JPH11281132A - 空調管理システム - Google Patents

空調管理システム

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Publication number
JPH11281132A
JPH11281132A JP8374998A JP8374998A JPH11281132A JP H11281132 A JPH11281132 A JP H11281132A JP 8374998 A JP8374998 A JP 8374998A JP 8374998 A JP8374998 A JP 8374998A JP H11281132 A JPH11281132 A JP H11281132A
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JP
Japan
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air conditioning
communication control
management unit
unit
control program
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Application number
JP8374998A
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English (en)
Inventor
Masaaki Suzuki
正明 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビル管理部2を併設した空調管理システム
で、空調ブロック伝送変換部3と様々な種類のビル管理
部2との通信が行えるようする。 【解決手段】 空調システム管理部1での操作によって
空調ブロック伝送変換部3がビル管理部2と通信で使用
するための通信制御プログラムを選択して空調ブロック
伝送変換部3へ送信する機能を付加する。また、新たに
外部記憶装置を設けること無く、既設の空調システム管
理部1の操作部と、空調システム管理部1又は空調ブロ
ック伝送変換部3の不揮発性記憶部と、空調システム管
理部1と空調ブロック伝送変換部3を接続している通信
経路とを用いて、空調ブロック伝送変換部3がビル管理
部2との通信で使用するための様々な種類の通信制御プ
ログラム選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調管理システム
に関し、空調システムを含めたビル設備を管理するビル
管理部を併設してビルの空気調和を離隔的に集中管理す
る空調管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のビル管理部を併設した空
調管理システムの全体構成を示すブロック図である。図
5を参照して従来の空調管理システムの例を説明する。
図5において、1は空調システムを管理する空調システ
ム管理部である。2は空調システムを管理し、さらにそ
の他のビル設備も管理するビル管理部である。3は空調
機器への制御信号などを伝送するための空調ブロック伝
送変換部である。4は空調機器への通信制御を行う伝送
制御部である。5は空調機器である。
【0003】空調システム管理部1は、空調ブロック伝
送変換部3および伝送制御部4を介して空調機器5への
指令を行い、空調機器5や伝送制御部4からの状態変
化、異常などのデータ受信し、表示部に表示、あるいは
不揮発性記憶部に記録する。空調ブロック伝送変換部3
は、空調システム管理部1、ビル管理部2との通信を行
い、伝送制御部4との通信を制御する。
【0004】伝送制御部4は、空調ブロック伝送変換部
3との通信を行ない、空調機器5との通信制御を行う。
ビル管理部2と空調システム管理部1は空調管理機能を
分担して管理する。あるいはビル管理部2がダウンした
場合のバックアップ用に空調システム管理部1を併設す
る。
【0005】空調ブロック伝送変換部3は、ビル管理部
2へデータを送信する場合、不揮発性記憶部3bに記憶
している通信制御プログラム3cを使用して送信内容を
送信データに変換し、空調ブロック伝送変換部3の通信
制御部3fとビル管理部2の通信制御部2fとを介して
ビル管理部2へ送信する。
【0006】また、空調ブロック伝送変換部3は、ビル
管理部2からデータを受信する場合、ビル管理部2の通
信制御部2fと空調ブロック伝送変換部3の通制御部3
fとを介して受信したデータを、揮発性記憶部3dの通
信制御プログラム3eを使用して受信内容に変換する。
【0007】ビル管理部2から空調ブロック伝送変換部
3へ送信するデータは、伝送制御部4を介して空調機器
5に指令するための運転停止指令、冷房や暖房などの運
転モード指令、設定温度指令、スケジュール運転指令デ
ータなどである。
【0008】空調ブロック伝送変換部3からビル管理部
2へ送信するデータは、空調機器5から伝送制御部4を
介して空調ブロック伝送変換部3が受信した、空調機器
5で計測された室内温度状態、空調機器5と合わせて設
置される手元リモコン(図示せず)からの運転停止指令
による空調機器5の運転停止状態変化、手元リモコンか
らの運転モード設定指令による空調機器5の運転モード
状態変化、手元リモコンからの設定温度指令による空調
機器5の設定温度変化、空調機器5と合わせて設置され
る電力量計測器からの電力量などである。
【0009】空調システム管理部1、空調ブロック伝送
変換部3、伝送制御部4、及び空調機器5は、空調シス
テムのみに関連する管理機器・設備機器であり、多くの
場合、同一の製造業者が設計・製造した機器でシステム
が構成されるため通信データの意味付けや文法の取り決
めは接続される各機器間で一致している。
【0010】しかしビル管理部2は、空調だけではなく
他設備を含めたビル管理を行う集中管理装置であり、空
調ブロック伝送変換部3と同一の製造者であることは少
なく、ビル管理部2と空調ブロック伝送変換部3は様々
な機種が組み合わされて接続される。
【0011】ビル管理部2と空調ブロック伝送変換部3
が通信を行うためには、通信データの意味付けや文法の
取り決めを一致させる必要がある。すなわち通信制御プ
ログラムのプロトコルを一致させる必要がある。ビル管
理部2が空調ブロック伝送変換部3との通信で使用する
通信制御プログラムは、ビル管理部2の不揮発性記憶部
2bに記憶している。空調ブロック伝送変換部3がビル
管理部2と通信で使用する通信制御プログラムは、空調
ブロック伝送変換部3の不揮発性記憶部3bに記憶して
いる。
【0012】上記のようにビル管理部2と空調ブロック
伝送変換部3の通信制御プログラムのプロトコルを一致
させるため、ビル管理部2と空調ブロック伝送変換部3
のどちらかの通信制御プログラムを他方の通信制御プロ
グラムのプロトコルに合わせなければならない。
【0013】多くの場合、ビル管理部2がビル管理部2
の不揮発性記憶部2bに記憶している通信制御プログラ
ムは1種類であり、ビル管理部2は空調ブロック伝送変
換部3側がビル管理部2側の通信制御プロトコルに合わ
せることを想定している。設置されるビル管理部2の種
類は物件ごとに様々であるため、ビル管理部2側が使用
する通信制御プロトコルの種類は様々である。空調ブロ
ック伝送変換部3は、接続できる様々な種類のビル管理
部2と通信が行えるように、物件ごとにビル管理部2側
の通信制御プロトコルに対応した通信制御プログラムを
記憶させた不揮発性記憶部3bを組み込んでいる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ビル管理部2を併設した空調管理システムでは、空調ブ
ロック伝送変換部3は、様々な種類のビル管理部2と通
信が行えるようする手段として、ビル管理部2側の通信
制御プロトコルに対応した通信制御プログラムを記憶さ
せた不揮発性記憶部3bを作成し、物件ごとに必要な通
信制御プログラムを組み込んでいた。
【0015】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、空調システム管理部1での操作に
より、空調ブロック伝送変換部3がビル管理部2と通信
で使用するための通信制御プログラムを選択できる空調
管理システムを得ることを目的とするものである。
【0016】また、本発明は新たに外部記憶装置を設け
ること無く、既設の空調システム管理部1の操作部と、
空調システム管理部1の不揮発性記憶部または空調ブロ
ック伝送変換部3の不揮発性記憶部と、空調システム管
理部1と空調ブロック伝送変換部3を接続している通信
経路とを用いて、空調ブロック伝送変換部3がビル管理
部2との通信で使用するための様々な種類の通信制御プ
ログラムを記憶させることができ、また、これを用いて
通信制御プログラムの選択をすることができる空調管理
システムを得ることを目的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の空調管理シス
テムは、ビルに配置された空調機器を管理する空調シス
テム管理部と、上記空調機器を含めたビル設備を管理す
るビル管理部と、上記空調システム管理部と上記ビル管
理部とに接続され上記空調機器を制御する空調ブロック
伝送変換部とを備えたものにおいて、上記空調システム
管理部には、上記ビル管理部の異なる機種に対応して上
記ビル管理部と上記空調ブロック伝送変換部との通信で
使用する複数の通信制御プログラムを記憶する記憶手段
と、上記空調ブロック伝送変換部に接続されたビル管理
部の機種に対応する通信制御プログラムを指定する指定
手段と、指定された制御プログラムを上記空調ブロック
伝送変換部に送信する送信手段とを備え、上記空調ブロ
ック伝送変換部には、上記空調システム管理部から受信
した通信制御プログラムを上記ビル管理部との通信制御
プログラムとして認識する認識手段と、認識した通信制
御プログラムを記憶する記憶手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0018】また、この発明の空調管理システムは、上
記空調システム管理部において、通信制御プログラムを
指定する指定手段は、上記記憶手段に記憶された複数の
通信制御プログラムを画面表示する表示機能と、表示さ
れた複数の通信制御プログラムから特定の通信制御プロ
グラムを指定する操作機能とを有することを特徴とする
ものである。
【0019】また、この発明の空調管理システムは、ビ
ルに配置された空調機器を管理する空調システム管理部
と、上記空調機器を含めたビル設備を管理するビル管理
部と、上記空調システム管理部と上記ビル管理部とに接
続され上記空調機器を制御する空調ブロック伝送変換部
とを備えたものにおいて、上記空調システム管理部に
は、上記空調ブロック伝送変換部に接続されたビル管理
部の機種に対応する通信制御プログラムを指定する指定
手段と、指定された通信制御プログラムを特定する信号
を上記空調ブロック伝送変換部に送信する送信手段とを
備え、上記空調ブロック伝送変換部には、上記ビル管理
部の異なる機種に対応して上記ビル管理部との通信で使
用する複数の通信制御プログラムを記憶する記憶手段
と、上記空調システム管理部から受信した通信制御プロ
グラムを特定する信号に対応して上記記憶された複数の
通信制御プログラムの中から特定された通信制御プログ
ラムを選択する選択手段とを備えたことを備えたことを
特徴とするものである。
【0020】また、この発明の空調管理システムは、上
記空調システム管理部において、通信制御プログラムを
指定する指定手段は、上記空調ブロック伝送変換部の記
憶手段に記憶された複数の通信制御プログラムを画面表
示する表示機能と、表示された複数の通信制御プログラ
ムから特定の通信制御プログラムを指定する操作機能と
を有することを特徴とするものである。
【0021】また、この発明の空調管理システムは、上
記空調ブロック伝送変換部において、特定された通信制
御プログラムを選択する選択手段は、上記空調システム
管理部から受信した通信制御プログラムを特定する信号
をビル管理部との通信制御プログラムを特定する信号と
して認識する認識機能と、この認識により通信制御プロ
グラムを選択して記憶する揮発性記憶機能とを有するこ
とを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態2による空調管理システムを示す構成図であ
る。図1において、1は空調システムを管理する空調シ
ステム管理部、2は空調システムを含めたビル設備を管
理するビル管理部、3は空調機器を制御するための空調
ブロック伝送変換部、4は空調ブロック伝送変換部3か
らの信号を空調機器に伝送する伝送制御部、5は空調シ
ステム管理部1やビル管理部2によって集中的に管理さ
れる空調機器を示す。
【0023】空調ブロック伝送変換部3は、空調システ
ム管理部1とビル管理部2とに接続され、空調機器5と
の通信制御、データ積算、計算処理等を行う。伝送制御
部4は、空調ブロック伝送変換部3と空調機器5との間
に接続され、通信制御、データ積算等を行うものであ
る。
【0024】空調システム管理部1の不揮発性記憶部1
cには、ビル管理部2と空調ブロック伝送変換部3とが
通信するために使用する通信制御プログラム1eを記憶
させておく。この通信制御プログラムは、空調ブロック
伝送変換部3に接続されるビル管理部2の様々な種類ご
とに異なる通信プロトコルに対応させた通信制御プログ
ラムを複数記憶させておく。図1では通信制御プログラ
ム1から3まで3種類のプログラムを記憶している場合
を示す。
【0025】また、空調システム管理部1の制御部1b
には、操作部1aによる操作で指定された通信制御プロ
グラムを通信制御プログラム1eの中から選択し、通信
制御部1fから、空調ブロック伝送変換部3の通信制御
部3gを介して、空調ブロック伝送変換部3へ送信する
通信制御プログラム送信機能1dを追加しておく。
【0026】この通信制御プログラム送信機能1dでの
通信は、空調システム管理部1と空調ブロック伝送変換
部3とが従来の通信で使用する運転停止指令、冷房や暖
房などの運転モード指令などと同様にコマンドを追加し
て定義することで容易に実現できる。
【0027】また空調ブロック伝送変換部3の制御部3
aには、空調システム管理部1から通信制御部1fと通
信制御部3gとを介して受信した通信制御プログラムに
ついて、ビル管理部2と空調ブロック伝送変換部3との
通信制御プログラムであることを認識し、揮発性記憶部
3eに記憶する機能を追加させておく。
【0028】図2は本発明の実施の形態2による通信制
御プログラム送信動作を示すフローチャートである。図
2と図1を使って本発明の通信制御プログラム送信動作
を説明する。まず、空調システム管理部1の操作部1a
から通信制御プログラム送信機能を起動する(ステップ
1)。これにより、表示部1gには、空調ブロック伝送
変換部3に接続されているビル管理部2の機種を選択す
るための画面を表示する(ステップ2)。
【0029】次に、操作部1aからビル管理部2の機種
を選択する(ステップ3)。制御部1bの通信制御プロ
グラム送信機能1dによって、不揮発性記憶部1cに記
憶させてある通信制御プログラム1eの中から、ステッ
プ1で選択されたビル管理部2の機種に対応する通信制
御プログラム(図1では通信制御プログラム2)を選択
し、通信制御部1fを介して空調ブロック伝送変換部3
へ送信する(ステップ4)。
【0030】空調ブロック伝送変換部3では、制御部3
aの通信制御プログラム受信機能3cにより、通信制御
部3gを介して空調システム管理部1から通信制御プロ
グラムを受信する(ステップ5)。そして、揮発性記憶
部3fに通信制御プログラム(図2では通信制御プログ
ラム2)を記憶する(ステップ6)。以上の動作により
空調ブロック伝送変換部3はビル管理部2と通信するた
めの通信制御プログラムを受信する。
【0031】なお、この実施の形態1の構成を次のよう
にまとめることができる。この空調管理システムは、空
調機器を集中的に管理するための空調システム管理部
と、空調機器と他の設備とを管理するためのビル管理部
とを備え、空調ブロック伝送変換部を介して空調機器を
管理・制御する。空調システム管理部は、第1制御部と
第1操作部と第1不揮発性記憶部と第1通信制御部を有
する。ビル管理部は、第2制御部と第2操作部と第2不
揮発性記憶部と第2通信制御部を有する。空調ブロック
伝送変換部は、第3制御部と第3不揮発性記憶部と第3
通信制御部と第4通信制御部とを有し、第3通信制御部
と上記空調システム管理部の第1通信制御部を介して空
調システム管理部と接続され、第4通信制御部と上記ビ
ル管理部の第2通信制御部とを介してビル管理部と接続
されている。空調システム管理部の第1操作部は、空調
ブロック伝送変換部とビル管理部との通信で使用する制
御プログラムを指定する機能・手段を有している。空調
システム管理部の第1制御部は、第1不揮発性記憶部に
記憶された通信制御プログラムの中から指定された通信
制御プログラムを選択し、空調ブロック伝送変換部へ送
信する機能・手段を有している。空調ブロック伝送変換
部の第3制御部は、空調システム管理部から受信した通
信制御プログラムをビル管理部との通信制御プログラム
として認識する機能・手段を備えている。
【0032】以上説明した実施の形態によれば、空調シ
ステム管理部1での操作により、空調ブロック伝送変換
部3がビル管理部2と通信で使用するための通信制御プ
ログラムを選択できる空調管理システムを得ることがで
きる。これにより、従来のように、ビル管理部側の通信
制御プロトコルに対応した通信制御プログラムを、物件
ごと空調ブロック伝送変換部などに組み込む必要がなく
なる。
【0033】実施の形態2.図3は本発明の実施の形態
3による空調管理システムを示す構成図である。図3に
おいて、1は空調システムを管理する空調システム管理
部、2は空調システムを含めたビル設備を管理するビル
管理部、3は空調機器を制御するための空調ブロック伝
送変換部、4は空調ブロック伝送変換部3からの信号を
空調機器に伝送する伝送制御部、5は空調システム管理
部1やビル管理部2によって集中的に管理される空調機
器を示す。
【0034】空調ブロック伝送変換部3は、空調システ
ム管理部1とビル管理部2とに接続され、空調機器5と
の通信制御、データ積算、計算処理等を行う。伝送制御
部4は、空調ブロック伝送変換部3と空調機器5との間
に接続され、通信制御、データ積算等を行うものであ
る。
【0035】空調ブロック伝送変換部3の不揮発性記憶
部3bには、ビル管理部2と空調ブロック伝送変換部3
とが通信するために使用する通信制御プログラム3dを
記憶させておく。この通信制御プログラムは、空調ブロ
ック伝送変換部3に接続されるビル管理部2の様々な種
類ごとに異なる通信プロトコルに対応させた通信制御プ
ログラムを複数記憶させておく。図2では通信制御プロ
グラム1から3まで3種類のプログラムを記憶している
場合を示す。
【0036】また空調システム管理部1の制御部1bに
は、操作部1aによる操作で指定された通信制御プログ
ラム番号を通信制御部1fと通信制御部3gとを介して
空調ブロック伝送変換部3へ送信する通信制御プログラ
ム番号送信機能1dを追加しておく。この通信制御プロ
グラム番号送信機能1dでの通信は、空調システム管理
部1と空調ブロック伝送変換部3とが従来の通信で使用
する運転停止指令、冷房や暖房などの運転モード指令な
どと同様にコマンドを追加して定義することで容易に実
現できる。
【0037】また空調ブロック伝送変換部3の制御部3
aには、空調システム管理部1から通信制御部1fと通
信制御部3gとを介して通信制御プログラム番号を受信
した場合に、通信制御プログラム3dの中から対応する
通信制御プログラムを選択し、揮発性記憶部3eに記憶
する機能を追加させておく。
【0038】図4は本発明の実施例3による通信制御プ
ログラム送信動作を示すフローチャートである。図4と
図3を使って本発明の通信制御プログラム送信動作を説
明する。まず、空調システム管理部1の操作部1aから
通信制御プログラム送信機能を起動する(ステップ
1)。これにより、表示部1gには、空調ブロック伝送
変換部3に接続されているビル管理部2の機種を選択す
るための画面を表示する(ステップ2)。この画面によ
り、操作部1aから、ビル管理部2の機種に対応して使
用する通信制御プログラム番号を選択して指定する(ス
テップ3)。
【0039】次に、制御部1bの通信制御プログラム番
号送信機能1dによって、指定された通信制御プログラ
ム番号を、通信制御部1fを介して空調ブロック伝送変
換部3へ送信する(ステップ4)。空調ブロック伝送変
換部3では、制御部3aの通信制御プログラム番号受信
機能3cにより、通信制御部3gを介して空調システム
管理部1から通信制御プログラム番号を受信しこれを認
識する(ステップ5)。
【0040】この認識により、不揮発性記憶部3bに記
憶させてある通信制御プログラム3dの中からステップ
1で選択されたビル管理部2の機種に対応する通信制御
プログラム(図3では通信制御プログラム2)を選択し
揮発性記憶部3fに記憶する(ステップ6)。以上の動
作により空調ブロック伝送変換部3はビル管理部2と通
信するための通信制御プログラムを受信する。
【0041】なお、この実施の形態2の構成を次のよう
にまとめることができる。この空調管理システムは、空
調機器を集中的に管理するための空調システム管理部
と、空調機器と他の設備とを管理するためのビル管理部
とを備え、空調ブロック伝送変換部を介して空調機器を
管理・制御する。空調システム管理部は、第1制御部と
第1操作部と第1不揮発性記憶部と第1通信制御部を有
する。ビル管理部は、第2制御部と第2操作部と第2不
揮発性記憶部と第2通信制御部を有する。空調ブロック
伝送変換部は、第3制御部と第3不揮発性記憶部と第3
通信制御部と第4通信制御部とを有し、第3通信制御部
と上記空調システム管理部の第1通信制御部を介して空
調システム管理部と接続され、第4通信制御部と上記ビ
ル管理部の第2通信制御部とを介してビル管理部と接続
されている。空調システム管理部の第1操作部は、空調
ブロック伝送変換部とビル管理部との通信で使用する制
御プログラムを指定する機能・手段を有する。空調シス
テム管理部の第1制御部は、通信制御プログラム指定番
号を空調ブロック伝送変換部へ送信する機能・手段を有
する。また、空調ブロック伝送変換部の第3制御部は、
空調システム管理部から受信した通信制御プログラム指
定番号をビル管理部との通信制御プログラム指定番号と
して認識し、空調ブロック伝送変換部の第3不揮発性記
憶部に記憶された通信制御プログラムの中から指定され
た通信制御プログラムをビル管理部との通信制御プログ
ラムとして選択する機能を有する。
【0042】以上説明した実施の形態によれば、空調シ
ステム管理部1での操作により、空調ブロック伝送変換
部3がビル管理部2と通信で使用するための通信制御プ
ログラムを選択できる空調管理システムを得ることがで
きる。これにより、従来のように、ビル管理部側の通信
制御プロトコルに対応した通信制御プログラムを、物件
ごと空調ブロック伝送変換部などに組み込む必要がなく
なる。
【0043】以上で、この発明の実施の形態1及び2に
ついて、基本の構成と動作を説明したが、実施の形態1
及び2において、次のような構成・機能を追加してもよ
い。まず、空調ブロック伝送変換部3がビル管理部2用
の通信制御プログラムを受信完了していない状態を検出
した場合に、自動的に空調システム管理部1へ通信制御
プログラム受信未完了の状態を送信したり、通信制御プ
ログラムの送信要求などを送信する機能を、空調ブロッ
ク伝送変換部3に追加してもよい。
【0044】また、空調システム管理部1が空調ブロッ
ク伝送変換部3から通信制御プログラム受信未完了の状
態を受信したり、通信制御プログラムの送信要求などを
受信した場合には、表示部1gに自動的に通信制御プロ
グラム送信指示画面を表示する機能を、空調システム管
理部1に追加してもよい。
【0045】また、空調システム管理部1の不揮発性記
憶部1cに記憶させる通信制御プログラム同士の差異
が、データの意味付け構造などプログラムの一部である
場合には、差異のある部分を含むように一部だけを記憶
させることにより、記憶させるプログラムまたはデータ
を削減したり、空調システム管理部1から空調ブロック
伝送変換部3へ送信するデータの量を削減させるように
してもよい。
【0046】また以上の実施の形態では、通信制御プロ
グラムを、空調システム管理部1の不揮発性記憶部ある
いは空調ブロック伝送変換部3の不揮発性記憶部に記憶
させたが、これを伝送制御部4の不揮発性記憶部(図示
せず)を利用して記憶させても良い。空調ブロック伝送
変換部3と伝送制御部4を含めて広い意味の空調ブロッ
ク伝送変換部とみれば、このどこの記憶部を用いても同
様の動作・機能を実現することができる。
【0047】以上説明したように、本発明では、空調シ
ステム管理部での操作によって、空調ブロック伝送変換
部がビル管理部と通信で使用するための通信制御プログ
ラムを選択して空調ブロック伝送変換部へ送信する機能
を、既存の制御部内に付加することによって、様々な種
類の通信制御プログラムへの対応を可能にすることがで
きる。また、新たに外部記憶装置を設けること無く、既
設の空調システム管理部の操作部と、空調システム管理
部または空調ブロック伝送変換部の不揮発性記憶部と、
空調システム管理部と空調ブロック伝送変換部を接続し
ている通信経路とを用いて、空調ブロック伝送変換部が
ビル管理部との通信で使用するための様々な種類の通信
制御プログラムを記憶させる手段と、これを用いた通信
制御プログラムの選択する方法とを得ることができる。
【0048】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ので、次のような効果を奏する。請求項1〜2に記載の
空調管理システムによれば、空調システム管理部と、ビ
ル管理部と、これら空調システム管理部とビル管理部と
に接続され、空調機器を制御する空調ブロック伝送変換
部とを備えたものにおいて、空調システム管理部の記憶
手段に、ビル管理部の異なる機種に対応してビル管理部
と空調ブロック伝送変換部との通信で使用する複数の制
御プログラムを記憶させ、空調ブロック伝送変換部に接
続されたビル管理部の機種に対応する制御プログラムを
指定手段により指定し、上記空調ブロック伝送変換部の
認識・記憶手段により、空調システム管理部から受信し
た通信制御プログラムをビル管理部との通信制御プログ
ラムとして認識し記憶するようにした。これにより、空
調システム管理部での操作により、空調ブロック伝送変
換部がビル管理部と通信で使用するための通信制御プロ
グラムを選択できる空調管理システムを得ることができ
る。
【0049】また、新たに外部記憶装置を設けること無
く、既設の空調システム管理部の操作部と、空調システ
ム管理部の不揮発性記憶部と、空調システム管理部と空
調ブロック伝送変換部を接続している通信経路とを用い
て、空調ブロック伝送変換部がビル管理部との通信で使
用するための様々な種類の通信制御プログラムを記憶さ
せることができ、また、これを用いて通信制御プログラ
ムの選択をすることができる空調管理システムを得るこ
とができる。
【0050】また、請求項3〜5の空調管理システムに
よれば、空調システム管理部と、ビル管理部と、これら
空調システム管理部とビル管理部とに接続され、空調機
器を制御する空調ブロック伝送変換部とを備えたものに
おいて、上記空調システム管理部の指定手段により、空
調ブロック伝送変換部に接続されたビル管理部の機種に
対応する制御プログラムを指定し、指定された制御プロ
グラムを特定する信号を送信手段により空調ブロック伝
送変換部に送信し、上記空調ブロック伝送変換部の記憶
手段により、ビル管理部の異なる機種に対応してビル管
理部との通信で使用する複数の制御プログラムを記憶さ
せ、空調システム管理部から受信した通信制御プログラ
ムを特定する信号に対応して記憶された複数の通信制御
プログラムの中から特定された通信制御プログラムを選
択手段により選択するようにした。これにより、空調シ
ステム管理部での操作により、空調ブロック伝送変換部
がビル管理部と通信で使用するための通信制御プログラ
ムを選択できる空調管理システムを得ることができる。
【0051】また、新たに外部記憶装置を設けること無
く、既設の空調システム管理部の操作部と、空調ブロッ
ク伝送変換部の不揮発性記憶部と、空調システム管理部
と空調ブロック伝送変換部を接続している通信経路とを
用いて、空調ブロック伝送変換部がビル管理部との通信
で使用するための様々な種類の通信制御プログラムを記
憶させることができ、また、これを用いて通信制御プロ
グラムの選択をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による空調管理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1による空調管理システ
ムの通信制御プログラム送信動作を示すフローチャート
である。
【図3】 本発明の実施の形態2による空調管理システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態2による空調管理システ
ムの通信制御プログラム送信動作を示すフローチャート
である。
【図5】 従来の空調管理システムの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1 空調システム管理部、 1a 空調システム管理部の操作部、 1b 空調システム管理部の制御部、 1c 空調システム管理部の不揮発性記憶部、 1d 通信制御プログラム送信機能、 1e 空調ブロック伝送変換部のビル管理部用通信制御
プログラム、 1f 空調システム管理部の通信制御部、 1g 空調システム管理部の表示部、 2 ビル管理部、 2a ビル管理部の制御部、 2b ビル管理部の不揮発記憶部、 2c ビル管理部の通信制御プログラム、 2d ビル管理部の揮発性記憶部、 2e 複写されたビル管理部通信制御プログラム 2f ビル管理部の通信制御部、 2g ビル管理部の表示部、 3 空調ブロック伝送変換部、 3a 空調ブロック伝送変換部の制御部、 3b 空調ブロック伝送変換部の不揮発性記憶部、 3c 通信制御プログラム受信認識機能、 3d 空調ブロック伝送変換部のビル管理部用通信制御
プログラム、 3e 空調ブロック伝送変換部の揮発性記憶部、 3f 複写された空調ブロック伝送変換部のビル管理部
用通信制御プログラム、 3g 空調ブロック伝送変換部のビル管理部用通信制御
部、 3h 空調ブロック伝送変換部の空調システム管理部用
通信制御部、 3i 空調ブロック伝送変換部の伝送制御部用通信制御
部、 4 伝送制御部、 5 空調機器。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルに配置された空調機器を管理する空
    調システム管理部と、上記空調機器を含めたビル設備を
    管理するビル管理部と、上記空調システム管理部と上記
    ビル管理部とに接続され上記空調機器を制御する空調ブ
    ロック伝送変換部とを備えたものにおいて、 上記空調システム管理部には、上記ビル管理部の異なる
    機種に対応して上記ビル管理部と上記空調ブロック伝送
    変換部との通信で使用する複数の通信制御プログラムを
    記憶する記憶手段と、上記空調ブロック伝送変換部に接
    続されたビル管理部の機種に対応する通信制御プログラ
    ムを指定する指定手段と、指定された制御プログラムを
    上記空調ブロック伝送変換部に送信する送信手段とを備
    え、 上記空調ブロック伝送変換部には、上記空調システム管
    理部から受信した通信制御プログラムを上記ビル管理部
    との通信制御プログラムとして認識する認識手段と、認
    識した通信制御プログラムを記憶する記憶手段とを備え
    たことを特徴とする空調管理システム。
  2. 【請求項2】 上記空調システム管理部において、通信
    制御プログラムを指定する指定手段は、上記記憶手段に
    記憶された複数の通信制御プログラムを画面表示する表
    示機能と、表示された複数の通信制御プログラムから特
    定の通信制御プログラムを指定する操作機能とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調管理システム。
  3. 【請求項3】 ビルに配置された空調機器を管理する空
    調システム管理部と、上記空調機器を含めたビル設備を
    管理するビル管理部と、上記空調システム管理部と上記
    ビル管理部とに接続され上記空調機器を制御する空調ブ
    ロック伝送変換部とを備えたものにおいて、 上記空調システム管理部には、上記空調ブロック伝送変
    換部に接続されたビル管理部の機種に対応する通信制御
    プログラムを指定する指定手段と、指定された通信制御
    プログラムを特定する信号を上記空調ブロック伝送変換
    部に送信する送信手段とを備え、 上記空調ブロック伝送変換部には、上記ビル管理部の異
    なる機種に対応して上記ビル管理部との通信で使用する
    複数の通信制御プログラムを記憶する記憶手段と、上記
    空調システム管理部から受信した通信制御プログラムを
    特定する信号に対応して上記記憶された複数の通信制御
    プログラムの中から特定された通信制御プログラムを選
    択する選択手段とを備えたことを備えたことを特徴とす
    る空調管理システム。
  4. 【請求項4】 上記空調システム管理部において、通信
    制御プログラムを指定する指定手段は、上記空調ブロッ
    ク伝送変換部の記憶手段に記憶された複数の通信制御プ
    ログラムを画面表示する表示機能と、表示された複数の
    通信制御プログラムから特定の通信制御プログラムを指
    定する操作機能とを有することを特徴とする請求項3に
    記載の空調管理システム。
  5. 【請求項5】 上記空調ブロック伝送変換部において、
    特定された通信制御プログラムを選択する選択手段は、
    上記空調システム管理部から受信した通信制御プログラ
    ムを特定する信号をビル管理部との通信制御プログラム
    を特定する信号として認識する認識機能と、この認識に
    より通信制御プログラムを選択して記憶する揮発性記憶
    機能とを有することを特徴とする請求項3又は4に記載
    の空調管理システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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