を特
定する。個別番号設定装置2による個別番号Bkの設定
の場合、CPU81はステップST1に続くステップS
T6の処理において、受信信号が個別番号設定装置2か
ら送信されたものであることを特定するので、応じて次
のステップST7以降の処理が実行される。
【0034】ステップST7の処理においては、CPU
81は個別番号設定装置2からの受信信号の内容を読取
って個別番号Bkの設定か否かを判別する。このとき、
設定キー24が押下され、前記受信信号中に新たな個別
番号Bkに関するデータが含まれることが判別される
と、次のステップST10の処理においてCPU81は
受信された新たな個別番号Bkをメモリ回路87にスト
アされている個別番号Bkに重ね書きしてデータ更新す
る。
【0035】前記ステップST7の処理において、CP
U81は新たな個別番号Bkに関するデータを受信せ
ず、個別番号Bkの設定でないこと、すなわち確認キー
25の押下を判別すると、ステップST11の処理に移
行し、現在の個別番号Bkを出力する。つまり、CPU
81はメモリ回路87をアクセスしてそこにストアされ
ている個別番号Bkを読取り、これを個別番号入出力回
路86を介して個別番号設定装置2に与える。したがっ
て、個別番号設定装置2の液晶ディスプレイ20に、電
動ブラインド3kに現在設定されている個別番号Bkが
画面表示される。
【0036】CPU81は前記ステップST10および
ステップST11の処理終了後は、いずれも再度ステッ
プST1の処理に戻り、次の信号受信に備える。
【0037】以上のように個別番号設定装置2を用いて
個別番号Bk設定の信号が入力されると、CPU81は
現在メモリ回路87にストアされている個別番号Bkを
新たに与えられた個別番号を用いてデータ更新する。こ
のようにして、電動ブラインド3kのすべてに個別番号
Bkを所望するように設定すれば、複数台の電動ブライ
ンド3kが接続された開閉駆動制御装置において、所望
する電動ブラインド3kを個別に、またはグループ化し
て制御が可能となる。
【0038】次に、電動ブラインド3kのそれぞれに設
定された個別番号Bkの変更の手順について説明する。
【0039】なお、ユーザは予め個別番号設定装置2を
用いて電動ブラインド3kのそれぞれに設定された個別
番号Bkを把握していると想定する。
【0040】まず、ユーザは中央制御装置1の図示され
ないキーボードを介して、個別番号変更を所望する電動
ブラインド3kに現在設定されている個別番号Bkと、
個別番号変更を指示するデータを入力する。これに応答
して中央制御装置1は、前記変更すべき個別番号Bkと
個別番号変更指示のデータを含む信号を作成し、信号線
5に送出する。前記作成信号は前記信号線5に接続され
たすべての電動ブラインド3kに一斉に着信するので、
各電動ブラインド3kのCPU81は、インターフェイ
ス回路84を介した前記信号着信に応答して、まずステ
ップST1の処理を実行する。
【0041】このとき各CPU81は、ステップST1
の処理において、着信信号中に含まれる送信元を特定す
るコードを読取り、送信元が中央制御装置1であること
を判別するので、応じてステップST2以降の処理が実
行される。
【0042】各CPU81はステップST2の処理にお
いて、中央制御装置1から受信した信号中に含まれる送
信先を特定する個別番号Bkのデータを読取り、これを
一時内部メモリにストアする。その後、メモリ回路87
から現在設定されている個別番号Bkを読取り、この読
取られた個別番号Bkと前記内部メモリにストアされた
受信個別番号Bkとを比較照合し、一致するか否か、す
なわち前記受信信号が自己宛に送信されたものであるか
否かを判別する。このとき、番号一致であれば後述する
ステップST3以降の処理に分岐する。しかし、前記比
較照合結果、両個別番号不一致であれば、今回の着信信
号は自己宛に送信されたものではないことが判別され
て、これに応答してCPU81は前記ステップST1の
処理に戻り、次の信号受信処理に備える。
【0043】中央制御装置1からの着信信号が自己宛で
あることとが判別された電動ブラインド3kのCPU8
1は、前記ステップST2に続くステップST3の処理
において、前記受信信号中に含まれるコードを読取り、
該電動ブラインド3kの駆動(上昇、下降、停止)を司
令する動作司令か否かを判別する。このとき、動作司令
信号が含まれることを判別すると、ステップST4の処
理において受信司令信号に基づいてCPU81は駆動回
路83を介してモータなどを制御して、電動ブラインド
3kを所望されるように開閉駆動する。
【0044】一方、前記ステップST3の処理におい
て、着信信号に動作司令信号が含まれていないことを判
別すると、次のステップST5の処理に移行する。CP
U81はステップST5の処理において、受信信号中の
新たな個別番号Bkを読取り、これをメモリ回路87に
ストアされている個別番号Bkに重ね書きして、個別番
号Bkを設定変更して更新する。
【0045】たとえば、図1においてG=2、U=1の
電動ブラインド34がG=1、U=4に変更されたとす
る。次に、中央制御装置1からG=1は一斉に上昇とい
う司令信号が送信されると、G=1のU=1〜4に該当
する4台の電動ブラインド31〜34は一斉に上昇動作
に入る(個別番号変更前の状態では、電動ブラインド3
4はG=2のため、この司令信号では上昇動作に移行す
ることはできなかった)ようグループ全体を一斉に変更
することもできる。たとえば、図1における状態におい
てグループ2をすべてグループ1に変更する場合は、中
央制御装置1から変更したいグループの個別番号(グル
ープ番号はG=2であり、ユニット番号は不定)と個別
番号変更の旨の信号を送信する。G=2の全ブラインド
は新しい個別番号Bkを受信すると、現在設定されてい
る個別番号を、受信された新しい個別番号を用いて変更
する。この場合、G=1、U=+3と個別番号が送信さ
れると、G=2の各ブラインドはグループ番号がG=1
からG=2に変更され、かつユニット番号が+3だけ更
新設定される。すなわちG=2、U=1の個別番号Bk
が付与されていた電動ブラインド3kはG=1、U=4
(1+3)と変更される。U=+3の指示がなければ以
前のユニット番号のままである。このようにして、各ブ
ラインドの個別番号を1台ごと(ユニット番号Uごと)
あるいはグループ単位(グループ番号Gごと)で変更可
能である。
【0046】前記ステップST4およびステップST5
の処理終了後は、いずれも前記ステップST1の処理に
戻って、次の受信動作に備える。
【0047】次に、コントローラ4から電動ブラインド
3kを制御する動作について説明する。
【0048】コントローラ4からの送信信号は、コント
ローラ回路85を介してCPU81に与えられる。CP
U81は、コントローラ4からの信号着信をステップS
T1、ステップST6に続くステップST8に処理にお
いて判別し、応じてステップST9の処理に移行する。
ステップST9の処理において、CPU81はコントロ
ーラ4からの受信信号を解読し、解読データに基づいて
駆動回路83を介してモータを駆動制御し、その後ステ
ップST1に戻る。
【0049】前記ステップST9の処理において、受信
信号がコントローラ4からの信号でないことが判別され
ると、再びステップST1の処理に戻る。
【0050】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電動に
よって開閉動作される複数の制御対象の駆動時に用いら
れる、前記各制御対象を特定する識別データの設定と変
更は、第1送信手段を介して行なうこともでき、また第
2送信手段を介して行なうことも可能となるので、前記
各制御対象を操作しようとする人は、その制御対象が設
置される場まで出向かなくても、いわゆる遠隔操作によ
り前記識別データの設定と変更ができ、その自由度も高
まるという効果がある。また、前記効果により、該開閉
駆動制御装置を備える建物やシステムなどの管理および
運用が柔軟に行なえるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による開閉駆動制御装置の概
略構成図である。
【図2】図1に示された電動ブラインドの制御部の構成
を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例による開閉駆動制御装置にお
ける各電動ブラインドの動作を制御するための処理フロ
ー図である。
【符号の説明】
1 中央制御装置 2 個別番号設定装置 3k 電動ブラインド 4 コントローラ 5 信号線 Bk 個別番号 (k=1、2、3、4…) なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動によって開閉動作する複数の制御対
    象を含み、前記各制御対象に予め付与された自己を特定
    するための識別データに基づいて、前記複数制御対象を
    個別に、またはグループ化して駆動制御する開閉駆動制
    御装置であって、携帯可能であり、かつ前記各制御対象
    に着脱自在に設けられて、外部から入力された前記識別
    データを前記各制御対象に送信する第1送信手段と、前
    記各制御対象と伝送路を介して接続されて、前記各制御
    対象に前記識別データを送信する第2送信手段とを含
    み、前記各制御対象は、前記第1または第2送信手段か
    ら送信された前記識別データを受信したことに応答し
    て、前記識別データを更新しながら記憶する識別データ
    記憶手段とを備えた、開閉駆動制御装置。
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